JP3451576B2 - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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JP3451576B2
JP3451576B2 JP24972196A JP24972196A JP3451576B2 JP 3451576 B2 JP3451576 B2 JP 3451576B2 JP 24972196 A JP24972196 A JP 24972196A JP 24972196 A JP24972196 A JP 24972196A JP 3451576 B2 JP3451576 B2 JP 3451576B2
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    • G11C8/12Group selection circuits, e.g. for memory block selection, chip selection, array selection

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理システムに
係り、特に複数の独立に動作する記憶単位から構成され
る記憶装置を備えたシステムにおいて、動作中の電源電
流変化量の変化を、アクセス要求の発行制御によって最
小限に抑えることにより、安定したシステム動作を可能
とする情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】技術計算を高速に処理するシステムで
は、膨大なデータを保持する記憶装置と演算器の間のデ
ータ転送を如何に高速に行うかが重要である。このデー
タ転送の高速化のために、従来から使用頻度の高いデー
タを高速バッファ(キャッシュメモリ)に登録しておく
所謂キャッシュメモリ機構が取り入れられてきた。これ
は、プロセッサが参照するデータの記憶装置上での格納
領域の局所性を利用して処理の高速化を図るものであ
る。一般的には、このキャッシュメモリ機構によって、
システムの性能は格段に向上する。ところが、処理しよ
うとする問題の規模(データ量)が大きくなると、キャ
ッシュメモリからデータが溢れるために演算器の性能を
引き出すことができなくなる。この場合、キャッシュメ
モリの容量を大きくすれば(大容量の記憶素子を使用す
るか、大量の記憶素子を使用するなど)、溢れの問題は
解決するが、その反面キャッシュメモリへの高速アクセ
スが不可能になる。結局、このアプローチではシステム
の高速処理が不可能になってしまう。
【0003】このような問題をシステムの構成方式サイ
ドから解決するため、キャッシュメモリに依存しない計
算機システムのアーキテクチャが提案されている。典型
的なアーキテクチャは、「ベクトルプロセッサ方式」と
呼ばれるものであり、配列演算における「列方向」もし
くは「行方向」の連続的な複数要素を保持する大きなベ
クトルレジスタを設け、このレジスタと主記憶装置の間
で高速に、直接データの転送を行うものである(参考文
献:Kai Hwang,“ADVANCEDCOMPUTE
R ARCHITECTURE:Parallelism,Scalab
ility,Programmability”,McGraw-Hill,Inc.,
pp.403〜414)。また、他のアーキテクチャの例
としては、「擬似ベクトル処理方式」が挙げられる(参
考文献:中村他,“レジスタウィンドウとスーパースカ
ラ方式による擬似ベクトルプロセッサの提案”、並列処
理シンポジウムJSPP,1992論文集pp.367〜
374)。これは、標準的なプロセッサ内にあるレジス
タ数を増加させ、FORTRNプログラムでいう「DO
ループ」の各イタレーションに対応して、ある時点での
処理対象のレジスタのグループ(処理対象として定義さ
れたレジスタ領域をウィンドウと呼ぶ)をずらしながら
処理するものである。つまり、汎用的なレジスタを、あ
る時点での処理対象のウィンドウで規定し、順次ずらし
ながら処理していくことで、あたかもベクトルレジスタ
の如く動作させる方式がある。
【0004】このベクトルプロセッサ方式や擬似ベクト
ル処理方式といったベクトル処理方式では、キャッシュ
メモリベースの計算機システムに対して、主記憶装置に
対するアクセスの形態が大きく異なる。つまり、キャッ
シュメモリベースのシステムでは、主記憶装置に対する
アクセスは、キャッシュメモリの登録単位である「ブロ
ック」若しくは「ライン」の単位で行われる。この大き
さは数十バイトから数百バイトであり、主記憶装置に対
しては連続領域アクセスとなる。一方、ベクトル処理方
式では、レジスタに対する8バイト(多くの場合は倍精
度データである8バイトが単位となる)のデータのやり
取りが多くなる。このため、ベクトル処理方式では、主
記憶装置側は8バイト単位のアクセスを高速/大量に処
理できる構造を採用する必要がある。
【0005】これを実現するために、ベクトル処理方式
のシステムでは、主記憶装置に、8バイト幅等の独立に
動作する記憶単位(バンクと称する)を複数備える構造
を採用するのが一般的となっている。この「バンク数」
は、場合によっては「インタリーブ・ウェイ数」とも表
現される。その数は、システムの達成しようとする性能
に依存するが、数十バンクから数千バンク程度まで備え
るシステムも現れている。
【0006】一方、近年の計算機システムに対しては、
性能以外の新たな要件も研究/開発の対象になってい
る。これは、主として省エネルギー化に対する要求であ
り、適正性能を適正なエネルギー量で実現するシステム
の開発が求められている。この流れを受けて、高性能シ
ステムでのCMOS_LSIの採用が進んでいる。最近
のCMOS_LSI関係の急激な研究の立ち上がりによ
り、そのLSIの動作スピードは高速になり、且つ、比
較的低価格の特質を維持した形で発展してきている。こ
のシステムを構成するLSIの低価格化によって、上記
の「ベクトル処理方式」のシステムにおいても、主記憶
装置に使用する記憶素子は高速/高価格なSRAMだけ
でなく、中速/低価格なDRAMが使用されるようにな
ってきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した様な多バンク
構成の主記憶装置を、DRAMを使用して構成する場合
の問題点の一つとして、DRAMに供給する電源電流の
変化量が大きいことが挙げられる。SRAMの場合は、
もともとの特性である高速性のために、非アクセス状態
(stand by状態)でも消費電流量はアクセス状態(oper
ation状態)と大きく変わらない場合が一般的である。
これに対し、DRAMは非アクセス状態と非アクセス状
態で消費電流量が大きく変化する。電流量のオーダーで
3桁程度異なる場合もある。このアクセス状態か否かで
電流量が大きく変化することに、一つの問題が含まれて
いる。それは、「ベクトル処理方式」特有の主記憶への
アクセス特性、即ち、ベクトル処理を開始する準備段階
の殆ど主記憶をアクセスしていない状態から、ヘクトル
処理での主記憶を頻繁にアクセスする状態に急激に変化
する点にある。このような「ベクトル処理方式」におけ
るアクセスの急速な立上がりに伴い、同時に多数個のバ
ンクが非アクセス状態からアクセス状態に変化する。こ
れによって、DRAM群への電源電流が急激に増加する
ことになる。例えば、1個のDRAMの電源電流は、ア
クセス状態で100mA程度であり、数百個から数千個
のDRAMの動作状態が変化すると、数十Aから数百A
の電源電流が主記憶装置に供給されることになる。これ
は、主記憶装置を支える電源給電系にとって、大きな問
題となる。何故なら、大量の電流変動が瞬間的に発生し
た場合、それに電源給電系が即時に対応できないからで
ある。一般的に、電源装置の電子回路群への負荷変動応
答性は、速くてμsのオーダーである。これは、電源装
置から見た電子回路群までのインダクタンス成分と電子
回路群の抵抗成分の大きさに依存して決まる時間であ
る。
【0008】ここで、電源装置と電源給電系、電子回路
群との関係を電源給電系に関してモデル化したものを図
12に示す。図12において、電源装置1101から、
マザーボード1102やパッケージ1103を経由し
て、LSI1104やDRAM1105の電子回路群に
電流が供給される。ここで、インダクタンス成分111
0/1113/1116、抵抗成分1111/1114
/1117が電子回路群に対して直列に入る等価回路で
ある。また、電子回路群とは並列にキャパシタンス成分
1112/1115などが存在する。
【0009】電源の給電系が細く、インダクタンス成分
が大きい場合には、前述の応答時間は更に長くなる。こ
の電源給電系の応答待の間は、電子回路群に供給される
電流量が不足することにより、単純には、電子回路群に
供給する電圧の低下を招くことになる。このような負荷
の変動による一時的な電流量の変化に対応するため、一
般的な対策として、電子回路群の近傍にコンデンサを配
置する方法が採られる。例えば、図12における111
2や1115を大容量のコンデンサで実現する方法であ
る。即ち、通常の動作状態では、コンデンサに電荷を蓄
えておき、負荷電流の大変動が発生した場合には、電源
給電系が応答するまでの期間のエネルギーの不足分を補
うために、電荷を電子回路群に対して放出させるという
メカニズムである。
【0010】一般的には、このようなコンデンサの配置
によって、瞬間的な電源電流の変動に対応できるわけで
あるが、変化量が膨大な場合には、それに対処するコン
デンサの容量も膨大になってしまう。例えば、100A
の電流変化時に0.3vの電圧変動に抑えようとした場
合に必要なコンデンサの容量は「3.3mF」になって
しまう。通常基板に搭載される3.3μFのコンデンサ
では、その特性が理想的であったとしても1000個程
度が必要になってしまう。この必要なコンデンサの総容
量「C−total」は、許容電圧変動量「ΔV」と電
流変化量「ΔI」、電流変化が継続する時間「Ta」か
ら次式のように求めることができる。
【0011】C−total=ΔIxTa÷ΔV また、別の視点からシステムを捉えた場合、近年の計算
機システムの省エネルギー化に対する強い要請に応える
ためには、必要以上の電流の消費も避けなければならな
い。この場合、低電力モードから高速動作モードへの移
行に長い時間をかけていては、システムの高速性能を実
現することができない。低電力で且つ高性能を実現する
という、従来の技術では相反した要求に応えるシステム
の構築が必要である。このような点も踏まえた上で、高
速性と低消費電力という二つの特質を兼ね備えた電源電
流の変化量を抑止する機構を実現することが必要であ
る。
【0012】本発明の目的は、記憶装置アクセス数の急
激な立上がりなどに依存して電源電流量が大幅に変化し
ないように、非アクセス状態でも「ある一定量」の電流
が流れ続けられるようにして、安定したシステム動作を
可能とする情報処理装置システムを実現することにあ
る。
【0013】本発明の他の目的は、記憶装置アクセス数
による電源電流量の変化を緩やかに行い、且つ、アクセ
ス数が少ない場合の過剰な電力消費を回避する情報処理
装置システムを実現することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、プロセッサと、記憶制御装置と、複数の
独立に動作する記憶単位(バンク)から構成される記憶
装置とを具備する情報処理装置システムにおいて、記憶
制御装置内などに、記憶装置で少なくとも動作状態にあ
るべきバンクの数(バンク動作数規定値)を保持する手
段、記憶装置で動作状態にあるバンクの数(バンク動作
数)を計数する手段と、バンク動作数がバンク動作数規
定値より少ない場合に、ダミー動作の実行を記憶装置に
指示する手段等の機能を備える。
【0015】また、本発明は、プロセッサと、記憶制御
装置と、複数の独立に動作する記憶単位(バンク)から
構成される記憶装置とを具備する情報処理装置システム
において、記憶制御装置内などに、記憶装置で少なくと
も動作状態にあるべきバンクの数(バンク動作数規定
値)を保持する手段、記憶装置で動作状態にあるバンク
の数(バンク動作数)を計数する手段と、バンク動作数
がバンク動作数規定値より少ない場合にダミー動作の実
行を記憶装置に指示し、多くなった場合には、後続の記
憶装置への通常アクセス要求の発行を抑止する手段、所
定期間毎に、当該期間中に1回もダミー動作要求が発行
されなければバンク動作数規定値の値を増加し、少なく
とも1回以上ダミー動作要求が発行されたならばバンク
動作数規定値を減少せしめる手段等の機能を備える。
【0016】更に、本発明は、上記情報処理装置システ
ムにおいて、場合によっては、プロセッサの処理状況に
応じて、記憶装置へのダミー動作要求の発行もしくは後
続の通常アクセス要求の発行の抑止を無効とする手段を
付加する。
【0017】ダミー動作を指示された記憶装置は、保持
している情報を破壊することなく電流を消費する動作を
実行する構成とする。これは、例えば記憶装置にDRA
Mを使用する場合は、そのリフレッシュ動作を起動する
ことで実現する。他には、記憶装置を構成する記憶素子
内の電源間にスイッチを設け、ダミー動作の指示を検出
した場合に、当該スイッチを閉じて電源間に電流を流す
ことで実現する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により詳細に説明する。
【0019】図1に、本発明の第1の実施の形態のプロ
セッサ1、記憶制御装置2及び主記憶装置3からなる情
報処理システムの全体構成図を示す。図において、記憶
制御装置2はアクセスバッファ機構10、バンク動作状
態管理機構20、バンク動作数計数機構30、ダミー動
作要求生成要否判定機構40、ダミー動作要求生成機構
50及び動作要求発行制御機構60を具備する。主記憶
装置3は、本実施例では独立に動作する8個の記憶単位
(バンク)90〜97から構成される。
【0020】プロセッサ1から発行された主記憶アクセ
スリクエストは、記憶制御装置2のアクセスバッファ機
構10に入力され、動作要求発行制御機構60を経由し
て主記憶装置3に送出される。該動作要求発行制御機構
60は、バンク動作状態管理機構20やバンク動作数計
数機構30やダミー動作要求生成機構50などと必要な
信号の送受を行いながら、主記憶装置3を構成する各バ
ンク90〜97に対するアクセス要求の発行を制御す
る。主記憶装置3を構成するバンク90〜97は、動作
要求発行制御機構60から通常アクセスリクエスト60
0a〜607aの指示により、当該バンク中の記憶素子
への書込み/読出しを実行する。また、該主記憶装置3
を構成するバンク90〜97は、動作要求発行制御機構
60からダミーリクエスト600b〜607bの指示を
受けると、ダミー動作を実行する。
【0021】ダミー動作の実行指示は、次の手順で生成
される。バンク動作状態管理機構20は、後述するよう
に、動作要求発行制御機構60が主記憶装置3に送出す
る通常リクエスト600a〜607aとその動作サイク
ル数を取り込んで、主記憶装置3を構成する各バンク9
0〜97の動作状態を管理している。バンク動作数計数
機構30は、該バンク動作状態管理機構20から先行す
る時刻のバンク動作状態情報を受け取り、さらに、動作
要求発行制御機構60から現時刻で送出が決定した通常
アクセス要求の情報を受け取って、すでに動作中もしく
はこれから動作するバンク(以下、両方を含めて動作中
バンクと総称する)の数を判定する。ダミー動作要求生
成要否判定機構40は、該バンク動作数計数機構30に
よる動作中バンクの数(バンク動作数)とあらかじめ定
めた動作中であるべきバンクの数(バンク動作数規定
値)とを比較し、ダミー動作が必要か否かを判定する。
ここで、動作中のバンク数が規定値よりも少ない場合、
ダミー動作要求生成要否判定機構40はダミー動作要求
生成機構50に対して、ダミー動作要求の発行を指示す
る。ダミー動作要求生成機構50には、バンク動作状態
管理機構20から先行する時刻のバンク動作状態情報が
与えられ、また、要作要求発行制御機構60から現時刻
で送出が決定した通常アクセス要求の情報が与えられて
いる。ダミー動作要求の発行が指示されると、ダミー動
作要求生成機構50は、これらの情報にもとづいて動作
中および動作予定のバンク以外からダミー要求を送出す
べきバンクを決定し、動作要求発行制御機構60に対し
てダミー動作リクエストの送出を指示する。
【0022】以上により、記憶制御装置2において、主
記憶装置3を構成するバンク90〜97が最少限動作状
態であるべき数と動作中のバンクの数を比較し、動作中
のバンクの数が少ない場合に、主記憶装置3に対してダ
ミー動作を指示することで、動作中のバンク数を一定値
以上に保つことが可能になる。
【0023】図2は、バンク動作状態管理機構20の詳
細構成例を示したものである。バンク動作状態管理機構
20は、バンク対応に当該バンクの動作状態を管理する
カウンタ200〜207を備えている。ここで、バンク
(0)90に対応する動作状態管理カウンタ200は、
レジスタ210と「−1」回路(0以上を保証)211
と選択回路212と論理和回路213で構成される。動
作要求発行制御機構60から主記憶装置3に対するリク
エスト600aが発行されるのを契機にして、当該リク
エストの主記憶装置3での動作サイクル数が、ビジーサ
イクル数表示信号線20aから選択回路212を通して
レジスタ210にセットされる。該レジスタ210にセ
ットされた値は、その後、「0」になるまで、「−1」
回路211、選択回路212を通して毎サイクル減算さ
れる。これにより、レジスタ210の値が「1」以上で
あれば、当該バンク(0)90は動作中であると判断で
きる。したがって、レジスタ210が保持するカウント
値の全ビットの論理和信号を論理和回路213によって
作成し、バンク動作状態信号210aとする。ここで、
信号210aは、バンク(0)90が動作中であれば
「1」、動作中でなければ「0」である。バンク(1)
91〜バンク(7)97に対応する動作状態管理カウン
タ201〜207の動作についても同様である。各バン
ク対応のバンク動作状態信号210a〜217aはバン
ク動作状態情報として、それぞれバンク動作数計数機構
30、ダミー動作要求生成機構50及び動作要求発行制
御機構60に送出される。
【0024】図3は、バンク動作数計数機構30の詳細
構成例を示したものである。論理和回路310〜317
はバンク対応に設けられ、バンク動作状態管理機構20
からバンク動作状態情報210a〜217a及び動作要
求発行制御機構60からダミー動作要求を除く主記憶装
置3への通常アクセス要求の情報610a〜617aが
入力される。これら論理和回路310〜317によっ
て、先行する時刻での主記憶装置アクセスで動作中にな
ったバンクと当該判定サイクル中に送出が決定した通常
アクセス要求で動作中になるバンクの情報が足し込まれ
る。この情報が計数回路300に入力され、B0〜B7
として定義される。ここで、B0〜B7は該当バンクが
動作中ならば「1」、そうでなければ「0」である。計
数回路300は、 ^B0・^B1・^B2・^B3・^B4・^B5・^B6・^B7+ΣBi: 動作中のバンク数が0または1 Σ(Bi+Bj):動作中のバンク数が2 Σ(Bi+Bj+Bk):動作中のバンク数が3 Σ(Bi+Bj+Bk+B1):動作中のバンク数が4 Σ(Bi+Bj+Bk+B1+Bm):動作中のバンク数が5 Σ(Bi+Bj+Bk+B1+Bm+Bn):動作中のバンク数が6 Σ(Bi+Bj+Bk+B1+Bm+Bn+Bp):動作中のバンク数が7 であることを検出する回路である。なお、^Bi(i=
0〜7)はBiの反転を意味する。
【0025】計数回路300の出力は論理和回路320
〜325に入力され、動作中のバンク数を示す信号(バ
ンク動作数信号)300a〜306aが生成される。こ
こで、信号300a〜306aは次の意味を有する。 300a:バンク動作数は1以下 301a:バンク動作数は2以下 302a:バンク動作数は3以下 303a:バンク動作数は4以下 304a:バンク動作数は5以下 305a:バンク動作数は6以下 306a:バンク動作数は7以下 これらバンク動作数信号300a〜306aは、ダミー
動作要求生成要否判定機構40に供給される。
【0026】図4は、ダミー動作要求生成要否判定機構
40の詳細構成例を示したものである。レジスタ400
は、動作状態にあるべきバンクの数(バンク動作数規定
値)を保持するレジスタであり、図1では省略したが、
プロセッサ1から信号線400aにより、セット信号線
40bのセットタイミングを契機にして、あらかじめ
「1」から「7」の何れかの値が格納される。該レジス
タ400の値がデコーダ401でデコードされ、該デコ
ード結果4010〜4016(各々「1」から「7」に
対応)とバンク動作数計数機構30からの動作中のバン
ク数信号300a〜306aとが、論理積回路410〜
416に入力される。論理積回路410〜416の各出
力は、論理和回路402で論理和される。該論理和回路
402の反転出力402aと電流変動抑止動作信号15
aとが論理積回路403に入力され、その出力がダミー
動作生成要求信号403aとなる。また、論理和回路4
02の通常出力402bと電流変動抑止動作信号15a
とが論理積回路404に入力され、その出力がアクセス
要求抑止信号404aとなる。信号15aは後述するよ
うに、プロセッサからの指示により、システムの電流変
動抑止動作を有効とする場合に「1」、無効とする場合
に「0」となる信号である。ここでは、あらかじめ信号
15aは「1」になっているとする。即ち、本実施の形
態では、主記憶装置の電源電流量の急激な変化を抑える
機構が常に動作している状態にあるとする。
【0027】もし、レジスタ400に設定されているバ
ンク数よりも動作中のバンク数が少なければ、論理積回
路410〜416の出力は全て「0」になり、論理和回
路402の反転出力402aが「1」になって、論理積
回路403を通してダミー動作生成要求信号403aが
送出される。反対に、動作中のバンクの数がレジスタ4
00の設定値より大きい場合には、論理積回路410〜
416の出力のいずれかが「1」になって、論理和回路
402の反転出力402aは「0」となり、ダミー動作
生成要求信号403aは抑止される。なお、このときは
論理和回路402の出力402bが「1」となるため、
論理積回路404を通してアクセス要求抑止信号404
aが送出される。ダミー動作生成要求信号403aはダ
ミー動作要求生成機構50に供給されて、レジスタ40
0に設定されたバンク数より動作中のバンク数が少ない
場合、ダミー動作が指示される。また、アクセス要求抑
止信号404aは、図1では不使用であるが、後述の実
施の形態では動作要求発行制御機構60に供給されて、
レジスタ400に設定されたバンク数より動作中のバン
ク数が多くなった場合に、主記憶装置3への後続のアク
セス要求の発行の抑止を指示するのに使用されることに
なる。
【0028】図5と図6は、動作要求発行制御機構60
とダミー動作要求生成機構50の詳細構成例を示したも
のである。
【0029】図5の動作要求発行制御機構60では、ア
クセスバッファ機構10からのアクセス要求は、要求信
号が信号線10aを通してフリップフロップ600に、
バンクアドレス情報が信号線10bを通してレジスタ6
01にそれぞれセットされる。レジスタ601のバンク
アドレス情報は、デコーダ602に入力され、アクセス
要求を送出すべきバンクに対応する信号6020〜60
27が生成される。バンク対応の論理積回路610〜6
17には、該デコーダ602の出力信号6020〜60
27、バンク動作状態管理機構20からのバンク動作状
態信号群210a〜217aの反転信号が入力される。
なお、後述の実施の形態ではダミー動作要求生成要否判
定機構40からのアクセス要求抑止信号404aの反転
信号も入力される。もしも、アクセス要求がバンクの動
作中を示す信号群210a〜217aが「1」を示して
いないバンクに対するアクセスであれば、バンク対応の
論理積回路610〜617によって、アクセス要求信号
610a〜617a中の当該バンクに対応する信号が
「1」となる。この結果は、論理和回路620〜627
を介して、バンク対応のフリップフロップ630〜63
7中の当該バンクに対応するものがセットし、通常アク
セスリクエスト信号600a〜607a中の対応する信
号が「1」となり、主記憶装置3の目的のバンクにアク
セス要求が発行される。なお、後述のアクセス要求抑止
信号404aを使用する実施の形態では、該信号404
aが「0」の場合に、同様の動作で主記憶装置3にアク
セス要求が発行されることになる。
【0030】一方、図6のダミー動作要求生成機構50
では、ダミー動作要求生成要否判定機構40からダミー
動作生成要求信号403aを受け取ると、現時点で動作
中でなく且つ通常のアクセス要求も発行されていないバ
ンクに対し、ダミー動作要求を生成する。具体的には、
バンク動作状態管理機構20からのバンク動作状態信号
群210a〜217aの反転信号と動作要求発行制御機
構60のデコード出力群6020〜6027の反転信号
とダミー動作生成要求信号403aとをバンク対応の論
理積回路500〜507に入力して、この理積回路50
0〜507で現時点で動作中若しくは次サイクルで動作
予定にない複数のバンクを抜きだし、後段の論理積回路
510〜517で一つのバンクに決定する手順を採る。
論理積回路510〜517は、所謂優先順位選択回路で
あり、ここでは、ダミー動作要求を発行するバンクの決
定において、固定的にバンク(0)の選択の優先順位を
高くし、バンク(7)の選択の優先順位を低くするよう
に構成したものである。なお、この優先順位は本実施例
に示した順番や固定式に限るものではなく、ダミー動作
を指示するバンクの番号の優先順位はダイナミックに変
化させる機構を採用しても良い。
【0031】論理積回路510〜517の出力群のダミ
ー動作要求信号510a〜517aは図5の動作要求発
行制御機構60に送られ、その論理和回路620〜62
7、フリップフロップ630〜637を介して主記憶装
置3に送出される。なお、この時、主記憶装置3には、
フリップフロップ640〜647を介して、ダミー動作
要求であることを示す信号(ダミーリクエスト)600
b〜607bも、同時に送出される。当該ダミー動作を
指示された記憶装置3では、後述するように、保持して
いる情報を破壊することなく電流を消費する動作を実行
する。
【0032】以上の構成により、動作中のバンク数を規
定した値よりも、動作中のバンク数が少ない場合には、
通常の主記憶アクセス以外にダミー動作要求を生成する
ことで、常に主記憶装置の規定値以上のバンクを動作状
態に保つことが可能になり、主記憶装置における電源電
流変化量の急激な変化を抑えることができる。なお、規
定値以上のバンクが動作状態であれば、ダミー動作要求
は生成されないため、通常アクセスが影響を受けること
なく、システムの性能低下を引き起こすこともない。
【0033】次に、図7に、本発明の第2の実施の形態
の情報処理システムの全体構成図を示す。これの図1の
構成と異なる第1の点は、バンク動作数設定値決定機構
70を記憶制御装置内2に追加したことである。バンク
動作数設定値決定機構70の機能は、所定期間中のダミ
ー動作要求の発行数によって動作状態とするバンク数の
設定値を変化させるものである。つまり、ダミー動作要
求の発行が無いということは、通常アクセス要求数が多
くなってきたことを示すわけであり、動作状態のバンク
数の制限値を増加させるべきであると判定できる。ま
た、ダミー動作要求が発行されたということは、通常ア
クセス要求数が減少してきたことを示すわけであり、動
作状態のバンク数の制限値を増加させるべきであると判
定できる。これを実現するのがバンク動作数設定値決定
機構70であり、、ダミー動作要求の発行状況をダミー
動作要求生成機構50から受け取り、所定期間毎に動作
状態とすべきバンク数の設定値(規定値)を決定して、
その情報をダミー動作要求生成要否判定機構40に対し
て送出する。
【0034】図8は、バンク動作数設定値決定機構70
の詳細構成例を示したものである。70aは所定期間毎
に周期的に与えられるリセット信号であり、図では省略
したか、プロセッサ1もしくは記憶制御装置2内で生成
するようにする。77は動作状態とすべきバンク数の設
定値が格納される設定値レジスタであり、あらかじめプ
ロセッサ1から所定の値を初期値として設定しておく。
レジスタ71と「+1」回路72と選択回路73とでカ
ウンタを構成しており、リセット信号70aが与えられ
ると、選択回路73が値「0」を選択することにより、
レジスタ71が初期化される。その後は、次のリセット
信号70aが与えられるまでの期間に、ダミー動作要求
生成機構50からダミー動作要求発行信号50a(図6
参照)を受け取ると、論理積回路74を通してトリガ信
号74aがレジスタ71に印加され、該レジスタ71の
値が「+1」回路72、選択回路73を介してインクリ
メントされる。このレジスタ71の出力値71aは、論
理演算回路75にて「0」か否か判定され、「0」より
大きければ設定値レジスタ77の値を「−1」し、
「0」のままであれば、設定値レジスタ77の値を「+
1」する。この設定値レジスタ77の更新のタイミング
は、リセット信号70aによって与えられ、当該更新デ
ータが信号線400aに送出される。同時に、このとき
バッファ回路78を通して、セット信号が信号線400
bが送出される。以上の動作は、リセット信号70aが
与えられるごとに繰り返される。
【0035】これにより、図4のダミー動作要求生成要
否判定機構40のレジスタ400のバンク動作数規定値
を、所定期間毎に、ダミー動作要求の発行状況に応じて
ダイナミックに変更することが可能になる。なお、図8
中の回路76は、バンク動作数設定値の上限/下限を保
証する機能であり、例えば値が「8」〜「1」になるよ
うに、論理演算回路75の出力をモディファイする回路
である。
【0036】更に、図7に示す第2の実施の形態が図1
の第1の実施の形態と異なる点は、バンク動作状態数設
定値(バンク動作数規定値)よりも実際に動作している
バンク数(バンク動作数)が多くなった場合には、通常
アクセス要求の発行を抑止する構成としたことである。
図1の第1の実施の形態では、最低限動作状態にあるバ
ンク数を常に保証する形で、電源電流量の急激な変化を
抑えていた。但し、この方法では、通常のアクセスがな
い場合でも、ダミー動作要求を多発することで電流量を
稼ぐため、無駄な電力消費が発生してしまう。これに対
して、図7の第2の実施の形態では、動作状態数設定値
自体を変化させるために、通常アクセス要求が少ない場
合での無駄なエネルギー消費を発生しないようにするこ
とができる。この第2の実施の形態での特徴的な通常ア
クセス要求の抑止機構は、ダミー動作要求生成要否判定
機構40と動作要求発行制御機構60の間に信号線を設
け、図4と図5に示したように、ダミー動作要求生成要
否判定機構40から出力される信号404aを、動作要
求発行制御機構60の論理積回路610〜617に抑止
条件として入力することにより、バンク動作数規定値よ
りも実際に動作しているバンク数が多くなった場合に後
続の通常アクセス要求の発行を抑止するものである。
【0037】以上説明したように、第2の実施の形態で
は、動作中にあるべきバンク数を規定した値(バンク動
作数規定値)をアクセス要求数に応じて変化させること
により、主記憶装置における電源電流量の急激な変化を
抑えることができる。通常アクセス要求数が減少してく
ると、バンク動作数規定値も自動的に減少させるため、
アクセス要求数が減少した場合でも、無駄な電力消費を
避けることができる。
【0038】図9は、主記憶装置を構成する記憶素子の
ダミー動作実行機構の一例を示したものである。ダミー
動作としては、記憶素子にDRAMを使用する場合、こ
のDRAM特有のリフレッシュ動作を利用する方法があ
る。つまり、RAS信号やCAS信号といったDRAM
に対する制御信号の組み合わせにより、記憶素子内の保
持データを破壊することなく記憶素子内をアクセスさせ
る方法である。この方法であれば、ダミー動作のために
記憶素子としては特別の機構を備える必要が無い。但
し、リフレッシュ動作は通常の読み出し動作と同等のサ
イクル数を占有するため、通常アクセス要求を発行した
くても先行するリフレッシュ動作が終了するのを待つ必
要がある。したがって、これが性能低下につながる場合
もある。
【0039】これに対し、図9に示す機構は、ダミー動
作指示を専用信号ビン901aで受けると、専用の電力
消費パスを活性化させて直接的に電流を消費させるもの
である。図9において、ダミー動作指示は、電流消費指
示作成回路901を介してバッファ回路902に供給さ
れ、トランジスタ903をONさせる。このトランジス
タがONしている間は、抵抗904を介して電源Vdd
と接地GND間に電流を流すことができ、短い時間単位
での電流消費を制御することができる。これにより、先
行するダミー動作の終了を過剩に待つ必要がなくなり、
性能低下を回避することができる。
【0040】図1および図7の実施の形態では、主記憶
装置の電源電流量の急激な変化を抑える機構が常に動作
している状態を前提にした。しかし、実システムにおい
て、散発的に発生するアクセス要求の集中は、図12で
説明したコンデンサなどの搭載により対応することが可
能である。問題なのは、アクセスの集中が長時間に渡る
場合である。したがって、このアクセスが長時間集中す
る期間を検出し、その期間だけ図1及び図7に示した機
構を有効することが、システム的には効率が良い。これ
を示したのが図10である。
【0041】図10(A)は、プロセッサ1から、記憶
制御装置2内に設けた電流変動抑止動作フリップフロッ
プ15を直接的に設定する構成例を示したものである。
フリップフロップ15は、プロセッサ1上で実行するプ
ログラムの指示により、アドレス信号線1Aa/データ
信号線1Abを介して設定される。なお、1aはアクセ
ス要求線である。プログラムは、長期間アクセスを集中
させる動作を開始する前に設定し、終了したときに解除
する手続きを実行する。電流変動抑止動作フリップフロ
ップ15の出力(電流動抑止動作信号)15aは、図4
に示したダミー動作要求生成要否判定機構40の論理積
回路403、404に供給される。即ち、フリップフロ
ップ15の出力15aが「0」であれば、図4のダミー
動作生成要求信号403aとアクセス要求抑止404a
がともに無効にされ、「1」であれば両信号403a、
404aが有効になる。
【0042】図10(B)は、ハードウェアでアクセス
が長時間集中する期間を検出する構成例である。例え
ば、「擬似ベクトル」処理が始まる場合には、プロセッ
サ1内で動作モードが変化する。この状態変化を、信号
線1Baにて記憶制御装置2内の電流変動抑止動作フリ
ップフロップ15に供給することにより、長期間アクセ
スを集中させる動作を開始する前に、主記憶装置3の電
源電流量の急激な変化を抑える機構を有効にすることが
可能になる。
【0043】図10のような構成により、長期間の集中
アクセス時だけ、記憶制御装置2内の電源電流量の急激
な変化を抑える機構を有効にすることが可能になるた
め、過剩な電力消費を抑えた消費電流量の制御を実現す
ることができる。
【0044】以上の記述では、プロセッサ/記憶制御装
置/主記憶装置を個別の部品で構成する場合が中心であ
ったが、高集積化が進む状況の中では、図11に示すよ
うな形態でのシステムも対象とすることができる。即
ち、図11の枠5で囲まれるプロセッサ1/記憶制御装
置2/主記憶装置3が同一の半導体チップ上に構成され
る場合や、図11の枠6で囲まれる記憶制御装置2/主
記憶装置3が同一の半導体チップ上に構成される場合に
おいても、本発明は有効である。これは、電源電流量の
大幅な変化は、半導体を搭載する基板上以上に影響が大
きいからである。なせなら、半導体チップ上には基板上
ほどコンデンサを搭載することができないことと、電源
給電系のインダクタンスが大きいことが挙げられる。高
集積な半導体チップを、安定的に動作させる為には有効
な機構である。
【0045】また、図1および図7では、各機構20、
30、40、50、60をそれぞれ別構成としたが、こ
れらの機構の一部又は全部を、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で統一化することは任意である。また、制御対象
は必ずしも主記憶装置である必要もない。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明の
情報処理システムによれば、以下のような効果が得られ
る。 (1)動作状態にあるべきバンク数を規定し、動作中の
バンクが該規定値以下の場合はダミー動作を実行させる
ことで、常に規定値以上のバンクを動作状態にすること
が可能であり、電源電流量の変動を抑えることが可能に
なる。 (2)動作状態にあるべきバンク数をアクセス要求数に
依存して変化させることにより、消費電流量を緩やかに
変化させることが可能である。また、アクセス要求数が
少ない場合でも、ダミー動作による過剩な電力消費を回
避することができる。 (3)電源電流量の変動を制御する機構を必要に応じて
有効化する手段を備えることにより、長期間の集中的な
アクセスが発生する場合にのみ適用することで、システ
ム性能を損なうことなく電源電流量の変動を抑えること
が可能になる。 (4)記憶装置にDRAMなどを使用したシステムにお
いて高速にアクセスする機構を実現する場合でも、電源
電流量の変動に伴う電源電圧を抑えることが可能にな
り、安定的に動作するシステムの提供が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態の情報処理
システムの全体的構成例を示した図である。
【図2】バンク動作状態管理機構の詳細構成例を示す図
である。
【図3】バンク動作数計数機構の詳細構成例を示す図で
ある。
【図4】ダミー動作要求生成要否判定機構の詳細構成例
を示す図である。
【図5】動作要求発行制御機構の詳細構成例を示す図で
ある。
【図6】ダミー動作要求生成機構の詳細構成例を示す図
である。
【図7】本発明を適用した第2の実施の形態の情報処理
システムの全体的構成例を示した図である。
【図8】バンク動作数設定値決定機構の詳細構成例を示
す図である。
【図9】本発明で使用する電流消費専用回路を備える記
憶素子の構成例を示す図である。
【図10】電源変動抑止動作の制御機構の構成例を示す
図である。
【図11】本発明で対象とする同一の半導体チップ上に
構成するシステムの範囲を規定する図である。
【図12】電子回路群に対する電源給電系を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 記憶制御装置 3 主記憶装置 10 アクセスバッファ機構 20 バンク動作状態管理機構 30 バンク動作数計数機構 40 ダミー動作要求生成要否判定機構 50 ダミー動作要求生成機構 60 動作要求発行制御機構 70 バンク動作数設定値決定機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−68671(JP,A) 特開 昭63−120348(JP,A) 特開 平9−297704(JP,A) 特開 平9−180468(JP,A) 特開 平7−161184(JP,A) 特開 平5−54646(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/06 G11C 11/40 - 11/4099 G06F 12/16 G06F 1/26 - 1/32 G11C 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサと、記憶制御装置と、複数の
    独立に動作する記憶単位(以下、バンクと称す)から構
    成される記憶装置とを具備する情報処理装置システムに
    おいて、 記憶装置で少なくとも動作状態にあるべきバンクの数
    (以下、バンク動作数規定値と称す)を保持する手段
    と、 記憶装置で動作状態にあるバンクの数(以下、バンク動
    作数と称す)を計数する手段と、 バンク動作数がバンク動作数規定値より少ない場合に、
    ダミー動作の実行を記憶装置に指示する手段と、を有す
    ることを特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 プロセッサと、記憶制御装置と、複数の
    独立に動作する記憶単位(バンク)から構成される記憶
    装置とを具備する情報処理装置システムにおいて、 記憶装置で少なくとも動作状態にあるべきバンクの数
    (バンク動作数規定値)を保持する手段と、 記憶装置で動作状態にあるバンクの数(バンク動作数)
    を計数する手段と、 バンク動作数がバンク動作数規定値より少ない場合にダ
    ミー動作の実行を記憶装置に指示し、多くなった場合に
    は、後続の記憶装置への通常アクセス要求の発行を抑止
    する手段と、 所定期間毎に、当該期間中に1回もダミー動作要求が発
    行されなければバンク動作数規定値の値を増加し、少な
    くとも1回以上ダミー動作要求が発行されたならばバン
    ク動作数規定値を減少せしめる手段と、を有することを
    特徴とする情報処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2記載の情報処理装置
    システムにおいて、プロセッサの処理状況に応じて、記
    憶装置へのダミー動作要求の発行もしくは後続の通常ア
    クセス要求の発行の抑止を無効とする手段を有すること
    を特徴とする情報処理装置システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    情報処理装置システムにおいて、ダミー動作を指示され
    た記憶装置は、保持している情報を破壊することなく電
    流を消費する動作を実行することを特徴とする情報処理
    装置システム。
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