JP3467280B2 - 給液装置 - Google Patents
給液装置Info
- Publication number
- JP3467280B2 JP3467280B2 JP17097192A JP17097192A JP3467280B2 JP 3467280 B2 JP3467280 B2 JP 3467280B2 JP 17097192 A JP17097192 A JP 17097192A JP 17097192 A JP17097192 A JP 17097192A JP 3467280 B2 JP3467280 B2 JP 3467280B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- liquid supply
- liquid
- container
- supply device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
- Devices For Dispensing Beverages (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコーヒー,ジュース,紅
茶,麺類等に使用する液体食品及び液体薬品,薬液等の
液体ディスペンサー等に適用する給液装置に関する。
茶,麺類等に使用する液体食品及び液体薬品,薬液等の
液体ディスペンサー等に適用する給液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、既に特願平4−1126
58号でこの種の給液装置を提案した。これは、コーヒ
ー,ジュース等の濃縮液や、酒類等の給液を貯蔵する給
液容器部と、この給液容器に接続された給液管と、給液
管に設けられた電磁弁等の開閉手段とから構成されてい
た。給液の供給時には、給液容器を交換するが、この給
液容器の脱着には、電磁ピンチ弁(自動ピンチ弁)が閉
(吐出チューブ9を押圧している)状態で、以下の工程
をもって行われる。 (1)駆動部6のロック10a,10bをはずす。 (2)蓋部8を開ける。 (3)ポンプ本体2を駆動部6からはずす(面接合部材
7aをはずす)。 (4)吐出チューブ9をピンチ弁の溝11aから取る。 (5)古い容器1を取る。 (6)古い収液部Aを捨てる。 (7)新しい容器1をセットする。 (8)新しい容器1の摘みを引き、給液を送液管1aへ
送る。 (9)ポンプ本体2を駆動部6へセットする。 (10)吐出チューブ9をピンチ弁の溝11aに挟み込
む。 (11)蓋部8を閉じ、ロック10a,10bをしめる。 (12)吐出チューブ9の先端を切る。
58号でこの種の給液装置を提案した。これは、コーヒ
ー,ジュース等の濃縮液や、酒類等の給液を貯蔵する給
液容器部と、この給液容器に接続された給液管と、給液
管に設けられた電磁弁等の開閉手段とから構成されてい
た。給液の供給時には、給液容器を交換するが、この給
液容器の脱着には、電磁ピンチ弁(自動ピンチ弁)が閉
(吐出チューブ9を押圧している)状態で、以下の工程
をもって行われる。 (1)駆動部6のロック10a,10bをはずす。 (2)蓋部8を開ける。 (3)ポンプ本体2を駆動部6からはずす(面接合部材
7aをはずす)。 (4)吐出チューブ9をピンチ弁の溝11aから取る。 (5)古い容器1を取る。 (6)古い収液部Aを捨てる。 (7)新しい容器1をセットする。 (8)新しい容器1の摘みを引き、給液を送液管1aへ
送る。 (9)ポンプ本体2を駆動部6へセットする。 (10)吐出チューブ9をピンチ弁の溝11aに挟み込
む。 (11)蓋部8を閉じ、ロック10a,10bをしめる。 (12)吐出チューブ9の先端を切る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来はピ
ンチ弁を閉じた状態で脱着を行っていたため、吐出チュ
ーブ9の脱着がしづらい。しかし、ピンチ弁が開の状態
では液漏れが生じるという問題がある。
ンチ弁を閉じた状態で脱着を行っていたため、吐出チュ
ーブ9の脱着がしづらい。しかし、ピンチ弁が開の状態
では液漏れが生じるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的に鑑
みてなされたもので、請求項1記載の発明は、給液の満
たされた容器と、該容器に一端を接続された送液管と、
該送液管の他端に一端を接続されたポンプ本体と、該ポ
ンプ本体の他端に接続された吐出チューブとから構成さ
れる収液部と、前記ポンプ本体を着脱可能に収容する駆
動部と、圧電体よりなるポンプアクチュエータが固着さ
れた駆動体とからなる固定部と、からなり、収液部が固
定部に対して交換可能となり、前記ポンプ本体は、吸入
側と吐出側とに各々逆止弁を設け、この吸入側と吐出側
の逆止弁が連通するポンプ室側の開口部を柔軟性壁材で
封止し、ポンプ室側の反対側の開口部をダイヤフラムで
封止しており、さらに、送液管と吐出チューブとをそれ
ぞれ接続する接続口を一体に形成しており、 記ポンプ
アクチュエータが、前記ポンプ本体の柔軟性壁材の壁面
に変位を与え、ポンプ室の容積を変化させることを特徴
とする。 また、請求項2記載の発明は、前記ポンプ本
体の柔軟性壁材と駆動体との間に駆動効率を高めるため
に面接合部材を設けることを特徴とする。 更に、請求
項3記載の発明は、前記面接合部材が粘着性両面テープ
または面ファスナーであることを特徴とする。 更に、
請求項4記載の発明は、前記粘着性両面テープが駆動体
に接する側の粘着力を弱く設定したことを特徴とする。
みてなされたもので、請求項1記載の発明は、給液の満
たされた容器と、該容器に一端を接続された送液管と、
該送液管の他端に一端を接続されたポンプ本体と、該ポ
ンプ本体の他端に接続された吐出チューブとから構成さ
れる収液部と、前記ポンプ本体を着脱可能に収容する駆
動部と、圧電体よりなるポンプアクチュエータが固着さ
れた駆動体とからなる固定部と、からなり、収液部が固
定部に対して交換可能となり、前記ポンプ本体は、吸入
側と吐出側とに各々逆止弁を設け、この吸入側と吐出側
の逆止弁が連通するポンプ室側の開口部を柔軟性壁材で
封止し、ポンプ室側の反対側の開口部をダイヤフラムで
封止しており、さらに、送液管と吐出チューブとをそれ
ぞれ接続する接続口を一体に形成しており、 記ポンプ
アクチュエータが、前記ポンプ本体の柔軟性壁材の壁面
に変位を与え、ポンプ室の容積を変化させることを特徴
とする。 また、請求項2記載の発明は、前記ポンプ本
体の柔軟性壁材と駆動体との間に駆動効率を高めるため
に面接合部材を設けることを特徴とする。 更に、請求
項3記載の発明は、前記面接合部材が粘着性両面テープ
または面ファスナーであることを特徴とする。 更に、
請求項4記載の発明は、前記粘着性両面テープが駆動体
に接する側の粘着力を弱く設定したことを特徴とする。
【0005】
【作用】収液部のポンプ本体を固定部の駆動部内に挿入
し、その柔軟性壁材を駆動体に連結する。かくして固定
部のポンプアクチュエータが作動するとその振動は柔軟
性壁材を駆動し、ポンプ室は膨脹,収縮し、ポンプ本体
は作動し、給液を一定量送る。コスト削減、着脱手順の
簡略化が実現できるほか、周囲を汚さずに給液容器が交
換できる。さらに、給液容器中の液量に係わらず定量送
液が可能となる。
し、その柔軟性壁材を駆動体に連結する。かくして固定
部のポンプアクチュエータが作動するとその振動は柔軟
性壁材を駆動し、ポンプ室は膨脹,収縮し、ポンプ本体
は作動し、給液を一定量送る。コスト削減、着脱手順の
簡略化が実現できるほか、周囲を汚さずに給液容器が交
換できる。さらに、給液容器中の液量に係わらず定量送
液が可能となる。
【0006】
【実施例】収液部Aは給液を入れた容器1と、その容器
1に送液管1aで連結された直方体形状のポンプ本体2
と、そのポンプ本体2に接続された吐出チューブ9とか
らなる。ポンプ本体2は、吸入側と吐出側に設けた逆止
弁3,4と、この逆止弁と対向する面に凸して設けら
れ、柔軟性壁材2aで封止され容積が変化し得るポンプ
室5とを有している。図3示のように、この柔軟性壁材
2aの内面には吸入用の逆止弁3を包囲する周辺外周部
に当接する環状突起2bを設ける。環状突起2bは柔軟
性壁材2aの振動時においてその吐出工程では吸入用の
逆止弁3の周りを閉止するようにその間のクリアランス
等を設定する。
1に送液管1aで連結された直方体形状のポンプ本体2
と、そのポンプ本体2に接続された吐出チューブ9とか
らなる。ポンプ本体2は、吸入側と吐出側に設けた逆止
弁3,4と、この逆止弁と対向する面に凸して設けら
れ、柔軟性壁材2aで封止され容積が変化し得るポンプ
室5とを有している。図3示のように、この柔軟性壁材
2aの内面には吸入用の逆止弁3を包囲する周辺外周部
に当接する環状突起2bを設ける。環状突起2bは柔軟
性壁材2aの振動時においてその吐出工程では吸入用の
逆止弁3の周りを閉止するようにその間のクリアランス
等を設定する。
【0007】上記容器1は図1示のように直方体状に膨
らむ可撓袋で、その送液管1aに連なる地口には閉鎖用
のビニール板1bがあり、このビニール板1bに切れ目
1cにより連結された蓋1dは鉤とピン(図示せず)を
介して外側の摘み1fに連結され、摘み1fを引くこと
により使用時に引きちぎって容器1内の給液を送液管1
aに送る。送液管1a内には収納時窒素ガス等の不活性
ガスを封入する。
らむ可撓袋で、その送液管1aに連なる地口には閉鎖用
のビニール板1bがあり、このビニール板1bに切れ目
1cにより連結された蓋1dは鉤とピン(図示せず)を
介して外側の摘み1fに連結され、摘み1fを引くこと
により使用時に引きちぎって容器1内の給液を送液管1
aに送る。送液管1a内には収納時窒素ガス等の不活性
ガスを封入する。
【0008】ポンプ本体2は容器1側に連通する吸入側
の逆止弁3と軟質性樹脂よりなる吐出チューブ9側に連
通する吐出側の逆止弁4とよりなり、逆止弁3と逆止弁
4とは互いに反対向きでそれぞれそのダイヤフラム3
a,4aと反対側はポンプ室5に連通している。吐出チ
ューブ9の端部はヒートシールし、使用時に切り取る。
このポンプ室5の外側の柔軟性壁材2aはたとえばポリ
エチレンテレフタレート樹脂のフィルム等を用いること
ができる。
の逆止弁3と軟質性樹脂よりなる吐出チューブ9側に連
通する吐出側の逆止弁4とよりなり、逆止弁3と逆止弁
4とは互いに反対向きでそれぞれそのダイヤフラム3
a,4aと反対側はポンプ室5に連通している。吐出チ
ューブ9の端部はヒートシールし、使用時に切り取る。
このポンプ室5の外側の柔軟性壁材2aはたとえばポリ
エチレンテレフタレート樹脂のフィルム等を用いること
ができる。
【0009】固定部Bは、蓋体8を有し、ポンプ本体2
の形状に対応し、ポンプ本体2を着脱自在に収容する駆
動部6と、前記ポンプ本体2の柔軟性物質からなる壁材
2aを駆動する駆動体7とからなる。上記駆動部6の駆
動体7はたとえばステンレス板よりなり、駆動効率を高
めるため粘着性両面テープ、面ファスナー等の面接合部
材7aを介して前記ポンプ室5の柔軟性物質からなる壁
材2aと着脱自在に接合する。この面接合部材7aの接
着力は、脱着時にテープが残らないように設定する。例
えば、粘着性両面テープを用いる場合は、駆動体7に接
する側の粘着力を弱く設定する。この駆動体7はその裏
面に圧電体よりなるポンプアクチュエータ7bが固着さ
れ、ポンプアクチュエータ7bに交流電圧を印加するこ
とにより駆動する。
の形状に対応し、ポンプ本体2を着脱自在に収容する駆
動部6と、前記ポンプ本体2の柔軟性物質からなる壁材
2aを駆動する駆動体7とからなる。上記駆動部6の駆
動体7はたとえばステンレス板よりなり、駆動効率を高
めるため粘着性両面テープ、面ファスナー等の面接合部
材7aを介して前記ポンプ室5の柔軟性物質からなる壁
材2aと着脱自在に接合する。この面接合部材7aの接
着力は、脱着時にテープが残らないように設定する。例
えば、粘着性両面テープを用いる場合は、駆動体7に接
する側の粘着力を弱く設定する。この駆動体7はその裏
面に圧電体よりなるポンプアクチュエータ7bが固着さ
れ、ポンプアクチュエータ7bに交流電圧を印加するこ
とにより駆動する。
【0010】なお、図1の10a,10bは蓋体8を閉
じるロック、10c,10dはそのヒンジである。上記
駆動部6の下方には吐出チューブ9を挿通する溝11a
が設けられている。
じるロック、10c,10dはそのヒンジである。上記
駆動部6の下方には吐出チューブ9を挿通する溝11a
が設けられている。
【0011】次にこの装置の動作を説明する。収液部A
は送液管1aと吐出チューブ9を折り曲げ、ポンプ本体
2をその上に重ね、箱等に収納して運搬する。次にこれ
を使用するときは全体を展開する。次に収液部Aのポン
プ本体2の柔軟性物質からなる壁材2aに予め設けた面
接合部材7aの保護テープをはがして接合面を露出さ
せ、固定部Bの駆動部6内に挿入し、壁面2aを駆動体
7と接合する。同時に吐出チューブ9を溝11a内に挿
入する。次に蓋体8を閉じロック10a,10bにより
閉鎖する。
は送液管1aと吐出チューブ9を折り曲げ、ポンプ本体
2をその上に重ね、箱等に収納して運搬する。次にこれ
を使用するときは全体を展開する。次に収液部Aのポン
プ本体2の柔軟性物質からなる壁材2aに予め設けた面
接合部材7aの保護テープをはがして接合面を露出さ
せ、固定部Bの駆動部6内に挿入し、壁面2aを駆動体
7と接合する。同時に吐出チューブ9を溝11a内に挿
入する。次に蓋体8を閉じロック10a,10bにより
閉鎖する。
【0012】かくして摘み1fを引っ張って蓋1dを開
くと、容器1内の給液はポンプ本体2内に流入し、液圧
で逆止弁3の外側のダイヤフラム3aは膨らむ。次に吐
出チューブ9の端部をはさみで切る。この時はポンプ本
体2における柔軟性壁材2aは、駆動部7に接合するこ
とで弁側に押しつけられているから、その環状突起2b
が逆止弁3の外周辺部に当接しているのでポンプ本体2
は閉じ、液は吐出されない。このようにしてポンプを駆
動しない時には吸入用の逆止弁3の周りの環状突起2b
が軽く吸入用逆止弁3周りの壁に接し、シールするので
液漏れを防ぐことができる。
くと、容器1内の給液はポンプ本体2内に流入し、液圧
で逆止弁3の外側のダイヤフラム3aは膨らむ。次に吐
出チューブ9の端部をはさみで切る。この時はポンプ本
体2における柔軟性壁材2aは、駆動部7に接合するこ
とで弁側に押しつけられているから、その環状突起2b
が逆止弁3の外周辺部に当接しているのでポンプ本体2
は閉じ、液は吐出されない。このようにしてポンプを駆
動しない時には吸入用の逆止弁3の周りの環状突起2b
が軽く吸入用逆止弁3周りの壁に接し、シールするので
液漏れを防ぐことができる。
【0013】給液の供給時にはアクチュエータ7bを駆
動する。アクチュエータ7bの振動は面接合部材7aを
介して柔軟性物質からなる壁材2aを駆動し、ポンプ室
5は膨脹,収縮する。アクチュエータ7bの駆動時間を
一定にすれば吐出チューブ9より一定量給液を吐出でき
る。吐出後アクチュエータ7bは駆動停止し、同時にポ
ンプ本体2における柔軟性壁材2aの環状突起2bが逆
止弁3の外周辺部に当接しているのでポンプ本体2は閉
じ、非動作時におけるポンプ室5の背圧を大きくして液
漏れを防止する。この背圧は給液容器1の最大液位が約
300mmhであるので、水柱300mmh以下では開
かない圧力であれば良いし、弁3と弁4の流路を遮断可
能ならば、突起の形状、設置位置は自由に決めることが
できる。給液が全部消費されたら収液部A全体を捨てて
交換する。ポンプアクチュエータ7bは圧電素子,電歪
材料,磁歪材料等、電気,磁気の印加により変形するも
の又は体積が変化するものならなんでもよい。上記実施
例では、環状突起2bは吸入側の逆止弁3の周辺に当接
してポンプ室5の背圧を大きくしているが、吐出側の逆
止弁4の吸入孔に当接してポンプ室5の背圧を大きくし
てもよい。さらに、吸入弁から吐出弁へ通じる流路の任
意の場所で、流路の背圧を大きくする構成としてもよ
い。 以上のように本発明による給液装置は給液をポン
プで供給しているからその残存量に関係なく一定量ずつ
注入でき、また給液容器,ポンプ,弁部分を一体にした
収液部Aと、ポンプを駆動する固定部Bとからなる構成
としたため、給液および給液流路全体を殺菌槽に入れて
消毒でき、また使い捨てであるから衛生的であると共に
便利である。 さらに、収液部Aは電気部品等を有さな
いので安価に製造できる効果もある。また、実施例にお
いては面接合部材を用いたが、ポンプ駆動部の振動が効
率良くポンプ室壁面に伝達されれば他の構成としてもよ
い。 また、ポンプ室5の背圧は大きいので、給液容器
の脱着時に蓋部8を開けても給液容器中の液に加わる重
力(ヘッド圧)で液が吐出する事はない。このため、吐
出チューブを挟圧するピンチ弁など、液もれを防止する
手段を別途設ける必要がなく、コスト削減、着脱手順の
簡略化が実現できるほか、周囲を汚さずに給液容器が交
換できる。さらに、給液容器中の液量に係わらず定量送
液が可能となる。
動する。アクチュエータ7bの振動は面接合部材7aを
介して柔軟性物質からなる壁材2aを駆動し、ポンプ室
5は膨脹,収縮する。アクチュエータ7bの駆動時間を
一定にすれば吐出チューブ9より一定量給液を吐出でき
る。吐出後アクチュエータ7bは駆動停止し、同時にポ
ンプ本体2における柔軟性壁材2aの環状突起2bが逆
止弁3の外周辺部に当接しているのでポンプ本体2は閉
じ、非動作時におけるポンプ室5の背圧を大きくして液
漏れを防止する。この背圧は給液容器1の最大液位が約
300mmhであるので、水柱300mmh以下では開
かない圧力であれば良いし、弁3と弁4の流路を遮断可
能ならば、突起の形状、設置位置は自由に決めることが
できる。給液が全部消費されたら収液部A全体を捨てて
交換する。ポンプアクチュエータ7bは圧電素子,電歪
材料,磁歪材料等、電気,磁気の印加により変形するも
の又は体積が変化するものならなんでもよい。上記実施
例では、環状突起2bは吸入側の逆止弁3の周辺に当接
してポンプ室5の背圧を大きくしているが、吐出側の逆
止弁4の吸入孔に当接してポンプ室5の背圧を大きくし
てもよい。さらに、吸入弁から吐出弁へ通じる流路の任
意の場所で、流路の背圧を大きくする構成としてもよ
い。 以上のように本発明による給液装置は給液をポン
プで供給しているからその残存量に関係なく一定量ずつ
注入でき、また給液容器,ポンプ,弁部分を一体にした
収液部Aと、ポンプを駆動する固定部Bとからなる構成
としたため、給液および給液流路全体を殺菌槽に入れて
消毒でき、また使い捨てであるから衛生的であると共に
便利である。 さらに、収液部Aは電気部品等を有さな
いので安価に製造できる効果もある。また、実施例にお
いては面接合部材を用いたが、ポンプ駆動部の振動が効
率良くポンプ室壁面に伝達されれば他の構成としてもよ
い。 また、ポンプ室5の背圧は大きいので、給液容器
の脱着時に蓋部8を開けても給液容器中の液に加わる重
力(ヘッド圧)で液が吐出する事はない。このため、吐
出チューブを挟圧するピンチ弁など、液もれを防止する
手段を別途設ける必要がなく、コスト削減、着脱手順の
簡略化が実現できるほか、周囲を汚さずに給液容器が交
換できる。さらに、給液容器中の液量に係わらず定量送
液が可能となる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明による給液装置は給
液をポンプで供給しているからその残存量に関係なく一
定量ずつ注入できる。コスト削減、着脱手順の簡略化が
実現できるほか、周囲を汚さずに給液容器が交換でき
る。
液をポンプで供給しているからその残存量に関係なく一
定量ずつ注入できる。コスト削減、着脱手順の簡略化が
実現できるほか、周囲を汚さずに給液容器が交換でき
る。
【図1】本発明の1実施例の自動販売機と給液器の要部
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図2】給液器のポンプ本体2の斜視図である。
【図3】その要部のポンプ室5の拡大縦断面図である。
A 収液部
B 固定部
1 容器
1a 送液管
2a 柔軟性物質からなる壁材
2b 突起
5 ポンプ室
6 駆動部
9 吐出チューブ
11a 溝
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平2−127289(JP,A)
実開 平3−112589(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B67D 1/12
F04B 43/04
G07F 13/02
Claims (4)
- 【請求項1】 給液の満たされた容器と、該容器に一端
を接続された送液管と、該送液管の他端に一端を接続さ
れたポンプ本体と、該ポンプ本体の他端に接続された吐
出チューブとから構成される収液部と、 前記ポンプ本体を着脱可能に収容する駆動部と、圧電体
よりなるポンプアクチュエータが固着された駆動体とか
らなる固定部と、 からなり、収液部が固定部に対して交換可能となり、 前記ポンプ本体は、吸入側と吐出側とに各々逆止弁を設
け、この吸入側と吐出側の逆止弁が連通するポンプ室側
の開口部を柔軟性壁材で封止し、ポンプ室側の反対側の
開口部をダイヤフラムで封止しており、さらに、送液管
と吐出チューブとをそれぞれ接続する接続口を一体に形
成しており、 前記ポンプアクチュエータが、前記ポンプ本体の柔軟性
壁材の壁面に変位を与え、ポンプ室の容積を変化させる
ことを特徴とする給液装置。 - 【請求項2】 前記ポンプ本体の柔軟性壁材と駆動体と
の間に駆動効率を高めるために面接合部材を設けたこと
を特徴とする請求項1に記載の給液装置。 - 【請求項3】 前記面接合部材は粘着性両面テープまた
は面ファスナーであることを特徴とする請求項2に記載
の給液装置。 - 【請求項4】 前記粘着性両面テープは駆動体に接する
側の粘着力を弱く設定したことを特徴とする請求項3に
記載の給液装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17097192A JP3467280B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 給液装置 |
US08/048,884 US5433351A (en) | 1992-05-01 | 1993-04-16 | Controlled liquid dispensing apparatus |
EP93107015A EP0568926A1 (en) | 1992-05-01 | 1993-04-29 | Liquid feeding and dispensing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17097192A JP3467280B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 給液装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624492A JPH0624492A (ja) | 1994-02-01 |
JP3467280B2 true JP3467280B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=15914762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17097192A Expired - Lifetime JP3467280B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-06-29 | 給液装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3467280B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1841966B1 (en) | 2005-01-26 | 2010-04-28 | Panasonic Electric Works Co., Ltd. | Piezoelectric-driven diaphragm pump |
CN104019018B (zh) * | 2014-06-16 | 2015-04-08 | 吉林大学 | 一种腔阀一体式压电泵 |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP17097192A patent/JP3467280B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624492A (ja) | 1994-02-01 |
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