JP3464306B2 - 入力タブレット - Google Patents

入力タブレット

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JP3464306B2
JP3464306B2 JP04938695A JP4938695A JP3464306B2 JP 3464306 B2 JP3464306 B2 JP 3464306B2 JP 04938695 A JP04938695 A JP 04938695A JP 4938695 A JP4938695 A JP 4938695A JP 3464306 B2 JP3464306 B2 JP 3464306B2
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茂美 倉島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネル面を指又は検出
用ペン等で押下することにより、押下された位置をコン
ピュータ等に知らせる入力タブレット(いわゆるタッチ
パネル)に関する。
【0002】コンピュータ等のインターフェースとして
用いられる入力タブレットには種々の構成が存在する。
その中で、パネル面に時間的に振幅が変化する駆動信号
を印加して電界を発生させ、パネル上の任意の位置に接
触させた検出用ペンから電位を検出して、パネル上の何
処に検出用ペンが位置しているかを認識する入力タブレ
ットが存在する。
【0003】この電位を検出する方式の入力タブレット
は、検出用ペン等の接触した位置を正確に検出するため
に、パネルの全面に亘って可能な限り均一な電位分布を
発生させなければならないという課題がある。そのた
め、抵抗膜に接続するための電極の面積を可能な限り小
さくして、面積を有効に利用するという工夫もなされて
いる。
【0004】
【従来の技術】従来の電位分布を検出する入力タブレッ
トとしては、図7(A)に示す構成のものが知られてい
た。
【0005】図7(A)に示すように、従来の入力タブ
レットは、所定の面積抵抗率(sheet resistivity )ρ
0を有する均一な導体材料よりなるパネル20と、当該
パネル20を取り囲むように配置された電極25〜28
と、各コーナに設けられた端子21〜24と、を備え
る。電極25〜28は、パネル20の有する面積抵抗率
ρ0より遥かに小さい面積抵抗率ρ1を有する材料よりな
る。端子21〜24は、電極25〜28と電気的に接触
している。
【0006】この入力タブレットは、外部の駆動回路よ
り所定の駆動信号を端子21〜24に加えることにより
動作する。例えば、ある時間に、端子21及び24にあ
る電位が加えられ、さらに端子22及び23に、端子
1及び24に加えた電位とは異なる電位が加えられる。
これにより、図面の横方向、すなわち、パネル20のX
軸方向に電位分布が生ずる。また、別の時間に、端子
1及び22にある電位が加えられ、さらに端子23及び
24に、端子21及び22に加えた電位とは異なる電位
が加えられる。これにより、図面の縦方向、すなわち、
パネル20のY軸方向に電位分布が生ずる(図7(B)
(C)参照)。
【0007】上記の構成により、パネル20上の任意の
一点に検出用ペン等を接触させ、この位置におけるX軸
方向に電圧を印加した場合の電位と、Y軸方向に電圧を
印加した場合の電位と、を検出する。この検出された電
位により、検出用ペンが接触しているパネル20上の一
点を識別することができる。
【0008】これらパネル上に生ずる電位分布を検出す
ることにより位置入力を行うタイプの入力タブレットと
して、特開昭47−36923号(特願昭46−218
79号)公報に掲載された「電気的入力タブレット装
置」がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の入力タブレットでは、パネル上に生ずる電位分布が
均一とならないために、正確な位置検出ができないとい
う問題があった。
【0010】図7(B)に、従来の入力タブレットにお
けるパネル20のX軸方向に電位差を生じさせた場合、
(C)にパネル20のY軸方向に電位差を生じさせた場
合における各電位分布の様子を示す。パネル内の細い実
線は等電位線を示している。
【0011】図7(B)(C)から判るように、X軸方
向においてもY軸方向においても、パネルの電位分布に
歪が生じている。これらパネルに生ずる電位分布の歪み
は電極の近傍よりもパネルの中央付近において激しい。
特に、図7のように、パネル形状が長方形の場合には、
長辺となる電極の近傍において、電位分布の歪みの程度
が多かった。また、電極の幅がパネルのいずれの辺にお
いても同一の幅である場合には、位置検出の誤差がさら
に激しくなるという問題もあった。例えば、横幅と縦幅
との比が2:1の外形を有するパネルであって、パネル
の面積抵抗率ρ 0 と電極の面積抵抗率ρ1 との比が1
0:1である場合、この電位分布の歪率はX軸方向に最
大で5%、Y軸方向に最大で25%にも及ぶ。
【0012】この原因としては、パネル面が有する抵抗
成分の他に電極も一定の抵抗値を有していることに起因
する。電圧が印加される端子は電極のコーナにあるた
め、例えば、高電位側の電極両端のコーナに同一の電位
が加えられた場合には、両コーナ間の電極にはコーナか
らの距離に応じた電圧降下が生ずる。つまり、本来電極
の一区間に亘って同一の電位(端子に印加される電位)
となるべきところ、実際には、端子の近くの電位より電
極の中央付近の電位が若干低くなっているのである。ま
たこれとは逆に、低電位側の電極では、コーナの電位よ
り低電位側の電極の中央付近の電位が若干高くなってい
るのである。この状態において、両電極の間に一定の面
積抵抗率を有するパネルを介在させると、電極の中央部
と周辺部とでは等電位線の数、すなわち、電位分布が異
なってしまうのである。このことは、電位分布の歪が長
辺側で特に大きいことからも裏付けられる。
【0013】また、別の原因として、端子間の負荷抵抗
が、区間毎に相違することが挙げられる。負荷抵抗が異
なると、当該負荷抵抗の差が時定数の差となって現れ、
検出信号の立ち上がり時間・立ち下がり時間に相違が生
ずる。このため、パネルを押下したことにより検出信号
が変化するまでの時間にX軸とY軸とで相違が生ずる。
この相違により、周期的な信号たる駆動信号に対しての
検出信号の位相関係から押下位置を演算する入力タブレ
ットにおいて、押下位置を誤って認識してしまうのであ
る。
【0014】簡単に上記課題に対処するには、パネル面
に対して電極側の抵抗値を相対的に低くすればよい。し
かし、無闇に抵抗を低くすると、消費電力が増大する。
また、パネルの面積抵抗率を上げ過ぎると、ノイズに弱
くなる。
【0015】そこで、上記問題点に鑑みた本発明の課題
は、押下した位置の位置検出が正確に行い得る入力タブ
レットを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の入力タ
ブレットは、長方形に形成され所定の面積抵抗率を有す
るパネル部(例えば、酸化スズの透明導電膜をガラス基
板上に被着させたもの)と、長方形に形成されたパネル
部材の其々の辺に、当該其々の辺内で同一の幅で一面
に、且つ、パネル部と電気的に接続し設けられた電極
部(例えば、ガラス基板上にインジウム金属を蒸着し酸
化させた酸化インジウム(In2 3 )膜、カーボンイ
ンクをガラス基板上にスクリーン印刷したもの)と、を
備え、電極部は、パネル部の短辺に設けられた電極部の
単位長さ当たりの抵抗値と、パネル部材の長辺に設けら
れた電極部の単位長さ当たりの抵抗値とを異ならせて形
成され、短辺に設けられた電極部の単位長さ当たりの抵
抗値R 1 と長辺に設けられた電極部の単位長さ当たりの
抵抗R 2 との比R 1 /R 2 が、長辺の長さbと短辺の長
さaとの比b/aの所定数倍になるよう調整される
【0017】請求項2に記載の入力タブレットは、請求
項1に記載の入力タブレットにおいて、電極部の幅を変
更することにより電極部の単位長さ当たりの抵抗値を調
した
【0018】請求項3に記載の入力タブレットは、請求
項1に記載の入力タブレットにおいて、電極部の厚さを
変更することにより電極部の単位長さ当たりの抵抗値を
調整した
【0019】請求項4に記載の入力タブレットは、請求
項1に記載の入力タブレットにおいて、電極部の有する
面積抵抗率を変更することにより電極部の単位長さ当た
りの抵抗値を調整した
【0020】請求項5に記載の入力タブレットは、請求
項1乃至請求項4に記載の入力タブレットにおいて、
々の辺に設けられた電極部の抵抗値が互いに略等しくな
るように、其々の辺において電極部の単位長さ当たりの
抵抗値を調整した
【0021】請求項6に記載の入力タブレットは、位置
検出を行うべき所定形状(例えば、長方形、正方形)の
領域に所定の面積抵抗率を有する部材を形成し、当該領
域の全体に所定の形状(例えば、平行四辺形)を有する
複数の穴を一様に設けてなるパネル部を備えた入力タブ
レットであって、パネル部の外形は、長さaの短辺から
なる対辺及び当該短辺より長い長さbの長辺からなる対
辺を有する平行四辺形に形成され、パネル部に設ける各
穴は、一方の対辺が外形の短辺と平行であり、他方の対
辺が外形の長辺と平行となる平行四辺形を有し、複数の
当該穴は、短辺と平行な方向には、ピッチa’の間隔
で、当該短辺と平行な方向に隣接する穴同士を仕切る部
材の幅が幅cとなるよう連設され、長辺と平行な方向に
は、ピッチb’の間隔で、当該長辺と平行な方向に隣接
する穴同士を仕切る部材の幅が幅cとなるよう連設さ
れ、ピッチa’及びピッチb’は、当該ピッチの比b’
/a’が、当該パネル部の外形における短辺の長さaと
長辺の長さbとの比b/aの所定数倍になるよう調整さ
れる。
【0022】請求項7に記載の入力タブレットは、位置
検出を行うべき所定形状(例えば、長方形、正方形)
領域に所定の面積抵抗率を有する部材を形成し、領域の
全体に所定の形状(例えば、平行四辺形)を有する複数
の穴を一様に設けてなるパネル部を備えた入力タブレッ
トであって、パネル部の外形は、長さaの短辺からなる
対辺及び当該短辺より長い長さbの長辺からなる対辺を
有する平行四辺形に形成され、パネル部に設ける各穴
は、一方の対辺が前記外形の短辺と平行であり、他方の
対辺が外形の長辺と平行となる平行四辺形を有し、複数
の当該穴は、短辺と平行な方向には、ピッチpの間隔
で、当該短辺と平行な方向に隣接する穴同士を仕切る部
材の幅が幅b”となるよう連設され、長辺と平行な方向
には、ピッチpの間隔で、当該長辺と平行な方向に隣接
する穴同士を仕切る部材の幅が幅a”となるよう連設さ
れ、幅a”及び幅b”は、当該幅a”と幅b”との比
b”/a”が、パネル部の外形における短辺の長さaと
長辺の長さbとの比b/aの所定数倍になるよう調整さ
れる。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【作用】請求項1に記載の入力タブレットによれば、パ
ネル部は、所定の面積抵抗率を有しており、長方形に形
成される。電極部は、長方形に形成されたパネル部材の
其々の辺に、当該其々の辺内で同一の幅で一面に、且
つ、パネル部と電気的に接続して設けられている。
た、電極部は、パネル部の短辺に設けられた電極部の単
位長さ当たりの抵抗値と、前記パネル部材の長辺に設け
られた電極部の単位長さ当たりの抵抗値とを異ならせて
形成され、短辺に設けられた電極部の単位長さ当たりの
抵抗値R 1 と長辺に設けられた電極部の単位長さ当たり
の抵抗R 2 との比R 1 /R 2 が、長辺の長さbと短辺の
長さaとの比b/aの所定数倍になるよう調整される。
【0028】本発明において、其々の辺に設けられた
極部の抵抗値、すなわち抵抗がパネル部の何れの辺にお
いても同一の値となるよう、各電極の単位長さ当たりの
抵抗値を調整すれば、何れの辺の電極部を駆動しても負
荷は等しい。したがって、本来各電極部毎に等しい時間
関係により出力されるべき駆動信号の位相関係が、負荷
容量の相違によりずれを生ずるということがなくなる。
また、長辺側の電極部の抵抗が短辺側の電極部の抵抗よ
り小さく、電位分布の歪を補償する。所定数は、パネル
部の外形に対応してシミュレーション、実験等により定
める。
【0029】また、長辺の電極部の抵抗をより低くなる
よう単位長当たりの抵抗値を調整すれば、電極による電
圧降下の影響に伴うパネル部の電位分布の歪を補償しう
る。この電極の単位長さ当たりの抵抗値を調整は、請求
項2では電極部の幅を変更することにより、請求項3で
は電極部の厚さを変更することにより、請求項4では電
極部の有する面積抵抗率を変更することにより、それぞ
れ行われる。ここで、抵抗をR、抵抗率をρ0 〔Ω・
m〕、区間の長さをl、電極部の断面積をSとすると、
これらの間には、R=ρ0・l/Sという関係がある。
上記式からも判るように、請求項2及び請求項3では、
断面積Sを変更し、請求項4では面積抵抗率ρを変更す
るので、抵抗Rが調整される。
【0030】請求項5に記載の入力タブレットによれ
ば、其々の辺に設けられた電極部の抵抗値が互いに略等
しくなるよう抵抗値を調整するので、駆動側からみた容
量負荷がいずれの区間を駆動しても等しい。したがっ
て、駆動信号の入力タイミングがずれるということがな
い。
【0031】
【0032】
【0033】請求項6及び7に記載の入力タブレットに
よれば、パネル部は、位置検出を行うべき所定の領域の
形状に形成されたパネル部には、領域の全体に所定の形
状を有する複数の穴が一様に設けられている。
【0034】通常、パネル部の外形が長方形等の場合、
均一の面積抵抗率を有する電極をパネルに周設して所定
の電圧を印加する際に、電圧の印加方向によりパネル部
に電位分布の歪が生ずる。
【0035】パネル部に穴を設けると、断面積の減少に
ともなって、パネルの対辺間の抵抗値が上昇する。ま
た、抵抗値の上昇率は、設ける穴の形状によって調整が
可能である。したがって、電極の電圧降下の影響を相対
的に小さくし、また、外形の一辺の長さに相違が存在す
る場合には、穴の形状をその辺の長さの相違を是正する
ように設ければ、パネル部に電極を周設した際の電圧分
布の歪が補正される。
【0036】そして、請求項に記載の入力タブレット
、パネル部の外形、穴ともに平行四辺形状を有する。
そして、穴を設けるピッチa’及びピッチb’の比b’
/a’を、パネル部の外形における短辺の長さaと長辺
の長さbとの比b/aの所定数倍になるよう調整する。
これにより、パネル部の縦方向の抵抗値はb’/c倍、
横方向の抵抗値はa’/c倍にそれぞれ増加する。長辺
方向の方が大きく増加するため、電圧印加時の電位分布
の歪を補正するのに適するパネル部の抵抗分布が得られ
る。
【0037】また、請求項に記載の入力タブレット
、請求項と同様に、パネル部の外形及び穴ともに平
行四辺形状を有する。そして、各穴を等しいピッチpで
パネル部に一様に配置し、短辺に平行な方向に並ぶ穴同
士を仕切る幅をb”、長辺に平行な方向に並ぶ穴同士を
仕切る幅をa”とする。幅a”と幅b”との比b”/
a”を、パネル部の外形における短辺の長さaと長辺の
長さbとの比b/aの所定数倍になるよう調整する。こ
のようにすれば、縦方向にp/a”倍、横方向にp/
b”倍だけ抵抗値が増加する。したがって、長辺側の方
が抵抗値の増加が大きく、電圧印加時の電位分布の歪を
補正するのに適するパネル部の抵抗分布が得られる。
【0038】請求項及び請求項ともに、所定数は、
パネル部の外形に対応してシミュレーション、実験等に
より定める。
【0039】
【実施例】本発明の装置に係る好適な実施例を図面を参
照して説明する。 (I)第1実施例 第1実施例の入力タブレットは、入力タブレットのX軸
方向の電極の幅とY軸方向の電極の幅とを異ならせるこ
とにより、パネルに生ずる電位分布の歪を補償するもの
である。 構成の説明 図1に、第1実施例の入力タブレット装置100の全体
図を示す。
【0040】図1に示すように、第1実施例の入力タブ
レット装置100は、本願発明に係るタブレット本体1
aと、このタブレット本体1aを駆動する駆動信号を供
給する駆動回路2と、検出用ペン4による検出信号に基
づいて検出用ペン4の接触した位置の座標を示すX信号
及びY信号を出力する検出回路3と、を備えて構成され
る。
【0041】タブレット本体1aは、パネル部10aと
電極15a〜18aとを有する。パネル部10aは、位
置検出をすべき範囲に面積抵抗率ρ0 を有する所定の抵
抗膜を長方形等に形成して製造する。電極15a〜18
aは、抵抗膜を形成したパネル部10aの周囲に面積抵
抗率ρ1 を有する所定の電極用膜を形成して製造する。
パネル部10aを取り囲む電極の各コーナーには、駆動
回路2より駆動信号を印加するための端子11〜14が
設けられている。
【0042】駆動回路2は、時分割してX軸方向とY軸
方向とを駆動する。すなわち、所定の時間には端子11
及び14に所定の電位、端子12及び13に他の電位を
加え、パネル部10aの横方向に電界を生じさせる。ま
た、他の時間には端子11及び12に所定の電位、端子
13及び14に他の電位を加え、パネル部10aの縦方
向に電界を生じさせる。
【0043】これにより、検出用ペンをパネル部10a
の任意の位置に接触させたときに得られる電位は、パネ
ル上での位置に対応する電位となっている。そこで、検
出回路3は検出用ペン4よりX軸方向の電位及びY軸方
向の電位を検出して、位置に座標換算する。
【0044】パネル部10aの抵抗膜の材料としては、
ガラス基板上に形成したときに均一な面積抵抗率(例え
ば、ρ0 =1〔kΩ/□〕:sheet resistivity )を有
すること、耐薬品性に強く、物理的にも堅牢であるこ
と、さらに、ディスプレイの前面に装着しタッチパネル
として使用するために、光透過率がよいこと、等の特性
を有することが条件とされる。これら条件を満たす材料
として、酸化スズを透明導電膜が好適である。
【0045】また、酸化インジウム(In2 3 )膜
は、透明且つ電気電導率が高く、パネル材料として好適
である。酸化インジウム膜は、微量の酸素を含んだ減圧
雰囲気中で、ガラス板上にインジウム(In)金属を蒸
着し、脱酸素雰囲気中で200度以上の温度で焼成して
形成される。さらに、酸化スズを5wt%程度混入した
酸化インジウム膜は、光透過率がより向上し、電気電導
度がよいので好ましい(通称「ITO膜」)。
【0046】なお、上記材料は代表例であり、上記した
抵抗膜の材料としての条件を満たすものであれば、他の
材料を用いてもよい。また、電極15a〜18aを形成
するための電極用膜の材料としては、ガラス基板上に形
成したときに抵抗膜より小さい面積抵抗率(例えば、ρ
1 =10〔Ω/□〕)を均一に有し、耐薬品性に強く、
物理的に堅牢であること、等の条件が要求される。これ
ら電極の条件を満たす材料としては、導電性のあるカー
ボンを用いたカーボンインク、銀粉、金粉、銅粉等をカ
ーボンに混合して用いたカーボンインク等が好ましい。
【0047】上記抵抗膜の形成は、エッチング、スクリ
ーン印刷等の手法により行われる。また、電極用膜の形
成もスクリーン印刷等の手法で行われる。したがって、
エッチングのパターン、スクリーンのパターン等を適宜
変更することにより、膜の形状を変更できる。また、繰
り返し重ねて膜を形成することにより、膜の厚さをも任
意に調整できる。
【0048】なお、パネル1aの外形は長方形である
が、これに拘束されるものではなく、正方形その他の平
行四辺形であってもよい。 本実施例の入力タブレットの構成 図2に、第1実施例の入力タブレット1aにおける抵抗
膜、電極用膜の構成を示す。
【0049】図2から判るように、入力タブレット1a
には、面積抵抗率ρ0 を有する抵抗膜が、位置検出を行
う範囲をカバーする縦a、横bの寸法で長方形に形成さ
れる。また、面積抵抗率ρ1 を有する電極用膜は、電極
16a、18aにあたる部分に幅W1 の幅で、電極15
a、17aにあたる部分に幅W2 の幅で形成される。抵
抗膜及び電極用膜の形成の際には、抵抗膜を設ける領域
の縦横比に合わせて、電位分布の歪を補償し得るような
電極用膜の幅W1 及び幅W2 間の比に、電極を形成す
る。
【0050】なお、本実施例では電極の膜厚及び面積抵
抗率は一定であるものとする。 実施例の特性 例えば、抵抗膜の縦横比a:bが1:1.5の場合に
は、電極の幅の比W1 :W2 を1:1.5とすることに
より、X軸方向駆動時とY軸方向駆動時とで、立ち上が
りタイミング・立ち下がりタイミングを一致させること
ができる。すなわち、上記のように電極の幅を調整する
と、電極15a及び17aのX方向の単位長さ当たりの
抵抗値が、電極16a及び18aにおけるY方向の単位
長さ当たりの抵抗値より減少する。このことは、電極1
5a及び17aの端子間の抵抗値が電極16a及び18
aにおける端子間の抵抗値と略等しくなり、駆動回路か
らみた負荷容量が等しくなることを意味する。
【0051】また、特に歪の大きいY軸方向の電位分布
の直線性(リニアリティ)をよくするには、電極の幅の
比W1 :W2 を上記電極の幅の比よりもさらに大きい
比、例えば、1:3〜4.5に選ぶ。
【0052】具体的には、以下の事項を総合的に考慮し
て、電極の幅の比を定める。パネル上における電位分布
の歪は、電極に生ずる電圧降下の影響により、パネルの
電圧分布に歪みが生ずることによる。よって、その電位
分布の不均一さを打ち消すように抵抗値を低くすればよ
いが、特に、長辺側の抵抗をより低い抵抗値とするのが
効率的にリニアリティをよくする方法である。しかし、
一方で、電極の抵抗値が下がると消費電力が増加する。
また、上述したように、X軸方向に延在する電極とY軸
方向に延在する電極との抵抗値の比が1から離れる程、
駆動信号の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイミ
ングの差が大きくなる。
【0053】したがって、リニアリティの改善、立ち上
がりタイミング及び立ち下がりタイミングの差の許容
度、消費電力の3者の要素を総合的に考慮して、適当な
電極の幅の比を定めることになる。上記比率はこの判断
の上に得られた一例といえる。 効果の説明 上記の如く、第1実施例によれば、電極の幅を調整する
ことにより、駆動信号の立ち上がりタイミング・立ち下
がりタイミングをX軸方向でもY軸方向でも等しくでき
る。また、同時にリニアリティの改善も行える。 (II)第2実施例 本発明の第2実施例は、第1実施例のように電極の幅の
代わりに、電極の材料の面積抵抗率を調整することによ
り、第1実施例と同様の効果を得るものである。
【0054】図3に、第2実施例における入力タブレッ
ト1bにおける抵抗膜、電極用膜の構成を示す。図3に
示すように、横方向(X軸方向)の電極に対し面積抵抗
率ρ1 の電極用膜を用い、縦方向(Y軸方向)の電極に
対し面積抵抗率ρ2 の電極用膜を用いる。面積抵抗率の
差は、銀カーボンインクであれば、混入する銀の割合を
調整して対応できる。なお、電極の膜厚、幅は一定であ
るものとする。
【0055】本実施例では、第1実施例において、電極
の幅の比、W1 :W2 に代わり、面積抵抗率の比、
ρ1 :ρ2 の関係が適用できる。この場合、縦横比a:
b=ρ1:ρ2 のとき、両電極間の負荷容量は等しくな
り、横方向の面積抵抗率ρ1 が縦方向の面積抵抗率ρ2
より小さい程リニアリティが改善される。
【0056】上記の如く第2実施例によれば、電極の
幅、膜厚を変更できない場合に、この電極用の膜の面積
抵抗率を調整することにより、入力タブレットの縦方向
及び横方向の負荷容量を等しくして誤入力を防止し、リ
ニアリティを改善できる。 (III )第3実施例 本発明の第3実施例は、第1実施例の電極の幅、第2実
施例の電極の材料の面積抵抗率を調整する代わりに、電
極の膜厚を調整することによりこれらと同様の効果を得
るものである。
【0057】図4に第3実施例の入力タブレットにおけ
る抵抗膜、電極用膜の構成を示す。図4に示すように、
第3実施例の入力タブレット1cは、電極用膜の面積抵
抗率は四辺ともρ1 で等しい。また、電極の幅も四辺で
等しい。
【0058】但し、本実施例では、電極用膜の厚さが横
幅と縦幅とで異なる。すなわち、横幅用の電極15b、
17bの膜厚はt2 であるのに対し、縦幅用の電極16
b、18bの膜厚はt1 である点で相違する。電極の端
子間の抵抗は、全長を電極の断面積で除したものに比例
するので、膜厚t1 :t2 の比は、第1実施例の電極の
幅の比W1 :W2 に準じて考えることができる。
【0059】したがって、第1実施例のパネルの縦横比
a:bと電極の幅の比W1 :W2 に、本実施例の電極の
膜厚比t1 :t2 を対応させて設計を行えばよい。上記
のように第3実施例によれば、電極の幅、材料を変更で
きない場合でも、電極に対して行うスクリーン印刷等の
工程に変更を加えて膜厚を調整することにより、第1実
施例と同様の効果を得ることが可能である。 (IV)第4実施例 上記第1実施例から第3実施例では、抵抗膜をパネル全
面に均一に成形し、電極の構成の調整により電位分布の
補償等をしていた。これに対し、本第4実施例では、抵
抗膜を一定の格子形状に成形し、上記実施例と同様の効
果を得るものである。
【0060】図5に、第4実施例の入力タブレットの抵
抗膜の構成を示す。図5に示すように、本第4実施例で
は、位置検出を行う範囲に設ける抵抗膜をスクリーン印
刷等で格子状にパターン化して成形する。電極は四辺と
も、同一の幅、同一の面積抵抗率、同一の膜厚で設けら
れている。本実施例の抵抗膜10bは、格子の幅c、窓
1 同士の縦のピッチがa’、横のピッチがb’となる
よう設けられている。抵抗膜の材料は、第1実施例と同
様のものを用いる。実際には、各窓S1 の上部にスペー
サが設けられる。この抵抗膜1dを利用した入力タブレ
ットでは、検出の解像度は格子のピッチにより規定され
る。また、実際には、抵抗膜は非常に細かいピッチでパ
ターン化される。例えば、5mm2 当たり十数個の格子
が入るようにパターン化される。
【0061】この抵抗膜の構成により、抵抗膜の縦方向
の抵抗値は従来の一様に抵抗膜を設けた場合のb’/c
倍、横方向の抵抗値も従来の抵抗膜のa’/c倍にな
る。電極の電圧降下の影響による電位分布の歪を補償す
るためには、パネル形状の縦横比b/aを1とした場合
に対して、格子幅の比b’/a’を、例えば2〜3に設
定する。端子間の電圧を印加した場合における電位分布
のリニアリティが改善される。
【0062】但し、この比率は他の比率でもよい。パネ
ルの外形との関係により、シミュレーションして適宜変
更して使用すればよい。上記のように、第4実施例によ
れば、電極の幅、面積抵抗率、膜厚の変更ができない場
合であっても、抵抗膜のパターンを調整することによ
り、リニアリティの改善ができる。 (V)第5実施例 上記第4実施例では格子のピッチの比をパネルの縦横比
と略等しくしたが、本実施例では、格子の幅を調整して
第4実施例と同様の効果を得るものである。
【0063】図6に第5実施例の入力タブレットの抵抗
膜の構成の一部を示す。図6に示す本実施例の抵抗膜1
eは、抵抗膜をスクリーン印刷等により格子状にパター
ン化して形成する。この格子は、縦方向に並べて設けら
れる窓S2 同士の間隔をb”、横方向に並べて設けられ
る窓S2 同士の間隔をa”となるように成形されてい
る。格子で囲まれた窓S2 は、縦方向、横方向ともに一
定のピッチpで成形される。抵抗膜の材料は、第1実施
例と同様のものを設ける。実際には、各窓S2 の上部に
はスペーサが設けられる。
【0064】本実施例の抵抗膜1eによれば、従来のパ
ネル全面に均一に設けられた抵抗膜の抵抗値に対し、縦
方向にp/a”倍、横方向にp/b”倍の抵抗値とな
る。電極の電圧降下の影響による電位分布の歪を補償す
るためには、パネル形状の縦横比b/aを1とした場合
に対して、格子幅の比b”/a”を例えば、2〜3に設
定する。
【0065】但し、この比率は他の比率でもよい。パネ
ルの外形との関係により、シミュレーションして適宜変
更して使用すればよい。上記第5実施例によれば、第4
実施例と同様に、電極の形状・材料に制限がある場合で
も、抵抗膜のパターンの調整で電位分布のリニアリティ
を改善できる。特に、本実施例では格子の縦横のピッチ
を一定としたので、入力の際の分解能が縦方向と横方向
とで等しくなる。このため、縦横のピッチが等しいマト
リクス状の入力パネルが必要な際に有効である。
【0066】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4に記載の発明によ
れば、其々の辺に設けられた電極部の単位長当たりの抵
抗値を調整することで、電極部毎の抵抗を全て等しくす
れば、検出する信号のタイミングずれによる位置の誤検
出を生じない。また、長辺の電極部の抵抗を少なくすれ
ば、電極の電圧降下による電位分布の歪を解消し、均等
な電位分布が得られる。したがって、位置の誤検出が少
なくなる。更に、長辺側及び短辺側の抵抗の比を調整す
ることで、長辺側に多く発生する電位分布の歪を減少
し、位置の誤検出を少なくすることができる。
【0067】請求項2に記載の発明によれば、印刷等の
電極部のパターンの幅を調整可能な場合に、請求項1の
効果が得られる。請求項3に記載の発明によれば、印刷
等により電極部の厚さを変更可能な場合に請求項1の効
果が得られる。
【0068】請求項4に記載の発明によれば、電極部の
形態が変更できない場合でも、電極部を構成する材料の
面積抵抗率を調整すれば、請求項1の効果が得られる。
請求項5に記載の発明によれば、各辺の電極部の抵抗が
等しいので、検出する信号のタイミングずれによる位置
の誤検出を生じない。
【0069】
【0070】請求項6又は7に記載の発明によれば、電
極部の形態等によらず、パネル部を形成するパターンを
調整することで、長辺側に多く発生する電位分布の歪を
減少し、位置の誤検出を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の入力タブレット装置の全体図である。
【図2】第1実施例の入力タブレットの構成図である。
【図3】第2実施例の入力タブレットの構成図である。
【図4】第3実施例の入力タブレットの構成図である。
【図5】第4実施例の入力タブレットの構成図である。
【図6】第5実施例の入力タブレットの構成図である。
【図7】従来例の入力タブレットの説明図であり、
(A)は従来例の構成、(B)はX軸方向の電位分布、
(C)はY軸方向の電位分布である。
【符号の説明】
1a〜1e…入力タブレット本体 2…駆動回路 3…検出回路 10a〜10c…抵抗膜 11〜14、21〜24…端子 15a〜18a、15b〜18b、25〜28…電極 19…基板 100…入力タブレット装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−137026(JP,A) 特開 平6−119099(JP,A) 特開 昭62−190524(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形に形成され所定の面積抵抗率を有
    するパネル部と、前記長方形に形成されたパネル部材の其々の辺に、当該
    其々の辺内で同一の幅で一面に、且つ、 前記パネル部と
    電気的に接続し設けられた電極部と、を備え、前記電極部は、前記パネル部の短辺に設けられた電極部
    の単位長さ当たりの抵抗値と、前記パネル部材の長辺に
    設けられた電極部の単位長さ当たりの抵抗値とを異なら
    せて形成され、 前記短辺に設けられた電極部の単位長さ当たりの抵抗値
    1 と前記長辺に設けられた電極部の単位長さ当たりの
    抵抗R 2 との比R 1 /R 2 が、前記長辺の長さbと前記
    短辺の長さaとの比b/aの所定数倍になるよう調整さ
    れる ことを特徴とする入力タブレット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の入力タブレットにおい
    記電極部の幅を変更することにより前記電極部の単位
    長さ当たりの抵抗値を調整したことを特徴とする入力タ
    ブレット。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の入力タブレットにおい
    記電極部の厚さを変更することにより前記電極部の
    位長さ当たりの抵抗値を調整したことを特徴とする入力
    タブレット。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の入力タブレットにおい
    記電極部の有する面積抵抗率を変更することにより前
    電極部の単位長さ当たりの抵抗値を調整したことを特
    徴とする入力タブレット。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4に記載の入力タブ
    レットにおいて、 前記其々の辺に設けられた電極部の抵抗値が互いに略等
    しくなるように、前記其々の辺において前記電極部の
    位長さ当たりの抵抗値を調整したことを特徴とする入力
    タブレット。
  6. 【請求項6】 位置検出を行うべき所定形状の領域に所
    定の面積抵抗率を有する部材を形成し、当該領域の全体
    に所定の形状を有する複数の穴を一様に設けてなるパネ
    ル部を備えた入力タブレットであって、 前記パネル部の外形は、長さaの短辺からなる対辺及び
    当該短辺より長い長さbの長辺からなる対辺を有する平
    行四辺形に形成され、 前記パネル部に設ける各穴は、一方の対辺が前記外形の
    短辺と平行であり、他方の対辺が前記外形の長辺と平行
    となる平行四辺形を有し、 複数の当該穴は、前記短辺と平行な方向には、ピッチ
    a’の間隔で、当該短辺と平行な方向に隣接する穴同士
    を仕切る前記部材の幅が幅cとなるよう連設され、 前記長辺と平行な方向には、ピッチb’の間隔で、当該
    長辺と平行な方向に隣接する穴同士を仕切る前記部材の
    幅が幅cとなるよう連設され、 前記ピッチa’及び前記ピッチb’は、当該ピッチの比
    b’/a’が、当該パネル部の外形における前記短辺の
    長さaと前記長辺の長さbとの比b/aの所定数倍にな
    るよう調整されることを特徴とする入力タブレット。
  7. 【請求項7】 位置検出を行うべき所定形状の領域に所
    定の面積抵抗率を有する部材を形成し、当該領域の全体
    に所定の形状を有する複数の穴を一様に設けてなるパネ
    ル部を備えた入力タブレットであって、 前記パネル部の外形は、長さaの短辺からなる対辺及び
    当該短辺より長い長さbの長辺からなる対辺を有する平
    行四辺形に形成され、 前記パネル部に設ける各穴は、一方の対辺が前記外形の
    短辺と平行であり、他方の対辺が前記外形の長辺と平行
    となる平行四辺形を有し、 複数の当該穴は、前記短辺と平行な方向には、ピッチp
    の間隔で、当該短辺と平行な方向に隣接する穴同士を仕
    切る前記部材の幅が幅b”となるよう連設され、 前記長辺と平行な方向には、ピッチpの間隔で、当該長
    辺と平行な方向に隣接する穴同士を仕切る前記部材の幅
    が幅a”となるよう連設され、 前記幅a”及び幅b”は、当該幅a”と幅b”との比
    b”/a”が、当該パネル部の外形における前記短辺の
    長さaと前記長辺の長さbとの比b/aの所定数倍にな
    るよう調整されることを特徴とする入力タブレット。
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