JP3448147B2 - 伝熱管検査方法 - Google Patents

伝熱管検査方法

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JP3448147B2 JP34821495A JP34821495A JP3448147B2 JP 3448147 B2 JP3448147 B2 JP 3448147B2 JP 34821495 A JP34821495 A JP 34821495A JP 34821495 A JP34821495 A JP 34821495A JP 3448147 B2 JP3448147 B2 JP 3448147B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に熱交換器等に
おける支持板に開けた管孔に挿入固定された伝熱管を検
査する伝熱管検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラや熱交換器等では、図15および
図16に示す如く、支持板1に開けた管孔2に伝熱管3
を挿入して支持板1に伝熱管3を固定している。
【0003】ところが、支持板1と伝熱管3とは、一般
に、伝熱管3を管孔2に挿入しているだけなので、使用
条件によって終年劣化して支持板1に形成される管孔2
が拡大することがあり、従来、定期的に図17に示すよ
うに支持板1に沿って伝熱管3の外周壁に垂直にゲージ
4を当てて管孔2の大きさを測定していた。
【0004】一方、従来、熱交換器等について渦流探傷
を用いた周辺技術として、例えば、社団法人非破壊検査
協会発行の渦流探傷検査(1990)に見られる多重周
波法によるものがある。また、特開昭62−25160
6号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図17で示す
測定方法では、熱交換器等の胴体等を取り外さなければ
測定不可能で、胴体の取り外しのために多くの労力を要
し、取り外しが構造上不可能な場合もあり、伝熱管の外
周部の限定された範囲において測定はできても、内周部
についての管孔の大きさの測定は行えなかった。
【0006】また、前記社団法人非破壊検査協会発行の
渦流探傷検査(1990)の多重周波法では、熱交換器
等を分解しないで伝熱管の肉厚変化を測定することがで
きるが、管孔の大きさを測定することができなかった。
さらに、前記特開昭62−251606号公報では、熱
交換器を分解しないが管と支持板との密着の有無を測定
するに至り、管孔の大きさを測定することはできなかっ
た。
【0007】そこで、本発明は、熱交換器等を分解しな
いで管孔の大きさを含めて伝熱管を検査可能とする伝熱
管検査方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、支持
板に開けた管孔に挿入固定された伝熱管内にセンサを挿
通して伝熱管を検査する伝熱管検査方法において、コイ
ルへ流した低周波電流により生じる渦電流の変化量から
管孔の大きさに応じたコイルインピーダンス変化量を抽
出可能とするセンサを用いてコイルインピーダンス変化
量を測定し、該センサにより得られるコイルインピーダ
ンス変化量から信号振幅値を求め、この求められた信号
振幅値と予め検量した信号振幅値と管孔の大きさとの関
係を表す検量データとに基づいて管孔の大きさを測定し
て伝熱管を検査するようにしたものである。以上の構成
により、管孔の大きさに応じて変化する振幅信号が得ら
れるようにして、予め求めた検量線に対して得られた振
幅信号の値を当てはめて管孔の大きさを求めることがで
きる。従って、熱交換器の胴体を解体することなく管孔
の大きさを測定して伝熱管を検査することができる。
【0009】請求項2の発明は、支持板に開けた管孔に
挿入固定された伝熱管内にセンサを挿通して伝熱管を検
査する伝熱管検査方法において、管孔に形成される内周
縁に沿った各部所に対応する複数の位置に配設されたコ
イルへ流した低周波電流により生じる渦電流の変化量か
ら管孔の各部所の大きさに応じた各コイルインピーダン
ス変化量を抽出可能とするセンサを用いて各コイルイン
ピーダンス変化量を測定し、該センサにより得られる各
コイルインピーダンス変化量から各信号振幅値を求め、
予め検量した信号振幅値と管孔の大きさとの関係を表す
検量データとに基づいて管孔の各部所の大きさを測定し
て伝熱管を検査するようにしたものである。以上の構成
により、センサの内周壁にコイル軸を垂直とする複数の
コイルを配置し、管孔の大きさが部分的に大きくなって
いる箇所等の管孔が不均一の状態のものについても検量
線から管孔の大きさを求めることができる。
【0010】請求項3の発明は、支持板に開けた管孔に
挿入固定された伝熱管内にセンサを挿通して伝熱管を検
査する伝熱管検査方法において、コイルへ流した低周波
電流により生じる渦電流の変化量から管孔の状態に応じ
たコイルインピーダンス変化量を測定可能とするセンサ
を用いて、対比する各管孔に対応する伝熱管にセンサを
挿通してそれぞれのコイルインピーダンス変化量を測定
し、センサにより得られるそれぞれのコイルインピーダ
ンス変化量のベクトル量内で位相成分を抽出して両者の
差異に基づいて対比する管孔間の状態を測定して伝熱管
の検査するようにしたものである。以上の構成によりセ
ンサから得られた対比するベクトル量の位相成分を抽出
し、それぞれの位相成分の差異から対比する管孔と管孔
の状態を推定することができる。
【0011】請求項4の発明は、支持板に開けた管孔に
挿入固定された伝熱管内にセンサを挿通し伝熱管の軸方
向にセンサを移動させて伝熱管を検査する伝熱管検査方
法において、伝熱管の肉厚の変化を測定する第1コイル
と、流した低周波電流により生じる渦電流の変化量から
管孔の大きさに応じたコイルインピーダンス変化量を抽
出可能とする第2コイルを設けるセンサを用いて測定
し、第1コイルにより得られる第1コイルインピーダン
ス変化量から伝熱管の肉厚を測定すると共に、併せて第
2コイルにより得られる第2コイルインピーダンス変化
量から信号振幅値を求め、この求められた信号振幅値と
予め検量した信号振幅値と管孔の大きさとの関係を表す
検量データとに基づいて管孔の大きさを測定して伝熱管
の検査をするようにしたものである。以上の構成によ
り、伝熱管の減肉測定用のコイルと大きさ用の測定用の
コイルとを1つのセンサに設けて測定するから伝熱管の
減肉測定と管孔の大きさとが一緒に測定でき、測定作業
が一回で済み、測定時間が短く作業が効率的である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施の形態を
示す図であって、伝熱管3の内部に伝熱管3の内径より
小径の筒状のセンサ5を図示しない手段により軸方向に
移動可能に設け、センサ5にはケーブル6により後述す
る処理装置に接続している。センサ5は、内側にコイル
7a、7bを有し、コイル7a、7bは二つを一組とし
て多く巻回された円形状で、このコイル7a、7bへ低
周波電磁波による電圧が加えられる。センサ5からの信
号は、後述する処理装置14によって表示される。
【0013】ここで、本発明の第1実施の形態に適用す
る電磁誘導作用による測定原理について説明する。
【0014】まず、測定対象の導体の近くに交流電流の
流れているコイルを近づける電磁誘導作用により導体に
渦電流が流れる。この渦電流の大きさは導体の状態、導
体のの形状や傷等によって異なり、渦電流による磁束が
コイルと錯交してコイルのインピーダンスを変化させ
る。すなわち、図2に示すようにコイルの抵抗Rによる
電圧降下VRとコイルの誘導により発生する起電力VL
とがコイルの両端に表れ、これから図3に示すコイルの
インピーダンスベクトル図の如く振幅信号Zと位相Θに
よるコイルインピーダンスが測定対象の導体の状態に応
じて変化する。
【0015】図4は、上記するセンサ5と処理装置の概
略構成図で、図2および図3に示すコイルインピーダン
スの変化を把えるために伝熱管3に近づけたコイル7
a,7bとを差動交流ブリッジ15の二辺へ組み込んで
いる。差動交流ブリッジ15へは発振器16の低周波を
増幅器17によって増幅してブリッジ電圧が加えられて
いる。コイル7a,7bのコイルインピーダンスが伝熱
管3の状態により変化すると不平衡電圧が増幅器18へ
入力され、増幅された電圧信号が位相検波器19へ入力
される。
【0016】位相検波器19では、移相器20からの制
御信号によって位相検波がされ振幅信号がオシロスコー
プ等の表示器21へ表示される。この場合に、伝熱管3
に何らかの欠陥があったときこれをコイルインピーダン
ス変化量として抽出して表示器21へ表示できるように
している。
【0017】本発明の第1実施の形態では、渦電流の浸
透深さは、コイル7の励磁周波数を低くすることにより
大きくなることに着目し、低周波数をコイル7へ加える
ようにしている。すなわち、まず、実験によって支持板
1の管孔2の内径の変化に応じて識別信号の変化が得ら
れるコイル7への励磁周波数を探し、最適な低周波を求
めた。そして、低周波により得られた信号の変化量が大
きく把えられるようにコイル7の巻回数を多くした。さ
らに、予め管孔2の径の判っている試験片について管孔
2の内径と振幅信号値の関係を調べ検量線として作成し
ておく。
【0018】以上の構成で、図1に示すようにセンサ5
を図示矢印方向(左側から右側へ)へ引くと、まず、図
5に示すように管孔2の内径d1の部分をセンサ5が通
過すると、内径d1に応じて振幅信号s1が得られ、続
いて、管孔2の内径d2の部分をセンサ5が通過すると
内径d2に応じた振幅信号s2が得られ、さらに、セン
サ5が管孔2の内径d3の部分を通過すると振幅信号s
3が得られる。この図5によれば、管孔2の内径の大き
さは振幅信号s1>s2>s3に比例して内径d1>d
2>d3となる。
【0019】次に、振幅信号s1,s2,s3から管孔
2の内径を予め求めた検量線により換算する。検量線
は、図6に示すように管孔2の内径(mm)に対して振
幅信号の値(V)を表しており、振幅信号の値がa
(V)であれば管孔2の内径がb(mm)となる。これ
によって、図5のように得られ振幅信号s1,s2,s
3のそれぞれについて図6に示す検量線について換算が
なされ、実際の管孔2の内径d1,d2,d3のそれぞ
れの値が得られる。この結果、図7に示すように管孔2
の内径が均一の場合、検量線によって求めた値に一致す
る。
【0020】このように、本発明の第1実施の形態によ
れば、センサ5のコイル7への励磁周波数を低くして渦
電流の浸透の深さを大きくする一方、コイル7の巻回数
を多くして振幅信号の値を大きくして管孔2の内径の大
きさに応じて変化する振幅信号が得られるようにして、
予め求めた検量線に対して得られた振幅信号の値を当て
はめて管孔2の内径を求めることができる。従って、熱
交換器の胴体を解体することなく管孔2の内径を測定す
ることができる。
【0021】図8および図9は、本発明の第2実施の形
態を示す図で、センサ8はコイル9を複数個円周状に配
置してそれぞれのコイル9から振幅信号を検出する。具
体的には、図9に示すようにセンサ8の内周壁面にコイ
ル9の軸が垂直となるようにコイルを配置し、しかも、
センサ8の軸方向の前後に二つが一組となるコイルa
1,a2、コイルb1,b2・・・・・・コイルh1,
h2計8組を設ける。各組のコイル9は、本発明の第1
実施の形態で説明したと同様の構成のものとする。
【0022】この構成で、センサ8による測定を行う
と、図11に示すように管孔2の径が部分的に大きくな
っている箇所では、振幅信号が小さく、逆に管孔2の径
が小さい部分の振幅信号が大きくなる。従って、図10
に示すようにap〜hpの振幅信号が得られると、振幅
信号の大小から管孔2の全周に沿って内径を測定でき
る。この結果、図11に示すように、管孔2の径が均一
でない不均一の状態の径のものについても検量線から管
孔2の内径を求めることができる。
【0023】このように本発明の第2実施の形態によれ
ば、センサの内周壁にコイル軸を垂直とする複数のコイ
ルを配置し、管孔2の径が部分的に大きくなっている箇
所等管孔2の径が均一でない不均一の状態の径のものに
ついても検量線から管孔2の内径を求めることができ
る。
【0024】図12および図13は、本発明の第3実施
の形態を示す図であって、図1に示すセンサ5を用いて
センサ5によるコイルインピーダンスの変化量のベクト
ル表示から位相成分を解析して隣接する管孔2と管孔2
の間のリガメント状態(隣接する管孔2間とが連結した
状態)を推定するものである。
【0025】まず、図1に示すセンサ5を対象とするあ
る伝熱管3の内側にセンサ5を挿入して支持板1の管孔
2の周辺についてセンサ5からの出力信号を取込み、さ
らに、同様に対象とする他の伝熱管3の内側にセンサ5
を挿入してセンサ5からの出力信号を取込む。例えば、
図13に示すように支持板1に伝熱管3Aと伝熱管3B
についてセンサ5を挿入してセンサ5からの出力信号を
取込む。
【0026】次に、得られたそれぞれの出力信号である
コイルインピーダンス変化量のベクトル軌跡を直交座標
に表示させリサージ曲線を描くようにする。例えば、図
13に示す伝熱管3Aについてリサージ曲線を描かせる
と図12に示す曲線3A1が描かれ、また、図13に示
す伝熱管3Bについてリサージ曲線を描かせると図12
に示す曲線3A2が描かれる。
【0027】次に、作成されたリサージ曲線を対比して
位相角度の相違から前述したリガメント状態の有無を推
定する。例えば、図12に示すようにx軸から反時計方
向に見て曲線3A1による位相角度をΘ1とすると、曲
線3A2による位相角度はΘ2となり、両者の比較から
リガメント状態が判る。
【0028】この図の例によれば、伝熱管3Aを支持す
る支持板1の管孔2の径は非常に大きくなり、隣接する
管孔2同士が連結したいわゆるリガメント0の状態を呈
している。他方、伝熱管3Bを支持する支持板1の管孔
2は他の隣接する管孔2とは分離しておりいわゆるリガ
メント0でない状態を呈している。これに対して図12
に示すように伝熱管3Aについては位相角度Θ1が得ら
れ、伝熱管3Bについては位相角度Θ2が得られる。
【0029】これによって、リガメントの状態と位相角
度との関係を予め把握しておくことにより、リガメント
状態を推定することができる。
【0030】このように本発明の第3実施の形態によれ
ば、センサから得られた対比する出力信号の位相成分に
よりそれぞれリサージ曲線を作成し、それぞれのリサー
ジ曲線に基づく位相角度の差異から隣接する管孔と管孔
の状態を推定することができる。
【0031】図14は、本発明の第4実施の形態を示す
図であって、伝熱管3の内部に伝熱管3の内径より小径
の筒状のセンサ10を図示しない手段により軸方向に移
動可能に設け、センサ10にはケーブル11によって図
示しない処理装置に接続している。センサ10は、筒内
に図1に示したと同様のコイル12を内設すると共に、
図8および図9に示したコイル9と同様の複数からなる
コイル13を内設している。
【0032】コイル12は、伝熱管3の減肉量を測定す
るためのもので、筒軸を中心にして筒の周方向に巻回
し、コイル12から振幅信号を取出せるようになってい
る。また、コイル13は、複数個を円筒状に配置し、そ
れぞれのコイル13から振幅信号が取出せるようになっ
ている。
【0033】まず、図14において、センサ10を図示
矢印の右方向へ引くと、コイル12による振幅信号とコ
イル13による振幅信号とが得られる。上記で得られた
コイル12の振幅信号を解析すると伝熱管3の減肉量が
測定され、コイル13の振幅信号を第2実施の形態で示
す図8および図9で説明したと同様にして解析すると、
支持板1の管孔2の径が測定できる。
【0034】このように本発明の第4実施の形態によれ
ば、伝熱管3の減肉測定用のコイル12と管孔2の径測
定用のコイル13とを1つのセンサ10に設けて測定す
るから伝熱管3の減肉測定と管孔2の径とが一緒に測定
でき、測定作業が一回で済み、測定時間が短く作業が効
率的である。
【0035】熱交換器等の伝熱管は、数千本から数万本
に及ぶものが多く、一本の管について、一度で管孔2の
大きさと伝熱管3の肉厚量が測定できるから大幅な作業
効率の向上が望める。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、管孔の大きさに応じて変化する振幅信号が得られ
るようにして、予め求めた検量線へ得られた振幅信号の
値を当てはめて管孔の大きさを求めることができるから
熱交換器等の胴体を解体することなく管孔の内径を測定
して検査をすることができる。
【0037】請求項2の発明によれば、センサの内周壁
にコイル軸を垂直とする複数のコイルを配置し、管孔の
各部分について測定することができるので、管孔の径が
不均一の状態の径のものについても管孔の大きさを求め
ることができる。
【0038】請求項3の発明によれば、センサから得ら
れた対比するベクトル量の位相成分によりそれぞれの位
相角度の差異から対比する管孔と管孔の状態を推定する
ことができる
【0039】請求項4の発明によれば、伝熱管の減肉測
定用のコイルと管孔の大きさ測定用のコイルとを1つの
センサに設けて測定するから伝熱管の減肉測定と管孔の
大きさとが一緒に測定でき、測定作業が一回で済み、測
定時間が短く作業が効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す図である。
【図2】電磁誘導作用による測定方法を示す第1原理図
である。
【図3】電磁誘導作用による測定方法を示す第2原理図
である。
【図4】電磁誘導作用による測定方法を示す第3原理図
である。
【図5】図1による振幅信号の変化を示す図である。
【図6】振幅信号と管孔径との検量線を示す説明図であ
る。
【図7】図1による作用を示す説明図である。
【図8】本発明の第2実施の形態を示す図である。
【図9】図8のA−A方向から見たコイルの配置図であ
る。
【図10】図8の実施により得られる振幅信号を示す説
明図である。
【図11】図8の作用を示す説明図である。
【図12】本発明の第3実施の形態を示す図である。
【図13】図12の作用を示す説明図である。
【図14】本発明の第4実施の形態を示す図である。
【図15】支持板に形成される管孔に伝熱管を固定した
状態を示す図である。
【図16】図15の断面を示す説明図である。
【図17】従来の管支持板管孔径測定方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 支持板 2 管孔 3 伝熱管 5,8,10 センサ 7,9,12,13 コイル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/72 - 27/90 G01B 7/00 - 7/34 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持板に開けた管孔に挿入固定された伝
    熱管内にセンサを挿通して伝熱管を検査する伝熱管検査
    方法において、 コイルへ流した低周波電流により生じる渦電流の変化量
    から前記管孔の大きさに応じたコイルインピーダンス変
    化量を抽出可能とするセンサを用いてコイルインピーダ
    ンス変化量を測定し、該センサにより得られるコイルイ
    ンピーダンス変化量から信号振幅値を求め、この求めら
    れた信号振幅値と予め検量した信号振幅値と管孔の大き
    さとの関係を表す検量データとに基づいて管孔の大きさ
    を測定して伝熱管を検査することを特徴とする伝熱管検
    査方法。
  2. 【請求項2】 支持板に開けた管孔に挿入固定された伝
    熱管内にセンサを挿通して伝熱管を検査する伝熱管検査
    方法において、 前記管孔に形成される内周縁に沿った各部所に対応する
    複数の位置に配設されたコイルへ流した低周波電流によ
    り生じる渦電流の変化量から管孔の各部所の大きさに応
    じた各コイルインピーダンス変化量を抽出可能とするセ
    ンサを用いて各コイルインピーダンス変化量を測定し、
    該センサにより得られる各コイルインピーダンス変化量
    から各信号振幅値を求め、予め検量した信号振幅値と管
    孔の大きさとの関係を表す検量データとに基づいて管孔
    の前記各部所の大きさを測定して伝熱管を検査すること
    を特徴とする伝熱管検査方法。
  3. 【請求項3】 支持板に開けた管孔に挿入固定された伝
    熱管内にセンサを挿通して伝熱管を検査する伝熱管検査
    方法において、 コイルへ流した低周波電流により生じる渦電流の変化量
    から前記管孔の状態に応じたコイルインピーダンス変化
    量を測定可能とするセンサを用いて、対比する各管孔に
    対応する伝熱管にセンサを挿通してそれぞれのコイルイ
    ンピーダンス変化量を測定し、前記センサにより得られ
    るそれぞれのコイルインピーダンス変化量のベクトル量
    内で位相成分を抽出して両者の差異に基づいて対比する
    管孔間の状態を測定して伝熱管の検査することを特徴と
    する伝熱管検査方法。
  4. 【請求項4】 支持板に開けた管孔に挿入固定された伝
    熱管内にセンサを挿通し伝熱管の軸方向にセンサを移動
    させて伝熱管を検査する伝熱管検査方法において、 前記伝熱管の肉厚の変化を測定する第1コイルと、流し
    た低周波電流により生じる渦電流の変化量から前記管孔
    の大きさに応じたコイルインピーダンス変化量を抽出可
    能とする第2コイルを設けるセンサを用いて測定し、前
    記第1コイルにより得られる第1コイルインピーダンス
    変化量から前記伝熱管の肉厚を測定すると共に、併せて
    第2コイルにより得られる第2コイルインピーダンス変
    化量から信号振幅値を求め、この求められた信号振幅値
    と予め検量した信号振幅値と管孔の大きさとの関係を表
    す検量データとに基づいて管孔の大きさを測定して伝熱
    管の検査をすることを特徴とする伝熱管検査方法。
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