【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パン系活性炭素
繊維を含む天然繊維の綿の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の、炭素繊維を含む綿の製造方法は、切断された炭素繊
維を開毛された繊維中に混合していた。そして、この綿
は、炭素繊維に浄化作用があることから、例えば、ベッ
ド等に敷くマットの内包材として利用された。
【0003】しかし、前記従来の綿の製造方法にあって
は、炭素繊維を開毛した繊維に混合するとき、湿気を吸
った炭素繊維が反毛機に付着して開毛が不十分となり、
炭素繊維と繊維とが十分に混じり合っておらず、炭素繊
維や繊維が部分部分に塊状となって存在していた。した
がって、従来の綿においては、前記浄化作用も、その程
度が部分部分で異なっていた。
【0004】この発明は、上記した従来の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、パン系活性炭素繊維が天然繊維に分散的に混合され
るパン系活性炭素繊維を含む天然繊維の綿の製造方法を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、天然繊維
を開毛し、マイナスイオン状態のパン系活性炭素繊維を
2〜5cmの長さにカットし、前記パン系活性炭素繊維を
カットする前またはカットした後に乾燥し、該カットし
たパン系活性炭素繊維を前記開毛した天然繊維に混ぜて
反毛機にかけて開毛することにより天然繊維に分散的に
混合することである。
【0006】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
記載の発明に係るパン系活性炭素繊維を含む天然繊維の
綿の製造方法では、パン系活性炭素繊維は乾燥されて、
開毛した天然繊維に混ぜ反毛機にかけて開毛されるの
で、湿気を吸ったパン系活性炭素繊維が反毛機に付着し
て機械を止めてしまうことを防止でき、2〜5cmの長さ
にカットされたパン系活性炭素繊維を十分に開毛して天
然繊維に分散的に混合し、パン系活性炭素繊維による浄
化作用を均質にすることができる。
【0007】
【実施の形態】以下、本発明の実施形態に係るパン系活
性炭素繊維を含む綿の製造方法を図面に基づいて説明す
る。図1ないし図3は、本発明の実施の形態に係るパン
系活性炭素繊維を含む綿の製造方法、製造された炭素繊
維を含む綿を示す。また、本実施の形態に係る方法で製
造されたマイナスイオン状態のパン系活性炭素繊維を含
む綿から作られた糸を図4に、フェルトを図5に示す。
そして、図中符号1は、マイナスイオン状態の活性炭素
繊維を含む綿であり、2は、活性炭素繊維を含む糸であ
り、また、3は、活性炭素繊維を含むフェルトである。
【0008】綿1は、図1に示すように、天然繊維とし
てのウール4と、マイナスイオン状態のパン系活性炭素
繊維5とを有しており、このパン系活性炭素繊維5がウ
ール4の中に十分に混じり合って、分散的に混合される
ようにして含まれている。ここで、綿1におけるパン系
活性炭素繊維5の含有率は、例えば、35重量パーセン
トであり、残りは、天然繊維であって、その大半がウー
ル4である。つまり、残り65重量パーセントを占める
天然繊維は、主としてウール4からなっている。そし
て、ウール4には、例えば、再生毛が用いられる。
【0009】図2は、ウール4に再生毛を使用した場合
の、パン系活性炭素繊維を含む綿1の製造方法の工程を
示す。この製造方法の各工程を概略説明すると、始め
に、リサイクルに出されたセーター等のウール製品を、
カット機により、例えば、5〜15cm角程度の大きさに
カットする。それと並行して、マイナスイオン状態のパ
ン系活性炭素繊維5を、乾燥機の熱風等で乾燥し、その
後、カット機により、2〜5cm程度の長さにカットす
る。そして、カットされた、ウール製品とパン系活性炭
素繊維5とを合わせて、ポッパー等の攪拌機にかけて、
攪拌する。次いで、攪拌された材料を、ガーネット等の
反毛機にかけて、開毛する。こうして、パン系活性炭素
繊維5がウール4中に十分に混じり合って、分散的に混
合されるようにして含まれる綿1が製造される。
【0010】図3は、同じく、ウール4に再生毛を使用
した場合の、綿1の他の製造方法の工程を示す。この製
造工程においては、ウール製品を上記と同様にしてカッ
トし、その後、反毛機により開毛する。それと並行し
て、パン系活性炭素繊維5を、上記と同様にして乾燥
し、カットする。そして、開毛されて綿状となったウー
ル4に、カットされたパン系活性炭素繊維5をばらまく
ようにして混ぜ、さらに、反毛機にかけて開毛する。こ
うして、パン系活性炭素繊維5がウール4中により一層
分散的に混合されるようにして含まれる綿1が製造され
る。
【0011】以上のようにして、綿1は製造されるが、
このとき、パン系活性炭素繊維5は、カットされたウー
ル製品または綿状となったウール4と混合される前に、
乾燥機にかけられており、このように、パン系活性炭素
繊維5を乾燥することで、パン系活性炭素繊維5をウー
ル4に混合させるための機械(反毛機)にパン系活性炭
素繊維5が付着してその機械が止まってしまうことを防
いでいる。すなわち、パン系活性炭素繊維5を乾燥しな
いまま、その活性炭素繊維5をカットされたウール製品
または綿状となったウール4と混合して、反毛機にかけ
ると、湿気を吸ったパン系活性炭素繊維5が反毛機に付
着し、その反毛機が動かなくなってしまう。
【0012】そして、パン系活性炭素繊維5を含む糸2
(図4参照)は、前記綿1を紡ぐことで得ることができ
る。このとき、糸2は、単糸に限らず、パン系活性炭素
繊維5を含む複数本の単糸を撚り合わせた糸(双糸、三
子糸、四子糸等)であってもよい。さらに、この糸2に
よって、糸2で織った、パン系活性炭素繊維5を含む織
物(図示せず)を得ることができる。また、パン系活性
炭素繊維5を含むフェルト3(図5参照)は、前記綿1
を、水蒸気、熱および圧力の作用により縮じゅうさせる
ことで得ることができる。こうして、糸2、織物および
フェルト3もまた、綿1と同様にして、天然繊維として
のウール4と、パン系活性炭素繊維5とを有して、その
パン系活性炭素繊維5がウール4中に十分に混じり合っ
て、分散的に混合されるようにしてふくまれることとな
る。
【0013】次に、上記製造方法で製造されたマイナス
イオン状態のパン系活性炭素繊維5を含む天然繊維の綿
1、該綿1から作成された糸2、織物およびフェルト3
の作用効果について説明する。これら綿1、糸2、織物
およびフェルト3は、天然繊維としてのウール4中にパ
ン系活性炭素繊維5が十分に混じり合って、分散的に混
合されるようにして含まれており、この混合されるパン
系活性炭素繊維5によって、水や空気等の浄化が期待で
き、しかも、パン系活性炭素繊維5が分散的に混合され
ることで、パン系活性炭素繊維5による浄化作用が均質
となる。そして、浄化作用が均質となった、これら綿
1、糸2、織物およびフェルト3を、例えば、フィルタ
ーや脱臭材料等として、利用することができる。すなわ
ち、これらの綿1や織物やフェルト3の用途としては、
靴の中敷、水槽等における水を濾過するフィルター、掃
除機のフィルター、室内や車内等におけるエアコンや空
気清浄機等のフィルター、換気扇のフィルター、毛布、
蒲団の詰め物、コタツの下敷や上敷、椅子用のマット、
ベッド用のマット、衣服の肩パット、パチンコ玉の掃除
等に用いることができる。また、糸2の用途としては、
例えば、表面に多数の孔の明いた筒にこの糸を巻くこと
で工場の排水等の汚水を浄化するのに用いたりすること
ができる。ウール4中に混合されるパン系活性炭素繊維
5によって、これら綿1や、糸2や、織物や、フェルト
3の浄化作用が一層引き出される。
【0014】そして、これら綿1や、糸2や、織物や、
フェルト3を廃棄する場合には、これら綿1や、糸2
や、織物や、フェルト3を土に埋めれば、糸2や、織物
や、フェルト3を構成するウール4およびパン系活性炭
素繊維5をすみやかに土に返すことができ、これら糸2
や、織物や、フェルト3の廃棄が容易となる。さらに、
パン系活性炭素繊維5は、イオン的には、マイナスイオ
ン状態にあり、また、ウール4は、ほぼ中立の状態にあ
る。したがって、ウール4が、パン系活性炭素繊維5の
マイナスイオンを相殺することはなく、パン系活性炭素
繊維5のマイナスイオンの効果を維持しやすい。
【0015】また、糸2、織物およびフェルト3は、こ
れらに混合されるパン系活性炭素繊維5によって、電磁
(波)シールド効果が期待でき、しかも、パン系活性炭
素繊維5が分散的に混合されることで、パン系活性炭素
繊維5による電磁(波)シールド効果が均質となる。す
なわち、これら綿1、糸2、織物およびフェルト3を、
電磁(波)シールド材として利用することができ、これ
らを、例えば、医療機器の配備された部屋の、カーテン
に用いたり、壁内、床下等に配備したりしてもよい。ま
た、これら綿1や、糸2や、織物や、フェルト3をOA機
器を扱う者や、ペースメーカーを使用する者等が着用す
る、ベスト等の衣料に用いることもできる。なお、この
ように、これら綿1等を電磁(波)シールド材として用
いることができるが、この場合に、前述の浄化作用も期
待できるのは勿論である。
【0016】また、これら綿1等を前記靴の中敷や、衣
料等に用いた場合は、パン系活性炭素繊維5による遠赤
外線による温熱効果が期待できる。
【0017】また、ウール4に備わるクリンプス性やス
ケールによって、ウール4が、各パン系活性炭素繊維5
に絡み付くようにしてそのパン系活性炭素繊維5の周囲
を覆っており、パン系活性炭素繊維5をウール4中に均
質に分散させて混合することが容易となる。
【0018】また、図示実施の形態においては、綿1、
糸2、織物およびフェルト3における、パン系活性炭素
繊維5の含有率は、35重量パーセントであるが、一般
には、10ないし60重量パーセントであるのが望まし
い。すなわち、パン系活性炭素繊維5の含有率が、10
重量パーセント未満では、パン系活性炭素繊維5の持つ
浄化作用等を十分に発揮することは困難である。そし
て、パン系活性炭素繊維5の含有率が、60重量パーセ
ントを越えると、ウール4が、クリンプス性やスケール
を備えて、パン系活性炭素繊維5の周囲を覆うものの、
パン系活性炭素繊維5をウール4に混合させる際に、そ
の混合させるための機械(反毛機)にパン系活性炭素繊
維5が付着して、生産性が落ちる。したがって、綿1、
糸2、織物およびフェルト3における、パン系活性炭素
繊維5の含有率を、10ないし60重量パーセントとす
ることで、綿1の生産性、つまりは綿1、糸2、織物お
よびフェルト3の生産性を落とすことなく、パン系活性
炭素繊維5の持つ浄化作用等を十分に発揮させることが
できる。このパン系活性炭素繊維5の含有率について
は、後記するシルクその他の天然繊維についても同様の
含有率が当てはまる。
【0019】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるわけではなく、その他種々の変更が可能であ
る。例えば、綿1や、糸2や、織物や、フェルト3にお
いて、ウール4の代わりに、シルク、木綿、麻等の天然
繊維を用いてもよい。特に、シルクは、イオン的には、
マイナスイオンの状態にあり、パン系活性炭素繊維5の
マイナスイオンと相俟って、そのマイナスイオンの効果
を増大ささせることができる。
【0020】また、ウール4は、再生毛でなくとも、ウ
ール製品となる前の素材の状態の羊毛そのものであって
もよく、このことは、他の天然繊維であるシルク、木
綿、麻等においても同様である。
【0021】また、綿1の製造方法における、パン系活
性炭素繊維5の乾燥工程は、パン系活性炭素繊維5をカ
ットする工程の前でなくとも、カットした後でもよい。
【0022】また、パン系活性炭素繊維5を含む、綿
1、糸2、織物、フェルト3に、抗菌剤を含ませてもよ
い。このとき、抗菌剤は、パン系活性炭素繊維5および
ウール4等の天然繊維に付着するため、抗菌剤の効果を
ある程度持続させることができる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a method for producing natural fiber cotton containing bread-based activated carbon fiber. [0002] In the conventional method for producing cotton containing carbon fibers, cut carbon fibers are mixed into the opened fibers. Since the carbon fiber has a purifying action, this cotton was used as an inner material of a mat to be laid on a bed or the like, for example. However, in the conventional method for producing cotton, when carbon fibers are mixed with the opened fibers, the moisture-absorbed carbon fibers adhere to the hair-removing machine, resulting in insufficient hair opening.
The carbon fiber and the fiber were not sufficiently mixed, and the carbon fiber and the fiber were present in a lump in a part. Therefore, in the conventional cotton, the degree of the purifying action also differs in portions. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above-mentioned conventional drawbacks, and an object of the present invention is to provide a bread-based activated carbon fiber in which a bread-based activated carbon fiber is dispersedly mixed with natural fibers. To provide a method for producing natural fiber cotton. [0005] In order to solve the above-mentioned problems, a structural feature of the present invention according to claim 1 is that the natural activated fibers are opened and the bread-based activated carbon fibers in a negative ion state are obtained. Is cut to a length of 2 to 5 cm, dried before or after cutting the bread-based activated carbon fiber, and the cut bread-based activated carbon fiber is mixed with the opened natural fiber and subjected to an anti-hair machine. It is to dispersely mix with natural fibers by opening the hair. In the method for producing natural fiber cotton containing bread-based activated carbon fiber according to the first aspect of the present invention, the bread-based activated carbon fiber is dried. ,
The hair is opened by mixing it with the opened natural fiber and using an anti-hair machine, so that it is possible to prevent the bread-based activated carbon fibers that have absorbed moisture from sticking to the anti-hair machine and stopping the machine, and have a length of 2 to 5 cm. The bread-based activated carbon fibers cut into a shape can be sufficiently opened and mixed with the natural fibers in a dispersive manner, whereby the purification effect of the bread-based activated carbon fibers can be made uniform. Hereinafter, a method for producing cotton containing bread-based activated carbon fibers according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 to 3 show a method for producing cotton containing bread-based activated carbon fiber and cotton containing carbon fiber according to an embodiment of the present invention. FIG. 4 shows a yarn made of cotton containing a bread-based activated carbon fiber in a negative ion state produced by the method according to the present embodiment, and FIG. 5 shows a felt.
Reference numeral 1 in the drawing denotes cotton containing activated carbon fibers in a negative ion state, reference numeral 2 denotes a yarn containing activated carbon fibers, and reference numeral 3 denotes a felt containing activated carbon fibers. As shown in FIG. 1, the cotton 1 has a wool 4 as a natural fiber and a bread-based activated carbon fiber 5 in a negative ion state. It is contained in such a way that it is sufficiently mixed and dispersedly mixed. Here, the content of the bread-based activated carbon fiber 5 in the cotton 1 is, for example, 35% by weight, and the rest is natural fiber, most of which is wool 4. That is, the natural fibers occupying the remaining 65% by weight mainly consist of wool 4. For the wool 4, for example, regenerated hair is used. FIG. 2 shows the steps of a method for producing cotton 1 containing bread-based activated carbon fibers when wool 4 is made of regenerated hair. To briefly explain each step of this manufacturing method, first, a wool product such as a sweater that has been put out for recycling,
With a cutting machine, for example, it is cut into a size of about 5 to 15 cm square. In parallel with this, the bread-based activated carbon fiber 5 in the negative ion state is dried by hot air from a dryer or the like, and then cut into a length of about 2 to 5 cm by a cutting machine. Then, the cut wool product and the bread-based activated carbon fiber 5 are put together and put into a stirrer such as a popper,
Stir. Next, the agitated material is opened with a hair-removing machine such as garnet. In this manner, the cotton 1 is manufactured such that the bread-based activated carbon fibers 5 are sufficiently mixed into the wool 4 and dispersedly mixed. FIG. 3 shows the steps of another method for producing the cotton 1 when the wool 4 is made of recycled hair. In this manufacturing process, the wool product is cut in the same manner as described above, and thereafter, the hair is opened by an anti-hair machine. At the same time, the bread-based activated carbon fiber 5 is dried and cut in the same manner as described above. Then, the cut bread-based activated carbon fibers 5 are mixed with the wool 4 which has been fluffed and turned into cotton, so that the wool 4 is spread, and further, the hair is opened by an anti-hair machine. In this manner, the cotton 1 containing the bread-based activated carbon fibers 5 so as to be more dispersedly mixed in the wool 4 is manufactured. As described above, the cotton 1 is manufactured.
At this time, before the bread-based activated carbon fiber 5 is mixed with the cut wool product or the wool 4 in the form of cotton,
By drying the bread-based activated carbon fiber 5 in this way, the bread-based activated carbon fiber 5 is mixed with the wool 4 by a machine (an anti-hair dryer) for drying the bread-based activated carbon fiber 5. To prevent the machine from shutting down. That is, when the bread-based activated carbon fiber 5 is not dried, the activated carbon fiber 5 is mixed with the cut wool product or the wool 4 which has become cotton-like, and the mixture is applied to an anti-hair machine. The activated carbon fibers 5 adhere to the anti-hair machine, and the anti-hair machine does not work. The yarn 2 containing the bread-based activated carbon fiber 5
(See FIG. 4) can be obtained by spinning the cotton 1. At this time, the yarn 2 is not limited to a single yarn, and may be a yarn (twisted yarn, triplet yarn, quadruple yarn, or the like) obtained by twisting a plurality of single yarns including the bread-based activated carbon fiber 5. Further, a woven fabric (not shown) containing the bread-based activated carbon fiber 5 woven with the yarn 2 can be obtained with the yarn 2. Further, the felt 3 including the bread-based activated carbon fiber 5 (see FIG. 5)
Can be obtained by the action of steam, heat and pressure. Thus, the yarn 2, the woven fabric and the felt 3 also have the wool 4 as a natural fiber and the bread-based activated carbon fiber 5 in the same manner as the cotton 1, and the bread-based activated carbon fiber 5 Are mixed sufficiently, and the mixture is dispersedly mixed. Next, the natural fiber cotton 1 containing the anionic bread-type activated carbon fiber 5 produced by the above-mentioned production method, the yarn 2 made from the cotton 1, the woven fabric and the felt 3
The operation and effect of will be described. These cotton 1, yarn 2, woven fabric and felt 3 are contained such that bread-based activated carbon fibers 5 are sufficiently mixed and dispersedly mixed in wool 4 as a natural fiber. Purification of water, air, etc. can be expected by the activated bread-based activated carbon fiber 5 and the purification effect of the activated bread-based carbon fiber 5 is uniform by dispersively mixing the activated activated-carbon fiber 5. Become. Then, the cotton 1, the thread 2, the woven fabric and the felt 3 having a uniform purifying action can be used as, for example, a filter or a deodorizing material. That is, as the use of these cotton 1, woven fabric and felt 3,
Filters for filtering water in insoles, water tanks, etc., filters for vacuum cleaners, filters for air conditioners and air purifiers in rooms and vehicles, filters for ventilation fans, blankets,
Filling for the brim, underlay and overlay of kotatsu, mats for chairs,
It can be used for cleaning mats for beds, shoulder pads for clothes, pachinko balls, and the like. The use of the yarn 2 is as follows.
For example, by winding this thread around a cylinder having a large number of holes on its surface, it can be used to purify sewage such as factory drainage. By the bread-based activated carbon fibers 5 mixed in the wool 4, the action of purifying the cotton 1, the yarn 2, the woven fabric and the felt 3 is further brought out. The cotton 1, the yarn 2, the woven fabric,
When the felt 3 is discarded, the cotton 1 or the thread 2
If the woven fabric or felt 3 is buried in the soil, the yarn 2, the woven fabric, the wool 4 and the bread-based activated carbon fiber 5 constituting the felt 3 can be immediately returned to the soil.
In addition, disposal of the fabric and the felt 3 becomes easy. further,
The bread-based activated carbon fiber 5 is ionically in a negative ion state, and the wool 4 is almost in a neutral state. Therefore, the wool 4 does not offset the negative ions of the bread-based activated carbon fiber 5, and the effect of the negative ions of the bread-based activated carbon fiber 5 is easily maintained. The yarn 2, the woven fabric and the felt 3 can be expected to have an electromagnetic (wave) shielding effect by the bread-based activated carbon fibers 5 mixed therein, and the bread-based activated carbon fibers 5 are dispersedly mixed. As a result, the electromagnetic (wave) shielding effect of the bread-based activated carbon fiber 5 becomes uniform. That is, these cotton 1, yarn 2, fabric and felt 3 are
They can be used as electromagnetic (wave) shielding materials, and they may be used, for example, as curtains in rooms where medical devices are installed, or installed inside walls, under floors, and the like. Further, the cotton 1, the thread 2, the woven fabric, and the felt 3 can be used for clothing such as a vest worn by a person who handles OA equipment or a person who uses a pacemaker. As described above, the cotton 1 and the like can be used as an electromagnetic (wave) shielding material. In this case, it is a matter of course that the above-described purification action can be expected. When the cotton 1 or the like is used for the insole or clothing of the shoe, a thermal effect by far infrared rays by the bread-based activated carbon fiber 5 can be expected. Further, depending on the crimping property and scale of the wool 4, the wool 4 can be used as the activated carbon fibers 5.
The bread-based activated carbon fiber 5 is covered so as to be entangled with the wool 4, so that the bread-based activated carbon fiber 5 can be easily dispersed uniformly in the wool 4 and mixed. In the illustrated embodiment, the cotton 1,
The content of the bread-based activated carbon fiber 5 in the yarn 2, the woven fabric and the felt 3 is 35% by weight, but is generally preferably 10 to 60% by weight. That is, the content of the bread-based activated carbon fiber 5 is 10
If the amount is less than the weight percentage, it is difficult to sufficiently exert the purifying action and the like of the bread-based activated carbon fiber 5. When the content of the bread-based activated carbon fiber 5 exceeds 60% by weight, the wool 4 covers the periphery of the bread-based activated carbon fiber 5 with crimping properties and scale.
When the bread-based activated carbon fiber 5 is mixed with the wool 4, the bread-based activated carbon fiber 5 adheres to a machine (anti-hair machine) for the mixing, and the productivity is reduced. Therefore, cotton 1,
By setting the content of the bread-based activated carbon fiber 5 in the yarn 2, the fabric and the felt 3 to 10 to 60% by weight, the productivity of the cotton 1, that is, the production of the cotton 1, the yarn 2, the fabric and the felt 3 is improved. The purifying action of the bread-based activated carbon fiber 5 can be sufficiently exhibited without deteriorating the properties. As for the content of the bread-based activated carbon fiber 5, the same content applies to silk and other natural fibers described later. The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various other modifications are possible. For example, natural fibers such as silk, cotton, and hemp may be used instead of the wool 4 in the cotton 1, the yarn 2, the woven fabric, and the felt 3. In particular, silk is ionically
It is in the state of negative ions, and together with the negative ions of the bread-based activated carbon fiber 5, the effect of the negative ions can be increased. The wool 4 is not limited to regenerated wool, but may be wool itself in the state of a material before it is made into a wool product. This is due to the fact that other natural fibers such as silk, cotton and hemp are used. The same is true for In the method for producing the cotton 1, the drying step of the bread-based activated carbon fiber 5 may be performed before or after the step of cutting the bread-based activated carbon fiber 5. Further, an antibacterial agent may be contained in the cotton 1, the yarn 2, the woven fabric and the felt 3 including the bread-based activated carbon fiber 5. At this time, since the antibacterial agent adheres to natural fibers such as the bread-based activated carbon fiber 5 and the wool 4, the effect of the antibacterial agent can be maintained to some extent.
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るパン系活性炭素繊
維を含む天然繊維の綿の製造方法により製造された綿の
概略を示す図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る綿の製造方法を示す
工程図である。
【図3】 本発明の他の実施形態に係る綿の製造方法を
示す工程図である。
【図4】 本発明の実施形態に係るパン系活性炭素繊維
を含む天然繊維の綿の製造方法で製造された綿から作成
された糸の概略を示す拡大図である。
【図5】 本発明の実施形態に係るパン系活性炭素繊維
を含む天然繊維の綿の製造方法で製造された綿から作成
されたフェルトの概略を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・綿、2・・・糸、3・・・フェルト、4・・・
ウール(天然繊維)、5・・・パン系活性炭素繊維。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a view schematically showing cotton produced by a method for producing natural fiber cotton containing bread-based activated carbon fiber according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a process chart showing a method for producing cotton according to an embodiment of the present invention. FIG. 3 is a process chart showing a method for producing cotton according to another embodiment of the present invention. FIG. 4 is an enlarged view schematically showing a yarn made from cotton manufactured by the method for manufacturing natural fiber cotton containing bread-based activated carbon fiber according to the embodiment of the present invention. FIG. 5 is a perspective view schematically showing a felt made from cotton manufactured by the method for manufacturing natural fiber cotton containing bread-based activated carbon fiber according to the embodiment of the present invention. [Explanation of Signs] 1 ... cotton, 2 ... thread, 3 ... felt, 4 ...
Wool (natural fiber), 5 ... bread-based activated carbon fiber.
フロントページの続き
(72)発明者 小野 啓二
愛知県名古屋市名東区平和が丘4丁目
177番地
(72)発明者 長野 進
愛知県名古屋市西区枇杷島4丁目1番15
号
(56)参考文献 特開 平11−350319(JP,A)
特開 平8−158170(JP,A)
特開 平2−251657(JP,A)
特開 昭59−130353(JP,A)
特開 平5−161765(JP,A)
特開 平8−24637(JP,A)
実開 平8−1677(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
D04H 1/00 - 18/00
D01G 1/00 - 37/00 Continued on the front page (72) Inventor Keiji Ono 4-177 Heiwagaoka, Meito-ku, Nagoya City, Aichi Prefecture (72) Inventor Susumu Nagano 4-1-1-15 Biwajima, Nishi-ku, Nagoya City, Aichi Prefecture (56) References JP JP-A-11-350319 (JP, A) JP-A-8-158170 (JP, A) JP-A-2-251657 (JP, A) JP-A-59-130353 (JP, A) JP-A-5-161765 (JP, A) , A) JP-A-8-24637 (JP, A) JP-A-8-1677 (JP, U) (58) Fields investigated (Int. Cl. 7 , DB name) D04H 1/00-18/00 D01G 1/00-37/00