JP3454213B2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP3454213B2 JP36224499A JP36224499A JP3454213B2 JP 3454213 B2 JP3454213 B2 JP 3454213B2 JP 36224499 A JP36224499 A JP 36224499A JP 36224499 A JP36224499 A JP 36224499A JP 3454213 B2 JP3454213 B2 JP 3454213B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートクッショ
ンとシートバックとを備えた車両用シートに係り、詳し
くは、シートクッションをシートバックに沿う収納位置
へ跳ね上げ回動可能としたシートクッション跳ね上げ式
の車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バンタイプのRV(レクリエーシ
ョナル・ビークル)として、多人数乗車を可能にするた
めに、例えば、フロント、ミドル及びリヤの三列シート
を設けたものがある。この種の車両として、フロントシ
ート後方の車室空間を乗客や積載荷物に応じて拡大でき
るようにするために、ミドルとリヤの各シートをスライ
ドレール上で前後方向へ移動可能にすると共に、各シー
トのシートクッションをシートバックに沿う収納位置へ
跳ね上げ回動可能にしたものがある。
【0003】図5には、この種の車両用シート51の一
例を示す。この図で、ベンチ型の車両シート51は、そ
の両側のシートレッグ52が車両の前後方向へ延びるス
ライドレール53上を移動可能に設けられる。この車両
用シート51のシートクッション54は、図5に二点鎖
線で示す使用位置から、同図に実線で示すようにシート
バック55に沿う収納位置へ跳ね上げ回動可能に構成さ
れる。
【0004】図6〜8には、そのシートクッション54
の回動構造の一例を示す。図6〜8において、シートク
ッション54は、その側面に固定されたブラケット56
を介してシートレッグ52に回動自在に連結される。即
ち、図7,8に示すように、ブラケット56は、その基
端部がボルト57によりシートクッション54のフレー
ム(図示略)に固定され、ブラケット56の先端部が支
軸58を介してシートレッグ52に回動可能に連結され
る。図6,8は、シートクッション54が上記使用位置
に配置された状態を示し、図7は、同クッション54が
上記収納位置に配置された状態を示す。
【0005】図7,8に示すように、ブラケット56を
固定するボルト57は、左右で一対をなす樹脂カバー5
9により覆い隠される。この樹脂カバー59が設けられ
るのは、シートクッション54が収納位置に配置された
ときにボルト57が人目に付かないようにするためであ
る。ここで、図5に示すように、各樹脂カバー59の近
傍には、一対をなすクッションゴム60が設けられる。
このクッションゴム60は、シートクッション54が使
用位置に配置されたときに、同クッション54とシート
レッグ52との間に緩衝性を持たせるためである。図8
に示すように、これらクッションゴム60は、シートレ
ッグ52から水平に突設された受け台61上に支持され
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、前記従来の車
両用シート51では、シートクッション54が収納位置
に配置された状態では、同クッション54の前側面で一
対の樹脂カバー59と一対のクッションゴム60とが人
目に付くことになる。即ち、合計4個の構造用部品が人
目に付くこととなり、車室内装の見栄えが悪くなるとい
う問題があった。又、4個の構造用部品では突起感も意
外と大きく、これらの部品のために必要な取付スペース
も少なくなかった。
【0007】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、収納位置に配置された状態にお
けるシートクッションの見栄えを改善すると共に、シー
トクッションに取り付けられる構造用部品の数を削減す
ることを可能にした車両用シートを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、シートレッグに設けられ
たシートバックと、シートレッグに回動可能に設けられ
たブラケットと、ブラケットにボルトを介して固定され
たシートクッションとを備え、シートクッションがシー
トレッグにほぼ水平に支持される使用位置からシートバ
ックに沿う収納位置へ跳ね上げ回動可能に構成され、収
納位置に配置された状態におけるシートクッションの露
出面にボルトが位置する車両用シートにおいて、ボルト
を覆い隠すためのカバーが設けられると共にそのカバー
が緩衝材料により形成され、使用位置に配置されたシー
トクッションがカバーを介してシートレッグ上に支持さ
れることを趣旨とする。
【0009】上記の発明の構成によれば、シートクッシ
ョンが、シートレッグにほぼ水平に支持される使用位置
に配置された状態で、同クッションがカバーを介してシ
ートレッグ上に支持される。そして、このカバーが緩衝
材料により形成されることから、シートクッションとシ
ートレッグとの間で緩衝性が担保される。一方、シート
クッションが、使用位置から回動されてシートバックに
沿う収納位置へ跳ね上げられた状態では、シートクッシ
ョンの露出面に位置するボルトがカバーにより覆い隠さ
れるので、ボルトが外部へ露出することがない。従っ
て、このカバーは、シートクッションとシートレッグと
の間の緩衝部材及びボルトの被覆部材として兼用される
ことになる。
【0010】上記目的を達成するために、請求項2に記
載の発明は、請求項1に記載の発明において、シートレ
ッグは、カバーを受けるために一体成形された受け部を
含むことを趣旨とする。
【0011】上記発明の構成によれば、請求項1に記載
の発明の作用に加え、カバーを受けるための受け部がシ
ートレッグに一体形成されるので、カバーを受けるため
の部材を別途設けてシートレッグに取り付ける必要がな
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用シートを具
体化した一実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0013】図1に、車両用シート1を斜視図に示す。
この実施の形態において、車両用シート1は、例えば、
多人数乗車を可能にするためにフロント、ミドル及びリ
ヤの三列シートを備えたバンタイプのRV(レクリエー
ショナル・ビークル)に適用されるものである。車両用
シート1はベンチ型のシートであって、その両側に配置
された一対のシートレッグ2と、両シートレッグ2の間
に固定されたシートバック3と、両シートレッグ2の間
に設けられたシートクッション4とを備える。両シート
レッグ2は車両の前後方向へ延びるスライドレール5上
を移動可能に設けられる。シートクッション4は、図1
に二点鎖線で示す使用位置から、同図に実線で示すよう
にシートバック3に沿う収納位置へ跳ね上げ回動可能に
設けられる。
【0014】図2〜4に、シートクッション4の回動構
造を示す。シートクッション4は、その両側面に固定さ
れたブラケット6を介してシートレッグ2に回動自在に
連結される。即ち、各シートレッグ2の内側には、ブラ
ケット6の先端部6aが支軸7を介して回動可能に連結
される。図4に示すように、ブラケット6は断面略L字
状に形成される。シートクッション4は、このブラケッ
ト6の折り曲げ基端部6bに二つ一組のボルト8を介し
て締め付け固定される。詳しくは、シートクッション4
はフレーム(図示略)を含み、そのフレームがブラケッ
ト6の基端部6bにボルト8によって締め付け固定され
る。各組のボルト8が配置される位置は、使用位置に配
置された状態のシートクッション4では、人目に付かな
い下側面であり、収納位置に配置された状態のシートク
ッション4では、人目に付き易い露出面としての前側面
となっている。
【0015】図2,4は、シートクッション4が上記使
用位置に配置された状態を示し、図3は、同クッション
4が上記収納位置に配置された状態を示す。シートクッ
ション4は、ブラケット6とシートレッグ2との間に設
けられたロック機構(図示略)の作用により上記各位置
に選択的に保持されるようになっている。又、シートク
ッション4は、シートレッグ2に設けられた操作レバー
(図示略)の操作により、ロック状態が解除されるよう
になっている。
【0016】図3,4に示すように、ブラケット6を固
定するボルト8は、左右で一対をなすカバー9により覆
い隠される。これらカバー9は、緩衝材料としての非耐
鉱物油性ゴムより形成される。図3に示すように、カバ
ー9は有底箱形状をなし、その底壁9aが他の部位より
も肉厚に形成される。このカバー9は、二つのボルト8
を覆い隠した状態で、その底壁9aのネジ孔9bに装着
されたネジ10によりブラケット6の基端部6bに締め
付け固定される。そして、各カバー9が対応するブラケ
ット6に固定された状態で、シートクッション4が使用
位置に配置されることにより、同クッション4がカバー
9を介してシートレッグ2上に支持されるようになって
いる。各シートレッグ2は、対応するカバー9を受ける
ために一体成形された受け部2aを含む。
【0017】以上説明した車両用シート1の構成によれ
ば、シートクッション4が、シートレッグ2にほぼ水平
に支持される使用位置に配置された状態では、同クッシ
ョン4が各カバー9を介してシートレッグ2の受け部2
a上に支持される。そして、これらカバー9がゴムより
形成されることから、シートクッション4と受け部2a
との間で緩衝性が担保される。即ち、シートクッション
4とシートレッグ2との間の衝突や衝撃が緩め和らげら
れる。特に、この実施の形態では、カバー9の底壁9a
が相対的に肉厚であることから、有効な緩衝性が得られ
る。一方、シートクッション4が、使用位置から回動さ
れてシートバック4に沿う収納位置へ跳ね上げられた状
態では、シートクッション4の前側面に位置する各ボル
ト8がカバー9により覆い隠されるので、各ボルト8が
車室内に露出することがない。
【0018】従って、このカバー9は、シートクッショ
ン4とシートレッグ2との間の緩衝部材及び各ボルト8
の被覆部材として兼用されることになる。このため、収
納位置に配置された状態におけるシートクッション4の
見栄えを改善することができると共に、同クッション4
に取り付けられる構造用部品の数を削減することができ
る。即ち、従来の車両用シート51では、各ボルト57
を覆い隠すと共に、シートクッション54とシートレッ
グ52との間に緩衝性を持たせるために、一対の樹脂カ
バー59と一対のクッションゴム60を含む合計4個の
構造用部品を設けていたのに対し、この実施の形態で
は、一対のカバー9を設けるだけである。このため、各
ボルト9が人目に付かない分だけ車室内装の見栄えを良
くすることができ、シートクッション4の前側面に現れ
る構造用部品を4個から2個に減らすことができる。こ
の結果、構造用部品の部品点数を従来例よりも減らすこ
とができ、構造用部品の突起感を少なくすることもで
き、これら部品のための取付スペースをも少なくするこ
とができる。更には、各ブラケット6に対するシートク
ッション4の固定部分に肉厚な底壁9aを有するゴム製
のカバー9を設けたので、その部分の剛性を高めること
もできる。
【0019】この実施の形態では、各カバー9を受ける
ための受け部2aが各シートレッグ2に一体形成される
ので、従来例とは異なり、前記受け台61のような別部
材を別途に設けて各シートレッグ2に取り付けるという
必要性がない。この意味で、車両用シート1の構造用部
品としての部品点数を従来例よりも減らすことができ
る。
【0020】尚、この発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲
で、例えば、以下のように実施することもできる。
【0021】(1)前記実施の形態では、本発明の車両
用シートをベンチ型のシートに具体化したが、いわゆる
キャプテンタイプのシートに具体化することもできる。
【0022】(2)前記実施の形態では、各カバー9を
緩衝材料として非耐鉱物油性ゴムにより形成したが、緩
衝性のある材料であればこのゴム以外の材料により形成
してもよい。
【0023】
【発明の効果】上記請求項1に記載の発明の構成によれ
ば、収納位置に配置された状態におけるシートクッショ
ンの見栄えを改善することができると共に、シートクッ
ションに取り付けられる構造用部品としての部品点数を
減らすことができ、構造用部品の突起感を少なくするこ
とができるという効果を発揮する。
【0024】上記請求項2に記載の発明の構成によれ
ば、請求項1に記載の発明の効果に対して、車両用シー
トの構造用部品としての部品点数を減らすことができる
という効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係り、車両用シートを示す斜視
図である。
【図2】同じく、シートクッションの回動構造を示す側
面図である。
【図3】同じく、回動構造を示す側面図である。
【図4】同じく、回動構造を示す断面図である。
【図5】従来例に係り、車両用シートを示す斜視図であ
る。
【図6】同じく、シートクッションの回動構造を示す側
面図である。
【図7】同じく、回動構造を示す側面図である。
【図8】同じく、回動構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 車両用シート 2 シートレッグ 2a 受け部 3 シートバック 4 シートクッション 6 ブラケット 8 ボルト 9 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−227506(JP,A) 特開 平11−105598(JP,A) 実開 平4−46929(JP,U) 実開 平1−40732(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/54

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートレッグに設けられたシートバック
    と、 前記シートレッグに回動可能に設けられたブラケット
    と、 前記ブラケットにボルトを介して固定されたシートクッ
    ションとを備え、前記シートクッションが前記シートレ
    ッグにほぼ水平に支持される使用位置から前記シートバ
    ックに沿う収納位置へ跳ね上げ回動可能に構成され、前
    記収納位置に配置された状態における前記シートクッシ
    ョンの露出面に前記ボルトが位置する車両用シートにお
    いて、 前記ボルトを覆い隠すためのカバーが設けられると共に
    そのカバーが緩衝材料により形成され、前記使用位置に
    配置された前記シートクッションが前記カバーを介して
    前記シートレッグ上に支持されることを特徴とする車両
    用シート。
  2. 【請求項2】 前記シートレッグは、前記カバーを受け
    るために一体成形された受け部を含むことを特徴とする
    請求項1に記載の車両用シート。
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