JP3450767B2 - ダボ打ちヘッド装置及びダボ打ち機 - Google Patents
ダボ打ちヘッド装置及びダボ打ち機Info
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- JP3450767B2 JP3450767B2 JP31411899A JP31411899A JP3450767B2 JP 3450767 B2 JP3450767 B2 JP 3450767B2 JP 31411899 A JP31411899 A JP 31411899A JP 31411899 A JP31411899 A JP 31411899A JP 3450767 B2 JP3450767 B2 JP 3450767B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材あるいは角材
の接続端面にダボを打ち込むダボ打ちヘッド装置及びダ
ボ打ち機に関するものである。
の接続端面にダボを打ち込むダボ打ちヘッド装置及びダ
ボ打ち機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、図11に示すものが
あった。図11において、1はダボ打ちヘッド装置のヘ
ッドであり、このヘッド1にシャフト孔2と発射管取付
孔3aを前後(図11において左右)に離間させて同軸
に形成するとともに、発射管取付孔3aに発射管3を嵌
合固定し、これら両者間に両者の軸心と直交する大径の
中継孔4を形成し、この中継孔4の上部側にシャフト孔
2及び発射管3に対して上方から直交する受取孔5を形
成し、該受取孔5の上部にダボDを供給するシュート6
を接続する。
あった。図11において、1はダボ打ちヘッド装置のヘ
ッドであり、このヘッド1にシャフト孔2と発射管取付
孔3aを前後(図11において左右)に離間させて同軸
に形成するとともに、発射管取付孔3aに発射管3を嵌
合固定し、これら両者間に両者の軸心と直交する大径の
中継孔4を形成し、この中継孔4の上部側にシャフト孔
2及び発射管3に対して上方から直交する受取孔5を形
成し、該受取孔5の上部にダボDを供給するシュート6
を接続する。
【0003】上記シャフト孔2にダボDを前方(右方)
に向けて押圧移動させるシャフト9を摺動可能に嵌合さ
せ、上記中継孔4の軸心部に受渡し軸7を回転可能に嵌
合させ、この受取り軸7に直交方向の嵌合孔7aを形成
し、この嵌合孔7aに上記受取孔5から供給されるダボ
Dを嵌合させる。8は受取孔5から嵌合孔7aに嵌合す
るダボDの位置決めをする調節ねじである。
に向けて押圧移動させるシャフト9を摺動可能に嵌合さ
せ、上記中継孔4の軸心部に受渡し軸7を回転可能に嵌
合させ、この受取り軸7に直交方向の嵌合孔7aを形成
し、この嵌合孔7aに上記受取孔5から供給されるダボ
Dを嵌合させる。8は受取孔5から嵌合孔7aに嵌合す
るダボDの位置決めをする調節ねじである。
【0004】そして、上記受渡し軸7をその軸心を中心
として90度回転させることにより、受取孔5から供給
されたダボDをシャフト孔2と発射管3との軸線上に向
く如く回動させ、この状態でシャフト9を前方(右方)
に移動させることにより、上記ダボDを発射管3から前
方に発射させて前方に配置されたワークWのダボ孔Hに
圧入する。
として90度回転させることにより、受取孔5から供給
されたダボDをシャフト孔2と発射管3との軸線上に向
く如く回動させ、この状態でシャフト9を前方(右方)
に移動させることにより、上記ダボDを発射管3から前
方に発射させて前方に配置されたワークWのダボ孔Hに
圧入する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、1
個のヘッドで一種類のダボを打ち込むようになっていた
ので、例えば径の異なるダボを打ち込む場合には、これ
に対応した別のヘッドを併設するか、あるいは上記発射
管3、シュート6及び受け渡し軸7を対応する径のもの
に交換する必要があった。このため装置が大型になった
り、交換作業に手数を要したりする不具合があった。本
発明は、一個のヘッドで複数種類のダボが打てるように
することにより、上記不具合を解消した新規なダボ打ち
ヘッド装置及びダボ打ち機を得ることを目的とする。
個のヘッドで一種類のダボを打ち込むようになっていた
ので、例えば径の異なるダボを打ち込む場合には、これ
に対応した別のヘッドを併設するか、あるいは上記発射
管3、シュート6及び受け渡し軸7を対応する径のもの
に交換する必要があった。このため装置が大型になった
り、交換作業に手数を要したりする不具合があった。本
発明は、一個のヘッドで複数種類のダボが打てるように
することにより、上記不具合を解消した新規なダボ打ち
ヘッド装置及びダボ打ち機を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、以下の如く構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、ヘッドにダボを打つシャフトが嵌合す
るシャフト孔を貫通形成し、該ヘッド内の前記シャフト
孔の中間部に該シャフト孔の軸心と直交する軸心を中心
として所定角度で往復回転される受渡し体を設け、この
受渡し体に該受渡し体が一方向に回転された際に前記シ
ャフト孔と同軸となる受渡し孔を形成し、前記ヘッドの
外周部に前記受渡し体が他方向に回転された際にその受
渡し孔と連通する供給孔を形成し、該供給孔を介して前
記受渡し孔に異種のダボを選択して供給する供給装置を
設ける構成にしたものである。また、請求項2の発明
は、前記供給孔の出口側に受渡し孔の入口側の回動範囲
に亘って延びる移動路を形成したものである。また、請
求項3の発明は、前記供給孔を前記受渡し孔の軸心と直
交する方向に長い長孔とし、異種のダボを供給する複数
のシュートを前記供給孔にその長孔の長軸方向に移動可
能に接続した接続したものである。また、請求項4の発
明は、前記ヘッドのシャフト孔の出口側に発射管を設
け、該発射管は円筒状主体の前端の内径を小径のダボの
径よりも小径にし、かつ円筒状主体の前部の周壁を円周
方向に分割してなる構成にしたものである。また、請求
項5の発明は、ワークが載置される定盤の後部に沿って
移動されるX軸移動台を設け、該X軸移動台に上下方向
のガイドロッドを介して取付台を上下摺動可能に支持す
るとともに該取付台を上下動させる昇降装置を設け、該
取付台にワークのダボ孔に向かってその軸心と交叉する
方向から進退する糊噴出ノズルと、請求項1記載のダボ
打ちヘッド装置とを設ける構成にしたものである。
するために、以下の如く構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、ヘッドにダボを打つシャフトが嵌合す
るシャフト孔を貫通形成し、該ヘッド内の前記シャフト
孔の中間部に該シャフト孔の軸心と直交する軸心を中心
として所定角度で往復回転される受渡し体を設け、この
受渡し体に該受渡し体が一方向に回転された際に前記シ
ャフト孔と同軸となる受渡し孔を形成し、前記ヘッドの
外周部に前記受渡し体が他方向に回転された際にその受
渡し孔と連通する供給孔を形成し、該供給孔を介して前
記受渡し孔に異種のダボを選択して供給する供給装置を
設ける構成にしたものである。また、請求項2の発明
は、前記供給孔の出口側に受渡し孔の入口側の回動範囲
に亘って延びる移動路を形成したものである。また、請
求項3の発明は、前記供給孔を前記受渡し孔の軸心と直
交する方向に長い長孔とし、異種のダボを供給する複数
のシュートを前記供給孔にその長孔の長軸方向に移動可
能に接続した接続したものである。また、請求項4の発
明は、前記ヘッドのシャフト孔の出口側に発射管を設
け、該発射管は円筒状主体の前端の内径を小径のダボの
径よりも小径にし、かつ円筒状主体の前部の周壁を円周
方向に分割してなる構成にしたものである。また、請求
項5の発明は、ワークが載置される定盤の後部に沿って
移動されるX軸移動台を設け、該X軸移動台に上下方向
のガイドロッドを介して取付台を上下摺動可能に支持す
るとともに該取付台を上下動させる昇降装置を設け、該
取付台にワークのダボ孔に向かってその軸心と交叉する
方向から進退する糊噴出ノズルと、請求項1記載のダボ
打ちヘッド装置とを設ける構成にしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基い
て説明する。図において、図1は本発明によるダボ打ち
機の一部側面断面図、図2は図1のII-II 相当の説明用
正面断面図、図3は本発明によるダボ打ちヘッド装置の
原位置の状態を示す側面断面図、図4は図3のIV-IV断
面図、図5は本発明によるダボ打ちヘッド装置のダボ供
給の状態を示す側面断面図、図6は図5のVI-VI 断面
図、図7は本発明によるダボ打ちヘッド装置のダボ送り
状態を示す側面断面図、図8は図7のVIII-VIII 断面
図、図9は本発明によるダボ打ちヘッド装置のダボ打込
み状態を示す側面断面図、図10は本発明によるダボ打
ちヘッド装置のダボ打込み直後のシャフト退避状態を示
す側面断面図である。
て説明する。図において、図1は本発明によるダボ打ち
機の一部側面断面図、図2は図1のII-II 相当の説明用
正面断面図、図3は本発明によるダボ打ちヘッド装置の
原位置の状態を示す側面断面図、図4は図3のIV-IV断
面図、図5は本発明によるダボ打ちヘッド装置のダボ供
給の状態を示す側面断面図、図6は図5のVI-VI 断面
図、図7は本発明によるダボ打ちヘッド装置のダボ送り
状態を示す側面断面図、図8は図7のVIII-VIII 断面
図、図9は本発明によるダボ打ちヘッド装置のダボ打込
み状態を示す側面断面図、図10は本発明によるダボ打
ちヘッド装置のダボ打込み直後のシャフト退避状態を示
す側面断面図である。
【0008】図1において、10はダボ打ち機であり、
右部の前部フレーム11にワークWが載置される定盤1
3を取付け、左部の後部フレーム12にX軸移動装置2
0およびY軸移動装置30によって定盤13の後面に沿
う左右方向(X軸方向)および上下方向(Y軸方向)に
移動される取付台31を設け、該取付台31に穴明け装
置40(図2)、糊噴出装置50及びダボ打ちヘッド装
置60を取り付けてなる。
右部の前部フレーム11にワークWが載置される定盤1
3を取付け、左部の後部フレーム12にX軸移動装置2
0およびY軸移動装置30によって定盤13の後面に沿
う左右方向(X軸方向)および上下方向(Y軸方向)に
移動される取付台31を設け、該取付台31に穴明け装
置40(図2)、糊噴出装置50及びダボ打ちヘッド装
置60を取り付けてなる。
【0009】上記前部フレーム11の後面側にシリンダ
15によって上下方向に移動させる板状の後部定規(ス
トッパー)14を取付ける。この後部定規14は定盤1
3の後端(図1において右端)から若干後方に離間させ
て間隙16を形成し、この間隙16から定盤13上の切
り屑、塵埃が落下できるようにする。
15によって上下方向に移動させる板状の後部定規(ス
トッパー)14を取付ける。この後部定規14は定盤1
3の後端(図1において右端)から若干後方に離間させ
て間隙16を形成し、この間隙16から定盤13上の切
り屑、塵埃が落下できるようにする。
【0010】上記X軸移動装置20は以下の如くなって
いる。即ち、後部フレーム12の上部にX軸方向に延び
る二本のX軸レール21を固定し、また、各X軸レール
21間にこれと同方向に延びる送りねじ22を回転自在
に取り付ける。上記X軸レール21に長方形状のX軸移
動台23を摺動可能に取付け、該X軸移動台23の下部
にX軸モーター24、及び該X軸モーター24によって
回転されるナット付きの送りプーリー25を取付け、こ
の送りプーリー25を上記送りねじ22に螺合させる。
そして、上記X軸モーター24を介して送りプーリー2
5を正逆回転させることにより、上記X軸移動台23を
定盤13の後面に沿って往復方向に移動させる。26は
上記X軸モーター24の出力軸に固定した駆動プーリ
ー、27は駆動プーリー26と送りプーリー25とを伝
導連結するタイミングベルトである。
いる。即ち、後部フレーム12の上部にX軸方向に延び
る二本のX軸レール21を固定し、また、各X軸レール
21間にこれと同方向に延びる送りねじ22を回転自在
に取り付ける。上記X軸レール21に長方形状のX軸移
動台23を摺動可能に取付け、該X軸移動台23の下部
にX軸モーター24、及び該X軸モーター24によって
回転されるナット付きの送りプーリー25を取付け、こ
の送りプーリー25を上記送りねじ22に螺合させる。
そして、上記X軸モーター24を介して送りプーリー2
5を正逆回転させることにより、上記X軸移動台23を
定盤13の後面に沿って往復方向に移動させる。26は
上記X軸モーター24の出力軸に固定した駆動プーリ
ー、27は駆動プーリー26と送りプーリー25とを伝
導連結するタイミングベルトである。
【0011】上記Y軸移動装置30は以下の如くなって
いる。即ち、上記X軸移動台23の上部に長方形状の取
付台31を配置し、該取付台31の四隅部に垂下固定し
た四本のガイドロッド32を上記X軸移動台23の四隅
部に上下摺動可能に嵌合させる。また、上記X軸移動台
23の中心部にY軸モーター33によって回転される昇
降ねじ34を上方に向けて突出させ、この昇降ねじ34
の上部を上記取付台31の中心部に螺合させる。そし
て、上記Y軸モーター33を介して昇降ねじ34を正逆
回転させることにより、上記取付台31をX軸移動台2
3に対して上下方向に移動させる。
いる。即ち、上記X軸移動台23の上部に長方形状の取
付台31を配置し、該取付台31の四隅部に垂下固定し
た四本のガイドロッド32を上記X軸移動台23の四隅
部に上下摺動可能に嵌合させる。また、上記X軸移動台
23の中心部にY軸モーター33によって回転される昇
降ねじ34を上方に向けて突出させ、この昇降ねじ34
の上部を上記取付台31の中心部に螺合させる。そし
て、上記Y軸モーター33を介して昇降ねじ34を正逆
回転させることにより、上記取付台31をX軸移動台2
3に対して上下方向に移動させる。
【0012】上記取付台31の図2において左部(前進
側)に穴明け装置40を、該取付台31の右部(後進
側)に糊噴出装置50及びダボ打ちヘッド装置60を設
ける。穴明け装置40は、取付台31に上下動可能に支
持されたケース41に、ドリルシリンダ(図示省略)に
よって単独で前後方向に移動される大径(例えば直径8
mm)のドリル42と小径(例えば直径6mm)のドリ
ル43とを上下に取付け、各ドリル42,43をドリル
モーター44によって回転させるようになっており、上
記ケース41を上下動させることによって使用する側の
ドリル42(または43)と後述の発射管78との高さ
を合わせ、定盤13に載置したワークWに大径又は小径
のダボ穴H(図1)を明ける。
側)に穴明け装置40を、該取付台31の右部(後進
側)に糊噴出装置50及びダボ打ちヘッド装置60を設
ける。穴明け装置40は、取付台31に上下動可能に支
持されたケース41に、ドリルシリンダ(図示省略)に
よって単独で前後方向に移動される大径(例えば直径8
mm)のドリル42と小径(例えば直径6mm)のドリ
ル43とを上下に取付け、各ドリル42,43をドリル
モーター44によって回転させるようになっており、上
記ケース41を上下動させることによって使用する側の
ドリル42(または43)と後述の発射管78との高さ
を合わせ、定盤13に載置したワークWに大径又は小径
のダボ穴H(図1)を明ける。
【0013】上記糊噴出装置50は、上記ドリル43
(42)によって明けられたワークWのダボ穴Hに糊を
供給するもので、図1に示すように、上記取付台31の
前部にシリンダ51を支点ボルト52、ブラケット53
を介してX軸方向の軸心を中心として回動調節可能に取
付け、該シリンダ51に糊噴射バルブ54を介して細長
い糊噴出ノズル55を取付ける。そして、上記支点ボル
ト52を介して糊噴出ノズル55をダボ穴Hの軸線に対
して上向きに傾斜させ、その噴出口をダボ打ちヘッド装
置60が対面するダボ穴Hの入口に向け、この状態で粘
度の高い糊を噴出させる際には、糊噴出時に上記シリン
ダ51を伸長作動させ、糊噴出ノズル55をダボ穴Hの
入口に接近させて該糊噴出ノズル55から糊を噴出させ
た後、上記シリンダ51を短縮作動させて糊噴出ノズル
55をダボ穴Hから退避させる(図1の状態)。また、
粘度の低い糊を噴出させる際には、上記シリンダ51を
短縮作動させて糊噴出ノズル55をダボ穴Hから退避さ
せたままの状態で上記ダボ穴Hに向けて糊を噴出させ
る。
(42)によって明けられたワークWのダボ穴Hに糊を
供給するもので、図1に示すように、上記取付台31の
前部にシリンダ51を支点ボルト52、ブラケット53
を介してX軸方向の軸心を中心として回動調節可能に取
付け、該シリンダ51に糊噴射バルブ54を介して細長
い糊噴出ノズル55を取付ける。そして、上記支点ボル
ト52を介して糊噴出ノズル55をダボ穴Hの軸線に対
して上向きに傾斜させ、その噴出口をダボ打ちヘッド装
置60が対面するダボ穴Hの入口に向け、この状態で粘
度の高い糊を噴出させる際には、糊噴出時に上記シリン
ダ51を伸長作動させ、糊噴出ノズル55をダボ穴Hの
入口に接近させて該糊噴出ノズル55から糊を噴出させ
た後、上記シリンダ51を短縮作動させて糊噴出ノズル
55をダボ穴Hから退避させる(図1の状態)。また、
粘度の低い糊を噴出させる際には、上記シリンダ51を
短縮作動させて糊噴出ノズル55をダボ穴Hから退避さ
せたままの状態で上記ダボ穴Hに向けて糊を噴出させ
る。
【0014】上記ダボ打ちヘッド装置60は図3〜図1
0に示すようになっている。図3〜図10において、6
1は前述した取付台31に取り付けたヘッドであり、こ
のヘッド61に1個のシャフト孔62を前後方向に貫通
形成し、該シャフト孔62に油圧またはエア式の発射シ
リンダー63(図1)によって前後方向に移動されるシ
ャフト64を嵌合させる。上記ヘッド61にダボD(D
1,D2)の送り装置65を設ける。この送り装置65
は以下の如くなっている。即ち、上記ヘッド61内のシ
ャフト孔62の中間部に円板状の受渡し体66を回転軸
67を介してシャフト孔62の軸心と直交する水平軸心
を中心として回転可能に嵌合させる。
0に示すようになっている。図3〜図10において、6
1は前述した取付台31に取り付けたヘッドであり、こ
のヘッド61に1個のシャフト孔62を前後方向に貫通
形成し、該シャフト孔62に油圧またはエア式の発射シ
リンダー63(図1)によって前後方向に移動されるシ
ャフト64を嵌合させる。上記ヘッド61にダボD(D
1,D2)の送り装置65を設ける。この送り装置65
は以下の如くなっている。即ち、上記ヘッド61内のシ
ャフト孔62の中間部に円板状の受渡し体66を回転軸
67を介してシャフト孔62の軸心と直交する水平軸心
を中心として回転可能に嵌合させる。
【0015】上記回転軸67は、図4に示すように、そ
の左端部をヘッド61から外部に露出させ、該左端部に
レバー68を垂下固定する。このレバー68の下端部
(揺動端部)に、図1に示すように、ヘッド61の外側
に取付けたシリンダー69のロッド69aを連結し、該
シリンダー69を伸縮作動させることによって上記受渡
し体66をシャフト孔62の軸心と直交する水平軸心を
中心として所定角度、本例では約45度の角度範囲で往
復回転させる。また、上記受渡し体66にダボD(D
1,D2)が挿通可能の受渡し孔70を貫通形成する。
この受渡し孔70は、図10に示すように、受渡し体6
6が図3の状態から反時計方向に約45度回転された際
にシャフト孔62と同軸となる位置に形成する。
の左端部をヘッド61から外部に露出させ、該左端部に
レバー68を垂下固定する。このレバー68の下端部
(揺動端部)に、図1に示すように、ヘッド61の外側
に取付けたシリンダー69のロッド69aを連結し、該
シリンダー69を伸縮作動させることによって上記受渡
し体66をシャフト孔62の軸心と直交する水平軸心を
中心として所定角度、本例では約45度の角度範囲で往
復回転させる。また、上記受渡し体66にダボD(D
1,D2)が挿通可能の受渡し孔70を貫通形成する。
この受渡し孔70は、図10に示すように、受渡し体6
6が図3の状態から反時計方向に約45度回転された際
にシャフト孔62と同軸となる位置に形成する。
【0016】上記ヘッド61の外周上部に受渡し孔70
と連通する供給孔71を形成する。この供給孔71は、
図3、図5に示すように、受渡し体66が時計方向に回
転されてその受渡し孔70がシャフト孔62に対して約
45度の角度で傾斜した際に、該受渡し孔70の入り口
側に対面位置するとともに、該対面位置で図4、図6に
示すように、左右(X軸)方向に細長く形成する。ま
た、上記供給孔71の出口(下部)側に受渡し孔70の
入口(上部)側の回動範囲に亘って延びる半月状の移動
路72を形成する。該移動路72の左右(X軸)方向の
長さは上記供給孔71と同等とする。この移動路72
は、受渡し体を小径にしながら、所定長さ範囲(本例で
は25mm〜40mm)のダボD1,D2をシャフト孔
62の軸心線上に向けて円滑に回転させるためのもので
ある。
と連通する供給孔71を形成する。この供給孔71は、
図3、図5に示すように、受渡し体66が時計方向に回
転されてその受渡し孔70がシャフト孔62に対して約
45度の角度で傾斜した際に、該受渡し孔70の入り口
側に対面位置するとともに、該対面位置で図4、図6に
示すように、左右(X軸)方向に細長く形成する。ま
た、上記供給孔71の出口(下部)側に受渡し孔70の
入口(上部)側の回動範囲に亘って延びる半月状の移動
路72を形成する。該移動路72の左右(X軸)方向の
長さは上記供給孔71と同等とする。この移動路72
は、受渡し体を小径にしながら、所定長さ範囲(本例で
は25mm〜40mm)のダボD1,D2をシャフト孔
62の軸心線上に向けて円滑に回転させるためのもので
ある。
【0017】上記受渡し孔70の入口側となる受渡し体
66の外周部に凹欠部66aを形成する。この凹欠部6
6aは左右(X軸)方向に貫通させるとともに、図8に
示すように、その底面が上記移動路72の底面と同じと
なる深さにし、切換え板74の移動によって径の異なる
ダボD1,D2が受渡し孔70の入口に向けて円滑に切
り換えできるようにする。また、上記凹欠部66aの円
周方向の幅は、図7に示すように、受渡し孔70が前段
のダボD2−1をシャフト孔62と同軸に位置させた際
に、後段のダボD2−2の下端が嵌合できる幅とする。
66の外周部に凹欠部66aを形成する。この凹欠部6
6aは左右(X軸)方向に貫通させるとともに、図8に
示すように、その底面が上記移動路72の底面と同じと
なる深さにし、切換え板74の移動によって径の異なる
ダボD1,D2が受渡し孔70の入口に向けて円滑に切
り換えできるようにする。また、上記凹欠部66aの円
周方向の幅は、図7に示すように、受渡し孔70が前段
のダボD2−1をシャフト孔62と同軸に位置させた際
に、後段のダボD2−2の下端が嵌合できる幅とする。
【0018】上記供給孔71部に、異種のダボを選択し
て受渡し孔70に供給する供給装置73を設ける。即
ち、図4に示すように、シリンダー(図示省略)によっ
て左右方向移動される切換え板74を取付け、この切換
え板74に小径(例えば直径6mm)のダボD1を供給
する第1シュート75と大径(例えば直径8mm)のダ
ボD2を供給する第2シュート76とを左右(X軸方
向)に離間させて接続する。上記第1シュート75は切
換え板74が図4の状態から左方に移動された際に、受
渡し孔70と対面する位置に、また、上記第2シュート
76は切換え板74が図4の状態から右方に移動された
際に、受渡し孔70と対面する位置とする。なお、上記
供給装置73の切換え板74は回転板とし、該回転板の
外周部に第1、第2シュート75,76を円周方向に離
間させて接続し、この回転板を所定角度で回転させるこ
とにより、第1、第にシュート75,76を選択して受
渡し孔70に対面させるようにしてもよい。
て受渡し孔70に供給する供給装置73を設ける。即
ち、図4に示すように、シリンダー(図示省略)によっ
て左右方向移動される切換え板74を取付け、この切換
え板74に小径(例えば直径6mm)のダボD1を供給
する第1シュート75と大径(例えば直径8mm)のダ
ボD2を供給する第2シュート76とを左右(X軸方
向)に離間させて接続する。上記第1シュート75は切
換え板74が図4の状態から左方に移動された際に、受
渡し孔70と対面する位置に、また、上記第2シュート
76は切換え板74が図4の状態から右方に移動された
際に、受渡し孔70と対面する位置とする。なお、上記
供給装置73の切換え板74は回転板とし、該回転板の
外周部に第1、第2シュート75,76を円周方向に離
間させて接続し、この回転板を所定角度で回転させるこ
とにより、第1、第にシュート75,76を選択して受
渡し孔70に対面させるようにしてもよい。
【0019】上記ヘッド61の前部側に前板77を取付
け、該前板77に前述したシャフト孔62の前部と連通
する発射管78を前方に突出させて取り付ける。この発
射管78は、前端部の内径を小径ダボD1の径よりも若
干小径にするとともに、前板67から突出する前部の周
壁を複数のスリットにより円周方向に分割する。これに
より、発射位置に到来したダボDの径が異なるものであ
っても、該ダボDをシャフト孔62(ダボ穴H)の軸線
上に位置決めするとともに、シャフト64で押された際
にこれを円滑に通過させる。
け、該前板77に前述したシャフト孔62の前部と連通
する発射管78を前方に突出させて取り付ける。この発
射管78は、前端部の内径を小径ダボD1の径よりも若
干小径にするとともに、前板67から突出する前部の周
壁を複数のスリットにより円周方向に分割する。これに
より、発射位置に到来したダボDの径が異なるものであ
っても、該ダボDをシャフト孔62(ダボ穴H)の軸線
上に位置決めするとともに、シャフト64で押された際
にこれを円滑に通過させる。
【0020】次に上記実施例の作動態様について説明す
る。まず、穴明け装置40のケース41を上下動調節し
て所定のドリル42(又は43)を発射管78の高さに
合わせる。この状態でスタートされると、X軸モーター
24を介して送りプーリー25が回転され、X軸移動台
23がX軸方向、即ち定盤13の後面に沿って移動し、
同時にY軸モーター33により昇降ねじ34を回転させ
て取付台31を上下動させ、上記ドリル42(または4
3)を定盤13に載置したワークWの高さ位置に設定す
る。これにより、上記取付台31を介して上記ドリル4
2が定盤13に載置したワークW後面の所定位置に対面
する。次いでドリルモーター44によって上記ドリル4
2が回転されるとともにシリンダによって前進・後退さ
れ、上記ワークWに所定の穴径のダボ穴Hを形成する。
る。まず、穴明け装置40のケース41を上下動調節し
て所定のドリル42(又は43)を発射管78の高さに
合わせる。この状態でスタートされると、X軸モーター
24を介して送りプーリー25が回転され、X軸移動台
23がX軸方向、即ち定盤13の後面に沿って移動し、
同時にY軸モーター33により昇降ねじ34を回転させ
て取付台31を上下動させ、上記ドリル42(または4
3)を定盤13に載置したワークWの高さ位置に設定す
る。これにより、上記取付台31を介して上記ドリル4
2が定盤13に載置したワークW後面の所定位置に対面
する。次いでドリルモーター44によって上記ドリル4
2が回転されるとともにシリンダによって前進・後退さ
れ、上記ワークWに所定の穴径のダボ穴Hを形成する。
【0021】次いで、上記X軸モーター24が回転さ
れ、X軸移動台23、取付台31を介して上記穴明け装
置40(ドリル42)が次段の穴明け位置に移動される
とともに、糊噴出装置50及びダボ打ちヘッド装置60
が上記穴明け装置40で明けられたダボ穴Hに対面す
る。即ち、上記糊噴出装置50の糊噴出ノズル55が後
下方から上記ダボ穴Hの入口に対面するとともに、ダボ
打ちヘッド装置60のシャフト孔62が上記ダボ穴Hの
後方にて同軸上に対面する。そして、まず糊噴出ノズル
55から糊を噴出させて上記ダボ穴H内に所定量の糊を
供給し、次いでダボ打ちヘッド装置60により上記シャ
フト孔62からダボD(D1又はD2)を発射させて上
記ダボ穴Hに打ち込む。
れ、X軸移動台23、取付台31を介して上記穴明け装
置40(ドリル42)が次段の穴明け位置に移動される
とともに、糊噴出装置50及びダボ打ちヘッド装置60
が上記穴明け装置40で明けられたダボ穴Hに対面す
る。即ち、上記糊噴出装置50の糊噴出ノズル55が後
下方から上記ダボ穴Hの入口に対面するとともに、ダボ
打ちヘッド装置60のシャフト孔62が上記ダボ穴Hの
後方にて同軸上に対面する。そして、まず糊噴出ノズル
55から糊を噴出させて上記ダボ穴H内に所定量の糊を
供給し、次いでダボ打ちヘッド装置60により上記シャ
フト孔62からダボD(D1又はD2)を発射させて上
記ダボ穴Hに打ち込む。
【0022】この場合、糊噴出装置50は、糊の粘度が
高い側に設定されている場合には、糊の噴射時にのみシ
リンダ51を伸長作動させ、糊噴出ノズル55の先端を
ダボ穴Hの入口に接近させて糊を噴出し、該噴出後はシ
リンダ51を短縮作動させて糊噴出ノズル55の先端を
ダボ穴Hの入口から退避させる。逆に糊の粘度が低い側
に設定されている場合には、シリンダ51を短縮作動さ
せた状態、即ち、図1に示すように、上記糊噴出ノズル
55の先端をダボ穴Hの入口から離間させたままの状態
で糊を噴出させる。
高い側に設定されている場合には、糊の噴射時にのみシ
リンダ51を伸長作動させ、糊噴出ノズル55の先端を
ダボ穴Hの入口に接近させて糊を噴出し、該噴出後はシ
リンダ51を短縮作動させて糊噴出ノズル55の先端を
ダボ穴Hの入口から退避させる。逆に糊の粘度が低い側
に設定されている場合には、シリンダ51を短縮作動さ
せた状態、即ち、図1に示すように、上記糊噴出ノズル
55の先端をダボ穴Hの入口から離間させたままの状態
で糊を噴出させる。
【0023】また、上記ダボ打ちヘッド装置60による
ダボD(D1,D2)の打ち込みは、以下の如くして行
われる。直径が6mmと8mm、長さが共に25mmの
異径のダボD1,D2を第1、第2シュート75,76
に供給し、このうち大径ダボD2を打ち込む場合には、
図3〜図10に示すように作動する。まず初期時には、
図3、図4に示すように、切換え板74が左右中立位置
に位置し、第1、第2シュート75,76が受渡し孔7
0の左右外方に位置する。また、受渡し体66はシリン
ダ69によって時計方向に回転される。これにより、第
1、第2シュート75,76から露出した先頭の異径の
ダボD1−1,D2−1は共に供給孔71及び移動路7
2内に嵌合するとともに、その下端が移動路72の底面
に当接して待機状態となる。
ダボD(D1,D2)の打ち込みは、以下の如くして行
われる。直径が6mmと8mm、長さが共に25mmの
異径のダボD1,D2を第1、第2シュート75,76
に供給し、このうち大径ダボD2を打ち込む場合には、
図3〜図10に示すように作動する。まず初期時には、
図3、図4に示すように、切換え板74が左右中立位置
に位置し、第1、第2シュート75,76が受渡し孔7
0の左右外方に位置する。また、受渡し体66はシリン
ダ69によって時計方向に回転される。これにより、第
1、第2シュート75,76から露出した先頭の異径の
ダボD1−1,D2−1は共に供給孔71及び移動路7
2内に嵌合するとともに、その下端が移動路72の底面
に当接して待機状態となる。
【0024】この状態で大径ダボD2が選択されると、
図5、図6に示すように、切換え板74が図6において
右方に移動され、第2シュート76が受渡し孔70と合
致して先頭のダボD2−1が受渡し孔70に嵌合する。
次いで図7、図8に示すように、シリンダー69によっ
て受渡し体69が反時計方向に約45度回転されると、
上記受渡し孔70に嵌合した先頭のダボD2−1がシャ
フト孔62の同軸上に位置される。また、後段のダボD
2−2が自重流下して供給孔71及び移動路72内に嵌
合するとともに、その下端が受渡し体66の凹欠部66
aの底面に当接して待機状態となる。
図5、図6に示すように、切換え板74が図6において
右方に移動され、第2シュート76が受渡し孔70と合
致して先頭のダボD2−1が受渡し孔70に嵌合する。
次いで図7、図8に示すように、シリンダー69によっ
て受渡し体69が反時計方向に約45度回転されると、
上記受渡し孔70に嵌合した先頭のダボD2−1がシャ
フト孔62の同軸上に位置される。また、後段のダボD
2−2が自重流下して供給孔71及び移動路72内に嵌
合するとともに、その下端が受渡し体66の凹欠部66
aの底面に当接して待機状態となる。
【0025】この状態で発射シリンダー63が伸長作動
してシャフト64が前進し、図9に示すように、上記先
頭の大径ダボD2−1を前進させて発射管78から発射
させ、ワークWの所定のダボ孔Hに打ち込む。この場
合、上記発射管78は前部の周壁を円周方向に分割する
とともにその前端部の内径を小径のダボD1の径よりも
若干小径にしているので、発射位置に到来したダボDの
径が異なるものであっても、該ダボDをダボ穴Hの軸線
上に正確に位置決めして発射させることになる。上記シ
ャフト64は大径ダボD2−1を打ち込んだ後、図10
に示すように後方に退避する。以下次段のダボ孔Hに対
面する毎に、上記図5〜図10の動作を繰り返してに順
次ダボD2を打ち込む。なお、小径ダボD1を打ち込む
場合には、切換え板74を図4の状態(初期状態)から
左方に移動させ、第1シュート75を受渡し孔70と合
致させ、この状態で受渡し体66を前述と同様に作動さ
せる。
してシャフト64が前進し、図9に示すように、上記先
頭の大径ダボD2−1を前進させて発射管78から発射
させ、ワークWの所定のダボ孔Hに打ち込む。この場
合、上記発射管78は前部の周壁を円周方向に分割する
とともにその前端部の内径を小径のダボD1の径よりも
若干小径にしているので、発射位置に到来したダボDの
径が異なるものであっても、該ダボDをダボ穴Hの軸線
上に正確に位置決めして発射させることになる。上記シ
ャフト64は大径ダボD2−1を打ち込んだ後、図10
に示すように後方に退避する。以下次段のダボ孔Hに対
面する毎に、上記図5〜図10の動作を繰り返してに順
次ダボD2を打ち込む。なお、小径ダボD1を打ち込む
場合には、切換え板74を図4の状態(初期状態)から
左方に移動させ、第1シュート75を受渡し孔70と合
致させ、この状態で受渡し体66を前述と同様に作動さ
せる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、請求項1
に係る発明は、シャフト孔及び供給孔を有する一個のヘ
ッドに、異種のダボを供給孔に選択して供給する供給装
置を設け、ヘッド内に上記供給孔から供給されたダボを
受け取ってこれをシャフト孔の軸心線上に配置する受渡
し体を設けるようにしたので、異種のダボを小型にして
手数を要することなく打つことができる。また、請求項
2に係る発明は、前記供給孔の出口側に、受渡し孔の入
口側の回方向に延びる移動路を形成したので、受渡し体
を小径にしながら、所定長さ範囲のダボをシャフト孔の
軸心線上に向けて円滑に回転させることができる。ま
た、請求項3に係る発明は、前記供給孔を受渡し孔の延
長方向と直交する方向に長い長孔とし、異種のダボを供
給する複数のシュートを上記供給孔に沿って移動させる
ようにしたので、ダボをシュートから供給孔に露出させ
た状態で移動させ、所定のダボを受渡し体の受渡し孔に
対面させることができる。また、請求項4に係る発明
は、ヘッドのシャフト孔の出口側に前端の内径がダボの
径よりも小径に、かつ前部の周壁が円周方向に分割され
た発射管を設けるようにしたので、異径のダボをダボ穴
の中心に向けて安定して発射させることができる。ま
た、請求項5に係る発明は、定盤の後部に沿って移動す
るX軸移動台に上下方向のガイドロッドを介して取付台
を上下摺動可能に支持したので、取付台を簡素な構造で
2軸方向に移動させることができるとともに、該取付台
にワークのダボ孔に向かってその軸心と交叉する方向か
ら進退する糊噴出ノズルと、請求項1記載のダボ打ちヘ
ッド装置とを設けたので、両者を接近配置して糊の噴出
及びダボ打ちを円滑に行わせることができる。
に係る発明は、シャフト孔及び供給孔を有する一個のヘ
ッドに、異種のダボを供給孔に選択して供給する供給装
置を設け、ヘッド内に上記供給孔から供給されたダボを
受け取ってこれをシャフト孔の軸心線上に配置する受渡
し体を設けるようにしたので、異種のダボを小型にして
手数を要することなく打つことができる。また、請求項
2に係る発明は、前記供給孔の出口側に、受渡し孔の入
口側の回方向に延びる移動路を形成したので、受渡し体
を小径にしながら、所定長さ範囲のダボをシャフト孔の
軸心線上に向けて円滑に回転させることができる。ま
た、請求項3に係る発明は、前記供給孔を受渡し孔の延
長方向と直交する方向に長い長孔とし、異種のダボを供
給する複数のシュートを上記供給孔に沿って移動させる
ようにしたので、ダボをシュートから供給孔に露出させ
た状態で移動させ、所定のダボを受渡し体の受渡し孔に
対面させることができる。また、請求項4に係る発明
は、ヘッドのシャフト孔の出口側に前端の内径がダボの
径よりも小径に、かつ前部の周壁が円周方向に分割され
た発射管を設けるようにしたので、異径のダボをダボ穴
の中心に向けて安定して発射させることができる。ま
た、請求項5に係る発明は、定盤の後部に沿って移動す
るX軸移動台に上下方向のガイドロッドを介して取付台
を上下摺動可能に支持したので、取付台を簡素な構造で
2軸方向に移動させることができるとともに、該取付台
にワークのダボ孔に向かってその軸心と交叉する方向か
ら進退する糊噴出ノズルと、請求項1記載のダボ打ちヘ
ッド装置とを設けたので、両者を接近配置して糊の噴出
及びダボ打ちを円滑に行わせることができる。
【図1】本発明によるダボ打ち機の一部側面断面図であ
る。
る。
【図2】図1のII-II 相当の説明用正面断面図である。
【図3】ダボ打ちヘッド装置の原位置の状態を示す側面
断面図である。
断面図である。
【図4】図3のIV-IV断面図である。
【図5】ダボ打ちヘッド装置のダボ供給の状態を示す側
面断面図である。
面断面図である。
【図6】図5のVI-VI 断面図である。
【図7】ダボ打ちヘッド装置のダボ送り状態を示す側面
断面図である。
断面図である。
【図8】図7のVIII-VIII 断面図である。
【図9】ダボ打ちヘッド装置のダボ打込み状態を示す側
面断面図である。
面断面図である。
【図10】ダボ打ちヘッド装置のダボ打込み直後のシャ
フト退避状態を示す側面断面図である。
フト退避状態を示す側面断面図である。
【図11】従来例を示す要部断面図である。
10 ダボ打ち機
11 前部フレーム
12 後部フレーム
13 定盤(テーブル)
14 後部定規(ストッパー)
15 シリンダ
20 X軸移動装置
21 X軸レール
22 送りねじ
23 X軸移動台
24 X軸モーター
25 送りプーリー
26 駆動プーリー
30 Y軸移動装置
31 取付台
32 ガイドロッド
33 Y軸モーター
34 昇降ねじ
40 穴明け装置
41 ケース
42,43 ドリル
44 ドリルモーター
50 糊噴出装置
51 シリンダ
52 支点ボルト
53 ブラケット
54 糊噴射バルブ
55 糊噴出ノズル
60 ダボ打ちヘッド装置
61 ヘッド
62 シャフト孔
63 発射シリンダー
64 シャフト
65 送り装置
66 受渡し体
66a 凹欠部
67 回転軸
68 レバー
69 シリンダー
69a ロッド
70 受渡し孔
71 供給孔
72 移動路
73 供給装置
74 切換え板
75 第1シュート
76 第2シュート
77 前板
78 発射管
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B27M 1/00 - 3/00
B27F 4/00
Claims (5)
- 【請求項1】ヘッド(61)にダボを打つシャフト(6
4)が嵌合するシャフト孔(62)を貫通形成し、該ヘ
ッド(61)内の前記シャフト孔(62)の中間部に該
シャフト孔(62)の軸心と直交する軸心を中心として
所定角度で往復回転される受渡し体(66)を設け、こ
の受渡し体(66)に該受渡し体(66)が一方向に回
転された際に前記シャフト孔(62)と同軸となる受渡
し孔(70)を形成し、前記ヘッド(61)の外周部に
前記受渡し体(66)が他方向に回転された際にその受
渡し孔(70)と連通する供給孔(71)を形成し、該
供給孔(71)を介して前記受渡し孔(70)に異種の
ダボ(D1,D2)を選択して供給する供給装置(7
3)を設けたことを特徴とするダボ打ちヘッド装置。 - 【請求項2】前記供給孔(71)の出口側に受渡し孔
(70)の入口側の回動範囲に亘って延びる移動路(7
2)を形成したことを特徴とする請求項1記載のダボ打
ちヘッド装置。 - 【請求項3】前記供給孔(71)は前記受渡し孔(7
0)の軸心と直交する方向に長い長孔とし、異種のダボ
(D1,D2)を供給する複数のシュート(75,7
6)を前記供給孔(71)にその長孔の長軸方向に移動
可能に接続したことを特徴とする請求項1又は2記載の
ダボ打ちヘッド装置。 - 【請求項4】前記ヘッド(61)のシャフト孔(62)
の出口側に発射管(78)を設け、該発射管(78)は
円筒状主体の前端の内径を小径のダボ(D1)の径より
も小径にし、かつ円筒状主体の前部の周壁を円周方向に
分割してなることを特徴とする請求項1〜3いずれか1
項記載のダボ打ちヘッド装置。 - 【請求項5】ワーク(W)が載置される定盤(13)の
後部に沿って移動されるX軸移動台(23)を設け、該
X軸移動台(23)に上下方向のガイドロッド(32)
を介して取付台(31)を上下摺動可能に支持するとと
もに該取付台(31)を上下動させる昇降装置(33,
34)を設け、該取付台(31)にワーク(W)のダボ
孔(H)に向かってその軸心と交叉する方向から進退す
る糊噴出ノズル(55)と、請求項1記載のダボ打ちヘ
ッド装置(60)とを設けたことを特徴とするダボ打ち
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31411899A JP3450767B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | ダボ打ちヘッド装置及びダボ打ち機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31411899A JP3450767B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | ダボ打ちヘッド装置及びダボ打ち機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001129808A JP2001129808A (ja) | 2001-05-15 |
JP3450767B2 true JP3450767B2 (ja) | 2003-09-29 |
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ID=18049470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP31411899A Expired - Fee Related JP3450767B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | ダボ打ちヘッド装置及びダボ打ち機 |
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---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-11-04 JP JP31411899A patent/JP3450767B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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