JP3464470B2 - 多層スリップフィルムをもつレーザーで像処理した印刷板 - Google Patents

多層スリップフィルムをもつレーザーで像処理した印刷板

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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/20Exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/2002Exposure; Apparatus therefor with visible light or UV light, through an original having an opaque pattern on a transparent support, e.g. film printing, projection printing; by reflection of visible or UV light from an original such as a printed image
    • G03F7/2014Contact or film exposure of light sensitive plates such as lithographic plates or circuit boards, e.g. in a vacuum frame
    • G03F7/2016Contact mask being integral part of the photosensitive element and subject to destructive removal during post-exposure processing
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  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネガを用いずにつく
ることのできる印刷板に関する。より詳しくは本発明は
レーザーでイメージ処理可能な印刷板に関する。これら
の印刷板は特にフレキソ印刷に有用だがオフセット印刷
や平版印刷にも用いうる。
【0002】
【従来の技術とその課題】フレキソ印刷は一般に高容量
の処理に用いられる印刷法である。フレキソ印刷は紙、
ペーパーボード、波板、フィルム、箔、積層体等の種々
の基材上への印刷に用いられる。新聞紙や食品雑貨類用
バッグはその典型例である。粗い表面や伸縮フィルムは
フレキソ印刷でしか経済的な印刷はできない。フレキソ
印刷板はオープン領域上に像要素をもつレリーフ板であ
る。一般にこの板は幾分軟らかく、印刷シリンダのまわ
りに巻きつくに十分な可撓性と数100万回のコピーを
印刷するに十分な耐久性をもつ。
【0003】これらの板はその耐久性や製造の容易性か
ら、印刷機に多くの利点をもたらしている。解像度(細
かさ)の改良やコストの低減がこれらの板の有用性をさ
らに高める。本発明はレーザー処理を用いることによる
解像度の向上と印刷板をつくる際のネガの使用を排除す
ることによるコスト低減の両方を可能にするものであ
る。
【0004】典型的なフレキソ印刷板は裏打ち層又は支
持層、1以上の末露光光硬化性層、保護層又はスリップ
フィルム、及びカバーシートをこの順でもつ多層物品で
ある。裏打ち層は板を支持する。これは典型的には約5
ミル程度の厚さをもつ透明又は不透明のプラスチックフ
ィルム又はシートである。ポリエチレンテレフタレート
フィルム等のポリエステルは裏打ち層として用いるに適
する材料の一例である。単一の光硬化性層だけが存在す
る場合には、それはどこに配しても約25〜275ミル
の厚さをもちうると共に、種々の公知の感光性ポリマ
ー、開始剤、反応性希釈剤、フィラー等から形成されう
る。板によっては、第2の光硬化性層(「オーバーコー
ト」層又は「印刷」層と称する)を、光硬化性材料の上
記の第1のベース層の上に配する。この第2層は通常第
1層と同じ組成をもつが、一般的にはより薄く、10ミ
ル以下のオーダーの厚さである。スリップフィルムは薄
く(約0.1〜1.0ミル)、UV光に透明なシートで
あり、感光性ポリマーをダスト類から保護しまた取り扱
いを容易にする。カバーシートは重い保護層であり、典
型的にはポリエステル等のプラスチック又は紙からな
る。
【0005】通常の使用では、印刷機が印刷板からカバ
ーシートをはがし、スリップフィルムの上にネガを配す
る。次いで印刷板とネガを、ネガを介してUV光に露光
する。露光した領域が硬化し、末露光領域が除去(現
像)される。典型的な現像法には種々の溶媒又はその洗
浄やブラシ処理がある。他の現像法としてはエアナイフ
の使用や熱のプラス吸取り紙の使用もある。
【0006】印刷板の露光は通常はネガと板との間の接
触をよくするために真空を付与して行われる。空気ギャ
ップがあると像欠陥をもたらしうる。同様に、ネガと板
の間にほこりやごみ等の部外物があると像品質を損な
う。
【0007】スリップフィルムは薄く且つ透明材料でつ
くられているが、依然光散乱を起こしまた所定の像から
得られうる解像度も制約しうる。スリップフィルムがな
ければ、より細かく且つ複雑な像をうることができるは
ずである。高い解像度は特に漢字等の場合のむずかしい
書体の再製や写真画像にとって望ましいものである。
【0008】ネガはコスト的に問題である。第1に印刷
に用いるネガは完全でなければならない。わずかな欠点
でもそれぞれの印刷物にでてしまう。またネガは通常ハ
ロゲン化銀を用いてつくられているが、これでは高価で
あると共に廃棄すると環境汚染源となる。これらのこと
から考え、ネガの使用を排除したり、スリップフィルム
の光散乱作用や他の露光制限を減少させる方法が、従来
の方法に比し、コスト、環境問題、利便性及び像品質の
点で優れていることは明らかである。
【0009】本発明者等は電子データファイルに保存し
た像によってガイドされるレーザーを用いて変性スリッ
プフィルム上にその場でネガをつくり、次いで印刷板を
通常の方法で露光し、現像することにより上記の利点を
得る方法を見出した。その結果、印刷機はネガとすべて
のその支持機材の使用に依存する必要がなくなり、それ
に代わりスキャンし保存した像に依存できることにな
る。これらの像は異なる目的用にかえることが容易であ
り、従ってプリンターの利便性を高めうる。またこの方
法は従来の現像及び印刷機器に適用可能であり、他の機
器を必要としない点でもコスト的に有利である。
【0010】木や金属等の種々の材料をレーザー食刻す
ることは周知である。硬化した堅いゴム又は平版をレー
ザー食刻することも知られている。この方法をフレキソ
印刷板に適用するとすると、板をまずUV光に、像なし
で、さらし、次いで硬化した板上に像を食刻するために
レーザーを用いることになる。この方法を試してみた
が、遅すぎて工業的に競争しえないものであった。フレ
キソ印刷板は高いレリーフ(一般に30〜40ミル高の
レター)を要し、これは食刻に長時間を要する。
【0011】レーザー光を用いる感光性ポリマーの直接
露光も知られている。この方法は板の露光に通常用いら
れるUV投光ランプを置きかえるために正確にガイドさ
れたレーザーを用いる。1981年2月3日発行の米国
特許第4,248,959号はコンピューターでつくっ
た像によってガイドされたレーザーを用いる感光性ポリ
マー板の直接露光に関するものである。この方法は、板
の厚さが硬化を抑えることから、フレキソ印刷板の現像
には適していない。またこの方法は遅すぎて工業的な競
争力がない。
【0012】光硬化性層と直接接触して像をつくること
についての他の公知例もある。1991年5月14日発
行の米国特許第5,015,553号は下のUV感光性
フォトレジストへの影響なしに写真像形成層を選択的に
露光するコンピューター・アシスト・デザイン(CA
D)駆動光プロッターを用いる印刷回路版用のUVフォ
トレジストを製造する方法に関する。上記の像層は次い
で版上で化学的に現像され、UV光露光の間下層のUV
レジスト用のその場でのマスクとして用いられる。露光
した後、像展をはがし、レジストの通常の処理に供す
る。この方法は板全体に少なくとも2回の現像工程を要
し、また像層と光硬化性層の間に挟持させた剥離性カバ
ーシートの使用を要する。
【0013】相対的に非感応性の基材からのポリマーの
レーザー切削も知られている。1977年5月3日発行
の米国特許第4,020,762号はオフセットリトグ
ラフ用の感光化したアルミニウム印刷板の製造法に関す
る。アルミニウムシートに、微細炭素、ニトロセルロー
ス、非酸化性アルキッド樹脂ジアゾ感光剤、酢酸セルロ
ース、ブチルアセテート、キシレン及びエチルセロソル
ブの混合物を塗布する。この被膜をYAGレーザーで少
なくとも部分的にエッチング除去する。アルミニウム基
材からすべての被膜が除かれるかどうか明らかでない。
そこには、エッチングされた領域はUV光官能性になる
こと、UV光に露光し現像した後にインク受容性とな
り、エッチングされなかった領域は水受容性になること
が開示されている。定量的な結果は記載されていない。
液体被膜がフレキソ印刷板として用いうることも示され
ていない。レーザー切削がポリマー層を除去してその直
下の感光性ポリマー層を現すに十分であることは示され
ていない。
【0014】官能性基材からのポリマーのレーザー切削
も知られている。1999年7月20日発行の米国特許
第5,925,500号は紫外線吸収層を用いるレーザ
ー像化処理印刷板の製造法に関する。ここではUV吸収
剤を加えたスリップフィルムでネガを置きかえている。
このスリップフィルムを感光性ポリマー層に積層し、U
V領域即ち300〜400nmの波長で作用するレーザ
ーを用いて感光性ポリマー層から切削している。得られ
た像化UV吸収剤含有層は効果的にネガになり、典型的
なUV投与露光にさらし、現像する。しかしこの方法は
UV領域で作用するレーザーの光切削に限られており工
業的には用い得ない。このタイプのレーザーは高価であ
り、保守が困難であり、またこれらのレーザーに用いる
光学系は不安定で損傷を受けやすい。
【0015】レーザーはまた多層物品の一層から少量の
ポリマーを別の層に物理的に移動するためにも用いられ
ている。
【0016】1992年10月30日発行の米国特許第
5,156,938号はグラフィックアート及び印刷回
路工業用のマスク(ネガ)の製造に適するレーザー誘導
切削性移動像化法に関する。この方法ではレーザー感応
性材料を多層構造物のドナー層からレセプター層に物理
的に置きかえている。ドナー層からの物質を切削し別の
物質をレセプター層上に付与していることから切削移動
と称している。
【0017】本発明者等は、多層スリップフィルムが、
少なくとも1層が強UV吸収剤を含有し少なくとも1の
他層が高吸光率をもつIR吸収剤を含有するという少な
くとも2層からなる場合には、たとえば1064nmで
働くNa−YAGレーザー及び830nmで働くダイオ
ードアレイレーザー等の入手容易なより安定なIRレー
ザーを同スリップフィルムの食刻に用いうることを見出
した。このIR吸収剤層はスリップフィルムをよりきれ
いに且つより容易に切削するための被覆を可能とし、一
方UV吸収剤層はスリップフィルムをより効果的にその
場でつくられるネガにすることを可能とする。ネガを別
途につくる必要がなく、あるいはハロゲン化銀を用いる
必要がない。またネガの下の別途の通常のスリップフィ
ルムの存在によってもたらされる光散乱作用もなくその
結果像の解像度が改良される。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、一の態様にお
いて、裏打ち層、該裏打ち層上に配した、300〜40
0nmの範囲の選択された波長で低い照射吸収性をもつ
光硬化性層、及び多層光切削性スリップフィルムからな
るレーザー像化性で光硬化性の物品を提供する。多層ス
リップフィルムはフィルム形成性ポリマー及び自己酸化
性バインダーからなる。特に、多層光切削性スリップフ
ィルムの少なくとも1層は300〜400nmの波長範
囲に高い吸光率をもつUV吸収剤をもち、そして多層光
切削性スリップフィルムの少なくとも1の他層は830
nmの波長又は1064nmの波長のいずれかに高い吸
光率をもつIR吸収剤をもつ。この多層光切削性スリッ
プフィルムはIR又は近IR波長においてエネルギーレ
ベルで働くレーザーによって光切削されることができ、
その際多層スリップフィルムの非切削領域は紫外光源か
らの実質上すべての照射光を吸収することができ、その
結果同物品を化学照射線源にさらしたとき多層光切削性
スリップフィルムの切削された領域の下の光硬化性層の
領域が硬化され、そして多層光切削性スリップフィルム
の切削されていない領域の下の光硬化性層の領域が未硬
化のまま残る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の多くの目的及び効果は添
付の図面(寸法なし)を参照することにより当業者によ
り容易に理解されよう。図1は本発明の複合印刷要素の
断面図であり、図2は図1の複合印刷要素のレーザー切
削後の断面図である露光及び現像プロセス:本発明はレ
ーザー像化法印刷板の製造法を包含する。まず、固体の
非硬化印刷板をUV吸収剤及びIR吸収剤の両者で変性
する。これは少なくとも2層をもちその少なくとも1層
が強UV吸収剤をもち他の少なくとも1層がIR吸収剤
をもつ多層スリップフィルムをつくることによって最も
好都合に行われる。好ましくは、UV吸収剤とIR吸収
剤の両方共それぞれの波長に高い吸光率をもつ。多層ス
リップフィルムは使用のために印刷板に適用されてお
り、未硬化の印刷板の表面に通常の手法で付着される。
多層スリップフィルムをもつ印刷板は印刷要請に応じし
ばらくの間保存することもまた直ちに使用することもで
きる。
【0020】印刷板を用いるとき、多層スリップフィル
ムを選択的に切削し又は除去するためにIR領域で働く
レーザーを用いる。次いでこの未硬化板を通常の手法で
UV光の投光に露出させる。UV光に露出すると、多層
スリップフィルムの切削された領域が硬化する。次いで
未硬化領域を通常の現像法で洗い去ることができる。
【0021】ここでは本発明を最初に適用した態様即ち
フレキソ印刷板について具体的に記載するが、本発明が
この態様に限定されないことは当業者が容易に認めるこ
とであろう。たとえば、本発明では多層スリップフィル
ムをUV及びIR吸収剤用のキャリアとして用いる。こ
れはスリップフィルムが実用されている板で既に用いら
れたことから便宜上のものである。同様に、UV吸収剤
及びIR吸収剤を加えそして選択されたIR又は近IR
波長で働くレーザーで切削したUV及びIR透過性フィ
ルムはグラビア印刷用の印刷スリーブとして、又はフォ
トレジスト製造用のその場のマスクとして用いうる。
【0022】UV吸収剤: 本発明の1つの重要な点は多層スリップフィルム(これ
は像化処理プロセスを促進するため通常はUV光に対し
透過性である)がUV吸収剤をもつ層で変性されている
ということである。UV吸収剤の存在は通常はUV透過
性のスリップフィルムを高度にUV不透過性のバリアに
する。UV吸収は、UV投光ランプからの実質上すべて
の照射をブロックするために、UV吸収はほぼ完全、少
なくとも95%、好ましくは97%以上、より好ましく
は99.9%以上、最も好ましくは99.99%以上で
あるべきである。ほとんどの利用に用いる投光照射ラン
プの波長範囲は300〜400nmである。それ故UV
吸収剤は典型的にはこの範囲で活性であるべきである。
換言すれば、UV吸収剤は現像剤ランプの上記の特定の
出力範囲に高い吸収性をもつべきである。
【0023】フレキソ印刷板の硬化に用いる投光ランプ
の強度は典型的には約5〜25ミリワット/cm2 の範
囲にあるが、50ミリワット/cm2 といった高い強度
のものも用いうる。それ故スリップフィルムは、全非切
削領域で、UVランプからのこのような強度の全照射光
を実質的に吸収することができるべきである。これらと
してベンゾフェノン誘導体及び強吸収性染料は好ましい
ものである。現像ランプの上記の典型的特定範囲に高吸
光率をもつ物質を次表に示す。
【0024】
【表1】
【0025】UV吸収剤はまたスリップフィルムと相溶
性がある必要がありまたスリップフィルムから光硬化性
組成物に顕著な移行を示さない必要がある。好ましく
は、UV吸収剤はスリップフィルムを形成するポリマー
材料に可溶性のものである。これらの特性をもつUV吸
収剤の例としてはUVINUL 3050(BAS
F)、ジメチルアミノベンゼンとヒドロキシビフェニル
とのカップリング生成物(フロリダ州サラソタのエスプ
リット・ケミカル・Coから市販)及びスチルベンゼン
(フロリダ州、フォートラウダーデールのラムダクロ
ム、Incから市販)がある。UV吸収剤は典型的には
約1〜約50重量%、より好ましくは約6〜約30重量
%、最も好ましくは約10〜約20重量%の量でフィル
ム中に存在させる。UV吸収剤層は約0.25〜50.
8μm、好ましくは約0.51〜25.4μm、より好
ましくは約0.76〜12.7μm、最も好ましくは約
0.89〜7.6μmの厚さをもつ。
【0026】IR吸収剤: 本発明のさらなる重要な点は多層スリップフィルムがI
R吸収性化合物で変性した層をもつことである。好まし
くは、この層はUV吸収層とは別にそれと共に存在す
る。IR吸収剤層の存在は多層スリップフィルムをIR
レーザーに対しより感応性にする。IR吸収剤は適切な
波長でレーザーによる励起に対し応答を示すもの即ちス
リップフィルムの切削を可能とするものである必要があ
る。好ましくは、IR吸収剤は用いたIRプレート・セ
ッターの波長で最大吸光率をもつ。それは典型的には近
IR範囲の約830nm又はIR範囲の約1064nm
のいずれかであり、両方でではない。それ故、IR吸収
剤は典型的にはこれらの波長で活性であるべきである。
換言すればIR吸収剤はレーザーのスペクトル出力範囲
に高吸光率をもつ必要がある。好ましくは、IR吸収剤
はIR吸収性染料である。より好ましくは、次表に示す
染料があげられる。
【0027】
【表2】
【0028】IR吸収剤は典型的には約1〜約25重量
%、好ましくは約5〜約20重量%、より好ましくは約
7〜約18重量%、最も好ましくは約7〜約15重量%
の量でフィルム中に存在する。IR吸収剤層は約0.0
25〜約12.7μm、好ましくは約0.25〜約1
0.2μm、より好ましくは約0.38〜約7.6μ
m、最も好ましくは約0.51〜約5.1μmの厚さを
もつ。
【0029】多層スリップフィルム: 前記したように本発明のある態様におけるUV及びIR
吸収剤用の好ましいビヒクルは多層スリップフィルム層
である。多層スリップフィルムは像を付与すべき印刷板
で用いられる薄い多層保護フィルムである。本発明によ
れば、UV及びIR吸収剤をそれぞれ添加する典型的な
多層スリップフィルムは自己酸化性バインダー、フィル
ム形成性ポリマー及び/又は低分子量可塑剤からなる層
をもつ。自己酸化性バインダーは典型的にはスリップフ
ィルムに高められた切削感応性を付与する。好ましく
は、フィルム形成性ポリマーと自己酸化性バインダーは
得られるフィルム又はその層が不透明ではないように、
互にまたUV及びIR吸収剤と相溶性のものである。
【0030】自己酸化性バインダーは典型的には多層ス
リップフィルムの主要成分である。好ましい自己酸化性
エラストマー状バインダーの例としては、ニトロセルロ
ース、ポリカーボネート、ポリビニルピロリドン、ポリ
(ビニルピロリドン−コ−酢酸ビニル)、ポリエステ
ル、ポリオルソエステル、ポリアセタール、エチルセル
ロース及びカルボキシメチルセルロースがある。ニトロ
セルロースが特に好ましい。
【0031】自己酸化性バインダーの使用は最終の多層
スリップフィルムが亀裂やまだら状の外観を生じない限
り好ましい。層の最終組成物中に多量すぎる自己酸化性
バインダーを用いるともろい層が生じやすい。従って、
たとえばポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリオレフ
ィン及び低分子量ポリアミド等の低分子量可塑剤を加え
て層により弾性を付与することが好ましい。この場合、
多層スリップフィルムの層に含ませる自己酸化性バイン
ダーの最適量は約20%といった少量から約85%とい
った多量まで変わりうる。フィルム形成性ポリマーと共
に用いる場合、自己酸化性バインダーの好ましい濃度は
約30〜約50重量%である。低分子量可塑剤と共に用
いる場合、自己酸化性バインダーの好ましい濃度は約5
0〜約85重量%である。
【0032】フィルム形成性ポリマー成分は多層スリッ
プフィルムの各層中に好ましくは約1〜約50重量%、
より好ましくは約1.5〜約30重量%、最も好ましく
は約2〜約25重量%存在させうる。フィルム形成性ポ
リマー成分としては下層の感光性ポリマーと相溶性があ
り且つ現像(洗浄)工程中に容易に除去できる公知の適
宜のフィルム形成性ポリマーを用いうる。このようなフ
ィルム形成性ポリマーは光処理分野で周知である。これ
らの例としては、ポリアセタール、ポリアクリル樹脂、
ポリアミド、ポリイミド、ポリブチレン、ポリカーボネ
ート、ポリエステル、ポリエチレン、セルロース系ポリ
マー、ポリフェニレンエーテル、ポリエチレンオキシ
ド、共役ジオレフィン炭化水素の天然又は合成ポリマー
(たとえばポリイソプレン、1,2−ポリブタジエン、
1,4−ポリブタジエン、ブタジエン/アクリロニトリ
ル)、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ヒドロ
キシプロピルセルロース、ブタジエン/スチレン熱可塑
性エラストマー状ブロックコポリマー及びその他のコポ
リマーがある。セルロース系及びポリアミドが切削の容
易性の点で好ましい。低分子量ポリアミドは特に好まし
い。
【0033】原則的には、これらのフィルム形成性ポリ
マーに本発明のUV及びIR吸収剤を加えて変性しう
る。多層スリップフィルムは像領域と非像領域の間のコ
ントラストをつくるためにコントラスト染料も含有させ
うる。コントラスト染料の例は、たとえば米国特許第
5,387,496号、同第5,429,909号、同
第5,354,633号に開示されている。
【0034】前記したように、IR吸収剤層の添加は、
本発明で用いるレーザーに対するスリップフィルムの応
答を変化させうる。たとえば、米国特許第5,925,
500号に開示されているようなUV吸収剤だけを含有
させた単層フィルムは通常830nm又は1064nm
でのレーザー照射にさらしても影響を受けないがIR吸
収性染料をもつ少なくとも1の追加の層を加えて多層フ
ィルムにすると、フィルムはIRレーザー切削を受けや
すくなり本発明方法にとって有用となる。
【0035】本発明に従えば、UV吸収剤とIR吸収剤
はスリップフィルムの単一層中に含有させてもよい。し
かしながら、UV吸収剤とIR吸収剤を共にスリップフ
ィルムの単一層に含有させるとフィルムが不透明になり
やすいことが判明した。従ってUV吸収剤とIR吸収剤
を別々の層に含有させることにより顕著な効果が得られ
ることが判明した。
【0036】好ましくは、多層スリップフィルムの厚さ
は約0.025〜約20μm、最も好ましくは約0.5
0〜約5.0μm、より特には2.0μm以下である。
多層スリップフィルムは公知の適宜の方法で多層構造
を形成しうる。たとえば押出しダイコーティング、タン
デムロッドコーティング、タンデムリングコーティン
グ、タンダムグラビアコーティング等を用いうる。
【0037】光硬化性層: 光硬化性層は、通常約0.02〜0.35インチ(0.
01〜0.889cm)の厚さをもち、光硬化性組成物
からなる。原則として公知の光硬化性組成物を用いう
る。典型的には、これらの光硬化性組成物は光硬化性物
質と開始剤を含む。またこれらの光硬化性組成物は種々
の公知の添加剤、たとえば反応性希釈剤、フィラー及び
染料を含有しうる。好ましくは、光硬化性組成物の光硬
化性物質、開始剤及び他の種々の添加剤はレーザーの操
作波長で低い吸光度をもつ、つまりIR又は近IR波長
での照射吸収性が低い。もし光硬化性物質がIR又は近
IR波長で高い照射吸収性をもつと、ポリマーが熱破損
するおそれがある。
【0038】好ましい光硬化性組成物はエラストマー化
合物、少なくとも1の末端エチレン性基をもつエチレン
性不飽和化合物及び光開始剤を含む。光硬化性組成物の
例はヨーロッパ特許出願0456336A2(Goss
等)及び0640878A1(Goss等)、英国特許
第1,366,769号及び米国特許第5,223,3
75号(Berrier等)、3,867,153号
(MacLahan)、4,264,705号(All
en)、4,265,986号(Allen)、4,3
23,636号(Chen等)、4,323,637号
(Chen等)、4,369,246号(Chen
等)、4,423,135号(Chen等)、3,26
5,765号(Holden等)、4,320,188
号(Heinz等)、4,427,759号(Grue
tzmacher等)、4,460,675号(Gru
etzmacher等)、4,622,088号(Mi
n)及び5,135,827号(Bohm)に開示され
ている。もし第2の光硬化性層を用いる場合即ちオーバ
ーコート層を用いる場合には、典型的にはそれは第1の
光硬化性層の上に配され且つ組成はそれと同様であるが
かなり薄いことが望ましく通常0.01インチ(0.0
25cm)以下である。
【0039】本発明の光硬化性材料は架橋されて少なく
ともある化学線波長領域で硬化されるべきである。ここ
で化学(線)照射とは、たとえば増幅した光(たとえば
レーザー)及び増幅しない光であって、特にUV及び赤
外波長領域にあるものを包含する。好ましい化学線の波
長領域は約250〜約450nm、より好ましくは約3
00〜約400nm、さらに好ましくは約320〜約3
80nmである。
【0040】光硬化性組成物用に適した開始剤の例とし
てはベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエー
テル、ベンゾインイソプロピルエーテル及びベンゾイン
イソブチルエーテル等のベンゾインアルキルエーテルが
ある。別の種類の光開始剤としては2,2−ジメトキシ
−2−フェニルアセトフェノン、即ちイルガキュア76
51(ニューヨーク州ハウゾーンのチバ−ガイギー社か
ら市販)及び2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセト
フェノン等のジアルコキシアセトフェノンがある。さら
に別の種類の光開始剤としてはカルボニル基に直接結合
した少なくとも1の芳香核をもつアルデヒドカルボニル
化合物及びケトンカルボニル化合物がある。これらの光
開始剤の非限定的な例としては、ベンゾフェノン、アセ
トフェノン、o−メトキシベンゾフェノン、アセナフテ
ンキノン、メチルエチルケトン、バレロフェノン、ヘキ
サフェノン、アルファフェニルブチロフェノン、p−モ
ルホリノプロピオフェノン、ジベンゾスベロン、4−モ
ルホリノベンゾフェノン、4−モルホリノデオキシベン
ゾイン、p−ジアセトキシベンゼン、4−アミノベンゾ
フェノン、4’−メトキシアセトフェノン、ベンズアル
デヒド、アルファテトラロン、9−アセチルフェナンス
レン、2−アセチルフェナンスレン、10−チオキサン
セノン、3−アセチルフェナンスレン、3−アセチルイ
ンドン、9−フルオレソン、1−インダノン、1,3,
5−トリアセチルベンゼン、チオキサンテン−9−オ
ン、キサンテン−9−オン、7−H−ベンズ[デ]−ア
ンスラセン−7−オン、1−ナフタルデヒド、4,4’
−ビス(ジメチルアミノ)−ベンゾフェノン、フルオレ
ン−9−オン、1’−アセトナフトン、2’−アセトナ
フトン、2,3−ブタンジオン、アセトナフテン、ベン
ズ[ア]アンスラセン−7,12−ジオン等があげられ
る。トリフェニルホスフィン及びトリ−o−トリルホス
フィン等のホスフィンも光開始剤として用いうる。
【0041】ベンゾフェノン系開始剤が特に好ましい。
市販の好ましいベンゾフェノン系開始剤の例としてはイ
ルガキュア651(ニューヨーク州タリタウンのチバ・
スペシアルティ・ケミカルス)がある。
【0042】オーバーコート層: 光硬化性層と多層スリップフィルムの間に最終のフレキ
ソ印刷板を位置させるように、第2の光硬化性層を前記
の光硬化性層の上に配することがしばしば好ましい。用
いる場合、オーバーコート層は最終的に露光された板の
実際の印刷層となる。オーバーコート層の組成はベース
の光硬化性層の組成と同じでも異なっていてもよい。好
ましくは、オーバーコート層は、第1の光硬化性組成物
と同様、レーザー操作波長で低い吸光率をもち、従っ
て、レーザーによって悪影響を受けない、即ち用いた波
長でレーザーに非感応性である。オーバーコート層の厚
さは一般にベース層の厚さより薄く、約1〜10ミルの
オーダーにあり、好ましくは約2〜8ミルである。オー
バーコート層は一般にベースとなる光硬化層と共押出し
され、これら2層がそれらの界面で直接接するようにす
る。印刷板を用いる場合、これら2層が同時に露光され
そして現像される。即ち単一の像形露光を用い、すべて
の層を共通の現像溶媒処理で同時に現像できる。オーバ
ーコート層の使用とその多層フレキソ印刷板への組み込
みはたとえば米国特許第5,370,968号及び4,
460,675号に開示されている。
【0043】レーザー: スリップフィルムの選択された領域を正確に除去し、そ
れによって次のUVランプによる投光照射にその下感光
性ポリマーをさらして光ポリマーを硬化させることを可
能にするためにレーザーが用いられる。レーザーの波長
と強さは、レーザー処理によってその直下の感光性ポリ
マーに損傷を与えることなしにスリップフィルムを切削
できるようなものであるべきである。好ましくは、レー
ザーはIR型レーザーであり、たとえば典型的に約10
64nmの波長で働くNd−YAGレーザー及び典型的
に約830nmの波長で働くダイオードアレイレーザー
がある。好ましいレーザーシステムの例としては、クレ
オ・サーモフレックス(ブリティッシュコロンビア州、
バーナビーのクレオプロダクツ)又はバルコCDI(オ
ハイオ州バンダリアのバルコグラフィックス)がある。
【0044】本発明の操作によれば、レーザーの操作波
長で高い吸光率をもつようにIR吸収性染料が選ばれ
る。スリップフィルムにレーザーの操作波長で高い吸光
率をもつIR吸収性染料を加えた場合には、これらの染
料なしの場合に比し、被膜がより明瞭に(スモークなし
に)且つより速かに切削される。次の例は本発明を例証
するものであり、本発明を制限するものではない。
【0045】例1: 一般的に用いられているスリップフィルムをUV吸収剤
で変性して化学線照射が非透過性のフィルムをつくっ
た。自己酸化性バインダーであるニトロセルロースも加
えてレーザー切削に対するマスクの感応性を増加させ
た。用いたマスクはドライフィルムとして表3に示す組
成をもっていた。
【0046】
【表3】
【0047】上記の調合物を、バージニア州ホープウエ
ルのデュポンPETから市販されているMelinex
453のような透明PETカバーシート上にハンドキ
ャストして厚さを約2〜4μm(乾燥)のフィルムを得
た。次に市販のFlex−Light KOR 0.0
67″板(ジョージア州アトランタのポリフィブロン・
テクノロジーズ)のスリップフィルムをイソプロパノー
ルで慎重に除去することによって変性した。次いでこの
板を乾燥しそこに上記のUVマスクを積層した。この処
理したスリップフィルムは、マサチューセッツ州ニュー
バリーポートのインターナショナル・ライトから市販さ
れているモデルIL 1400A光測定機で測定して化
学的照射の99.9%を吸収した。さらにこのマスクに
コントラスト染料を加えて、レーザー像化処理板の像の
コントラストを高めるようにした。
【0048】積層の後、カバーシートを除去し廃棄し
て、感光性ポリマー表面上にUVマスクを残した。この
板をミソメックス社のOmni Setter 400
0又はクレオ社のThermoflex 5280のよ
うな市販のフレキソ板−セッターに取りつけた。コンピ
ューターからのデジタルファイルをこのUVマスク上に
移した。レーザーは上記の操作の間UVマスク上には影
響を与えず(切削は起こらなかった)また像も示されな
かった。
【0049】例2: フレキソ板用のUV吸収剤及びIR吸収剤変性ポリアミ
ドスリップフィルムの製造 カナダ国モントリオールのアメリカン・ダイ・ソースか
ら市販されているIR吸収性染料であるADS 830
Aを例1のUV吸収剤−変性マスクに加えた。このマス
クは化学線照射の99.9%を吸収した。IR吸収剤を
添加したマスクはフレキソ板−セッターで典型的に用い
られている波長である約830nmで操作するIRレー
ザーに感応性になった。用いたマスクはドライフィルム
で表4に示す組成をもっていた。
【0050】
【表4】
【0051】バージニア州ホープウエルのデュポンPE
Tから市販されているMelinex 453のような
透明PET上に表4の溶液をハンドキャストして乾燥厚
さ約2〜4μmのフィルムを得た。Flex−Ligh
t KOR 0.067″板(ジョージア州アトランタ
のポリフィブロン・テクノロジーズ)のスリップフィル
ムをイソプロパノールで慎重に除去することによって変
性し、次いで上記のUV/IRマスクを積層した。
【0052】積層の後、カバーシートを除去し、廃棄し
て感光性ポリマー上にマスクを残した。ミソメックス社
のOmni Setter 4000又はクレオ社のT
hermoflex 5280のような市販のフレキソ
板−セッター上に上記の板を取りつけた。レーザーが
「オン」の領域のマスクを除去し、板表面上にその場
(in situ)の光部材を残した。次いでこの板を
17秒間裏露光し9分間表露光して133LPIで1%
のドットを保持した。UV/IRはDTP板をつくるの
に有効だが、この手法にはいくつかの欠点がみられた。
即ちUV吸収剤とIR吸収性染料の両方を単一層に存在
させると、曇りと不均一フィルムによって裏付けられる
相溶性の問題が生じた。
【0053】例3: フレキソ印刷板用の多層マスク被膜の製造 例2に記載した欠点を解消するために、スリップフィル
ムとして多層被膜を用いた。図1及び2において、多層
スリップフィルム12は紫外線吸収性層14及び赤外線
吸収性層16からなる。紫外線吸収性層14は化学的紫
外線照射の99.9%を吸収する。紫外線吸収性層14
はドライフィルムで表5に示した組成をもち、また1〜
1.5μmの厚さをもつ。赤外線吸収性層16は紫外線
吸収性層14の下にあり且つ光硬化性層18に隣接して
いる。赤外線吸収性層16はフレキソ印刷板−セッター
で典型的に用いられる波長である830nmで操作され
るIRレーザーに感応するようにデザインした。UV吸
収性層14中にコントラスト染料を存在させることによ
り最終のレーザー像化処理板の像のコントラストが増加
した。赤外線吸収層16はドライフィルムで表6の組成
をもちまた0.5〜0.75μmの厚さをもっていた。
【0054】
【表5】
【0055】
【表6】
【0056】赤外線吸収性層14をバージニア州ホープ
ウエルのデュポンPETから市販されているMelin
ex 453のような透明PETカバーシート20上に
ハンドキャストした。上記の被膜を乾燥後、上記の組成
と厚さをもつ赤外線吸収性層16をその上に被覆して多
層スリップフィルム12をつくった。次に市販のFle
x−Light KOR 0.067″板(ジョージア
州アトランタのポリフィブロン・テクノロジーズ)のス
リップフィルムをイソプロパノールで慎重に除去するこ
とによって変性した。次いでこの板を乾燥しそこに上記
の多層スリップフィルム12を積層した。
【0057】積層の後、カバーシート20を除去し廃棄
して、光硬化性層18の上に多層スリップフィルム12
を残した。この板をミソメックス社のOmni Set
ter 4000又はクレオ社のThermoflex
5280のような市販のフレキソ板−セッターに取り
つけた。コンピューターからのデジタルファイル切削性
のオン/オフ機構を介して多層スリップフィルム上に移
した。レーザーが「オン」22の領域で、IR吸収性層
16とその上のUV吸収性層14の両方を除去した。つ
まり板表面上にその場の光ツールをつくった。次いでこ
の板を17秒裏露光し、9分表露光して133LPIで
1%のドットを保持した。
【0058】UV吸収機能をIR吸収機能と分離するこ
とによって顕著に優れたシステムが得られた。それぞれ
の個々の被膜は透明にして被覆の容易なものであった。
意外にも、感光性ポリマーに最も近い層であるIR吸収
性層の切削がUV吸収性層の完全除去をも促進させた。
その結果クリーン除去の問題が解決し且つ低いDmin
を与えるという効果を示した。またUV吸収性層と光硬
化性層の間に位置するIR吸収性層がUV吸収剤の光硬
化性層への移行を防ぐことも判明した。本発明の好まし
い態様について説明したが、当業者はそれらの種々の変
更を本発明の技術思想を離れることなくなしうるであろ
う。 [図面の簡単な説明]
【図1】本発明の複合印刷要素の断面図。
【図2】レーザー切削後の図1の複合印刷要素の断面
図。
【符号の説明】
12 多層スリップフィルム 14 UV吸収性層 16 IR吸収性層 18 光硬化性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03F 7/20 511 G03F 7/20 511 (56)参考文献 特開 平9−104182(JP,A) 特開 平8−305007(JP,A) 特開 平11−149162(JP,A) 特開 平7−17151(JP,A) 特表 平10−509254(JP,A) 特表 平7−506201(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)裏打ち層;(b)該裏打ち層上に
    配した光硬化性層、ここで該光硬化性層は300〜40
    0nmの範囲の選択された波長での照射の吸光率が低く
    そしてその選択された波長で活性化させうる開始剤を含
    む;及び(c)フィルム形成性ポリマーと自己酸化性バ
    インダーからなる複数の層をもつ多層光切削性スリップ
    フィルム;からなり、且つ該多層光切削性スリップフィ
    ルムの少なくとも第1層が300〜400nmの波長範
    囲に高い吸光率をもつUV吸収剤を含み、該多層光切削
    性フィルムの少なくとも第2層が830nmの波長又は
    1064nmの波長のいずれかで高い吸光率をもつIR
    吸収剤を含み、そして該多層光切削性スリップフィルム
    がIR波長又は近IR波長で働くレーザーによって光切
    削されることができ、そして該多層光切削性フィルムの
    切削されていない領域で紫外光源からの実質上すべての
    照射光を吸収することができ、それにより照射光源に露
    出したときに該多層光切削性スリップフィルムの光切削
    されていない領域が硬化され、該多層光切削性スリップ
    フィルムの光切削されていない領域が硬化され、該多層
    光切削性スリップフィルムの切削されていない領域の下
    の該光硬化性層の領域が未硬化のまま残ることを特徴と
    するレーザーで像化でき且つ光硬化性のある物品。
  2. 【請求項2】 該多層光切削性スリップフィルムの切削
    されていない領域が300〜400nmの範囲の照射紫
    外光の少なくとも97%を吸収することができる請求項
    1の物品。
  3. 【請求項3】 フィルム形成性ポリマーがポリアセター
    ル、ポリアクリル樹脂、ポリアミド、ポリイミド、セル
    ロース系ポリマー、ポリブチレン、ポリカーボネート、
    ポリエステル、ポリエチレン、ポリフェニレンエーテ
    ル、ポリフェニレンオキシド、イソプレン、1,2−ポ
    リブタジエン、1,4−ポリブタジエン、ブタジエン/
    アクリロニトリル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビ
    ニル及びブタジエン/スチレン熱可塑性−エラストマー
    状ブロックコポリマーからなる群から選ばれる請求項1
    の物品。
  4. 【請求項4】 該光硬化性層と該多層光切削性スリップ
    フィルムの間に配された光硬化性オーバーコート層をも
    ち、該オーバーコート層が該選択された波長で低い吸光
    率をもち且つ該選択された波長で活性化させうる開始剤
    をもつ請求項1の物品。
  5. 【請求項5】 該IR吸収剤が染料である請求項1の物
    品。
  6. 【請求項6】 該多層光切削性スリップフィルムが低分
    子量可塑剤を含有する請求項5の物品。
  7. 【請求項7】 該低分子量可塑剤がポリイソプレン、ポ
    リブタジエン及び低分子量ポリアミドからなる群から選
    ばれる請求項6の物品。
  8. 【請求項8】 該可塑剤が低分子量ポリアミドである請
    求項7の物品。
  9. 【請求項9】 該自己酸化性バインダーがニトロセルロ
    ース、ポリカーボネート、ポリビニルピロリドン、ポリ
    (ビニルピロリドン−コ−酢酸ビニル)、ポリエステ
    ル、ポリオルソエステル、ポリアセタール、エチルセル
    ロース及びカルボキシメチルセルロースからなる群から
    選ばれる請求項1の物品。
  10. 【請求項10】 該光切削性スリップフィルムがコント
    ラスト染料を含有する請求項1の物品。
  11. 【請求項11】 請求項1の物品を用意し、IR又は近
    IR波長にて働くレーザーを用いて該多層光切削性スリ
    ップフィルムを光切削して切削された領域と切削されな
    い領域を付与してその場でつくったネガ像をつくり;該
    物品を300〜400nmの波長範囲のUV光に、ネガ
    なしで露出して多層光切削性スリップフィルムの切削さ
    れた領域の下の領域における光硬化性層を硬化してレー
    ザーで像化した印刷板をつくり;そして該多層光切削性
    スリップフィルムの切削されていない領域の下から未硬
    化のポリマーを除くことを特徴とするレーザーで像化処
    理した印刷板の製造方法。
  12. 【請求項12】 該多層光切削性スリップフィルムの切
    削されていない領域が300〜400nmの範囲の照射
    紫外光の少なくとも97%を吸収することができる請求
    項11の方法。
  13. 【請求項13】 フィルム形成性ポリマーがポリアセタ
    ール、ポリアクリル樹脂、ポリアミド、ポリイミド、セ
    ルロース系ポリマー、ポリブチレン、ポリカーボネー
    ト、ポリエステル、ポリエチレン、ポリフェニレンエー
    テル、ポリフェニレンオキシド、イソプレン、1,2−
    ポリブタジエン、1,4−ポリブタジエン、ブタジエン
    /アクリロニトリル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸
    ビニル及びブタジエン/スチレン熱可塑性−エラストマ
    ー状ブロックコポリマーからなる群から選ばれる請求項
    11の方法。
  14. 【請求項14】 該光硬化性物品が該光硬化性層と該多
    層光切削性スリップフィルムの間に配された光硬化性オ
    ーバーコート層をもち、該オーバーコート層が該選択さ
    れた波長で低い吸光率をもち且つ該選択された波長で活
    性化させうる開始剤をもつ請求項11の方法。
  15. 【請求項15】 該IR吸収剤が染料である請求項11
    の方法。
  16. 【請求項16】 該オーバーコート層がコントラスト染
    料を含有する請求項14の方法。
  17. 【請求項17】 該UV吸収剤がベンゾフェノン誘導体
    である請求項11の方法。
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