JP3456103B2 - 収納設備の吊掛け体取付け構造 - Google Patents

収納設備の吊掛け体取付け構造

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JP3456103B2
JP3456103B2 JP31169096A JP31169096A JP3456103B2 JP 3456103 B2 JP3456103 B2 JP 3456103B2 JP 31169096 A JP31169096 A JP 31169096A JP 31169096 A JP31169096 A JP 31169096A JP 3456103 B2 JP3456103 B2 JP 3456103B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイルホルダー
などの保持対象物の被係止部がスライドによって係脱す
るとともにこの被係止部に係止して保持対象物を吊り下
げ保持する吊掛け体を複数個、収納設備の支持部材に収
納設備横方向に並べて連結する収納設備の吊掛け体取付
け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記収納設備において、たとえば、病院
のカルテをファイルホルダーに入れて収納し、カルテク
レーンが収納設備の前側を制御装置からの指令に基づい
て自動的に移動し、必要となったカルテが入っているフ
ァイルホルダーの吊掛け体を探索してそのファイルホル
ダーを取り出してくるとか、不要となったカルテの入っ
ているファイルホルダーを保持させるべき吊掛け体を探
索してそのファイルホルダーを収納するように自動化す
る場合、カルテクレーンがファイルホルダーをミスしな
いで出し入れするように、各吊掛け体を支持部材にずれ
動かないように固定して支持させる必要がある。
【0003】この種収納設備において、従来、たとえば
実公昭57−23181号公報に示されるように、複数
個の吊掛け体としての位置決め部品を支持部材に懸垂支
持させるとともに、複数個の位置決め部品に挿通して締
付け作用する組合わせ横棒によって複数個の位置決め部
品を一体化することにより、吊掛け体を支持部材に固定
させるものがあった。また、たとえば特公昭60−62
44号公報に示されるように、複数個の吊掛け体として
の支持レールを所定のレール間隔で並んで支持部材とし
ての棚に固設することにより、吊掛け体を支持部材に固
定させるものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】たとえば病院のカルテ
を収納するに当たり、患者によってはカルテのボリュー
ムが異なることから、収納容量が小である薄手のファイ
ルホルダーを利用すれば済む場合と、収納容量が大であ
る厚手のファイルホルダーが必要になる場合とがある。
そして、厚手のファイルホルダーは、薄手のファイルホ
ルダーよりも吊り下げ間隔を広くする必要がある。しか
し、従来の吊掛け体取付け技術にあっては、吊掛け体を
一定間隔のみで支持部材に取り付けるものであり、図1
3および図14に示す如き問題があった。すわなち、図
13(イ)に示す如く薄手のファイルホルダー4Xの場
合に、このファイルホルダー4Xを蜜に並べて吊り下げ
ることができ、収納設備の収納用スペースを無駄なく利
用してできるだけ数多く収納できるようにすると、図1
3(ロ),(ハ)に示す如くこのファイルホルダー4X
よりも収納容量が大である厚手のファイルホルダー4
Y,4Zの場合、吊掛け体20を一つとばしとか二つと
ばしとかにして吊り下げねばならず、使用しない吊掛け
体20ができて吊掛け体20が無駄になる問題が発生し
ていた。この場合とは逆に、図14(イ)に示す如く厚
手のファイルホルダー4Zの場合に、このファイルホル
ダー4Zを蜜に並べて吊り下げることができ、収納設備
の収納用スペースを無駄なく利用してできるだけ数多く
収納できるようにすると、図14(ロ),(ハ)に示す
如くこのファイルホルダー4Zよりも収納容量が小であ
る薄手のファイルホルダー4X,4Yの場合、ファイル
ホルダー4X,4Yどうしの間隔が厚手ファイルホルダ
ー4Zの場合の間隔よりも広くなり、収納設備が有する
収納用スペースの割りには、収納できるファイルホルダ
ーの数量が少なくなる問題が発生していた。本発明の目
的は、厚さが異なる保持対象物でも、無駄な吊掛け体や
支持部材ができないようにしながら収納用スペースを極
力有効に利用してできるだけ数多く収納できるようにす
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】目的達成のために、請求
項1に記載の発明によれば、保持対象物の被係止部がス
ライドによって係脱するとともにこの被係止部に係止し
て保持対象物を吊り下げ保持する吊掛け体を複数個、収
納設備の支持部材に収納設備横方向に並べて連結する収
納設備の吊掛け体取付け構造において、吊掛け体のため
の連結部を複数個、収納設備横方向に並べて支持部材に
備えるとともに、前記複数個の連結部を、吊掛け体の間
隔を調節するために連結部毎に吊掛け体が着脱するよう
に構成してあるものだから、保持対象物の厚さが薄い場
合には、支持部材が備える複数個の連結部の全てに吊掛
け体を取り付けて各吊掛け体に保持対象物を保持させ、
保持対象物の厚さが少し厚い場合には、支持部材の複数
個の連結部に一つとばしで吊掛け体を取り付けて各吊掛
け体に保持対象物を保持させ、保持対象物の厚さがさら
に厚い場合には、支持部材の複数個の連結部に二つとば
しで吊掛け体を取り付けて各吊掛け体に保持対象物を保
持させるなど、支持部材が備える複数個の連結部から保
持対象物の厚さに応じた配列ピッチで位置するものを選
択して、選択した複数個の連結部それぞれに吊掛け体を
取り付けて保持対象物を保持させ、保持対象物の厚さが
異なっても、その保持対象物を収納するためのものとし
て収納設備の全幅にわたって設定されたスペースとか、
一部に設定されたスペースに極力蜜に並べて吊り下げら
れるとともに、その厚さの保持対象物を収納するために
支持部材に取り付ける必要がある吊掛け体としては、そ
の保持対象物の数量に等しい数量だけの吊掛け体で済ま
せられる。
【0006】保持対象物の厚さが異なっても、その保持
対象物を極力蜜に並べて必要最小限の数量の吊掛け体で
収容できるようにするに当たり、厚さが異なる複数種の
保持対象物に各別に対応させて、必要最小限の数量の吊
掛け体を所定の配列ピッチで連結できるように構成した
支持部材を準備しておき、これら複数種の支持部材から
収納する保持対象物に対応するものを選択して使用する
ようにしてもできる。しかし、この場合、保持対象物の
種類に等しい数量の種類の支持部材を準備する必要があ
る。これに対し、請求項1に記載の発明によれば、一種
の支持部材を複数種の保持対象物に兼用でき、たとえ保
持対象物の種類が多くて全ての保持対象物を一種の支持
部材でカバーできないことから複数種の支持部材を準備
するとしても、比較的少ない種類の支持部材で済ませら
れる。
【0007】これにより、保持対象物の厚さが異なって
も、所定の収納用スペースを極力無駄なく利用してでき
るだけ数多く収納でき、しかも、無駄な支持部材や吊掛
け体が極力できないようにして経済面などで有利に収納
できる。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、前記支持
部材の前記連結部が、前記吊掛け体の前端部に作用する
第1連結部と、前記吊掛け体の後端部に作用する第2連
結部とから成るものだから、収納設備の仕様を厚さが異
なる保持対象物を収納するものに変更するとか、厚さが
異なる保持対象物を収容するように吊掛け体の配列ピッ
チが異なる複数種の収納部を組み立てるとかの作業を行
うに当たり、吊掛け体の前端側と後端側とを着脱するだ
けで操作簡単に吊掛け体を支持部材に着脱し、吊掛け体
着脱の面から操作簡単かつ能率よく作業できる。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、前記連結
部が前記吊掛け体を吊り下げ支持するために吊掛け体に
係合する方向と、吊掛け体の収納設備横方向での位置決
めを行うために吊掛け体に係合する方向とを同一方向に
設定してあるものだから、吊掛け体を支持部材に対して
着脱するに当たり、吊掛け体を支持部材に対して一方に
移動操作するだけで一挙に吊り下げ支持の連結も位置ず
れ防止の連結も行われるようにでき、他方に移動操作す
るだけで一挙に吊り下げ支持の連結も位置ずれ防止の連
結も解除でき、収納設備の仕様変更とか組み立てとかが
吊掛け体着脱の面から一層操作簡単かつ能率よくでき
る。
【0010】請求項4に記載の発明によれば、前記吊掛
け体の一部分が摺動自在に入り込む収納設備前後方向の
スリットと、このスリットの横側で吊掛け体を受止めて
吊り下げる支持部と、前記スリットの内部で吊掛け体に
当接して吊掛け体の収納設備横方向での位置決めを行う
ストッパー部とを前記連結部に備えてあるものだから、
連結部を前記スリットを備えるだけの簡単な構造にしな
がら、連結部が吊掛け体の吊り下げ支持と位置ずれ防止
とを行うようにできるとともに、吊掛け体を連結部に操
作簡単に着脱できるようにでき、吊掛け体を支持部材に
支持面でも操作面でも有利に連結できるものが構造面か
ら安価に得られる。
【0011】請求項5に記載の発明によれば、前記吊掛
け体を前記第1連結部に係脱させる取付部と、前記被係
止部を前記吊掛け体の内部空間に導入する案内部とを前
記吊掛け体に形成する前端部を、前記吊掛け体の前記保
持対象物を吊り下げ支持する吊掛け体本体とは別部品に
形成してこの吊掛け体本体に連結してあるものだから、
保持対象物の被係止部を案内部による導入によって吊掛
け体の内部空間にスムーズに挿入させ、保持対象物を吊
掛け体に迅速かつ容易に吊り下げることができる。その
割りには、案内部および取付部を備えるために吊掛け体
本体に比して複雑な形状になる前端部と、吊掛け体本体
とを、一挙に作成するよりも別々に容易にかつ精度よく
作成し、吊掛け体全体としては容易かつ精度よい状態に
比較的安価に得られる。
【0012】請求項6に記載の発明によれば、前記保持
対象物がファイルホルダーであるから、病院のカルテな
どの書類とか、シートやカードとかを分類し、必要な際
には取り出しやすく利用しやすい状態に収納できるとと
もに、分類によってボリュームが異なっても、収納スペ
ースを極力無駄なく利用して、かつ、無駄な支持部材や
吊掛け体が極力できないようにして経済面などで有利に
収納できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、前後一対の架
台フレーム1a,1aをこの架台フレーム1aの両端側
に位置する連結フレーム1bで連結して成る基礎架台1
と、この基礎架台1の左右側の前後に立設するとともに
側面パネル2を備えている支柱3と、基礎架台1の上方
に上下複数段に並んで各支柱3に支持されているととも
に下面側に左右方向に並ぶ複数個の吊掛け体20を備え
ている複数個の棚板状の支持部材10とにより、収納設
備を構成してある。
【0014】この収納設備は、主として病院のカルテを
図2の如きファイルホルダー4に入れて各支持部材10
の下面側に収納設備横方向に並べて吊り下げ収納するも
のである。また、カルテの出し入れは、作業者がファイ
ルホルダー4を手で持って吊掛け体20に着脱すること
によって行うか、あるいは、収納設備の前側にカルテク
レーン(図示せず)を制御装置からの指令に基づいて収
納設備の横および上下方向に自動的に移動するように設
け、このカルテクレーンによってファイルホルダー4を
吊掛け体20に着脱させることによって行うものであ
り、詳しくは次の如く構成してある。
【0015】図2に示すように、ファイルホルダー4
は、紙製または合成樹脂製のホルダーシートを両端側が
表紙4aになり、中間部が表紙間に位置するまち底部4
bになるように折り畳み、両表紙4a,4aの上端部に
ファイルホルダー4の前後方向に長い補強材5を付設す
るとともに、両表紙4a,4aの補強材5どうしを両者
間の噛み合い式連結手段(図示せず)によって連結した
り、この連結を解除したりできるようにすることによっ
て構成してある。すなわち、カルテを両表紙4a,4a
の間に挟んで収納する。そして、カルテの枚数が少ない
などファイルホルダー4に収納するカルテのボリューム
が小である場合には、まち底部4bの横幅Wが狭い薄手
のファイルホルダー4を使用し、ボリュームが大である
場合には、まち底部4bの横幅Wが広い厚手のファイル
ホルダー4を使用する。尚、補強材5の両端側に備えて
ある爪孔5aは、前記カルテクレーンによってカルテを
出し入れする際にカルテクレーンのホルダー支持爪を係
合させるものである。
【0016】図2および図3に示すように、前記複数個
の吊掛け体20は、各吊掛け体20の前端側と後端側の
両端部において折り曲げ板金で成る前記支持部材10に
連結して支持させてある。各吊掛け体2の前端側に、フ
ァイルホルダー4の表紙4aと補強材5とを抜差しでき
るホルダー抜差し口21と、このホルダー抜差し口21
に補強材5を左右一対の傾斜案内面22a,22aによ
って導入する案内部22とを備え、図3(ロ)に明示す
る如く補強材5が入る内部空間23と、補強材5から垂
下する表紙4aが通るスリット24とを吊掛け体20の
ほぼ全長にわたって備え、前記内部空間23の後端側を
閉じて補強材5の突出を防止したり、補強材5の入り込
み長さを設定したりする蓋部25を吊掛け体20の後端
側に備え、ファイルホルダー4の補強材5が存在する上
端部を吊掛け体20に対してスライドさせてホルダー抜
差し口21から抜差しできるように構成するとともに、
挿入した際には、吊掛け体20がスリット24の両横側
の吊り作用部26で補強材5に係合してファイルホルダ
ー4を吊り下げ保持するように構成してある。
【0017】つまり、カルテを収納するには、そのカル
テのボリュームに合った厚さのファイルホルダー4に挟
み込み、収納設備の上下方向および横方向に並ぶ複数個
の吊掛け体20からその厚さのファイルホルダー4を収
納できる間隔で並んでいる吊掛け体列に位置する一つの
吊掛け体20を選択し、この吊掛け体20にファイルホ
ルダー4の補強材5をホルダー抜差し口21から挿入し
て係合させ、ファイルホルダー4の補強材5を吊掛け体
20が係合する被係止部に利用して、ファイルホルダー
4を吊掛け体20から吊り下げる。このとき、案内部2
2の作用により、補強材5をホルダー抜差し口21に確
実かつスムーズに挿入できる。そして、カルテを取り出
すには、収納設備の上下方向および横方向に並ぶ複数個
の吊掛け体20からそのカルテが入ったファイルホルダ
ー4を保持している吊掛け体20を探し、この吊掛け体
20からファイルホルダー4の補強材5を前方側にスラ
イド操作して抜き出すことにより、ファイルホルダー4
を吊掛け体20から取り外すのである。
【0018】図4に示すように、各吊掛け体20は、吊
掛け体20の大部分を形成する吊掛け体本体27と、吊
掛け体20の前記ホルダー抜差し口21および案内部2
2などを形成する前端部28と、前記蓋部25との三つ
の部品27,28,25に分けて別々に成型し、成型後
の三部品27,28,25を連結することによって作成
してある。すなわち、吊掛け体本体27は、前記内部空
間23およびスリット24を形成する角筒部と、この角
筒部の上面側に連結する横断面T字型のレール部29と
を備えるように成型した合成樹脂製の筒状体によって作
成してある。前端部28は、図4および図5に示す如く
前記ホルダー抜差し口21、案内部22、前記内部空間
23の前端側の一部のそれぞれを形成する前端部本体2
8と、この前端部本体28の上部から前方に突出すると
ともに両横側に切欠き30aを有する突出部30と、前
端部本体28から後方に突出する第1連結部28aおよ
び第2連結部28bとを備えるように成型した合成樹脂
製の部材によって作成し、図3に示す如く第1連結部2
8aを吊掛け体本体27の前記レール部29の前端部に
外嵌させ、第2連結部28bを吊掛け体本体27の角筒
部の前端部に内嵌させることにより、吊掛け体本体27
の前端側に連結するように構成してある。蓋部25は、
図4に示す如く前記内部空間23の後端側を閉じる蓋部
本体25と、この蓋部本体25の内面側に突出する連結
部25aと、蓋部本体25の下端部から前方に突出する
とともに前記スリット24の後端側の一部を形成する板
状部25bとを備えるように成型した合成樹脂製の部材
によって作成し、図3に示す如く連結部25aを吊掛け
体本体27の角筒部の後端部に内嵌させることにより、
吊掛け体本体27に連結するように構成してある。
【0019】前記前端部28の前記突出部30により、
吊掛け体20の前端側を支持部材10に連結する前側取
付部30を形成し、吊掛け体本体27の前記レール部2
9の後端部分29aにより、吊掛け体20の後端側を支
持部材10に連結する後側取付部29aを形成し、各吊
掛け体20を、図3に示す如く吊掛け体20の前記前側
取付部30が連結する第1連結部11と、吊掛け体20
の前記後側取付部29aが連結する第2連結部12と、
吊掛け体20の後端側に作用する固定具13とを備える
吊掛け体取付け構造によって支持部材10に取り付けて
ある。
【0020】すなわち、図3および図6に示すように、
支持部材10を、収納設備の全幅および奥行きにほぼ等
しい横方向長さと前後方向長さとを備えて全ての吊掛け
体20の上方を覆うカバー部14と、このカバー部14
の前端側の下側に位置するとともに収納設備の全幅にほ
ぼ等しい横方向長さを有する前帯板部15と、カバー部
14の後端側の下側に位置するとともに収納設備の全幅
にほぼ等しい横方向長さを有する後帯板部16とを備え
るように折り曲げ成形した板金体と、カバー部14の下
面側にボルト連結する補強平板17とによって形成して
ある。図6〜図7に示すように、前記前帯板部15と後
帯板部16との両者に収納設備横方向に等間隔で並ぶ複
数本のスリット18,19を備えさせるとともに、前帯
板部側のスリット18の配列ピッチと、後帯板部側のス
リット19の配列ピッチとが同一になり、かつ、前後方
向に対向し合う前帯板部側の一本のスリット18と、後
帯板部側の一本のスリット19とが一直線上に位置する
ように両スリット18,19を配列し、前帯板部15の
一本のスリット18と、このスリット18の両横側に位
置する前帯板部分で成る支持部15aと、スリット18
に内部に位置する前帯板部分の側面で成るストッパー部
15bとによって一つの前記第1連結部11を構成し、
後帯板部16の一本のスリット19と、このスリット1
9の両横側に位置する後帯板部分で成る支持部16a
と、スリット19の内部に位置する後帯板部分の側面で
なるストッパー部16bとによって一つの前記第2連結
部12を構成してある。
【0021】前帯板部15のスリット18も、後帯板部
16のスリット19も設備前後方向に沿うスリットであ
り、前帯板部15のスリット18は後方向きに開口し、
後帯板部16のスリット19は前方向きに開口してい
る。これにより、吊掛け体20を第1連結部11に対し
てその後方側から吊掛け体前方側にスライド移動させる
ことにより、図8に明示する如く前側取付部30の前記
切欠き30aどうしの間の部分がスリット18に入り込
み、前側取付部30が第1連結部11の支持部15aに
もストッパー部15bにも係合する。すると、第1連結
部11は、スリット18の両横側の支持部15aによっ
て前側取付部30の切欠き内の上側面部分に受け止め作
用して吊掛け体20の前端側を吊り下げ支持し、スリッ
ト18の内部の左右のストッパー部15bによって前側
取付部30の切欠き30aどうしの間の部分に当接して
吊掛け体20の前端側を支持部材10に対して収納設備
横方向にずれ動かないように位置決めする。この状態か
ら、吊掛け体20を第1連結部11に対して吊掛け体後
方側にスライド移動させることにより、前側取付部30
がスリット18から抜け出し、第1連結部11の支持部
15aからもストッパー部15bからも離脱し、吊掛け
体20の前端側の支持部材10に対する連結を解除でき
る。吊掛け体20を第2連結部12に対してその前方側
から吊掛け体後方側にスライド移動させることにより、
図10に明示する如く後側取付部29aのT字型レール
部の縦辺部分がスリット19に入り込み、後側取付部2
9aが第2連結部12の支持部16aにもストッパー部
16bにも係合する。すると、第2連結部12は、スリ
ット19の両横側の支持部16aによって後側取付部2
9aのT字型レール部の横辺部分の下側面に受け止め作
用して吊掛け体20の後端側を吊り下げ支持し、スリッ
ト19の内部の左右のストッパー部16bによって後側
取付部29aのT字型レール部の縦辺部分に当接して吊
掛け体20の後端側を支持部材10に対して収納設備横
方向にずれ動かないように位置決めする。この状態か
ら、吊掛け体20を第2連結部12に対して吊掛け体前
方側にスライド移動させることにより、後側取付部29
aがスリット19から抜け出し、第2連結部12の支持
部16aからもストッパー部16bからも離脱し、吊掛
け体20の後端側の支持部材10に対する連結を解除で
きる。
【0022】前帯板部15のスリット18の長さを後帯
板部16のスリット19の長さよりも短くし、第1連結
部11に吊掛け体20の前端側を係合させることができ
る吊掛け体前後方向での深さを、第2連結部12に吊掛
け体20の後端側を係合させることができる吊掛け体前
後方向での深さよりも浅く設定してある。これにより、
吊掛け体20の前側取付部30が第1連結部11に、後
側取付部29aが第2連結部12にそれぞれ係合してい
る状態で、吊掛け体20を後方側にスライド操作して後
側取付部29aと第2連結部12との係合を深くしてい
くと、これに伴い、吊掛け体20の前側取付部30が第
1連結部11から外れる。
【0023】図3に示すように、前記固定具13は、支
持部材10の全幅に等しいかそれに近い設備横方向長さ
を備える一本の屈曲板金で成り、上端側の平板部によっ
て取付部13aを形成し、下端側の平板部の内側面によ
って吊掛け体20に固定作用する作用部13bを形成し
ている。前記取付部13aと、支持部材10の後端側の
縦板部とにわたって装着するように構成した取付けボル
ト13cによって取付部13aを支持部材10の前記縦
板部の外面側に締め付け固定することにより、固定具1
3が作用状態になり一つの支持部材10が支持する全て
の吊掛け体20をファイルホルダー4の出し入れ時に前
後方向に動かないように固定する。すなわち、前記作用
部13bは、支持部材10の全幅に等しいまたはそれに
近い設備横方向長さを備えており、前記取付けボルト1
3cによる締付け力のため、一つの支持部材10が支持
している全ての吊掛け体20の前記蓋部25に対して吊
掛け体本体27とは反対側から接触して押圧作用し、各
吊掛け体20の蓋部25の外れ止めを行うとともに、各
吊掛け体20をこれの前側取付部30が第1連結部11
に限界深さまで係合するように前方側に押し付け操作す
る。これにより、各吊掛け体20は、支持部材10の第
1連結部11と、固定具13とによって前後にずれ動か
ないように挟持される。取付けボルト13cによる取付
部13aの支持部材10へ取り付けを解除することによ
り、固定具13による各吊掛け体20の固定を解除でき
る。
【0024】要するに、支持部材10は、前後方向に一
直線状に並ぶ一つの前記第1連結部11と第2連結部1
2とによって一つの吊掛け体20を着脱自在に支持する
ための連結部31を構成するとともに、この連結部31
を複数個、収納設備横方向に並ぶとともに連結部31毎
に吊掛け体20を着脱できる状態で備えている。これに
より、まち底4bの横幅Wが異なるファイルホルダー4
を使用するに当たり、たとえば図12(イ)に示す如く
薄手のファイルホルダー4Xを使用する場合には 、全
ての連結部31に吊掛け体20を取り付けて吊り下げる
とか、図12(ロ)に示す如く少し厚手のファイルホル
ダー4Yを使用する場合には、複数個の連結部31のう
ちの一つとばしの連結部31に吊掛け体20を取り付け
て吊り下げるとか、図12(ハ)に示す如くさらに厚手
のファイルホルダー4Zの場合には、複数個の連結部3
1のうちの二つとばしの連結部31に吊掛け体20を取
り付けて吊り下げるなど、使用するファイルホルダー4
の厚さが異なっても、その厚さに応じて吊掛け体20の
取付け間隔を調整し、使用しない吊掛け体20ができな
いようにしながら、収納設備の収納用スペースを極力有
効に利用してできるだけ数多くのファイルホルダー4を
収納できる。
【0025】そして、吊掛け体20の着脱は、図11に
示す着脱要領に基づいて行うのである。すなわち、装着
する際は、図11(イ)に示すように、吊掛け体20の
後側取付部29aを支持部材10の下方から第2連結部
12に近づけて位置合わせし、その位置わせができる
と、図11(ロ)に示すように、吊掛け体20を後方側
にスライド操作して後側取付部29aを第2連結部12
に係合させるとともに係合を深くし、吊掛け体20の前
側取付部30を第1連結部11に位置合わせする。その
位置合わせができると、図11(ハ)に示すように、吊
掛け体20を前方側にスライド操作し、前側取付部30
を第1連結部11に係合させる。この後、図11(ニ)
に示すように、固定具13を支持部材10に取り付けて
吊掛け体20の後端側に作用させ、吊掛け体20を支持
部材10に固定する。取り外しの際は、固定具13を支
持部材10から取り外し、この後、装着時とは逆の順序
で吊掛け体20を前後方向にスライド操作し、先に前側
取付部30を第1連結部11から取り外し、この後に後
側取付部29aを第2連結部12から取り外す。
【0026】〔別実施形態〕本発明による収納設備は、
衣類とか画材などを吊下げて収納したり、展示したりす
る場合にも使用できる。したがって、ファイルホルダー
4などを保持対象物と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】カルテ収納設備全体の斜視図
【図2】吊掛け体とファイルホルダー全体の斜視図
【図3】(イ)は吊掛け体取付け構造の側面図、(ロ)
は(イ)のA−A断面矢視図
【図4】吊掛け体の分解状態の斜視図
【図5】吊掛け体前端部の斜視図
【図6】支持部材の一部切欠き状態での平面図
【図7】第1連結部の平面図
【図8】第1連結部の吊掛け体連結状態での断面図
【図9】第2連結部の平面図
【図10】第2連結部の吊掛け体連結状態での断面図
【図11】吊掛け体着脱要領の説明図
【図12】吊掛け体取付け間隔調整の説明図
【図13】従来技術におけるファアイルホルダー吊り下
げ状態の説明図
【図14】従来技術におけるファアイルホルダー吊り下
げ状態の説明図
【符号の説明】
4 保持対象物 5 被係止部 10 支持部材 11 第1連結部 12 第2連結部 15a,16a 支持部 15b,16b ストッパー部 18,19 スリット 22 案内部 23 内部空間 27 吊掛け体 28 前端部 30 取付部 31 連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42F 15/00 A47B 63/00 502 B65G 1/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持対象物の被係止部がスライドによっ
    て係脱するとともにこの被係止部に係止して保持対象物
    を吊り下げ保持する吊掛け体を複数個、収納設備の支持
    部材に収納設備横方向に並べて連結する収納設備の吊掛
    け体取付け構造であって、 前記吊掛け体のための連結部を複数個、収納設備横方向
    に並べて前記支持部材に備えるとともに、前記複数個の
    連結部を、吊掛け体の間隔を調節するために連結部毎に
    吊掛け体が着脱するように構成してある収納設備の吊掛
    け体取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の前記連結部が、前記吊掛
    け体の前端部に作用する第1連結部と、前記吊掛け体の
    後端部に作用する第2連結部とから成る請求項1記載の
    収納設備の吊掛け体取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記連結部が前記吊掛け体を吊り下げ支
    持するために吊掛け体に係合する方向と、吊掛け体の収
    納設備横方向での位置決めを行うために吊掛け体に係合
    する方向とを同一方向に設定してある請求項1又は2記
    載の収納設備の吊掛け体取付け構造。
  4. 【請求項4】 前記吊掛け体の一部分が摺動自在に入り
    込む収納設備前後方向のスリットと、このスリットの横
    側で吊掛け体を受止めて吊り下げる支持部と、前記スリ
    ットの内部で吊掛け体に当接して吊掛け体の収納設備横
    方向での位置決めを行うストッパー部とを前記連結部に
    備えてある請求項1〜3のいずれか1項に記載の収納設
    備の吊掛け体取付け構造。
  5. 【請求項5】 前記吊掛け体を前記第1連結部に係脱さ
    せる取付部と、前記被係止部を前記吊掛け体の内部空間
    に導入する案内部とを前記吊掛け体に形成する前端部
    を、前記吊掛け体の前記保持対象物を吊り下げ支持する
    吊掛け体本体とは別部品に形成してこの吊掛け体本体に
    連結してある請求項1〜4のいずれか1項に記載の収納
    設備の吊掛け体取付け構造。
  6. 【請求項6】 前記保持対象物がファイルホルダーであ
    る請求項1〜5のいずれか1項に記載の収納設備の吊掛
    け体取付け構造。
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