JP3468185B2 - 異なるアンテナ素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到来方向推定装置 - Google Patents

異なるアンテナ素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到来方向推定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電波の到来方向
を推定する到来方向推定装置に関し、特に異なる特性を
有するアンテナ素子を半波長以上の間隔で並べたリニア
アレーアンテナを用いてグレーティングローブを識別・
除外して正しい到来方向推定を行う到来方向推定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のビーム走査法による到来
方向推定結果である。ここでは、アンテナ素子間隔を
0.758λ(波長)、アンテナ素子数を8個、電波到
来方向を−40度として到来方向を推定した。図6によ
れば、−40度方向と43度近辺に角度スペクトルが高
く凸になる方向をみることができる。43度方向に出現
している凸がグレーティングローブであるが、この角度
スペクトルからはどちらが正しい到来方向であるかは判
断できない。また、アンテナ素子間隔を半波長以下にす
ることによりグレーティングローブの出現を回避できる
が、アンテナ素子数の増大や総受信電力の低下などの問
題点がある。特に、使用周波数が高い場合には、実装上
の問題点も生ずる。
【0003】このようなグレーティングローブを識別・
除外するため、図7に示す特開平11−94925号公
報では、基準アンテナを別に設けてその位相特性の違い
によりグレーティングローブを選別している。この方法
では、アンテナ素子数が増大してしまうという問題点が
ある。
【0004】また、特開平9−232863号公報で
は、補助サブアレイを設け、グレーティングローブをキ
ャンセルしている。この方法でもアンテナ素子数が増大
してしまうという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の方
法では、アンテナ素子数の増大や実装上の問題点があっ
た。この発明は、アンテナ素子数を増大させることな
く、またアンテナ素子の実装上の問題を発生させること
なくグレーティングローブを識別・除去して電波到来方
向を推定することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる発明の
異なるアンテナ素子特性を有するリニアアレーアンテナ
による到来方向推定装置は、振幅特性と位相特性であら
わされる特性が異なる複数のアンテナ素子を半波長以上
の間隔に並べたリニアアレーアンテナを有し、前記アン
テナ素子の組合せを変更して電波の到来方向を推定する
ことで、正しい到来方向にのみ共通して角度スペクトル
が凸になることを利用して、グレーティングローブを識
別・除外して正しい到来方向推定を行うことを特徴とす
る。
【0007】また、請求項2に係わる発明の異なるアン
テナ素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到来
方向推定装置は、振幅特性と位相特性であらわされる特
性が異なる複数のアンテナ素子を半波長以上の間隔に並
べたリニアアレーアンテナと、前記アンテナ素子が受信
した無線信号を復調し複素受信ベースバンド信号に変換
する複数の無線受信器からなる無線受信部と、前記複素
受信ベースバンド信号をデジタル化したデジタル形式の
複素受信ベースバンド信号を生成する複数のAD変換器
からなるAD変換部と、前記デジタル形式の複素受信ベ
ースバンド信号を用いて電波の到来方向を推定する到来
方向推定処理部と、推定した到来方向を表示する表示手
段とを備え、前記アンテナ素子の組合せを変更してグレ
ーティングローブを識別・除外して正しい到来方向推定
を行うことを特徴とする。
【0008】さらに、請求項3に係わる発明の異なるア
ンテナ素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到
来方向推定装置は、振幅特性と位相特性であらわされる
特性が異なる複数のアンテナ素子を半波長以上の間隔に
並べたリニアアレーアンテナと、前記アンテナ素子が受
信した無線信号を復調し複素受信ベースバンド信号に変
換する複数の無線受信器からなる無線受信部と、前記複
素受信ベースバンド信号をデジタル化したデジタル形式
の複素受信ベースバンド信号を生成する複数のAD変換
器からなるAD変換部と、前記デジタル形式の複素受信
ベースバンド信号を用いて電波の到来方向を推定する到
来方向推定処理部と、推定した到来方向を表示する表示
手段とを備え、前記アンテナ素子の組合せとこの組合せ
の数を設定し、次に前記アンテナ素子の組合せに対応す
る前記デジタル形式の複素受信ベースバンド信号を用い
てビーム走査法により到来方向推定を実施し、前記到来
方向推定で算出された結果から凸になる方向をサーチし
て角度スペクトルが凸になる方向の値を保存し、次に前
記アンテナ素子の組合せを変えて前記デジタル形式の複
素受信ベースバンド信号を用いてビーム走査法により到
来方向推定を実施して角度スペクトルが凸になる方向の
値をサーチして前記保存された角度スペクトルが凸にな
る方向の値と比較して等しい方向の値のみを保存し、前
記アンテナ素子の組合せの最大組合せ数を前記アンテナ
素子の組合せ数が超えた場合には前記保存されている方
向の値を到来方向として、前記表示手段に表示すること
を特徴とする。
【0009】さらに、請求項4に係わる発明の異なるア
ンテナ素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到
来方向推定装置は、前記請求項2、3記載の前記アンテ
ナ素子の数量と前記無線受信器の数量と前記AD変換器
の数量とが等しいことを特徴とする。
【0010】さらに、請求項5に係わる発明の異なるア
ンテナ素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到
来方向推定装置は、前記請求項3記載の前記アンテナ素
子の組合せを変えてサーチした角度スペクトルが凸にな
る方向において、前記方向が変化している方向をグレー
ティングローブと判定することを特徴とする。
【0011】さらに、請求項6に係わる発明の異なるア
ンテナ素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到
来方向推定装置は、前記請求項1、2、3記載の前記ア
ンテナ素子の組合せ数が2以上であることを特徴とす
る。
【0012】さらに、請求項7に係わる発明の異なるア
ンテナ素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到
来方向推定装置は、前記請求項1、2、3記載の前記ア
ンテナ素子の振幅特性と位相特性とが、電波の入射方向
ごとに異なる値であることを特徴とする。
【0013】さらに、請求項8に係わる発明の異なるア
ンテナ素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到
来方向推定装置は、前記請求項1、2、3記載の前記リ
ニアアレーアンテナにおけるアンテナ素子が半波長以上
の等しい間隔で並べられていることを特徴とする。
【0014】さらに、請求項9に係わる発明の異なるア
ンテナ素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到
来方向推定装置は、前記請求項1、2、3記載の前記ア
ンテナ素子の数量がn(nは正の整数)個の場合、前記
アンテナ素子の組合せに含まれる前記アンテナ素子の数
量が2個からn個であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
による異なるアンテナ素子特性を有するリニアアレーア
ンテナによる到来方向推定装置の実施の形態の構成を示
すブロック図である。
【0016】図1を参照すると、アンテナ素子特性の異
なるn(nは正の整数)個のアンテナ素子11〜1nを
半波長以上のアンテナ素子間隔dで並べたリニアアレー
アンテナ1と、無線信号を復調し複素受信ベースバンド
信号に変換する無線受信器21〜2nからなる無線受信
部2と、複素受信ベースバンド信号をデジタル形式の複
素受信ベースバンド信号に変換するAD変換器31〜3
nからなるAD変換部3と、このデジタル形式の複素受
信ベースバンド信号を用いて電波の到来方向を推定する
到来方向推定処理部4と、推定した到来方向を表示する
表示手段5を有する。
【0017】アンテナ素子11〜1nで受信した無線信
号を無線受信器21〜2nで復調し複素受信ベースバン
ド信号を生成する。AD変換器31〜3nではこの複素
受信ベースバンド信号を入力して、デジタル形式の複素
受信ベースバンド信号S1〜Snを生成する。到来方向
推定処理部4では、デジタル形式の複素受信ベースバン
ド信号S1〜Snをあらかじめ設定されたアンテナ素子
11〜1nの組合せでビーム走査法による到来方向推定
を行い、アンテナ素子11〜1nの組合せで得られた推
定結果を比較し、アンテナ素子11〜1nの全部の組合
せに共通した方向を正しい到来方向として表示手段5に
表示する。
【0018】次に、この発明の実施の形態の動作につい
て、図1、図2、図3、図4を参照して説明する。図2
は、アンテナの開口面から垂直方向を0度(θ=0゜)
としたときに角度θの方向から電波が到来したときのア
ンテナ素子11〜1nの到来電波のモデルである。図3
は、到来方向推定処理部4で行われる到来方向推定方法
のシーケンスを示したフローチャートである。図4は、
アンテナ素子11〜1nの組合せ毎にビーム走査法によ
る到来方向推定の結果を表したグラフである。
【0019】図1、図2を参照して、アンテナの開口面
の鉛直方向を0度(θ=0゜)として、角度θの方向か
ら電波が到来したとき、アンテナ素子11〜1nにおい
て受信した無線信号は、無線受信器21〜2nで復調さ
れ複素受信ベースバンド信号となり、AD変換器31〜
3nでデジタル形式の複素受信ベースバンド信号S1〜
Snを得る。アンテナ素子11に対してアンテナ素子1
kは、 (k−1)dsinθ [k:1,2,…,n] の経路差を持つため、デジタル形式の複素受信ベースバ
ンド信号S1〜Snは、 Sk = Ak(θ) Eexp{j((2π/λ)
(k−1)dsinθ+δk(θ))}+Nk
[k:1,2,…,n] で与えられる。Eは到来電波の信号の振幅、λは到来電
波の波長、Ak(θ)、δk(θ)はそれぞれk番目の
アンテナ素子の入射方向θの振幅特性と位相特性、Nk
はノイズ成分である。ノイズ成分は到来信号に対して十
分小さいとすると、 Sk = Ak(θ) Eexp{j((2π/λ)
(k−1)dsinθ+δk(θ))} とすることができる。
【0020】アンテナ素子11〜1nのアンテナ素子特
性である振幅特性Ak(θ)と位相特性δk(θ)は、
入射方向毎に異なるように設定しておく。また、各アン
テナ素子間の同方向(同じ入射方向)のアンテナ素子特
性も異なるように設定しておく。すなわち Am(ψ)≠Al(φ)、δm(ψ)≠δl(φ)
[m,l:1,2,…,n(m≠l)][ψ,φ:0〜
2π(ψ≠φ)] となるようなアンテナ素子11〜1nを用いる。振幅特
性と位相特性であらわされる特性が異なるアンテナ素子
は、例えばアンテナ素子の構造・形式やアンテナ素子の
実装などを調整したり、変更することによって実現でき
る。
【0021】到来方向推定処理部4は、デジタル形式の
複素受信ベースバンド信号S1〜Snを用いて到来方向
推定処理を行う。
【0022】図3を参照して、到来方向推定処理の手順
を説明する。デジタル形式の複素受信ベースバンド信号
S1〜Snを到来方向推定処理部4が受け取るとシーケ
ンスが開始される(ステップF1)。アンテナ素子組合
せ(例えば、アンテナ素子11とアンテナ素子12との
組合せ)とその数(アンテナ素子の組合せの数量)はあ
らかじめ決定しておく。アンテナ素子組合せ数を0に初
期化する(ステップF2)。次に、アンテナ素子組合せ
数を1つインクリメントする(ステップF3)。アンテ
ナ素子組合せの最大組合せ数をアンテナ素子組合せ数が
超えていない場合(ステップF4)、あらかじめ設定さ
れたアンテナ素子組合せのうち、使用していないアンテ
ナ素子組合せを選択する(ステップF5)。アンテナ素
子組合せに対応するデジタル形式の複素受信ベースバン
ド信号S1〜Snを用いてビーム走査法による到来方向
推定を行う(ステップF6)。
【0023】ビーム走査法の原理は次の通りである。k
番目のアンテナ素子1kに到来方向θから到来電波が入
射したとき、経路差(k−1)dsinθによる位相差
は、 j(2π/λ)(k−1)dsinθ であることがわかっている。到来方向θをリニアアレー
アンテナの指向性による有効範囲内で変化させ、アンテ
ナ素子11〜1k毎の経路差による位相差分の補正した
値をベクトル加算すると、到来方向θの方向にベクトル
加算値のノルム(角度スペクトル)は凸になる。しか
し、 (2π/λ)(k−1)dsinθg=2mπ [m
=±1,±2,…] を満足するθgでも同相になって加算されるため、グレ
ーティングローブと呼ばれる大きな角度スペクトル値が
算出される。
【0024】この発明では、ビーム走査法における各ア
ンテナ素子の経路差による位相差分の補正の段階で、ア
ンテナ素子11〜1kの特性値を補正する。方向θから
到来電波が来ている場合、方向θgにグレーティングロ
ーブが立つとする。方向θでの位相差分の補正値は、 (Sk/Ak(θ))exp(−j((2π/λ)(k
−1)dsinθ+δk(θ)))=E となり、到来電波の信号成分と雑音成分となる。雑音成
分が十分小さい場合、各アンテナ素子11〜1kの補正
値をベクトル加算した値のノルムである角度スペクトル
は、到来方向で凸になる。グレーティングローブの方向
θgでの位相差分の補正値は、 (Sk/Ak(θg))exp(−j((2π/λ)
(k−1)dsinθg+δk(θg)))=(Ak
(θ)/Ak(θg))Eexp(j((2π/λ)
(k−1)d(sinθ−sinθg)+(δk(θ)
−δk(θg)))) となり、各アンテナ素子11〜1kのアンテナ素子特性
Ak(θg)、δk(θg)が異なれば、アンテナ素子
11〜1kの組合せによって角度スペクトルの凸になる
方向がθgの方向と異なるようになる。
【0025】上記の到来方向推定で算出された結果か
ら、凸になる方向をサーチする(ステップF7)。アン
テナ素子組合せ数が1のときは(ステップF8)、サー
チ結果である方向の値を保存する(ステップF9)。ア
ンテナ素子組合せ数が2以上なら(ステップF8)、保
存された方向の値とサーチ結果による方向の値を比較
し、等しい方向の値のみを保存する(ステップF1
0)。次のアンテナ素子組合せによる到来方向推定を行
うためにステップF3に戻る。アンテナ素子組合せの最
大組合せ数をアンテナ素子組合せ数が超えた場合(ステ
ップF4)、保存されている方向の値を到来方向とし
て、表示手段5に表示し(ステップF11)、シーケン
スを終了する(ステップF12)。
【0026】以上の説明で明らかなようにアンテナ素子
組合せ数は、2以上で有ることが、必要である。
【0027】図4は、アンテナ素子の組合せを変えた場
合の到来方向推定結果である。アンテナ素子間隔を0.
758λ(d=0.758波長)、アンテナ素子数(ア
ンテナ素子の数量)を8個(n=8)、電波到来方向を
−40度(θ=−40度)として到来方向を推定した。
−40度の方向では共通して角度スペクトルが凸になっ
ている。−40度以外の方向では、角度スペクトルの凸
となる方向が見られるが、アンテナ素子の組合せを変え
ることにより凸となる方向が変化しているのでグレーテ
ィングローブであることがわかり、共通した方向である
−40度方向が正しい到来方向であることがわかる。こ
れにより、グレーティングローブを取り除いた到来方向
が推定できる。
【0028】アンテナ素子11〜1nの組合せについて
図5を用いて説明する。例えば、図5はn=3とした場
合のアンテナ素子11〜13の組合せである。この場
合、アンテナ素子数(アンテナ素子の数量)は3個、ア
ンテナ素子の組合せ(アンテナ素子組合せ)としては、
アンテナ素子11、12と、アンテナ素子12、13
と、アンテナ素子13、11と、アンテナ素子11、1
2、13の組合せとなる。従って、最大組合せ数は4と
なり、アンテナ素子の組合せに含まれるアンテナ素子数
(アンテナ素子の数量)は2個、3(n)個となる。な
お、図4においては、アンテナ素子11〜14の組合せ
と、アンテナ素子11〜14、16〜18の組合せと、
アンテナ素子11〜15、17、18の組合せと、アン
テナ素子11〜16、18の組合せと、アンテナ素子1
1〜17の組合せと、アンテナ素子11〜18の組合せ
について到来方向推定を行っている。この場合は組合せ
数は6となり、アンテナ素子の組合せに含まれるアンテ
ナ素子数(アンテナ素子の数量)は4個、7個、8個と
なる。
【0029】
【発明の効果】半波長以上のアンテナ素子間隔を持つ等
間隔リニアアレーアンテナにおいて、グレーティングロ
ーブを選別・排除した正しい電波到来方向推定を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による異なるアンテナ素子特性を有す
るリニアアレーアンテナによる到来方向推定装置の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明による異なるアンテナ素子特性を有す
るリニアアレーアンテナによる到来方向推定装置におい
て、リニアアレーアンテナの開口面から垂直方向を0度
としたときに角度θの方向から電波が到来したときの、
各アンテナ素子11〜1nの到来電波のモデルである。
【図3】この発明による異なるアンテナ素子特性を有す
るリニアアレーアンテナによる到来方向推定装置におい
て、到来方向推定処理部4で行われる到来方向推定方法
のシーケンスを示したフローチャートである。
【図4】この発明による異なるアンテナ素子特性を有す
るリニアアレーアンテナによる到来方向推定装置におい
て、アンテナ素子の組合せ毎にビーム走査法による到来
方向推定の結果を表したグラフである。
【図5】この発明による異なるアンテナ素子特性を有す
るリニアアレーアンテナによる到来方向推定装置におい
て、アンテナ素子の組合せを示す説明図である。
【図6】従来のビーム走査法による到来方向推定結果で
ある。
【図7】特開平11−94925号公報による基準アン
テナを別に設けたブロック図である。
【符号の説明】
1 リニアアレーアンテナ 11〜1n アンテナ素子 2 無線受信部 21〜2n 無線受信器 3 AD変換部 31〜3n AD変換器 4 到来方向推定処理部 5 表示手段 d アンテナ素子間隔 S1〜Sn デジタル形式の複素受信ベースバンド信

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振幅特性と位相特性であらわされる特性
    が異なる複数のアンテナ素子を半波長以上の間隔に並べ
    たリニアアレーアンテナを有し、前記アンテナ素子の組
    合せを変更して電波の到来方向を推定することで、正し
    い到来方向にのみ共通して角度スペクトルが凸になるこ
    とを利用して、グレーティングローブを識別・除外して
    正しい到来方向推定を行うことを特徴とする異なるアン
    テナ素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到来
    方向推定装置。
  2. 【請求項2】 振幅特性と位相特性であらわされる特性
    が異なる複数のアンテナ素子を半波長以上の間隔に並べ
    たリニアアレーアンテナと、前記アンテナ素子が受信し
    た無線信号を復調し複素受信ベースバンド信号に変換す
    る複数の無線受信器からなる無線受信部と、前記複素受
    信ベースバンド信号をデジタル化したデジタル形式の複
    素受信ベースバンド信号を生成する複数のAD変換器か
    らなるAD変換部と、前記デジタル形式の複素受信ベー
    スバンド信号を用いて電波の到来方向を推定する到来方
    向推定処理部と、推定した到来方向を表示する表示手段
    とを備え、前記アンテナ素子の組合せを変更してグレー
    ティングローブを識別・除外して正しい到来方向推定を
    行うことを特徴とする異なるアンテナ素子特性を有する
    リニアアレーアンテナによる到来方向推定装置。
  3. 【請求項3】 振幅特性と位相特性であらわされる特性
    が異なる複数のアンテナ素子を半波長以上の間隔に並べ
    たリニアアレーアンテナと、前記アンテナ素子が受信し
    た無線信号を復調し複素受信ベースバンド信号に変換す
    る複数の無線受信器からなる無線受信部と、前記複素受
    信ベースバンド信号をデジタル化したデジタル形式の複
    素受信ベースバンド信号を生成する複数のAD変換器か
    らなるAD変換部と、前記デジタル形式の複素受信ベー
    スバンド信号を用いて電波の到来方向を推定する到来方
    向推定処理部と、推定した到来方向を表示する表示手段
    とを備え、前記アンテナ素子の組合せとこの組合せの数
    を設定し、次に前記アンテナ素子の組合せに対応する前
    記デジタル形式の複素受信ベースバンド信号を用いてビ
    ーム走査法により到来方向推定を実施し、前記到来方向
    推定で算出された結果から凸になる方向をサーチして角
    度スペクトルが凸になる方向の値を保存し、次に前記ア
    ンテナ素子の組合せを変えて前記デジタル形式の複素受
    信ベースバンド信号を用いてビーム走査法により到来方
    向推定を実施して角度スペクトルが凸になる方向の値を
    サーチして前記保存された角度スペクトルが凸になる方
    向の値と比較して等しい方向の値のみを保存し、前記ア
    ンテナ素子の組合せの最大組合せ数を前記アンテナ素子
    の組合せ数が超えた場合には前記保存されている方向の
    値を到来方向として、前記表示手段に表示することを特
    徴とする異なるアンテナ素子特性を有するリニアアレー
    アンテナによる到来方向推定装置。
  4. 【請求項4】 前記アンテナ素子の数量と前記無線受信
    器の数量と前記AD変換器の数量とが等しいことを特徴
    とする請求項2、3記載の異なるアンテナ素子特性を有
    するリニアアレーアンテナによる到来方向推定装置。
  5. 【請求項5】 前記アンテナ素子の組合せを変えてサー
    チした角度スペクトルが凸になる方向において、前記方
    向が変化している方向をグレーティングローブと判定す
    ることを特徴とする請求項3記載の異なるアンテナ素子
    特性を有するリニアアレーアンテナによる到来方向推定
    装置。
  6. 【請求項6】 前記アンテナ素子の組合せ数が2以上で
    あることを特徴とする請求項1、2、3記載の異なるア
    ンテナ素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到
    来方向推定装置。
  7. 【請求項7】 前記アンテナ素子の振幅特性と位相特性
    とが、電波の入射方向ごとに異なる値であることを特徴
    とする請求項1、2、3記載の異なるアンテナ素子特性
    を有するリニアアレーアンテナによる到来方向推定装
    置。
  8. 【請求項8】 前記リニアアレーアンテナにおけるアン
    テナ素子が半波長以上の等しい間隔で並べられているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3記載の異なるアンテナ
    素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到来方向
    推定装置。
  9. 【請求項9】 前記アンテナ素子の数量がn(nは正の
    整数)個の場合、前記アンテナ素子の組合せに含まれる
    前記アンテナ素子の数量が2個からn個であることを特
    徴とする請求項1、2、3記載の異なるアンテナ素子特
    性を有するリニアアレーアンテナによる到来方向推定装
    置。
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