JP3448810B2 - 鍋蓋保持器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、調理時に鍋蓋、オ
タマ、菜箸の使用を容易にする鍋蓋保持器に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来の鍋は、調理中に食材を入れる為な
どで鍋本体から取り除いた鍋蓋、使用しなくなったオタ
マと菜箸を一時的に保管する場所の事を考えられていな
かった。

【０００３】しかしながら、調理中に鍋本体から取り除
いた鍋蓋は、ガスコンロの火で大変熱くなっており、裏
側には水滴も付着している為、大変置きづらく、置き場
所もないような事もある。又、鍋を使用する時は食材を
かき混ぜたりする為にオタマと菜箸を使用する時が多々
あり、このオタマと菜箸も汚れている状態では台の上に
置けず、一時的な保管場所に困る時もある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は鍋
蓋、オタマ、菜箸の置き場所を確保する鍋蓋固定器を提
供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項目１の発明は、鍋蓋を持ち上げるための取
っ手と鍋本体用クリップを設け、この取っ手と鍋本体用
クリップをフレキパイプでつなぎ、取っ手を持ち上げた
り下ろしたりする事で鍋本体の上で鍋蓋の開閉を可能と
し、オタマと菜箸を立て掛ける為の保管用ケースを設け
た構成したことを特徴とする鍋蓋固定器である。また、
請求項２の発明は、鍋蓋を持ち上げるための取っ手の先
端はスライド式にし、フレキパイプを折り曲げる事で、
鍋の大きさに合わせて調節出来る様にしており、保管用
ケースの先端には突起を後ろにはフックを設け、鍋蓋保
持器本体から取り外し可能とし、鍋蓋保持器本体に設け
た突起挿入部に突起を差し込めるよう構成したことを特
徴とする鍋蓋固定器である。

【０００６】

【発明の実施の形態】この実地形態によれば、食材を鍋
に入れたりかき混ぜたりする時などに、鍋蓋をわざわざ
取り外す必要がなく、オタマと菜箸の一時的な保管場所
に困らなくて良い。又、鍋蓋を取り外したい時でも、オ
タマと菜箸を立て掛けるための保管用ケースを使用すれ
ば、台所を汚さず置く事が出来る。

【０００７】

【実施例】この発明の実施形態を図１から図６に順に示
す。図１は、鍋蓋保持器本体１を真上から見た図を表し
ている。この鍋蓋保持器１はフレキパイプ２の片側に鍋
本体の取っ手１４に付ける鍋本体用クリップ８を設け、
もう片方には鍋蓋１７の開閉を行う為の取っ手３を設け
ている。フレキパイプ２は、自由に折れ曲がり且つ鍋蓋
の重みを耐えるものを使用する。鍋本体用クリップ８
で、鍋本体の取っ手１４を挟み込み、オタマ１１と菜箸
７を立て掛けるための保管用ケース１３を取り付けるた
めのジョイント１８を設けている。取っ手３は、鍋蓋の
摘み１６を挟む為の鍋蓋用クリップ４を設けている。

【０００８】保管用ケース１３は、鍋蓋保持器本体１か
ら取り外し可能とし、普段は取り付けて使う事を目的と
しているが、特に必要としない時や鍋蓋１７を鍋本体１
５から取り外して立て掛けたい時は、鍋蓋保持器本体１
より取り外して使う事を目的としている。先端には鍋蓋
１７を立て掛ける為の突起１２を設け、容器の中は、オ
タマ立て９と菜箸立て１０を設けている。

【０００９】図２は、鍋蓋保持器本体１を鍋本体１５に
取り付けた状態を真上から見た図で、鍋本体用クリップ
８を鍋本体の取っ手１４に挟み、鍋蓋用クリップ４を鍋
蓋の摘み１６に挟む事で、鍋蓋保持器本体１を鍋本体１
５に固定している。固定する時は、フレキパイプを通す
穴２０の位置を鍋蓋１７の外周ぐらいになる様にスライ
ド部分５で、長さを調節し、フレキパイプ２を適当に折
り曲げて鍋蓋１７の外周に合わせる。スライド部分５は
スライド調節用ネジ１９を緩める事で移動し、締める事
で固定出来るような構造にする。

【００１０】図３は、鍋蓋保持器本体１を使用して、鍋
蓋１７を持ち上げた状態を真横から見た図を表してお
り、図２の様に鍋蓋保持器本体１を鍋本体１５に固定し
た状態で取っ手３を上げたり下ろしたりする事で鍋本体
１５の上で鍋蓋１７の開閉を可能としている為、鍋蓋１
７の裏に付着した水滴を鍋本体１５の中に戻す事が出
来、台所を汚さずにすむ。

【００１１】図４は、取っ手３の先端部分を拡大した図
で鍋蓋１７の縁を利用した状態を表している。縁に置く
事である程度重い鍋蓋１７でも持ち上げた状態を保持出
来る事を可能としている。

【００１２】図５は、保管用ケース１３を正面から見た
図であり、オタマ１１と菜箸７を立て掛けた状態を表し
ている。この保管用ケース１３はジョイント部分１８に
フック部分６を掛けて鍋蓋保持器本体１と一体で使用出
来るが、ジョイント部分１８からフック部分６を外す事
で単独での使用も可能としている。菜箸７、オタマ１１
はおさえとなる菜箸立て１０とオタマ立て９にそれぞれ
通して立て掛ける事で先端に付着した水滴は保管用ケー
ス１３に溜まるようにして台所を汚さないようにしてい
る。

【００１３】図６は、図５を真横から見た図で、更に鍋
蓋１７を立て掛けた状態を表している。鍋本体の取っ手
１４に取り付けた鍋本体用クリップ８をはずし突起挿入
部分２２を保管用ケース１３にある突起１２に差し込む
事で、鍋蓋１７を立て掛けた状態を保持しており、鍋蓋
１７の裏に付着した水滴を保管用ケース１３に溜まるよ
うにして台所を汚さないようにしている。

【００１４】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、調理中の鍋蓋、オタマ、菜箸の一時的な保管場所に
困らず、鍋蓋の開閉を楽に行え、台所を汚さず使用出来
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】鍋蓋保持器本体

【図２】鍋蓋保持器本体を鍋本体に取り付けた状態を真
上から見た図

【図３】鍋蓋保持器本体を鍋に取り付け、鍋蓋を持ち上
げた状態を真横から見た図

【図４】取っ手の先端部分の拡大図

【図５】オタマと菜箸を立て掛ける保管用ケースのみを
正面から見た図

【図６】オタマと菜箸を立て掛ける保管用ケースに、鍋
蓋を立掛けた状態を真横から見た図

【符号の説明】

１ 鍋蓋保持器本体 ２ フレキパイプ ３ 取っ手 ４ 鍋蓋用クリップ ５ スライド部分 ６ フック部分 ７ 菜箸 ８ 鍋本体用クリップ ９ オタマ立て １０ 菜箸立て １１ オタマ １２ 突起 １３ 保管用ケース １４ 鍋本体の取っ手 １５ 鍋本体 １６ 鍋蓋の摘み １７ 鍋蓋 １８ ジョイント １９ スライド調節用ネジ ２０ フレキパイプを通す穴 ２１ 鍋本体の断面図 ２２ 突起挿入部

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 鍋蓋を持ち上げるための取っ手と鍋本体
   用クリップを設け、この取っ手と鍋本体用クリップをフ
   レキパイプでつなぎ、取っ手を持ち上げたり下ろしたり
   する事で鍋本体の上で鍋蓋の開閉を可能とし、オタマと
   菜箸を立て掛ける為の保管用ケースを設けた構成したこ
   とを特徴とする鍋蓋固定器。
2. 【請求項２】 鍋蓋を持ち上げるための取っ手の先端は
   スライド式にし、フレキパイプを折り曲げる事で、鍋の
   大きさに合わせて調節出来る様にしており、保管用ケー
   スの先端には突起を、後ろにはフックを設け、鍋蓋保持
   器本体から取り外し可能とし、鍋蓋保持器本体に設けた
   突起挿入部に突起を差し込めるよう構成したことを特徴
   とする鍋蓋固定器。