JP3452020B2 - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ

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JP3452020B2
JP3452020B2 JP2000111210A JP2000111210A JP3452020B2 JP 3452020 B2 JP3452020 B2 JP 3452020B2 JP 2000111210 A JP2000111210 A JP 2000111210A JP 2000111210 A JP2000111210 A JP 2000111210A JP 3452020 B2 JP3452020 B2 JP 3452020B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源と、光源から
射出された光束を画像情報に応じて変調する電気光学装
置とを備えたプロジェクタに関し、例えば、光源から射
出された光束を複数種類の色光に分離し、唯1つの電気
光学装置に対して異なる角度で各色光を入射させて色光
毎に光変調を施す、いわゆる単板型のプロジェクタに利
用することができる。
【0002】
【背景技術】カラー画像を投写表示できるプロジェクタ
としては、色光毎に独立した3つの電気光学装置を備え
た3板型プロジェクタの他に、1つの電気光学装置でカ
ラー画像を形成する単板型プロジェクタが実用化されて
いる。単板型プロジェクタでは、装置の小型化と低コス
ト化を達成し易いという利点がある。
【0003】単板型プロジェクタにも種々の形態がある
が、特許第2622185号公報に開示されたカラー液
晶表示装置のように、マイクロレンズアレイを具備した
1つの液晶表示装置(電気光学装置)を特殊な配置の3
枚のダイクロイックミラーによって色分解した色光で照
明する形態を有する単板型プロジェクタが知られている
(以下では、このような形態の電気光学装置を空間色分
離型電気光学装置、それを用いたプロジェクタを空間色
分離型プロジェクタと呼称する)。この形態のプロジェ
クタは、単板型であるにも係わらず光利用効率が高く、
明るい投写画像を実現しやすいという点で注目されてい
る。
【0004】このような空間色分離型プロジェクタの要
部を図8に示す。図8に示すように、空間色分離型プロ
ジェクタ110は、赤(R)、緑(G)、青(B)の各
色光を反射する3枚のダイクロイックミラー131R、
131G、131Bを、光束の入射方向に対して互いに
異なる角度となるように配置し、3枚のダイクロイック
ミラー131R、131G、131Bにより分離された
各色光が互いに異なる方向から電気光学装置150に入
射するように構成される。例えば、電気光学装置150
に対して緑色光Gは入射角0度で、赤色光Rは入射角β
0で、青色光Bは入射角−β0で、入射するという具合
である。電気光学装置150には、図9に示すように、
RGBの各色光に対応した長方形状の3つの画素電極1
51R、151G、151Bが並置配列され、これら3
つの画素電極151R、151G、151Bに対して1
つのマイクロレンズ153が形成されている。マイクロ
レンズ153に対して異なる方向から入射した各色光
は、マイクロレンズ153により集光され、対応する各
画素電極151R、151G、151Bに入射して色光
毎に変調された後、投写レンズ190を介して射出さ
れ、カラーの投写画像を投写表示する。
【0005】従って、このような空間色分離型の電気光
学装置150においては、一般に、赤(R)、青
(B)、緑(G)の各色光に対応した3種類の画素電極
151R、151G、151Bが並置配列されるため、
それぞれの画素の大きさは、3板型のプロジェクタで使
用される電気光学装置の画素と比較して略1/3に小型
化され、その形状も細長い矩形状となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】レンズの集光作用によ
って光束を細く絞り込む場合、レンズに入射する光束の
平行性が高いほど、また、レンズの焦点距離が短いほ
ど、絞り込まれた光束の断面寸法(光束径)を小さくで
きる。逆に、レンズの焦点距離が長くなれば、必然的に
光束の断面寸法は大きくなってしまう。従って、空間色
分離型プロジェクタ110において、電気光学装置15
0における光利用効率を低下させることなく、その電気
光学装置150の画素電極151R、151G、151
Bを微細化していく場合には、マイクロレンズ153の
焦点距離をより短くするか、或いは、電気光学装置15
0に入射する光束の平行性をより高めて、小さな寸法の
画素を通過できるように、光束をより細く絞り込む必要
がある。しかしながら、図9に示すように、この様な短
焦点のマイクロレンズ153を用いた場合には、集光後
の光束の発散角α0は非常に大きくなってしまう。さら
に、空間色分離型プロジェクタ110では、色分離光学
系で分離されたRGBの各色光は電気光学装置に対して
ある角度(入射角β0)を伴って異なる方向から入射す
るため、結局、電気光学装置150からの光束は最大で
α0+β0の大きな角度で射出される発散光となる。こ
の様な大きな角度(α0+β0)で射出される色光を漏
れなく投写レンズで集めて投写画像を形成するために
は、レンズのF値が小さく、かつ、各色光の発散時の光
束径を包含できる大口径の投写レンズを使用する必要が
あるが、このようなレンズは非常に高価であり、かつ、
大型であるという問題がある。
【0007】本発明の目的は、高価な投写レンズを用い
る必要がなく低コスト化を図り易いプロジェクタを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るプロジェクタは、光源と、前記光源か
ら射出された光束を複数種類の色光の光束に分離して、
各色光の光束を異なる角度で射出する色分離光学系と、
前記色分離光学系から射出された光束を画像情報に応じ
て変調する電気光学装置とを備えたプロジェクタであっ
て、前記電気光学装置は、光入射側基板及び光射出側基
板と、これらの基板に挟持される電気光学素子とを備
え、前記光入射側基板の光入射側の面には、該電気光学
装置の各画素に光束を集光して入射させる複数の集光素
子が、光射出側の面には、前記電気光学素子に入射する
光束の光路を曲げる複数の光路変更素子が設けられ、前
記光路変更素子は、レンズから形成されてなり、前記複
数の光路変更素子の各々の光学中心は、前記複数の集光
素子の境界部分と対応し、前記複数の光路変更素子の互
いに隣接する光路変更素子の間には、光束の光路を変更
しない光路未変更領域が介在しており、前記光路未変更
領域は、前記色分離光学系で分離された複数種類の色光
の光束のうち、前記光入射側基板に略直交して入射する
色光の光束のみが通過する位置に対応させて形成され、
前記光路未変更領域には、前記入射側基板と屈折率が異
なる物質が存在しないことを特徴とする。ここで、集光
素子としては、入射光束を屈折させてその光路を曲げる
ことのできるレンズ、プリズム等の光学素子を採用する
ことができ、具体的には、例えば、光射出側の端面が平
板状の負レンズやプリズムを採用することができる。ま
た、光路変更素子としては、入射光束を屈折させてその
光路を曲げることのできるレンズを採用することがで
き、具体的には、例えば、光射出側の端面が平板状の負
レンズを採用することができる。
【0009】このような本発明によれば、光路変更素子
を備えているため、集光素子により所定の集光角で各画
素に導入される光束は、この光路変更素子によってその
主光線の方向が所定の方向に曲げられる。従って、電気
光学装置から射出される光束の射出角を小さくすること
ができるので、F値の小さな大口径の投写レンズを用い
る必要がなく低コスト化を図りやすい。特に、光路変更
素子の光学中心が集光素子の境界部分と対応しているの
で、光路変更素子と特定の位置関係にある集光素子から
入射した光束の光路を略一方向のみに変更し易く、電気
光学装置から射出される光の射出角度をより小さくする
ことができる。
【0010】
【0011】また、このようなプロジェクタの構成にお
いて、電気光学装置の光入射側基板に略垂直に入射する
色光は、電気光学装置から略垂直な角度で射出される。
従って、他の2種類の色光よりも電気光学装置から小さ
な角度(厳密には角度の絶対値が小さい)で射出される
ので、光路変更素子によりその主光線の方向を曲げる必
要がない。従って、このような垂直入射する色光に対応
して光路未変更領域を形成すれば、該色光の光損失を防
止することができ、投写画像の明るさを向上することが
できる。
【0012】また、上述した光路変更素子は、光入射側
基板の面に沿った少なくとも一方向に入射光を屈折させ
る屈折率界面を有していればよく、具体的には、該方向
は、色分離光学系による各色光の分離方向、すなわち、
電気光学装置の各色光に応じた画素の配列方向である。
すなわち、このような電気光学装置では、色光毎に割り
当てられた3種類の画素が並置配列して略正方形状の領
域を形成し、この領域を使って所定の色表示を行うた
め、各色光を変調する画素は、この略正方形状の領域の
色分離光学系による色分離方向に沿った辺を3つに分割
した長方形状をなす。そして、集光素子による集光は、
少なくともこの画素の配列方向で集光することを目的と
しているので、光路変更素子によって光束の主光線を曲
げる方向も該方向のみであってもよい。従って、光束変
更素子としては、この方向にのみ入射光を屈折させる屈
折率界面が形成されていればよく、例えば、レンズであ
ればシリンドリカルレンズを光路変更素子として採用す
ることができ、光路変更素子の作製の容易化を図ること
ができる。
【0013】さらに、上述した光路変更素子としては、
複数の集光素子で集光された光束の光路変更を行うもの
が考えられ、具体的には、隣接して配置された複数の前
記集光素子からの複数の光束に対して、1つの光路変更
素子が対応するように配置された光路変更素子が考えら
れる。このように、1つの光路変更素子を複数の集光素
子で共有することにより、入射側基板に設ける光路変更
素子の数を減らすことができるので、光路変更素子の作
製の容易化を図ることができる。
【0014】一方、他の光路変更素子の構成としては、
複数の光学素子によって構成され、1つの集光素子から
の光束に対して1つの光学素子が対応するように配置さ
れた光路変更素子が考えられる。このように、集光素子
により集光された光束に応じて光学素子が配置されてい
るので、集光された色光の光学特性に応じて負レンズを
形成できるので、負レンズにおける光損失を低減でき、
電気光学装置における光利用効率を向上させることがで
きる。
【0015】そして、上述した光入射側基板の光射出側
の面は、平坦化されているのが好ましい。ここで、平坦
化の方法としては、該基板表面に平坦面を有する平坦化
層を形成する方法や、光入射側基板の表面に光路変更素
子を作り込んだ後、CMP(Chemical Mechanical Poli
shing)により平坦化する方法が考えられる。尚、平坦
化層は、SiO、SiO2等からなる透明な誘電体層で
構成することができる。
【0016】すなわち、光入射側基板の光路変更素子が
設けられる光射出側の面は、光入射側基板および光射出
側基板の間に封入される液晶素子等の電気光学素子と接
触する面であり、このような接触面が平坦化されること
により、該接触面における電気光学素子の配向性がよく
なり、電気光学装置の特性を向上させることができる。
【0017】また、光路変更素子が負レンズから構成さ
れている場合、該負レンズを、光入射側基板の厚さ方向
に屈折率が連続的に変化するように構成することができ
る。負レンズがこのように構成されることにより、負レ
ンズに入射する光束の光路を滑らかに曲げることができ
るので、負レンズが介在することによる光損失の発生を
少なくすることができ、光利用効率の高いプロジェクタ
とすることができる。
【0018】このような負レンズは、イオン交換法によ
り製造することができ、例えば、1)電気光学装置の基板
となるソーダガラス基板を十分に洗浄し、2)該ガラス基
板表面にイオン非透過効果のある膜、例えば、Ti膜を
形成するとともに、3)フォトリソグラフィ等により適当
なパターンの開口部をTi膜に形成した後、4)該ガラス
基板をイオン交換処理用の溶融塩(例えば、Tl、K、
Na等の1価のアルカリ金属を含む硝酸塩等)に浸漬処
理することにより、該開口部に応じたガラス基板の位置
に負レンズを形成することができる。このようなイオン
交換法で負レンズを形成することにより、開口部の大き
さをフォトリソグラフィ等で自由に設定して所望の大き
さの負レンズをガラス基板に形成できるので、負レンズ
が設けられた基板の製造の容易化を図ることができる。
【0019】さらに、上述した負レンズ以外の他の負レ
ンズとしては、光入射側基板の光射出側の面に、断面形
状が円弧状の凹部を形成し、この凹部に該光入射側基板
よりも屈折率の低い材料を充填して構成したものが考え
られる。ここで、凹部に充填される低屈折率材料として
は、電気光学装置を構成するガラス基板よりも低融点の
ガラスや、耐熱性の高い樹脂を採用することができ、こ
れらの電気光学装置を製造において、各工程における温
度条件により有害な損傷を生じないものであればよい。
具体的には、液晶パネルであれば、透明導電膜の成膜、
配向膜成膜等の各工程における温度、150〜200℃
に耐えられるものであれば、低屈折率材料として採用す
ることができる。負レンズが基板上に形成された凹部に
充填される低屈折率材料から構成されているので、基板
の電気光学素子との接触面を平坦化でき、前記のように
電気光学装置の特性を向上することができる。尚、低屈
折率材料を充填したのみでは、接触面の平坦化ができな
い場合、上述したCMPによる平坦化や、誘電体層から
なる平坦化層を形成することにより、接触面の平坦化を
担保できる。
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。
【0023】(第1実施形態)図1には、本発明の第1
実施形態に係るプロジェクタの構造を表す模式図が示さ
れている。このプロジェクタは、光源10、色分離光学
系50、空間色分離型電気光学装置としての液晶装置6
0、および投写光学系となる投写レンズ70を備え、こ
れらはL字状に折れ曲がる仮想の照明光軸Lに沿って配
置されている。
【0024】光源10から射出された光束は、色分離光
学系50で赤色光R、緑色光G、青色光Bの複数の色光
に分離され、液晶装置60により、色光毎に画像情報に
応じた光変調処理が施され、変調処理によって形成され
た光学像は、投写レンズ70によってスクリーン100
上に拡大投写される。尚、本実施形態および以下の実施
形態において、Z軸方向は光束の進行方向を、X軸方向
は光束の進行方向に向かって3時の方向を、Y軸方向は
光束の進行方向に向かって12時の方向(図1の紙面と
直交する方向)を示す、ここで、照明光軸LはZ軸と略
平行な関係にある。
【0025】光源10は、放射状に光線を放射する光源
ランプ11と、光源ランプ11から放射された光を反射
し略一方向に射出する放物面リフレクタ12とを備えて
おり、光源10から射出された光束は略平行な光束とな
って色分離光学系50に入射する。なお、放物面リフレ
クタ12に代えて楕円リフレクタや球面リフレクタを使
用することもできる。
【0026】色分離光学系50は、図2に示すように、
赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bを選択的に反射また
は透過させるために、互いに異なる波長選択膜が形成さ
れた3枚のダイクロイックミラー50R、50G、50
Bを備えている。すなわち、ダイクロイックミラー50
Rは、赤色光Rを反射して、緑色光Gおよび青色光Bを
透過させるミラーである。また、ダイクロイックミラー
50Gは、ダイクロイックミラー50Rを透過した緑色
光Gと青色光Bとを分離するミラーであり、緑色光Gを
反射して、青色光Bを透過させる。さらに、ダイクロイ
ックミラー50Bは、ダイクロイックミラー50Gを透
過した青色光Bを反射するミラーである。尚、このダイ
クロイックミラー50Bには、前段のダイクロイックミ
ラー50R、50Gにより青色光Bしか到達しないの
で、ダイクロイックミラー50Bに代えて通常の全反射
ミラーを採用しても差し支えない。
【0027】これら3枚のダイクロイックミラー50
R、50G、50Bは、Z−X平面上で光源10からの
光束が互いに異なる角度で入射するように配置される。
具体的には、Z−X平面上で入射光束の照明光軸Lと各
ダイクロイックミラー50R、50G、50Bの法線と
のなす角度が、ダイクロイックミラー50Gでは略45
度に、ダイクロイックミラー50Rでは45度よりもや
や大きい45+β度に、ダイクロイックミラー50Bで
は45度よりもやや小さい45−β度になるように、各
ダイクロイックミラー50R、50G、50Bは配置さ
れている。
【0028】照明光軸Lに沿って入射した光束は、ダイ
クロイックミラー50R、50G、50Bによって3つ
の色光R、G、Bに分離される。分離された緑色光Gは
ダイクロイックミラー50Gで反射して照明光軸Lに対
して直角に曲折されて射出され、赤色光Rはダイクロイ
ックミラー50Rで反射して照明光軸Lに対して90+
2β度の角度で曲折されて射出され、青色光Bはダイク
ロイックミラー50Bで反射して90−2β度の角度で
曲折されて射出される。従って、液晶装置60の表示面
に対して、赤色光Rは入射角が2β度で、緑色光Gは入
射角が0度で、青色光Bは入射角が−2β度で、各々入
射することとなる。
【0029】液晶装置60は、入射した光束を光変調
し、入射側とは反対側から変調光束を射出する透過型液
晶装置である。この液晶装置60は、図3および図4に
示すように、2枚の硝子等の透明な基板611、612
の間に、電気光学素子となるツイステッドネマチック
(TN)液晶613が封入されたものである。光入射側
に配置される光入射側基板611には共通電極614お
よび不要光を遮光するためのブラックマトリクス615
等が形成され、光射出側に配置される光射出側基板61
2には画素電極616、スイッチング素子としての薄膜
トランジスタ(TFT)617等が形成され、TFT6
17を介して画素電極616に電圧が印加されると共通
電極614との間に挟まれた液晶613が駆動される構
成である。なお、光射出側基板612には、複数の走査
線618と複数のデータ線619が交差して配置され、
その交差部付近にTFT617がゲートを走査線61
8、ソースをデータ線619、ドレインを画素電極61
6に接続して配置される。
【0030】そして、走査線618には順次選択電圧が
印加され、それに応じてオンした水平方向の画素のTF
T617を介して各画素の駆動電圧が画素電極616に
書き込まれる。TFT617は非選択電圧の印加により
オフとなり印加された駆動電圧を図示されない蓄積容量
等に保持する。液晶装置60の開口部(ブラックマトリ
クス615の開口部)に相当する領域に画素電極616
は配置され、TFT617と画素電極616(必要に応
じて画素電極に接続された蓄積容量)により各画素が構
成される。なお、前記液晶613はTNだけでなく、強
誘電型や反強誘電型、この他水平配向型、垂直配向型な
ど種々用いることが可能である。また、図3においては
画素電極616を区別することなく一括して扱っている
が、実際には後に図4に基づいて説明するように、画素
電極616は色光毎に対応した3種類の画素電極から構
成されている。
【0031】また、図4に示すように、光入射側基板6
11の光入射側には、色分離光学系50により分離され
た各色光R、G、Bを、液晶装置60の対応する画素電
極616R、616G、616Bに集光するためのマイ
クロレンズアレイ631が設けられている。マイクロレ
ンズアレイ631は、マトリックス状、モザイク状等に
構成された複数の単位マイクロレンズ631Aを備えて
おり、エッチング等により硝子板上に形成され、低屈折
率の樹脂層(接着剤)632を介して光入射側基板61
1に接着されている。単位マイクロレンズ631A(レ
ンズの凸部)は、液晶装置60の水平方向(X軸方向、
走査線618の方向)の画素ピッチの3倍に相当するピ
ッチを有し、色光毎に対応してX軸方向に列ぶ3つの画
素電極616R、616G、616Bに対して、1つの
単位マイクロレンズ631Aが対応するように形成され
ている。従って、緑色光Gに対応した画素電極616G
の略中心は単位マイクロレンズ631Aの略中心に位置
し、赤色光Rに対応した画素電極616R及び青色光B
に対応した画素電極616Bの略中心は、単位マイクロ
レンズ631AのX軸方向におけるピッチの1/6だけ
端部から中心部側に寄ったところに位置する配置関係と
なっている。そして、図3にも示すように、光射出側基
板612の光射出側およびマイクロレンズアレイ631
の光入射側には、それぞれ、偏光板641、642が設
けられている。
【0032】さらに、光入射側基板611の光射出側の
面、すなわち液晶613と対向する面には、光路変更素
子となる負レンズ651が複数設けられている。この負
レンズ651は、画素電極616Rと画素電極616B
との境界部分に配置され、画素電極616Rと画素電極
616Gとの境界部分や画素電極616Bと画素電極6
16Gとの境界部分には配置されず、2つの負レンズ6
51間の部分が光路未変更領域653とされている。ま
た、マイクロレンズアレイ631との関係を述べれば、
負レンズ651は、X軸方向で互いに隣接する単位マイ
クロレンズ631Aの境界部分が該負レンズ651の光
学中心となるように配置されている。
【0033】このような負レンズ651は、屈折率が連
続的に変化するように構成された屈折率分布型レンズで
あり、光の入射側(マイクロレンズアレイ631の側)
から光の射出側(液晶613の側)に向かって屈折率が
次第に小さくなるように、例えば、負レンズ651の最
外周部分の屈折率が1.6、中間部分の屈折率が1.
5、射出面近傍の屈折率が1.4となるように設定され
ている。屈折率分布型レンズでは、光が入射する面及び
射出される面を平板状に形成できるため、本実施形態の
ように液晶装置の内部に組み入れて使う場合には都合が
よい。
【0034】屈折率分布型レンズは、イオン交換法やイ
オン拡散法により製造することができる。ここでは、そ
の製造手順の一例を示す。 1)ソーダライムガラス材料からなる光入射側基板611
の両面を十分に洗浄する。 2)光入射側基板611の両面にTi膜をスパッタリング
法等で形成する。 3)フォトリソグラフィ等によりTi膜に負レンズ651
の配置に応じた開口部を形成する。 4)光入射側基板611をイオン交換処理用の溶融塩(例
えば、Tl、K、Na等の1価のアルカリ金属を含む硝
酸塩等)に浸漬処理し、レンズ効果を持ったイオン拡散
領域を形成する。 5)光入射側基板611表面に形成されたTi膜を除去す
る。
【0035】色分離光学系50で分離され、このような
液晶装置60に対して異なる角度で入射した各色光R、
G、Bは、前記の単位マイクロレンズ631A、負レン
ズ651により以下のように導光される。光入射側基板
611に対して入射角0度で入射する緑色光Gは、単位
マイクロレンズ631Aによって所定の集光角±α度で
画素電極616Gの近傍に集光され、光変調を施された
後、−α〜+α度の発散角を伴って画素電極616Gか
ら射出される。
【0036】一方、光入射側基板611に対して入射角
+2β度で入射する赤色光Rは、単位マイクロレンズ6
31Aによる±α度の集光角に加えて2β度の入射角が
加わるため、−α+2β度〜+α+2β度の集光角で画
素電極616Rの近傍に集光される。同様に青色光B
も、−α−2β度〜+α−2β度の集光角で画素電極6
16Rの近傍に集光される。ここで、単位マイクロレン
ズ631Aから射出された赤色光R及び青色光Bは、対
応する画素電極616R、616Bの前段に配置された
負レンズ651によって各々の主光線の向きを変えら
れ、緑色光Gとほぼ同様の状態で、すなわち、主光線の
傾きがほぼ0度の状態で対応する画素電極616R、6
16Bに入射する。従って、負レンズ651を通過する
ことによって、赤色光Rの発散角(集光角)は−α+2
β度〜+α+2β度であったものが−α〜+α度に、ま
た、青色光Bの発散角(集光角)も−α−2β度〜+α
−2β度であったものが−α〜+α度と言う具合に、緑
色光Gの発散角とほぼ同じ小さな角度に抑えられる。投
写レンズ70は、液晶装置60から射出される発散光の
すべてを集めてカラー投写画像を形成し、スクリーン1
00上に拡大投写する。
【0037】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。すなわち、光路変更素子となる負レン
ズ651を備えているので、液晶装置60に対して主光
線が傾いた状態(±2β度の角度)で入射する赤色光R
や青色光Bは、この負レンズ651によってそれらの主
光線の傾きが略0度に変換され、緑色光Gとほぼ同様の
比較的小さな角度(厳密には角度の絶対値が小さい)で
液晶装置60から射出される。従って、F値の小さな大
口径のレンズを投写レンズ70として採用する必要がな
くプロジェクタの低コスト化を図り易い。特に、負レン
ズ651の光学中心が隣接する単位マイクロレンズ63
1A同士の境界部分と対応しているので、光路変更素子
と特定の位置関係にある集光素子から入射した光束の光
路を略一方向のみに曲げることができ、各画素電極61
6R、616Bを含む画素から射出される光束の拡がり
角度をより小さくできる。
【0038】また、負レンズ651は隣接する単位マイ
クロレンズ631A同士の境界部分と対応した位置のみ
に形成され、緑色光Gの光路にあたる領域にはレンズが
配置されていない光路未変更領域653となっているた
め、液晶装置60に対して略垂直に入射する緑色光Gが
負レンズ651の影響を受けることが無い。従って、明
るさに大きな影響を及ぼす緑色光Gの光損失を発生させ
ることなく、F値が大きく安価な投写レンズを用いて
も、明るい投写画像を実現することができる。また、小
型の投写レンズを採用できることから、プロジェクタ自
体も小型化することができる。さらに、1つの負レンズ
651で異なる単位マイクロレンズ631Aからの2つ
の色光R、Bの光路を変更する形態を採用しているた
め、光入射側基板611に設ける負レンズ651の数を
低減することができ、負レンズ651の製造の容易化を
図ることができる。
【0039】そして、光入射側基板611の負レンズ6
51が設けられる面が平坦化されているので、この面と
接触する液晶613の配向性を向上させることができ、
液晶装置60の特性を向上することができる。また、光
入射側基板611の厚さ方向に負レンズ651の屈折率
が連続的に変化するように構成されているので、負レン
ズ651に入射する光束の方向を滑らかに変化させて、
負レンズ651が介在することによる光損失の発生を少
なくすることができ、光利用効率の高いプロジェクタと
することができる。
【0040】尚、本実施形態の負レンズ651は、軸対
称の屈折率分布を有するレンズであるが、少なくともX
−Z断面において屈折率分布を有していれば良く、紙面
の奥行き方向(Y軸方向)には屈折率分布を有しないシ
リンドリカル状の屈折率分布を有するレンズであっても
良い。
【0041】また、液晶装置60から射出される赤色光
Rと青色光Bの発散角を小さくできる分、マイクロレン
ズアレイ631の単位マイクロレンズ631Aを短焦点
化すれば色光をより細く絞った状態で対応する画素に導
き入れられるため、液晶装置60における光利用効率の
一層の向上と、不要な色光が隣接する画素に混入するこ
とによって発生する混色を防止することができ、明るく
色再現性に優れた投写画像を実現することができる。
【0042】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部
分または部材と同一の部分等については、同一符号を付
してその説明を省略または簡略化する。前記第1実施形
態では、負レンズ651はXY平面上の形状が円形状の
レンズであり、光入射側基板611への負レンズ651
の作り込みは、イオン交換法によって行っていた。
【0043】これに対して、本実施形態では、図5に示
すように、液晶装置80を構成する光入射側基板811
の液晶613との対向面に、X−Z断面には円弧状の屈
折率分布を持ち、紙面奥行き方向(Y軸方向)には屈折
率分布を持たないシリンドリカル状の負レンズ851を
設けている点が相違する。
【0044】また、前記第1実施形態では、負レンズ6
51が2つの単位マイクロレンズ631Aから射出され
る2種類の色光R、Bの光路を曲げるように構成されて
いた。これに対して本実施形態では、単位マイクロレン
ズ631Aの境界部分に2つの負レンズ851が設けら
れ、2つの負レンズ851の境界部分が単位マイクロレ
ンズ631Aの境界部分と対応した状態で形成されてい
る。
【0045】このような負レンズ851は、光入射側基
板811に負レンズ851の形状に応じた円弧状の凹部
811Aを図5の紙面奥行き方向に延びるように形成
し、この凹部811Aに光入射側基板811よりも屈折
率の低い低屈折率材料を充填することにより、構成する
ことができる。負レンズ851を構成する低屈折率材料
としては、150〜200℃に耐えられる耐熱性樹脂、
または光入射側基板811よりも低融点のガラス材料を
採用することができ、光入射側基板811に低屈折率材
料を充填した後、液晶装置80の製造工程における透明
導電膜の成膜、配向膜成膜、液晶613の封入等の各工
程における温度条件により低屈折率材料に有害な変形、
損傷が生じないような構成となっている。尚、低屈折率
材料の充填後、配向膜の成膜前には、光入射側基板81
1の液晶613との対向面をCMP(Chemical Mechani
cal Polishing)により平坦化することが望ましい。
【0046】このような第2実施形態によれば、前記第
1実施形態と同様の効果が得られるうえ、以下のような
効果がある。すなわち、凹部811Aに低屈折率材料を
充填するだけで、光路変更素子となる負レンズ851を
光入射側基板811に設けることができるので、第1実
施形態に係る負レンズ651のように、イオン交換法を
実施するための特別な設備を必要とせず、光路変更素子
の製造の簡素化を図ることができる。
【0047】また、各単位マイクロレンズ631Aによ
って集光される色光に応じて負レンズ851が形成され
ているので、負レンズ851の作り込みに際して、複数
の色光間のバランスを取る必要がなく、製造の容易化を
図ることができる。及び、色光の光学特性に応じて負レ
ンズ851を形成できるので、負レンズ851における
光損失を低減でき、液晶装置80における光利用効率を
向上させることができる。さらに、負レンズ851がシ
リンドリカル状のレンズから構成されているので、図5
の紙面奥行き方向のどの部分においても、色光R、Bの
主光線の方向を曲げることができ、均一な光学特性を得
やすい。
【0048】尚、本発明は前記各実施形態に限定される
ものではなく、以下に示すような変形をも含むものであ
る。前記各実施形態は、光路変更素子として負レンズ6
51、851を採用していたが、これに限定されない。
すなわち、図6に示すように、液晶装置90を構成する
光入射側基板911にX−Z断面の形状が三角形状であ
る凹部911Aを形成し、この凹部911Aに低屈折率
材料を充填した平板状のプリズム951を光路変更素子
として採用してもよく、このような構成によっても、前
記各実施形態で述べた効果と同様の効果を享受すること
ができる。尚、このようなプリズム951は、第2実施
形態で説明した方法と同様の方法により、光入射側基板
911に作り込むことができる。
【0049】また、前記第2実施形態では、光入射側基
板811に凹部811Aを形成し、この凹部811Aに
低屈折材料を充填することで光路変更素子を構成してい
たが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわ
ち、図7に示す液晶装置100のように、光入射側基板
1011の液晶613との対向面に断面形状が円弧状の
凸部1011Aを形成し、この凸部1011Aを光入射
側基板1011よりも屈折率の高い材料1051で平坦
化して光路変更素子を構成してもよい。そして、このよ
うな光路変更素子によっても、前記各実施形態と同様の
作用、効果を享受することができる。尚、凸部形状は断
面形状が円弧状に限られず、三角形状としても、プリズ
ム効果により同様の作用、効果を享受できる。
【0050】さらに、前記第2実施形態では、CMPに
より光入射側基板811の液晶613と対向する面を平
坦化していたが、これに限らず、SiO、SiO2等の
透明な誘電体からなる平坦化層を、光入射側基板の液晶
素子と対向する面に形成してもよい。そして、前記各実
施形態では、複数の色光R、G、Bを1枚の液晶装置6
0、80、90で変調するいわゆる単板型のプロジェク
タであったが、これに限られない。すなわち、画素の大
きさが小さく、入射光束をマイクロレンズアレイ等で集
光させて画素に導入する必要があるプロジェクタであれ
ば、2つの色光を扱う空間色分離型電気光学装置を用い
て構成した二板式プロジェクタや、モノクロの電気光学
装置を用いて構成した三板式のプロジェクタであって
も、本発明を採用することができる。その他、本発明の
実施の際の具体的な構造および形状等は、本発明の目的
を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
【0051】
【発明の効果】このような本発明によれば、電気光学装
置を構成する光入射側基板が光路変更素子を備えている
ので、所定の集光角で電気光学装置の画素に導入される
光束は、その主光線の方向が光路変更素子によって曲げ
られ、略垂直な角度で電気光学装置から射出される。従
って、電気光学装置から射出される光の角度を小さくす
ることにより、F値の大きな、比較的小口径のレンズを
備えた投写光学系を用いても明るい投写画像を表示で
き、プロジェクタの低コスト化と小型化を図りやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの構
造を表す模式図である。
【図2】前記実施形態における色分離光学系の構造を表
す模式図である。
【図3】前記実施形態における電気光学装置の構造を表
す分解斜視図である。
【図4】前記実施形態における液晶装置の水平方向断面
図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るプロジェクタを構
成する液晶装置の構造を表す水平方向断面図である。
【図6】前記実施形態の変形となる液晶装置の構造を表
す水平方向断面図である。
【図7】前記実施形態の他の変形となる液晶装置の構造
を表す水平方向断面図である。
【図8】従来のプロジェクタの構造を表す要部模式図で
ある。
【図9】従来のプロジェクタに用いられる電気光学装置
の構造を表す断面図である。
【符号の説明】
10 光源 50 色分離光学系 60 液晶装置(電気光学装置) 612 光射出側基板 611、811、911、1011 光入射側基板 613 液晶(電気光学素子) 631A 単位マイクロレンズ(集光素子) 651、851 負レンズ(光路変更素子) 653 光路未変更領域 811A、911A 凹部 951 プリズム(光路変更素子) 1011A 凸部 1051 光路変更素子 R、G、B 3種類の色光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 5/74 H04N 5/74 K 9/31 C 9/31 G02F 1/1335 530 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/00 - 21/30 G02F 1/13 G02F 1/1335 - 1/13363

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、前記光源から射出された光束を複
    数種類の色光の光束に分離して、各色光の光束を異なる
    角度で射出する色分離光学系と、前記色分離光学系から
    射出された光束を画像情報に応じて変調する電気光学装
    置とを備えたプロジェクタであって、 前記電気光学装置は、光入射側基板及び光射出側基板
    と、これらの基板に挟持される電気光学素子とを備え、 前記光入射側基板の光入射側の面には、該電気光学装置
    の各画素に光束を集光して入射させる複数の集光素子
    が、光射出側の面には、前記電気光学素子に入射する光
    束の光路を曲げる複数の光路変更素子が設けられ、 前記光路変更素子は、レンズから形成されてなり、 前記複数の光路変更素子の各々の光学中心は、前記複数
    の集光素子の境界部分と対応し、 前記複数の光路変更素子の互いに隣接する光路変更素子
    の間には、光束の光路を変更しない光路未変更領域が介
    在しており、 前記光路未変更領域は、前記色分離光学系で分離された
    複数種類の色光の光束のうち、前記光入射側基板に略直
    交して入射する色光の光束のみが通過する位置に対応さ
    せて形成され、 前記光路未変更領域には、前記入射側基板と屈折率が異
    なる物質が存在しないことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記光路変更素子は、前記光入射側基板の面に沿った少
    なくとも一方向に光束を屈折させる屈折率界面を有する
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  3. 【請求項3】請求項1〜請求項2のいずれかに記載のプ
    ロジェクタにおいて、前記光路変更素子は、隣接して配
    置された複数の前記集光素子からの複数の光束に対し
    て、1つの光路変更素子が対応するように配置されてい
    ることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項2のいずれかに記載のプ
    ロジェクタにおいて、前記光路変更素子は複数の光学素
    子によって構成され、1つの前記集光素子からの光束に
    対して1つの該光学素子が対応するように配置されてい
    ることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかに記載のプ
    ロジェクタにおいて、前記光路変更素子が設けられる前
    記光入射側基板の光射出側の面は、平坦化されているこ
    とを特徴とするプロジェクタ。
  6. 【請求項6】請求項1〜請求項5のいずれかに記載のプ
    ロジェクタにおいて、前記光路変更素子は負レンズを用
    いて構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のプロジェクタにおいて、 前記負レンズは、前記光入射側基板の厚さ方向に屈折率
    を連続的に変化させるように構成されていることを特徴
    とするプロジェクタ。
  8. 【請求項8】請求項6に記載のプロジェクタにおいて、 前記負レンズは、前記光入射側基板の光射出側の面に、
    断面形状が円弧状の凹部を形成し、この凹部に該光入射
    側基板よりも屈折率の低い材料を充填して構成されてい
    ることを特徴とするプロジェクタ。
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