JP3470698B2 - カートリッジライブラリ装置及びそのセル検査方法 - Google Patents
カートリッジライブラリ装置及びそのセル検査方法Info
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- JP3470698B2 JP3470698B2 JP2001003804A JP2001003804A JP3470698B2 JP 3470698 B2 JP3470698 B2 JP 3470698B2 JP 2001003804 A JP2001003804 A JP 2001003804A JP 2001003804 A JP2001003804 A JP 2001003804A JP 3470698 B2 JP3470698 B2 JP 3470698B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気記憶テープ
カートリッジを収納するセルを集合したカートリッジラ
イブラリ装置に関し、特に、カートリッジを新たなセル
に収納するとき、該セルに障害が生じているか否かを事
前に検査した後、カートリッジを収納し、収納カートリ
ッジの取り出し不能障害を予防するカートリッジライブ
ラリ装置及びそのセル検査方法に関する。
カートリッジを収納するセルを集合したカートリッジラ
イブラリ装置に関し、特に、カートリッジを新たなセル
に収納するとき、該セルに障害が生じているか否かを事
前に検査した後、カートリッジを収納し、収納カートリ
ッジの取り出し不能障害を予防するカートリッジライブ
ラリ装置及びそのセル検査方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】コンピュータシステムが蓄えるデータ量
の増大に伴い、大規模なカートリッジライブラリ装置が
利用されている。大規模なカートリッジライブラリ装置
には、収納庫に数千個以上のセルを持つ場合がある。莫
大な数のセルがあるため、セルのうちには、何らかの理
由でカートリッジ収納を禁止したセル、カートリッジを
収納できない障害が生じたセル、等がある。装置運用に
際して、カートリッジを収納禁止セルに誤収納する、あ
るいは、障害セルからカートリッジを取り出せなくなる
等、運用に支障を来すことが生じる。
の増大に伴い、大規模なカートリッジライブラリ装置が
利用されている。大規模なカートリッジライブラリ装置
には、収納庫に数千個以上のセルを持つ場合がある。莫
大な数のセルがあるため、セルのうちには、何らかの理
由でカートリッジ収納を禁止したセル、カートリッジを
収納できない障害が生じたセル、等がある。装置運用に
際して、カートリッジを収納禁止セルに誤収納する、あ
るいは、障害セルからカートリッジを取り出せなくなる
等、運用に支障を来すことが生じる。
【０００３】特開平６−３６４３４号公報によれば、人
手によって、カートリッジを誤セルに収納することを防
止する発明が説明されている。セルに収納されていたカ
ートリッジが取り出されている間に、該セルが空き状態
であるため、誤って新たなカートリッジを収納してしま
う場合に当たる。つまり、カートリッジの収納が禁止さ
れている状態のセルに対する誤操作である。収納禁止す
る方法として、扉をロックし開かないようにして、収納
を物理的に禁止する、あるいは収納したカートリッジを
自動排出する、または収納禁止セルに収納するとアラー
トを出す、などが説明されている。
手によって、カートリッジを誤セルに収納することを防
止する発明が説明されている。セルに収納されていたカ
ートリッジが取り出されている間に、該セルが空き状態
であるため、誤って新たなカートリッジを収納してしま
う場合に当たる。つまり、カートリッジの収納が禁止さ
れている状態のセルに対する誤操作である。収納禁止す
る方法として、扉をロックし開かないようにして、収納
を物理的に禁止する、あるいは収納したカートリッジを
自動排出する、または収納禁止セルに収納するとアラー
トを出す、などが説明されている。
【０００４】この公報の発明では、セル自体に障害が生
じていることを知らないで新たなカートリッジを収納
し、収納後、カートリッジがセルから取り出せない場合
を防止できない。セル自体が障害を起こす原因は、セル
自体が歪む、あるいはセル自体の調整が狂う、または、
セルにゴミなどの異物が侵入する、などによって生じる
ことがある。
じていることを知らないで新たなカートリッジを収納
し、収納後、カートリッジがセルから取り出せない場合
を防止できない。セル自体が障害を起こす原因は、セル
自体が歪む、あるいはセル自体の調整が狂う、または、
セルにゴミなどの異物が侵入する、などによって生じる
ことがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】セルからカートリッジ
が取り出せなくなるのは、セル自体の歪みや調整の狂い
やゴミの侵入によって生じる障害である。この障害を予
防することは、膨大な数のセルを正常か否かをチェック
しなければならず、日常の保守作業で実施することは難
しい。そこで、空きセルに新たなカートリッジを収納す
るとき、事前に、セルが異常あるか否かをチェックし
て、異常がないとき、該セルにカートリッジを収納する
手順を設けて、障害セルの使用を回避する。
が取り出せなくなるのは、セル自体の歪みや調整の狂い
やゴミの侵入によって生じる障害である。この障害を予
防することは、膨大な数のセルを正常か否かをチェック
しなければならず、日常の保守作業で実施することは難
しい。そこで、空きセルに新たなカートリッジを収納す
るとき、事前に、セルが異常あるか否かをチェックし
て、異常がないとき、該セルにカートリッジを収納する
手順を設けて、障害セルの使用を回避する。
【０００６】この発明の目的は、新たな空きセルにカー
トリッジを収納するとき、該セルに評価用カートリッジ
を収納して取り出し、該セルが正常であることを検査す
る手順を設けたカートリッジライブラリ装置及びそのセ
ル検査方法にある。
トリッジを収納するとき、該セルに評価用カートリッジ
を収納して取り出し、該セルが正常であることを検査す
る手順を設けたカートリッジライブラリ装置及びそのセ
ル検査方法にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明の、
磁気記憶テープカートリッジを収納するセルを集合した
収納庫と、カートリッジを装着して磁気記憶テープを読
み書きする複数のドライブと、外部に対してカートリッ
ジを入出する投入／排出口と、カートリッジを投入／排
出口から出入する、セル間を移動させる、あるいはドラ
イブに着脱する、またはカートリッジを元のセルに収納
する、ことを動作するアクセッサと、を有するライブラ
リ装置と、上位の処理装置の指令によって、カートリッ
ジを選択し、移動させる、あるいは読み書きする、また
は収納排出する、制御を実行するライブラリ利用手段
と、ライブラリ利用手段の制御によってアクセッサを作
動させるライブラリ制御手段と、を有するライブラリ管
理装置と、を備えるカートリッジライブラリ装置におい
て、前記ライブラリ管理装置は、セルに対して、カート
リッジを支障なく入出できるか否かを検査する評価用カ
ートリッジを登録するセル評価用カートリッジ登録テー
ブルと、各セルの状態を登録するライブラリ管理テーブ
ルと、を備えることを特徴とする。
磁気記憶テープカートリッジを収納するセルを集合した
収納庫と、カートリッジを装着して磁気記憶テープを読
み書きする複数のドライブと、外部に対してカートリッ
ジを入出する投入／排出口と、カートリッジを投入／排
出口から出入する、セル間を移動させる、あるいはドラ
イブに着脱する、またはカートリッジを元のセルに収納
する、ことを動作するアクセッサと、を有するライブラ
リ装置と、上位の処理装置の指令によって、カートリッ
ジを選択し、移動させる、あるいは読み書きする、また
は収納排出する、制御を実行するライブラリ利用手段
と、ライブラリ利用手段の制御によってアクセッサを作
動させるライブラリ制御手段と、を有するライブラリ管
理装置と、を備えるカートリッジライブラリ装置におい
て、前記ライブラリ管理装置は、セルに対して、カート
リッジを支障なく入出できるか否かを検査する評価用カ
ートリッジを登録するセル評価用カートリッジ登録テー
ブルと、各セルの状態を登録するライブラリ管理テーブ
ルと、を備えることを特徴とする。
【０００８】更に、前記評価用カートリッジは、特別規
格のセル検査用カートリッジあるいは通常規格の通常用
カートリッジであることを特徴とする。
格のセル検査用カートリッジあるいは通常規格の通常用
カートリッジであることを特徴とする。
【０００９】更に、前記セル評価用カートリッジ登録テ
ーブルは、評価用カートリッジの識別名を登録すること
を特徴とする。
ーブルは、評価用カートリッジの識別名を登録すること
を特徴とする。
【００１０】更に、前記ライブラリ管理テーブルは、収
納庫のセル毎に、セルアドレスと、収納カートリッジの
有無と、収納カートリッジ名と、使用実績の有無と、収
納禁止及び障害の有無と、を含むことを特徴とする。
納庫のセル毎に、セルアドレスと、収納カートリッジの
有無と、収納カートリッジ名と、使用実績の有無と、収
納禁止及び障害の有無と、を含むことを特徴とする。
【００１１】更に、磁気記憶テープカートリッジを収納
するセルを集合した収納庫と、カートリッジを装着して
磁気記憶テープを読み書きする複数のドライブと、外部
に対してカートリッジを入出する投入／排出口と、カー
トリッジを投入／排出口から出入する、セル間を移動さ
せる、あるいはドライブに着脱する、またはカートリッ
ジを元のセルに収納する、ことを動作するアクセッサ
と、を有するライブラリ装置と、上位の処理装置の指令
によって、カートリッジを選択し、移動させる、あるい
は読み書きする、または収納排出する、の制御を実行す
るライブラリ利用手段と、ライブラリ利用手段の制御に
よってアクセッサを作動させるライブラリ制御手段と、
を有するライブラリ管理装置と、を備えるカートリッジ
ライブラリ装置のセル検査方法において、カートリッジ
を収納する各セルの状態を管理するライブラリ管理テー
ブルから、空きセルでかつ無障害の第１のセルを探索す
るステップと、第１のセルに使用実績があるか否かを判
定し、使用実績があるとき、投入／排出口にある第１の
カートリッジを第１のセルに収納する指令を発行するス
テップと、第１のセルに使用実績がないとき、ライブラ
リ管理テーブルを探索し、収納カートリッジがあり、か
つ収納カートリッジが評価用カートリッジである第２の
セルを選択するステップと、第２のセルの評価用カート
リッジを第１のセルに収納し、収納が成功か不成功かを
判定するステップと、評価用カートリッジの収納が成功
であるとき、第１のセルから評価用カートリッジを第２
のセルの戻し、第１のセルに第１のカートリッジを収納
するステップと、評価用カートリッジの収納が不成功で
あるとき、障害を生じたセルをライブラリ管理テーブル
に障害有を登録するステップと、障害を生じたセルが第
１のセルであるとき、第１のセルの探索に戻るステップ
と、障害を生じたセルが第２のセルであるとき、第２の
セルの探索に戻るステップと、投入／排出口から第１の
セルにカートリッジの収納に成功であるとき、ライブラ
リ管理テーブルの第１のセルに対して、収納カートリッ
ジの有無と、収納カートリッジの媒体名と、セル使用実
績の有無と、を更新するステップと、投入／排出口から
第１のセルにカートリッジ収納に不成功であるとき、カ
ートリッジの収納失敗による終了するステップと、を実
行することを特徴とする。
するセルを集合した収納庫と、カートリッジを装着して
磁気記憶テープを読み書きする複数のドライブと、外部
に対してカートリッジを入出する投入／排出口と、カー
トリッジを投入／排出口から出入する、セル間を移動さ
せる、あるいはドライブに着脱する、またはカートリッ
ジを元のセルに収納する、ことを動作するアクセッサ
と、を有するライブラリ装置と、上位の処理装置の指令
によって、カートリッジを選択し、移動させる、あるい
は読み書きする、または収納排出する、の制御を実行す
るライブラリ利用手段と、ライブラリ利用手段の制御に
よってアクセッサを作動させるライブラリ制御手段と、
を有するライブラリ管理装置と、を備えるカートリッジ
ライブラリ装置のセル検査方法において、カートリッジ
を収納する各セルの状態を管理するライブラリ管理テー
ブルから、空きセルでかつ無障害の第１のセルを探索す
るステップと、第１のセルに使用実績があるか否かを判
定し、使用実績があるとき、投入／排出口にある第１の
カートリッジを第１のセルに収納する指令を発行するス
テップと、第１のセルに使用実績がないとき、ライブラ
リ管理テーブルを探索し、収納カートリッジがあり、か
つ収納カートリッジが評価用カートリッジである第２の
セルを選択するステップと、第２のセルの評価用カート
リッジを第１のセルに収納し、収納が成功か不成功かを
判定するステップと、評価用カートリッジの収納が成功
であるとき、第１のセルから評価用カートリッジを第２
のセルの戻し、第１のセルに第１のカートリッジを収納
するステップと、評価用カートリッジの収納が不成功で
あるとき、障害を生じたセルをライブラリ管理テーブル
に障害有を登録するステップと、障害を生じたセルが第
１のセルであるとき、第１のセルの探索に戻るステップ
と、障害を生じたセルが第２のセルであるとき、第２の
セルの探索に戻るステップと、投入／排出口から第１の
セルにカートリッジの収納に成功であるとき、ライブラ
リ管理テーブルの第１のセルに対して、収納カートリッ
ジの有無と、収納カートリッジの媒体名と、セル使用実
績の有無と、を更新するステップと、投入／排出口から
第１のセルにカートリッジ収納に不成功であるとき、カ
ートリッジの収納失敗による終了するステップと、を実
行することを特徴とする。
【００１２】更に、セルを探索する方法は、ライブラリ
管理テーブルのセルアドレスを昇順あるいはラウンドロ
ビンに探索することを特徴とする。
管理テーブルのセルアドレスを昇順あるいはラウンドロ
ビンに探索することを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。図１を参照すると、この発明の一実施
例は、ライブラリ管理装置１０１と、ライブラリ装置１
１１と、で構成される。ライブラリ管理装置１０１は、
ライブラリ制御手段１０２と、セル評価用カートリッジ
登録テーブル１０５を有するライブラリ利用手段１０３
と、ライブラリ管理ファイル１０４と、を備える。
照して説明する。図１を参照すると、この発明の一実施
例は、ライブラリ管理装置１０１と、ライブラリ装置１
１１と、で構成される。ライブラリ管理装置１０１は、
ライブラリ制御手段１０２と、セル評価用カートリッジ
登録テーブル１０５を有するライブラリ利用手段１０３
と、ライブラリ管理ファイル１０４と、を備える。
【００１４】ライブラリ装置１１１は、磁気記憶テープ
（以降、媒体と称す）を収納するカートリッジを収納す
る多数のセル１１２１からなる収納庫１１２と、媒体へ
のデータの読み書きを行う１台以上のドライブ１１３
と、外部からカートリッジを投入したり排出したりする
ための投入／排出口１１４と、セル１１２やドライブ１
１３や投入／排出口１１４などの間でカートリッジを移
動させるアクセッサ１１５と、を有する。
（以降、媒体と称す）を収納するカートリッジを収納す
る多数のセル１１２１からなる収納庫１１２と、媒体へ
のデータの読み書きを行う１台以上のドライブ１１３
と、外部からカートリッジを投入したり排出したりする
ための投入／排出口１１４と、セル１１２やドライブ１
１３や投入／排出口１１４などの間でカートリッジを移
動させるアクセッサ１１５と、を有する。
【００１５】ライブラリ管理装置１０１は、アクセッサ
１１５に指令を送ることによって、カートリッジを投入
／排出口１１４から指定したセル１１２１に移動させる
こと、セル１１２１とドライブ１１３の間の取り出し収
納、あるいは着脱、またはセル１１２１から投入／排出
口１１４へカートリッジを移動させることなどができ
る。また、ライブラリ管理装置１０１は、格納している
全てのカートリッジについてカートリッジ名と格納位置
の情報とを登録したライブラリ管理テーブル１０４を保
有する。また、ライブラリ管理装置１０１は、ライブラ
リ装置１１１を利用する利用者や他の装置に対して、各
種のカートリッジ移動要求を受け付け、結果を表示する
ためのインタフェースであるライブラリ利用手段１０３
を有する。
１１５に指令を送ることによって、カートリッジを投入
／排出口１１４から指定したセル１１２１に移動させる
こと、セル１１２１とドライブ１１３の間の取り出し収
納、あるいは着脱、またはセル１１２１から投入／排出
口１１４へカートリッジを移動させることなどができ
る。また、ライブラリ管理装置１０１は、格納している
全てのカートリッジについてカートリッジ名と格納位置
の情報とを登録したライブラリ管理テーブル１０４を保
有する。また、ライブラリ管理装置１０１は、ライブラ
リ装置１１１を利用する利用者や他の装置に対して、各
種のカートリッジ移動要求を受け付け、結果を表示する
ためのインタフェースであるライブラリ利用手段１０３
を有する。
【００１６】ライブラリ利用手段１０３は、セル評価用
カートリッジ登録テーブル１０５を有する。セル評価用
カートリッジ登録テーブル１０５は、セルを検査するた
めにライブラリ装置に外部から投入した評価用カートリ
ッジ、または、既にセル１１２１に収納されている評価
用カートリッジを登録する。評価用カートリッジは、規
格が特別なものである必要はなく、通常規格の通常デー
タ格納用カートリッジと同じ規格のものを利用できる。
カートリッジ登録テーブル１０５を有する。セル評価用
カートリッジ登録テーブル１０５は、セルを検査するた
めにライブラリ装置に外部から投入した評価用カートリ
ッジ、または、既にセル１１２１に収納されている評価
用カートリッジを登録する。評価用カートリッジは、規
格が特別なものである必要はなく、通常規格の通常デー
タ格納用カートリッジと同じ規格のものを利用できる。
【００１７】図２を参照すると、ライブラリ管理テーブ
ル１０４は、収納庫１１２の全てのセル１１２１毎に、
収納されているカートリッジの名称１０４３と、カート
リッジが格納されているセルのセルアドレス１０４１
と、個々のセルの使用実績の有無１０４４と、カートリ
ッジの収納を禁止しているか、あるいは取り出し障害が
発生しているか否かを示す収納禁止、障害の有無１０４
５と、を含む。
ル１０４は、収納庫１１２の全てのセル１１２１毎に、
収納されているカートリッジの名称１０４３と、カート
リッジが格納されているセルのセルアドレス１０４１
と、個々のセルの使用実績の有無１０４４と、カートリ
ッジの収納を禁止しているか、あるいは取り出し障害が
発生しているか否かを示す収納禁止、障害の有無１０４
５と、を含む。
【００１８】図３を参照すると、セル評価用カートリッ
ジ管理テーブル１０５は、収納庫１１２に収納されてい
る全ての評価用カートリッジ名称を登録した一覧表であ
る。
ジ管理テーブル１０５は、収納庫１１２に収納されてい
る全ての評価用カートリッジ名称を登録した一覧表であ
る。
【００１９】次に、図２，図３を援用し、図４を参照し
て、この実施例の動作について説明する。まず、図２に
例示する収納庫１１２のセルの状態を示すライブラリ管
理テーブル１０４には、 ・セルアドレス＝１，５には通常のカートリッジの名称
ＡＢＣ００１／ＡＢＣ／００２が収納されている。
て、この実施例の動作について説明する。まず、図２に
例示する収納庫１１２のセルの状態を示すライブラリ管
理テーブル１０４には、 ・セルアドレス＝１，５には通常のカートリッジの名称
ＡＢＣ００１／ＡＢＣ／００２が収納されている。
【００２０】・セルアドレス＝２，６は使用された実績
がない。
がない。
【００２１】・セルアドレス＝３には評価用カートリッ
ジＴＥＳＴ０１が収納されているが、障害で取り出せな
い状況。
ジＴＥＳＴ０１が収納されているが、障害で取り出せな
い状況。
【００２２】・セルアドレス＝４は過去に使われたこと
があるが、現在はカートリッジは収納されていない。
があるが、現在はカートリッジは収納されていない。
【００２３】・セルアドレス＝７には評価用カートリッ
ジＴＥＳＴ０２が収納されている。
ジＴＥＳＴ０２が収納されている。
【００２４】次に、図４に示すフローを用いて、この実
施例のカートリッジ投入時の動作を説明する。まず、投
入／排出口１１４からカートリッジをセルに収納する場
合を説明する。空きセルをライブラリ管理テーブル１０
４をセルアドレス１０４１をで昇順に探索する。「収納
カートリッジの有無」＝「なし」、かつ「障害の有無」
＝「なし」を満たすセルアドレス＝「４」が選択された
とする（ステップ４１）。セルアドレス＝「４」は「使
用実績」＝「あり」である。これは、既に使用実績のあ
るセルを検査する必要はないので、無駄な動作を省くた
めである（ステップ４２のＹ）。セルアドレス＝「４」
へカートリッジを移動させる命令をアクセッサ１１５に
対して発行する（ステップ４８）。該移動命令が成功す
れば、カートリッジの収納に成功してたので（ステップ
４９のＹ）、ライブラリ管理テーブル１０４のセルアド
レス＝「４」を更新して処理を終える（ステップ５
０）。移動命令が失敗した場合（ステップ４９のＮ）、
カートリッジ収納失敗として処理を終える。
施例のカートリッジ投入時の動作を説明する。まず、投
入／排出口１１４からカートリッジをセルに収納する場
合を説明する。空きセルをライブラリ管理テーブル１０
４をセルアドレス１０４１をで昇順に探索する。「収納
カートリッジの有無」＝「なし」、かつ「障害の有無」
＝「なし」を満たすセルアドレス＝「４」が選択された
とする（ステップ４１）。セルアドレス＝「４」は「使
用実績」＝「あり」である。これは、既に使用実績のあ
るセルを検査する必要はないので、無駄な動作を省くた
めである（ステップ４２のＹ）。セルアドレス＝「４」
へカートリッジを移動させる命令をアクセッサ１１５に
対して発行する（ステップ４８）。該移動命令が成功す
れば、カートリッジの収納に成功してたので（ステップ
４９のＹ）、ライブラリ管理テーブル１０４のセルアド
レス＝「４」を更新して処理を終える（ステップ５
０）。移動命令が失敗した場合（ステップ４９のＮ）、
カートリッジ収納失敗として処理を終える。
【００２５】更に、投入／排出口１１４からカートリッ
ジを使用実績のないセルに収納する場合を説明する。空
きセルをライブラリ管理テーブル１０４を探索する。セ
ルアドレス＝「２」が選択されたとする（ステップ４
１）。セルアドレス＝「２」は「使用実績」＝「なし」
である。これは、使用実績のないセルにカートリッジを
収納する前に、評価用カートリッジを使ってセル自体を
検査することを意味する（ステップ４２のＮ）。セルア
ドレス＝「２」を検査する評価用カートリッジをライブ
ラリ管理テーブル１０４から探索する。セルアドレス＝
「３」にセル評価用カートリッジのＴＥＳＴ０１がある
が、「障害の有無」＝「有り」であるので、セルアドレ
ス＝「７」のＴＥＳＴ０２が選択される（ステップ４
３）。アクセサ１１５にセルアドレス＝「７」にある評
価用カートリッジのＴＥＳＴ０２をセルアドレス＝
「２」に移動させる指令を発行する（ステップ４４）。
この移動に成功すれば（ステップ４５のＹ）、セルアド
レス＝「２」は、カートリッジ収納動作については、障
害無く実行できることが確認できたことになる（ステッ
プ４５のＹ）。この移動に失敗した場合（ステップ４５
のＮ）、セルアドレス＝「２」を「障害の有無」＝「あ
り」に更新して、再度、別のセルを評価用カートリッジ
で検査すべく、セルアドレス＝「２」が障害の場合、ス
テップ４１に、あるいは、セルアドレス＝「７」が障害
の場合、ステップ４３に、それぞれ戻る（ステップ５
２）。ライブラリ管理装置１０１は、セルアドレス＝
「２」からセル評価用カートリッジのＴＥＳＴ０２をセ
ルアドレス＝「７」に戻す指令をアクセッサ１１５に発
行する。この移動に成功すれば、セルアドレス＝「２」
は取り出し動作についても障害なく使用できることが確
認できたことになる（ステップ４７のＹ）。
ジを使用実績のないセルに収納する場合を説明する。空
きセルをライブラリ管理テーブル１０４を探索する。セ
ルアドレス＝「２」が選択されたとする（ステップ４
１）。セルアドレス＝「２」は「使用実績」＝「なし」
である。これは、使用実績のないセルにカートリッジを
収納する前に、評価用カートリッジを使ってセル自体を
検査することを意味する（ステップ４２のＮ）。セルア
ドレス＝「２」を検査する評価用カートリッジをライブ
ラリ管理テーブル１０４から探索する。セルアドレス＝
「３」にセル評価用カートリッジのＴＥＳＴ０１がある
が、「障害の有無」＝「有り」であるので、セルアドレ
ス＝「７」のＴＥＳＴ０２が選択される（ステップ４
３）。アクセサ１１５にセルアドレス＝「７」にある評
価用カートリッジのＴＥＳＴ０２をセルアドレス＝
「２」に移動させる指令を発行する（ステップ４４）。
この移動に成功すれば（ステップ４５のＹ）、セルアド
レス＝「２」は、カートリッジ収納動作については、障
害無く実行できることが確認できたことになる（ステッ
プ４５のＹ）。この移動に失敗した場合（ステップ４５
のＮ）、セルアドレス＝「２」を「障害の有無」＝「あ
り」に更新して、再度、別のセルを評価用カートリッジ
で検査すべく、セルアドレス＝「２」が障害の場合、ス
テップ４１に、あるいは、セルアドレス＝「７」が障害
の場合、ステップ４３に、それぞれ戻る（ステップ５
２）。ライブラリ管理装置１０１は、セルアドレス＝
「２」からセル評価用カートリッジのＴＥＳＴ０２をセ
ルアドレス＝「７」に戻す指令をアクセッサ１１５に発
行する。この移動に成功すれば、セルアドレス＝「２」
は取り出し動作についても障害なく使用できることが確
認できたことになる（ステップ４７のＹ）。
【００２６】この移動に失敗した場合（ステップ４７の
Ｎ）、障害を起こしたセルについてのライブラリ管理テ
ーブルを「障害の有無」＝「あり」に更新して、再度、
別のセルを探索するステップ４１またはステップ４３に
戻る（ステップ５２）。以上に説明したように、評価用
カートリッジを使ってセルが正常に使えることを確認し
た上で、所要のカートリッジを収納する。
Ｎ）、障害を起こしたセルについてのライブラリ管理テ
ーブルを「障害の有無」＝「あり」に更新して、再度、
別のセルを探索するステップ４１またはステップ４３に
戻る（ステップ５２）。以上に説明したように、評価用
カートリッジを使ってセルが正常に使えることを確認し
た上で、所要のカートリッジを収納する。
【００２７】
【発明の効果】この発明の第１の効果は、カートリッジ
の出し入れが正常にできない障害状態のセルが有って
も、該セルの使用を回避して、ライブラリ装置の動作を
継続できることにある。その理由は、データ格納に使う
通常のカートリッジを使用実績のないセルにいきなり収
納するのではなく、評価用カートリッジでセルに異常が
ないことを確認してから通常のカートリッジを収納する
ので、データ格納に用いるカートリッジを障害セルに収
納し、取り出しができないなどのトラブルになる可能性
を極めて低くできるためである。
の出し入れが正常にできない障害状態のセルが有って
も、該セルの使用を回避して、ライブラリ装置の動作を
継続できることにある。その理由は、データ格納に使う
通常のカートリッジを使用実績のないセルにいきなり収
納するのではなく、評価用カートリッジでセルに異常が
ないことを確認してから通常のカートリッジを収納する
ので、データ格納に用いるカートリッジを障害セルに収
納し、取り出しができないなどのトラブルになる可能性
を極めて低くできるためである。
【００２８】更に、第２の効果は、短期間でライブラリ
装置を導入できることにある。その理由は、セルの全数
検査を完全に実施せずにライブラリ装置を使用開始して
も、セルが正常であることを確認しながら使用実績のな
いセルを使用するため、トラブルになることが予防でき
るためである。
装置を導入できることにある。その理由は、セルの全数
検査を完全に実施せずにライブラリ装置を使用開始して
も、セルが正常であることを確認しながら使用実績のな
いセルを使用するため、トラブルになることが予防でき
るためである。
【図１】この発明の実施の形態を示す図である。
【図２】図１のライブラリ管理テーブルを例示する図で
ある。
ある。
【図３】図１の評価用カートリッジ管理テーブルを例示
する図である。
する図である。
【図４】この実施の形態の動作を示すフローである。
１０１ ライブラリ管理装置
１０２ ライブラリ制御手段
１０３ ライブラリ利用手段
１０４ ライブラリ管理テーブル
１０５ セル評価用カートリッジ登録テーブル
１１１ ライブラリ装置
１１２ 収納庫
１１３ ドライブ
１１４ 投入／排出口
１１５ アクセサ
Claims (6)
- 【請求項１】 磁気記憶テープカートリッジを収納する
セルを集合した収納庫と、カートリッジを装着して磁気
記憶テープを読み書きする複数のドライブと、外部に対
してカートリッジを入出する投入／排出口と、カートリ
ッジを投入／排出口から出入する、セル間を移動させ
る、あるいはドライブに着脱する、またはカートリッジ
を元のセルに収納する、ことを動作するアクセッサと、
を有するライブラリ装置と、 上位の処理装置の指令によって、カートリッジを選択
し、移動させる、あるいは読み書きする、または収納排
出する、制御を実行するライブラリ利用手段と、ライブ
ラリ利用手段の制御によってアクセッサを作動させるラ
イブラリ制御手段と、を有するライブラリ管理装置と、 を備えるカートリッジライブラリ装置において、 前記ライブラリ管理装置は、 セルに対して、カートリッジを支障なく入出できるか否
かを検査する評価用カートリッジを登録するセル評価用
カートリッジ登録テーブルと、 各セルの状態を登録するライブラリ管理テーブルと、 を備えることを特徴とするカートリッジライブラリ装
置。 - 【請求項２】 前記評価用カートリッジは、 特別規格のセル検査用カートリッジあるいは通常規格の
通常用カートリッジであることを特徴とする請求項１記
載のカートリッジライブラリ装置。 - 【請求項３】 前記セル評価用カートリッジ登録テーブ
ルは、 評価用カートリッジの識別名を登録することを特徴とす
る請求項１記載のカートリッジライブラリ装置。 - 【請求項４】 前記ライブラリ管理テーブルは、 収納庫のセル毎に、セルアドレスと、収納カートリッジ
の有無と、収納カートリッジ名と、使用実績の有無と、
収納禁止及び障害の有無と、を含むことを特徴とする請
求項１記載のカートリッジライブラリ装置。 - 【請求項５】 磁気記憶テープカートリッジを収納する
セルを集合した収納庫と、カートリッジを装着して磁気
記憶テープを読み書きする複数のドライブと、外部に対
してカートリッジを入出する投入／排出口と、カートリ
ッジを投入／排出口から出入する、セル間を移動させ
る、あるいはドライブに着脱する、またはカートリッジ
を元のセルに収納する、ことを動作するアクセッサと、
を有するライブラリ装置と、 上位の処理装置の指令によって、カートリッジを選択
し、移動させる、あるいは読み書きする、または収納排
出する、の制御を実行するライブラリ利用手段と、ライ
ブラリ利用手段の制御によってアクセッサを作動させる
ライブラリ制御手段と、を有するライブラリ管理装置
と、 を備えるカートリッジライブラリ装置のセル検査方法に
おいて、 カートリッジを収納する各セルの状態を管理するライブ
ラリ管理テーブルから、空きセルでかつ無障害の第１の
セルを探索するステップと、 第１のセルに使用実績があるか否かを判定し、使用実績
があるとき、投入／排出口にある第１のカートリッジを
第１のセルに収納する指令を発行するステップと、 第１のセルに使用実績がないとき、ライブラリ管理テー
ブルを探索し、収納カートリッジがあり、かつ収納カー
トリッジが評価用カートリッジである第２のセルを選択
するステップと、 第２のセルの評価用カートリッジを第１のセルに収納
し、収納が成功か不成功かを判定するステップと、 評価用カートリッジの収納が成功であるとき、第１のセ
ルから評価用カートリッジを第２のセルの戻し、第１の
セルに第１のカートリッジを収納するステップと、 評価用カートリッジの収納が不成功であるとき、障害を
生じたセルをライブラリ管理テーブルに障害有を登録す
るステップと、 障害を生じたセルが第１のセルであるとき、第１のセル
の探索に戻るステップと、 障害を生じたセルが第２のセルであるとき、第２のセル
の探索に戻るステップと、 投入／排出口から第１のセルにカートリッジの収納に成
功であるとき、ライブラリ管理テーブルの第１のセルに
対して、収納カートリッジの有無と、収納カートリッジ
の媒体名と、セル使用実績の有無と、を更新するステッ
プと、 投入／排出口から第１のセルにカートリッジ収納に不成
功であるとき、カートリッジの収納失敗による終了する
ステップと、 を実行することを特徴とするカートリッジライブラリ装
置のセル検査方法。 - 【請求項６】 請求項５のセルを探索する方法は、 ライブラリ管理テーブルのセルアドレスを昇順あるいは
ラウンドロビンに探索することを特徴とするセル検査方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001003804A JP3470698B2 (ja) | 2001-01-11 | 2001-01-11 | カートリッジライブラリ装置及びそのセル検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001003804A JP3470698B2 (ja) | 2001-01-11 | 2001-01-11 | カートリッジライブラリ装置及びそのセル検査方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002208200A JP2002208200A (ja) | 2002-07-26 |
| JP3470698B2 true JP3470698B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=18872091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001003804A Expired - Fee Related JP3470698B2 (ja) | 2001-01-11 | 2001-01-11 | カートリッジライブラリ装置及びそのセル検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3470698B2 (ja) |
-
2001
- 2001-01-11 JP JP2001003804A patent/JP3470698B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002208200A (ja) | 2002-07-26 |
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