JP3460447B2 - フォーカスコントロール回路 - Google Patents
フォーカスコントロール回路Info
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- JP3460447B2 JP3460447B2 JP12295896A JP12295896A JP3460447B2 JP 3460447 B2 JP3460447 B2 JP 3460447B2 JP 12295896 A JP12295896 A JP 12295896A JP 12295896 A JP12295896 A JP 12295896A JP 3460447 B2 JP3460447 B2 JP 3460447B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチスキャン機
能を持ったＣＲＴ３管式ビデオプロジェクタに関する。
能を持ったＣＲＴ３管式ビデオプロジェクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のマルチスキャン機能を持ったＣＲ
Ｔ３管式ビデオプロジェクタにおいて、ブルーの蛍光体
は電子ビームの集中度合いが増すほどその平均輝度レベ
ルが低下するという特性がある。従来はその特性を利用
してブルーＣＲＴのフォーカス調整に於いてはその輝度
レベルが最小になったときがジャストフォーカス状態で
あるとして調整されてきた。
Ｔ３管式ビデオプロジェクタにおいて、ブルーの蛍光体
は電子ビームの集中度合いが増すほどその平均輝度レベ
ルが低下するという特性がある。従来はその特性を利用
してブルーＣＲＴのフォーカス調整に於いてはその輝度
レベルが最小になったときがジャストフォーカス状態で
あるとして調整されてきた。
【０００３】例えば、特開平３−３４６８１号公報など
が提案され図３はその構成を示す。図３において、ビデ
オプロジェクタにおいて実現したフォーカス調整装置で
ある。符号１０はブルーの蛍光面を表示面とするＣＲＴ
であり、レンズ系１１によってＣＲＴ上の映像がスクリ
ーン１２に投影される。
が提案され図３はその構成を示す。図３において、ビデ
オプロジェクタにおいて実現したフォーカス調整装置で
ある。符号１０はブルーの蛍光面を表示面とするＣＲＴ
であり、レンズ系１１によってＣＲＴ上の映像がスクリ
ーン１２に投影される。
【０００４】スクリーン１２上の映像の輝度レベルはテ
レビカメラ１３で検知され信号処理回路１４を介して１
５でデジタル信号に変換されＣＰＵ１６に伝達される。
レビカメラ１３で検知され信号処理回路１４を介して１
５でデジタル信号に変換されＣＰＵ１６に伝達される。
【０００５】更に、ＣＰＵはＣＲＴ蛍光面上のフォーカ
スを調整する駆動回路１７を輝度レベルが最小となるよ
うに制御する。
スを調整する駆動回路１７を輝度レベルが最小となるよ
うに制御する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】通常ＣＲＴ３管式ビデ
オプロジェクタにおいては所定の色温度を保とうとする
とブルーの電流密度はレッド、グリーンに比べて高くな
る。更に水平走査周波数の低い領域では走査線数も減少
するのでＣＲＴ蛍光面発光部の電子ビームの集中度合い
が増すため、ブルー蛍光体の発光特性は更に低下する。
オプロジェクタにおいては所定の色温度を保とうとする
とブルーの電流密度はレッド、グリーンに比べて高くな
る。更に水平走査周波数の低い領域では走査線数も減少
するのでＣＲＴ蛍光面発光部の電子ビームの集中度合い
が増すため、ブルー蛍光体の発光特性は更に低下する。
【０００７】所定の色温度を確保するためにはレッド、
グリーン、ブルーの発光比率は一定に保つ必要があるの
で全体の輝度は更に低くおさえられてしまう。
グリーン、ブルーの発光比率は一定に保つ必要があるの
で全体の輝度は更に低くおさえられてしまう。
【０００８】この為ブルーについてはジャストフォーカ
ス状態よりも一定量デフォーカスさせ輝度をかせぐとい
う手法も一部採られてきた。
ス状態よりも一定量デフォーカスさせ輝度をかせぐとい
う手法も一部採られてきた。
【０００９】しかしコンピュータ映像を映し出すディス
プレイの場合、デフォーカスという方法では水平偏向周
波数の高い映像ソースの場合は高い解像度を要求される
映像ソースとなるため、ブルーのデフォーカスは高解像
度の表示能力を低下させるという課題があった。
プレイの場合、デフォーカスという方法では水平偏向周
波数の高い映像ソースの場合は高い解像度を要求される
映像ソースとなるため、ブルーのデフォーカスは高解像
度の表示能力を低下させるという課題があった。
【００１０】また高い水平偏向周波数時は走査線数も多
くなるためＣＲＴ蛍光面発光部の電子ビームの集中度合
いは軽減されデフォーカスしても輝度向上に対して大き
な効果は得られず解像度の低下のみが目立つという課題
もあった。本発明は上述の様な課題を解決しようとする
ものである。
くなるためＣＲＴ蛍光面発光部の電子ビームの集中度合
いは軽減されデフォーカスしても輝度向上に対して大き
な効果は得られず解像度の低下のみが目立つという課題
もあった。本発明は上述の様な課題を解決しようとする
ものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ブルーのＣＲＴに供給するフォーカス電圧
又はフォーカス電流に対して水平偏向周波数の高いとき
はジャストフォーカスに、水平偏向周波数の低くなるに
つれてデフォーカスレベルを増しブルー発光特性を増加
させる様、フォーカス駆動回路に対する制御機能を接続
した構成となるようにした。
に本発明は、ブルーのＣＲＴに供給するフォーカス電圧
又はフォーカス電流に対して水平偏向周波数の高いとき
はジャストフォーカスに、水平偏向周波数の低くなるに
つれてデフォーカスレベルを増しブルー発光特性を増加
させる様、フォーカス駆動回路に対する制御機能を接続
した構成となるようにした。
【００１２】上記構成により、静電収束型ＣＲＴの場合
は通常フライバックトランスのフォーカス電圧供給端子
に接続されるフォーカスボリュームパックからＣＲＴフ
ォーカス電極に収束用電圧が供給される。そこでフォー
カスボリュームパックの接地用端子を抵抗を介して接地
し、上記接地抵抗に定電流回路を接続しこの定電流回路
に水平周波数に応じた定電流を流すことによってフォー
カスレベルを制御する。
は通常フライバックトランスのフォーカス電圧供給端子
に接続されるフォーカスボリュームパックからＣＲＴフ
ォーカス電極に収束用電圧が供給される。そこでフォー
カスボリュームパックの接地用端子を抵抗を介して接地
し、上記接地抵抗に定電流回路を接続しこの定電流回路
に水平周波数に応じた定電流を流すことによってフォー
カスレベルを制御する。
【００１３】電磁収束型のＣＲＴの場合はＣＲＴに装着
されたフォーカスコイルに電流を流すことでジャストフ
ォーカスレベルが実現できるが、この電流は低電圧駆動
で制御できるため通常ＣＰＵよりＤＡＣ制御することで
調整でき、この調整データはメモリーに格納される。そ
こでＣＰＵは水平走査周波数を検出して水平走査周波数
に応じて上記ジャストフォーカス時の調整データに係数
をかけてＤＡＣに出力することで水平周波数の低下に応
じてデフォーカスレベルを増加制御することが可能とな
る。
されたフォーカスコイルに電流を流すことでジャストフ
ォーカスレベルが実現できるが、この電流は低電圧駆動
で制御できるため通常ＣＰＵよりＤＡＣ制御することで
調整でき、この調整データはメモリーに格納される。そ
こでＣＰＵは水平走査周波数を検出して水平走査周波数
に応じて上記ジャストフォーカス時の調整データに係数
をかけてＤＡＣに出力することで水平周波数の低下に応
じてデフォーカスレベルを増加制御することが可能とな
る。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、ＣＲＴ３管式プロジェクタであり、ブルーの静電収
束型ＣＲＴのフォーカスレベルを制御するフォーカス電
圧に対して水平偏向周波数の高いときはジャストフォー
カスに、水平偏向周波数が低くなるにつれてジャストフ
ォーカスレベルからずらした状態（以下デフォーカスと
いう）に制御しブルー発光特性を増加させる様な制御機
能を有するフォーカスコントロール回路としたもので、
水平周波数の低下に応じてデフォーカスレベルを増加制
御できるという作用を有する。
は、ＣＲＴ３管式プロジェクタであり、ブルーの静電収
束型ＣＲＴのフォーカスレベルを制御するフォーカス電
圧に対して水平偏向周波数の高いときはジャストフォー
カスに、水平偏向周波数が低くなるにつれてジャストフ
ォーカスレベルからずらした状態（以下デフォーカスと
いう）に制御しブルー発光特性を増加させる様な制御機
能を有するフォーカスコントロール回路としたもので、
水平周波数の低下に応じてデフォーカスレベルを増加制
御できるという作用を有する。
【００１５】
【００１６】請求項２に記載の発明は、高電圧を発生す
るフライバックトランスと、フライバックトランスの高
電圧出力が供給され、フォーカス用電圧出力端子、低電
位側端子、可変調整ボリュームを備えるフォーカスパッ
クと、前記フォーカスパックの低電位側端子に接続され
た定電流回路と、入力水平同期信号より水平周波数を検
出し、周波数に応じて前記定電流回路の電流を制御する
手段を備え、前記フォーカスパックのフォーカス用電圧
により前記ブルーの静電収束型ＣＲＴのフォーカスレベ
ルを制御することを特徴とする請求項１記載のフォーカ
スコントロール回路としたもので、水平周波数の低下に
応じてデフォーカスレベルを増加制御できるという作用
を有する。
るフライバックトランスと、フライバックトランスの高
電圧出力が供給され、フォーカス用電圧出力端子、低電
位側端子、可変調整ボリュームを備えるフォーカスパッ
クと、前記フォーカスパックの低電位側端子に接続され
た定電流回路と、入力水平同期信号より水平周波数を検
出し、周波数に応じて前記定電流回路の電流を制御する
手段を備え、前記フォーカスパックのフォーカス用電圧
により前記ブルーの静電収束型ＣＲＴのフォーカスレベ
ルを制御することを特徴とする請求項１記載のフォーカ
スコントロール回路としたもので、水平周波数の低下に
応じてデフォーカスレベルを増加制御できるという作用
を有する。
【００１７】以下、本発明の一実施の形態を図面を用い
て説明する。 （実施の形態）図１は本発明の一実施の形態におけるフ
ォーカスコントロール回路の構成図を示す。図１におい
て、符号１はブルーの蛍光面をもつ静電収束型のＣＲＴ
である。２は高圧発生用フライバックトランスでフォー
カス用電圧出力端子をもちフォーカスパック３にその電
圧は供給され、内蔵ボリュームで可変調整されＣＲＴ１
のフォーカス電極に伝達される。
て説明する。 （実施の形態）図１は本発明の一実施の形態におけるフ
ォーカスコントロール回路の構成図を示す。図１におい
て、符号１はブルーの蛍光面をもつ静電収束型のＣＲＴ
である。２は高圧発生用フライバックトランスでフォー
カス用電圧出力端子をもちフォーカスパック３にその電
圧は供給され、内蔵ボリュームで可変調整されＣＲＴ１
のフォーカス電極に伝達される。
【００１８】フォーカスパック３の低電位側端子は抵抗
４を介して接地される。５、６、７は定電流回路を構成
し、電流ｉを制御する。ＣＰＵ９は入力水平同期信号よ
り水平周波数を検出しＤＡＣ８より図２の様な周波数特
性を持つ電圧を上記定電流回路の供給する。ＤＡＣ８は
水平周波数ｆＨがｆｄ以上は一定位置を出力し、ｆｄ以
下では低下する特性となり、ｆｄは通常２０ＫＨｚ付近
に設定される。
４を介して接地される。５、６、７は定電流回路を構成
し、電流ｉを制御する。ＣＰＵ９は入力水平同期信号よ
り水平周波数を検出しＤＡＣ８より図２の様な周波数特
性を持つ電圧を上記定電流回路の供給する。ＤＡＣ８は
水平周波数ｆＨがｆｄ以上は一定位置を出力し、ｆｄ以
下では低下する特性となり、ｆｄは通常２０ＫＨｚ付近
に設定される。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のような回路構成をとることでＣＲＴ３管式ビデオプロ
ジェクタにおいて水平周波数の低い映像信号受像時に低
下するブルーの発光特性をデフォーカスすることでもち
あげ所定の色温度を保った状態で輝度の低下を防ぐこと
ができる。水平周波数の低い映像信号受像時は一般に高
解像度は要求されない映像信号源となるためブルーのデ
フォーカスは画質を損なう状態にまでは至らない。この
様にしてブルーの電気フォーカスレベルを受像する映像
信号に応じて制御し明るさと解像度のベストバランス状
態を実現することが可能となる。
のような回路構成をとることでＣＲＴ３管式ビデオプロ
ジェクタにおいて水平周波数の低い映像信号受像時に低
下するブルーの発光特性をデフォーカスすることでもち
あげ所定の色温度を保った状態で輝度の低下を防ぐこと
ができる。水平周波数の低い映像信号受像時は一般に高
解像度は要求されない映像信号源となるためブルーのデ
フォーカスは画質を損なう状態にまでは至らない。この
様にしてブルーの電気フォーカスレベルを受像する映像
信号に応じて制御し明るさと解像度のベストバランス状
態を実現することが可能となる。
【図１】本発明の一実施の形態におけるフォーカスコン
トロール回路の構成図
トロール回路の構成図
【図２】図１におけるＤＡ出力特性図
【図３】従来のフォーカスコントロール回路の構成図
１ 静電収束型ブルーＣＲＴ
２ フライバックトランス
３ フォーカスボリュームパック
４、５ 抵抗
６ 定電流駆動用トランジスタ
７ 定電流駆動用オペアンプ
８ ＤＡコンバータ
９ ＣＰＵ
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04N 9/31
H04N 3/26
Claims (2)
- 【請求項１】 ＣＲＴ３管式プロジェクタであり、ブル
ーの静電収束型ＣＲＴのフォーカスレベルを制御するフ
ォーカス電圧に対して水平偏向周波数の高いときはジャ
ストフォーカスに、水平偏向周波数が低くなるにつれて
ジャストフォーカスレベルからずらした状態（以下デフ
ォーカスという）に制御しブルー発光特性を増加させる
様な制御機能を有するフォーカスコントロール回路。 - 【請求項２】 高電圧を発生するフライバックトランス
と、フライバックトランスの高電圧出力が供給され、フ
ォーカス用電圧出力端子、低電位側端子、可変調整ボリ
ュームを備えるフォーカスパックと、前記フォーカスパ
ックの低電位側端子に接続された定電流回路と、入力水
平同期信号より水平周波数を検出し、周波数に応じて前
記定電流回路の電流を制御する手段を備え、前記フォー
カスパックのフォーカス用電圧により前記ブルーの静電
収束型ＣＲＴのフォーカスレベルを制御することを特徴
とする請求項１記載のフォーカスコントロール回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12295896A JP3460447B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | フォーカスコントロール回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12295896A JP3460447B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | フォーカスコントロール回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09307916A JPH09307916A (ja) | 1997-11-28 |
| JP3460447B2 true JP3460447B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=14848845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12295896A Expired - Fee Related JP3460447B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | フォーカスコントロール回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3460447B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP12295896A patent/JP3460447B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09307916A (ja) | 1997-11-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070815 Year of fee payment: 4 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 5 |
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