JP3449546B2 - 半導体レーザ及びその製造方法 - Google Patents
半導体レーザ及びその製造方法Info
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Description
その製造方法に関し、さらに詳しくは、大容量光ディス
ク装置及びレーザビームプリンタなどに好適に用いるこ
とのできる半導体レーザ及びその製造方法に関する。
ザは、長寿命、低しきい値電流動作は当然として、その
他に安定な単一横モード動作、低非点隔差、低雑音、低
アスペクト比等が求められている。現状ではこれら全て
の特性を満たす400nm帯半導体レーザは実現されて
いない。
ーザとして、図3に示すようなリッジ導波路型構造が用
いられている。このリッジ導波路型構造は、以下のよう
にして作製する。最初に、サファイア基板201上に第
1の結晶成長によりGaN半導体層からなるバッファ層
202、n−GaN半導体層からなる第1のコンタクト
層203、n−AlGaN半導体層からなる第1のクラ
ッド層204、n−GaN半導体層からなる第1の光ガ
イド層205、Ga1−XInXN/Ga1−YInY
N(0<Y<X<1)半導体層からなる多重量子井戸活
性層206、p−AIGaN半導体層からなるキャップ
層207、p−GaN半導体層からなる第2の光ガイド
層208、p―AlGaN半導体層からなる第2クラッ
ド層209、及びp−GaN半導体層からなる第2のコ
ンタクト層210を順次形成する。
イオンエッチングにより、第2のクラッド層209及び
第2のコンタクト層21を積層方向において部分的に除
去することによって、リッジストライプ211を形成す
る。リッジストライプ211以外の表面には、例えばS
iO2から成る絶縁膜212を形成する。これによっ
て、リッジストライプ211との屈折率差が生じ、また
電気的な絶縁を確保することができる。
ばNi/Auから成るp電極213を形成するととも
に、第1のコンタクト層203の一部を厚さ方向に部分
的にエッチングして得た表面に、例えばTiAlから成
るn電極214を形成する。
系半導体レーザにおいて、n電極214を接地し、P電
極213に電圧を印可すると、活性層206に向かって
p電極213側からホールが、またn電極214側から
電子が注入される。その結果、活性層206内で光学利
得を生じ、レーザ発振を起こす。また、リッジストライ
プ211においては、積層方向と垂直な方向に屈折率差
を有する屈折率導波構造を呈しているので、光学モード
は単一横モードとなって安定する。また、非点隔差も比
較的小さくなるので、高性能の半導体レーザを実現でき
る。
示すようなリッジ導波路型GaN系半導体レーザを実際
に作製する場合においては、次に示すような極めて困難
な問題が存在する。図3において、リッジストライプ2
11を形成するためには、前述のように、Cl2ガスを
用いた反応性イオンエッチングを用いるが、この際にお
けるエッチング探さは、リッジストライプ211とSi
O2絶縁膜212との実効屈折率差を決定する重要な因
子となる。
折率、並びにリッジストライプ211及びSiO2絶縁
膜212における実効屈折率差の、p−AlGaNクラ
ッド層残厚dに対する依存性を示す計算時果である。p
−AlGaNクラッド層残厚dが増加するにつれて、リ
ッジストライプ211の実効屈折率が急激に上昇すると
とともに、リッジストライプ211及びSiO2絶縁膜
における実効屈折率差が減少する。そして、p−AlG
aNクラッド層残厚dが200nmを超えると、前記実
効屈折率差がほとんど0になってしまう。すなわち、リ
ッジストライプ211を形成する際のエッチングを極め
て高精度に制御することが要求され、例えば、10nm
程度の精度でp−AlGaNクラッド層のエッチング深
さを制御することが要求される。
チングでは、各エッチング操作においては、あるいは同
一基板面におけるばらつきが数10nm程度となってし
まう。このため、リッジストライプ211を形成する際
のエッチングを高精度に行うことができず、この結果、
リッジ導波路型GaN系半導体レーザの歩留まりが減少
してしまうという問題があった。
向上すべく、新規な構造の半導体レーザ及びその製造方
法を提供することを目的とする。
決すべく、基板上に、第1のコンタクト層と、第1のク
ラッド層と、第1の光ガイド層と、活性層と、キャップ
層と、第2の光ガイド層と、第2のクラッド層と、第2
のコンタクト層とがこの順に積層されてなる半導体レー
ザであって、前記第1のクラッド層はメサストライプ形
状を呈し、前記第1のクラッド層の両側において、この
第1のクラッド層の側面全体を覆うように電流ブロック
層を具えるとともに、前記電流ブロック層は階段形状を
呈し、前記各層の積層方向と垂直な方向において、前記
電流ブロック層の前記第1のクラッド層から離隔した部
分の高さが、前記電流ブロック層の前記第1のクラッド
層に近接した部分の高さよりも低くなっているととも
に、前記第1のクラッド層の上面の高さと前記電流ブロ
ック層の前記第1のクラッド層に近接した部分の上面の
高さとがほぼ等しくなっており、前記活性層は、互いに
ほぼ等しい高さを有する、前記第1のクラッド層の上面
と前記電流ブロック層の前記近接した部分の上面とに対
応した平坦部を有するとともに、前記各層の積層方向と
垂直な方向において、前記電流ブロック層の階段形状に
対応し、前記平坦部から外方に向かって下方に屈曲して
いることを特徴とする、単一横モード型のGaN系半導
体レーザに関する。
は、上述したGaN系半導体レーザを構成すべく、基板
上に、第1のコンタクト層と、第1のクラッド層と、第
1の光ガイド層と、活性層と、キャップ層と、第2の光
ガイド層と、第2のクラッド層と、第2のコンタクト層
とがこの順に積層されてなる半導体レーザの製造方法で
あって、前記第1のクラッド層を厚さ方向の全体に亘っ
て部分的に除去するとともに、前記第1のコンタクト層
を厚さ方向の一部において部分的に除去することによ
り、前記第1のクラッド層と前記第1のコンタクト層の
一部とからなるメサストライプ構造を自己形成的に形成
し、前記第1のコンタクト層上において前記メサストラ
イプ構造の全体を覆うようにして電流ブロック層を形成
するとともに、この電流ブロック層を加熱することによ
ってマストランスポートを生じさせ、前記電流ブロック
層の前記メサストライプ構造上に形成された部分を除去
するようにしたことを特徴とする。
必然的に要求する、従来のリッジ導波路型半導体レーザ
に代わる新規な構成の半導体レーザを見出すべく、鋭意
検討を行った。その結果、上記のような本発明の製造方
法に基づいて、製造歩留まりが著しく向上した新規な構
成の半導体レーザを得ることができた。
層構成において、p―AlGaNからなる第2のクラッ
ド層に代えて、所定の半導体層からなる第1のクラッド
層をメサストライプ状に形成するとともに、所定の半導
体層からなる電流ブロック層を、前記メサストライプ状
の第1のクラッド層を覆うようにして形成する。その
後、前記電流ブロック層を所定の温度に加熱すると、こ
の電流ブロック層にマストランスポートが発生し、前記
電流ブロック層の、前記メサストライプ状の第1のクラ
ッド層の上面に形成された部分が消失する。
記メサストライプ状の第1のクラッド層の側面にのみ、
この側面の全体を覆うようにして存在する。したがっ
て、第1のクラッド層及び電流ブロック層は、従来の半
導体レーザにおける第2のクラッド層及びSiO2絶縁
層と同様の構成を呈するようになる。そして、このよう
な構成を有する本発明の半導体レーザは、第1のクラッ
ド層及び電流ブロック層間の実効屈折率差に基づいて、
従来のリッジ導波路型半導体レーザと同様に、単一横モ
ードの光学モードを呈する。すなわち、本発明の製造方
法に基づいて本発明の半導体レーザを製造することによ
り、高精度なエッチング操作を必要とすることなく、高
い歩留まりで従来と同等の特性を有する半導体レーザを
提供することができる。
がら、発明の実施の形態に基づいて詳細に説明する。図
1は、本発明の半導体レーザの一例を示す断面図であ
る。図1に示す半導体レーザにおいては、サファイア基
板101上に、低温で結晶成長させたAlN半導体層か
らなるバッファ層102、n−GaN半導体層からなる
第1のコンタクト層103、n−AlGaN半導体層か
らなる第1のクラッド層104、n−GaN半導体層か
らなる第1の光ガイド層107、Ga1−XInXN/
Ga1−YInYN(0<Y<X<1)半導体層からな
る多重量子井戸型の活性層108、p−AlGaN半導
体層からなるキャップ層109、p−GaN半導体層か
らなる第2の光ガイド層110、p−AlGaN半導体
層からなる第2のクラッド層111、及びp+−GaN
半導体層からなる112コンタクト層112がこの順に
積層されている。
Ni/Tiからなるp電極113が形成されているとと
もに、上記各層をエッチング除去して露出させた第1の
コンタクト層103の表面には、例えばTi/Alから
なるn電極114が形成されている。
形状を呈するとともに、第1のクラッド層104の両側
には、その側面104Bの全体を覆うようにして電流ブ
ロック層106が形成されている。
呈し、積層方向と垂直な方向において、電流ブロック層
106の第1のクラッド層104から離隔した部分10
6―2の高さが、電流ブロック層106の第1のクラッ
ド層104に近接した部分106―1の高さよりも低く
なっている。さらには、電流ブロック層106の第1の
クラッド層104に近接した部分106―1の上面10
6Aの高さと、第1のクラッド層104の上面104A
との高さがほぼ等しくなっている。すなわち、上面10
4Aと上面106Aとは同一レベルの平面を構成してい
る。
4及び電流ブロック層106を上記のように形成するこ
とにより、以下に示すような階段状に屈曲した活性層を
容易に形成することができる。
4の高さ(厚さ)Hは0.2〜5μmであり、階段状の
電流ブロック層106の段差hは0.1〜4μmであ
る。そして、これらの上に積層する第1の光ガイド層1
07から第2の光ガイド層110は0.05〜0.3μ
m程度の厚さである。
ラッド層104及び電流ブロック層106上に積層され
た第1の光ガイド層107、活性層108、キャップ層
109、及び第2の光ガイド層110は、第1のクラッ
ド層104の上面104Aと電流ブロック層106の上
面106Aとで構成される平面に対応して、それらの中
央部分が平坦に構成されているとともに、電流ブロック
層106の階段形状に対応して、前記平坦部から外方へ
向かって階段状に屈曲した構成を呈している。すなわ
ち、上述したメサストライプ状の第1のクラッド層10
4及び電流ブロック層106の形状に応じて、階段状に
屈曲した活性層108を得ることができる。
ブロック層106によって形成された、第1の光ガイド
層107から第2の光ガイド層110までの段差を埋め
るべく、0.4〜2μmの厚さを有している。
4の側面全体が電流ブロック層106によって覆われて
いるので、p電極113及びn電極114に所定の電圧
を印加しても、第1のクラッド層104以外の領域から
活性層108に電流が流入することがない。このため、
メサストライプ状の第1のクラッド層上においてのみ発
光する。
向において階段状に屈曲しているため、屈曲部分におい
て屈折率変化を有している。すなわち、活性層108
は、横方向において屈折率差を有する屈折率導波構造を
呈している。このため、上記のようにして発光した光
は、メサストライプ状の第1のクラッド層104上の平
坦な部分に閉じ込められて伝搬する。この結果、単一横
モードの半導体レーザの提供が可能となる。
は、サファイア基板101と第1のコンタクト層103
との間にバッファ層102が形成されているが、これは
サファイア基板101と第1のコンタクト層103との
格子不整合を緩和して、第1のコンタクト層103の結
晶成長を促進させるためのものである。
おいて説明する。図2は、本発明の半導体レーザの製造
方法の一例を示す工程図である。最初に、図2(a)に
示すように、サファイア基板101上に、必要に応じて
AlNからなる低温成長バッファ層102、n−GaN
半導体層からなる第1のコンタクト層103、及びn−
AlGaN半導体層からなる第1のクラッド層104を
順次積層する。
結晶成長装置から取り出す。そして、フォトリソグラフ
イーと反応性イオンエッチングとを用い、第1のクラッ
ド層104を厚さ方向の全体に亘って、及び第1のコン
タクト層103を厚さ方向の一部に亘って部分的に除去
し、第1のクラッド層104及び第1のコンタクト層1
03の一部からなるメサストライプ構造105を自己形
成的に形成する。この様子を図2(b)に示す。
タクト層103の一部をも除去して第1のクラッド層1
04及び第1のコンタクト層の一部からなるメサストラ
イプ構造を作製している。このようにメサストライプ構
造の一部を第1のコンタクト層103の一部をも含めて
構成するのは、後に形成する電流ブロック層によって第
1のクラッド層104の側面を完全に覆うようにするた
めである。すなわち、メサストライプ構造を第1のクラ
ッド層のみから形成した場合は、前記エッチングによっ
て第1のクラッド層の下部が除去される事なく残存する
場合が生じる。このような第1のクラッド層のメサスト
ライプ構造を構成しない部分は、電流ブロック層によっ
て完全に覆うことができない。この結果、印加電圧に起
因する電流に漏れが生じ、均一な発光が不可能となるた
めである。
を再び結晶成長装置に導入し、第1のコンタクト層10
3上において、メサストライプ構造105を覆うように
して高抵抗のGaN半導体層からなる電流ブロック層1
06を形成する。この様子を図2(c)に示す。
H2雰囲気、又はNH3+H2雰囲気などの還元性雰囲
気中で、前述のようにして得たアセンブリを900〜1
200℃、好ましくは950〜1150℃で、数分間加
熱する。すると、電流ブロック層106においてマスト
ランスポートを生じる。すなわち、電流ブロック層10
6の、メサストライプ構造105上に形成された部分を
構成するGaN半導体粒子が、メサストライプ構造10
5の側面に存在する電流ブロック層の部分に移動する。
その結果、メサストライプ構造105の上面105Aか
ら電流ブロック層は消失し、メサストライプ構造105
の側面105B側にのみ存在するようになる。この様子
を図2(d)に示す。
に制御することにより、メサストライプ構造の上面10
5Aの高さと、電流ブロック層106のメサストライプ
構造に近接した部分106−1の上面106Aの高さと
をほぼ等しくすることができる。
ライプ構造の高さに応じて、電流ブロック層を図2
(d)に示すように階段状に形成することができる。次
いで、結晶成長を再開し、図2(e)に示すように、第
1の光ガイド層107、活性層108、キャップ層10
9、第2の光ガイド層110、第2のクラッド層11
1、及び第2のコンタクト層112を順次形成する。
上にp電極113を形成するととともに、図2(e)に
示すアセンブリにエッチングを施すことによって第1の
コンタクト層103の表面を露出させ、この表面上にn
電極114を形成する。
104をAlGaN半導体層から構成し、電流ブロック
層106をGaN半導体層から構成する場合において
は、前記AlGaN半導体層中におけるAlNのモル分
率が4〜10%であることが好ましく、さらには5〜8
%であることが好ましい。これによって、上述したマス
トランスポートの発生を容易にし、加熱温度及び保持時
間を低減することができる。
説明してきたが、本発明の内容は上記に限定されるもの
ではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいて、あ
らゆる変形や変更が可能である。
は、電流ブロック層106をGaN半導体層から構成し
たが、AlGaN半導体層から構成することもできる。
この際において、このAlGaN半導体層におけるAl
Nモル分率は、前記同様の理由から、第1のクラッド層
104を構成するAlGaN半導体層におけるAlNモ
ル分率よりも小さいことが好ましい。
コンタクト層103、第1のクラッド層104、及び第
1の光ガイド層107をn型半導体層から構成し、キャ
ップ層109、第2の光ガイド層110、第2のクラッ
ド層111、及び第2のコンタクト層112をp型半導
体層から構成している。しかしながら、上記各層は互い
に逆の導電型の半導体層から構成することができる。す
なわち、第1のコンタクト層103などをp型半導体層
から構成し、キャップ層109などをn型半導体層から
構成することもできる。
ーザ及びその製造方法によれば、半導体レーザの作製時
において、構成度なエッチング工程を必要としない。し
たがっって、従来のリッジ導波路型半導体レーザと同等
の性能を有する半導体レーザを高い製造歩留まりで提供
することができる。
ある。
ける工程図である。
る。
プの実行屈折率、並びにリッジストライプ及びSiO2
絶縁層間の実行屈折率差との関係を示すグラフである。
Claims (11)
- 【請求項1】 基板上に、第1のコンタクト層と、第1
のクラッド層と、第1の光ガイド層と、活性層と、キャ
ップ層と、第2の光ガイド層と、第2のクラッド層と、
第2のコンタクト層とがこの順に積層されてなる半導体
レーザであって、 前記第1のクラッド層はメサストライプ形状を呈し、前
記第1のクラッド層の両側において、この第1のクラッ
ド層の側面全体を覆うように電流ブロック層を具えると
ともに、 前記電流ブロック層は階段形状を呈し、前記各層の積層
方向と垂直な方向において、前記電流ブロック層の前記
第1のクラッド層から離隔した部分の高さが、前記電流
ブロック層の前記第1のクラッド層に近接した部分の高
さよりも低くなっているとともに、前記第1のクラッド
層の上面の高さと前記電流ブロック層の前記第1のクラ
ッド層に近接した部分の上面の高さとがほぼ等しくなっ
ており、 前記活性層は、互いにほぼ等しい高さを有する、前記第
1のクラッド層の上面と前記電流ブロック層の前記近接
した部分の上面とに対応した平坦部を有するとともに、
前記各層の積層方向と垂直な方向において、前記電流ブ
ロック層の階段形状に対応し、前記平坦部から外方に向
かって下方に屈曲していることを特徴とする、単一横モ
ード型のGaN系半導体レーザ。 - 【請求項2】 前記第1のコンタクト層、前記第1のク
ラッド層、及び前記第1の光ガイド層はN型半導体層か
ら構成され、前記キャップ層、前記第2の光ガイド層、
前記第2のクラッド層、及び前記第2のコンタクト層は
P型半導体層から構成されていることを特徴とする、請
求項1に記載のGaN系半導体レーザ。 - 【請求項3】 前記電流ブロック層はGaNから構成さ
れ、前記第1のクラッド層はAlXGa1−XN(X>
0)から構成されたことを特徴とする、請求項1又は2
に記載のGaN系半導体レーザ。 - 【請求項4】 前記基板と前記第1のコンタクト層との
間に、バッファ層を設けたことを特徴とする、請求項1
〜3のいずれか一に記載のGaN系半導体レーザ。 - 【請求項5】 基板上に、第1のコンタクト層と、第1
のクラッド層と、第1の光ガイド層と、活性層と、キャ
ップ層と、第2の光ガイド層と、第2のクラッド層と、
第2のコンタクト層とがこの順に積層されてなるGaN
系半導体レーザの製造方法であって、 前記第1のクラッド層を厚さ方向の全体に亘って部分的
に除去するとともに、前記第1のコンタクト層を厚さ方
向の一部において部分的に除去することにより、前記第
1のクラッド層と前記第1のコンタクト層の一部とから
なるメサストライプ構造を自己形成的に形成し、前記第
1のコンタクト層上において前記メサストライプ構造の
全体を覆うようにして電流ブロック層を形成するととも
に、この電流ブロック層を加熱することによってマスト
ランスポートを生じさせ、前記電流ブロック層の前記メ
サストライプ構造上に形成された部分を除去するように
したことを特徴とする、GaN系半導体レーザの製造方
法。 - 【請求項6】 前記電流ブロック層の加熱によるマスト
ランスポートによって、前記メサストライプ構造の上面
の高さと前記電流ブロック層のメサストライプ構造に近
接した部分の高さとをほぼ等しくするとともに、前記各
層の積層方向と垂直な方向において、前記電流ブロック
層の前記メサストライプ構造から離隔した部分の高さを
前記電流ブロック層の前記メサストライプ構造に近接し
た部分の高さよりも低くし、前記電流ブロック層が階段
形状を呈するようにしたことを特徴とする、請求項5に
記載のGaN系半導体レーザの製造方法。 - 【請求項7】 前記活性層は、前記メサストライプ構造
の上面と前記電流ブロック層の前記メサストライプ構造
に近接した部分の上面とに対応した平坦部を有するとと
もに、前記電流ブロック層の階段形状に対応し、前記各
層の積層方向と垂直な方向において、前記平坦部から外
方に向かって下方に屈曲するように形成したことを特徴
とする、請求項6に記載のGaN系半導体レーザの製造
方法。 - 【請求項8】 前記電流ブロック層の加熱は、900〜
1200℃で行うことを特徴とする、請求項5〜7のい
ずれか一に記載のGaN系半導体レーザの製造方法。 - 【請求項9】 前記第1のコンタクト層、前記第1のク
ラッド層、及び前記第1の光ガイド層はN型半導体層か
ら構成され、前記キャップ層、前記第2の光ガイド層、
前記第2のクラッド層、及び前記第2のコンタクト層は
P型半導体層から構成されていることを特徴とする、請
求項5〜8のいずれか一に記載のGaN系半導体レーザ
の製造方法。 - 【請求項10】 前記メサストライプ構造を構成する前
記第1のクラッド層はAlGaN半導体層からなるとと
もに、前記電流ブロック層はGaN半導体層からなり、
前記第1のクラッド層を構成する前記AlGaN半導体
層中におけるAlNのモル分率が4〜10%であること
を特徴とする、請求項9に記載のGaN系半導体レーザ
の製造方法。 - 【請求項11】 前記基板と前記第1のコンタクト層と
の間に、バッファ層を形成することを特徴とする、請求
項5〜10のいずれか一に記載のGaN系半導体レーザ
の製造方法。
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