JP3460524B2 - 曲データ加工方法、加工後曲データ再生方法および記憶媒体 - Google Patents

曲データ加工方法、加工後曲データ再生方法および記憶媒体

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JP3460524B2 JP22120397A JP22120397A JP3460524B2 JP 3460524 B2 JP3460524 B2 JP 3460524B2 JP 22120397 A JP22120397 A JP 22120397A JP 22120397 A JP22120397 A JP 22120397A JP 3460524 B2 JP3460524 B2 JP 3460524B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、供給された曲デー
タを加工する曲データ加工方法、この加工方法により加
工された曲データを再生する加工後曲データ再生方法、
および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CPUの演算能力の向上に伴っ
て、汎用コンピュータや専用の楽音発生装置に搭載した
CPUにおいて、所定の楽音生成処理手順を記述したプ
ログラムを実行させることにより、たとえばMIDI
(Musical Instrument Digital Interface)信号(コー
ド)等の演奏情報に応じて楽音波形データを生成させ
る、いわゆるソフトウェア音源(以下、「ソフト音源」
と略す)と呼ばれるものが登場している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のソフト音源では、任意の曲データを再生するため、
すべての音色番号に対応する音色データ(音色パラメー
タや波形テーブル等)を、予めCPUが参照するメモリ
(このメモリは通常「RAM」であるので、以下、「R
AM」に限定して説明する)上に用意(展開)しておく
必要があった。
【0004】たとえば、実際の楽器の演奏音をPCM化
して記憶し、この記憶波形を読み出して楽音を生成する
波形メモリ音源方式(以下、「PCM音源方式」とい
う)を用いたソフト音源の場合には、GM(General MI
DI)システムの基本仕様である128音色に対応する音
色データをすべてRAM上に展開しておく必要があり、
この音色データの総容量は2Mバイト程度であるため、
RAMの総容量のかなりの部分を占めていた。
【0005】一方、このソフト音源プログラムを実行し
ている装置が、たとえば汎用コンピュータである場合に
は、現在の汎用コンピュータは、マルチタスク機能によ
り、ソフト音源プログラムを実行中でも、同時に他のア
プリケーションプログラムを実行している場合が多いた
め、そのRAMは、ソフト音源プログラムと当該他のア
プリケーションプログラムとの共用になっている。した
がって、上述の音色データがRAMに展開されると、他
のアプリケーションプログラムが使用できるRAMの容
量が減少し、その動作速度が低下したり、最悪の場合に
は動作自体ができなくなったりすることがあった。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、ソフト音源が使用するRAMの容量を減少させて、
同時に実行中の他のアプリケーションプログラムが使用
するRAMの容量を確保し、これにより、当該他のアプ
リケーションプログラムの動作を確保することが可能な
曲データ加工方法、加工後曲データ再生方法および記憶
媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の曲データ加工方法は、CPUと、該CPU
が参照するRAMと、曲データおよび音色データを記憶
する記憶手段とを含むコンピュータによって実行される
曲データ加工方法であって、前記曲データを前記記憶手
段に記憶する記憶ステップと、該記憶された曲データに
含まれる音色選択イベントを抽出する抽出ステップと、
前記記憶された曲データ中、該音色選択イベントが抽出
された位置より前の位置に、当該音色選択イベントで選
択される音色データを前記記憶手段から前記RAMにロ
ードするよう指示するロード指示イベントを挿入するロ
ード指示イベント挿入ステップと、前記記憶された曲デ
ータ中、前記音色選択イベントが抽出された位置より後
の位置に、前記音色選択イベントが発生する直前に選択
されていた音色データを前記RAMからアンロードする
よう指示するアンロード指示イベントを挿入するアンロ
ード指示イベント挿入ステップとを有することを特徴と
する。
【0008】好ましくは、前記アンロード指示イベント
挿入ステップでは、前記音色選択イベントが発生する直
前に選択されていた音色データが、その後に選択されな
い場合に、前記アンロード指示イベントを挿入するこ
を特徴とする。さらに好ましくは、前記アンロード指示
イベント挿入ステップでは、前記RAMの空き領域の容
量に応じて、前記アンロード指示イベントを挿入するか
否かを選択することを特徴とする。
【0009】また、本発明の曲データ再生方法は、CP
Uと、該CPUが参照するRAMと、曲データおよび音
色データを記憶する記憶手段とを含むコンピュータによ
って実行される曲データ再生方法であって、イベントデ
ータおよびその発生タイミングを示すタイミングデータ
を含む曲データを供給する供給ステップと、該供給され
た曲データの再生に先立って、該曲データに含まれる音
色選択イベントを抽出する抽出ステップと、前記供給さ
れた曲データの各データを順次読み出し、前記タイミン
グデータが指定するタイミングで、対応するイベントデ
ータが指定するイベントを発生させる再生ステップと、
前記供給された曲データの再生時に、前記音色選択イベ
ントの発生に先立って当該音色データのロード指示イベ
ントを発生するロード指示ステップと、該ロード指示に
応じて、該指示された音色データが格納されている前記
記憶手段から前記RAMに当該音色データを転送する転
送ステップと、前記発生したイベントに応じて、前記R
AMに記憶された音色データを用いて楽音を生成する生
成ステップと、前記供給された曲データの再生時に、前
記RAMに記憶された音色データのうち、その後に使用
されない音色データのアンロードを指示するアンロード
指示イベントを発生するアンロード指示ステップと、該
アンロード指示に応じて、当該音色データを前記RAM
から削除する削除ステップとを有することを特徴とす
る。
【0010】好ましくは、前記アンロード指示ステップ
では、前記RAMに記憶された音色データがその後に使
用されるか否か、および、前記RAMの空き領域の容量
に応じて、前記アンロード指示イベントを発生するこ
を特徴とする。
【0011】また、上記目的を達成するため、本発明の
記憶媒体は、CPUと、該CPUが参照するRAMと、
曲データおよび音色データを記憶する記憶手段とを含む
コンピュータによって実行される曲データ加工方法を実
現するためのプログラムを格納した、コンピュータ読み
取り可能な記憶媒体であって、前記曲データ加工方法
は、前記曲データを前記記憶手段に記憶する記憶ステッ
プと、該記憶された曲データに含まれる音色選択イベン
トを抽出する抽出ステップと、前記記憶された曲データ
中、該音色選択イベントが抽出された位置より前の位置
に、当該音色選択イベントで選択される音色データを前
記記憶手段から前記RAMにロードするよう指示するロ
ード指示イベントを挿入するロード指示イベント挿入ス
テップと、前記記憶された曲データ中、前記音色選択イ
ベントが抽出された位置より後の位置に、前記音色選択
イベントが発生する直前に選択されていた音色データを
前記RAMからアンロードするよう指示するアンロード
指示イベントを挿入するアンロード指示イベント挿入ス
テップとを有することを特徴とする。
【0012】好ましくは、前記アンロード指示イベント
挿入ステップでは、前記音色選択イベントが発生する直
前に選択されていた音色データが、その後に選択されな
い場合に、前記アンロード指示イベントを挿入するこ
を特徴とする。さらに好ましくは、前記アンロード指示
イベント挿入ステップでは、前記RAMの空き領域の容
量に応じて、前記アンロード指示イベントを挿入するか
否かを選択することを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の記憶媒体は、CPUと、
該CPUが参照するRAMと、曲データおよび音色デー
タを記憶する記憶手段とを含むコンピュータによって実
行される曲データ再生方法を実現するためのプログラム
を格納した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であ
って、前記曲データ再生方法は、イベントデータおよび
その発生タイミングを示すタイミングデータを含む曲デ
ータを供給する供給ステップと、該供給された曲データ
の再生に先立って、該曲データに含まれる音色選択イベ
ントを抽出する抽出ステップと、前記供給された曲デー
タの各データを順次読み出し、前記タイミングデータが
指定するタイミングで、対応するイベントデータが指定
するイベントを発生させる再生ステップと、前記供給さ
れた曲データの再生時に、前記音色選択イベントの発生
に先立って当該音色データのロード指示イベントを発生
するロード指示ステップと、該ロード指示に応じて、該
指示された音色データが格納されている前記記憶手段か
ら前記RAMに当該音色データを転送する転送ステップ
と、前記発生したイベントに応じて、前記RAMに記憶
された音色データを用いて楽音を生成する生成ステップ
と、前記供給された曲データの再生時に、前記RAMに
記憶された音色データのうち、その後に使用されない音
色データのアンロードを指示するアンロード指示イベン
トを発生するアンロード指示ステップと、該アンロード
指示に応じて、当該音色データを前記RAMから削除す
る削除ステップとを有することを特徴とする。
【0014】また、好ましくは、前記アンロード指示ス
テップでは、前記RAMに記憶された音色データがその
後に使用されるか否か、および、前記RAMの空き領域
の容量に応じて、前記アンロード指示イベントを発生す
ることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の一形態に係る曲デ
ータ加工方法および加工後曲データ再生方法を適用した
汎用コンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【0017】同図において、本実施の形態のコンピュー
タは、各種情報を入力するためのキーボード(ポインチ
ングデバイスであるマウスを含む)1と、装置全体の制
御を司るCPU2と、該CPU2が実行する制御プログ
ラムやテーブルデータ等を記憶するROM3と、CPU
2が実行する制御プログラムや各種アプリケーションプ
ログラム、曲データ(MIDIデータファイル)、該曲
データの再生時に使用される各種音色データ、各種入力
情報および演算結果等を一時的に記憶するRAM4と、
タイマ割り込み処理における割り込み時間や各種時間を
計時するタイマ5と、各種情報等を表示する、たとえば
大型LCD若しくはCRTおよびLED等を備えたディ
スプレイ6と、RAM4にロードされる上記制御プログ
ラムや各種アプリケーションプログラム、曲データ、各
種音色データ、およびその他の各種データ等を記憶する
ハードディスクを備えたハードディスク装置7と、たと
えばCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memor
y)、MO(Magneto Optical disk)、MD(Mini Dis
k)等の外部記憶媒体をドライブするドライブ装置8
と、通信ネットワーク101を介して、たとえばサーバ
コンピュータ102とデータの送受信を行うためのネッ
トワークI/O9と、“codec”と呼ばれるLSI
から成るサウンドI/O10と、サンプリング周波数F
sを発生させ、サウンドI/O10に供給するサンプリ
ング周波数発生器11と、生成された楽音波形データを
出力するために、RAM4の所定位置に確保された楽音
波形バッファDMABからその楽音波形を1サンプルず
つ直接読み出してサウンドI/O10に出力するDMA
C(Direct Memory Access Controller)12と、サウ
ンドI/O10からのアナログ楽音信号を音響に変換す
る、たとえばスピーカ等のサウンドシステム13とによ
り構成されている。
【0018】上記構成要素1〜12は、バス14を介し
て相互に接続され、ネットワークI/O9には通信ネッ
トワーク101が接続され、サウンドI/O10には外
部入力103、サンプリング周波数発生器11、DMA
C12およびサウンドシステム13が接続されている。
【0019】ハードディスク装置7には、上述のよう
に、CPU2が実行する制御プログラムが記憶され、R
OM3に制御プログラムが記憶されていない場合には、
このハードディスク装置7に制御プログラムを記憶させ
ておき、それをRAM4に読み込むことにより、ROM
3に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作を
CPU2にさせることができる。このようにすると、制
御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行え
る。
【0020】ネットワークI/O9は、上述のように、
LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネッ
ト、電話回線等の通信ネットワーク101に接続されて
おり、該通信ネットワーク101を介して、サーバコン
ピュータ102と接続される。ハードディスク装置7内
に上記各プログラムや各種パラメータが記憶されていな
い場合には、ネットワークI/O9は、サーバコンピュ
ータ102からプログラムやパラメータをダウンロード
するために用いられる。クライアントとなるコンピュー
タ(本実施の形態の汎用コンピュータ)は、ネットワー
クI/O9および通信ネットワーク101を介してサー
バコンピュータ102へとプログラムやパラメータのダ
ウンロードを要求するコマンドを送信する。サーバコン
ピュータ102は、このコマンドを受け、要求されたプ
ログラムやパラメータを、通信ネットワーク101を介
してコンピュータへと配信し、コンピュータがネットワ
ークI/O9を介して、これらプログラムやパラメータ
を受信してハードディスク装置7に蓄積することによ
り、ダウンロードが完了する。
【0021】この他、外部コンピュータ等との間で直接
データのやりとりを行うためのインターフェースを備え
てもよい。
【0022】サウンドI/O10は、上述のように、
“codec”と呼ばれるLSIで構成され、主として
次の動作を行う。
【0023】1)A/DコンバータおよびD/Aコンバ
ータを備え、A/Dコンバータにより外部入力103か
らのアナログ楽音信号をデジタル信号に変換し、ADP
CM(Adaptive Differential Pulse Code Modulatio
n)方式によるデータ圧縮を行うとともに、その伸張を
行い、D/Aコンバータに出力する。
【0024】2)内部に2つのFIFO(First In Fir
st Out)メモリ(図示せず)を備え、サンプリング周波
数発生器11からの周波数Fsのサンプリングクロック
に応じて、A/D変換された波形データを入力FIFO
メモリへ取り込むとともに、出力FIFOメモリに格納
されている波形データ(サンプル)をD/Aコンバータ
へ送出する。
【0025】3)入力FIFOメモリにデータが格納さ
れている場合、または出力FIFOメモリに空きがある
場合には、データ処理(後述する図13の処理)を要求
する信号(ハードウェア割込信号)をDMAC12に出
力する。
【0026】DMAC12は、サウンドI/O10から
の上記ハードウェア割込信号、すなわち上記サンプリン
グクロックの周期(1/Fs)でサウンドI/O10が
発生するサンプル要求割込信号に応じて、前記楽音波形
バッファDMABに格納された波形データ(サンプル)
を1サンプルずつサウンドI/O10に出力する。これ
に応じて、サウンドI/O10は、DMAC12から転
送された転送サンプル数をカウントし、楽音波形バッフ
ァDMABの全バッファサイズの1/2(後述する1フ
レーム分の波形データ)の数のサンプルが転送される毎
に、1フレーム分の波形データの再生が完了したことを
示すハードウェア割込を発生させる。すなわち、楽音波
形バッファDMABは、2フレーム分の波形データを格
納するように構成され、後述する図12の波形生成処理
では、一度に、楽音波形バッファDMABのバッファサ
イズの1/2に相当する数の楽音波形サンプルが生成さ
れる。
【0027】図2は、音源データ格納領域に格納された
音源データの一例を示す図である。音源データ格納領域
は、音源データを格納するために、RAM4の所定位置
に確保された領域であり、その領域の容量は、格納され
る音源データの容量に応じて可変である。
【0028】同図に示すように、音源データとしては、
各種音源方式に応じたデータ(FMデータ、PCMデー
タ、物理モデルデータ)、管理情報、およびその他デー
タが例示されている。
【0029】各種音源方式に応じたデータは、それぞれ
方式データおよび音色データにより構成される。図2で
は、PCMデータのフォーマットが、各音源方式に応じ
たデータの代表として図示され、PCM方式データが上
記方式データに相当し、パラメータデータ(PCM P
ARAM.)および波形テーブルデータ(WAVETA
BLE)が上記音色データに相当する。
【0030】方式データは、各種発生イベントに応じた
処理を行うドライバ(プログラム)と、当該音源方式に
応じて楽音波形データを生成する生成プログラムと、ワ
ークエリアとにより構成されている。
【0031】音色データは、各音源方式に応じて異な
り、FM音源方式では、オペレータ数、アルゴリズム、
各オペレータのEG等を制御するパラメータ、および正
弦波等の基本波形テーブル等のデータであり、PCM音
源方式では、EGやフィルタ等のパラメータ、および楽
音の素材となる波形テーブル等のデータであり、物理モ
デル音源方式では、アルゴリズム制御データ、各種係
数、EG等のパラメータ、およびノンリニアテーブル等
のデータである。
【0032】本実施の形態において、音源データ格納領
域に格納される方式データおよび音色データの容量は、
次の通りである。
【0033】FMデータは、方式データが60kバイ
ト、音色データが40バイト(/1音色)×128音色
(GMにおける全音色)であり、PCMデータは、方式
データが70kバイト、音色データが数k〜数十kバイ
ト(/1音色)×数十音色であり、物理モデルデータ
は、方式データが20kバイト、音色データが20kバ
イト(/1音色)×数音色である。
【0034】このように、各方式データの容量は、音色
データに比較して小さいため、再生すべき曲が決まり、
その曲中で指定されている音源方式が決まれば、その曲
の再生前に、当該音源方式に対応するすべての方式デー
タを、音源データ格納領域の対応する領域に格納するよ
うにしている。また、FMデータの音色データの容量
は、その方式データと比較しても小さいため、本実施の
形態では、全音色分常時、音源データ格納領域の対応す
る領域に格納するようにしている。
【0035】本実施の形態では、ソフトウェアプログラ
ムによって楽音波形データを生成するようにしたので、
1つの曲データで、複数の音源方式を指定して、たとえ
ば演奏パート毎に異なった音源方式を指定して、楽音波
形データを生成することができる。このため、たとえば
ある曲ではFM音源方式のみを用いて楽音波形を生成す
る一方、ある曲ではFM音源方式およびPCM音源方式
を用いて楽音波形を生成するというように、曲に応じて
指定された音源方式が異なるので、当該曲データに従っ
て、音源データ格納領域に格納される音源方式に応じた
データは決定される。図2は、1曲中に3種類の音源方
式が指定された例を示している。なお、音源方式は、こ
の3種類(FM音源方式、PCM音源方式、物理モデル
音源方式)に限る必要はなく、たとえばカオス音源方式
や高調波合成方式等どのような音源方式を採用してもよ
い。
【0036】次に、この波形演算処理の概要を、図3を
用いて説明する。
【0037】同図において、曲データの再生が開始され
ると、演奏入力(MIDIイベント)が入力バッファ
(図示せず)に供給され始める。CPU2は、所定の時
間長の区間(以下、「フレーム」という)毎に設定され
る起動機会に応じて、その直前のフレーム内に供給され
た演奏入力に基づく楽音生成処理を、各演奏入力により
指示された音源方式により行う。たとえば、時刻t1か
らt2までのフレーム内に供給された演奏入力に基づく
楽音生成処理は、時刻t2からt3までのフレームで実
行される。
【0038】このようにして、楽音生成処理により1フ
レーム分の楽音波形データが生成されると、この波形デ
ータは前記楽音波形バッファDMABに書き込まれ、該
書き込まれたデータの再生が予約される。前記DMAC
12は、各フレーム毎に、その直前のフレームで再生予
約された楽音波形バッファDMABから楽音波形データ
を1サンプルずつ読み出して前記サウンドI/O10に
出力する。たとえば、図3に示すように、時刻t2から
時刻t3までのフレームで出力され、楽音波形バッファ
DMABに書き込まれて再生予約された楽音波形データ
は、時刻t3からt4までのフレームで読み出されて再
生される。
【0039】なお、図3の生成演算ブロック中の斜線部
は、物理モデル音源方式により楽音波形生成演算を行っ
ていることを示している。物理モデル音源方式による楽
音生成演算は、発音1音当りの負荷が大きいため、本実
施の形態では1音だけの発音としている。したがって、
同図に示すように、その演算時間はほぼ一定となってい
る。斜線部以外の領域では、云うまでもなく、他の音源
方式による楽音波形生成演算が行われている。
【0040】次に、本実施の形態のコンピュータが実行
する制御処理の概要を説明する。
【0041】本実施の形態のコンピュータは、楽音波形
データを生成して発音する楽音生成処理およびその楽音
生成処理の前に行われる楽音生成前処理の2種類の処理
に大きく分類することができる。なお、前者の楽音生成
処理については、一部を除いては周知の方法によって行
われるため、その概要の説明は省略する。
【0042】楽音生成前処理には、主として次の3つの
処理がある。
【0043】(1)曲データのダウンロード処理 本処理は、たとえばSMF(Standard MIDI File)フォ
ーマットで作成された曲データ(以下、「曲データSM
F」という)を、前記通信ネットワーク101を介して
サーバコンピュータ102からダウンロードする処理で
あり、本処理では、ダウンロードされた曲データSMF
で使用される方式データまたは音色データが前記ハード
ディスク装置7に格納されていないときには、当該方式
データまたは音色データもサーバコンピュータからダウ
ンロードする処理も行われる。
【0044】(2)曲データ変換処理 本処理は、上記ダウンロードされた曲データSMFまた
はユーザが作成した曲データSMFを解析して、当該曲
データSMF内の音源方式切換イベントデータおよび音
色切換イベントデータを抽出し、曲データ再生時、この
イベントデータが読み出される前に、前記音源データ格
納領域の対応する領域に、該イベントデータが示す音色
データを格納(ロード)するロード指示イベント、およ
びその後の曲データSMF中で使用されなくなった音色
データを音源データ格納領域から削除(アンロード)す
るアンロード指示イベントを、曲データSMF中の所要
の位置に埋め込む処理、すなわち元の曲データSMFを
曲データSMF′に変換する処理である。
【0045】(3)曲データ再生開始指示処理 本処理は、曲データSMFが上記曲データ変換処理が施
されたもの(以下、「変換曲データSMF′」という)
であるときには、当該変換曲データSMF′の再生開始
に必要な音源データ(方式データおよび音色データ)を
ロードした後に、その再生開始を指示する一方、曲デー
タSMFが変換曲データSMF′でないときには、上記
曲データ変換処理と同様の処理を行い、当該曲データの
再生に必要な音源データをロードした後に、その再生開
始を指示する処理である。
【0046】ここで、曲データSMFは、図4に示すよ
うに、ヘッダデータとシーケンスデータとにより構成さ
れている。ヘッダデータは、当該曲の曲名、データ容
量、作成年月日、ファイル形式(SMF,GM等)等の
データにより構成され、シーケンスデータは、たとえば
ノートオン/オフイベントデータ、コントロールチェン
ジイベントデータ、プログラムチェンジイベントデー
タ、バンクセレクトイベントデータ、システムエクスク
ルーシブイベントデータ等の各種MIDIイベントデー
タおよび各MIDIイベントデータの発生タイミングを
示すタイミングデータにより構成されている。そして、
本実施の形態では、同一曲内で最大3種類の音源方式
(FM音源方式、PCM音源方式、物理モデル音源方
式)による楽音を生成できるように構成されているた
め、シーケンスデータには、その3種類の音源方式を切
り換える方式切換イベントデータも必要に応じて格納さ
れる。なお、方式切換イベントデータは、現在のところ
MIDI規格のイベントデータとして採用されていない
が、将来採用されれば、それを用いればよいし、また、
前記システムエクスクルーシブイベントデータで構成す
るようにしてもよい。
【0047】以下、本実施の形態のコンピュータが実行
する制御処理の詳細を、図5〜13を用いて説明する。
【0048】図5は、本実施の形態のコンピュータ、特
にCPU2が実行するメインプログラムの手順を示すフ
ローチャートである。
【0049】同図において、まず、RAM4のクリア等
の初期設定を行う(ステップS1)。
【0050】次に、下記の各起動要因の発生をチェック
する(ステップS2)。
【0051】起動要因1:前記MIDIイベントが発生
したこと。
【0052】起動要因2:1フレームの楽音波形データ
の再生を完了し、サウンドI/O10から前記ハードウ
ェア割込信号が発生したこと。
【0053】起動要因3:ユーザがマウスやキーボード
1等の入力操作子を操作し、その操作イベントが検出さ
れたこと。
【0054】起動要因4:ユーザがメインルーチンを終
了する操作処理を行い、この操作イベントが検出された
こと。
【0055】続くステップS3では、上記起動要因1〜
4のうちいずれかが発生したか否かを判別し、起動要因
1〜4のいずれも発生していないときには前記ステップ
S2に戻る一方、起動要因1〜4のいずれかが発生した
ときにはステップS4に進み、どの起動要因が発生した
かを判別する。
【0056】ステップS4の判別の結果、「起動要因
1」が発生したときにはステップS5に進み、発生した
MIDIイベントに応じたMIDI処理を実行し、「起
動要因2」が発生したときにはステップS6に進み、図
12を用いて後述する波形生成処理を実行し、「起動要
因3」が発生したときにはステップS7に進み、発生し
たイベントに対応するその他処理を実行し、「起動要因
4」が発生したときにはステップS8に進み、たとえば
ディスプレイ6の表示を本メインプログラムが起動され
る前の状態に戻す等の終了処理を実行する。
【0057】そして、上記ステップS5〜S7のいずれ
かを終了した後は、前記ステップS2に戻り前述の処理
を繰り返す一方、ステップS8の処理を終了したときに
は、本メインルーチンを終了する。
【0058】図6は、前記曲データのダウンロード処理
の詳細な手順を示すフローチャートであり、本処理は、
前記ステップS7のその他処理中の一処理である。たと
えば、ユーザがディスプレイ6に表示されたダウンロー
ドボタン(アイコン)を前記マウスでクリックすること
により、本ダウンロード処理が起動される。
【0059】図6において、まず、ユーザにより指示さ
れた曲データを、前記通信ネットワーク101を介して
サーバコンピュータ102からダウンロードするダウン
ロード処理を実行する(ステップS11)。
【0060】次に、ステップS11でダウンロードした
曲データSMFの中で使用されている方式データおよび
音色データを検出する(ステップS12)。本実施の形
態では、方式データは、前記方式切換イベントデータで
決定されるため、当該データを検索してその音源方式を
検出し、一方、音色データは、指定された音源方式、前
記バンクセレクトイベントデータおよびプログラムチェ
ンジイベントデータの3つのデータによって決定される
ため、後者2つのデータを検索するとともに、上記検出
された音源方式に基づいてその音色番号を検出する。
【0061】続くステップS13では、ステップS12
で検出した方式データが前記ハードディスク装置7に格
納されているか否かを判別し、当該方式データがハード
ディスク装置7に格納されていないときには、当該方式
データを、前記通信ネットワーク101を介して方式デ
ータサーバ(サーバコンピュータ102)からダウンロ
ードする(ステップS14)一方、当該方式データがハ
ードディスク装置7に格納されているときにはステップ
S14をスキップしてステップS15に進む。
【0062】ステップS15では、ステップS12で検
出された音色データがハードディスク装置7に格納され
ているか否かを判別し、当該音色データがハードディス
ク装置7に格納されていないときには、ステップS14
と同様にして、当該音色データを、前記通信ネットワー
ク101を介して音色データサーバ(サーバコンピュー
タ102)からダウンロードした(ステップS16)後
に本ダウンロード処理を終了する一方、当該音色データ
がハードディスク装置7に格納されているときには、直
ちに本ダウンロード処理を終了する。
【0063】図7は、前記曲データ変換処理の詳細な手
順を示すフローチャートである。本処理も、前記ステッ
プS7のその他処理中の一処理であり、前記図6のダウ
ンロード処理と同様に、たとえばユーザがディスプレイ
6に表示された曲データ変換ボタン(アイコン)を前記
マウスでクリックすることにより、起動される。
【0064】図7において、まず、ユーザにより変換指
示された曲データSMFをスキャンすることにより、方
式切換イベントデータ(方式切換)、バンクセレクトイ
ベントデータ(バンク切換)およびプログラムチェンジ
イベントデータ(PC)を抽出する(ステップS2
1)。
【0065】次に、抽出された方式切換が示す音源方式
の種類、抽出されたバンク切換およびPCが示す音色の
音色番号を曲データSMFの前記ヘッダに記憶する(ス
テップS22)。ここで、ヘッダへは、抽出された音源
方式およびこれに対応する音色番号を1組にして、全抽
出データ分重複しないように記憶する。これにより、図
4に示すように、ヘッダを見るだけで、この曲データS
MFが使用する方式データおよび音色データを知ること
ができる。
【0066】続くステップS23では、ステップS21
で抽出されたバンクおよびPCに応じて、すなわちバン
クおよびPCに応じて音色(番号)が決定されるので、
当該音色番号に応じて、曲データSMFで使用される各
個別音色データのロード/アンロードのタイミングを決
定する(ステップS23)。このタイミングは、以下の
ようにして決定する。
【0067】1)前記図2の音源データ格納領域に格納
されていない音色データが指定される場合には、当該バ
ンク切換およびPCからx秒前にその音色データのロー
ドを指示するタイミングを決定する。ここで、x秒と
は、その音色データのロードが完了する時間、すなわち
その音色データを前記ハードディスク装置7から読み出
して音源データ格納領域の対応する領域への格納が完了
する時間であり、その音色データの容量に応じてその秒
数は変更される。なお、x秒は、音色データの種類に拘
わらず、固定値(いかなる音色データが指定されたとし
ても、そのロードが完了する時間)としてもよい。
【0068】2)音源データ格納領域に格納されている
音色データが指定される場合には、云うまでもなくロー
ドを指示するタイミングは決定しない。
【0069】3)曲データSMFの途中のバンク切換お
よびPC等により、使用されなくなった音色データの
内、その後の曲データ中で使用されない音色データは、
当該バンク切換およびPCの直後(または所定時間後)
にアンロードを指示するタイミングを決定する。ただ
し、音源データ格納領域に記憶される音色データの容量
が大きくなり過ぎる場合には、その後(直後に使用する
ものは除外)に使用される音色データであってもアンロ
ードの指示をする。なお、複数曲を連続再生(チェーン
再生)することが分かっている場合には、その後の曲で
使用される音色データについては、音源データ格納領域
に空き領域が残っている場合には、音源データ格納領域
に残すようにしてもよい。
【0070】次に、ステップS24では、システムエク
スクルーシブイベントデータ(SE)としてロード指示
またはアンロード指示を割り当て、曲データSMF中、
ステップS23で決定したタイミングの位置に、当該決
定されたロード/アンロードの指示に対応するシステム
エクスクルーシブイベントデータを埋め込む。
【0071】そして、ステップS25では、前記図6の
ステップS13〜16の処理と同様にして、ハードディ
スク装置7上にない方式データおよび音色データが使用
されている場合には、当該データを、前記通信ネットワ
ーク101を介してサーバコンピュータ102からハー
ドディスク装置7上にダウンロードした後に、本曲デー
タ変換処理を終了する。
【0072】このようにして、本曲データ変換処理によ
り、前記変換曲データSMF′が作成される。
【0073】図8は、前記曲データ再生開始指示処理の
詳細な手順を示すフローチャートである。本処理も、前
記ステップS7のその他処理中の一処理であり、前記図
6のダウンロード処理と同様に、たとえばユーザがディ
スプレイ6に表示された曲データ再生開始ボタン(アイ
コン)を前記マウスでクリックすることにより、起動さ
れる。
【0074】図8において、まず、ユーザが指定した再
生曲データのファイルをRAM4の所定位置に確保され
た再生曲データ格納領域にロードする(ステップS3
0)。
【0075】次に、ステップS30でロードされたファ
イルが、前記変換曲データSMF′であるか否かを判別
し(ステップS31)、変換曲データSMF′のときに
は、再生準備処理、すなわち再生開始に必要な方式デー
タおよび音色データをロードする処理を実行する(ステ
ップS32)。ここで、方式データとしては、前述した
ように、当該変換曲データSMF′で指定されたすべて
の音源方式に対応するものがロードされる。次いで、そ
の変換曲データSMF′の再生開始を指示した(ステッ
プS33)後に、本曲データ再生開始処理を終了する。
【0076】一方、ステップS31で、ロードされたフ
ァイルが変換曲データSMF′でないときには、ステッ
プS34で、前記ステップS21と同様に、ロードした
曲データをスキャンして、方式切換、バンク切換および
PCを抽出し、ステップS35で、前記ステップS23
と同様にして、バンクとPCに応じて曲データで使用さ
れる各個別音色データのロード/アンロードのタイミン
グを決定し、ステップS36では、ステップS35で決
定したタイミングの位置に、当該ロード/アンロードの
指示を記録したサブトラックを作成する。
【0077】続くステップS37では、前記ステップS
32と同様に、再生準備処理を行い、ステップS38で
は、曲データおよびステップS36で作成したサブトラ
ックの同時再生開始の指示を行った後に、本曲データ再
生指示処理を終了する。
【0078】図9は、ノートオンイベント処理の手順を
示すフローチャートであり、前記図5のステップS5の
MIDI処理中の一処理である。本処理は、前記MID
Iイベントのうち、ノートオンイベントが発生したとき
に、起動される。
【0079】図9において、まず、前記バッファに入力
されたノートオンイベントデータを解析し、そのノート
ナンバを、RAM4の所定領域NNに格納するととも
に、そのベロシティを、RAM4の所定領域VEに格納
する(ステップS41)。
【0080】次に、音源方式を格納するために、RAM
4の所定位置に確保された領域TMの内容(以下、この
内容を「音源方式TM」という)に基づいて発音割り当
てを行う(ステップS42)。この音源方式TMは、前
述したように、方式切換イベントにより決定される。
【0081】そして、音源方式TMと、音色番号を格納
するために、RAM4の所定位置に確保された領域TC
の内容(以下、この内容を「音色番号TC」という)と
に基づいて、前記発音割り当てされたチャンネルの音源
レジスタ(図示せず)を設定し、音源方式TMで音色番
号TCの楽音波形データを生成し発音させる発音開始指
示を行った(ステップS43)後に、本ノートオンイベ
ント処理を終了する。ここで、音色番号TCは、前述し
たように、バンクセレクトイベントデータおよびプログ
ラムチェンジイベントデータにより決定される。
【0082】図10は、ロード指示イベント処理の手順
を示すフローチャートであり、前記ステップS5のMI
DI処理中の一処理である。本処理は、前記ステップS
24(またはS36)で埋め込まれたロード指示イベン
トが発生したときに、起動される。
【0083】なお、ロード処理を実行する前に、ロード
が指定された音色データ等が音源データ格納領域に格納
されているか否かを確認し、既に格納されている場合に
はロードしないようにするとよい。
【0084】図10において、指定された音色データ等
を前記ハードディスク装置7から音源データ格納領域の
対応する領域にロードした(ステップS51)後に、本
ロード指示イベント処理を終了する。
【0085】図11は、アンロード指示イベント処理の
手順を示すフローチャートであり、前記ステップS5の
MIDI処理中の一処理である。本処理は、前記ステッ
プS24(またはS36)で埋め込まれたアンロード指
示イベントが発生したときに、起動される。
【0086】図11において、指定された音色データ等
を音源データ格納領域の対応する領域から削除した(ス
テップS61)後に、本アンロード指示イベント処理を
終了する。
【0087】図12は、前記図5のステップS6の波形
生成処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
【0088】同図において、まず、1番目の音源方式に
よる楽音生成演算の準備を行う(ステップS71)。
【0089】次に、現在選択されている音源方式によ
り、複数チャンネル分の楽音生成演算を行い(ステップ
S72)、次の音源方式による楽音生成演算があるか否
かを判別し(ステップS73)、次の音源方式による楽
音生成演算があるときには、当該次の音源方式による楽
音生成演算の準備を行った(ステップS74)後に、前
記ステップS72に戻る。
【0090】一方、ステップS73で、次の音源方式に
よる波形演算がないときには、ステップS72で生成さ
れた1フレーム分の楽音波形データにエフェクト演算を
施し(ステップS75)、当該1フレーム分の楽音波形
データを前記DMAC12に再生予約をした(ステップ
S76)後に、本波形生成処理を終了する。
【0091】図13は、DMAC12が実行するDMA
C処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、
前述のように、サンプリング周波数発生器11からサウ
ンドI/O10に出力されたサンプリング信号の周期
で、サウンドI/O10が発生するサンプル要求割込
(ハードウェア割込)に応じて、起動される。
【0092】図13において、前記楽音波形バッファD
MAB中、ポインタpが示す位置の楽音波形データの1
サンプルを、DACであるサウンドI/O10の図示し
ないバッファ(前記入力FIFOメモリ)に転送し(ス
テップS81)、ポインタpを“1”だけインクリメン
トした(ステップS82)後に、本DMAC処理を終了
する。
【0093】以上説明したように、本実施の形態では、
曲データの再生に先立って、該曲データを分析し、音色
切換(プログラムチェンジ等)の位置を予め検出し、曲
データの再生時に、その音色切換の所定時間前に、その
音色切換に必要な音色データをRAMにロードするため
のロード指示イベントを発生する一方、その音色切換の
時点で、切換前の音色データをその後使用しない(また
は所定時間以上使用しない)場合に、該音色データをR
AM上から消去するようにしたので、曲データの再生に
合わせて、必要な音色データのみがRAM上に展開さ
れ、これにより、RAM中の音色データの占有率を最小
限に抑えることができる。したがって、他のアプリケー
ションプログラムが実行されているときでも、該他のア
プリケーションプログラムの動作を確保することができ
る。
【0094】ちなみに、前記RAM4の音源データ格納
領域にロードされる音源データの容量は、指定された音
源方式がFM音源方式のみの場合には、70kバイト程
度であり、指定された音源方式がFM音源方式およびP
CM音源方式の場合には、500kバイト程度であり、
指定された音源方式がFM音源方式、PCM音源方式お
よび物理モデル音源方式である場合には、600kバイ
ト程度であり、前述した従来のPCM音源方式、2Mバ
イトと比較して、非常に小さくなっている。
【0095】また、曲データの再生に先立ってロード/
アンロード指示イベントを埋め込むため、再生時のCP
Uに対する負荷が抑えられる。
【0096】さらに、本実施の形態のように、再生に先
立って、ロード/アンロードのタイミングを作成するこ
とにより、再生途中のCPU負荷を軽減することができ
る。たとえば、ゲーム等のBGMに使用する場合には、
曲データは予め揃っているので、前もって埋め込みをす
ることができるので、本発明を適用することができる。
【0097】さらに、本実施の形態では、ロード/アン
ロード指示イベントは、システムエクスクルーシブイベ
ントデータとして埋め込まれるので、加工後の曲データ
は、加工前の曲データと同じように、通常のシーケンサ
で再生することができる。これは、MIDI規格の電子
楽器では、解釈できないシステムエクスクルーシブイベ
ントデータは、無視されるからである。
【0098】なお、本実施の形態では、曲データの再生
前にロード/アンロード指示イベントを作成するように
したが、これに限らず、曲データの再生中に、再生位置
より後のデータを先読みし、音色選択イベントがあれ
ば、当該音色選択イベントより所定時間前にロード指示
イベントを発生するようにしてもよい。このようにすれ
ば、曲データが途中までしか揃っていない段階でも、本
発明の方法による楽音生成を行うことができる。たとえ
ば、ネットワークから曲データを受信しながらロード/
アンロード指示イベントの埋め込みを行うことができ
る。
【0099】また、本発明の加工方式に従って、予め埋
め込みをした曲データを、ネットワークを介して配送す
るようにしてもよい。
【0100】なお、本実施の形態では、音源データ格納
領域に格納された音色データの削除(アンロード)は、
曲を単位にして行うようにしたが、これに限らず、長時
間(たとえば10分以上)使用されなかった音色データ
を削除するようにしてもよい。
【0101】なお、上述した各実施の形態の機能を実現
するソフトウェアのプログラムを記録した記憶媒体を、
システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置
のコンピュータ(またはCPU2やMPU)が記憶媒体
に格納されたプログラムを読出し実行することによって
も、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0102】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、
そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成する
ことになる。
【0103】プログラムを供給するための記憶媒体とし
ては、たとえば、前記ハードディスク、CD−ROM,
MO,MD,フロッピーディスク、CD−R(CD- Reco
rdable)、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、RO
M3などを用いることができる。また、他のMIDI機
器や通信ネットワーク101を介してサーバコンピュー
タ102からプログラムが供給されるようにしてもよ
い。
【0104】また、コンピュータが読出したプログラム
を実行することにより、上述した各実施の形態の機能が
実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づ
き、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処
理の一部または全部を行い、その処理によって上述した
実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは云
うまでもない。
【0105】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコン
ピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリ
に書込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その
機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU2な
どが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によ
って上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含
まれることは云うまでもない。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の曲データ
加工方法に依れば、記憶された曲データ中、音色選択イ
ベントが抽出された位置より前の位置に、当該音色切換
イベントで選択される音色データのロードを指示するロ
ード指示イベントが挿入され、前記曲データ中、前記音
色選択イベントが抽出された位置より後の位置に、前記
音色選択イベントが発生する直前に選択されていた音色
データを前記RAMからアンロードするよう指示するア
ンロード指示イベントが挿入されるので、曲データの再
生に先立ってロード指示が挿入され、これにより、再生
時のCPUに対する負荷を抑制するとともに、曲データ
の再生時、必要な音色データのみがRAMに展開される
ため、RAM中の音色データの占有率を最小限に抑制す
ることが可能となる効果を奏する。
【0107】好ましくは、前記音色選択イベントが発生
する直前に選択されていた音色データが、その後に選択
されない場に、前記アンロード指示イベントが挿入さ
れるので、曲データの再生に先立ってアンロード指示が
挿入され、これにより、再生時のCPUに対する負荷を
抑制するとともに、曲データの再生時、必要な音色デー
タのみがRAMに展開されるため、RAM中の音色デー
タの占有率を最小限に抑制することができる。
【0108】また、本発明の加工後曲データ再生方法に
依れば、供給された曲データの再生時に、音色選択イベ
ントの発生に先立って当該音色データのロード指示イベ
ントが発生され、該ロード指示に応じて、該指示された
音色データが格納されている記憶手段からRAMに当該
音色データが転送され、発生したイベントに応じて、前
RAMに記憶された音色データを用いて楽音が生成さ
、前記曲データの再生時に、前記RAMに記憶された
音色データのアンロードを指示するアンロード指示イベ
ントが発生され、該アンロード指示に応じて、当該音色
データが前記RAMから削除されるので、曲データの再
生時、必要な音色データのみがRAMに展開され、これ
により、RAM中の音色データの占有率を最小限に抑制
することができる。
【0109】好ましくは、前記供給された曲データの再
生時に、その後に使用されない音色データのアンロード
指示イベントが発生され、該アンロード指示に応じて、
該指定された音色データが前記RAMから削除されるの
で、曲データの再生時、必要な音色データのみがRAM
に展開され、これにより、RAM中の音色データの占有
率を最小限に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る曲データ加工方法
および加工後曲データ再生方法を適用した汎用コンピュ
ータの概略構成を示すブロック図である。
【図2】音源データ格納領域に格納された音源データの
一例を示す図である。
【図3】図1のコンピュータが行う楽音生成処理の概要
を説明するための図である。
【図4】曲データのデータフォーマットを示す図であ
る。
【図5】図1のCPUが実行するメインプログラムの手
順を示すフローチャートである。
【図6】曲データのダウンロード処理の詳細な手順を示
すフローチャートである。
【図7】曲データ変換処理の詳細な手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】曲データ再生開始指示処理の詳細な手順を示す
フローチャートである。
【図9】ノートオンイベント処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図10】ロード指示イベント処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図11】アンロード指示イベント処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図12】図6の波形生成処理の詳細な手順を示すフロ
ーチャートである。
【図13】図1のDMACが実行するDMAC処理の手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 CPU 4 RAM 7 ハードディスク装置(記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 英之 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (56)参考文献 特開 平10−124059(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 101 - 102 G10H 1/18

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、該CPUが参照するRAM
    と、曲データおよび音色データを記憶する記憶手段とを
    含むコンピュータによって実行される曲データ加工方法
    であって、 前記曲データを前記記憶手段に記憶する記憶ステップ
    と、 該記憶された曲データに含まれる音色選択イベントを抽
    出する抽出ステップと、 前記記憶された曲データ中、該音色選択イベントが抽出
    された位置より前の位置に、当該音色選択イベントで選
    択される音色データを前記記憶手段から前記RAMにロ
    ードするよう指示するロード指示イベントを挿入するロ
    ード指示イベント挿入ステップと、 前記記憶された曲データ中、前記音色選択イベントが抽
    出された位置より後の位置に、前記音色選択イベントが
    発生する直前に選択されていた音色データを前記RAM
    からアンロードするよう指示するアンロード指示イベン
    トを挿入するアンロード指示イベント挿入ステップとを
    有することを特徴とする曲データ加工方法。
  2. 【請求項2】 前記アンロード指示イベント挿入ステッ
    プでは、前記音色選択イベントが発生する直前に選択さ
    れていた音色データが、その後に選択されない場合に、
    前記アンロード指示イベントを挿入することを特徴とす
    る請求項1記載の曲データ加工方法。
  3. 【請求項3】 前記アンロード指示イベント挿入ステッ
    プでは、前記RAMの空き領域の容量に応じて、前記ア
    ンロード指示イベントを挿入するか否かを選択すること
    を特徴とする請求項1記載の曲データ加工方法。
  4. 【請求項4】 CPUと、該CPUが参照するRAM
    と、曲データおよび音色データを記憶する記憶手段とを
    含むコンピュータによって実行される曲データ再生方法
    であって、 イベントデータおよびその発生タイミングを示すタイミ
    ングデータを含む曲データを供給する供給ステップと、 該供給された曲データの再生に先立って、該曲データに
    含まれる音色選択イベントを抽出する抽出ステップと、 前記供給された曲データの各データを順次読み出し、前
    記タイミングデータが指定するタイミングで、対応する
    イベントデータが指定するイベントを発生させる再生ス
    テップと、 前記供給された曲データの再生時に、前記音色選択イベ
    ントの発生に先立って当該音色データのロード指示イベ
    ントを発生するロード指示ステップと、 該ロード指示に応じて、該指示された音色データが格納
    されている前記記憶手段から前記RAMに当該音色デー
    タを転送する転送ステップと、 前記発生したイベントに応じて、前記RAMに記憶され
    た音色データを用いて楽音を生成する生成ステップと、 前記供給された曲データの再生時に、前記RAMに記憶
    された音色データのうち、その後に使用されない音色デ
    ータのアンロードを指示するアンロード指示イベントを
    発生するアンロード指示ステップと、 該アンロード指示に応じて、当該音色データを前記RA
    Mから削除する削除ステップとを有することを特徴とす
    る曲データ再生方法。
  5. 【請求項5】 前記アンロード指示ステップでは、前記
    RAMに記憶された音色データがその後に使用されるか
    否か、および、前記RAMの空き領域の容量に応じて、
    前記アンロード指示イベントを発生することを特徴とす
    る請求項4記載の曲データ再生方法。
  6. 【請求項6】 CPUと、該CPUが参照するRAM
    と、曲データおよび音色データを記憶する記憶手段とを
    含むコンピュータによって実行される曲データ加工方法
    を実現するためのプログラムを格納した、コンピュータ
    読み取り可能な記憶媒体であって、 前記曲データ加工方法は、 前記曲データを前記記憶手段に記憶する記憶ステップ
    と、 該記憶された曲データに含まれる音色選択イベントを抽
    出する抽出ステップと、 前記記憶された曲データ中、該音色選択イベントが抽出
    された位置より前の位置に、当該音色選択イベントで選
    択される音色データを前記記憶手段から前記RAMにロ
    ードするよう指示するロード指示イベントを挿入するロ
    ード指示イベント挿入ステップと、 前記記憶された曲データ中、前記音色選択イベントが抽
    出された位置より後の位置に、前記音色選択イベントが
    発生する直前に選択されていた音色データを前記RAM
    からアンロードするよう指示するアンロード指示イベン
    トを挿入するアンロード指示イベント挿入ステップとを
    有することを特徴とする記憶媒体。
  7. 【請求項7】 前記アンロード指示イベント挿入ステッ
    プでは、前記音色選択イベントが発生する直前に選択さ
    れていた音色データが、その後に選択されない場合に、
    前記アンロード指示イベントを挿入することを特徴とす
    る請求項記載の記憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記アンロード指示イベント挿入ステッ
    プでは、前記RAMの空き領域の容量に応じて、前記ア
    ンロード指示イベントを挿入するか否かを選択すること
    を特徴とする請求項記載の記憶媒体。
  9. 【請求項9】 CPUと、該CPUが参照するRAM
    と、曲データおよび音色データを記憶する記憶手段とを
    含むコンピュータによって実行される曲データ再生方法
    を実現するためのプログラムを格納した、コンピュータ
    読み取り可能な記憶媒体であって、 前記曲データ再生方法は、 イベントデータおよびその発生タイミングを示すタイミ
    ングデータを含む曲データを供給する供給ステップと、 該供給された曲データの再生に先立って、該曲データに
    含まれる音色選択イベントを抽出する抽出ステップと、 前記供給された曲データの各データを順次読み出し、前
    記タイミングデータが指定するタイミングで、対応する
    イベントデータが指定するイベントを発生させる再生ス
    テップと、 前記供給された曲データの再生時に、前記音色選択イベ
    ントの発生に先立って当該音色データのロード指示イベ
    ントを発生するロード指示ステップと、 該ロード指示に応じて、該指示された音色データが格納
    されている前記記憶手段から前記RAMに当該音色デー
    タを転送する転送ステップと、 前記発生したイベントに応じて、前記RAMに記憶され
    た音色データを用いて楽音を生成する生成ステップと、 前記供給された曲データの再生時に、前記RAMに記憶
    された音色データのうち、その後に使用されない音色デ
    ータのアンロードを指示するアンロード指示イベントを
    発生するアンロード指示ステップと、 該アンロード指示に応じて、当該音色データを前記RA
    Mから削除する削除ステップとを有することを特徴とす
    る記憶媒体。
  10. 【請求項10】 前記アンロード指示ステップでは、
    記RAMに記憶された音色データがその後に使用される
    か否か、および、前記RAMの空き領域の容量に応じ
    て、前記アンロード指示イベントを発生することを特徴
    とする請求項記載の記憶媒体。
JP22120397A 1996-08-30 1997-08-04 曲データ加工方法、加工後曲データ再生方法および記憶媒体 Expired - Fee Related JP3460524B2 (ja)

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