JP3465010B2 - 流体制御器 - Google Patents
流体制御器Info
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Description
の目的はダイアフラムに過度の締付力を与えることな
く、常に一定の締付力で流路の閉鎖作業を行うことがで
き、長期間に渡って繰り返し開閉作業を行ってもダイア
フラムに生じる損傷や劣化が極めて小さく、永年に渡っ
て安定した制御を行うことのできる流体制御器の提供に
ある。
体を取り扱う化学工業プラントにおいて、流体の制御は
一般にダイアフラム弁が使用されている。このダイアフ
ラム弁としては、例えば図7に示すように、流路(B)
を有する弁箱(C)と、ダイアフラム(D)と、このダ
イアフラム(D)の周縁部を固定する挟持部(E)と、
ダイアフラム(D)のシール座(F)への当接又は離間
を操作する操作機構(G)と、この操作機構(G)と連
結したハンドル車(H)とから構成されているものを例
示することができる。操作機構(G)はダイアフラム
(D)の背面上に設けられた押圧子(I)と、一端がこ
の押圧子(I)を貫通してダイアフラム(D)に嵌着さ
れ他端がハンドル車(H)に連結された操作棒(J)と
から構成されている。前記ダイアフラム(D)は常に流
体と接しているために、通常、耐食性及び屈曲性に優れ
たゴム材料から形成されている。このような構成からな
るダイアフラム弁(A)においては、ハンドル車(H)
を回動させると、このハンドル車(H)と連結された操
作棒(J)が上下動し、この操作棒(J)の上下動によ
りダイアフラム(D)が弁箱(C)のシール座(F)へ
圧接又は離間して流路(B)を開放又は閉鎖する。
フラム弁では、流路の閉鎖時にダイアフラムの損傷を招
きやすく、反復継続して使用するに従い、ダイアフラム
の劣化や疲労が著しくなり、永年に渡って安定した制御
を行うことができないといった課題があった。つまり、
ハンドル車の回動によって操作機構を上下動させ、ダイ
アフラムを弁箱のシール座に締め付けることによって流
路の閉鎖が行われるが、このハンドル車の回動によるダ
イアフラムの締め付けが必要以上に強くなってしまう場
合が多く、軟質のゴム材料からなるダイアフラムに無理
な機械強度を与え、損傷や磨耗を生じさせ易い状態にあ
った。従って、このようなダイアフラム弁では、繰り返
される流路の開閉操作によって、ダイアフラムが徐々に
劣化され、磨耗や損傷が生じてしまい、長期間に渡って
安定した制御を行うことができず、ダイアフラムの交換
を頻繁に行わなければならなかった。
アフラムに過度の締付力を与えることなく、常に一定の
締付力で流路の閉鎖作業を行うことができ、長期間に渡
って繰り返し開閉作業を行ってもダイアフラムに生じる
損傷や劣化が極めて小さく、永年に渡って安定した制御
を行うことのできる流体制御器の提供を目的とする。
決するためになされたものであって、請求項1の流体制
御器では流路を有する弁箱と流路を開閉するダイアフラ
ムとこのダイアフラムの背面側に設けられた操作機構と
この操作機構を上下動させるハンドルとからなる流体制
御器であって、操作機構はダイアフラムを流路側へ押圧
又は離間する押圧子と、この押圧子を上下動させるステ
ムと、このステムの外周面に嵌着され、ステムの回動に
伴って上下動されるバネ受け部とこのバネ受け部と押圧
子との間隙に配設されるバネとからなるとともにハンド
ルを一定以上回転させるとその回転力を抑制させる抑制
機構が備えられてなり、前記抑制機構がステム下部に設
けられた当接部とされるとともに、このステムには内部
にネジ山を有する螺合孔が設けられ、この螺合孔には押
圧子に遊嵌される嵌合突部を先端に有するシャフトが螺
合され、且つステム外周面には前記螺合孔のネジ山のピ
ッチより大きいピッチのネジ山が設けられ、このネジ山
にはバネ受け部が螺合され、このバネ受け部が前記当接
部に当接することによってステムの回転が抑制されてな
ることとした。請求項2の流体制御器では前記バネが皿
バネとされてなることとした。
ると、ハンドルの回転に伴ってステムが回動される。こ
のステムの回動に伴ってバネ受け部が下降し、このバネ
受け部の下降によってバネが押圧子とバネ受け部との間
隙で収縮される。またステムの回動によって押圧子が下
降し、ダイアフラムを弁箱のシール座に押圧する。ハン
ドルは一定以上回転されると、抑制機構によりその回転
力が抑制され、ステムの回動が停止される。しかし、バ
ネ受け部の下降によりバネが押圧、収縮されているた
め、ステムがロックされていてもバネの弾性反発力によ
って押圧子が押圧され、ダイアフラムがシール座へ押圧
されて流路が閉鎖される。また、ステムの外周面にネジ
山を介してバネ受け部が螺合されているから、ステムの
回転によってバネ受け部が下降するとともに、このステ
ムの回転によって螺合孔に螺合されているシャフトも、
ネジ山にガイドされて下降する。この際、ステム外周面
に設けられたネジ山のピッチは、螺合孔のネジ山のピッ
チより大きいピッチとされているから、バネ受け部の下
降速度はシャフトの下降よりも速い速度で下降される。
このシャフトの下降に伴って、押圧子が下降し、ダイア
フラムを流路側へ押圧する。バネ受け部がステム下部の
当接部に当接すると、ステムはロック状態となり、回転
が停止される。ところが、バネ受け部の下降によりバネ
が押圧されているため、ステムがロックされていてもバ
ネの弾性反発力によって押圧子が押圧され、ダイアフラ
ムが弁箱へ押圧され、流路が閉鎖される。請求項2の流
体制御器では、ハンドルを回転することによってステム
が下降される。ステムの下降に伴って、その外周面に嵌
着されているバネ受け部も下降し、このバネ受け部の下
降によって、皿バネが押圧され、収縮される。皿バネは
所定以上押圧されると、弾性反発して逆にステムの下降
を抑制する。また、ハンドルは所定以上回転させると、
抑制機構によりその回転が停止される。ここで、ハンド
ルの回転が停止されても、前記バネ受け部により押圧さ
れている皿バネの弾性反発力により押圧子が押圧され、
ダイアフラムをシール座に押圧させる。従って、ダイア
フラムによる流路の閉鎖作業を常に一定の締付力を維持
して行うことができ、必要以上の過度の締付力をダイア
フラムに与えることがなく、繰り返し行われる流路の開
閉操作によるダイアフラムの磨耗や損傷が極めて少な
く、長期間に渡って安定した流体の制御を行うことがで
きる。
図面に基づいて説明する。図1はこの発明の第一実施例
に係る流体制御器を示す概略説明図、図2は図1示の流
体制御器の流路を閉鎖した状態を示す概略説明図、図3
は図1示の流体制御器の部分拡大図、図4は図3と同様
に流体制御器の部分拡大図である。
御器(1)は図1、図2に示すように、弁箱(2)と、
ダイアフラム(3)と、操作機構(4)と、この操作機
構(4)を上下動させるハンドル(5)とから構成され
ている。弁箱(2)には流体が流れる流路(6)(6)
と、この流路(6)(6)を積留めるシール座(7)が
設けられている。ダイアフラム(3)の周縁部は挟持部
(8)(8)に挟持されて固定されている。このダイア
フラム(3)の素材としては特に限定されず、耐熱、耐
寒性や屈曲性、腐食性などに優れた従来より公知の天然
ゴム、ニトリルゴム、スチレンゴム、ブタジエン・イソ
ブチレン合成ゴム、ポリクロロプレンゴム、ブチルゴ
ム、フッ素ゴム、シリコンゴム、ポリウレタンゴムなど
のゴム製又はポリ四弗化エチレン(PTFE)等の合成
樹脂製のものが好適に使用される。尚、このダイアフラ
ム(3)内に該ダイアフラム(3)を補強するための線
材(図示せず)を埋設しても良い。
に、押圧子(9)と、ステム(10)と、バネ受け部
(11)と、シャフト(12)と、バネ(13)とから
構成されている。押圧子(9)は前記ダイアフラム
(3)の背面上に設けられており、この押圧子(9)の
上部にはシャフト(12)を嵌合する嵌合孔(14)が
設けられている。ステム(10)の下部には当接部(1
5)が設けられるとともに、このステム(10)内部に
は下部から長手方向へ向けてネジ山(10a)を有する
螺合孔(16)が設けられている。尚、このステム(1
0)の上部はハンドル(5)に取り付けられている。ま
た、このステム(10)の外周面には、前記螺合孔(1
6)に設けられたネジ山(10a)より大きいピッチの
ネジ山(10b)が設けられている。この螺合孔(1
6)に設けられたネジ山とステム(10)の外周面に設
けられたネジ山の形状は三角ネジ、角ネジ、台形ネジ、
のこ歯ネジ、丸ネジなど任意であり、また一条ネジ、二
条ネジ、三条ネジ・・・等、任意である。
し、このネジ山がステム(10)の外周面のネジ山(1
0b)に螺合され、流路(6)(6)の閉鎖前に前記当
接部(15)に当接してステム(10)が回転しない状
態(以下、ロック状態と称す)とするものである。つま
り、ハンドル(5)を回転させると、このバネ受け部
(11)はステム(10)にガイドされて下方へ移動す
るが、このバネ受け部(11)が当接部(15)に当接
すると下方へ移動できない状態となる。このような状態
となることにより、バネ受け部(11)内面に設けられ
たネジ山とステム(10)の外周面に設けられたネジ山
とが歯合しているために、ステム(10)がロック状
態、つまりハンドル(5)を締付方向に回転させること
ができない状態となる。
(9)に設けられた嵌合孔(14)に遊嵌される嵌合突
部(17)が設けられている。このシャフト(12)は
内周面にネジ山を有し、このネジ山が螺合孔(16)に
螺合され、ステム(10)のロック状態時に流路(6)
(6)の非閉鎖位置で制動するものである。バネ(1
3)はバネ受け部(11)と押圧子(9)との間に配置
され、ステム(10)のロック状態時に弾性反発力によ
り押圧子(9)を介してダイアフラム(3)を押圧して
流路(6)(6)を閉鎖するものである。
(1)の使用状態を図1乃至図4に基づいて説明する。
流路(6)(6)を閉鎖する場合には、ハンドル(5)
を回転させる。すると、このハンドル(5)の回転に伴
ってステム(10)が回動し、このステム(10)の外
周面に設けられたネジ山にガイドされてバネ受け部(1
1)が下降するとともに、螺合孔(16)に設けられた
ネジ山にガイドされてシャフト(12)が下降する。こ
のシャフト(12)の下降に伴って、嵌合突部(17)
が押圧子(9)の嵌合孔(14)底面に当接して押圧子
(9)が下降する。バネ受け部(11)が下降すると、
バネ(13)が縮む。また、ステム(10)の外周面に
設けられたネジ山のピッチは、螺合孔(16)に設けら
れたネジ山のピッチより大きいピッチとしているため
に、シャフト(12)の下降速度よりバネ受け部(1
1)の下降速度の方が速い。尚、嵌合部(17)が押圧
子(9)の嵌合孔(14)底面に当接すると図3に示す
ように、嵌合孔(14)内で嵌合部(17)の上に空隙
部(18d)が形成される。
閉鎖前、詳しくは図3に示すようにダイアフラム(3)
がシール座(7)の近傍位置まで下降した時にステム
(11)の当接部(15)に当接し、ステム(10)が
ロック状態となる。また、ステム(10)がロック状態
となることによって、シャフト(12)が制動する。こ
こで、ハンドル(5)は回転できない状態となるが、前
記バネ受け部(11)の下降に伴ってバネ(13)が縮
んでいるので、このバネ(13)の弾性反発力により押
圧子(9)を押圧し、弁箱(2)のシール座(7)へダ
イアフラム(3)を押圧して図2、図4に示すように流
路(6)(6)が閉鎖される。尚、流路(6)(6)の
閉鎖時には図2、図4に示すように、嵌合孔(14)内
で嵌合部(17)の上下に空隙部(18b)(18c)
が形成される。
記流路(6)(6)の閉鎖作業と反対方向にハンドル
(5)を回転させる。すると、このハンドル(5)の回
転に伴ってステム(10)が逆回転し、このステム(1
0)の外周面に設けられたネジ山にガイドされてバネ受
け部(11)が上昇するとともに、螺合孔(16)に設
けられたネジ山にガイドされてシャフト(12)が上昇
する。このシャフト(12)の上昇に伴って、嵌合部
(17)が押圧子(9)の嵌合孔(14)上裏面に当接
して該押圧子(9)が持ち上げられる。このことによっ
て、ダイアフラム(3)が流路(6)(6)のシール座
(7)から離間し、図1に示すように該流路(6)
(6)が開放される。尚、流路(6)(6)の開放時に
は図1に示すように、嵌合孔(14)内で嵌合部(1
7)の下に空隙部(18a)が形成される。
けられたネジ山のピッチを螺合孔(16)に設けられた
ネジ山のピッチより大きいピッチとし、バネ受け部(1
1)が流路(6)(6)の閉鎖前に当接部(15)に当
接した時にステム(10)をロック状態とするととも
に、流路(6)(6)の非閉鎖位置でシャフト(12)
を制動し、バネ(13)の弾性反発力によって流路
(6)(6)を閉鎖するようにしたので、ダイアフラム
(3)による流路(6)(6)の閉鎖作業を常に一定の
締付力を維持して行うことができ、必要以上の過度の締
付力をダイアフラム(3)に与えることがなく、繰り返
し行われる流路(6)(6)の開閉操作によるダイアフ
ラム(3)の磨耗や損傷が極めて少なく、長期間に渡っ
て安定した流体の制御を行うことができる。
二実施例を示す断面図である。この第二実施例では、流
体制御器(1)の操作機構(4)は押圧子(9)とステ
ム(10)とバネ受け部(11)とバネ(13)とから
構成されている。ステム(10)は嵌入片(19)内部
に嵌入されており、ハンドル(5)の回転によって、嵌
入片(19)内部を上下に摺動する。また、ハンドル
(5)は回転により上下動されるが、下降する場合には
その先端部(51)がボディ(20)の当接部(20
a)に当接すると、回転は抑制され、ハンドル(5)が
ロック状態となる。さらに、ステム(10)の中途部に
は、バネ受け部(11)が嵌着されており、バネ受け部
(11)と押圧子(9)との間隙に板バネ(13)が配
されている。
鎖する場合は、ハンドル(5)を回転により下降させ
る。すると、ステム(10)が嵌入片(19)内を摺動
して下降し、このステム(10)の下降に伴って押圧子
(9)が押圧され、ダイアフラム(3)が弁箱(2)の
シール座(7)に圧接される。この際、ステムの下降に
伴ってバネ受け部(11)も下降し、このバネ受け部
(11)の下降によって皿バネ(13)がバネ受け部
(11)と押圧子(9)との間隙内で押圧されて収縮す
る。ところが、ハンドル(5)が下降され、ダイアフラ
ム(3)により、流路(6)が略全閉状態となった時、
ハンドル(5)はその先端部(51)がボディ(20)
の当接部(20a)に当接しているため、ロック状態と
なる。ここで、ハンドル(5)の回転を停止しても、バ
ネ受け部(11)により押圧されている皿バネ(13)
の弾性反発力により押圧子(9)が押圧され、ダイアフ
ラム(3)をシール座(7)に押圧して、流路(6)を
閉鎖することができる。
ドル(5)を閉鎖時とは逆方向に回動させることによ
り、ステム(10)が嵌入片(19)内を摺動して上方
へ移動し、このステム(10)の移動に伴って押圧子
(9)が上昇して、ダイアフラム(3)がシール座
(7)より離間され流路(6)が開放される。
第一実施例とは異なり、バネ(13)として皿バネを用
いているから、皿バネ(13)自身の弾性反発力により
ハンドル(5)のトルクが重くなり、必要以上のダイア
フラム(3)の締め付けを防止することができる。しか
も、ステム(10)外周面のバネ受け部(11)との摺
動面が一箇所ですむため、ステム(10)の回転トルク
が小さくなるという利点がある。さらに、前記第一実施
例に示すようなコイルバネを用いる場合よりも、流体制
御器(1)全体の構造を簡素化することができ、組み立
てを簡易に行える。
は、流路を有する弁箱と流路を開閉するダイアフラムと
このダイアフラムの背面側に設けられた操作機構とこの
操作機構を上下動させるハンドルとからなる流体制御器
であって、操作機構はダイアフラムを流路側へ押圧又は
離間する押圧子と、この押圧子を上下動させるステム
と、このステムの外周面に嵌着され、ステムの回動に伴
って上下動されるバネ受け部とこのバネ受け部と押圧子
との間隙に配設されるバネとからなるとともにハンドル
を一定以上回転させるとその回転力を抑制させる抑制機
構が備えられてなり、前記抑制機構がステム下部に設け
られた当接部とされるとともに、このステムには内部に
ネジ山を有する螺合孔が設けられ、この螺合孔には押圧
子に遊嵌される嵌合突部を先端に有するシャフトが螺合
され、且つステム外周面には前記螺合孔のネジ山のピッ
チより大きいピッチのネジ山が設けられ、このネジ山に
はバネ受け部が螺合され、このバネ受け部が前記当接部
に当接することによってステムの回転が抑制されてなる
ことを特徴とする流体制御器であるから、以下の効果を
奏する。すなわち、ハンドルは一定以上回転されると抑
制機構によりその回転力が抑制され、ステムの回動が停
止されるため、必要以上にダイアフラムを締め付けるこ
とがない。しかし、バネ受け部の下降によりバネが押
圧、収縮されているため、ステムがロックされていても
バネの弾性反発力によって押圧子が押圧され、ダイアフ
ラムがシール座へ押圧されて流路が閉鎖される。従っ
て、常に一定の締付力で流路の閉鎖作業を行うことがで
き、長期間に渡って繰り返し開閉作業を行ってもダイア
フラムに生じる損傷や劣化が極めて小さく、永年に渡っ
て安定した制御を行うことができるという優れた効果を
奏する。
のピッチを螺合孔に設けられたネジ山のピッチより大き
いピッチとし、バネ受け部が流路の閉鎖前に当接部に当
接した時にステムをロック状態とするとともに、流路の
非閉鎖位置でシャフトを制動し、バネの弾性反発力によ
って流路を閉鎖するようにしたので、ダイアフラムによ
る流路の閉鎖作業を常に一定の締付力を維持して行うこ
とができ、必要以上の過度の締付力をダイアフラムに与
えることがなく、繰り返し行われる流路の開閉操作によ
るダイアフラムの磨耗や損傷が極めて少なく、長期間に
渡って安定した流体の制御を行うことができる効果を奏
する。
されてなることを特徴とする請求項1に記載の流体制御
器であるから、ハンドルを一定以上回転させると、皿バ
ネの弾性反発力によりハンドルの回転トルクが重くなる
と同時に、このハンドルの回転は抑制機構により停止さ
れるから、ダイアフラムの必要以上の締め付けを防止す
ることができる。しかも、ハンドルの回転を停止して
も、皿バネの弾性反発力により押圧子が押圧され、ダイ
アフラムがシール座に押圧されるため、常に一定の締付
力により流路の閉鎖を行うことができる。従って、長期
間に渡って安定した流体の制御を行うことができるとい
う効果を奏する。さらに、皿バネを用いているため、構
造を簡素化することができ、容易に組み立てを行うこと
ができるという効果を奏する。そのうえ、ステム外周面
のバネ受け部との摺動面が一箇所であるため、ハンドル
の回転トルクを小さく設定することができるという優れ
た効果を奏する。
概略説明図である。
す概略説明図である。
開放時を示す断面図である。
閉鎖時を示す断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 流路を有する弁箱と流路を開閉するダイ
アフラムとこのダイアフラムの背面側に設けられた操作
機構とこの操作機構を上下動させるハンドルとからなる
流体制御器であって、操作機構はダイアフラムを流路側
へ押圧又は離間する押圧子と、この押圧子を上下動させ
るステムと、このステムの外周面に嵌着され、ステムの
回動に伴って上下動されるバネ受け部とこのバネ受け部
と押圧子との間隙に配設されるバネとからなるとともに
ハンドルを一定以上回転させるとその回転力を抑制させ
る抑制機構が備えられてなり、該抑制機構はステム下部
に設けられた当接部とされるとともに、このステムには
内部にネジ山を有する螺合孔が設けられ、この螺合孔に
は押圧子に遊嵌される嵌合突部を先端に有するシャフト
が螺合され、且つステム外周面には前記螺合孔のネジ山
のピッチより大きいピッチのネジ山が設けられ、このネ
ジ山にはバネ受け部が螺合され、このバネ受け部が前記
当接部に当接することによってステムの回転が抑制され
てなることを特徴とする流体制御器。 - 【請求項2】 前記バネが皿バネとされてなることを特
徴とする請求項1に記載の流体制御器。
Priority Applications (1)
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JP31264094A JP3465010B2 (ja) | 1993-11-22 | 1994-11-21 | 流体制御器 |
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JP5-315995 | 1993-11-22 | ||
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JP31264094A Expired - Fee Related JP3465010B2 (ja) | 1993-11-22 | 1994-11-21 | 流体制御器 |
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