JP3457651B2 - 作業用ロボット - Google Patents

作業用ロボット

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JP3457651B2
JP3457651B2 JP2001169545A JP2001169545A JP3457651B2 JP 3457651 B2 JP3457651 B2 JP 3457651B2 JP 2001169545 A JP2001169545 A JP 2001169545A JP 2001169545 A JP2001169545 A JP 2001169545A JP 3457651 B2 JP3457651 B2 JP 3457651B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療現場での手術
支援又は大型構造物の加工・組み立て現場でのドリル穴
加工などの作業に用いられる作業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療現場での人工股関節や膝関節
などの置換手術においては、大腿骨や脛骨などの生体骨
に人工股関節などを組み込むための空洞穴又は取り付け
用座面を形成するために、手術支援用ないし作業用ロボ
ットが使用されてきている。この種の作業用ロボットと
しては、例えば特公平7−63472号公報に開示され
るように、先端に作業用工具を有する多自由度のマニピ
ュレータと、大腿骨などの生体骨を不動化する固定具
と、生体骨の位置を検出する検出器と、この検出器の信
号などに基づいて上記マニピュレータを制御する制御装
置とを備えたものが知られている。
【0003】そして、この作業用ロボットを用いて生体
骨を加工手術する場合、手術前に生体骨の基準となる座
標系における加工用プログラムを作成し、制御装置に入
力しておく。手術開始時には、先ず、固定具により生体
骨を不動化した後、検出器により生体骨の位置を測定
し、制御装置において、この検出器から得られるロボッ
トと生体骨の三次元座標系内における位置情報から、ロ
ボットの座標系から実際の生体骨の座標系に合わせて加
工用プログラムを修正する。しかる後、この修正した加
工用プログラムに従ってマニピュレータを制御し、作業
用工具にて加工手術を行う。また、加工手術中に検出器
から得られる生体骨の基準位置の変化から生体骨がずれ
たことが判明すると加工手術を中断し、改めて検出器に
より生体骨の位置を再度測定し、ロボットと生体骨の三
次元座標系内における位置情報から、生体骨の座標系に
合わせて加工用プログラムを再修正した上で加工手術を
再開する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、加工手術中に生体骨がずれる毎に加工を中断
し、検出器により得られる位置情報から加工用プログラ
ムの修正などを行った上で加工を再開しているため、加
工時間が長くなり、結果的に手術時間が延び、手術中の
血液喪失量が多くなるなど手術に悪影響を及ぼす虞があ
る。
【0005】そこで、この問題を解決するために、加工
手術中、検出器から得られる生体骨の基準位置の変化情
報に基づき加工用プログラムをリアルタイムに自動修正
しながら加工を続行することが考えられる。しかし、こ
の方法では、固定具により不動化した生体骨の座標軸は
三次元座標の任意の位置であり、この生体骨の座標軸に
位置及び方向を合わせた座標変換により、元の加工用プ
ログラムが3軸指令のものでも5軸以上の指令プログラ
ムになるが、多自由度のマニピュレータの制御は、同時
制御軸数が多くなるに従い、作業用工具の位置制御精度
が悪くなるとともに、作業用工具の傾斜制御のためのマ
ニピュレータの運動範囲が予測不可能でロボット近くに
待機して加工を補助する手術医に接触する危険性が増大
することから、実用化することはできない。
【0006】以上のような問題は、手術支援の作業用ロ
ボットの場合に限らず、大型構造物の加工又は組み立て
の現場でのドリル穴加工などの作業に用いられる作業用
ロボットの場合にもある。すなわち、この場合、加工前
に対象構造物の基準となる座標系における加工用プログ
ラムを作成し、また加工開始時には固定具により対象構
造物とロボットとを連結固定した後、ロボットに取り付
けた検出器から得られるロボットと対象構造物の三次元
座標系内における位置情報から、ロボットの座標系から
実際の対象構造物の座標系に合わせて加工用プログラム
を修正するが、加工中にロボット又は対象構造物の熱変
位や熱変形などにより両者間の相対的な位置又は方向が
ずれたときには加工を中断し、検出器により得られる位
置情報から加工用プログラムの修正などを行った上で加
工を再開する必要があるためである。
【0007】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その課題とするところは、医療現場での手術支
援又は大型構造物の加工・組み立て現場でのドリル穴加
工などの作業に用いられる作業用ロボットにおいて、そ
の作業中に対象物(生体骨又は構造物)とロボットとの
相対的な位置又は方向がずれたときでも安全性を確保し
つつ作業を続行できるようにし、もって作業時間の短縮
化を有効に図り得る作業用ロボットを提供せんとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、作業用ロボットとして、対
象物に対し作業用工具を予めプログラムされた制御指令
に基づいて移動させる作業用マニピュレータ部と、この
作業用マニピュレータ部を保持しかつ対象物のプログラ
ムで定めた基準位置及び基準座標軸方向に作業用マニピ
ュレータ部を合致させるように移動させる位置決め用マ
ニピュレータ部と、上記対象物の位置及び方向を作業開
始前及び作業中常に検出する検出手段と、この検出手段
の信号に基づいて上記位置決め用マニピュレータ部を制
御する制御手段とを備え、この制御手段を、作業中に対
象物の位置又は方向が変化したときその変化量に応じて
作業用マニピュレータ部を移動させるように位置決め用
マニピュレータ部を制御する構成とする。
【0009】この構成では、作業用ロボットのマニピュ
レータが作業用工具を保持する作業用マニピュレータ部
とこの作業用マニピュレータ部を保持する位置決め用マ
ニピュレータ部とからなり、作業用マニピュレータ部で
は予めプログラムされた制御指令つまり作業用プログラ
ムに基づいて対象物に対し作業用工具を移動させるよう
に動作し、位置決め用マニピュレータ部では作業用マニ
ピュレータ部を対象物の作業用プログラムで定めた基準
位置及び基準座標軸方向に合致させるように動作するた
め、作業開始時にロボットの座標系から実際の対象物の
座標系に合わせて作業用プログラムを修正することが不
要となるばかりでなく、作業中に対象物とロボットとの
相対的な位置又は方向が変化したときでも位置決め用マ
ニピュレータ部の動作により作業用マニピュレータ部な
いし作業用工具が変化量に応じて移動して対象物の基準
位置及び基準座標軸方向に合致するようになり、作業用
工具による作業位置などがずれることはなく、作業を中
断することもなく、またリアルタイムに作業用プログラ
ムを修正することもなく作業を続行することができる。
しかも、作業中に作業用プログラムの座標変換が不要で
あるため、作業用工具の位置制御精度が悪くなることは
なく、作業用工具の運動範囲の予測も可能であり、ロボ
ット近くに待機して作業を補助する者又は構造物と接触
する危険性もない。
【0010】請求項に係る発明は、上述した構成に加
えて、次のような構成をも要件とする。すなわち、上記
作業用マニピュレータ部は、三次元座標系の少なくとも
1軸方向に作業用工具を移動可能とする1自由度以上の
ものであり、上記位置決め用マニピュレータ部は、この
作業用マニピュレータ部による作業用工具の移動方向と
同じ軸方向の平行移動を除く三次元座標系の3軸回りの
回転及び2軸方向の平行移動が可能な5自由度のもので
あり、対象物のプログラムで定めた基準位置及び基準座
標軸方向に合致させる際位置決め用マニピュレータ部の
動作に加えて作業用マニピュレータ部をも動作させるよ
うに構成する。
【0011】この構成では、位置決め用マニピュレータ
部は5自由度のものであるが、対象物のプログラムで定
めた基準位置及び基準座標軸方向に合致させる際にはこ
の位置決め用マニピュレータ部の動作に加えて作業用マ
ニピュレータ部をも動作させることにより、6自由度の
場合と同様に位置及び方向を自在に変更することができ
るとともに、ロボットのマニピュレータ全体としての自
由度を少なくすることができる。しかも、この際、作業
用マニピュレータ部の動作は作業用工具を1軸方向に移
動させるもので、作業用プログラムに軸方向の位置修正
量を加えるだけで足りるため、作業用工具による作業の
続行に支障を来たすことはない。
【0012】請求項に係る発明は、請求項1記載の作
業用ロボットにおいて、対象物を固定するための多関節
のマニピュレータを備え、上記検出手段を、このマニピ
ュレータの各関節の動作から対象物の位置及び方向を検
出するように構成する。この構成では、検出手段が、対
象物固定用のマニピュレータの各関節の動作から対象物
の位置及び方向を検出する構成になっているため、その
検出精度が高いものになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の第1の実
施形態に係る作業用ロボットAを示し、この作業用ロボ
ットAは、医療現場での人工股関節又は人工膝関節など
の置換手術において、大腿骨や脛骨などの生体骨に人工
股関節などを組み込むための空洞穴又は取り付け用座面
を形成する手術支援のためのものである。
【0014】上記作業用ロボットAは、手術室の床面上
を移動可能でかつ固定して据え付けられる支持台1と、
この支持台1上に設けられたロボット本体としての主マ
ニピュレータ2と、生体骨を固定し又はその位置を測定
するための2つの補助マニピュレータ3,4と、支持台
1上に配置された制御装置5とを備えている。
【0015】上記主マニピュレータ2は、対象物である
生体骨の切削に用いる作業用工具としての切削工具6が
装着可能でかつこの切削工具6を回転駆動する主軸アタ
ッチメント7と、この主軸アタッチメント7ひいては切
削工具6を生体骨に対し予めプログラムされた制御指令
に基づいて移動させる作業用マニピュレータ部8と、こ
の作業用マニピュレータ部8を保持しかつ生体骨のプロ
グラムで定めた基準位置及び基準座標軸方向に作業用マ
ニピュレータ部8を合致させるように移動させる位置決
め用マニピュレータ部9とからなる。
【0016】上記作業用マニピュレータ部8は、図3に
も示すように、位置決め用マニピュレータ部9の後述す
るロボットアーム29に沿って三次元座標系の1つの水
平軸(図1のY軸)方向に移動可能に支持された主軸ユ
ニット10を有し、この主軸ユニット10は、サーボモ
ータなどのモータ11に駆動連結されたねじ送り機構1
2によりY軸方向に移動するようになっている。上記主
軸アタッチメント7は主軸ユニット10に対し、サーボ
モータなどのモータ13により三次元座標系の垂直軸
(図1のZ軸)回りに回転駆動されるように支持されて
いるとともに、サーボモータなどのモータ14により三
次元座標系における主軸ユニット10の移動方向と直交
する水平軸(図1のX軸)回りに回転駆動されるように
支持されている。よって、作業用マニピュレータ部8
は、主軸アタッチメント7及び切削工具6を3自由度で
もって回転又は平行移動(直進移動)させるようになっ
ている。
【0017】上記位置決め用マニピュレータ部9は、支
持台1上に立設された円筒状の固定柱16と、この固定
柱16内に挿入されかつサーボモータなどのモータ17
に駆動連結されたねじ送り機構18により固定柱16内
から上方に昇降動する昇降柱19と、この昇降柱19の
上端に回転可能に支持されかつ図4にも示す如くサーボ
モータなどのモータ20によりウォームギヤ21を介し
て垂直軸回りに回転駆動される回転台22と、この回転
台22上に水平軸(図1のX軸)回りに回転可能に支持
されかつサーボモータなどのモータ23により回転駆動
されるヘッド支持部材24と、このヘッド支持部材24
に支持されかつサーボモータなどのモータ25に駆動連
結されたねじ送り機構26によりヘッド支持部材24の
回転軸と同じ水平軸(図1のX軸)方向に移動するロボ
ットヘッド27と、このロボットヘッド27の移動方向
一端にこれと直交する水平軸(図1のY軸)回りに回転
可能に連結されかつサーボモータなどのモータ28によ
り回転駆動されるロボットアーム29とからなる。ロボ
ットアーム29の回転軸と同一方向に上記作業用マニピ
ュレータ部8の主軸ユニット10が移動可能に設けられ
ている。よって、位置決め用マニピュレータ部9は、主
軸ユニット10の移動方向ひいては切削工具6の直進方
向と同じ軸方向の平行移動を除く三次元座標系の3軸回
り回転及び2軸方向の平行移動が可能な5自由度のもの
であり、生体骨のプログラムで定めた基準位置及び基準
座標軸方向に合致させる際位置決め用マニピュレータ部
9の動作に加えて作業用マニピュレータ部8の支軸ユニ
ット10を平行移動させるようになっている。
【0018】一方、上記2つの補助マニピュレータ3,
4は、共に主マニピュレータ2(位置決め用マニピュレ
ータ部9)の固定柱16に固定した取付台30上に取り
付けられている。各補助マニピュレータ3,4は、6自
由度の多関節のもので、図5及び図6に詳示するよう
に、取付台30上に垂直軸(図1のZ軸)回りに回転可
能に支持されかつサーボモータなどのモータ31により
回転駆動される第1アーム32と、この第1アーム32
の上端に一端が関節軸回りに回転可能に連結されかつサ
ーボモータなどのモータ33により回転駆動される第2
アーム34と、この第2アーム34の他端に一端が関節
軸回り及び軸線回りに回転可能に連結されかつサーボモ
ータなどのモータ35及び36により各々回転駆動され
る第3アーム37と、この第3アーム37の他端に一端
が関節軸回りに回転可能に連結されかつサーボモータな
どのモータ38により回転駆動される第4アーム39
と、この第4アーム39の他端に関節軸回りに回転可能
に連結されかつサーボモータなどのモータ40により回
転駆動されるハンド部41とを有している。一方の補助
マニピュレータ3のハンド部41は、図12及び図13
に示すように、生体骨wを把持可能に設けられており、
他方の補助マニピュレータ4のハンド部41には生体骨
wの位置を測定するための接触子43が装着可能に設け
られている。
【0019】図7は作業用ロボットAの制御装置5のブ
ロック構成を示す。この制御装置5は、マイクロコンピ
ュータなどを内蔵するもので、機能的には主マニピュレ
ータ2の作業用マニピュレータ部8の各モータ11,1
3,14を制御する第1制御部51と、主マニピュレー
タ2の位置決め用マニピュレータ部9の各モータ17,
20,23,25,28を制御する第2制御部52と、
2つの補助マニピュレータ3,4の各モータ31,3
3,35,36,38,40を共に制御する第3制御部
53とを有する。
【0020】上記制御装置5は、更にデータ取込部55
と位置・方向算出部56とを有しており、データ取込部
55は、オンライン又はICカードなどの外部記憶媒体
を介して作業用プログラムなどのデータを取り込み、作
業用プログラムを第1制御部51に、基準位置及び基準
座標軸などの位置情報を第2制御部52にそれぞれ送信
する。また、データ取込部55で取り込んだデータは、
位置・方向算出部56にも送信される。
【0021】上記位置・方向算出部56は、補助マニピ
ュレータ3の各モータ31,33,35,36,38,
40の回転角度をそれぞれ検出する6個のエンコーダな
どの検出器からなる第1検出器群61の検出信号と、同
じく補助マニピュレータ4の各モータ31,33,3
5,36,38,40の回転角度をそれぞれ検出する6
個のエンコーダなどの検出器からなる第2検出器群62
の検出信号と、データ取込部55を介して取り込んだ補
助マニピュレータ3,4の各アーム32,34,37,
39の長さなどの情報とに基づいて生体骨wの位置及び
方向並びにそれらの変化量を作業開始前及び作業中常に
算出するようになっており、この位置・方向算出部56
と第1及び第2検出器群61,62とにより、請求項1
に係る発明にいう、対象物としての生体骨wの位置及び
方向を作業開始前及び作業中常に検出する検出手段63
が構成されている。また、位置・方向算出部56で算出
された情報は、第1制御部51及び第2制御部52に対
し共に送信され、特に第2制御部52は、この情報つま
り検出手段63の信号に基づいて位置決め用マニピュレ
ータ部9を制御する請求項1に係る発明にいう制御手段
として機能し、作業中に生体骨wの位置又は方向が変化
したときその変化量に応じて作業用マニピュレータ部8
の主軸ユニット10を移動させるように位置決め用マニ
ピュレータ部9を制御するようになっている。
【0022】次に、上記作業用ロボットAを用いて、生
体骨wとして例えば大腿骨に、図8に示すような人工股
関節70を組み込むための空洞穴を切削加工する場合の
作業手順を以下に説明する。尚、人工股関節70は、寛
骨臼カップコンポーネント71と骨頭コンポーネント7
2とステムコンポーネント73とからなり、大腿骨に対
してはステムコンポーネント73を組み込むものであ
る。
【0023】切削加工に先立って、コンピュータ断層撮
影装置(CT装置)により加工対象大腿骨wの断面画像
を一定ピッチで連続的に撮影する。その場合、作業用ロ
ボットAとは別のコンピュータに組み込まれた手術計画
システムソフトにより、先ず、図9に示すように、大腿
骨から得られた複数のCT断面画像81a,81b,8
1cから、大腿骨各断面の重心位置81ac,81b
c,81ccを各々算出し、各断面画像の重心近傍を通
る大腿骨の骨軸83を決定する。また、複数のCT断面
画像81a〜81cから大腿骨の三次元形状モデル82
を作成し、この三次元形状モデル82上の大腿骨の骨頭
84に最適な球モデル85を重ね合わせ、球モデル85
の中心を骨頭中心86として決定する。
【0024】続いて、図10に示すように、大腿骨の三
次元形状モデル82上の骨軸83及び骨頭中心86を基
準として、組み込むべき人工股関節の三次元モデル(斜
線部分)87の重ね合わせを行う。そして、この重ね合
わせから、図11に示すように、人工股関節を組み込む
ために大腿骨に切削加工すべき空洞穴(斜線部分)88
を決定する。また、大腿骨の三次元形状モデル82上の
骨軸83及び骨頭中心86から座標系及び加工原点89
を決定し、この座標系及び原点89を基準として切削工
具6による加工用ないし作業用プログラムを作成する。
この作業用プログラムなどの情報は、オンライン又はI
Cカードなどの外部記憶媒体を介して、作業用ロボット
Aの制御装置5のデータ取込部55に入力する。
【0025】以上のような準備作業(手術計画)を終え
た後、人工股関節の置換手術を行う。この手術において
は、図12に示すように、先ず、患者の大腿骨wの一部
を露出し、補助マニピュレータ3のハンド部41により
大腿骨wを常時把持して固定する。その際、補助マニピ
ュレータ3の各モータ31,33,35,36,38,
40の回転角度を検出する第1検出器群61の検出信号
に基づいて制御装置5の位置・方向算出部56が作業用
ロボットAに対する大腿骨wの固定位置を算出する。但
し、補助マニピュレータ3のハンド部41が大腿骨wを
把持する位置は任意の位置であるため、この時点では作
業用ロボットAに対する大腿骨wの位置及び方向は不定
である。
【0026】続いて、補助マニピュレータ4のハンド部
41に装着した接触子43により大腿骨wの露出表面の
複数点(30点程度)を測定し、制御装置5の位置・方
向算出部56において、上述した手術計画により得られ
かつデータ取込部55を介して取り込んだ三次元形状モ
デル82の表面上に、この測定点の重ね合わせ処理を実
行し、作業用ロボットAに対する大腿骨wの骨軸及び骨
頭中心位置など大腿骨の位置及び方向を決定する。
【0027】しかる後、図13に示すように、制御装置
5の第2制御部52による制御の下に主マニピュレータ
2の位置決め用マニピュレータ部9が動作をして、大腿
骨wの作業用プログラムで定めた基準の座標系及び原点
(つまり基準位置及び基準座標軸方向)に合わせて、切
削工具6を保持する作業用マニピュレータ部8の主軸ユ
ニット10の位置決めが行われる。詳しくは、切削工具
6の直進方向(つまり主軸ユニット10の移動方向)を
大腿骨wの骨軸方向に、位置決め用マニピュレータ部9
のモータ20の作動による回転台22の垂直軸回りの回
転とモータ23の作動によるヘッド支持部材24の水平
軸回りの回転とにより一致させる。また、大腿骨wの軸
心に対する骨頭中心位置で決まる大腿骨の姿勢に合わせ
て、位置決め用マニピュレータ部9のモータ28の作動
によりロボットアーム29がロボットヘッド27との連
結軸回りに旋回する。さらに、加工開始点へは、主軸ユ
ニット10ひいては切削工具6の平行移動を各々生じさ
せる位置決め用マニピュレータ部9の昇降柱19の固定
柱16に対する昇降動とロボットヘッド27のヘッド支
持部材24上での移動と主軸ユニット10のロボットア
ーム29に沿った移動とにより一致させる。
【0028】この位置決めが完了した後、制御装置5の
第1制御部51の制御の下に主軸アタッチメント7によ
り切削工具6が回転するとともに、主マニピュレータ2
の作業用マニピュレータ部8が作業用プログラムに基づ
いた動作をすることにより、大腿骨wに空洞穴を形成す
るための切削加工が行われる。
【0029】この切削加工中に補助マニピュレータ3の
ハンド部41に把持された大腿骨wの位置及び方向がず
れ、制御装置5の位置・方向算出部56がそのずれを検
出した場合には、検出された変化情報に基づいて、主マ
ニピュレータ2の位置決め用マニピュレータ部9が修正
動作をして、作業用マニピュレータ部8を位置決め状態
に保持する。その際、作業用マニピュレータ部8の主軸
ユニット10が位置決め用マニピュレータ部9のロボッ
トアーム29に沿って修正移動することから、この移動
量に応じて作業用プログラムに修正する必要があるが、
この作業用プログラムの修正は単に切削工具6の直進方
向の位置修正に過ぎないので、切削加工の中断を要する
ことはなく、切削加工を続行することができる。
【0030】このように、本実施形態の作業用ロボット
Aを用いて生体骨wを切削加工する場合、加工開始時に
作業用ロボットAの座標系から実際の生体骨wの座標系
に合わせて作業用プログラムを修正する必要がないばか
りでなく、切削加工中に生体骨wの位置又は方向がずれ
たときでも主マニピュレータ2の位置決め用マニピュレ
ータ部9の動作により作業用マニピュレータ部8が加工
開始前の位置決め状態に保持されるため、切削加工を中
断することなく続行することができ、加工時間ひいては
手術時間の短縮化を図ることができる。
【0031】しかも、切削加工中に作業用プログラムの
座標変換が不要であるため、切削工具6の位置制御精度
が悪くなることはなく、切削工具6の運動範囲の予測も
可能であるため、作業用ロボットAの近くに待機して加
工を補助する手術医などと接触する危険性はなく、安全
性を確保することができる。
【0032】その上、上記作業用ロボットAにおいて
は、生体骨wの作業用プログラムで定めた基準の基準位
置及び基準座標軸方向に合わせて作業用マニピュレータ
部8の位置決めを行う際位置決め用マニピュレータ部9
の動作に加えて作業用マニピュレータ部8をも動作させ
ることにより、切削工具6による加工の続行に支障を来
たすことなく、6自由度の場合と同様に位置及び方向を
自在に変更することができるとともに、主マニピュレー
タ2全体としての自由度を少なくすることができ、コス
ト面などで実施化を図る上で有利である。
【0033】さらに、上記作業用ロボットAにおいて
は、生体骨wを固定し又は測定するための2つの多関節
の補助マニピュレータ3,4の各関節の動作(詳しくは
各モータ31,33,35,36,38,40の回転角
度)をそれぞれ第1及び第2検出器群61,62により
測定し、この両検出器群61,62からの信号に基づい
て制御装置5の位置・方向算出部56で生体骨wの位置
及び方向を検出しているため、その検出精度を高めるこ
とができる。
【0034】図14は本発明の第2の実施形態に係る作
業用ロボットBを示し、この作業用ロボットBは、ロボ
ットよりも遥かに大きな大型構造物の加工又は組み立て
現場でのドリル穴加工に用いるものである。
【0035】上記作業用ロボットBは、第1の実施形態
に係る作業用ロボットAと比べて、主マニピュレータ2
の作業用マニピュレータ部8の構成が異なるだけであ
る。すなわち、作業用マニピュレータ部8は、第1の実
施形態の場合と同様に位置決め用マニピュレータ部9の
ロボットアーム29に沿って三次元座標系の1つの水平
軸(図14のY軸)方向に移動可能に支持されかつモー
タ100により駆動される主軸ユニット101を有する
が、この支軸ユニット101に対し主軸アタッチメント
102が固定されており、この主軸アタッチメント10
1に装着される作業用工具としての切削工具103は、
主軸ユニット101の移動方向に向くようになってい
る。よって、本実施形態の場合、作業用マニピュレータ
部8は、主軸アタッチメント102及び切削工具103
を1自由度でもって平行移動(直進移動)させるように
なっている。
【0036】尚、作業用ロボットBのその他の構成は、
第1の実施形態に係る作業用ロボットAの場合と同じで
あるので、同一部材には同一符号を付してその説明は省
略する。また、作業用ロボットBの制御装置5などの構
成も、図示していないが第1の実施形態に係る作業用ロ
ボットAの場合と同じであり、以下の説明ではこの作業
用ロボットAの場合に図7中などで付した符号を引用す
る。
【0037】そして、上記作業用ロボットBを用いて大
型構造物の加工又は組み立て現場でのドリル穴加工をす
る場合の作業手順は、第1の実施形態において準備作業
(手術計画)を終えた後人工股関節の置換手術を行う場
合の作業手順と略同様に行われる。
【0038】すなわち、図15に示すように、先ず、補
助マニピュレータ3のハンド部41により大型構造物1
10の任意の個所111を常時把持して固定する。その
際、補助マニピュレータ3の各モータ31,33,3
5,36,38,40の回転角度を検出する第1検出器
群61の検出信号に基づいて制御装置5の位置・方向算
出部56が作業用ロボットBに対する大型構造物110
の固定位置を算出する。続いて、補助マニピュレータ4
のハンド部41に装着した接触子43により大型構造物
110の複数点を測定することにより、制御装置5の位
置・方向算出部56において、作業用ロボットBに対す
る大型構造物110の位置及び方向を決定する。
【0039】しかる後、図16に示すように、制御装置
5の第2制御部52による制御の下に主マニピュレータ
2の位置決め用マニピュレータ部9が動作をして、大型
構造物110の作業用プログラムで定めた基準位置及び
基準座標軸方向に合わせて、切削工具103を保持する
作業用マニピュレータ部8の主軸ユニット101の位置
決めが行われる。この位置決めが完了した後、制御装置
5の第1制御部51の制御の下に主軸アタッチメント1
02により切削工具103が回転するとともに、主マニ
ピュレータ2の作業用マニピュレータ部8が作業用プロ
グラムに基づいた動作つまり直進移動をすることによ
り、大型構造物110に対しドリル穴加工が行われる。
【0040】この加工中に補助マニピュレータ3のハン
ド部41に把持された大型建造物110のロボットBに
対する相対的な位置又は方向がロボットB又は大型構造
物110の熱変位や熱変形などにより変化し、制御装置
5の位置・方向算出部56がその変化を検出した場合に
は、検出された変化情報に基づいて、主マニピュレータ
2の位置決め用マニピュレータ部9が修正動作をして、
作業用マニピュレータ部8を位置決め状態に保持するた
め、中断を要することなくドリル穴加工を続行すること
ができ、作業時間の短縮化を図ることができる。
【0041】尚、本発明は上記第1及び第2の実施形態
に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包
含するものである。例えば上記各実施形態では、対象物
としての生体骨w又は大型構造物110の位置及び方向
を作業開始前及び作業中常に検出する検出手段63とし
て、対象物を固定し又は測定するための2つの多関節の
補助マニピュレータ3,4の各関節の動作をそれぞれ第
1及び第2検出器群61,62により測定し、この両検
出器群61,62からの信号に基づいて制御装置5の位
置・方向算出部56で対象物の位置及び方向を検出する
ように構成したが、本発明は、これに変えて、例えば2
個以上のCCDカメラなどを用いて立体画像的に対象物
の位置及び方向を測定して検出するように構成してもよ
い。
【0042】また、上記各実施形態では、対象物を固定
し又は測定するための2つの多関節の補助マニピュレー
タ3,4において、それぞれモータ制御により各アーム
32,34,37,39及びハンド部41が自動的に動
作をする構成としたが、本発明は、各補助マニピュレー
タ3,4の各アーム32,34,37,39及びハンド
部41が手動により動作をするように構成してもよい。
その場合、各補助マニピュレータ3,4の各関節にはエ
ンコーダのみを取り付けて対象物の位置及び方向を検出
するようにしてもよく、また各関節ではねじ止めやサー
ボロックなどにより固定するようにしてもよい。
【0043】さらに、上記第2の実施形態では、大型構
造物に対する作業として、ドリル穴加工に用いる場合に
ついて述べたが、本発明の作業用ロボットは、ドリル穴
加工に限らず、ねじ止めなどの作業に用いる場合にも同
様に適用することができるのは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の作業用ロボット
によれば、作業開始時にロボットの座標系から実際の対
象物の座標系に合わせて作業用プログラムを修正するこ
とが不要となるばかりでなく、作業中に対象物とロボッ
トとの相対的な位置又は方向が変化したときでも位置決
め用マニピュレータ部の動作により作業用マニピュレー
タ部ないし作業用工具が変化量に応じて移動して対象物
の基準位置及び基準座標軸方向に合致するようになるた
め、作業を中断することなく続行することができ、作業
時間の短縮化を図ることができる。しかも、作業中に作
業用プログラムの座標変換が不要であるため、作業用工
具の位置制御精度が悪くなることはなく、作業用工具の
運動範囲の予測も可能であり、ロボット近くに待機して
作業を補助する者又は構造物と接触する危険性もなく、
安全性を確保することができるものである。
【0045】また、本発明では、対象物のプログラムで
定めた基準位置及び基準座標軸方向に合致させる際位置
決め用マニピュレータ部の動作に加えて作業用マニピュ
レータ部をも動作させることにより、作業用工具による
作業の続行に支障を来たすことなく、6自由度の場合と
同様に位置及び方向を自在に変更することができるとと
もに、マニピュレータ全体としての自由度を少なくする
ことができ、実施化を図る上で有効なものである。
【0046】特に、請求項に係る発明では、対象物固
定用のマニピュレータの各関節の動作から対象物の位置
及び方向を検出するように検出手段を構成することによ
り、その検出精度を高めることができるという効果をも
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る作業用ロボット
の斜視図である。
【図2】上記作業用ロボットの縦断側面図である。
【図3】図2のX方向から一部切開してみた矢視図であ
る。
【図4】図2のY−Y線における断面図である。
【図5】作業用ロボットの補助マニピュレータの構成を
示す一部切開側面図である。
【図6】図5のZ−Z線における拡大断面図である。
【図7】作業用ロボットの制御系のブロック構成図であ
る。
【図8】人工股関節の正面図である。
【図9】大腿骨の三次元形状モデルを作成する方法を説
明するための図である。
【図10】上記三次元形状モデル上に人工股関節の三次
元モデルを重ね合わせた状態を示す図である。
【図11】切削工具による作業用プログラムを作成する
方法を説明するための図である。
【図12】作業用ロボットの補助マニピュレータのハン
ド部により大腿骨を固定した状態を示す斜視図である。
【図13】作業用ロボットが大腿骨に対し切削加工を行
っている状態を示す斜視図である。
【図14】第2の実施形態を示す図1相当図である。
【図15】作業用ロボットの補助マニピュレータのハン
ド部により大型構造物を固定した状態を示す斜視図であ
る。
【図16】作業用ロボットが大型構造物に対しドリル穴
加工を行っている状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
A,B 作業用ロボット w 生体骨(大腿骨,対象物) 2 主マニピュレータ 3,4 補助マニピュレータ 5 制御装置 6,103 切削工具(作業用工具) 8 作業用マニピュレータ部 9 位置決め用マニピュレータ部 52 第2制御部(制御手段) 56 位置・方向算出部 61,62 検出器群 63 検出手段 110 大型構造物

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に対し作業用工具を予めプログラ
    ムされた制御指令に基づいて移動させる作業用マニピュ
    レータ部と、 この作業用マニピュレータ部を保持しかつ対象物のプロ
    グラムで定めた基準位置及び基準座標軸方向に作業用マ
    ニピュレータ部を合致させるように移動させる位置決め
    用マニピュレータ部と、 上記対象物の位置及び方向を作業開始前及び作業中常に
    検出する検出手段と、 この検出手段の信号に基づいて上記位置決め用マニピュ
    レータ部を制御する制御手段とを備え、この制御手段
    は、作業中に対象物の位置又は方向が変化したときその
    変化量に応じて作業用マニピュレータ部を移動させるよ
    うに位置決め用マニピュレータ部を制御するようになっ
    おり、 上記作業用マニピュレータ部は、三次元座標系の少なく
    とも1軸方向に作業用工具を移動可能とする1自由度以
    上のものであり、上記位置決め用マニピュレータ部は、
    この作業用マニピュレータ部による作業用工具の移動方
    向と同じ軸方向の平行移動を除く三次元座標系の3軸回
    りの回転及び2軸方向の平行移動が可能な5自由度のも
    のであり、対象物のプログラムで定めた基準位置及び基
    準座標軸方向に合致させる際位置決め用マニピュレータ
    部の動作に加えて作業用マニピュレータ部をも動作させ
    るように構成されている ことを特徴とする作業用ロボッ
    ト。
  2. 【請求項2】 対象物を固定するための多関節のマニピ
    ュレータを備え、上記検出手段は、このマニピュレータ
    の各関節の動作から対象物の位置及び方向を検出するよ
    うに構成されている請求項1記載の作業用ロボット。
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