JP3462581B2 - 歯科用ハンドピース - Google Patents

歯科用ハンドピース

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JP3462581B2 JP18306494A JP18306494A JP3462581B2 JP 3462581 B2 JP3462581 B2 JP 3462581B2 JP 18306494 A JP18306494 A JP 18306494A JP 18306494 A JP18306494 A JP 18306494A JP 3462581 B2 JP3462581 B2 JP 3462581B2
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啓 岡本
博嗣 瀬川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は駆動源として、エアータ
ービンとモータとを搭載し、高速回転時にはエアーター
ビンを駆動源とし、低速回転時にはモータを駆動源とし
て切換え使用できるようにした歯科用ハンドピースに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来における歯科用ハンドピースとして
は、加圧空気をエアータービンに供給してロータを20
万〜40万rpm で高速回転し、このロータに対して着脱
自在に取付けられる切削工具を回転させるものと、把持
部内にモータを内蔵し、該モータの出力軸から延長され
た回転軸先端の歯車とロータの歯車とを噛合させて、該
ロータを4万〜16万rpm で低速回転し、この回転速度
で切削工具を回転させるものとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、歯科治療に
おいては、治療の種類によって切削工具を高速回転させ
て治療する場合と、低速回転させて治療する場合とがあ
り、歯科医は治療の内容に応じて駆動源がエアータービ
ンハンドピースと、駆動源がモータのハンドピースのハ
ンドピースとを選択持ち替えて使用していた。
【0004】そのために、エアータービンとモータのハ
ンドピースとの2種類が必要となって、設備費が嵩むと
共に治療の内容によってハンドピースを持ち替えるとい
った面倒な作業が必要となり、作業性が悪いといった問
題があった。
【0005】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、駆動源としてエアー
タービンとモータとを備え、スイッチ操作によって前記
2つのを駆動源の切換えを行うことによって高速回転に
よる治療と、低速回転による治療とを行うことができる
歯科用ハンドピースを提供せんとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の歯科用ハンドピ
ースは前記した目的を達成せんとするもので、その手段
は、加圧空気が供給される空気管路およびモータによっ
て回転される回転軸が挿通されたハウジングと、該ハウ
ジング内に回転自在に軸支されたロータ軸と、該ロータ
軸に固定され前記空気管路からの加圧空気によって回転
するタービン翼と、前記回転軸の先端に形成された歯車
部と常時噛合され、かつ、前記ロータ軸とはフリーな状
態となっている歯車、前記ロータ軸に固定されている連
結円盤、前記ハウジング内に巻回された励磁コイルおよ
び該励磁コイルの磁力によって摺動し、前記連結円盤と
前記歯車とを連結する摺動円盤とからなるクラッチ手段
とを具備したものであり、また、前記歯車部と前記歯車
とを傘歯車としてもよい。
【0007】
【0008】
【作用】前記した如く構成した本発明の歯科用ハンドピ
ースは、励磁コイルへの通電を遮断した状態において、
回転軸と噛合している傘歯車と、ロータ軸に固定されて
いる連結円盤とが離れた状態となり、加圧空気によるタ
ービン翼の回転に何らの負荷も及ぼすことがない。
【0009】また、前記励磁コイルへの通電により摺動
円盤が前記傘歯車と連結円盤とを連結するので、モータ
を駆動して回転軸を回転させることにより、傘歯車、連
結円盤を介してロータ軸を回転させ、従って、加圧空気
の供給を遮断すれば、モータの駆動力によってロータ軸
が回転するものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る歯科用ハンドピースの一
実施例を図面と共に説明する。1はハンドピースのヘッ
ド部分のハウジング、2〜4は該ハウジング1の上下お
よび中間部に嵌合固定された上部軸受スラスト、中間軸
受スラストおよび下部軸受スラスト、5〜7は前記各軸
受スラスト2〜4に固定されたベアリングである。
【0011】そして、前記ハウジング1には高圧空気が
供給される空気管路1aと、図示しないモータによって
回転される回転軸8が挿通される軸挿通管路1bが形成
されている。9は前記ベアリング6,7に軸受けされた
中空のロータ軸にして、中空部に切削工具10を着脱自
在に取付けできるようになっている。
【0012】11は前記ロータ軸9に固定されたタービ
ン翼にして、前記空気管路1aの出口部に対応した位置
に配置されている。12は前記上部軸受スラスト2のベ
アリング5に軸受けされ、前記ロータ軸9とは独立して
回転する傘歯車にして、前記回転軸の先端に形成された
傘歯車部8aと噛合されている。
【0013】13は前記ロータ軸9に固定された外周下
面がテーパー面13aに形成された連結円盤にして、前
記傘歯車12とは無接触で隣接した位置に配置されてい
る。14は前記ロータ軸9に対して摺動自在で、かつ、
前記連結円盤13のテーパー面13aと一致するテーパ
ー面を有する凹部14aが連結円盤13と対向して形成
された摺動円盤にして、外周上面14bが前記傘歯車1
2と連結円盤13を介して対向している。
【0014】15は前記中間軸受スラスト3の外周に巻
回された励磁コイルにして、通電することにより自重に
よって降下している前記摺動円盤14を上昇させる作用
を行う。従って、摺動円盤14が上昇すると、凹部14
aが連結円盤13と当接し、また、外周上面14bが傘
歯車12の外周下面と当接する。これにより、傘歯車1
2は摺動円盤14を介して連結円盤13と連結される。
なお、16はキャップである。
【0015】次に、前記した構成に基づいて動作を説明
する。先ず、エアータービンを駆動源として切削工具1
0を高速回転させ治療を行う場合について説明する。こ
の場合、回転軸8を回転させるための図示しないモータ
および励磁コイル15への通電は遮断しておく。これに
より、回転軸8は回転せず、かつ、摺動円盤14は自重
によって下降位置にあるので、該摺動円盤14は連結円
盤13および傘歯車12とは無接触状態にあり、従って
ロータ軸9はフリーな状態となってんる。
【0016】この状態において、加圧空気を空気管路1
aを介してタービン翼11に供給すると、該タービン翼
11は高速回転し、従って、ロータ軸9を介して切削工
具10も高速回転するので、高速回転する切削工具10
による治療を行うことができるものである。
【0017】次いで、モータを駆動源として切削工具1
0を低速回転させて治療を行う場合について説明する。
この場合には、先ず、励磁コイル15に通電を行う。励
磁コイル15に通電が行われると摺動円盤14は上昇し
て凹部14aが連結円盤13と当接し、また、外周上面
14bが傘歯車12の外周下面と当接する。これによ
り、傘歯車12は摺動円盤14を介して連結円盤13と
連結される。
【0018】この状態において、図示しないモータを駆
動して回転軸8を回転させると、傘歯車部8aを介して
傘歯車12が回転される。この時、前記した如く摺動円
盤14を介して傘歯車12と連結円盤13とは連結され
ているので、傘歯車12の回転力は連結円盤13に伝達
され、該連結円盤13は回転する。従って、連結円盤1
3が固定されているロータ軸9が低速回転して、低速回
転する切削工具10による治療を行なうことができるも
のである。
【0019】なお、前記した実施例にあっては、摺動円
盤14の上下動によって連結円盤13と傘歯車12との
連結、遮断を行なうものについて説明したが、回転軸8
とロータ軸9の連結、遮断は、他の手段、例えば、回転
軸8を図1において左右方向に移動させて、傘歯車部8
aと傘歯車9との連結、遮断を行なうなクラッチ手段を
利用してもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は前記したように、エアータービ
ンを利用しての高速治療と、モータを利用しての低速治
療とを、クラッチ手段によって切換えて1つのハンドピ
ースによって行なうことができるので、歯科治療の作業
性の向上が図れると共に設備費の軽減が図れ、しかも、
治療用ハンドピースの数を減らすことができるので、ハ
ンドピース保管場所も小さくて済むものである。
【0021】また、クラッチ手段として、励磁コイルに
よって摺動し回転軸と噛合されている傘歯車とロータ軸
に固定された連結円盤とを連結する摺動円盤を設けたこ
とにより、励磁コイルへの通電を制御することにより、
モータによる低速回転とエアータービンによる高速回転
とを切換えできるので、高速と低速の切換えの操作性が
良いと共に確実なる切換えが行なえる等の効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯科用ハンドピースの一部断面図
である。
【図2】エアータービンを使用した状態の要部拡大断面
図である。
【図3】モータを使用した状態の要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 空気管路 2〜4 軸受スラスト 5〜7 ベアリング 8 回転軸 8a 傘歯車部 9 ロータ軸 11 タービン翼 12 傘歯車 13 連結円盤 14 摺動円盤 15 励磁コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−38982(JP,A) 特開 平7−111998(JP,A) 特開 平4−226645(JP,A) 特開 平5−212060(JP,A) 実開 平2−47143(JP,U) 実開 昭59−71611(JP,U) 特表 平5−507859(JP,A) 特表 昭59−501613(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61C 1/00 - 1/18 B23Q 5/06 - 5/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧空気が供給される空気管路およびモ
    ータによって回転される回転軸が挿通されたハウジング
    と、 該ハウジング内に回転自在に軸支されたロータ軸と、該
    ロータ軸に固定され前記空気管路からの加圧空気によっ
    て回転するタービン翼と、 前記回転軸の先端に形成された歯車部と常時噛合され、
    かつ、前記ロータ軸とはフリーな状態となっている歯
    車、前記ロータ軸に固定されている連結円盤、前記ハウ
    ジング内に巻回された励磁コイルおよび該励磁コイルの
    磁力によって摺動し、前記連結円盤と前記歯車とを連結
    する摺動円盤とからなるクラッチ手段と、 を具備したことを特徴とする歯科用ハンドピース。
  2. 【請求項2】 前記歯車部と前記歯車とを傘歯車とした
    ことを特徴とする請求項1記載の歯科用ハンドピース。
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