JP3458600B2 - ディジタル画像品質評価装置 - Google Patents

ディジタル画像品質評価装置

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JP3458600B2
JP3458600B2 JP13976696A JP13976696A JP3458600B2 JP 3458600 B2 JP3458600 B2 JP 3458600B2 JP 13976696 A JP13976696 A JP 13976696A JP 13976696 A JP13976696 A JP 13976696A JP 3458600 B2 JP3458600 B2 JP 3458600B2
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル画像圧
縮符号化装置、特にディジタルテレビコーデックの単体
評価、又はディジタル画像伝送路等における画像品質を
評価する装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
の画像品質を評価する方法として、主観評価による方法
と客観評価による方法とが存在する。
【0003】主観評価による方法として、例えばITU
−R BT.500−6の勧告等に基づいてテレビジョ
ン画像の品質評価を行う方法がある。この方法は、十数
人の被験者が数日間に渡って主観的に画像を評価するも
のである。この主観評価方法によれば、少数の画像を用
いて評価する場合であっても、実験に伴う作業量が極め
て膨大なものとなり、しかも実験に要するコストが高く
なるという問題点を有している。また、その作業量の多
さゆえに、評価のために必要な時間がかなり長くなり、
画像品質を短時間に評価することが著しく困難となる。
【0004】客観評価による従来方法としては、評価対
象画像と原画像との間の各画素毎の単純な差分値、例え
ば平均2乗誤差、から求められるSN比(SNR)を用
いる方法が一般的である。この方法によれば、評価に要
する時間は短時間で済むものの、人間の視覚特性が全く
考慮されていないためその評価結果が主観評価による結
果とは一致しないことが多いという問題が生じる。
【0005】このSNRによる評価と主観評価とが一致
しない原因にバックグラウンドに対して視覚的に目立つ
雑音の発生があることを考慮し、人間の視覚特性により
重み付けされたSNR(WSNR)用いた評価方法は公
知である。例えば、半谷、和田、宮内、「静止画の画質
を評価するための空間周波数領域上の重み付け関数の実
験的導出」、テレビジョン学会誌、Vol.46、N
o.3、pp.295〜299、1992、及び浜田、
松本、村上、「量子化器最適化に基づく動き補償DCT
方式の特性限界」、電子情報通信学会論文誌、B−I、
Vol.J78−B−I、No.11、pp.689〜
699、1995年11月参照。
【0006】この公知の客観評価方法によれば、発生し
た雑音がブロック内のバックグラウンドに対して視覚的
に目立つ雑音であるか又は目立たない雑音であるかが画
質評価において考慮される。しかしながら、画面全体の
バックグラウンドに対しての視覚特性が考慮されていな
いので、WSNR値が主観評価とは大きく異なる場合が
存在する。
【0007】従って本発明は、従来技術の上述した問題
点を解消するものであり、本発明の目的は、短時間に評
価が行え、しかも主観評価結果により近い評価結果を得
ることのできる安価なディジタル画像品質評価装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、評価対
象画像データの値とその原画像データの値との差分値に
基づくSNRを算出するSNR算出手段と、フレーム全
体の画像データの交流成分の電力を算出する手段と、算
出した交流成分電力に基づいて算出したSNRの重み付
けを行う重み付け手段とを備えたディジタル画像品質評
価装置が提供される。
【0009】フレーム全体の画像データの交流成分の電
力に基づいてSNRの重み付けを行うことにより、画面
全体のバックグラウンドに対しての視覚特性が考慮され
ることとなり、最終的に得られる評価値を主観評価値に
より近づけることが可能となる。即ち、ブロック毎の視
覚特性を反映させたSNR(WSNR)を求めても、画
面全体でそのブロックが注目される存在であるかどうか
によってその実際の評価は異なってしまうが、画面全体
のアクティビティを表わすフレーム全体の画像データの
交流成分の電力を求め、これによって各ブロックの注目
度を考慮することによって主観評価結果により近い評価
結果を得ることができる。
【0010】SNR算出手段は、フレームの各ブロック
毎に、評価対象画像データの値と原画像データの値との
差分値を求めてフレーム全体のSNRを算出するように
構成されていることが好ましい。
【0011】評価対象画像データ及び原画像データにつ
いて、フレームの各ブロック毎に視覚特性に基づく重み
付けを行うための係数を算出する係数算出手段をさらに
備えており、SNR算出手段は、係数算出手段からの係
数を用いて重み付けを行って差分値に基づくWSNRを
算出するように構成されていることが好ましい。
【0012】係数算出手段は、フレームの各ブロック毎
に、空間周波数方向の視覚感度に基づく重み付け用係数
を算出するように構成されていることが好ましい。高周
波の雑音ほど検知されにくいので、このような視覚特性
による重み付けによって主観評価結果により近い評価結
果を得ることができる。
【0013】また、係数算出手段は、フレームの各ブロ
ック毎に、雑音マスキング効果に基づく重み付け用係数
を算出するように構成されていることが好ましい。より
変化の激しいブロックでの雑音は検知されにくいので、
このような視覚特性による重み付けによって主観評価結
果により近い評価結果を得ることができる。
【0014】重み付け手段は、算出した交流成分電力に
基づいて各係数が定まるようにあらかじめ設定されたマ
ッピング関数により重み付けを行うように構成されてい
ることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明の実施形
態を詳細に説明する。
【0016】図1は本発明のディジタル画像品質評価装
置の基本構成を表わすブロック図である。
【0017】同図において、10は評価対象画像に関す
る原画像の各画素信号が供給される入力端子、11は評
価対象画像(再生画像)の各画素信号が供給される入力
端子、12は入力端子10及び11に接続されており差
分値を算出する差分値算出回路、13は差分値算出回路
12の出力に接続されたSNR(WSNR)算出回路
(本発明のSNR算出手段に対応する)、14は入力端
子10に接続されており、フレーム全体の交流成分電力
の平均値を算出する交流成分電力算出回路(本発明の交
流成分の電力を算出する手段に対応する)、15はSN
R算出回路13及び交流成分電力算出回路14の出力に
接続されている重み付け回路(本発明の重み付け手段に
対応する)、16は画像品質評価値の出力端子をそれぞ
れ示している。
【0018】差分値算出回路12は、評価対象画像及び
原画像の各画素信号の差分値を算出する。この差分値
が、SNR算出回路13へ入力されることによりフレー
ム全体のSNR又はWSNR(ブロック毎の視覚特性が
反映するように重み付けされたSNR)が得られる。一
方、交流成分電力算出回路14は、原画像の画素信号か
らフレーム全体の交流成分の電力の平均値(画面全体の
アクティビティ)を算出する。重み付け回路15におい
て、この交流成分電力の平均値に基づいてあらかじめ定
めた関数により、フレーム全体のSNR又はWSNRを
フレーム毎に重み付けする。これにより、出力端子16
より、主観評価結果により近い評価結果を得ることがで
きる。なお、図1の例においては、交流成分電力算出回
路14が、原画像の画素信号から画面全体のアクティビ
ティを算出しているが、評価対象画像(再生画像)の画
素信号から画面全体のアクティビティを算出してもほぼ
同様の効果を得ることができる。
【0019】図2は本発明のディジタル画像品質評価装
置の一実施形態における構成を示すブロック図である。
【0020】同図において、20は映像源、21は映像
源20からの例えばNTSCコンポジット信号等の原画
像信号が入力される第1の入力部、22は第1の入力部
21の出力に接続された同期用マーカ付加部、23は同
期用マーカ付加部22の出力に接続された出力部、24
は同期用マーカ付加部22の出力に同じく接続された遅
延部、25は出力部23に接続された例えばビデオコー
デックやディジタル画像伝送路等の画像品質の評価対象
システム、26は評価対象システム25からの評価対象
画像(再生画像)信号が入力される第2の入力部、27
は第2の入力部26からは評価対象画像データが、遅延
部24からは遅延された原画像データがそれぞれ入力さ
れる同期制御部をそれぞれ示している。
【0021】図2において、さらに、28は第2の入力
部26の出力に接続された周波数変換部、29は遅延部
24の出力に接続された周波数変換部、30は周波数変
換部28及び29の出力に接続された差分値算出部、3
1は差分値算出部30の出力に接続されておりWSNR
を算出するWSNR計算部、32はWSNR計算部31
の出力に接続されており主観評価値を算出する主観評価
値計算部、33は周波数変換部29の出力に接続されて
おり、各ブロック毎のブロックアクティビティを算出し
てWSNR計算部31へ印加するブロックアクティビテ
ィ計算部、34は周波数変換部29の出力に同じく接続
されており、フレーム全体のアクティビティを算出して
主観評価値計算部32に印加するフレームアクティビテ
ィ計算部をそれぞれ示している。
【0022】映像源20からの原画像信号は第1の入力
部21に入力され、例えば評価対象画像がNTSCコン
ポジット信号の場合、8ビット、4fsc(14.318
MHz)でA/D変換され、有効画素768画素×48
3ラインの画像としてフィールドマージされる。なお、
コンポーネント(Y)信号の場合はサンプリング周波数
13.5MHz、有効画素720画素×480ラインと
なり、コンポーネント(Cb,Cr)信号の場合はサン
プリング周波数6.75MHz、有効画素360画素×
480ラインとなる。評価対象画像は、NTSCコンポ
ジット信号、コンポーネント信号の他に、D1ディジタ
ル信号でもあり得る。因に、評価対象システムとして
は、本出願人の開発したコーデックMUCCS−2
[2]及びMUCCS−45[3]、MPEG−1、M
PEG−2、MPEG−4、その他全般の符号化器にも
適用される。
【0023】第1の入力部21で得られた原画像データ
には、同期用マーカ付加部22において同期用マーカが
付加される。このマーカパターンは、フレーム毎に変化
し評価対象システム25の遅延量を知るのに用いられ
る。マーカが付加された原画像データは、遅延部24の
メモリに格納されると同時に出力部23を介して評価対
象システム25に出力される。
【0024】評価対象システム25から出力される評価
対象画像(再生画像)データは、第2の入力部26に入
力された後、同期制御部27において、遅延部24に格
納されている原画像データとマーカによるフレーム照合
が行われて評価対象システム25における遅延量が決定
される。さらに、水平方向のサンプリング補正も行われ
て、再生画像データと原画像データとの同期が確立され
る。
【0025】次いで、周波数変換部28及び29、差分
値算出部30、WSNR計算部31、ブロックアクティ
ビティ計算部33、並びにフレームアクティビティ計算
部34において、WSNR及びフレームアクティビティ
Sの算出が行われる。
【0026】図3はこの演算の内容を詳しく説明してい
る。人間の視覚特性を有効に反映させるため、周波数変
換部28及び29において、小ブロック単位の再生画像
データ及び原画像データに対して、例えばアダマール変
換により周波数軸方向へ変換することによる波形解析を
行う。これは、NTSC信号にアダマール変換を用いた
場合、カラーサブキャリア成分が2つの係数のみに効果
的に現れ、周波数構造の観点からもNTSC信号の波形
解析を行い易いからである。アダマール変換の他にフー
リエ変換、DCT等によって周波数変換してもよい。周
波数変換された各ブロックは、差分値算出部30に印加
されることにより、原画像データと再生画像データとの
間で差分値(2乗誤差)が求められる。求められたブロ
ックbの変換係数(m,n)毎の差分電力値は、WSN
R計算部31に印加され、次のような視覚特性を考慮し
たWSNRが算出される。
【0027】画像品質評価において、各ブロック毎に考
慮すべき視覚特性としては、空間周波数方向の視覚感
度(高周波の雑音ほど検知されにくい)、雑音マスキ
ング効果(より変化の激しいブロックでの雑音は検知さ
れにくい)が挙げられ、従って、についてはアダマー
ル変換係数(m,n)に視覚感度マトリクスHによる重
み付けを行い、については各ブロックbのアクティビ
ティ(分散値)σ2 (b)に対する重み付けを行う。即
ち、 h(σ2 ,m,n)=h1 (σ2 (b))・H(m,
n) により重み付けする。ただし、h1 (σ2 )はブロック
bのアクティビティσ2(b)に対する雑音感度関数で
ある。
【0028】視覚感度マトリクスHとしては、アダマー
ル変換係数をその係数切り捨てによりほぼ等しい劣化度
を与える係数をまとめて1つのクラスタとし、それぞれ
のクラスタ毎に発生する雑音による主観的劣化度が等し
くなるように重み付けしたものを用いることができる。
【0029】ブロックbのアクティビティσ2 (b)
は、直流成分やカラーサブキャリア成分を除外した
((m,n)∈D)交流成分のみの電力であり、ブロッ
クアクティビティ計算部33において次式から算出され
る。
【数1】
【0030】図3に示すように、フレーム全体のWSN
Rは、WSNR計算部31において、ブロックbの変換
係数(m,n)毎の差分電力値(x(b,m,n)−y
(b,m,n))2 を人間の視覚特性h(σ2 ,m,
n)で重み付けする次式から算出される。
【数2】
【0031】フレームアクティビティ計算部34におい
ては、直流成分やカラーサブキャリア成分を除外した
((m,n)∈D)交流成分のみの画面全体の電力、即
ちフレームアクティビティSが次式から算出される。な
お、本実施形態では、フレームアクティビティ計算部3
4が、原画像データから画面全体のアクティビティを算
出しているが、再生画像データから画面全体のアクティ
ビティを算出してもほぼ同様の効果を得ることができ
る。
【数3】
【0032】以上のごとくして求められたブロック毎の
視覚特性を反映させたWSNRは、主観評価値計算部3
2において、画面全体のアクティビティを反映させたフ
レームアクティビティSによって重み付けされて品質劣
化度(%)に変換される。
【0033】WSNR計算部31において、h(σ2
m,n)で重み付けすることで行ったマスキング効果
は、ブロックのアクティビティによりそのブロック内で
発生する雑音の検知度が異なることを利用している。こ
のディジタル画像品質評価装置では、このブロック内の
アクティビティに加え、画面全体のアクティビティSを
考慮している。これは、画面全体のアクティビティSが
ブロックの注目度に影響を与えることが実験的に確認さ
れているからである。例えば、ブロック内のアクティビ
ティにより局所的には目立ち易い雑音であっても画面全
体のアクティビティSが高い場合、それほど雑音として
検知されず、また逆にアクティビティSが低い場合はよ
り雑音が目立つ傾向にある。従って、主観評価値計算部
32において品質劣化度を算出する際に、画像を画面全
体のアクティビティSにより数種類に分類し、主観評価
値により近づけるように実験的にあらかじめ定めたマッ
ピング関数fを用いている。
【0034】即ち、WSNRの値をxとした場合に、品
質劣化度f(x)は以下に示す5次式から算出される。 f(x)=px5 +qx4 +rx3 +sx2 +tx+u ただし、このマッピング関数の各係数p〜uは、次の表
1に示すようにアクティビティSに応じて定まるもので
あり、これら係数は主観評価値により近づけるように実
験的に最小2乗法により求めたものである。
【0035】
【表1】
【0036】本実施形態におけるディジタル画像品質評
価装置を用いて行った画像品質評価実験結果について、
以下説明する。原画像として16種類のNTSC画像を
用い、評価対象システムとしては本出願人の開発した2
種類のコーデック(MUCCS−2[2]及びMUCC
S−45[3])を使用した。符号化ビットレートは、
どちらも22Mbps、15Mbpsの2種類で行っ
た。また、画像品質評価値の基準とする主観評価値につ
いては、テスト画像についてITU−R BT.500
−6の勧告に基づいて専門家20名により行われた評価
値を用いた。
【0037】図4は単純SNR(視覚特性に基づく重み
付けのないSNR)と上述した基準の主観評価値との関
係、図5は本実施形態における品質劣化度f(x)と上
述した基準の主観評価値との関係をそれぞれ示してい
る。
【0038】図4に示すように、評価方式が単純SNR
の場合は、視覚特性が全く考慮されないのでプロットが
散在しており、主観評価値との相関が、MUCCS−2
[2]では0.680、MUCCS−45[3]では
0.743と低くなっている。
【0039】これに対して本実施形態の品質劣化度の場
合は、完全に一対一の関係とはなっていないものの、主
観評価値との相関が、MUCCS−2[2]では0.8
04、MUCCS−45[3]では0.912と単純S
NRの場合より大幅に相関が高くなっている。これは、
特に、画面全体でのアクティビティSによる品質劣化度
の算出を行うことで注視ブロックの雑音検知感度が考慮
されたため、より主観評価値に近づいたものと思われ
る。
【0040】このように、本実施形態によれば、ブロッ
ク内での視覚特性を考慮した重み付けに加えて、画面全
体での視覚特性をも考慮しているので、主観評価結果に
より近い評価結果を得ることができる。しかも、客観評
価により短時間に評価が行えると共に、その構成が簡単
なため製造コストが安価となる。
【0041】以上述べた実施形態は全て本発明を例示的
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、評価対象画像データの値とその原画像データの値と
の差分値に基づくSNRを算出するSNR算出手段と、
フレーム全体の画像データの交流成分の電力を算出する
手段と、算出した交流成分電力に基づいて算出したSN
Rの重み付けを行う重み付け手段とを備えているため、
短時間に評価が行え、しかも主観評価結果により近い評
価結果を得ることのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル画像品質評価装置の基本構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明のディジタル画像品質評価装置の一実施
形態における構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】図2の実施形態におけるWSNR及びフレーム
アクティビティSの演算の内容を詳しく説明を説明する
図である。
【図4】画像品質評価実験結果として、単純SNRと基
準の主観評価値との関係を表わす図である。
【図5】画像品質評価実験結果として、図2の実施形態
における品質劣化度と基準の主観評価値との関係を表わ
す図である。
【符号の説明】
10、11 入力端子 12 差分値算出回路 13 SNR(WSNR)算出回路 14 交流成分電力算出回路 15 重み付け回路 16 出力端子 20 映像源 21 第1の入力部 22 同期用マーカ付加部 23 出力部 24 遅延部 25 評価対象システム 26 第2の入力部 27 同期制御部 28、29 周波数変換部 30 差分値算出部 31 WSNR計算部 32 主観評価値計算部 33 ブロックアクティビティ計算部 34 フレームアクティビティ計算部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−205156(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 17/00 H04N 7/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 評価対象画像データの値とその原画像デ
    ータの値との差分値に基づくSN比を算出するSN比算
    出手段と、フレーム全体の画像データの交流成分の電力
    を算出する手段と、該算出した交流成分電力に基づいて
    前記算出したSN比の重み付けを行う重み付け手段とを
    備えたことを特徴とするディジタル画像品質評価装置。
  2. 【請求項2】 前記SN比算出手段は、フレームの各ブ
    ロック毎に、前記評価対象画像データの値と前記原画像
    データの値との差分値を求めてフレーム全体のSN比を
    算出するように構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記評価対象画像データ及び前記原画像
    データについて、フレームの各ブロック毎に視覚特性に
    基づく重み付けを行うための係数を算出する係数算出手
    段をさらに備えており、前記SN比算出手段は、該係数
    算出手段からの係数を用いて重み付けを行って差分値に
    基づくSN比を算出するように構成されていることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記係数算出手段は、フレームの各ブロ
    ック毎に、空間周波数方向の視覚感度に基づく重み付け
    用係数を算出するように構成されていることを特徴とす
    る請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記係数算出手段は、フレームの各ブロ
    ック毎に、雑音マスキング効果に基づく重み付け用係数
    を算出するように構成されていることを特徴とする請求
    項3又は4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記重み付け手段は、前記算出した交流
    成分電力に基づいて各係数が定まるようにあらかじめ設
    定されたマッピング関数により重み付けを行うように構
    成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれ
    か1項に記載の装置。
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