JP3449454B2 - ジョイントコネクタ - Google Patents

ジョイントコネクタ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のターミナル
同士を短絡させるためのジョイントコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ジョイントコネクタとして図8に
示すものがある。これは、コネクタハウジング1内に並
列させて形成した複数のキャビティ2内に夫々ターミナ
ル3を収容し、コネクタハウジング1の上面の取付溝4
から複数のキャビティ2を横切るように短絡プレート5
を挿入した構成になる。短絡プレート5はターミナル3
に形成した受け溝6に嵌合され、もって複数のターミナ
ル3同士が短絡プレート5を介して短絡されるようにな
っている。
【0003】このジョイントコネクタでは、複数枚の短
絡プレート5を用いることにより短絡し合うターミナル
群を複数に分けることが可能である。この場合、図9に
示すように、複数枚の短絡プレート5は1条の取付溝4
内に横一線上に配置され、且つ隣り合う短絡プレート5
の端部同士がキャビティ2間の隔壁7内において非接触
となるように間隔を空けて装着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、隣り合う短
絡プレート5同士の間隙はキャビティ2間の隔壁7の厚
さ分しか確保できないため、その両短絡プレート5の端
部相互間は極めて接近した状態とならざるを得ず、両短
絡プレート5同士が接触する虞がある。
【0005】そこでこの対策として、隣り合う短絡プレ
ート5の間に位置するように取付溝4に仕切壁8を設け
ることが行われている。しかし、仕切壁8を形成する
と、取付溝4が長さ方向に分断されるため、短絡パター
ンが限定されてしまうことになる。したがって、複数種
類の短絡パターンに対応するためには、各短絡パターン
毎に専用のコネクタハウジングを成形しなければなら
ず、金型コストが高くなるという不具合を生じる。
【0006】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、短絡プレート同士の接触を防止することと
短絡パターンの設定自由度を確保することとを両立させ
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
のターミナルが挿入動作によって互いに並列した状態で
装着されるコネクタハウジングと、このコネクタハウジ
ングに対して複数のターミナルを横切るように装着され
る短絡部材とを備え、この短絡部材をターミナルに形成
した受け溝に嵌合させることによりその受け溝の形成さ
れているターミナル同士を短絡させるようにしたジョイ
ントコネクタにおいて、ターミナルをその挿抜方向に互
いに間隔を空けた複数の待受け位置に選択的に位置決め
して保持可能な位置決め手段が設けられているところに
特徴を有する。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、位置決め手段は、ターミナルに係止してその戻りを
規制する弾性係止片とそのターミナルの前端が突き当て
られるストッパとが形成された位置決め部材をコネクタ
ハウジングに装着することによって構成されているとこ
ろに特徴を有する。請求項3の発明は、請求項1又は請
求項2の発明において、位置決め部材を装着するために
コネクタハウジングの外面に開口させた装着口が、装着
状態にある位置決め部材により全体に亘って塞がれる構
成とした構成としたところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明においては、互
いに短絡すべきターミナルは同一の待受け位置に位置決
めし、それらの受け溝が横一線上に位置するようにす
る。短絡されるターミナル群を複数に分ける場合には、
各ターミナル群毎に待受け位置を異ならせる。そして、
横一線上に並ぶ複数の受け溝に短絡部材を嵌合すると、
その短絡部材が嵌合されたターミナル同士が互いに短絡
される。互いに別のターミナル群の短絡部材同士はター
ミナルの挿抜方向、即ち短絡部材と交差する方向におい
て互いに間隔を空けて配されるようになる。したがっ
て、全ての受け溝が横一線上に並ぶものにおいて複数の
短絡部材を装着した場合のように短絡部材の端部同士が
接触する、という虞はない。しかも接触防止のために短
絡部材の装着領域を分断するような仕切壁を設ける必要
がないから、任意の長さの短絡部材を任意の位置に装着
することが可能である。このように、本発明によれば、
短絡部材同士の接触を防止することと短絡パターンの設
定自由度を確保することとを両立させることができる効
果がある。
【0010】請求項2の発明においては、コネクタハウ
ジングに位置決め部材を装着するとその弾性係止片とス
トッパが所定位置で待機し、この状態でターミナルを所
定の待受け位置まで挿入すると、そのターミナルは弾性
係止片とストッパとによって抜き挿し不能に保持され
る。ターミナルの待受け位置の変更に際しては、弾性係
止片とストッパの配置を異ならせた別の位置決め部材と
交換すればよいから、コネクタハウジングとターミナル
については単一種類のものを用意すれば済む。
【0011】請求項3の発明においては、コネクタハウ
ジングに装着した位置決め部材は装着口を全体に亘って
塞ぐから、コネクタハウジングの外面においては装着口
と位置決め部材との間に異物の侵入を許容するような隙
間が空くことはない。したがって、キャビティ内への異
物侵入防止のために開口部に蓋等を設けなくても済む。
【0012】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図4を参照して説明する。コネクタハウジング
10には、前後方向に細長い複数室(本実施形態では1
0室)のキャビティ11が左右方向に並列して形成され
ている。隣り合うキャビティ11同士は隔壁12によっ
て互いに仕切られている。また、各キャビティ11の後
端部はコネクタハウジング10の後端面に開口する挿入
口13となっており、電線Wの端末に固着されたターミ
ナル20は挿入口13から挿入されることによってキャ
ビティ11内に収容される。このターミナル20の挿入
過程では、ターミナル20はキャビティ11内を前方に
向かって真っ直ぐ進むようになる。
【0013】各キャビティ11の前端部における下方に
は、後述する位置決め部材(本発明の構成要件である位
置決め手段)30F,30C,30Rを収容するための
収容室14がキャビティ11と連通して形成されてい
る。この収容室14はコネクタハウジング10の前端面
に装着口15として大きく開口されており、この装着口
15から位置決め部材30F,30C,30Rを収容室
14内に装着できるようになっている。
【0014】コネクタハウジング10には、その前端部
上面に開口する3条の取付溝16が形成されている。こ
れらの取付溝16は、左右方向(ターミナル20の挿入
方向に対して直交する方向)に沿ってコネクタハウジン
グ10の全幅に亘って互いに平行に延びており、ターミ
ナル20の挿入方向において互いに所定の間隔を空けた
3位置に配されている。取付溝16は、コネクタハウジ
ング10の上面板部を貫通してキャビティ11内の天井
面に開口すると共に、隔壁12の上部領域を縦長に切欠
するよう形成されており、この隔壁12の切欠部分16
Aにより隣接するキャビティ11同士が連通されてい
る。かかる3条の取付溝16には、夫々、後述する短絡
プレート(本発明の構成要件である短絡部材)25がキ
ャビティ11及びターミナル20を横切るようにして取
り付けられるようになっている。上記構成になるコネク
タハウジング10は1種類のものだけが用意されてい
る。
【0015】一方、キャビティ11に挿入されるターミ
ナル20には、その上面及び左右両側面の上部領域を切
欠するようにして受け溝21が形成されている。この受
け溝21は、キャビティ11にターミナル20を挿入し
たときのその挿入深さを変えることにより上記3条の取
付溝16のいずれとも整合することができるようになっ
ている。受け溝21を整合させた取付溝16に短絡プレ
ート25を装着すると、この短絡プレート25の下端部
が受け溝21に嵌合して短絡プレート25とターミナル
20とが導通可能状態となる。また、ターミナル20の
底面には、後述する位置決め部材30F,30C,30
Rの弾性係止片33が係止される係止孔22が形成され
ている。上記構成になるターミナル20は、コネクタハ
ウジング10と同じく1種類のものだけが用意されてい
る。
【0016】位置決め部材30F,30C,30Rは、
キャビティ11内に挿入されるターミナル20をその挿
抜方向(前後方向)に間隔を空けた複数の待受け位置に
選択的に位置決めして保持するためのものであり、取付
溝16の数に合わせて3種類のものが用意されている。
位置決め部材30F,30C,30Rの基本的構造は、
収容室14の装着口15に殆ど隙間を空けずに嵌合され
る蓋部31と、収容室14の床面に接触する台座部32
と、蓋部31から前方(コネクタハウジング10と対向
する方向)へ向かって片持ち状に突出する弾性係止片3
3と、弾性係止片33の基端部に設けたストッパ34と
を備えた構成となっている。かかる位置決め部材30
F,30C,30Rは前面の装着口15から収容室14
内に嵌入して装着され、図示しない保持手段(例えば位
置決め部材の側面に設けた凸部と収容室の側面に設けた
凹部との係合)により脱抜規制状態で一定の位置に保持
されるようになっている。
【0017】この3種類の位置決め部材30F,30
C,30Rにおいては、蓋部31と台座部32の形状及
び寸法が基本的に共通となっている。一方、弾性係止片
33の上面には、ターミナル20の係止孔22に係止し
てそのターミナル20の戻り方向の移動を規制する係止
突起35が形成されているが、この係止突起35と蓋部
31の外面との前後方向(ターミナル20の挿入方向)
の距離は、3種類の位置決め部材30F,30C,30
Rで夫々互いに異なる所定の寸法に設定されている。そ
して、位置決め部材30F,30C,30Rをコネクタ
ハウジング10に装着すると共にキャビティ11内にタ
ーミナル20を挿入してその係止孔22を係止突起35
に係止させたときに、受け溝21がいずれかの取付溝1
6と整合するようになっている。例えば、蓋部31の外
面から係止突起35までの距離が最も短い位置決め部材
30Fの場合、ターミナル20の係止位置は最も前方寄
りとなり、受け溝21は最も前方の取付溝16と整合す
る。
【0018】また、ストッパ34は、係止突起35に対
して所定の間隔を空けて対向するように形成されてい
る。このストッパ34と係止突起35との間隔Sは、3
種類の位置決め部材30F,30C,30Rの全てに共
通の寸法であって、ターミナル20の前端面と係止孔2
2との間の距離Sと同じ寸法(実際には寸法公差が考慮
された寸法)に設定されている。したがって、ターミナ
ル20が係止突起35に係止されるとそのターミナル2
0の前端面がストッパ34に突き当たり、ターミナル2
0のそれ以上の挿入動作が規制される。
【0019】上記構成になる位置決め部材30F,30
C,30Rの係止突起35とストッパ34とによりター
ミナル20が抜き挿し双方向への移動を規制された状態
に保持されるようになっている。そして、係止突起35
とストッパ34の位置を異ならせた3種類の位置決め部
材30F,30C,30Rを使い分けることにより、タ
ーミナル20の前後方向の係止位置を任意に変更し、受
け溝21を任意の取付溝16に整合させることができる
ようになっている。
【0020】次に、本実施形態の作用について説明す
る。本実施形態では、10個のターミナル20を3つの
ターミナル群に分け、各ターミナル群毎に異なる短絡プ
レート25によって短絡する場合について説明する。ま
ず、図4における上側3室のキャビティ11について
は、蓋部31の外面から係止突起35までの距離が最も
短い位置決め部材30Fを収容室14に装着する。そし
て、これらの上側3室のキャビティ11にターミナル2
0を挿入すると、図2に示すようにターミナル20がキ
ャビティ11内に最も深く挿入された状態に保持され、
受け溝21が最も前に位置する取付溝16と整合した状
態で横一線上に並ぶ。
【0021】また、図4における下側3室のキャビティ
11については、蓋部31の外面から係止突起35まで
の距離が最も長い位置決め部材30Rを収容室14に装
着し、ターミナル20を挿入する。すると、図3に示す
ようにターミナル20がキャビティ11内に最も浅く挿
入された状態に保持され、受け溝21が最も後に位置す
る取付溝16と整合して横一線上に並ぶ。さらに、残り
中央の4室のキャビティ11については、蓋部31の外
面から係止突起35までの距離が中間寸法設定された位
置決め部材30Cを収容室14に装着すると、ターミナ
ル20は、その受け溝21を中央位置の取付溝16に整
合させる位置に保持される。
【0022】そして、各取付溝16には、受け溝21が
整合されている領域に亘る長さの短絡プレート25が装
着される。即ち、最も前の取付溝16と最も後の取付溝
16には3室のキャビティ11を横切る長さを有する短
絡プレート25が用いられ、中央の取付溝16には4室
のキャビティ11を横切る長さの短絡プレート25が用
いられる。そして、これらの短絡プレート25を、夫
々、各取付溝16のうちの受け溝21が整合されている
領域に差し込むと、短絡プレート25が受け溝21に嵌
合され、その短絡プレート25が嵌合されたターミナル
20同士が互いに短絡される。
【0023】この状態において、短絡プレート25同士
はそのターミナル20を横切る方向に対して直交する方
向に大きく間隔を空けて配されたようになっているた
め、これらの短絡プレート25同士が接触することはな
い。尚、短絡プレート25の端縁は取付溝16の隔壁1
2における切欠部分16Aを介して他の短絡回路のター
ミナル20の側面と対応しているが、この短絡プレート
25とターミナル20との距離は、従来のように隔壁の
厚さ領域内で2枚の短絡部材の端縁同士が対向する場合
の対向間隔に比べると大きく確保されているしたがっ
て、この短絡プレート25の端縁とターミナル20の側
面とが接触する虞はない。
【0024】また、上述のように短絡プレート25同士
の接触を防止する手段として短絡プレート25をターミ
ナル20の挿入方向に大きく離間させるようにしたこと
により、取付溝16にはその長さ方向に分断する仕切を
設けずに済んでいる。このため、各取付溝16には、短
絡パターンに合わせて任意の長さの短絡プレート25を
任意の領域に亘って装着することが可能となっており、
短絡パターンの設定の自由度が高い。さらに、位置決め
部材30F,30C,30Rを収容室14に収容するた
めの装着口15はコネクタハウジング10の前端面に大
きく開口されているが、位置決め部材30F,30C,
30Rを取り付けるとその装着口15が位置決め部材3
0F,30C,30Rの蓋部31によって殆ど隙間なく
閉塞されるため、装着口15から収容室14への異物の
侵入、さらにはキャビティ11への異物の侵入が防止さ
れている。
【0025】<実施形態2>次に、本発明を具体化した
実施形態2を図5乃至図7を参照して説明する。本実施
形態は、ターミナル20の位置決め手段を上記実施形態
1とは異なる構成としたものである。その他の構成につ
いては上記実施形態1と同じであるため、同じ構成につ
いては、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は
省略する。本実施形態の位置決め手段は、上記実施形態
1で説明したコネクタハウジング10とは別部品の位置
決め部材30F,30C,30Rに代えて、コネクタハ
ウジング10に一体的に設けたランス40によって構成
されている。
【0026】ランス40は、キャビティ11の前後方向
におけるほぼ中央位置から前方へ片持ち状に延出して形
成されている。ランス40の上面には、キャビティ11
側へ突出する前後2片の係止突起41F,41Rが形成
されている。この係止突起41F,41Rの前端面にタ
ーミナル20の底面の係止孔22の前縁が係止すると、
そのターミナル20の戻り方向の移動が規制されるよう
になっている。前側の係止突起41Fの前端面とキャビ
ティ11の奥端面との間の距離Lは、ターミナル20の
前端面と係止孔22の前縁との間の距離Lと同じ寸法
(実際には寸法公差が考慮された寸法)に設定されてい
る。したがって、この前側の係止突起41Fにターミナ
ル20が係止された状態ではターミナル20の前端面が
キャビティ11の奥端面に突き当たり、ターミナル20
のそれ以上の挿入動作が規制される。これにより、図5
に示すように、係止突起41Fとキャビティ11の奥端
面とによってターミナル20を抜き挿し双方向への移動
規制状態に保持することが可能となっている。この保持
状態では、ターミナル20の受け溝22が前側の取付溝
16に整合される。
【0027】また、前側の係止突起41Fの後端は、ラ
ンス40から角度をつけて立ち上がったストッパ42と
なっており、このストッパ42と後側の係止突起41R
の前端面との間の距離Lも、上記の前側の係止突起41
Fとキャビティ11の奥端面との間の距離Lと同じ寸法
に設定されている。このため、前側の係止突起41Fに
ターミナル20が係止されるとターミナル20の前端が
ストッパ42に係止され(図6を参照)、ターミナル2
0が移動規制状態に保持されるようになる。このときタ
ーミナル20の受け溝22は後側の取付溝16に整合さ
れる。
【0028】尚、2つの係止突起41F,41Rはラン
ス40の同じ面に前後方向に並んで設けられているが、
ランス40を成形する際の型抜きを可能にするため、こ
の双方の係止突起41F,41Rは前方への投影面上に
おいて互いに干渉しないように左右にずれて配置されて
いる(図7を参照)。ターミナル20をキャビティ11
に挿入すると、まず受け溝22が後側の取付溝16と整
合するようにターミナル20が位置決めされ、この状態
からさらにターミナル20を奥へ押し込むと、受け溝2
2が前側の取付溝16と整合するようになる。このよう
に、本実施形態2では、上記実施形態1のようなコネク
タハウジング10とは別部品の位置決め部材30F,3
0C,30Rを用いずに、ターミナル20を前後いずれ
の待受け位置にも位置決めすることができる。
【0029】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)実施形態1において、位置決め部材をコネクタハ
ウジングの下面側から装着するようにしてもよい。 (2)実施形態1において、位置決め部材は、複数のキ
ャビティに個別に対応する複数の弾性係止片を一体的に
備えたものとしてもよい。
【0030】(3)上記実施形態1ではターミナルが3
位置に変更可能となっているが、変更可能な位置は、2
位置としてもよく、4以上の位置としてもよい。 (4)実施形態1では、1片の短絡プレートによって短
絡されるターミナル群を3群に分けた場合について説明
したが、この実施形態1の構成において2つのターミナ
ル群に分けることも、4以上のターミナル群に分けるこ
とも可能である。 (5)実施形態2において、ランスの成形に必要な型抜
き口がコネクタハウジングの前面に開口しているが、こ
の開口に異物侵入防止用の蓋を装着するようにしてもよ
い。
【0031】(6)コネクタハウジングの取付溝は、上
記実施形態のように受け溝とほぼ同じ幅で複数条形成す
るものに限らず、受け溝が位置し得る領域全体に亘るよ
うに幅を広げて大きく開口させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1においてターミナルと短絡プレート
をコネクタハウジングから分離した状態をあらわす縦断
面図
【図2】実施形態1においてターミナルを最も前の待受
け位置に位置決め保持した状態をあらわす縦断面図
【図3】実施形態1においてターミナルを最も後の待受
け位置に位置決め保持した状態をあらわす縦断面図
【図4】実施形態1において短絡プレートを装着した状
態をあらわす横断面図
【図5】実施形態2においてターミナルを前側の待受け
位置に位置決め保持した状態をあらわす縦断面図
【図6】実施形態2においてターミナルを後側の待受け
位置に位置決め保持した状態をあらわす縦断面図
【図7】実施形態2における弾性係止片の平面図
【図8】従来例においてターミナルと短絡プレートをコ
ネクタハウジングから分離した状態をあらわす斜視図
【図9】従来例において短絡プレートを装着した状態を
あらわす部分拡大水平断面図
【符号の説明】
10…コネクタハウジング 15…装着口 20…ターミナル 21…受け溝 25…短絡プレート(短絡部材) 30F…位置決め部材(位置決め手段) 30C…位置決め部材(位置決め手段) 30R…位置決め部材(位置決め手段) 33…弾性係止片 34…ストッパ 40…ランス(位置決め手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 31/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のターミナルが挿入動作によって互
    いに並列した状態で装着されるコネクタハウジングと、
    このコネクタハウジングに対して前記複数のターミナル
    を横切るように装着される短絡部材とを備え、この短絡
    部材を前記ターミナルに形成した受け溝に嵌合させるこ
    とによりその受け溝の形成されているターミナル同士を
    短絡させるようにしたジョイントコネクタにおいて、 前記ターミナルをその挿抜方向に互いに間隔を空けた複
    数の待受け位置に選択的に位置決めして保持可能な位置
    決め手段が設けられていることを特徴とするジョイント
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 位置決め手段は、ターミナルに係止して
    その戻りを規制する弾性係止片とそのターミナルの前端
    が突き当てられるストッパとが形成された位置決め部材
    をコネクタハウジングに装着することによって構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のジョイントコネ
    クタ。
  3. 【請求項3】 位置決め部材を装着するためにコネクタ
    ハウジングの外面に開口させた装着口が、装着状態にあ
    る前記位置決め部材により全体に亘って塞がれる構成と
    したことを特徴とする請求項2記載のジョイントコネク
    タ。
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