JP3446245B2 - データ入力装置 - Google Patents

データ入力装置

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JP3446245B2
JP3446245B2 JP11999393A JP11999393A JP3446245B2 JP 3446245 B2 JP3446245 B2 JP 3446245B2 JP 11999393 A JP11999393 A JP 11999393A JP 11999393 A JP11999393 A JP 11999393A JP 3446245 B2 JP3446245 B2 JP 3446245B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作画面上に表示され
ている指標マークの移動方位を選択する例えばジョイ・
スティックからなる移動方位選択手段と、入り切り操作
によって、上記移動方位選択手段とは別の操作指示を行
う例えばエンター・キーからなる入力手段とが一体化し
て組み込まれたデータ入力装置に関し、特に、自動車等
の運転操作において、その現在位置や進路方位等をモニ
タ上で確認することができるナビゲーションシステムの
データ入力装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車等の運転操作において、そ
の現在位置や進路決定等に必要な地図をモニタ上で確認
することができるナビゲーション・システムが提案さ
れ、実用化に向けて開発が進んでいる。
【0003】ほとんどのナビゲーション・システムは、
以下のような操作手順によって、現在位置の確認や進路
決定に必要な地図画面を表示するようにしている。ま
ず、メニュー画面が表示されている段階で、画面上に表
示されている各項目から1つの項目、例えば「現在位置
表示」を選択する。この選択は、ホーム位置にあるカー
ソルをジョイ・スティックにて上記項目に対応する位置
に移動させ、次に、エンター・キーを押すことにより行
われる。
【0004】この「現在位置表示」が選択されると、画
面の表示が上記メニュー画面から現在、自分の車がいる
位置が例えば「+」のシンボル表示で表された地図表示
に変わる。そして、例えば「+」表示された位置の周辺
には、どのような道路があるか、あるいはどのような建
物があるかを、再びジョイ・スティックにて画面をスク
ロールして確認することができるようになっている。
【0005】一方、上記メニュー画面が表示されている
段階で、今度は、例えば「進路決定」を、上記と同じよ
うに、ジョイ・スティックとエンター・キーにて選択す
ると、例えば「新宿駅周辺」、「池袋駅周辺」、「丸の
内」等の地区別の項目が表示されたサブメニュー画面が
表示される。その後、上記と同様に、例えば「新宿」を
選択すると、新宿駅周辺の地図が表示される。そして、
この新宿駅周辺には、どのような道路があるか、あるい
はどのような建物があるかを、再びジョイ・スティック
にて画面をスクロールして確認することができるように
なっている。
【0006】このように、ナビゲーション・システム
は、基本的に、ジョイ・スティックとエンター・キーに
て項目選択及び地図画面のスクロールを行うことによ
り、簡単に現在位置の確認、進路決定を行うことができ
るようになっている。
【0007】ところで、上記ナビゲーション・システム
は、信号待ちや一時停車中、あるいは車の運転中におい
て使用されることを想定して、そのデータ入力装置(リ
モートコントローラ)が作られている。即ち、運転中に
おいてもナビゲーション・システムの操作ができるよう
に、例えば左手の特に親指のみでキー操作できるように
作られている。
【0008】上記ジョイ・スティック及びエンター・キ
ーは頻繁に使用されることから、リモートコントローラ
を手にもったとき、ちょうど親指で操作し易い位置に配
設されている。以前は、ジョイ・スティックとエンター
・キーを分離して配設するようにしていたが、リモート
コントローラの操作性の向上及び小型化のために、ジョ
イ・スティックにおける操作用ノブの高さを低くし、更
にこの操作用ノブの先端にエンター・キーを配した複合
操作型のジョイ・スティックが提案され、実用化に至っ
ている。
【0009】このジョイ・スティックによれば、例えば
左手の親指で、簡単にカーソルを移動操作できると共
に、カーソル移動操作した親指で簡単にエンター・キー
を操作することができ、リモートコントローラの全体サ
イズの小型化にも寄与させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記複合操作型のジョ
イ・スティックにおいては、操作用ノブを親指で操作し
て、画面上のカーソルを移動させる際、誤って、あるい
は事故回避のために反射的に操作用ノブの先端を強く押
してしまい、実質的にエンター・キーを押しながらの操
作用ノブの移動操作となってしまう場合が少なくない。
【0011】この場合、二つのモード(この例では、操
作用ノブの操作によるカーソル移動に関する座標データ
と、エンター・キーの操作による入力データの確定操作
の決定信号)が同時に入力されたかたちとなる。
【0012】従来では、二つ以上のモードが入力された
場合、誤操作と判断して、これらのキー入力を無効にす
るようにしている。即ち、二つ以上のモードが入力され
た場合、カーソルの移動処理及び入力確定処理が停止す
ることになる。従って、従来の複合操作型のジョイ・ス
ティックにおいては、上記誤操作を防止するために、エ
ンター・キーにおける上方への反発力を強くして、エン
ター・キーを操作する場合、かなり強く下方へ押圧しな
ければキー操作ができないように設定されている。
【0013】このような事情から、上記複合操作型のジ
ョイ・スティックは、リモートコントローラの小型化に
は寄与するが、操作性の点で難があるという問題があっ
た。
【0014】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、リモートコントローラ
の小型化に寄与する複合操作型のジョイ・スティックの
操作性を飛躍的に向上させることができ、しかもその多
機能化を実現させることができるデータ入力装置を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定数のスイ
ッチを備えたジョイスティックと1個のスイッチを備え
たエンターキーからなるリモートコントロールシステム
によって、表示画面を制御するようにした操作装置にお
いて、上記ジョイスティックの上記所定数のスイッチの
状態によって出力される第1の出力信号と上記エンター
キーの上記スイッチの状態によって出力される第2の出
力信号との組み合わせに基づいて上記表示画面の操作機
能を制御するデータコードを生成するデータコード生成
手段と、上記表示画面に表示する操作画面を選択する操
作画面選択手段とを備え、上記操作画面選択手段によっ
て選択された上記表示画面の上記操作画面に応じて、上
記ジョイスティックから出力される上記第1の出力信号
と上記エンターキーから出力される上記第2の出力信号
とによって上記操作画面を操作する機能を制御する上記
データコードを変更するものである。
【0016】
【0017】なお、上記操作画面選択手段によって上記
表示画面に表示される上記操作画面は、操作メニュー画
面又は地図画面であってもよい。
【0018】
【0019】
【作用】本発明に係るデータ入力装置においては、ま
ず、釦コード作成手段12において、移動方位選択手段
4からの方位選択データと、別の入力手段5からの入り
切り操作データとの組み合せに基づいて釦コードCbが
作成される。この釦コードCbは、次段の機能コード変
換手段15に入力される。この機能コード変換手段15
は、入力された釦コードCbを現在表示されている操作
画面の属性に沿った機能コードCfに変換する。
【0020】即ち、移動方位選択手段4のみが操作され
た場合及び別の入力手段5のみが操作された場合のほ
か、移動方位選択手段4と別の入力手段5が同時に操作
された場合においても釦コード作成手段12において、
その組み合せにかかる釦コードCbが作成されることに
なり、どうのような組み合せでも有効なキー操作として
取り扱われる。上記機能コード変換手段15は、例えば
上記釦コード作成手段12からの釦コードCbを、機能
処理手段における状態データ部13内の操作画面の属性
を示す情報Dfに基づいて、機能コードCfに変換す
る。
【0021】この操作画面の属性を示す情報Dfとして
は、例えば操作画面に操作メニューが表示されているこ
とを示す情報と、操作画面に地図が表示されていること
を示す情報などがある。そして、この機能コード変換手
段15は、状態データ部13からの操作画面の属性を示
す情報Dfが例えば操作画面に操作メニューが表示され
ていることを示す情報である場合、移動方位選択手段4
と別の入力手段5が同時に操作された際、別の入力手段
5の入力操作を無効にする機能コードCfに変換するな
どの手法をとることができる。
【0022】また、上記機能コード変換手段15は、状
態データ部13からの操作画面の属性を示す情報Dfが
例えば操作画面に地図画面が表示されていることを示す
情報である場合、移動方位選択手段4と別の入力手段5
が同時に操作された際、別の入力手段5の入力操作を有
効にし、例えば選択された方位への指標マーク(カーソ
ル)の移動を高速にするなどの手法をとることができ
る。これらの手法については、実施例において詳しく説
明する。
【0023】そして、上記機能コード変換手段15にて
変換された機能コードCfは、後段の機能処理手段に入
力される。この機能処理手段は、上記機能コードCfに
基づいて画像処理を行う。この機能処理手段での動作
は、例えば、機能処理手段を構成する機能コード処理部
16において、機能コード変換手段15からの機能コー
ドCfと、状態データ部13における上記メモリ内の状
態データDに基づいて、今回の状態データDを作成し
て、状態データ部13内のメモリに登録した後、表示処
理部17に表示命令Sdを出力する。表示処理部17
は、機能コード処理部16からの表示命令Sdの入力に
基づいて、状態データ部13から今回の状態データDを
読み出し、画像データDvに変換して画面に表示する。
【0024】このように、本発明に係るデータ入力装置
においては、移動方位選択手段4とこの手段4とは別の
入力形態を有する入力手段5とが一体化されて構成され
た複合操作型の入力手段3、例えば移動方位選択手段4
がジョイ・スティックで、別の入力手段5がエンター・
キーである複合操作型のジョイ・スティック3に適用す
れば、この複合操作型のジョイ・スティック3の利点で
あるサイズの小型化を十分発揮させながら、更に操作性
を飛躍的に向上させることができ、しかもその多機能化
を実現させることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係るデータ入力装置をナビゲ
ーション・システムを遠隔操作するためのリモートコン
トローラに適用した実施例(以下、単に実施例に係るリ
モートコントローラと記す)を図1〜図6を参照しなが
ら説明する。
【0026】この実施例に係るリモートコントローラ1
は、図1に示すように、操作面上に、複数のタクト釦T
がマトリクス状(この例では、2行4列)に配されて構
成されたダイレクト操作部2と、複合操作型ジョイ・ス
ティック3とを有する。この複合操作型ジョイ・スティ
ック3は、図2に示すように、ジョイ・スティック4の
操作用ノブ4aの先端にエンター・キー5が配されて構
成されている。また、このジョイ・スティック4が取り
付けられている操作面上には、操作用ノブ4aの操作可
能な方向を示す矢印状の指標6が例えば印刷等によって
形成されている。この例では、上下方向及び左右方向の
ほか、右斜め上方及び右斜め下方並びに左斜め上方及び
左斜め下方に操作用ノブ4aを操作できるようになって
いる。
【0027】上記複合操作型ジョイ・スティック3は、
通常、ナビゲーション・システムにおいては、ジョイ・
スティック4及びエンター・キー5が頻繁に使用される
ことから、リモートコントローラ1を手にもったとき、
ちょうど親指でジョイ・スティック4とエンター・キー
5が操作し易い位置に配設されている。なお、上記ダイ
レクト操作部2は、操作面上、手前側に配されている。
【0028】そして、上記リモートコントローラ1にお
けるダイレクト操作部2及び複合操作型ジョイ・スティ
ック3からの各種入力信号は、ナビゲーション・システ
ム内に搭載された信号処理部11に供給される。
【0029】この信号処理部11は、上記リモートコン
トローラ1におけるダイレクト操作部2及び複合操作型
ジョイ・スティック3から供給される各種入力信号に基
づいて釦コードCbを作成する釦入力処理部12を有す
る。この釦入力処理部12は、例えば図3に示すよう
に、4本の選択線(第1〜第4の選択線W1〜W4)と4
本の信号線(第1〜第4の信号線L1〜L4)が導出され
ている。
【0030】第1の選択線W1 は、ジョイ・スティック
4の方位選択操作に応じて選択的にオンオフされる4つ
のスイッチS11,S12,S13及びS14に接続され、第2
の選択線W2 は、エンター・キー5の入り切り操作によ
って選択的にオンオフされるスイッチS15に接続され、
第3の選択線W3 は、ダイレクト操作部2を構成するマ
トリクス状に配された多数のタクト釦T中、例えば1行
目に関する複数のタクト釦Tに接続され、第4の選択線
4 は、上記多数のタクト釦T中、例えば2行目に関す
る複数のタクト釦Tに接続されている。
【0031】第1の信号線L1 は、ジョイ・スティック
4の方位選択操作に応じて選択的にオンオフされる4つ
のスイッチS11,S12,S13及びS14中、1つのスイッ
チ(図示の例では、上方向を示す第1のスイッチS11)
とエンター・キー5に関するスイッチS15とダイレクト
操作部2を構成するマトリクス状に配された多数のタク
ト釦T中、1行1列及び2行1列に関するタクト釦Tに
接続され、第2の信号線L2 は、ジョイ・スティック4
に関するスイッチのうち右方向を示す第2のスイッチS
12と1行2列及び2行2列に関するタクト釦Tに接続さ
れ、第3の信号線L3 は、ジョイ・スティック4に関す
るスイッチのうち下方向を示す第3のスイッチS13と1
行3列及び2行3列に関するタクト釦Tに接続され、第
4の信号線L4 は、ジョイ・スティック4に関するスイ
ッチのうち左方向を示す第4のスイッチS14と1行4列
及び2行4列に関するタクト釦Tに接続されている。
【0032】上記ジョイ・スティック4に関する4つの
スイッチS11,S12,S13及びS14は、操作用ノブ4a
を例えば上方向に操作することにより、第1のスイッチ
S11がオンし、右方向に操作することにより、第2のス
イッチS12がオンし、下方向に操作することにより、第
3のスイッチS13がオンし、左方向に操作することによ
り、第4のスイッチS14がオンするようになっている。
【0033】また、上記4つのスイッチS11,S12,S
13及びS14は、操作用ノブ4aを例えば右斜め上方向に
操作することにより、第1及び第2のスイッチS11及び
S12が同時にオンし、右斜め下方向に操作することによ
り、第2及び第3のスイッチS12及びS13が同時にオン
し、左斜め上方向に操作することにより、第1及び第4
のスイッチS11及びS14が同時にオンし、左斜め下方向
に操作することにより、第3及び第4のスイッチS13及
びS14が同時にオンするようになっている。
【0034】その他のエンター・キー5に関するスイッ
チS15及びダイレクト操作部2における各タクト釦T
は、それぞれ押圧操作されることによりオンされるよう
になっている。
【0035】そして、釦入力処理部12から第1〜第4
の選択線W1〜W4に順次スキャン用信号を供給すること
により、第1〜第4の信号線L1〜L4を介して各スイッ
チのオンオフ状態が順次電気信号として入力されるよう
になっている。例えば、ジョイ・スティック4の操作用
ノブ4aを例えば上方向に操作し、かつエンター・キー
5を操作していない場合において、まず、第1の選択線
1 にスキャン用信号が供給されると、第1の信号線L
1 の電圧が高レベル、他の信号線L2〜L4の電圧がそれ
ぞれ低レベルとなり、第1の信号線L1〜第4の信号線
4の順番で、論理的に「1000」のデータ信号が釦
入力処理部12に入力されることになり、次に、第2の
選択線W2 にスキャン用信号が供給されると、4つの信
号線L1 〜L4 の電圧全部が低レベルとなり、第1の信
号線L1〜第4の信号線L4の順番で、論理的に「000
0」の信号が釦入力処理部12に入力されることにな
る。
【0036】また、例えば、ジョイ・スティック4の操
作用ノブ4aを例えば右斜め上方向に操作し、かつエン
ター・キー5を操作している場合において、まず、第1
の選択線W1 にスキャン用信号が供給されると、第1及
び第2の信号線L1及びL2の電圧がそれぞれ高レベル、
他の信号線L3及びL4の電圧がそれぞれ低レベルとな
り、第1の信号線L1〜第4の信号線L4の順番で、論理
的に「1100」の信号が釦入力処理部12に入力され
ることになり、次に、第2の選択線W2 にスキャン用信
号が供給されると、第1の信号線L1 の電圧が高レベ
ル、他の信号線L2〜L4 の電圧がそれぞれ低レベルと
なり、第1の信号線L1〜第4の信号線L4の順番で、論
理的に「1000」の信号が釦入力処理部12に入力さ
れることになる。
【0037】釦入力処理部12に入力された上記第1〜
第4の信号線L1〜L4からの論理データは、この釦入力
処理部12に組み込まれているメモリに論理的に割り付
けられた所定の配列変数領域に格納される。特に、スキ
ャン用信号を第2の選択線W 2 に供給することによって
得られた第1の信号線L1 からの論理データは、エンタ
ー・キー5のオンオフを示すフラグ情報として格納され
る。
【0038】この釦入力処理部12は、上記メモリ内に
格納された論理データ及びフラグ情報に基づいた固有の
釦コードCbを作成する。この釦コードCbの作成手順
としては、例えば以下の表1に示すように、ジョイ・ス
ティック4に関する第1〜第4のスイッチS11,S12,
S13及びS14のオンオフ及びエンター・キー5に関する
スイッチS15のオンオフによって得られる論理データと
釦コードCbとの対応表をデータテーブルとしてROM
に書き込んでおき、入力された論理データとROM内に
おける上記データテーブルの論理データとを照合して目
的の釦コードCbを得るという手法を採用することがで
きる。
【0039】
【表1】
【0040】また、この信号処理部11は、その内部に
状態データ部13を有する。この状態データ部13は、
その内部に、現在、モニタ14に表示されている操作画
面の状態データDと上記操作画面の属性を示すフラグ情
報が格納可能とされたメモリが組み込まれている。
【0041】ここで、操作画面の属性とは、例えば現
在、モニタ14に表示されている操作画面が、操作メニ
ュー画面であるか、あるいは地図画面であるかを示すも
のであり、この例では、操作メニュー画面の場合、論理
的に「0」、地図画面の場合、論理的に「1」という論
理データがフラグ情報Dfとして格納される。
【0042】ナビゲーション・システムの代表的操作画
面としては、操作メニュー画面と地図画面とがある。操
作メニュー画面は、例えば図4に示すように、複数の項
目(例えば「現在位置」、「進路決定」等)が縦方向に
並んだ画面や、図5に示すように、複数の項目が例えば
マトリクス状(この例では、9個の項目が3行3列)に
配された画面などがある。この操作メニュー画面におい
ては、項目を選択するために用いられるカーソルは、例
えば矢印マークで表示される。
【0043】一方、地図画面は、例えば図6に示すよう
に、現在位置あるいはポイント選択として用いられるカ
ーソルが「+」マークで表示され、この「+」マークの
周辺にどのような道路R、建物が存在しているかを模式
的にグラフィック表示された画面となっている。
【0044】そして、上記信号処理部11は、釦入力処
理部12の後段に、この釦入力処理部12からの釦コー
ドCbを上記状態データ部13からのフラグ情報Dfに
基づいて機能コードCfに変換する機能コード変換処理
部15と、この機能コード変換処理部15からの機能コ
ードCfと状態データ部13におけるメモリ内の状態デ
ータDに基づいて、今回の状態データDを作成して状態
データ部13のメモリの所定の配列変数領域に登録した
後、表示命令信号Sdを出力する機能コード処理部16
と、機能コード処理部16からの表示命令信号Sdの入
力に基づいて、状態データ部13におけるメモリ内の所
定の配列変数領域から今回の状態データDを読み出し、
画像データDvに変換してモニタ14の画面に表示する
表示処理部17が接続されて構成されている。
【0045】上記機能コード変換処理部15は、状態デ
ータ部13のメモリに格納されている画面に関するフラ
グ情報Dfが例えば論理「0」、即ち現在、モニタ14
に表示されている操作画面が、操作メニュー画面である
場合、釦コードCbを以下の表2における状態1で示す
機能コードCfに変換する。
【0046】
【表2】
【0047】即ち、例えばエンター・キー5のみが操作
されて釦コードCb=「1」が入力された場合は、この
釦コードCbをエンター機能(入力データの確定を行う
機能)を示す機能コードCfに変換する。また、例えば
ジョイ・スティック4の操作用ノブ4aのみが上方向に
操作されて釦コードCb=「2」が入力された場合は、
この釦コードCbを、カーソルを上方向に移動させる機
能を示す機能コードCfに変換する。また、例えばエン
ター・キー5が操作されながらジョイ・スティック4の
操作用ノブ4aが上方向に操作されて釦コードCb=
「3」が入力された場合は、この釦コードCbを、カー
ソルを上方向に移動させる機能を示す機能コードCfに
変換する。つまり、操作メニュー画面が表示されている
段階で、エンター・キー5とジョイ・スティック4が同
時に操作された場合は、エンター・キー5の入力操作を
無効にするわけである。
【0048】一方、状態データ部13のメモリに格納さ
れている画面に関するフラグ情報Dfが例えば論理
「1」、即ち現在、モニタ14に表示されている操作画
面が、地図画面である場合、釦コードCbを上記表2に
おける状態2で示す機能コードCfに変換する。
【0049】即ち、例えばジョイ・スティック4の操作
用ノブ4aのみが上方向に操作されて釦コードCb=
「2」が入力された場合は、この釦コードCbを、地図
画面を上方向に通常速度(又は低速)でスクロールさせ
る機能を示す機能コードCfに変換する。また、例えば
エンター・キー5が操作されながらジョイ・スティック
4の操作用ノブ4aが上方向に操作されて釦コードCb
=「3」が入力された場合は、この釦コードCbを、地
図画面を上方向に高速でスクロールさせる機能を示す機
能コードCfに変換する。つまり、地図画面が表示され
ている段階で、エンター・キー5とジョイ・スティック
4が同時に操作された場合は、エンター・キー5の入力
操作を有効とし、エンター・キー5本来の機能とは別の
機能をもたせるようにしている。
【0050】上記機能コードCfの変換手順としては、
例えば上記表2で示すように、釦コードCbと状態1及
び2に関する機能コードCfとの対応表をデータテーブ
ルとして機能コード変換処理部15のROMに書き込ん
でおき、入力された釦コードCbとこのROM内におけ
る上記データテーブルの釦コードCbとを照合して目的
の機能コードCfを得るという手法を採用することがで
きる。
【0051】機能コード処理部16は、入力された機能
コードCfの内容に基づいて、状態データ部13のメモ
リに格納されている現在表示されている画面の状態デー
タDからその機能コードCfの内容に沿った状態データ
Dを作成し、状態データ部13のメモリに今回データD
として格納し、このデータ格納終了後、表示処理部17
に対して表示命令信号Sdを出力する。
【0052】表示処理部17は、機能コード処理部16
からの表示命令信号Sdの入力に基づいて動作し、状態
データ部13のメモリから状態データDを読み出し、こ
の読み出した状態データDを画像データDvに変換し
て、モニタ14の画面上に表示させる。
【0053】その結果、例えばモニタ14に表示されて
いる操作画面が、操作メニュー画面である場合におい
て、例えばジョイ・スティック4の操作用ノブ4aのみ
が上方向に操作されたとき、または、エンター・キー5
が操作されながらジョイ・スティック4の操作用ノブ4
aが上方向に操作されたとき、矢印マークのカーソルが
上の項目に移動することになる。そして、エンター・キ
ー5が操作されることにより、カーソルの位置する項目
が選択されることになる。
【0054】一方、例えばモニタ14に表示されている
操作画面が、地図画面である場合において、例えばジョ
イ・スティック4の操作用ノブ4aのみが上方向に操作
されたときは、地図画面が上方向に通常速度(又は低
速)でスクロールすることになる。また、エンター・キ
ー5が操作された状態で、ジョイ・スティック4の操作
用ノブ4aが上方向に操作されたときは、地図画面が上
方向に高速にスクロールすることになる。
【0055】なお、ダイレクト操作部2における各タク
ト釦Tへの操作によって入力された論理データもこの信
号処理部11に入力され、タクト釦Tの操作に応じた処
理が行われる。
【0056】次に、この実施例に係るリモートコントロ
ーラ1を有するナビゲーション・システムの動作につい
て、図4〜図6を参照しながら説明する。
【0057】まず、図4に示す操作メニュー画面が表示
されている段階で、画面上に表示されている各項目から
1つの項目、例えば「現在位置表示」を選択する。この
選択は、ホーム位置にあるカーソルをジョイ・スティッ
ク4にて上記項目に対応する位置に移動させ、次に、エ
ンター・キー5を押すことにより行われる。ジョイ・ス
ティック4にてカーソルを移動させる際、エンター・キ
ー5を誤って押したとしても、エンター・キー5による
入力操作は無効状態となっているため、カーソル移動の
みが行われる。
【0058】この「現在位置表示」が選択されると、画
面の表示が上記メニュー画面から、図6に示すように、
現在、自分の車がいる位置が例えば「+」のシンボル表
示で表された地図画面に変わる。この画面上において
は、例えば「+」表示された位置の周辺に、どのような
道路Rがあるか、あるいはどのような建物があるかを、
ジョイ・スティック4にて画面をスクロールして確認す
ることができるようになっている。このとき、例えばジ
ョイ・スティック4のみを操作して例えば操作用ノブ4
aを上方向に操作したとき、地図画面が上方向に低速で
スクロールし、エンター・キー5を押しながらジョイ・
スティック4を操作して例えば操作用ノブ4aを上方向
に操作したとき、地図画面が上方向に高速でスクロール
する。
【0059】一方、上記操作メニュー画面(図4参照)
が表示されている段階で、今度は、例えば「進路決定」
を、上記と同じように、ジョイ・スティック4とエンタ
ー・キー5にて選択すると、図5に示すように、例えば
「新宿駅周辺」、「池袋駅周辺」、「丸の内」等の地区
別の項目が表示されたサブメニュー画面が表示される。
その後、上記と同様に、例えば「新宿駅周辺」を選択す
ると、図6に示す画面と同じように、新宿駅周辺の地図
が表示される。この画面においては、この新宿駅周辺
に、どのような道路があるか、あるいはどのような建物
があるかを、ジョイ・スティック4にて画面をスクロー
ルして確認することができるようになっている。この場
合も例えばジョイ・スティック4のみを操作して例えば
操作用ノブ4aを上方向に操作したとき、地図画面が上
方向に低速でスクロールし、エンター・キー5を押しな
がらジョイ・スティック4を操作して例えば操作用ノブ
4aを上方向に操作したとき、地図画面が上方向に高速
でスクロールする。
【0060】以上のように、本実施例に係るリモートコ
ントローラにおいては、状態1、即ち現在表示されてい
る画面が操作メニュー画面において、例えば誤ってエン
ター・キーを押しながらジョイ・スティックを操作した
としても、エンター・キーの操作に関係なく、ジョイ・
スティックによるカーソル移動をスムーズに行なうこと
ができる。従って、エンター・キーの誤操作を防止する
ために、エンター・キーの上方への反発力を強くして、
エンター・キーを操作する場合、かなり強く下方へ押圧
しなければキー操作ができないように設定する必要がな
くなり、リモートコントローラの操作性を飛躍的に向上
させることができる。
【0061】また、状態2、即ち現在表示されている画
面が地図画面において、ジョイ・スティックによるカー
ソルの8方向への移動操作に加えてエンター・キーの同
時操作による移動速度の可変を行うことができる。換言
すれば、8通りの動作形態を実質的に16通りの動作形
態に広げることができ、ジョイ・スティックの多機能化
を実現させることができる。
【0062】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るデータ入力
装置によれば、所定数のスイッチを備えたジョイスティ
ックと1個のスイッチを備えたエンターキーからなるリ
モートコントロールシステムによって、表示画面を制御
するようにした操作装置において、上記ジョイスティッ
クの上記所定数のスイッチの状態によって出力される第
1の出力信号と上記エンターキーの上記スイッチの状態
によって出力される第2の出力信号との組み合わせに基
づいて上記表示画面の操作機能を制御するデータコード
を生成するデータコード生成手段と、上記表示画面に表
示する操作画面を選択する操作画面選択手段とを備え、
上記操作画面選択手段によって選択された上記表示画面
の上記操作画面に応じて、上記ジョイスティックから出
力される上記第1の出力信号と上記エンターキーから出
力される上記第2の出力信号とによって上記操作画面を
操作する機能を制御する上記データコードを変更するよ
うにしたので、リモートコントローラの小型化に寄与す
る複合操作型のジョイ・スティックの操作性を飛躍的に
向上させることができ、しかもその多機能化を実現させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ入力装置をナビゲーション
・システムを遠隔操作するためのリモートコントローラ
に適用した実施例(以下、単に実施例に係るリモートコ
ントローラと記す)の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例に係るリモートコントローラの複合操
作型ジョイ・スティックの構成を示す斜視図である。
【図3】本実施例に係るリモートコントローラを構成す
るジョイ・スティックの各スイッチ及びダイレクト操作
部におけるタクト釦の釦入力処理部に対する結線状態を
概略的に示す説明図である。
【図4】本実施例に係るリモートコントローラによって
遠隔操作されるナビゲーション・システムのモニタに表
示される操作メニュー画面の一例を示す説明図である。
【図5】本実施例に係るリモートコントローラによって
遠隔操作されるナビゲーション・システムのモニタに表
示される操作メニュー画面の他の例を示す説明図であ
る。
【図6】本実施例に係るリモートコントローラによって
遠隔操作されるナビゲーション・システムのモニタに表
示される地図画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 リモートコントローラ 2 ダイレクト操作部 3 複合操作型ジョイ・スティック 4 ジョイ・スティック 4a 操作用ノブ 5 エンター・キー 11 信号処理部 12 釦入力処理部 13 状態データ部 14 モニタ 15 機能コード変換処理部 16 機能コード処理部 17 表示処理部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数のスイッチを備えたジョイスティ
    ックと1個のスイッチを備えたエンターキーからなるリ
    モートコントロールシステムによって、表示画面を制御
    するようにした操作装置において、 上記ジョイスティックの上記所定数のスイッチの状態に
    よって出力される第1の出力信号と上記エンターキーの
    上記スイッチの状態によって出力される第2の出力信号
    との組み合わせに基づいて上記表示画面の操作機能を制
    御するデータコードを生成するデータコード生成手段
    と、 上記表示画面に表示する操作画面を選択する操作画面選
    択手段とを備え、 上記操作画面選択手段によって選択された上記表示画面
    の上記操作画面に応じて、上記ジョイスティックから出
    力される上記第1の出力信号と上記エンターキーから出
    力される上記第2の出力信号とによって上記操作画面を
    操作する機能を制御する上記データコードを変更するこ
    とを特徴とするデータ入力装置。
  2. 【請求項2】 上記操作画面選択手段によって上記表示
    画面に表示される上記操作画面は、操作メニュー画面又
    は地図画面であることを特徴とする請求項1記載のデー
    タ入力装置。
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