JP3463707B2 - Electric vehicle braking system - Google Patents
Electric vehicle braking systemInfo
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- JP3463707B2 JP3463707B2 JP28918294A JP28918294A JP3463707B2 JP 3463707 B2 JP3463707 B2 JP 3463707B2 JP 28918294 A JP28918294 A JP 28918294A JP 28918294 A JP28918294 A JP 28918294A JP 3463707 B2 JP3463707 B2 JP 3463707B2
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動車両の制動システム
に関し、より詳しくは回生制動装置と機械式制動装置と
を備える電動車両の制動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動車両の制動を行なう制動シス
テムとして、ブレーキペダルの踏力を倍力するブレーキ
倍力装置を備えた機械式制動装置と、上記ブレーキペダ
ルの操作状態を検出するセンサと、このセンサによって
検出したブレーキペダルの操作量の増減に応じて回生制
動力を増減させる回生制動装置とを備えたものが知られ
ている(特開平2−123902号公報)。上記ブレー
キペダルの操作状態を検出するために、ブレーキペダル
の踏力やそれに応じて増減するブレーキ液圧を検出した
り、或いはブレーキペダルのストローク量を検出してい
る。さらに上記ブレーキ倍力装置として、シェル内に摺
動自在に配設したパワーピストンと、このパワーピスト
ンの作動方向前方側に形成した定圧室と後方側に形成し
た変圧室と、上記パワーピストン軸部のバルブボデイ内
に収納した弁機構と、この弁機構に圧力流体を供給する
圧力通路と、上記弁機構を作動させて流路を切換えさ
せ、上記圧力通路から変圧室に圧力流体を供給してパワ
ーピストンを前進させる入力軸とを備えたものは、既に
周知である。この種の制動システムにおいては、機械式
制動装置が作動するまでは、ブレーキペダルの操作量の
増減に応じて回生制動力を増減させ、また機械式制動装
置が制動を開始して制動力を出力するようになったら、
上記回生制動力を一定に保持するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の制動システムにおいては、機械式制動装置が制動
を開始するまでの間だけ、ブレーキペダルの操作量の増
大に応じて回生制動力を増大させているので、機械式制
動装置が制動を開始した際の回生制動力を大きくするこ
とができず、回生制動装置による回生制動力を有効に利
用することができない。すなわち、機械式制動装置が制
動を開始した際の回生制動力を大きくしてその有効利用
を図るためには、大きな操作量を与えることによって初
めて機械式制動装置が制動を開始するように設定すれば
よく、そのためには機械式制動装置を構成するマスター
シリンダのリターンスプリングや液圧ブレーキ倍力装置
のリターンスプリングのセット荷重を大きくすればよ
い。しかしながら、そのようなセッティングを行なった
場合には、万一、回生制動装置が作動しなかった場合に
は、ブレーキペダルが大きく操作されるまでは機械式制
動装置による制動力が得られず、ブレーキの効きが悪く
感じられる。本発明はそのような事情に鑑み、機械式制
動装置が制動を開始する際の回生制動力を大きくするこ
とによりその有効利用を図ることができるようにすると
同時に、万一、回生制動装置が作動しなかった場合であ
っても、機械式制動装置を小さな操作量で作動させるこ
とができるようにした電動車両の制動システムを提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、上述
した従来の電動車両の制動システムにおいて、上記圧力
通路に、上記回生制動装置によって最大回生制動力が得
られるまでは該圧力通路を閉鎖し、最大回生制動力が得
られたら該圧力通路を開放する開閉弁を設けたものであ
る。
【0005】
【作用】上記構成によれば、ブレーキペダルが踏み込ま
れると、直ちに上記回生制動装置によってブレーキペダ
ルの操作量の増減に応じた回生制動力が発生されるよう
になる。他方、機械式制動装置においては、そのブレー
キ倍力装置の圧力通路に設けた開閉弁は、上記回生制動
装置によって最大回生制動力が得られるまでは該圧力通
路を閉鎖しているので、ブレーキペダルの踏み込みによ
り弁機構が切換えられて圧力通路を変圧室に連通させて
も圧力流体が変圧室に導入されることがなく、したがっ
てブレーキ倍力装置による倍力作用が行なわれることが
ない。その結果、機械式制動装置による制動力は実質的
に零に維持されるので、回生制動装置による制動作用が
効果的に行なわれるようになる。そして、上記回生制動
装置による回生制動力が最大となると上記開閉弁が開放
されるので、圧力通路内の圧力流体が変圧室へ導入され
るようになる。その結果、ブレーキ倍力装置による倍力
作用が得られるようになるので、これ以後は機械式制動
装置によって制動力が効果的に増大されるようになる。
さらに、万一、回生制動装置が作動しなかった場合には
上記開閉弁を開放したままとすればよく、これによりブ
レーキペダルの踏み込みによって弁機構が切換えられた
ら直ちにブレーキ倍力装置による倍力作用が得られるの
で、ブレーキペダルの踏力が小さいうちから安心感のあ
る制動作用を行なうことができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、電動車両の制動システムは、ブレー
キペダル1の踏力の増減に応じて機械式制動力を増減さ
せる機械式制動装置2と、上記ブレーキペダル1のスト
ローク量の増減に応じて回生制動力を増減させる回生制
動装置3とを備えている。上記機械式制動装置2は後に
詳述する従来周知の負圧式ブレーキ倍力装置5を備えて
おり、このブレーキ倍力装置5には、図示しないモータ
等によって駆動されるポンプ等の負圧供給源6から負圧
通路7を介して負圧が供給されるようになっている。こ
のブレーキ倍力装置5の入力軸8には、ピン10を中心
として揺動自在に軸支した上述のブレーキペダル1を連
結してあり、該ブレーキ倍力装置5はブレーキペダル1
を介して入力軸8に加えられた踏力を倍力して図示しな
いマスターシリンダに伝達することができるようになっ
ている。そして上記マスターシリンダで発生したブレー
キ液圧は、図示しない車輪のホイールシリンダに供給さ
れて機械的な制動力を発生させるようになっている。他
方、上記回生制動装置3は、従来周知のように電動車両
の車輪を駆動する駆動モータ11を利用して制動時に回
生制動作用を行なわせるもので、この回生制動装置3
は、上記ブレーキペダル1の操作状態としてそのストロ
ーク量を検出するセンサ12と、このセンサ12からの
信号を入力する制御装置13とを備えている。そして上
記制御装置13は、上記ブレーキペダル1のストローク
量の増大に応じて、該ブレーキペダル1が踏み込まれた
際の回生制動装置3における最大回生制動力まで回生制
動力を増大させ、その回生制動力が最大回生制動力とな
ったら、以後はブレーキペダル1が踏み込まれても上記
最大回生制動力を維持するようになっている。なお、上
記回生制動装置によって得られる最大回生制動力は常に
一定ではなく、上記駆動モータ11の回転数等によって
変動することはよく知られていることである。次に、上
記ブレーキ倍力装置5は、密封されたシェル15内に摺
動自在に設けた概略筒状のバルブボデイ16を備えてお
り、該バルブボデイ16の外周部に設けたパワーピスト
ン17とそのリヤ側に添設したダイアフラム18とによ
ってシェル15内を作動方向前方側に形成した定圧室2
0と後方側に形成した変圧室21とに区画している。そ
して上記定圧室20に上述した負圧供給源6から負圧通
路7を介して負圧が供給されるようになっている。図2
に拡大して示すように、上記バルブボデイ16内には真
空弁22と大気弁23とから構成される従来周知の弁機
構25を設けてあり、この弁機構25は入力軸8に連動
して作動されるようになっている。上記弁機構25は、
上記バルブボデイ16に摺動自在に嵌合した弁プランジ
ャ26と、上記バルブボデイ16の内周面に形成されて
上記真空弁22を構成する第1弁座27と、上記弁プラ
ンジャ26のリヤ側に形成されて上記大気弁23を構成
する第2弁座28と、さらにばね30によって右方から
付勢されて上記第1弁座27または第2弁座28に着座
される弁体31を備えている。そして上記第1弁座27
と弁体31とのシート部より外側をバルブボデイ16に
形成した通路32を介して上記定圧室20に連通させ、
また上記第1弁座27と弁体31、および第2弁座28
と弁体31との各シール部の中間部をバルブボデイ16
に形成した通路33を介して変圧室21に連通させ、さ
らに上記第2弁座28と弁体31とのシート部より内側
は後述する圧力通路35および開閉弁36(図1)を介
して大気に連通させている。上記弁機構25を構成する
弁プランジャ26の先端面は、プレートプランジャ37
を介して出力軸38の基部に形成した凹陥部内に収納し
たリアクションディスク39に対向させてあり、また上
記出力軸38は、図1に示すように、シール部材40を
貫通してシェル15の外部に突出するとともに前述した
マスターシリンダのピストンに連動している。再び図2
において、上記圧力通路35は、上記バルブボデイ16
の末端筒状部16a内に形成した通路44と、上記入力
軸8の外側に設けたカバー45内に設けられて上記通路
44に連通する通路46と、この通路46に接続した可
撓性を有する導管47とから構成している。上記入力軸
8の外側に設けたカバー45は、上記バルブボデイ16
の末端筒状部16a内に形成した通路44の開口部を閉
鎖するもので、該カバー45は、フロント側端部を上記
末端筒状部16a内に遊嵌するとともにリヤ側端部を入
力軸8に連結した筒状のスリーブ50と、このスリーブ
50の外側に設けた筒状のダイアフラム51とを備えて
いる。そして上記ダイアフラム51のフロント側端部を
半径方向外方かつリヤ側に折返して、上記末端筒状部1
6aのリヤ側の内周に形成した段部とリテーナ52とに
よって該末端筒状部16aに固定し、他方、該ダイアフ
ラム51のリヤ側端部は上記スリーブ50と固定部材5
3とで挟持して入力軸8に固定している。また上記固定
部材53は、リテーナ54によって入力軸8に固定して
あり、さらに上記スリーブ50の先端部とバルブボデイ
16との間にばね58を弾装している。上記スリーブ5
0はその軸方向中央部から半径方向外方に伸びる筒状の
接続部50aを備えており、この接続部50aに上記導
管47の端部を嵌装してクランプ56によって固定して
いる。そして図1に示すように、該導管47に上述した
開閉弁36を設け、この開閉弁36の開閉を制御装置1
3によって制御することができるようにしている。上記
開閉弁36は、通常は、つまりそのソレノイドが励磁さ
れていないときには、上記導管47すなわち圧力通路3
5を開いて大気圧を弁機構25に導入することができる
ようになっている。他方、上記制御装置13は、上記セ
ンサ12によってブレーキペダル1が踏込まれていない
状態を検出している際には、上記開閉弁36のソレノイ
ドを消勢して圧力通路35を開放させておき、この状態
から上記センサ12によってブレーキペダル1が踏込ま
れたことを検出したら直ちに上記開閉弁36のソレノイ
ドを励磁して圧力通路35を閉鎖し、さらに上記回生制
動装置3によって最大回生制動力が得られたことを検出
したら、再び上記開閉弁36のソレノイドを消勢して圧
力通路35を開放させることができるようになってい
る。以上の構成において、上記ブレーキペダル1が踏み
込まれていない状態では、上述したように、制御装置1
3は開閉弁36のソレノイドを消勢して圧力通路35を
開放させている。この状態からブレーキペダル1が踏み
込まれると、センサ12によってそのことを検出した制
御装置13は直ちに上記回生制動装置3による回生制動
作用を行なわせる。このとき、制御装置13はブレーキ
ペダル1のストローク量の増大に応じて回生制動力を最
大回生制動力まで増大させるようになる。他方、上記制
御装置13は、ブレーキペダル1が踏み込まれたことを
センサ12によって検出すると、直ちに開閉弁36のソ
レノイドを励磁して圧力通路35を閉じさせる。したが
って、機械式制動装置2においては、ブレーキペダル1
が踏み込まれると真空弁22が閉じて大気弁23が開放
され、それによって圧力通路35が変圧室21に連通さ
れるが、上述したように圧力通路35は開閉弁36によ
って閉じられているので大気が変圧室21内に導入され
ることがなく、したがってブレーキ倍力装置5による倍
力作用が行なわれることがない。その結果、機械式制動
装置2による制動力は最小に維持されるので、回生制動
装置3による制動作用を有効に利用することができる。
そして上記回生制動装置3による回生制動力が最大回生
制動力となったことが制御装置13によって検出された
ら、該制御装置13は上記開閉弁36を開放して大気が
変圧室21に導入されるのを許容するようになる。これ
により定圧室20と変圧室21との間に圧力差が発生
し、この圧力差によりパワーピストン17が前進される
ので、ブレーキ倍力装置5による倍力作用が得られるよ
うになり、以後はブレーキペダル1の踏力の増大に応じ
て機械式制動装置2の制動力が増大されるようになる。
図3は本発明の他の実施例を示したもので、上記実施例
ではスリーブ50に接続部50aを設けてその接続部5
0aに導管47を接続していたのに対し、本実施例では
接続部50aを省略してその部分に連通穴160を形成
したスリーブ150を用い、このスリーブ150の上記
連通穴160部分を導管147の筒状部147aによっ
て覆わせている。上記導管147は可撓性を有する合成
樹脂によって製造してあり、蛇腹状の蛇腹部147bと
該蛇腹部147bの先端部に一体に形成した上記筒状部
147aとを有している。他方、上記スリーブ150の
外周に設けたダイアフラム151にはその外周面に環状
溝151aを形成してあり、また該ダイアフラム151
の右端部は固定部材153を覆わせてその内周面を入力
軸8の外周面に密着させることによりその部分をシール
させている。そして入力軸8を相対的に上記筒状部14
7aの左側から右側に向けてはめ込み、該筒状部147
aの右端部内面を上記ダイアフラム151の右端部に密
着させてその部分をシールさせ、さらに筒状部147a
の左端部内周縁を上記ダイアフラム151の環状溝15
1aに係合させることによりその部分をシールさせると
ともに、該筒状部147aをダイアフラム151に固定
している。その他の構成は、バルブボデイ16とスリー
ブ150との間に弾装していたばね58を省略した点を
除き、上記実施例と同一の構成としてあり、上記実施例
と同一の部材には上記実施例で用いた符合と同一の番号
を付している。本実施例によっても上述の実施例と同様
の作用効果を得ることができることは明らかである。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、機械式
制動装置が制動を開始する際の回生制動力を大きくする
ことができるので、回生制動装置の有効利用を図ること
ができ、しかも、万一回生制動装置が作動しなかった場
合であっても、開閉弁を開放させておくことにより機械
式制動装置を小さなブレーキペダルの操作量で作動させ
ることができるので、ブレーキペダルの踏力が小さいう
ちから安心感のある制動作用を行なうことができるとい
う効果が得られる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a braking system for an electric vehicle, and more particularly to a braking system for an electric vehicle including a regenerative braking device and a mechanical braking device. 2. Description of the Related Art Conventionally, as a braking system for braking an electric vehicle, a mechanical braking device provided with a brake booster for boosting the depression force of a brake pedal, and an operation state of the brake pedal are detected. There is known a sensor including a sensor and a regenerative braking device for increasing or decreasing a regenerative braking force in accordance with an increase or a decrease in an operation amount of a brake pedal detected by the sensor (Japanese Patent Laid-Open No. 2-123902). In order to detect the operation state of the brake pedal, a depression force of the brake pedal and a brake fluid pressure that increases or decreases in accordance with the depression force are detected, or a stroke amount of the brake pedal is detected. Further, as the brake booster, a power piston slidably disposed in a shell, a constant-pressure chamber formed on the front side and a variable-pressure chamber formed on the rear side in the operation direction of the power piston, and a power piston shaft portion. A valve mechanism housed in the valve body, a pressure passage for supplying pressure fluid to the valve mechanism, and a flow path being switched by operating the valve mechanism to supply pressure fluid from the pressure passage to the variable pressure chamber for power supply. One having an input shaft for advancing a piston is already known. In this type of braking system, until the mechanical braking device operates, the regenerative braking force is increased or decreased according to an increase or decrease in the operation amount of the brake pedal, and the mechanical braking device starts braking and outputs the braking force. When you come to
The regenerative braking force is kept constant. [0003] However, in the above-mentioned conventional braking system, the regenerative braking force is increased according to an increase in the operation amount of the brake pedal only until the mechanical braking device starts braking. Since the regenerative braking force is increased, the regenerative braking force when the mechanical braking device starts braking cannot be increased, and the regenerative braking force of the regenerative braking device cannot be effectively used. That is, in order to increase the regenerative braking force when the mechanical braking device starts braking and to effectively utilize the regenerative braking force, it is necessary to set the mechanical braking device to start braking only by giving a large operation amount. For this purpose, the set load of the return spring of the master cylinder and the return spring of the hydraulic brake booster constituting the mechanical braking device may be increased. However, if such a setting is performed, in the unlikely event that the regenerative braking device does not operate, the braking force of the mechanical braking device will not be obtained until the brake pedal is largely operated, and the braking force will not be obtained. Feels ineffective. In view of such circumstances, the present invention makes it possible to increase the regenerative braking force when the mechanical braking device starts braking, thereby enabling its effective use, and at the same time, the regenerative braking device is activated. An object of the present invention is to provide a braking system for an electric vehicle in which a mechanical braking device can be operated with a small operation amount even when the braking operation is not performed. [0004] That is, the present invention relates to the above-described conventional electric vehicle braking system, wherein the pressure passage is provided in the pressure passage until a maximum regenerative braking force is obtained by the regenerative braking device. And a valve for opening the pressure passage when the maximum regenerative braking force is obtained. According to the above construction, when the brake pedal is depressed, the regenerative braking device immediately generates a regenerative braking force in accordance with an increase or decrease in the operation amount of the brake pedal. On the other hand, in a mechanical braking device, an on-off valve provided in a pressure passage of the brake booster closes the pressure passage until a maximum regenerative braking force is obtained by the regenerative braking device. Even if the valve mechanism is switched by depressing the valve to make the pressure passage communicate with the variable pressure chamber, the pressure fluid is not introduced into the variable pressure chamber, and therefore, the boosting operation by the brake booster is not performed. As a result, the braking force of the mechanical braking device is maintained at substantially zero, so that the braking operation of the regenerative braking device is effectively performed. When the regenerative braking force by the regenerative braking device becomes maximum, the on-off valve is opened, so that the pressure fluid in the pressure passage is introduced into the variable pressure chamber. As a result, a boosting action by the brake booster can be obtained, and thereafter, the braking force can be effectively increased by the mechanical brake.
Furthermore, in the unlikely event that the regenerative braking device does not operate, the above-mentioned on-off valve may be kept open, so that when the valve mechanism is switched by depressing the brake pedal, the boosting action by the brake booster is immediately performed. Is obtained, so that the braking operation with a sense of security can be performed while the depression force of the brake pedal is small. DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS The present invention will be described below with reference to an illustrated embodiment. Referring to FIG. 1, a braking system for an electric vehicle is configured to increase or decrease a mechanical braking force in accordance with an increase or decrease in a depression force of a brake pedal 1. 2 and a regenerative braking device 3 for increasing or decreasing a regenerative braking force in accordance with an increase or decrease in the stroke amount of the brake pedal 1. The mechanical braking device 2 includes a conventionally known negative pressure type brake booster 5 described in detail later. The brake booster 5 includes a negative pressure supply source such as a pump driven by a motor (not shown). Negative pressure is supplied from 6 through a negative pressure passage 7. The brake booster 5 is connected to the input shaft 8 of the brake booster 5 so as to be swingable about a pin 10.
, The stepping force applied to the input shaft 8 can be boosted and transmitted to a master cylinder (not shown). The brake fluid pressure generated in the master cylinder is supplied to a wheel cylinder (not shown) of the wheel to generate a mechanical braking force. On the other hand, the regenerative braking device 3 performs a regenerative braking operation at the time of braking by using a drive motor 11 that drives wheels of an electric vehicle, as is well known in the related art.
Is provided with a sensor 12 for detecting the stroke amount as the operation state of the brake pedal 1, and a control device 13 for inputting a signal from the sensor 12. The control device 13 increases the regenerative braking force up to the maximum regenerative braking force of the regenerative braking device 3 when the brake pedal 1 is depressed in accordance with the increase in the stroke amount of the brake pedal 1, and the regenerative braking control is performed. After the power reaches the maximum regenerative braking force, the maximum regenerative braking force is maintained even when the brake pedal 1 is depressed thereafter. It is well known that the maximum regenerative braking force obtained by the regenerative braking device is not always constant, but varies depending on the number of revolutions of the drive motor 11 and the like. Next, the brake booster 5 includes a substantially cylindrical valve body 16 slidably provided in a sealed shell 15, and a power piston 17 provided on an outer peripheral portion of the valve body 16 and a rear thereof. The pressure chamber 2 formed inside the shell 15 on the front side in the operation direction by the diaphragm 18 attached to the side.
0 and a transformation chamber 21 formed on the rear side. A negative pressure is supplied to the constant pressure chamber 20 from the negative pressure supply source 6 via the negative pressure passage 7. FIG.
As shown in the enlarged view, a conventionally known valve mechanism 25 including a vacuum valve 22 and an atmospheric valve 23 is provided in the valve body 16, and the valve mechanism 25 operates in conjunction with the input shaft 8. It is supposed to be. The valve mechanism 25 includes:
A valve plunger 26 slidably fitted to the valve body 16, a first valve seat 27 formed on the inner peripheral surface of the valve body 16 to constitute the vacuum valve 22, and a rear side of the valve plunger 26; A second valve seat 28 that constitutes the atmospheric valve 23 and a valve body 31 that is urged from the right by a spring 30 and seated on the first valve seat 27 or the second valve seat 28. . And the first valve seat 27
The outside of the seat portion of the valve body 31 is communicated with the constant pressure chamber 20 through a passage 32 formed in the valve body 16,
Further, the first valve seat 27 and the valve element 31 and the second valve seat 28
The intermediate portion of each seal between the valve body 31 and the valve body 31 is connected to the valve body 16.
The inside of the seat portion between the second valve seat 28 and the valve element 31 is connected to the atmosphere via a pressure passage 35 and an on-off valve 36 (FIG. 1) described later. Is communicated to. The distal end face of the valve plunger 26 constituting the valve mechanism 25 is a plate plunger 37.
1, the output shaft 38 is opposed to a reaction disk 39 housed in a recess formed in the base of the output shaft 38, and the output shaft 38 penetrates the seal member 40 and is outside the shell 15 as shown in FIG. At the same time as the piston of the master cylinder described above. FIG. 2 again
, The pressure passage 35 is connected to the valve body 16.
And a passage 46 provided in a cover 45 provided outside the input shaft 8 and communicating with the passage 44, and a flexibility connected to the passage 46. And a conduit 47 having the same. The cover 45 provided outside the input shaft 8 is attached to the valve body 16.
The cover 45 closes the opening of the passage 44 formed in the end cylindrical portion 16a, and the cover 45 loosely fits the front end into the end cylindrical portion 16a and connects the rear end to the input shaft. 8 and a cylindrical diaphragm 51 provided outside the sleeve 50. Then, the front end of the diaphragm 51 is turned radially outward and rearward so that the end cylindrical portion 1 is formed.
6a is fixed to the end cylindrical portion 16a by a step formed on the inner periphery on the rear side and a retainer 52. On the other hand, the rear end of the diaphragm 51 is fixed to the sleeve 50 and the fixing member 5a.
3 and fixed to the input shaft 8. The fixing member 53 is fixed to the input shaft 8 by a retainer 54, and a spring 58 is elastically mounted between the distal end of the sleeve 50 and the valve body 16. The above sleeve 5
Numeral 0 has a cylindrical connecting portion 50a extending radially outward from a central portion in the axial direction. The end of the conduit 47 is fitted into the connecting portion 50a and fixed by a clamp 56. As shown in FIG. 1, the above-described on-off valve 36 is provided in the conduit 47, and the on-off valve 36 is opened and closed by the control device 1.
3 can be controlled. Normally, that is, when the solenoid is not excited, the on-off valve 36 is connected to the conduit 47, that is, the pressure passage 3.
5 is opened so that the atmospheric pressure can be introduced into the valve mechanism 25. On the other hand, when the control device 13 detects the state in which the brake pedal 1 is not depressed by the sensor 12, the solenoid of the on-off valve 36 is deenergized to open the pressure passage 35, As soon as the sensor 12 detects that the brake pedal 1 is depressed from this state, the solenoid of the on-off valve 36 is excited to close the pressure passage 35, and the regenerative braking device 3 obtains the maximum regenerative braking force. When this is detected, the solenoid of the on-off valve 36 is deenergized again to open the pressure passage 35. In the above configuration, when the brake pedal 1 is not depressed, as described above, the control device 1
Numeral 3 deactivates the solenoid of the on-off valve 36 to open the pressure passage 35. When the brake pedal 1 is depressed from this state, the control device 13 that has detected the depression by the sensor 12 immediately causes the regenerative braking device 3 to perform the regenerative braking action. At this time, the control device 13 increases the regenerative braking force to the maximum regenerative braking force according to the increase in the stroke amount of the brake pedal 1. On the other hand, when the controller 12 detects that the brake pedal 1 is depressed by the sensor 12, the controller 13 immediately excites the solenoid of the on-off valve 36 to close the pressure passage 35. Therefore, in the mechanical braking device 2, the brake pedal 1
Is depressed, the vacuum valve 22 is closed and the atmosphere valve 23 is opened, whereby the pressure passage 35 is communicated with the variable pressure chamber 21. As described above, since the pressure passage 35 is closed by the on-off valve 36, Is not introduced into the transformation chamber 21, and therefore, the boosting action by the brake booster 5 is not performed. As a result, the braking force by the mechanical braking device 2 is kept to a minimum, so that the braking action by the regenerative braking device 3 can be effectively used.
When the control device 13 detects that the regenerative braking force by the regenerative braking device 3 has become the maximum regenerative braking force, the control device 13 opens the on-off valve 36 and the atmosphere is introduced into the variable pressure chamber 21. Will be allowed. As a result, a pressure difference is generated between the constant pressure chamber 20 and the variable pressure chamber 21, and the power piston 17 is advanced by the pressure difference, so that a boosting action by the brake booster 5 can be obtained. The braking force of the mechanical braking device 2 is increased according to the increase in the depression force of the brake pedal 1.
FIG. 3 shows another embodiment of the present invention. In the above embodiment, the connecting portion 50a is provided on the sleeve 50 and the connecting portion 5a is provided.
In contrast to the case where the conduit 47 is connected to the connection hole 50a, in the present embodiment, the connecting portion 50a is omitted and a communication hole 160 is formed in that portion, and the communication hole 160 of the sleeve 150 is connected to the conduit 147. Is covered with a cylindrical portion 147a. The conduit 147 is made of a flexible synthetic resin, and has a bellows-like bellows portion 147b and the tubular portion 147a integrally formed at the tip of the bellows portion 147b. On the other hand, the diaphragm 151 provided on the outer periphery of the sleeve 150 has an annular groove 151a formed on the outer peripheral surface thereof.
The right end of the cover member 153 is covered with the fixing member 153, and the inner peripheral surface thereof is brought into close contact with the outer peripheral surface of the input shaft 8, thereby sealing that portion. Then, the input shaft 8 is relatively moved to the cylindrical portion 14.
7a from the left side to the right side.
a, the inner surface of the right end portion is closely attached to the right end portion of the diaphragm 151 to seal the portion, and the cylindrical portion 147a
The inner peripheral edge of the left end of the annular groove 15 of the diaphragm 151
The cylindrical portion 147a is fixed to the diaphragm 151 while the portion is sealed by engaging with the diaphragm 1a. Other configurations are the same as those of the above embodiment except that the spring 58 mounted between the valve body 16 and the sleeve 150 is omitted, and the same members as those of the above embodiment are provided. The same numbers as those used are assigned. It is apparent that the present embodiment can provide the same operation and effect as the above-described embodiment. As described above, according to the present invention, the regenerative braking force when the mechanical braking device starts braking can be increased, so that the regenerative braking device can be effectively used. Even if the regenerative braking device does not operate, the mechanical braking device can be operated with a small brake pedal operation amount by opening the on-off valve, The effect is obtained that a braking action with a sense of security can be performed while the pedal effort is small.
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図。
【図2】図1の要部を示す拡大断面図。
【図3】本発明の他の実施例を示した要部の拡大断面
図。
【符合の説明】
1…ブレーキペダル 2…機械式制動
装置
3…回生制動装置 5…ブレーキ倍
力装置
13…制御装置 35…圧力通路
36…開閉弁 45…カバーBRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing one embodiment of the present invention. FIG. 2 is an enlarged sectional view showing a main part of FIG. FIG. 3 is an enlarged sectional view of a main part showing another embodiment of the present invention. [Description of symbols] 1 ... Brake pedal 2 ... Mechanical braking device 3 ... Regenerative braking device 5 ... Brake booster 13 ... Control device 35 ... Pressure passage 36 ... Open / close valve 45 ... Cover
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 7/24 B60T 13/52 ──────────────────────────────────────────────────の Continued on the front page (58) Field surveyed (Int.Cl. 7 , DB name) B60L 7/24 B60T 13/52
Claims (1)
キ倍力装置を備えた機械式制動装置と、上記ブレーキペ
ダルの操作状態を検出するセンサと、このセンサによっ
て検出したブレーキペダルの操作量の増減に応じて回生
制動力を増減させる回生制動装置とを備え、 上記ブレーキ倍力装置は、シェル内に摺動自在に配設し
たパワーピストンと、このパワーピストンの作動方向前
方側に形成した定圧室と後方側に形成した変圧室と、上
記パワーピストン軸部のバルブボデイ内に収納した弁機
構と、この弁機構に圧力流体を供給する圧力通路と、上
記弁機構を作動させて流路を切換えさせ、上記圧力通路
から変圧室に圧力流体を供給してパワーピストンを前進
させる入力軸とを備えた電動車両の制動システムにおい
て、 上記圧力通路に、上記回生制動装置によって最大回生制
動力が得られるまでは該圧力通路を閉鎖し、最大回生制
動力が得られたら該圧力通路を開放する開閉弁を設けた
ことを特徴とする電動車両の制動システム。(57) [Claim 1] A mechanical braking device provided with a brake booster for boosting the depression force of a brake pedal, a sensor for detecting an operation state of the brake pedal, and a sensor A regenerative braking device that increases or decreases a regenerative braking force in accordance with an increase or decrease in the detected operation amount of the brake pedal. The brake booster includes a power piston slidably disposed in a shell, and a power piston of the power piston. A constant pressure chamber formed on the front side in the operation direction and a variable pressure chamber formed on the rear side, a valve mechanism housed in a valve body of the power piston shaft, a pressure passage for supplying a pressure fluid to the valve mechanism, and the valve mechanism Actuating to switch the flow path, and an input shaft for supplying a pressure fluid from the pressure passage to the variable pressure chamber to advance the power piston, the braking system for an electric vehicle, The pressure passage is provided with an on-off valve that closes the pressure passage until the maximum regenerative braking force is obtained by the regenerative braking device and opens the pressure passage when the maximum regenerative braking force is obtained. Electric vehicle braking system.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP28918294A JP3463707B2 (en) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | Electric vehicle braking system |
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JP28918294A JP3463707B2 (en) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | Electric vehicle braking system |
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JPH08126113A JPH08126113A (en) | 1996-05-17 |
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