JP3443515B2 - ファクシミリ型電子メール装置 - Google Patents

ファクシミリ型電子メール装置

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JP3443515B2
JP3443515B2 JP13649897A JP13649897A JP3443515B2 JP 3443515 B2 JP3443515 B2 JP 3443515B2 JP 13649897 A JP13649897 A JP 13649897A JP 13649897 A JP13649897 A JP 13649897A JP 3443515 B2 JP3443515 B2 JP 3443515B2
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博照 土屋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばファクシ
ミリ画像データファイルを電子メールを使用して送信す
るファクシミリ型電子メール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ画像データをインタ
ーネットなどのコンピュータネットワークを利用して電
子メール形式で送受信する装置が特開平8−24232
6号で提案されている。
【0003】このファクシミリ型電子メール装置は概略
次のように構成されている。すなわち、まずファクシミ
リ画像データを送信する場合には、送信原稿をスキャナ
部にセットし、パネル部から送信先の電子メールアドレ
スを入力してスタートボタンを押す。そうすると、スキ
ャナ部において送信原稿が読み取り走査され、これによ
り得られた画像データが圧縮・伸張部で圧縮されたのち
ハードディスク装置などの画像記憶部に一旦蓄積され
る。この蓄積された圧縮画像データは、フォーマット変
換部においてバイナリ圧縮データから7ビットの文字コ
ードデータに変換される。なお、この電子メールフォー
マットへの変換は、電子メールで画像や音声などを送る
ための拡張機能であるMIME(Multipurpose Interne
t Mail Extensions )方式に従って行われる。そして、
上記文字コードデータに変換された圧縮画像データファ
イルは電子メールのメール本体部に添付される。
【0004】また、電子メールのヘッダ部には、Fro
m:の後ろに送信元電子メールアドレスが、またTo:
の後ろに送信先電子メールアドレスがそれぞれ記述さ
れ、さらにSubject:の後ろに電子メールのタイ
トルが、またContent−type:の後ろにデー
タの形式および文字コードへの変換方式等がそれぞれ記
述される。そうして、作成された電子メールは、LAN
制御部からコンピュータネットワークへ向け送信され
る。
【0005】一方、コンピュータネットワークを介して
電子メールが到来すると、この電子メールはLAN制御
部で受信されたのち外部記憶部に一旦蓄積される。そし
てこの受信電子メールのメール本体部に添付されている
圧縮画像データファイルは、フォーマット逆変換部で上
記MIME方式に従って文字コードデータからバイナリ
圧縮データに変換され、さらに圧縮・伸張部で伸張され
ることで原画像データに再生される。この再生された画
像データは、外部記憶部に一旦蓄積されたのちユーザの
指示に応じて例えばCRT部に表示されたりプリンタ部
でプリントアウトされる。
【0006】このような装置であれば、送信原稿の圧縮
画像データを電子メールに添付し、これをインターネッ
トを介して伝送することができるので、一般的な公衆網
を使用してファクシミリ伝送を行う場合に比べて通信コ
ストを下げることが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の装置には次のような解決すべき課題があった。す
なわち、最近では複数のコンピュータをネットワークを
介して互いにリンクさせ、利用者が必要とする文書ファ
イルのキーワードを入力するだけで、データベース化さ
れた膨大な文書ファイルの中から所望の文書ファイルを
検索できる全文検索技術が実用化されている。また、収
集した新規文書ファイル等をそのカテゴリ等を自動分類
して上記データベースに登録する自動分類技術も実用化
されている。そこで、電子メールによりコンピュータ間
で転送したファクシミリ画像データファイルについて
も、これらの技術を適用して分類し検索できるようにす
ることが望まれている。
【0008】しかしながら、前記従来の電子メール装置
は、ファクシミリ画像データファイルを文字コードデー
タに変換し、これをただ単にメール本体部に添付して送
信する機能しか有していない。このため、受信側ではこ
のファクシミリ画像データファイルを受信してもそのま
ま蓄積するのみで、蓄積後にこのファイルを容易に分類
および検索することができなかった。
【0009】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、ファクシミリ画像デー
タファイルを電子メールにより転送した場合に、この転
送後のファイルの分類および検索を容易に行えるように
したファクシミリ型電子メール装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明のファクシミリ型電子メール装置は、過去に
取り扱った文書ファイル中から当該ファイルを分類する
上で有効な単語を抽出し、この単語をその出現頻度を表
す情報とともに前記文書ファイルの送信者に対応付けて
記憶するための分類情報記憶手段と、前記電子メールの
ヘッダ部に添付される送信元アドレスから送信画像デー
タファイルの送信者を特定するための送信者特定手段
と、前記送信画像データファイルのタイトルを解析して
当該送信画像データファイルを特徴付ける単語を抽出す
るためのタイトル解析手段と、この抽出した単語に最も
近い分類情報を、前記分類情報記憶手段に記憶されてい
る分類情報のうち前記送信者特定手段により特定された
送信者に対応づけて記憶されている分類情報の中から前
記抽出された単語の出現頻度を表す情報に基づいて選択
する選択手段とにより、送信ファクシミリ画像データフ
ァイルを特徴付ける単語を少なくとも含む分類情報を作
成するための分類情報作成手段を新たに備え、電子メー
ルのメール本体部に弟子メール用にフォーマット変換さ
れた送信画像データファイルを添付するとともに、この
電子メールのヘッダ部に上記選択手段により選択された
分類情報を添付し、この電子メールを送り先に向けネッ
トワークへ送信するようにしたものである。
【0011】このように構成することで、メール本体部
に添付した画像データファイルを特徴付ける分類情報が
電子メールのヘッダ部に添付されて転送されることにな
る。したがって、受信側ではこの電子メールのヘッダ部
に添付されている分類情報から転送された文書ファイル
を分類してデータベースに登録することが可能となり、
また登録後においてもキーワードを入力するだけで当該
文書ファイルを容易に検索することが可能となる。すな
わち、ファイリングシステムや全文データシステムに好
適なファクシミリ型電子メール装置を提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係わるファク
シミリ型電子メール装置の一実施形態を示す回路ブロッ
ク図である。
【0013】本実施形態のファクシミリ型電子メール装
置は、装置全体の動作を統括的に制御するCPU1と、
このCPU1が使用する制御プログラムを予め格納した
ROM2と、装置の動作に必要な各種データを一時記憶
するRAM3と、送信原稿を読み取り走査して画像デー
タを出力するスキャナ部4と、この読み取り走査した画
像データの圧縮と受信圧縮画像データの伸張を行う圧縮
・伸張部5と、例えばハードディスク装置を使用して上
記圧縮画像データを蓄積する外部記憶部6と、送信元お
よび送信先のアドレス情報やタイトル等のヘッダ情報を
入力するパネル部7と、このパネル部7の入力情報や受
信データなどの表示を行うCRT部8と、受信画像デー
タ等をプリントアウトするプリンタ部9と、インターネ
ット等のコンピュータネットワークとの間で通信を行う
ネットワークカードやLANインタフェース、あるいは
公衆網との間で通信を行うためのモデムからなる通信部
10と、電子メール送信時に上記外部記憶部6に蓄積さ
れた圧縮画像データを電子メール用のフォーマットに変
換するフォーマット変換部11と、上記LAN制御部1
0を介して電子メールの送受信を行う電子メール送受信
部13とを備えている。
【0014】さらに本実施形態のファクシミリ型電子メ
ール装置は、上記各構成に加え、本発明に係わる構成と
して有効語管理部13と、分類情報蓄積部14と、分類
情報作成部15とを備えている。
【0015】有効語管理部13には有効語管理テーブル
が設けてある。この有効語管理テーブルには、文書の特
徴を表す上で有効な単語である有効語、およびこの有効
語と類似した意味を持つ同義語と、これらの語を各々技
術分野や商品別に分類するための分類語とを相互に対応
付けて記憶してある。図3はその一例を示すものであ
る。
【0016】分類情報蓄積部14は、利用者が作成ある
いは収集した文書ファイルが入力された場合に、この文
書ファイルを解析して有効語を抽出しこの抽出した有効
語を分類情報として蓄積するもので、文書解析部141
と、文書特徴情報作成部142と、文書特徴情報管理部
143とを備えている。文書解析部141は、上記入力
された文書ファイルを単語毎に切り出す。文書特徴情報
作成部142は、上記文書解析部141により切り出さ
れた各単語の中から前記有効語管理テーブルに登録され
ているものを有効語として抽出し、この抽出した有効語
毎にその出現回数を計数する。そして、出現したすべて
の有効語の中から出現回数が所定数を超える有効語を選
択し、この有効語とその出現回数とをその文書ファイル
の特徴を表す文書特徴情報とする。
【0017】文書特徴情報管理部143は、文書分類情
報管理テーブルを有し、上記文書特徴情報作成部142
により作成された文書特徴情報を、その文書ファイルの
利用者を表す情報に対応付けて蓄積する。図7は上記文
書分類情報管理テーブルの構造を示すもので、この文書
分類情報管理テーブルは利用者アドレステーブルC1
と、分類リストC2と、文書リストC3とから構成され
る。利用者アドレステーブルC1には、上記受信文書の
利用者を表す電子メールアドレスとその利用者名、およ
びこの利用者に分類リストC2をリンクさせるためのポ
インタが記憶される。分類リストC2,C2には、分類
名と、有効語列と、この分類リストC2に対し文書リス
トC3をリンクさせるためのポインタと、同じ利用者に
対応する他の分類リストC2にリンクさせるためのポイ
ンタとが記憶される。文書リストC3には、文書名と、
有効語列と、この文書リストC3に対し同じ分類に含ま
れる他の文書リストC3をリンクさせるためのポインタ
とが記憶される。
【0018】分類情報作成部15は、ファクシミリ画像
データファイルを電子メールで送信する場合に、この送
信画像ファイルを特徴付ける特徴語を含む分類情報を作
成し、この分類情報を電子メールのヘッダ部に添付する
もので、タイトル解析部151と、メールアドレス解析
部152と、分類情報添付部153とを備えている。タ
イトル解析部151は、送信画像データファイルのタイ
トルを単語毎に切り出し、この切り出された各単語の中
から前記有効語管理テーブルに登録されているものを有
効語として抽出する。メールアドレス解析部152は、
送信電子メールのヘッダ部から送信元アドレスを抽出
し、この送信元アドレスをもとに送信者を判定する。分
類情報添付部153は、上記メールアドレス解析部15
2により解析された送信者をキーとして前記文書特徴情
報管理テーブルを検索し、このテーブルに蓄積されてい
る文書特徴情報の中から上記タイトル解析部151によ
り抽出された有効語に最も近いものを選択し、この選択
した文書特徴情報を分類情報として送信電子メールに添
付する。
【0019】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。先ず分類情報の蓄積は次のように行われ
る。図2はその処理手順および処理内容を示すフローチ
ャートである。すなわち、いま例えば利用者が他のコン
ピュータ端末で文書ファイルを作成しこれをネットワー
クを介して本実施形態のファクシミリ型電子メール装置
に転送するか、あるいは利用者がネットワークを介して
必要な文書ファイルを本実施形態のファクシミリ型電子
メール装置にダウンロードしたとする。そうすると本実
施例の装置は、ステップ2aで通信部10を介して上記
文書ファイルを受信し外部記憶部6に蓄積する。
【0020】さて、上記文書フィルを受信すると装置
は、ステップ2bで上記外部記憶部6から受信文書ファ
イルを読み出して文書解析部141に導き、ここで上記
受信文書ファイルの単語を切り出す。例えばいま受信文
書ファイルが図4に示すような内容だったとすると、図
中の下線に示すように単語を切り出す。次に装置は、ス
テップ2cに移行し、文書特徴情報作成部142におい
て、上記切り出した各単語が図3に示す有効語管理テー
ブルに有効語として登録されているか否かを判定し、有
効語であればその同義語を含めて単語毎にその出現回数
を計数する。図5にその一例を示す。
【0021】そして、切り出したすべての単語について
上記有効語であるか否かの判定と出現回数の計数が終了
すると、出現回数が所定値を超える有効語をその出現回
数とともに抽出する。次に装置はステップ2dに移行
し、文書特徴情報管理部143において、上記抽出され
た有効語とその出現回数を文書特徴情報として利用者情
報に対応付けて文書分類情報管理テーブルに記憶する。
【0022】例えば、受信した文書ファイルの送信元ア
ドレスが「suzuki@xx.yy.jp」であり、
かつ抽出された有効語が図6に示すように「電子メー
ル」、「ファクシミリ」、「画像」だったとすれば、利
用者アドレステーブルC1には上記送信元アドレス「s
uzuki@xx.yy.jp」および利用者名「su
zuki」が格納され、この利用者にリンクされる分類
リストC2には分類名「コンピュータ」および有効語列
が格納される。またこの分類リストC2にリンクされる
文書リストC3には、受信文書名および有効語列が格納
される。このとき有効語列としては、図6に示すように
抽出した有効語である「電子メール」、「ファクシミ
リ」、「画像」の各々にその出現回数を付加し、かつ有
効語数「3」を頭部に付したものが格納される。
【0023】以後同様に、利用者が作成あるいは収集し
た文書ファイルが受信又は入力される毎に、この文書フ
ァイルを特徴付ける少なくとも一つの有効語の抽出が行
われ、さらにこの抽出した文書特徴情報を文書分類情報
管理テーブルへ格納する処理が行われる。
【0024】次に、ファクシミリ型電子メールの送信は
次のように行われる。図8はその処理手順および処理内
容を示すフローチャートである。なお、ここでは送信者
「suzuki」が電子メールタイトル「ファクシミリ
型電子メール装置の資料送付の件」の画像文書ファイル
を、「yamamoto」宛に送信する場合を例にとっ
て説明する。
【0025】すなわち、ユーザはスキャナ部4に送信原
稿をセットし、この状態でパネル部7を操作して送信先
の電子メールアドレスを入力したのち、スタートボタン
を押下する。そうするとステップ8aにおいてスキャナ
部4により送信原稿が読み取り走査され、これにより得
られた画像データは圧縮・伸張部5で圧縮処理されたの
ち外部記憶部6に一旦蓄積される。
【0026】そして、送信原稿の圧縮画像データがすべ
て蓄積されると、装置は続いてステップ8dに移行し、
フォーマット変換部11で上記外部記憶部6に蓄積され
た圧縮画像データを読み出して、これをMIME(Mult
ipurpose Internet Mail Extensions )方式に従って電
子メール用の文字コードデータにフォーマット変換す
る。そして、このフォーマット変換したファクシミリ画
像データファイルを、例えば図10に示すように送信電
子メールのメール本体E2に添付する。
【0027】次に装置はステップ8cに移行し、分類情
報作成部15で送信ファクシミリ画像データファイルを
特徴付ける文書分類情報の作成を行う。すなわち、先ず
タイトル解析部151で送信電子メールのヘッダ部に添
付されるタイトルを単語毎に切り出し、この切り出した
各単語の中から有効語管理部13に予め記憶してある有
効語を抽出する。例えば、図9に示すようにタイトル
「ファクシミリ型電子メール装置の資料送付の件」を構
成する各単語を切り出し、この中から「ファクシミリ」
と「電子メール」を抽出する。また、有効語管理部13
を検索することで、上記抽出した有効語に対応する分類
名「コンピュータ」を求める。
【0028】続いて装置はステップ8dに移行し、メー
ルアドレス解析部152により、電子メールのヘッダ部
(図10のE1)に添付される送信元電子メールアドレ
スから送信者を判定する。例えば、いま送信元電子メー
ルアドレスは「suzuki@xx.yy.jp」であ
るため、送信者は「suzuki」と判定する。
【0029】次に装置はステップ8eに移行し、分類情
報添付部153で図7に示した文書分類情報管理テーブ
ルを上記送信元電子メールアドレスをキーとして検索し
て、送信ファクシミリ画像データファイルの有効語に最
も近い有効語列を選択する。例えば、いま送信元電子メ
ールアドレスは「suzuki@xx.yy.jp」で
あるため、利用者アドレステーブルC1から「suzu
ki」の欄を検索し、ここからポインタを介して分類リ
ストC2,C2を検索する。ここでは、先にタイトルか
ら抽出した有効語の分類が「コンピュータ」であるた
め、この分類名「コンピュータ」が格納された分類リス
トC2を検索する。
【0030】そして、この「コンピュータ」の分類リス
トC2から、さらにポインタを介して文書リストC3,
C3を検索し、これらの「コンピュータ」に分類されて
いる文書リストC3,C3に格納されている各有効語列
の中から、先にタイトルから抽出した送信ファクシミリ
画像データファイルの有効語「ファクシミリ」および
「電子メール」に最も近い有効語列を選択する。
【0031】その選択方法としては、例えばタイトルか
ら抽出した有効語列および各文書リストC3,C3の有
効語列をそれぞれ文書の特徴ベクトルで表し、タイトル
から抽出した有効語列の特徴ベクトルに対し特徴ベクト
ルの差が最も小さい文書リストの有効語列を選択する方
法が使用される。特徴ベクトルは、有効語をベクトルの
成分とし、出現数を成分の大きさとすることにより表さ
れる。例えば、図6に示した有効語列の場合には、電子
メール、ファクシミリ、画像をベクトルの成分とし、大
きさが「3」、「2」、「1」からなる特徴ベクトルで
表される。
【0032】タイトルから抽出した有効語列D1の特徴
ベクトルをV1とし、文書リストの有効語列Diの特徴
ベクトルをViとすると、その差は dif=1−V1・Vi/|V1|*|Vi| で表される。分類情報作成部153では、この計算をタ
イトルから抽出した有効語列とすべての文書リストC
3,C3の有効語列との間で行い、この計算の結果差が
最も小さい文書リストC3,C3の有効語列を選択す
る。
【0033】そして分類情報作成部153は、上記選択
した文書リストの有効語列を例えば図10に示すように
送信電子メールのヘッダ部E1に分類情報Bとして添付
する。ここでは、分類情報Bとして先に図6で示した有
効語列を添付した場合を示している。
【0034】かくして送信ファクシミリ画像データファ
イルの特徴を表す分類情報が添付された電子メールは作
成され、この電子メールは電子メール送受信部12によ
り通信部10から例えばインターネットへ送信される。
【0035】このように本実施形態では、定常時におい
て利用者が作成あるいは収集した文書ファイルが入力さ
れる毎に、この文書ファイルを分類情報蓄積部14の文
書解析部141で解析して特徴語を抽出することにより
文書特徴情報作成部142で上記入力文書ファイルの特
徴を表す文書特徴情報を作成し、これを文書特徴情報管
理部143に蓄積している。そして、ファクシミリ型電
子メールを送信する際に、電子メール用にフォーマット
変換したファクシミリ画像データファイルを電子メール
の本体部E2に添付する。またそれとともに、上記送信
ファクシミリ画像データファイルのタイトルを分類情報
作成部15のタイトル解析部151で解析して特徴語列
を抽出し、かつメールアドレス解析部152で送信元電
子メールアドレスを解析して、このアドレスをキーとし
て分類情報添付部153により上記文書特徴情報管理部
143を検索することで、上記タイトルから抽出した特
徴語列に最も近い特徴語列を文書分類情報管理テーブル
から選択し、この選択した特徴語列を文書分類情報とし
て送信電子メールのヘッダ部E1に添付して送信するよ
うにしている。
【0036】したがって本実施形態であれば、メール本
体部E2に添付したファクシミリ画像データファイルを
特徴付ける分類情報Bが電子メールのヘッダ部E1に添
付されて転送されることになる。したがって、受信側で
はこの電子メールのヘッダ部E1に添付されている分類
情報Bから転送された文書ファイルを分類してデータベ
ースに登録することが可能となり、また登録後において
も特徴語をキーワードとして入力するだけで当該文書フ
ァイルを容易に検索することが可能となる。すなわち、
ファイリングシステムや全文データシステムに好適なフ
ァクシミリ型電子メールの転送を行うことができる。
【0037】また、利用者が過去に利用した文書ファイ
ルをもとに作成し蓄積しておいた文書特徴情報の中から
送信ファクシミリ画像データファイルに最も近い特徴情
報を選んでこれを分類情報として電子メールに添付し送
信するようにしているので、タイトル文字列だけでは表
すことが困難な有効語列をも含めて受信側に通知するこ
とができ、これにより受信側では全文検索の可能なファ
イリングシステムにも容易に対応することが可能とな
る。
【0038】さらに本実施形態であれば、ファクシミリ
画像データファイルを電子メールに添付して例えばイン
ターネットにより転送するようにしているので、例えば
公衆網を介してファクシミリ画像データを伝送する場合
に比べて通信コストを大幅に低減できることは言うまで
もない。
【0039】なお、この発明は上記一実施形態に限定さ
れるものではなく、分類情報蓄積部の構成やその処理手
順と処理内容、分類情報作成部の構成やその処理手順と
処理内容、文書分類情報の構成、装置の構成、ネットワ
ークの種類などについても、この発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形して実施できる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、過去
に取り扱った文書ファイル中から当該ファイルを分類す
る上で有効な単語を抽出し、この単語をその出現頻度を
表す情報とともに前記文書ファイルの送信者に対応付け
て記憶するための分類情報記憶手段と、前記電子メール
のヘッダ部に添付される送信元アドレスから送信画像デ
ータファイルの送信者を特定するための送信者特定手段
と、前記送信画像データファイルのタイトルを解析して
当該送信画像データファイルを特徴付ける単語を抽出す
るためのタイトル解析手段と、この抽出した単語に最も
近い分類情報を、前記分類情報記憶手段に記憶されてい
る分類情報のうち前記送信者特定手段により特定された
送信者に対応づけて記憶されている分類情報の中から前
記抽出された単語の出現頻度を表す情報に基づいて選択
する選択手段とにより、送信ファクシミリ画像データフ
ァイルを特徴付ける単語を少なくとも含む分類情報を作
成するための分類情報作成手段を新たに備え、電子メー
ルのメール本体部に電子メール用にフォーマット変換さ
れた送信画像データファイルを添付するとともに、この
電子メールのヘッダ部に上記選択手段により選択された
分類情報を添付し、この電子メールを送り先に向けネッ
トワークへ送信するようにしている。
【0041】したがってこの発明によれば、ファクシミ
リ画像データファイルを電子メールにより転送した場合
でも、この転送後のファイルの分類および検索を容易に
行ううことができるファクシミリ型電子メール装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わるファクシミリ型電子メール
装置の一実施形態を示す回路ブロック図。
【図2】 図1に示した装置における分類情報蓄積処理
手順およびその処理内容を示すフローチャート。
【図3】 有効管理テーブルの一例を示す図。
【図4】 文書ファイルの解析処理の一例を説明するた
めの図。
【図5】 文書フィルの解析結果である有効語とその出
現数の一例を示す図。
【図6】 有効語列の構造の一例を示す図。
【図7】 文書分類情報管理テーブルの構成の一例を示
す図。
【図8】 図1に示した装置における分類情報作成処理
手順およびその処理内容を示すフローチャート。
【図9】 電子メールタイトル文字列の解析処理を説明
するための図。
【図10】 電子メールに対する分類情報の添付例を示
す図。
【符号の説明】
1…CPU 2…ROM 3…RAM 4…スキャナ部 5…圧縮・伸張部 6…外部記憶部 7…パネル部 8…CRT部 9…プリンタ部 10…通信部 11…フォーマット変換部 12…電子メール送受信部 13…有効語管理部 14…分類情報蓄積部 141…文書解析部 142…文書特徴情報作成部 143…文書特徴情報管理部 15…分類情報作成部 151…タイトル解析部 152…メールアドレス解析部 153…分類情報添付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−152640(JP,A) 特開 平8−263510(JP,A) 特開 平8−242326(JP,A) 特開 平8−166965(JP,A) 特開 平6−348755(JP,A) 特開 平2−105973(JP,A) 国際公開97/010668(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/00 H04N 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信原稿を読み取り走査して得た送信画
    像データファイルを電子メールで送信可能なフォーマッ
    トに変換するためのフォーマット変換手段と、過去に取り扱った文書ファイル中から当該ファイルを分
    類する上で有効な単語を抽出し、この単語をその出現頻
    度を表す情報とともに前記文書ファイルの送信者に対応
    付けて記憶するための分類情報記憶手段と、前記電子メ
    ールのヘッダ部に添付される送信元アドレスから送信画
    像データファイルの送信者を特定するための送信者特定
    手段と、前記送信画像データファイルのタイトルを解析
    して当該送信画像データファイルを特徴付ける単語を抽
    出するためのタイトル解析手段と、この抽出した単語に
    最も近い分類情報を、前記分類情報記憶手段に記憶され
    ている分類情報のうち前記送信者特定手段により特定さ
    れた送信者に対応づけて記憶されている分類情報の中か
    ら前記抽出された単語の出現頻度を表す情報に基づいて
    選択する選択手段とにより、 前記送信画像データファイ
    ルを特徴付ける単語を少なくとも含む分類情報を作成す
    るための分類情報作成手段と、 前記フォーマット変換手段によりフォーマット変換され
    た送信画像データファイルをメール本体部に添付すると
    ともに、前記選択手段により選択された分類情報をヘッ
    ダ部に添付した電子メールをネットワークへ送信するた
    めの電子メール送信手段とを具備したことを特徴とする
    ファクシミリ型電子メール装置。
  2. 【請求項2】 前記分類情報記憶手段は、 文書の特徴を表す上で有効な単語である有効語を有効語
    管理テーブルに記憶する有効語管理部と、 文書ファイルが入力された場合に、前記文書ファイルを
    単語毎に切り出す文書解析部と、 前記文書解析部により切り出された各単語の中から前記
    有効語管理テーブルに登録されているものを有効語とし
    て抽出し、この抽出した有効語毎にその出現回数を計数
    し、出現したすべての有効語の中から出現回数が所定数
    を超える有効語を選択し、この有効語とその出現回数と
    をその文書ファイルの特徴を表す文書特徴情報として作
    成する文書特徴情報作成部とを具備し、 前記文書特徴情報を前記文書ファイルの送信者に対応付
    けて記憶することを特徴とする請求項1記載のファクシ
    ミリ型電子メール装置。
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