JP3458455B2 - Sludge dewatering method - Google Patents

Sludge dewatering method

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JP3458455B2
JP3458455B2 JP13662594A JP13662594A JP3458455B2 JP 3458455 B2 JP3458455 B2 JP 3458455B2 JP 13662594 A JP13662594 A JP 13662594A JP 13662594 A JP13662594 A JP 13662594A JP 3458455 B2 JP3458455 B2 JP 3458455B2
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Japan
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sludge
meth
polymer
soluble inorganic
acrylamide
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典広 石坂
浩伸 橋本
正明 岡島
益造 町田
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三井サイテック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、有機汚泥中の溶解性無
機塩類が0.3%以上含まれているし尿、下水などの生
活排水や化学工場・染色整理工場等の排水から発生する
汚泥を脱水処理する方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】下水、し尿及び産業排水より生ずる余剰
汚泥等の脱水には高分子凝集剤が使用されているが、汚
泥の希釈水として海水を使用している処理場の汚泥な
ど、溶解性無機塩類濃度が高い汚泥は従来の高分子凝集
剤では十分なフロックを形成せず、脱水ができないとい
う欠点がある。このような汚泥に、ベンジルハライドの
4級化物の高分子凝集剤を使用することが有効であるこ
とが報告されており(特開昭54―121557)、現
在も多く使用されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】汚泥の希釈水として海
水を使用したり、臨海域の処理場など海水が流入する処
理場や化学工場及び染色整理工場の汚泥は、溶解性無機
塩類濃度が高く、高分子凝集剤を添加しても汚泥中の溶
解性無機塩類の影響でポリマーが糸鞠状態になると考え
られ、凝集剤として十分な性能がでない場合が多い。 【0004】本発明者らは、このような問題を解決する
ことを目的とし鋭意研究した結果、本発明に到達した。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は多官能性モノマ
ーが全モノマーに対して0.0005wt%から0.0
03wt%の範囲で加えて重合した重合体を、有機汚泥
中の溶解性無機塩類が0.3%以上含む汚泥に加え、フ
ロックを形成させ脱水することを特徴とする汚泥脱水方
法である。 【0006】 【作用】溶解性無機塩類を含む海水で希釈された汚泥中
に高分子凝集剤を添加すると、汚泥中の溶解性無機塩類
の影響で高分子が糸鞠化を起こすと考えられ、十分な凝
集性が出ないものと考えられる。 【0007】しかし、多官能性モノマーを加えて重合し
た重合物の場合、溶解性無機塩類を含む汚泥に添加して
も糸鞠化を防止しまたは少なくなり、脱水処理に十分な
フロックを形成するものと考えられる。 【0008】以下本発明について詳しく説明する。 【0009】本発明に用いられるカチオン性ビニル系重
合体としては、非イオン性ビニルモノマー1種または2
種以上とカチオン性ビニルモノマー1種または2種以上
に多官能性モノマー1種または2種以上を加えて重合し
て得られた共重合物、及びカチオン性ビニルモノマー1
種または2種以上に多官能性モノマー1種または2種以
上を加えて重合して得られた共重合物がある。 【0010】さらに非イオン性モノマー1種または2種
以上に多官能性モノマー1種または2種以上加えて重合
して得られた共重合物を形成させた後、その官能基を変
性することにより最終的にカチオン性ポリマーとする方
法でも良い。 【0011】たとえば、あらかじめメチレンビスアクリ
ルアミドを加えてアクリルアミドを重合させポリアクリ
ルアミドとした後、これをマンニッヒ反応、ホフマン分
解反応などによりカチオン性ポリマーとする方法などが
含まれる。 【0012】本発明に用いられるビニル系モノマーとし
ては、(イ)非イオン性、(ロ)カチオン性で水溶性の
ものが用いられる。その具体例は、次の通りである。 【0013】(イ)非イオン性ビニルモノマー (メタ)アクリルアミド、ビニルメチルエーテル、ビニ
ルエチルエーテルなど。 【0014】(ロ)カチオン性ビニルモノマー 下記に示す(1―A),(2―A),(3―A),(4
―A)の群から選ばれたものである。 【0015】(1―A)第4級窒素含有(メタ)アクリ
レート[(メタ)アクリレートとはアクリレート、メタ
クリレートを指す。以下同様。] 【0016】(i)(メタ)アクリロイロキシアルキル
トリアルキルアンモニウム塩たとえば2―(メタ)アク
リロイロキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド、
2―(メタ)アクリロイロキシエチルトリメチルアンモ
ニウムメトサルフェート、2―(メタ)アクリロイロキ
シエチルトリエチルアンモニウムエトサルフェート、3
―(メタ)アクリロイロキシプロピルジメチルエチルア
ンモニウムメトサルフェートなど。 【0017】(ii)(メタ)アクリロイロキシヒドロ
キシアルキルトリアルキルアンモニウム塩たとえば3―
メタクリロイロキシ―2―ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロリド、3―メタクリロイロキシ―2
―ヒドロキシプロピルメチルジエチルアンモニウムクロ
リド、3―メタクリロイロキシ―2―ヒドロキシプロピ
ルトリメチルアンモニウムメトサルフェートなど。 【0018】(2―A)第3級窒素含有(メタ)アクリ
レートと酸との塩 【0019】(i)ジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリレートの塩たとえば2―ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート硫酸塩、2―ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート塩酸塩など。 【0020】(ii)ジアルキルアミノヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレートの塩たとえば3―ジメチルア
ミノ―2―ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート塩
酸塩、3―ジエチルアミノ―2―ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート硫酸塩など。 【0021】(3―A)第4級窒素含有(メタ)アクリ
ルアミド 【0022】(i)(メタ)アクリルアミドアルキルト
リアルキルアンモニウム塩たとえば3―アクリルアミド
プロピルトリメチルアンモニウムクロリド、2―(メ
タ)アクリロイルアミノエチルトリメチルアンモニウム
メトサルフェートなど。 【0023】(ii)(メタ)アクリルアミドヒドロキ
シアルキルトリアルキルアンモニウム塩たとえば3―
(メタ)アクリロイルアミノ―2―ヒドロキシルプロピ
ルトリメチルアンモニウムクロリド、3―(メタ)アク
リロイルアミノエチルトリメチルアンモニウムメトサル
フェートなど。 【0024】(4―A)第3級窒素含有(メタ)アクリ
ルアミドと酸との塩 【0025】(i)ジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリルアミドの塩たとえば2―ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミド塩酸塩、2―ジエチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド硫酸塩など。 【0026】(ii)ジアルキルアミノヒドロキシアル
キル(メタ)アクリルアミドの塩たとえば3―ジメチル
アミノ―2―ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミ
ド酢酸塩、3―ジエチルアミノ―2―ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリルアミド硫酸塩など。 【0027】また、多官能性モノマーとしては、N,
N’―メチレンビスアクリルアミド、N,N’―メチレ
ンビスメタアクリアミド、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼンなどのジビニ
ル化合物、メチロールメタアクリルアミドなどのビニル
系メチロール化合物、アクロレインなどのビニル系アル
デヒド化合物、メチルアクリルアミドグリコレートメチ
ルエーテルなどのビニル系化合物が挙げられる。 【0028】本発明に用いられる重合体の多官能性モノ
マーは、水溶性ビニルモノマー全量に対して0.000
5〜0.003wt%の割合で配合し共重合したもので
ある。 【0029】多官能性モノマーが0.0005wt%未
満では通常用いられている高分子凝集剤と同等程度の効
果のものしか得られず、また0.003wt%を越える
と汚泥に対する添加量が過大となり現実的な添加量の範
囲では、効果が認められなくなる。 【0030】本発明に用いられるカチオン性ビニル系重
合体のカチオン度(カチオン性高分子凝集剤物性表示法
と分析法―3、高分子凝集剤工業会による)は1meq
/g以上、好ましくは1.5meq/g以上が特に有効
である。 【0031】汚泥中に含まれる溶解性無機塩類として
は、アルカリ金属、アルカリ土類金属の塩が主であり、
例えば塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウ
ム、塩化マグネシウム、塩化アンモニウム、硫酸カリウ
ム、硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸アンモニウ
ム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム等を挙げることがで
きる。 【0032】汚泥中には、これらの溶解性無機塩類が1
種または2種類以上含まれていても良い。 【0033】また、溶解性無機塩類の濃度は次のように
測定した。汚泥50mlを沈殿管にとり、3000rp
m、10分間遠心分離したのち、その上澄みを取り、1
05℃〜110℃で2時間乾燥させる。 【0034】更に電気炉で600℃±25℃で30〜4
0分間強熱し、デシケーター中で放冷したのち質量をは
かり、汚泥中の溶解性無機塩の量を測定する。 【0035】汚泥中の溶解性無機塩類濃度は特に0.3
%以上のものが本発明の方法を実施する上で効果的であ
る。 【0036】0.3%未満では通常の薬剤・凝集剤で処
理可能な場合が多いが、0.3%以上になると前述のよ
うに非常に脱水が困難となるが本発明の重合体を用いる
と容易に脱水が可能となる。 【0037】溶解性無機塩類濃度の上限は特に限定せず
塩の析出が起こるまでは実用上支障無く脱水を行うこと
ができる。 【0038】本発明に用いられる重合体は、通常使用さ
れている公知の重合法によって共重合することができ
る。特に、疎水性界面活性剤と有機溶媒中で前記水溶性
ビニルモノマーと小量の多官能性モノマーとを共重合す
る方法が好ましい。 【0039】また、必要に応じて連鎖移動剤、キレート
剤等を用いることができる。また多官能性モノマーは重
合前・重合中・重合後のいずれの時期に添加しても良
い。 【0040】たとえば、水溶性ビニルモノマーと多官能
性モノマーを含む水溶液と、HLBが3〜6である疎水
性界面活性剤を含む有機分散媒とを混合し乳化させた
後、ラジカル重合触媒の存在下、温度30〜80℃で重
合させ油中水型カチオン性重合体エマルションを製造す
る方法がある(特願昭61―236250号)。 【0041】この油中水型エマルションに親水性界面活
性剤を添加して水に混合し、水中油型のエマルションに
転相し使用する。 【0042】また、本発明のカチオン性ポリマーを得る
方法としては、あらかじめポリマーを形成させたあと、
その官能基を変性することにより、最終的にカチオン性
ポリマーとする方法でも良い。 【0043】例えば、あらかじめアクリルアミドを重合
させポリアクリルアミドとした後、これをマンニッヒ反
応、ホフマン分解反応などによりカチオン性ポリマーと
する方法などが含まれる。 【0044】本発明において使用する重合体の形状とし
ては、粉状でも、エマルション、サスペンション等の液
状品であっても良いが、水分散性の良好なエマルション
が好ましい。 【0045】次にこのような重合体を溶解性無機塩類が
0.3%以上含む汚泥に添加し、攪拌混合すると締まっ
た堅いフロックが得られる。 【0046】重合体を汚泥に添加、攪拌、混合する方法
は、処理する汚泥の条件によって変わるので特定されな
いが、例えば本重合体を有効成分で0.2wt%に溶解
したものを汚泥の蒸発残留物(下水道試験法による)に
対して重合体有効成分で0.1wt%以上5wt%以下
好ましくは2〜0.3wt%程度添加し、急速攪拌を短
時間行いフロックを形成させ、これを脱水するなどの方
法が挙げられる。 【0047】以下、実施例をあげ、さらに具体的に説明
する。 【0048】 【実施例及び比較例】ジメチルアミノアクリレートの塩
化メチル4級化物(DMAEA)300.0g、及びア
クリルアミド(AMD)100.0g、及びメチレンビ
スアクリルアミド(MBA)0g(Sample A,
0wt%)、0.004g(Sample B,0.0
01wt%)、0.01g(Sample C,0.0
025wt%)、0.02g(Sample D,0.
005wt%)を蒸留水307gに溶解した水溶液をH
LB4.2のノニオン系界面活性剤15.4gをパラフ
ィン油204.7g中に注ぎ、ホモジナイザーにて乳化
させた。 【0049】これを窒素ガスにて脱気し、水溶性アゾ触
媒を添加し重合させた。 【0050】ジメチルアミノアクリレートの塩化メチル
4級化物(DMAEA)239.0g、及びアクリルア
ミド(AMD)160.0g、及びメチレンビスアクリ
ルアミド(MBA)0g(Sample E,0wt
%)、0.004g(Sample F,0.001w
t%)、0.01g(Sample G,0.0025
wt%)、0.02g(Sample H,0.005
wt%)を蒸留水307gに溶解した水溶液をHLB
4.2のノニオン系界面活性剤15.4gをパラフィン
油204.7g中に注ぎ、ホモジナイザーにて乳化させ
た。これを窒素ガスにて脱気し、水溶性アゾ触媒を添加
し重合させた。 【0051】ジメチルアミノアクリレート(DMAE
A)の塩化ベンジル4級化物239.0g、及びアクリ
ルアミド(AMD)160.0gを蒸留水307gに溶
解した水溶液をHLB4.2のノニオン系界面活性剤1
5.4gをパラフィン油204.7g中に注ぎ、ホモジ
ナイザーにて乳化させた。 【0052】これを窒素ガスにて脱気し、水溶性アゾ触
媒を添加し重合させた(Sample I)。 【0053】これらの重合物を海水希釈を行っているし
尿処理場から採取した、溶解性無機塩類0.8%の活性
汚泥の余剰汚泥(TS(蒸発残留物)3.73%,SS
(浮遊物質)2.47%,VTS(蒸発残留物の強熱減
量)59.7%,VSS(浮遊物質の強熱減量)77.
4%)に添加し攪拌機で1000rpm,30秒間攪拌
した後、フロックサイズ標準チャート目視比較判定し次
に60meshのスクリーン上に注ぎ10秒後の濾水量
を測定した。 【0054】更に、スクリーン上に残った汚泥を円沈管
式遠心分離器で2000rpm,5分間脱水し含水率を
測定した。これらの結果を第1表に示す。 【0055】第1表より、本発明の方法によれば汚泥を
効率よく脱水できる。また、前述の重合の時に添加する
メチレンビスアクリルアミドの代わりにポリエチレング
リコールジアクリレートを用いて重合を行い上記の汚泥
に使用し試験を行った結果、同様の効果が得られた。 【0056】前述の重合物を、化学工場から採取した溶
解性無機塩類濃度0.55%の活性汚泥の余剰汚泥(T
S 2.14%,SS 1.75%,VTS 65.4
%,VSS 80.0%)に添加し攪拌機で1000r
pm,30秒間攪拌した後、フロックサイズ標準チャー
ト目視比較判定し次に60meshのスクリーン上に注
ぎ10秒後の濾水量を測定した。 【0057】更に、スクリーン上に残った汚泥を円沈管
式遠心分離器で2000rpm,5分間脱水し含水率を
測定した。これらの結果を第2表に示す。 【0058】第2表より、本発明の方法によれば汚泥を
効率よく脱水できる。 【0059】前述の重合物を、薬品工場から採取した溶
解性無機塩類濃度1.8%の活性汚泥の余剰汚泥(TS
4.22%,SS 1.59%,VTS 28.09
%,VSS 70.45%)に添加し攪拌機で1000
rpm,30秒間攪拌した後、フロックサイズ標準チャ
ート目視比較判定し次に60meshのスクリーン上に
注ぎ10秒後の濾水量を測定した。 【0060】更に、スクリーン上に残った汚泥を円沈管
式遠心分離器で2000rpm,5分間脱水し含水率を
測定した。これらの結果を第3表に示す。 【0061】 【表1】【0062】 【表2】【0063】 【表3】 【0064】 【発明の効果】本発明の方法によれば汚泥を効率よく脱
水できる。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to an industrial sludge containing 0.3% or more of a soluble inorganic salt in organic sludge, domestic wastewater such as human waste and sewage, and a chemical plant / organic sludge. The present invention relates to a method for dewatering sludge generated from wastewater from a dyeing and sorting factory. 2. Description of the Related Art A polymer flocculant is used for dehydration of excess sludge generated from sewage, night soil, and industrial wastewater, but sludge from a treatment plant using seawater as a diluting water for sludge is used. However, sludge having a high concentration of soluble inorganic salts has a drawback that conventional polymer flocculants do not form sufficient flocs and cannot be dewatered. It has been reported that the use of a quaternized benzyl halide polymer flocculant in such sludge is effective (Japanese Patent Application Laid-Open No. 54-121557), and is still widely used. [0003] Seawater is used as a diluting water for the sludge, and sludge from a treatment plant where seawater flows in, such as a seaside treatment plant, and a chemical plant and a dyeing and sorting plant are formed of soluble inorganic salts. It is considered that the concentration is high, and even if a polymer flocculant is added, the polymer is considered to be in a yarn ball state due to the effect of the soluble inorganic salts in the sludge, and thus often does not have sufficient performance as a flocculant. The present inventors have conducted intensive studies with the aim of solving such a problem, and as a result, have reached the present invention. According to the present invention, a polyfunctional monomer is used in an amount of 0.0005 wt% to 0.0
A sludge dewatering method characterized in that a polymer obtained by adding and polymerizing in a range of 03 wt% is added to sludge containing 0.3% or more of soluble inorganic salts in organic sludge, and flocs are formed and dewatered. When a polymer flocculant is added to sludge diluted with seawater containing soluble inorganic salts, it is considered that the polymer is likely to become thread-yellow due to the effect of the soluble inorganic salts in the sludge. It is considered that sufficient cohesiveness is not obtained. [0007] However, in the case of a polymer obtained by adding a polyfunctional monomer and polymerizing, even if it is added to a sludge containing soluble inorganic salts, it is possible to prevent or reduce the formation of thread and to form a floc sufficient for a dehydration treatment. It is considered something. Hereinafter, the present invention will be described in detail. The cationic vinyl polymer used in the present invention includes one or more nonionic vinyl monomers.
A copolymer obtained by adding one or more polyfunctional monomers to one or more kinds of cationic vinyl monomers and one or more kinds of cationic vinyl monomers, and a cationic vinyl monomer 1
There is a copolymer obtained by adding one or more kinds of polyfunctional monomers to the kind or two or more kinds and polymerizing them. Further, one or more nonionic monomers are added to one or more polyfunctional monomers to form a copolymer obtained by polymerization, and then the functional groups are modified. A method of finally forming a cationic polymer may be used. For example, there is a method in which methylenebisacrylamide is added in advance to polymerize acrylamide to obtain polyacrylamide, and then the resulting polymer is converted into a cationic polymer by a Mannich reaction, a Hoffman decomposition reaction, or the like. As the vinyl monomers used in the present invention, (a) nonionic, (b) cationic and water-soluble monomers are used. Specific examples are as follows. (A) Nonionic vinyl monomers (meth) acrylamide, vinyl methyl ether, vinyl ethyl ether and the like. (B) Cationic vinyl monomer (1-A), (2-A), (3-A), (4
-Selected from the group of A). (1-A) Quaternary nitrogen-containing (meth) acrylate [(meth) acrylate refers to acrylate and methacrylate. The same applies hereinafter. (I) (meth) acryloyloxyalkyltrialkylammonium salts such as 2- (meth) acryloyloxyethyltrimethylammonium chloride;
2- (meth) acryloyloxyethyltrimethylammonium methosulfate, 2- (meth) acryloyloxyethyltriethylammonium ethosulfate, 3
-(Meth) acryloyloxypropyldimethylethylammonium methosulfate and the like. (Ii) (meth) acryloyloxyhydroxyalkyltrialkylammonium salt such as 3-
Methacryloyloxy-2-hydroxypropyltrimethylammonium chloride, 3-methacryloyloxy-2
-Hydroxypropylmethyldiethylammonium chloride, 3-methacryloyloxy-2-hydroxypropyltrimethylammonium methosulfate and the like. (2-A) Salt of tertiary nitrogen-containing (meth) acrylate and acid (i) dialkylaminoalkyl (meth)
Acrylate salts such as 2-dimethylaminoethyl (meth) acrylate sulfate, 2-diethylaminoethyl (meth) acrylate hydrochloride, and the like. (Ii) Salts of dialkylaminohydroxyalkyl (meth) acrylates such as 3-dimethylamino-2-hydroxypropyl (meth) acrylate hydrochloride, 3-diethylamino-2-hydroxypropyl (meth) acrylate sulfate and the like. (3-A) Quaternary nitrogen-containing (meth) acrylamide (i) (meth) acrylamidoalkyltrialkylammonium salt such as 3-acrylamidopropyltrimethylammonium chloride, 2- (meth) acryloylaminoethyltrimethyl Ammonium methosulfate and the like. (Ii) (meth) acrylamido hydroxyalkyltrialkylammonium salts such as 3-
(Meth) acryloylamino-2-hydroxylpropyltrimethylammonium chloride, 3- (meth) acryloylaminoethyltrimethylammonium methosulfate and the like. (4-A) Salt of tertiary nitrogen-containing (meth) acrylamide and acid (i) dialkylaminoalkyl (meth)
Acrylamide salts such as 2-dimethylaminoethyl (meth) acrylamide hydrochloride, 2-diethylaminopropyl (meth) acrylamide sulfate and the like. (Ii) Salts of dialkylaminohydroxyalkyl (meth) acrylamide such as 3-dimethylamino-2-hydroxypropyl (meth) acrylamide acetate, 3-diethylamino-2-hydroxypropyl (meth) acrylamide sulfate and the like. Further, as the polyfunctional monomer, N,
Divinyl compounds such as N'-methylenebisacrylamide, N, N'-methylenebismethacrylamide, polyethylene glycol di (meth) acrylate, polypropylene glycol di (meth) acrylate, divinylbenzene, and vinyl-based methylol compounds such as methylol methacrylamide And vinyl compounds such as vinyl aldehyde compounds such as acrolein and methyl acrylamide glycolate methyl ether. The polyfunctional monomer of the polymer used in the present invention is 0.000 to the total amount of the water-soluble vinyl monomer.
It is blended and copolymerized at a ratio of 5 to 0.003 wt%. When the amount of the polyfunctional monomer is less than 0.0005% by weight, only an effect equivalent to that of a commonly used polymer flocculant can be obtained, and when the amount exceeds 0.003% by weight, the amount added to the sludge becomes excessive. In a practical range of the addition amount, the effect is not recognized. The cationic vinyl polymer used in the present invention has a degree of cation (measurement method for cationic polymer flocculant physical properties and analysis method-3, according to Polymer Flocculant Industry Association) of 1 meq.
/ G or more, preferably 1.5 meq / g or more is particularly effective. The soluble inorganic salts contained in the sludge are mainly alkali metal and alkaline earth metal salts.
Examples include potassium chloride, sodium chloride, calcium chloride, magnesium chloride, ammonium chloride, potassium sulfate, sodium sulfate, calcium sulfate, ammonium sulfate, sodium nitrate, potassium nitrate and the like. In the sludge, one of these soluble inorganic salts is contained.
Seeds or two or more kinds may be contained. The concentration of the soluble inorganic salts was measured as follows. Put 50ml of sludge in a sedimentation tube and 3000rpm
After centrifugation for 10 minutes, the supernatant was removed and
Dry at 05 ° C to 110 ° C for 2 hours. Further, at 600 ° C. ± 25 ° C. in an electric furnace for 30 to 4 hours.
The mixture is heated for 0 minutes, allowed to cool in a desiccator, weighed, and the amount of the soluble inorganic salt in the sludge is measured. The concentration of the soluble inorganic salts in the sludge is particularly 0.3
% Or more is effective in practicing the method of the present invention. When the amount is less than 0.3%, it is often possible to treat with a usual chemical or flocculant. When the amount is more than 0.3%, dehydration becomes extremely difficult as described above, but the polymer of the present invention is used. Thus, dehydration can be easily performed. The upper limit of the concentration of the soluble inorganic salt is not particularly limited, and the dehydration can be carried out without any practical problem until the precipitation of the salt. The polymer used in the present invention can be copolymerized by a commonly used known polymerization method. In particular, a method of copolymerizing the water-soluble vinyl monomer and a small amount of a polyfunctional monomer in a hydrophobic surfactant and an organic solvent is preferable. If necessary, a chain transfer agent, a chelating agent and the like can be used. The polyfunctional monomer may be added at any time before, during or after the polymerization. For example, an aqueous solution containing a water-soluble vinyl monomer and a polyfunctional monomer and an organic dispersion medium containing a hydrophobic surfactant having an HLB of 3 to 6 are mixed and emulsified. There is a method of producing a water-in-oil cationic polymer emulsion by polymerizing at a temperature of 30 to 80 ° C (Japanese Patent Application No. 61-236250). A hydrophilic surfactant is added to this water-in-oil type emulsion, mixed with water, and phase-inverted into an oil-in-water type emulsion for use. The method for obtaining the cationic polymer of the present invention is as follows:
A method in which the functional group is finally modified into a cationic polymer by modifying the functional group may be used. For example, there is a method in which acrylamide is polymerized in advance to obtain polyacrylamide, and then this is converted into a cationic polymer by a Mannich reaction, a Hoffman decomposition reaction, or the like. The polymer used in the present invention may be in the form of a powder or a liquid such as an emulsion or a suspension, but an emulsion having good water dispersibility is preferred. Next, such a polymer is added to a sludge containing 0.3% or more of a soluble inorganic salt, and the mixture is stirred and mixed to obtain a tight hard floc. The method of adding, stirring and mixing the polymer to the sludge is not specified because it varies depending on the conditions of the sludge to be treated. 0.1 wt% or more and 5 wt% or less, preferably about 2 to 0.3 wt%, of a polymer active ingredient is added to the product (according to the sewer test method), and the mixture is rapidly stirred for a short time to form flocs, which are then dehydrated. And the like. Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples. EXAMPLES AND COMPARATIVE EXAMPLES 300.0 g of methyl quaternary chloride of dimethylaminoacrylate (DMAEA), 100.0 g of acrylamide (AMD), and 0 g of methylenebisacrylamide (MBA) (Sample A,
0 wt%), 0.004 g (Sample B, 0.0
01 wt%), 0.01 g (Sample C, 0.0
025 wt%), 0.02 g (Sample D, 0.
005 wt%) in 307 g of distilled water.
15.4 g of a nonionic surfactant having an LB of 4.2 was poured into 204.7 g of paraffin oil, and emulsified with a homogenizer. This was degassed with nitrogen gas, and a water-soluble azo catalyst was added for polymerization. 239.0 g of methyl quaternary chloride of dimethylaminoacrylate (DMAEA), 160.0 g of acrylamide (AMD), and 0 g of methylenebisacrylamide (MBA) (Sample E, 0 wt.
%), 0.004 g (Sample F, 0.001w)
t%), 0.01 g (Sample G, 0.0025
wt%), 0.02 g (Sample H, 0.005
wt%) is dissolved in 307 g of distilled water.
15.4 g of 4.2 nonionic surfactant was poured into 204.7 g of paraffin oil and emulsified by a homogenizer. This was degassed with nitrogen gas, and a water-soluble azo catalyst was added for polymerization. Dimethylaminoacrylate (DMAE)
An aqueous solution prepared by dissolving 239.0 g of a benzyl chloride quaternary product of A) and 160.0 g of acrylamide (AMD) in 307 g of distilled water was used as a nonionic surfactant 1 having an HLB of 4.2.
5.4 g was poured into 204.7 g of paraffin oil and emulsified with a homogenizer. This was degassed with nitrogen gas, and a water-soluble azo catalyst was added for polymerization (Sample I). Excess sludge (TS (evaporation residue): 3.73%, activated sludge) containing 0.8% of soluble inorganic salts, which was collected from a human wastewater treatment plant in which these polymers were diluted with seawater.
(Floating substance) 2.47%, VTS (Ignition loss of evaporation residue) 59.7%, VSS (Ignition loss of floating substance) 77.
4%) and stirred with a stirrer at 1000 rpm for 30 seconds, visually compared and determined by a floc size standard chart, and then poured onto a 60 mesh screen to measure the amount of drainage after 10 seconds. Further, the sludge remaining on the screen was dewatered at 2000 rpm for 5 minutes using a centrifugal separator with a circular sedimentation tube, and the water content was measured. Table 1 shows the results. As shown in Table 1, the sludge can be efficiently dewatered according to the method of the present invention. In addition, the same effect was obtained as a result of conducting a polymerization using polyethylene glycol diacrylate instead of the methylene bisacrylamide added at the time of the above-mentioned polymerization and using it for the above-mentioned sludge. The above-mentioned polymer was treated with excess sludge (T) of activated sludge having a soluble inorganic salt concentration of 0.55% collected from a chemical plant.
S 2.14%, SS 1.75%, VTS 65.4
%, VSS 80.0%) and 1000r with a stirrer
After stirring at pm for 30 seconds, a floc size standard chart was visually compared and judged, and then poured onto a 60-mesh screen, and the drainage amount after 10 seconds was measured. Further, the sludge remaining on the screen was dewatered at 2000 rpm for 5 minutes using a centrifuge with a circular sedimentation tube, and the water content was measured. Table 2 shows the results. As can be seen from Table 2, sludge can be efficiently dewatered according to the method of the present invention. The above-mentioned polymer was treated with excess sludge (TS) of activated sludge having a soluble inorganic salt concentration of 1.8% collected from a chemical factory.
4.22%, SS 1.59%, VTS 28.09
%, VSS 70.45%) and 1000 with a stirrer.
After stirring at rpm for 30 seconds, a floc size standard chart was visually compared and judged, and then poured onto a 60-mesh screen, and the drainage amount after 10 seconds was measured. Further, the sludge remaining on the screen was dewatered at 2000 rpm for 5 minutes by a centrifuge with a circular sedimentation tube, and the water content was measured. Table 3 shows the results. [Table 1] [Table 2] [Table 3] According to the method of the present invention, sludge can be efficiently dewatered.

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町田 益造 横浜市栄区笠間町1190番地 三井サイテ ック株式会社 大船技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−85199(JP,A) 特開 昭63−270510(JP,A) 特開 昭57−135099(JP,A) 特開 昭59−16599(JP,A) 特開 平7−313999(JP,A) 特開 平7−313997(JP,A) 特開 平7−314000(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 11/12 - 11/14 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continuation of the front page (72) Inventor Masuzo Machida 1190 Kasama-cho, Sakae-ku, Yokohama Mitsui Cytec, Inc. Ofuna Research Laboratory (56) References JP-A-64-85199 (JP, A) JP-A Sho JP-A-57-135099 (JP, A) JP-A-59-16599 (JP, A) JP-A-7-313999 (JP, A) JP-A-7-313997 (JP, A) A) JP-A-7-314000 (JP, A) (58) Fields investigated (Int. Cl. 7 , DB name) C02F 11/12-11/14

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 溶解性無機塩類が0.3%以上含む汚泥
に、多官能性モノマーを全モノマーに対して0.000
5wt%から0.003wt%の範囲で加えて重合して
得られたカチオン性ビニル系重合体を加え、フロックを
形成させ脱水することを特徴とする汚泥脱水方法。
(57) [Claims 1] In a sludge containing 0.3% or more of a soluble inorganic salt, a polyfunctional monomer is added in an amount of 0.000 to the total monomer.
A sludge dewatering method characterized by adding a cationic vinyl polymer obtained by adding and polymerizing in a range of 5 wt% to 0.003 wt% to form flocs and dewatering.
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