JP3461743B2 - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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JP3461743B2
JP3461743B2 JP03063799A JP3063799A JP3461743B2 JP 3461743 B2 JP3461743 B2 JP 3461743B2 JP 03063799 A JP03063799 A JP 03063799A JP 3063799 A JP3063799 A JP 3063799A JP 3461743 B2 JP3461743 B2 JP 3461743B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浄水器に関し、詳し
くは、洗い物等に適する通常浄水と、飲用や煮物や食材
の洗浄などといった料理用に一層適する高度浄水との双
方を得ることが出来るように改善した浄水器に関する。
本発明は例えばアンダーシンク型として、家庭用、業務
用浄水器として、洗髪洗面台、流し台下などに設置して
使用され得るものであり、洗髪シャワー、台所では、食
器、鍋などの洗い物などに使用することができる。
【0002】
【従来の技術】近年、浄水器が使用されている。浄水器
は、容器と、容器の浄化室に配設され浄化機能をもつ浄
化部材と、原水流入口から流入した原水を浄化部材に通
過させる浄水用通路とを備えている。原水が浄化部材で
浄化されることにより、浄水が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】塩素、トリハロメタン
などを除去して浄水化を高度に進め、飲用、料理用とし
て一層適するようにすることが近年ますます要請されて
いる。しかしながら台所仕事等での一日に使用される洗
い物のために主婦等の使用者が触れる湯、水の量は数百
リットルにもなり大量であると言われている。これらの
大量の水を全て高度に浄化した高度浄水とすると、浄水
器の大型化を招来し、コストの面でも不利である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した実情に
鑑みなされたものであり、原水を浄化した通常浄水と、
飲用や料理用として一層適するように高度に浄化した高
度浄水との双方が一台の浄水器から得られるようにした
浄水器を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明に係る
浄水器は、浄化室と、原水を浄化室に流入させる原水流
入口と、原水を浄化した浄水を浄化室から吐出する浄水
吐出口とをもつ容器と、容器の浄化室に配設され浄化機
能をもつ第1浄化部材と、容器の浄化室に配設され第1
浄化部材よりも飲料用または料理用により適するように
原水を浄化する浄化機能をもつ第2浄化部材と、容器内
に設けられ、通常浄水を得るときに原水流入口から流入
した原水を第1浄化部材に通過させる通常浄水用通路
と、容器内に設けられ、高度浄水を得るときに原水流入
口から流入した原水を第1浄化部材及び第2浄化部材の
双方に通過させる高度浄水用通路とを具備しており、第
1浄化部材及び第2浄化部材は円筒形状をなし、半径方
向内方または半径方向外方に向けて水を透過させるべ
く、同軸的に二重に配置されていることを特徴とするも
のである。
【0006】原水とは本発明の浄化器で浄化する前の水
を意味する。通常浄水とは浄化した水を意味する。高度
浄水とは通常浄水よりもの飲料用または料理用により適
するように浄化した水を意味する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では次の形態の少なくとも
一つの形態を採用できる。 ・第2浄化部材は第1浄化部材よりも破過時間が長い特
性をもち、高度浄水を得る際に原水が第2浄化部材を通
過した後に第1浄化部材を通過するように、高度浄水用
通路及び通常浄水用通路が設定されている構成を採用で
る。
【0008】・高度浄水用通路は、高度浄水を得るとき
に通水されるものの通常浄水を得るときには通水されな
い高度浄水専用の専用通路を備えており、高度浄水専用
の専用通路を通常浄水用通路につなげることにより構成
できる。従って高度浄水を得るときにも、通常浄水を得
るときにも、通常浄水用通路は共用される。 ・高度浄水専用の専用通路と通常浄水用通路との境界領
域には逆止弁が設けられており、逆止弁は、高度浄水専
用の専用通路の水を通常浄水用通路に送給できる通水機
能をもつものの、通常浄水用通路の水を高度浄水専用の
専用通路に実質的に送給できない止水機能をもつ構成を
採用できる。
【0009】・原水流入口は、通常浄水を得るために原
水を浄化室に流入させるための第1原水流入口と、高度
浄水を得るために原水を浄化室に流入させる第2原水流
入口とを備えている構成を採用できる。 ・第1浄化部材は、繊維状活性炭を主要成分とする材料
で成形された非焼成品で形成されたフィルターで構成で
きる。第1浄化部材は主に塩素の除去を目的とするもの
である。第2浄化部材は、粉末活性炭に粘土をバインダ
ーとして含むとともに焼成した焼成品で形成されたフィ
ルターで構成できる。第2浄化部材は第1浄化部材と異
なる浄化性能をもつものであり、塩素ばかりではなく有
機塩素化合物等の除去を目的とするものである。
【0010】・第1浄化部材は第2浄化部材よりも水通
過時間が長い性質をもつ構成にできる。第1浄化部材の
水透過面積は第2浄化部材の水透過面積よりも大きく設
定できる。これにより第1浄化部材で浄化される単位時
間当たりの浄化吐水量と、第2浄化部材で浄化される単
位時間当たりの浄化吐水量とを同一または近づけて、両
者を対応させるのに有利となる。
【0011】・浄水吐出口は共用方式であり、通常浄水
を吐出する機能と、高度浄水を吐出する機能とを併有す
る構成を採用できる。 ・原水流入口及び浄水吐出口は互いに並設されて配設さ
れている構成を採用できる。 ・第1浄化部材は所要肉厚をもつ円筒形状であり、第2
浄化部材は第1浄化部材の外周を実質的に同軸的に包囲
する所要肉厚をもつ円筒形状である構成を採用できる。
【0012】・容器は、筒形状の外側容器と、外側容器
内に実質的に同軸的に配置された筒形状の内側容器と、
内側容器の中央領域に設けられたパイプとを備えてお
り、第1浄化部材はパイプの外壁面と内側容器の内壁面
との間のリング状空間に配置されており、第2浄化部材
は内側容器の外壁面と外側容器の内壁面との間のリング
状空間に配置されている構成を採用できる。
【0013】・通常浄水用通路は、原水流入口につなが
るパイプ内の通路と、第1浄化部材の内壁面から外壁面
に向けて実質的に半径方向外方に向けて水が第1浄化部
材内を通過する通路と、第1浄化部材の外壁面と内側容
器の内壁面との間に形成され浄水吐出口につながる通路
とを備えている構成を採用できる。 ・高度浄水用通路は、外側容器の内壁面と第2浄化部材
の外壁面との間の通路と、第2浄化部材をこれの外壁面
から内壁面に向けて実質的に半径方向内方に通過する通
路と、第2浄化部材の内壁面と内側容器の外壁面との間
の通路とを、高度浄水専用の専用通路として備えてお
り、高度浄水専用の専用通路は通常浄水用通路に逆止弁
を介して連通可能である構成を採用できる。
【0014】・容器の少なくとも一部は負極または正極
の一方の電極端子をもち、第1浄化部材及び第2浄化部
材の少なくとも一方は、負極または正極の他方の電極端
子をもち、正極及び負極間に電圧を印加することにより
電子浄水を行う構成を採用できる。この場合には、容器
を導電性の金属素材を用いて負極(−)とし、第1浄化
部材及び第2浄化部材の少なくとも一方を正極(+)と
して直流を印加する方式を採用できる。これにより、原
水に溶解していた金属イオンを水酸化物、酸化物として
コロイド粒子、懸濁物に変え、これらを浄化部材の細孔
で捕捉して浄水化することが期待出来る。
【0015】・通常浄水を得るために原水を第1原水流
入口へ給水する形態と、高度浄水を得るために原水を第
2原水流入口へ給水する形態とを切り替える切替手段が
設けられている構成を採用できる。切替手段としては手
動方式、電磁弁方式のいずれでも良い。 ・2通路系統を構成する通常浄水用通路と高度浄水用通
路とを容器内に形成し、容器内に、浄化性能を異にする
二種類の浄化部材としての活性炭フィルターを円筒二重
に構成できる。この場合には、活性炭フィルターいずれ
か一方のみに原水を通過させて通常浄水を得る形態と、
二種の活性炭フィルターの双方に原水を通過させて高度
浄水を得る形態とを採用する。
【0016】
【実施例】図面を参照しながら本発明の実施例を説明す
る。図1は実施例を説明する断面図である。図1に示す
ように、縦型円筒形状をなすステンレスの外側容器1の
浄化室1aに、縦型円筒形状をなす内側容器2と、丸パ
イプ形状をなす縦型のセンターパイプ3とを同心として
同軸的に配置し、容器を構成している。
【0017】外側容器1の内壁面と内側容器2の外壁面
との間のリング状空間4pには、所要肉厚をもつ円筒形
状の第2フィルター4(第2浄化部材)を配置してい
る。第2フィルター4は、塩素ばかりでなく、有機塩素
化合物等の除去を目的とするものであり、飲用や料理用
として一層適するように水を浄化するものである。第2
フィルター4は、ヤシガラを原料とする微粉末の活性炭
を主要成分とし、これに粘土をバインダーとして添加混
合し、圧縮成形の上、高温で焼成して形成した焼成品で
ある。即ち第2フィルター4としては、天然ヤシガラ炭
からなる粉末の活性炭と粘土とをバインダーとして混練
し、プレス成形の上、高温で焼成した得た微小な細孔を
もつ(平均細孔径:0.15μm)の材料を用い、所定
のサイズ(高さ245mm×外径142mm×内径86
mm)に加工したものを使用した。第2フィルター4は
前述のように焼成品であり高密度に成形されており、細
孔が微細であり、水を通過する通過速度が小さくされて
いるため、塩素ばかりでなくトリハロメタン等を吸着で
除去する吸着能力を確保するのに有利となる。
【0018】なお第2フィルター4としては上記に限ら
ず、場合によっては、ポリエチレンの粉末をバインダー
として混練、円筒状に成形しながら、低温で溶着させた
ものを使用することも出来る。内側容器2の内壁面とパ
イプ3の外壁面との間のリング状空間5pには、円筒形
状の第1フィルター5(第1浄化部材)が配置されてい
る。第1フィルター5は、マット状の繊維状活性炭を主
要成分とし、これを所要ドーナツ状に成形したものであ
り、非焼成品である。第1フィルター5は、通水の際の
通過圧力損失が極めて低く設定されているため、通常浄
水の大吐出量を得るのに有利である。第1フィルター5
は主に塩素の除去を目的としている。
【0019】場合によっては第1フィルター5として
は、マット状の繊維状活性炭をロール状に成形したもの
を用いてもよいし、チップにしたものをポリエチレンな
どのバインダーを用いて、低圧で加圧成形したものを用
いてもよい。いずれの場合にも、第1フィルター5は、
通水の際の通過圧力損失を極めて低く構成することが出
来る。
【0020】本実施例において第1フィルター5の材質
として繊維状活性炭を用いたのは、天然原料炭よりも表
面活性が高く、通過層厚が薄くとも、また成形密度を低
くして、通水の際の低圧損としても、塩素除去に理想的
な性能を発揮し得ることにある。洗髪や台所での洗い物
等の用途には、主に塩素を除去した大吐水量が必要であ
るため、圧力損失が低い第1フィルター5を水が通過し
て通常浄水を得るようにすれば、大吐出量の通常浄水を
得るのに有利である。
【0021】フィルター4、5は実質的に同軸的に二重
に配置されている。空間4p、5pは互いに独立した空
間とされている。第2フィルター4の軸端面(上端、下
端)には、形状の異なる樹脂製のリング状のキャップ
6、樹脂製のキャップ7が一体的に接着されている。図
1に示すように、第2フィルター4の軸端部の外周にリ
ング溝4mを形成し、キャップ6のリング状のつば部6
mの外径を、第2フィルター4のリング溝4m以外の部
位の外径と実質的に同一としている。
【0022】第1フィルター5の軸端面(上端、下端)
には、樹脂製のキャップ8、樹脂製のキャップ9が一体
的に接着されている。高度浄水を得るために原水を浄化
室1aに流入させる第2原水流入口10aをもつ1個の
ニップル10、通常浄水を得るために原水を浄化室1a
に流入させる第1原水流入口11aをもつ1個のニップ
ル11、通常浄水や高度浄水を浄水器外へ吐出させる浄
水吐出口12aをもつ1個のニップル12が外側容器1
の蓋25(金属製:ステンレス鋼製)に固定され、よっ
て外側容器1の上部において並設状態でまとめて設置さ
れている。従ってニップル10〜12にホースなどの管
体を接続するのに便利である。ニップル10〜12は、
ホースなどの管体を接続する接続具として機能する。
【0023】浄水吐出口12aは共用方式とされてお
り、通常浄水および高度浄水を独立して浄水器外に吐出
させるものである。本実施例では、ニップル10が第2
フィルター4及び第1フィルター5の双方への原水流入
口となっている。ニップル11が第1フィルター5のみ
への原水流入口となっている。ニップル10、11、1
2を通る原水、浄水が互いに混ざり合うことはない構成
としてある。
【0024】内側容器2の底部ではキャップ9が底蓋を
兼用しており、キャップ9の外周に設置された環状のX
ーリング13(シール部材)によって気密にキャップ9
が挿入されている。天板14は流入路15を有してい
る。先ず、高度浄水を得る場合について説明する。ニッ
プル10の第2原水流入口10aから流入する原水は、
通路10kを通り、更に環状の原水通路16を矢印A2
方向(下方)に流れる。原水通路16は外側容器1の内
壁面と第2フィルター4の外壁面とで構成されている。
更に原水は第2フィルター4の外壁面から内壁面にかけ
て矢印A3方向(実質的に半径方向内方)に第2フィル
ター4の細孔を通過する。水は環状の浄水通路17に至
る。浄水通路17は第2フィルター4の内壁面と内側容
器2の外壁面との間に形成されている。更に水は、浄水
通路17を矢印A4方向(下向)に流れ、下部の排出口
18を経て、矢印A5方向(半径方向内方)に流れ、更
にセンターパイプ3に接合された筒状の金具19の開口
20を経て、逆止弁21を矢印A6方向(上向)に通過
する。更に水は、センターパイプ3のパイプ孔3aを通
り、センターパイプ3の周壁に複数形成されている円形
状の出口開口22を経て、環状の原水通路23に至る。
原水通路23は、第1フィルター5の内壁面とパイプ3
の外壁面との間に形成されている。更に水は、一般的に
は、第1フィルター5の外壁面から内壁面に向けて矢印
A7方向(半径方向外方)に向けて第1フィルター5の
隙間空間を通過する。更に水は、第1フィルター5の外
壁面と内側容器2の内壁面との間の環状の浄水通路24
に至り、浄水通路24を矢印A8方向(上向)に流れ、
ニップル12の浄水吐出口12aから浄水器外に高度浄
水として吐出する。即ち高度浄水はニップル12から混
合水栓の吐水ヘッド用ホース(図略)などに供給され
る。
【0025】本実施例では、通路10k、原水通路1
6、浄水通路17、排出口18、逆止弁21、センター
パイプ3のパイプ孔3a、センターパイプ3の出口開口
22、原水通路23、浄水通路24は、高度浄水となる
水または高度浄水自体が通過するため、高度浄水用通路
を構成している。また上記した原水通路16、浄水通路
17、排出口18は、高度浄水となる水は通過するもの
の、通常浄水となる水は実質的には通過しないため、高
度浄水専用の専用通路を構成している。
【0026】通常浄水を得る場合には、ニップル11の
第1原水流入口11aから原水がセンターパイプ3のパ
イプ孔3a内に矢印B1方向に流入する。逆止弁21の
逆止作用により、センターパイプ3のパイプ孔3a内に
流入した水は逆止弁21を通過できず、つまり矢印A6
と逆方向には流れることができない。そのためセンター
パイプ3内に流入した水は、センターパイプ3の周壁の
複数個の出口開口22を経て、第1フィルター5の内壁
面とパイプ3の外壁面との間の環状の原水通路23に至
る。更に水は、第1フィルター5の外壁面から内壁面に
向けて第1フィルター5の隙間空間を矢印A7方向(半
径方向外方)に向けて第1フィルター5を通過する。更
に水は、第1フィルター5の外壁面と内側容器2の内壁
面との間の環状の浄水通路24に至り、浄水通路24を
矢印A8方向(上向)に流れ、ニップル12の浄水吐出
口12aから浄水器外に通常浄水として吐出し、ニップ
ル12から混合水栓の吐水ヘッド用ホース(図略)など
に供給される。
【0027】したがってセンターパイプ3のパイプ孔3
a、センターパイプ3の出口開口22、原水通路23、
浄水通路24は、通常浄水となる水または通常浄水自体
が通過するため、通常浄水用通路を構成している。上記
したように本実施例における二重のフィルター4、5を
持つ2ウエイ型の浄水器では、通常浄水となる原水、高
度浄水となる原水、浄水のための3通路が存在し、機構
上複雑にならざるを得ない。そこで簡素な構成にするた
めに、工夫を要した。図1でこれを説明する。即ち本実
施例においては、上部に3ミリ厚のステンレス鋼の蓋2
5を溶接で外側容器1の軸長方向(高さ方向)の一端
(上端)に固定する。またニップル10、11、12を
それぞれ蓋25に1箇所にまとめて固定する。
【0028】更に外側容器1の軸長方向(高さ方向)の
他端(下端)に4ミリ厚の金属製の底板26を嵌合して
設け、底板26とキャップ7との間にOーリング27
(シール部材として機能)を設ける。そしてインサート
28を貫通するセンターパイプ3の回転操作で締め上げ
ることにより、センターパイプ3を上方に変位させ、O
ーリング27に圧縮力を付与し、外側容器1全体の水密
性を向上させることができる。センターパイプ3の軸端
部(下端部)にはノブ29が溶接で固定されている。即
ち、ノブ29の回転操作によりセンターパイプ3のネジ
部3kをニップル11のネジ部11kにねじ込み、底板
26およびセンターパイプ3を押し上げ、これによりO
ーリング27を締め上げ、シール性を向上させるもので
ある。
【0029】外側容器1の浄化室1aに掛る内部圧力
は、選択される原水の系統によってことなる。最大の圧
力が作用するのは、外周側に配置されており径大で受圧
面積の大きな第2フィルター4を機能させる際に生じ
る。この場合には、ニップル10の第2原水流入口10
aから供給される原水の水圧の元圧が高ければ高い程、
キャップ6の受圧面6xに掛る垂直の力(原水の水圧に
基づく)が大きくなるため、Oーリング27を外側容器
1の軸長方向においてさらに圧縮することになる。リン
グ状の固定台座26mが外側容器1の下部に保持されて
いる。
【0030】なお一般的に、Oーリング27の締め代だ
けに依存する場合には、圧力上昇によって、缶体の水密
破壊は生じやすく、水漏れを誘発しやすい。そのため、
超高層マンションなどで高い水圧に耐える性能を得るこ
とは困難である。次にパイプ3の金具19に設置されて
いる逆止弁21の作用について説明を加える。第1フィ
ルター5へ通水する原水が流れるパイプ3のパイプ孔3
aは、前述したように、第2フィルター4からの一次浄
水(高度浄水となる水)も排出口18を経て流入してく
る構成となっている。即ち、第2フィルター4の内側の
浄水通路17とパイプ3のパイプ孔3aは排出口18を
介して連通可能となっている。仮に、パイプ3のパイプ
孔3aの水が浄水通路17に進入すると、円筒形状の第
2フィルター4にこれの内壁面から外壁面に向かう内圧
力(矢印A3と逆方向の内圧力)が第2フィルター4に
負荷されてしまうことになる。第2フィルター4は焼成
品であり、言わば素焼き状の塊ブロックであるため、外
周側から内周側に向かう(矢印A3方向と同方向)圧縮
圧力にはかなりの耐性を得るが、内周側から外周側に向
かう(矢印A3と逆方向、つまり半径方向外方)引張圧
力に対しては、強度を充分には確保できず、第2フィル
ター4は容易に破損するおそれがある。原水通路16に
水が充分存在する時には、第2フィルター4の破損も回
避され得るが、原水通路16が空の場合には、第2フィ
ルター4が比較的簡単に破損してしまうおそれがある。
【0031】そこで本実施例においては、矢印A3方向
と逆方向の内圧が第2フィルター4に負荷されないよう
にするため、センターパイプ3のパイプ孔3aから排出
口18を介して浄水通路17に向かう通水を遮断する機
能をもつ逆止弁21をセンターパイプ3の下端に設置し
たものである。換言すると、逆止弁21は、高度浄水専
用の専用通路と通常浄水用通路との境界領域に配置され
ており、通常浄水用通路からの水を高度浄水専用の専用
通路に通さない止水機能と、高度浄水専用の専用通路の
水を通常浄水用通路に通す通水機能とをもつ。
【0032】次に浄水の手法について触れる。高濃度の
吸着対象物質が原水中に存在し長期に耐用させる必要が
ある時には、一般的には、人工物である繊維状活性炭よ
りも天然物である天然ヤシガラ活性炭が優れている。即
ち天然ヤシガラ活性炭を主要成分とする第2フィルタ4
−は、耐用時間を示す破過時間が第1フィルタ−5より
も長い。一方、薄い濃度のものを効率よく除去して浄化
するには、繊維状活性炭の方が天然ヤシガラ活性炭より
も向いているのが一般的である。
【0033】本実施例ではこれらの特質を生かしてい
る。即ち、高度浄水を得るときには、第2フィルター4
(破過時間が長くて耐用性がある)→第1フィルタ−5
(破過時間が短くて耐用性があまりない。しかし薄い濃
度のものを効率よく除去できる)の順に水を通過させ
る。従って吸着対象物質が通過してしまうおそれがある
場合であっても、吸着対象物質の濃度が薄くなったもの
を第1フィルター5で再度吸着して、浄水のレベルを保
つようにしている。
【0034】ところで、手荒れの原因となる温水中の塩
素を除去した大水量を得る要求が近年出始めている。本
実施例では、使用者の選択に応じて、洗い物の用途に
は、主に塩素除去を目的とする第1フィルター5のみを
通過した通常浄水を得ることができ、また、飲用または
煮物などの料理用の用途には、塩素ばかりでなくトリハ
ロメタン等の除去を目的とする第2フィルター4、主に
塩素除去を目的とする第1フィルター5の双方を通した
高度浄水を得ることができ、現在の市場要求に対応させ
ている。
【0035】また洗髪洗面化粧台では、髪や顔等の身体
を洗う用途のためには、塩素を取った湯水が必要である
ため、主に塩素除去を目的とする第1フィルター5側を
選択して通常浄水とする。うがいや飲み水の用途のため
には、第2フィルター4、第1フィルター5の双方を通
過した高度浄水である湯や水を使用する。大量の浄水を
得る場合には一般的に水の通過時間を早くする必要があ
る。トリハロメタンを吸着除去するためには通過速度が
早すぎると好ましくない。大量の浄水を得る場合には、
通過時間が短くて済む塩素の除去に限定されるのが一般
的である。この点本実施例では、第2フィルター4は焼
成品であり高密度に成形されており、水を通過する通過
速度が小さくされているため、トリハロメタン等を吸着
で除去する吸着能を確保するのに有利となる。また本実
施例においては、上記したように水の通過速度を小さく
した焼成品である第2フィルター4を外側に配置するこ
とにより、第2フィルター4の外径146mmと大きく
でき、第2フィルター4における水の通過面積を大きく
し設定でき、しかも高さも245mmと大きく設定して
いる。そのため第2フィルター4においては、単位面積
当たりの水の通過量を低く抑えながらも、第2フィルタ
ー4の全体の通過面積を大きく確保しているため、通過
速度が小さいながら第2フィルター4全体の浄水吐水量
は第1フィルター5側の浄水吐水量と大きな変化がな
く、大量の吐水量を得るのに有利であるという効果も得
られる。よって、野菜や米などの食材の洗い、大量の水
を使用する料理などのように大量の高度浄水を要請する
場合であっても、対処できる。
【0036】ところで、活性炭の特質として、低温で吸
着したものは、高温で容易に離脱させ得ることが知られ
ている。天然ヤシガラ活性炭では効果は少ないものの、
第1フィルター5の主要成分として使用している繊維状
活性炭は、65〜80℃のお湯を通過させることで、か
なりの吸着物質を離脱させて高温再生することが出来
る。このことから、数カ月おきに、ニップル11の第1
原水流入口11aから高温のお湯を供給し、繊維状活性
炭を主要成分とする第1フィルター5に高温のお湯を通
過させる高温再生処理を施すことによって、第1フィル
ター5の吸着力が回復する。
【0037】表1は、高温再生しない場合と高温再生し
た場合における試験結果を示す。この試験では1500
0リットル時、25000リットル時、35000リッ
トル時にそれぞれ、80℃の高温水を5分、約30リッ
トル通水して高温再生した。表1に示すように、本実施
例では、一般の浄水器レベル(1万リットル時)に対し
て4倍もの量(4万リットル時)を通過させながらも、
高温再生すれば、高い浄化レベルに到達することが出来
た。
【0038】
【表1】 表2は、実施例での塩素の除去率と浄水の吐水量とを示
すものである。表2に示すように、複合機能の浄水器と
して、実用上、満足の行くものとなった。塩素除去性が
良い第1フィルター5側では8万リットル時と大量であ
っても塩素の除去率は89%と高かった。
【0039】
【表2】 この試験では第2フィルター4は、高さ245mm×外
径146mm×内径90mmとし、第1フィルター5は
高さ235mm×外径76mm×内径15mmとした。
【0040】組合せ使用される混合水栓は、幾通りかの
構成が考えられる。高度浄水を得る第2フィルター4、
第1フィルタ5の双方につながるニップル10、通常浄
水を得る第1フィルター5へつながるニップル11との
いずれかを選択する切替手段としての切替弁を混合水栓
側に設ける方式を採用できる。更に図4に示す例のよう
に、高度浄水を得る第2フィルター4、第1フィルタ5
の双方につながるニップル10、通常浄水を得る第1フ
ィルター5へつながるニップル11への給水は、共通の
一本のホースなどの管体106で行なうことができる。
管体106は、ヘッド102をもつ混合水栓100につ
ながる。そして手動または電動で切り替可能な切替弁1
08を設け、切替弁108により給水をニップル10、
11のいずれかに選択的に切り替える方式とすることが
できる。ニップル12から吐出した通常浄水または高度
浄水は、ホースなどの管体110を経て混合水栓100
に戻る。
【0041】また本実施例においては、図1に示すよう
に、高度浄水を得るために通水する第2フィルター4の
下部に、導線取付部31kをもつチタンの電極端子31
を埋め込み状態で配置し、正極端子(+)としている。
更に底板26に設けたネジ部である導線取付部26kを
電極端子である負極端子(−)としている。両端子間に
電圧(例えば1〜4ボルト)を印加することにより電子
浄水を施すことができる。金属製の底板26は外側容器
1、金属製の蓋25、金属製の内側容器2、金属製のセ
ンターパイプ3に導通している。
【0042】本実施例においては高度浄水を得るために
通水する第2フィルター4にチタンの電極端子31を配
置しており、そのため高度浄水を得る際に電子浄水処理
を行うことができ、高度浄水の浄化率の向上に有利とな
る。表3は、3V.70mAの直流を印加して電子浄水
したとき、本実施例の浄水器で得られた浄水の分析結果
を示す。表3のデータに示すように、金属イオンの種類
によって、差はあるものの、有害とされるもので一般的
に溶解が懸念される物質を除去するのに満足出来る結果
を得ることが出来た。
【0043】尚、必要な微量元素、カルシューム、マグ
ネシウム、カリウム、ナトリウムは水酸化物となって
も、完全に溶解したままであるため除去されないものと
想定される。また、マンガンの除去率が低いのは、水酸
化物となったコロイド径が極めて小さいため、一部が通
過してしまうためと推定される。
【0044】
【表3】 (その他)上記した実施例では、第2原水流入口10a
をもつニップル10、第1原水流入口11aをもつニッ
プル11、浄水吐出口12aをもつニップル12は、そ
れぞれ1個づつ設けられているが、これに限られるもの
ではなく、必要に応じて第2原水流入口10aをもつニ
ップル10を複数個設けても良い。第1原水流入口11
aをもつニップル11を複数個設けても良い。浄水吐出
口12aをもつニップル12を複数個設けても良い。
【0045】本発明は上記し且つ図面に示した実施例の
みに限定されるものではなく、例えば、サイズや材質は
上記したものに限定されるものではなく、要旨を逸脱し
ない範囲内で、必要に応じて適宜選択して実施できるも
のである。
【0046】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、1台の浄
水器で通常浄水と高度浄水とを得ることができる。従っ
て飲料、料理などの用途には、高度浄水を使用すること
ができ、洗い物などのように高度浄水まで要求されない
用途には、通常浄水を使用することができる。
【0047】殊に、実施例のように浄水器の容器を二重
に構成して、外側には、塩素ばかりでなく有機塩素化合
物などを長期にわたり良好に吸着除去可能なヤシガラ活
性炭を主要成分としこれを焼成した第2浄化部材を用
い、内側には、主に塩素除去を目的とした繊維状活性炭
フィルターを主要成分とする第1浄化部材を配置した場
合には、洗い物等の用途に適するように塩素を除去した
通常浄水と、飲料や料理等の用途に適する高度浄水との
2種類を容易に得ることが出来る。
【0048】さらに本発明によれば、電極端子間に電圧
を印加して電子浄水する場合には、一層浄化された浄水
を得るのに有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る浄水器の断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る浄水器の上部付近の拡大
断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る浄水器の下部付近の拡大
断面図である。
【図4】混合水栓と切替弁とを浄水器とを組み合わせた
状態を示す模式構成図である。
【符号の説明】
図中、1は外側容器、1aは浄化室、2は内側容器、4
は第2フィルター(第2浄化部材)、5は第1フィルタ
ー(第1浄化部材)、10、11、12はニップル、1
0aは第2原水流入口、11aは第1原水流入口、12
aは浄水吐出口、16は原水通路、17は浄水通路、2
1は逆止弁、23は原水通路、24は浄水通路、31は
電極端子を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−112597(JP,A) 特開 平3−193183(JP,A) 特開 平9−174050(JP,A) 特開 平10−180259(JP,A) 特開 平7−185534(JP,A) 実開 昭51−11658(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/28 B01D 35/00 - 35/04 B01D 35/08 - 35/30

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浄化室と、原水を浄化室に流入させる原水
    流入口と、原水を浄化した浄水を浄化室から吐出する浄
    水吐出口とをもつ容器と、 容器の浄化室に配設され浄化機能をもつ第1浄化部材
    と、 容器の浄化室に配設され第1浄化部材よりも飲料用また
    は料理用により適するように原水を浄化する浄化機能を
    もつ第2浄化部材と、 容器内に設けられ、通常浄水を得るときに原水流入口か
    ら流入した原水を第1浄化部材に通過させる通常浄水用
    通路と、 容器内に設けられ、高度浄水を得るときに原水流入口か
    ら流入した原水を第1浄化部材及び第2浄化部材の双方
    に通過させる高度浄水用通路とを具備しており、 第1浄化部材及び第2浄化部材は円筒形状をなし、半径
    方向内方または半径方向外方に向けて水を透過させるべ
    く、同軸的に二重に配置されて いることを特徴とする浄
    水器。
  2. 【請求項2】浄化室と、原水を浄化室に流入させる原水
    流入口と、原水を浄化した浄水を浄化室から吐出する浄
    水吐出口とをもつ容器と、 容器の浄化室に配設され浄化機能をもつ第1浄化部材
    と、 容器の浄化室に配設され第1浄化部材よりも飲料用また
    は料理用により適するように原水を浄化する浄化機能を
    もつ第2浄化部材と、 容器内に設けられ、通常浄水を得るときに原水流入口か
    ら流入した原水を第1浄化部材に通過させる通常浄水用
    通路と、 容器内に設けられ、高度浄水を得るときに原水流入口か
    ら流入した原水を第1浄化部材及び第2浄化部材の双方
    に通過させる高度浄水用通路とを具備しており、 第
    浄化部材は第1浄化部材よりも破過時間が長い特性をも
    ち、高度浄水を得る際に原水が第2浄化部材を通過した
    後に第1浄化部材を通過するように、高度浄水用通路及
    び通常浄水用通路を設定したことを特徴とする浄水器。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、高度浄水用通
    路は、高度浄水を得るときに通水されるものの通常浄水
    を得るときには通水されない高度浄水専用の専用通路を
    備えており、高度浄水専用の専用通路を通常浄水用通路
    につなげることにより構成されていることを特徴とする
    浄水器。
  4. 【請求項4】請求項3において、高度浄水専用の専用通
    路と通常浄水用通路との境界領域には逆止弁が設けられ
    ており、逆止弁は、高度浄水専用の専用通路の水を通常
    浄水用通路に送給できる通水機能をもつものの、通常浄
    水用通路の水を高度浄水専用の専用通路に実質的に送給
    できない止水機能をもつことを特徴とする浄水器。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、原水流
    入口は、通常浄水を得るために原水を浄化室に流入させ
    るための第1原水流入口と、高度浄水を得るために原水
    を浄化室に流入させる第2原水流入口とを備えているこ
    とを特徴とする浄水器。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかにおいて、第1浄
    化部材は、繊維状活性炭を主要成分とする材料で成形さ
    れた非焼成品で形成されたフィルターであり、第2浄化
    部材は、粉末活性炭を主要成分として粘土をバインダー
    として含むとともに焼成した焼成品で形成されたフィル
    ターであることを特徴とする浄水器。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかにおいて、浄水吐
    出口は共用方式であり、通常浄水を吐出する機能と、高
    度浄水を吐出する機能とを併有することを特徴とする浄
    水器。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかにおいて、原水流
    入口及び浄水吐出口は互いに並設されて配設されている
    ことを特徴とする浄水器。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかにおいて、第1浄
    化部材は所要肉厚をもつ円筒形状であり、第2浄化部材
    は第1浄化部材の外周を実質的に同軸的に包囲する所要
    肉厚をもつ円筒形状であることを特徴とする浄水器。
  10. 【請求項10】浄化室と、原水を浄化室に流入させる原
    水流入口と、原水を浄化した浄水を浄化室から吐出する
    浄水吐出口とをもつ容器と、 容器の浄化室に配設され浄化機能をもつ第1浄化部材
    と、 容器の浄化室に配設され第1浄化部材よりも飲料用また
    は料理用により適するように原水を浄化する浄化機能を
    もつ第2浄化部材と、 容器内に設けられ、通常浄水を得るときに原水流入口か
    ら流入した原水を第1浄化部材に通過させる通常浄水用
    通路と、 容器内に設けられ、高度浄水を得るときに原水流入口か
    ら流入した原水を第1浄化部材及び第2浄化部材の双方
    に通過させる高度浄水用通路とを具備しており、 容
    は、筒形状の外側容器と、外側容器内に実質的に同軸的
    に配置された筒形状の内側容器と、内側容器の中央領域
    に設けられたパイプとを備えており、 第1浄化部材はパイプの外壁面と内側容器の内壁面との
    間のリング状空間に配置されており、第2浄化部材は内
    側容器の外壁面と外側容器の内壁面との間のリング状空
    間に配置されていることを特徴とする浄水器。
  11. 【請求項11】請求項10において、通常浄水用通路
    は、原水流入口につながるパイプ内の通路と、第1浄化
    部材の内壁面から外壁面に向けて実質的に半径方向外方
    に向けて水が第1浄化部材内を通過する通路と、第1浄
    化部材の外壁面と内側容器の内壁面との間に形成され浄
    水吐出口につながる通路とを備えていることを特徴とす
    る浄水器。
  12. 【請求項12】請求項10において、高度浄水用通路
    は、外側容器の内壁面と第2浄化部材の外壁面との間の
    通路と、第2浄化部材をこれの外壁面から内壁面に向け
    て実質的に半径方向内方に通過する通路と、第2浄化部
    材の内壁面と内側容器の外壁面との間の通路とを、高度
    浄水専用の専用通路として備えており、 高度浄水専用の専用通路は通常浄水用通路に逆止弁を介
    して連通可能であることを特徴とする浄水器。
  13. 【請求項13】請求項1〜12のいずれかにおいて、第
    1浄化部材は、繊維状活性炭を主要成分とする材料で形
    成されたフィルターであり、第2浄化部材は、粉末活性
    炭を主要成分として形成されたフィルターであることを
    特徴とする浄水器。
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