JP3442359B2 - 携帯型歯面爪面清掃研磨器 - Google Patents

携帯型歯面爪面清掃研磨器

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JP3442359B2
JP3442359B2 JP2000294661A JP2000294661A JP3442359B2 JP 3442359 B2 JP3442359 B2 JP 3442359B2 JP 2000294661 A JP2000294661 A JP 2000294661A JP 2000294661 A JP2000294661 A JP 2000294661A JP 3442359 B2 JP3442359 B2 JP 3442359B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歯面に付着した
たばこのヤニ等の付着物(沈着物)を研磨により除去し
たり、爪面を研磨してきれいにする清掃研磨器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、歯面に付着した、一般の歯ブラシ
や歯磨き粉では除去することができないたばこのヤニ等
の付着物(色素沈着等)は、歯科医院の専門家の手によ
って除去されていた。また、爪面の研磨作業はヤスリ等
を用いて行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、簡
単に持ち運びができ、またどこでも気軽に歯面や爪面の
研磨作業が可能な携帯型歯面爪面清掃研磨器を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び効果】この発明では、
携帯されるとともに研磨の使用時に手で把持される本体
(ボディ)に、バッテリを収容するバッテリホルダ、及
びそのバッテリにより駆動されるモータが内蔵され、さ
らにその本体には、上記モータにより回転駆動される回
転出力部を含む連結部が形成される。研磨対象面に接触
しつつ回転する研磨ロータを備えたヘッド部材は、その
連結部に着脱可能に装着される。前記本体には、前記連
結部から取り外したヘッド部材を格納する格納スペース
が形成され、また、その格納スペースに保持されるヘッ
ド部材を外側から被い隠すように前記本体にカバーが着
脱可能に装着される。
【0005】このように研磨ヘッドを本体に格納できる
ようにしたことで、携帯時や保管時に、全体が大幅にコ
ンパクトになり、鞄(洗面用具入れ等も含んで)に入れ
た際にもかさばらない。また研磨ヘッドはカバーで被わ
れて、研磨ヘッドが他の物に触れたりしないので、鞄に
入れるのに抵抗感がなく、かつ清潔である。
【0006】なお、本体の格納スペースに、ヘッド部材
を着脱可能に固定するヘッドホルダが形成される場合
は、格納時にヘッド部材がそのヘッドホルダに装着され
て固定されるため、携帯時にガタ付いたりせず、ヘッド
部材を安定に保持できる。
【0007】さらに変形した発明では、上記ヘッド部材
は、上記連結部に着脱可能に装着されるヘッドアーム、
ヘッドアームの先端側に位置して研磨対象面に接触しつ
つ回転する研磨ロータ、その研磨ロータに前記連結部の
回転出力部から回転を伝達する回転伝達機構を備える。
そして、上述と同様、連結部から取り外したヘッド部材
をヘッドスペースに格納した状態で(好ましくはヘッド
部材がヘッドホルダーにより固定される)、外側から本
体に着脱可能にカバーが装着される。
【0008】この場合、その連結部に対するヘッドアー
ムの装着の回転位相が、予め定められた複数の角度位置
で選択可能、もしくは任意の角度位置で調節可能となる
ように、前記ヘッドアーム及び連結部の連結構造を設定
することができる。言い換えれば、ヘッドアームの取付
における角度位置の選択もしくは調節により、本体に対
する研磨ロータの向きが変更される。これにより、口腔
内の歯の表側、裏側又は奥の方、もしくは足等の個々の
爪、その他様々な部位の研磨を、研磨ロータの向きを最
適に設定して、容易に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に示す実施例に基づいて説明する。図1及び2に示す
携帯型歯面爪面清掃研磨器20は、本体(ボディ)21
と、先端に研磨ロータ48を備えたヘッド部材22と、
格納状態のヘッド部材22を被うカバー23とを備えて
いる。本体21は、樹脂等の中空のハウジングで外殻が
構成され、その内部には電池(バッテリ)24が電池ホ
ルダ25に装着されるようになっている。本体21は、
図5に幾つかの横断面を示すように、楕円形状等のやや
扁平な横断面を有する。なお、本体21は2分割できる
ようにされ、電池24を被う本体部分は、別の本体部分
に対し取り外しができ、この部分を電池カバー38とみ
ることもできる。なお、本体21(電池カバー38)の
一端部には、フックに掛けたり、ストラップを通したり
する孔57が形成されている。
【0010】電池24が配置される側を本体21の後端
側とすれば、本体21のこれより先端側(ほほ中央)に
はモータ26が内蔵されている。モータ26のモータ軸
27の回転は、減速機として機能するギヤトレイン28
を介して接続出力部29に伝達され、さらにヘッド部材
22の内部伝達系を経て研磨ロータ48に伝達される。
ギヤトレイン28は図3に示すように、モータ軸27の
ギヤ30から、それぞれ一体のギヤ31・32、ギヤ3
3・34、ギヤ35・36及びギヤ37まで順次噛み合
い、モータ軸27の回転を所定の率で減速して接続出力
部29、ひいては研磨ロータ48に伝達する。
【0011】ヘッド部材22は長手状のヘッドアーム4
0を備え、ヘッドアーム40はやや扁平の中空断面をな
し、その中空のアーム40の内部に回転伝達用の軸41
と軸42とがユニバーサルジョイント43で連結された
状態で通っている。軸41はその後端側に接続端部44
を備え、接続端部44は図20に示すように六角形等の
非円形断面を有する。この接続端部44が図19に示す
前記接続出力部29の六角穴等の非円形ジョイント穴6
8に嵌合することにより、接続出力部29からヘッド部
材22の軸40、41に回転が伝えられる。
【0012】図1に戻って、軸41に対し、軸42はや
や反り返るように(例えば直線に対して5〜20度程
度)傾斜しており、これに対応してヘッドアーム40も
先端側において緩やかな鈍角形態となるように曲げて形
成されている。ユニバーサルジョイント43は互いに交
差する位置関係にある軸41と軸42の曲げ角に拘わら
ず、両軸41及び42間で回転伝達がなされるように両
者を連結する。
【0013】軸42の先端側にはベベルギヤ45が形成
され、ベベルギヤ45は研磨ロータ軸47に固定された
ベベルギヤ46と噛み合い、その結果、軸42に対しほ
ほ直角に交差する研磨ロータ軸47に対し回転が伝達さ
れる。この研磨ロータ軸47に固定された研磨ロータ4
8の端面は、本体21の中心線に対し交差する方向(例
えば直角付近又は直角に対し3〜30度程度交差する方
向)を向き、このロータ端面を歯面、爪面に当てて、そ
れらの面に付着する汚れ層を研磨することができる。研
磨ロータ48の外周面もまた研磨面となり得る。
【0014】この実施例で、研磨ロータ48の内部に流
動可能な研磨剤を適量充填しておくとともに、研磨ロー
タ48を多孔質材料(例えば軟質発泡ウレタンゴム、ス
ポンジ等の発泡材)や、多数のスリットが入ったもの
等、研磨剤を外部に導く透過構造のものとし、研磨ロー
タ48の押圧による自身の弾性変形、もしくは研磨ロー
タ48の遠心力、更にはそれらの相乗作用により、研磨
ロータ48の内部に収容された研磨剤が、研磨面に漸次
供給されるようにすることができる。
【0015】その場合、図22、23に示すように、研
磨剤保持部材13を研磨ロータ48に埋設し、その研磨
剤保持部材13の内部に、例えばフィン12等で区画す
るなどして、研磨剤貯留スペース11を形成し、そのス
ペース11内に予め研磨剤を充填しておくことができ
る。研磨剤保持部材13は、例えば、弾性変形可能な比
較的薄い樹脂・ゴム等からなるものとし、その研磨剤保
持部材13の環状の外殻から、内向きに複数の上記フィ
ン12を形成し、それらフィン12間を上述の研磨剤貯
留スペース11とすることができる。
【0016】なお、図1の研磨ロータ48に、その先端
面に開口する凹部を形成し、この凹部に水溶性で固形状
の研磨剤を装填して研磨ロータ48を回転させることに
より、研磨面に漸次研磨剤を供給することも可能であ
る。
【0017】研磨作業の際は、図15等に示す本体21
の一部、特にその後端側(電池カバー38に相当する部
分を含め)がグリップ部として機能し、ここが手で把持
されることにより、本研磨器が支持される。その場合に
手の指が添えられる位置、例えば親指が添えられる位置
に、スイッチノブ50が設けられている。スイッチノブ
50は親指又はその他の指で押されることにより、モー
タ26に通電するスイッチ51が閉じ、これによりモー
タ26が駆動して研磨ロータ48を回転させる。この場
合、スイッチノブ50を押した状態に保つことで、モー
タ26の駆動を持続することができる。ただしそのタイ
プのスイッチ51以外にも、1度スイッチノブ50を押
すと、ノブ50から指を離してもモータ26が駆動を続
け、スイッチノブ50を再度押すと、モータ26への通
電が遮断されて、モータ26ひいては研磨ロータ48の
回転が停止するように、スイッチ回路を選択することも
可能である。
【0018】前記ヘッド部材22は、本体21の接続出
力部29に対し着脱可能であり、研磨作業が終わって、
この研磨器20を保管ないし携帯する場合は、ヘッド部
材22を本体21の接続出力部29から取り外し、その
ヘッド部材22を本体21に一時的に固定し、その本体
21と前記カバー23との間の空間に格納することがで
きる。本体21には、カバー23との間にヘッド部材2
2が収まる格納スペース54が形成されるように、モー
タ26の回転を取り出す接続出力部29(モータ軸27
も)が、本体21の長手方向の中心線から一定量、オフ
セットして位置している。そのオフセットにより得られ
る空所がヘッド部材22を格納するための上記格納スペ
ース54とされ、そのスペース54の最深部は段付き状
の立ち壁69となっている。
【0019】その格納スペース54には、ヘッド部材2
2をその長手方向とほぼ直角な向きに挟んで動かないよ
うに保持するヘッドホルダ55が形成されている。この
実施例のヘッドホルダ55は、格納スペース54を画定
する本体21側の面(ヘッド部材22の着座面70と言
える)から突出する一対の突起(突条)で構成される。
これら一対の突起を備えるヘッドホルダ55は、図6,
7にも示すように、本体21の長手方向に沿って互いに
ほぼ平行に対向し、その対向する間隔が、ヘッド部材2
2(より詳しくはヘッドアーム40)の外径幅寸法より
わずかに小さくされる。このヘッドホルダ55の間に、
ヘッド部材22が例えば自身の後端部が格納スペース5
4の奥側に向く姿勢で、やや「締まり嵌め」となるよう
に嵌め入れられ、その結果、ヘッド部材22が本体21
に対し動かないように着脱自在に固定される。
【0020】この状態で、カバー(格納カバー)23が
ヘッド部材22を被い隠すように本体21に装着され
る。これによりヘッド部材22は本体21とカバー23
との間に密封された状態となる。カバー23は、本体2
1の先端側のほぼ1/3〜半分、及び本体21からさら
に外側に突出するように横たわるヘッド部材22をすっ
ぽり被うに足る、深く細長い容器形態をなす。そしてカ
バー23の開口端部が、本体の中央寄りに形成されたカ
バー装着部71に対し、着脱可能に(ただし取り外しに
対しては適切な抵抗を生じるように)嵌合される。
【0021】カバー23の形態、特に内側の大きさ・形
状は、上記嵌合状態において、カバー23の内面が、本
体21のヘッドホルダ55に保持されたヘッド部材22
にごく近接するか、もしくはそのヘッド部材22を外側
からさらに押さえ込むように決定される。それにより、
格納状態のヘッド部22がヘッドホルダ55から脱落し
にくく、またガタ付きも抑制されるので、ヘッド部材2
2の格納状態を安定に維持することができる。
【0022】さらにカバー23を本体21に被せた状態
で、カバー23は研磨ロータ48の駆動・停止をコント
ロールするスイッチノブ50をも外側から被う構造をな
す。そのため、携帯時に意図しないにも拘わらず、スイ
ッチノブ50が押下状態となってモータ26が駆動され
るような事態が未然に防止される。
【0023】本体21にカバー23を装着した状態で
は、図6ないし図9に示すように、本体21の外面(電
池カバー38の外面)とカバー23の外面とがほぼ面一
に連続する。特にこの例では、本体21とカバー23の
双方の外面が、緩やかな円弧状の曲線に沿って滑らかに
連なり、またカバー23と本体21(38)とが中央に
関してほぼ対称的なデザインとなって、中央に分割ライ
ンが存在するだけの、コンパクトでシンプル、かつ均整
のとれた形態となる。このような形態により、カバー2
3は全体の形態に溶け込んでカバーであることを意識さ
せない。そして、研磨器20はあたかも一つの細長いケ
ースのような印象のものとなって、内部にヘッド部材2
2が格納されているとは予想させない。のみならず、出
っ張りがなく、コンパクトになるので、バッグや小物入
り等に入れて携帯しやすい利点がある。
【0024】一方、この研磨器20を使用する際には、
カバー23を本体21から外し、さらに本体21のヘッ
ドホルダ55からヘッド部材22を取り外す。そうし
て、ヘッド部材22を本体21の接続出力部29に接続
することとなる。この際、ヘッド部材22は例えば図1
0ないし図13のように連結されるが、そのヘッド部材
22の向きを、例えば図14に示すように180度変え
た姿勢で(反転させて)、ヘッド部材22を本体21に
装着することもできる。図15、16に示すように、ヘ
ッド本体22の外殻をなす前記ヘッドアーム40は、そ
の基端側を除いて長方形状等の角形の断面をなすが、基
端側には円筒状の(円形断面の)嵌合部58を備える。
ただし嵌合部58は非円形断面でもよい。
【0025】嵌合部58の外周面には、そこから外方に
少し突出するストッパ62が、外周方向の所定の範囲
(例えば10〜90度程度の円弧範囲)で、かつ嵌合部
58の軸方向の中間位置に形成されている。また、嵌合
部58の内端(基端)には、位置決め凸部60及び61
が180度の角度間隔で、言い換えれば嵌合部58の中
心に関して対称的に形成されている。一方、本体21に
は上記ヘッドアーム40の嵌合部58が入り込む嵌合孔
64が形成され、その嵌合部58を挿入する入口側に当
たる開口周縁部には、180度の角度間隔で、言い換え
れば、嵌合孔64の中心に関して対称的に位置決め凹部
65及び66が形成されている。
【0026】上記ストッパ62は、嵌合孔64の内周よ
りわずかに外方(半径方向外側)に突出するように形成
されていて、本体21の嵌合孔64の入口側(表側)開
口から孔内面を強制的に通過して、反対側(裏側)の開
口周縁に係合し、ヘッドアーム40の抜け防止作用をな
す。ヘッドアーム40に所定以上の引抜き力を加えれ
ば、ストッパ62と嵌合孔64の開口周縁との係合は解
消され、嵌合部58を嵌合孔64から引き抜くことがで
きる。
【0027】いま、図17に示すように、ヘッドアーム
40(ヘッド部材22)の嵌合部58を本体21の嵌合
孔64に対し、前者の位置決め凸部60、61が後者の
位置決め凹部65,66に合う位相で挿入すれば、それ
ら位置決め凸部60,61が位置決め凹部65,66に
それぞれ嵌って嵌合部58の周方向における位置が固定
され、また上述のストッパ62が嵌合孔64の裏面側の
開口周縁に係合して、嵌合部58の軸方向の位置も固定
される。このとき、ヘッドアーム40に保持された回転
伝達のための軸41(図20)の接続端部44が、図1
9の接続出力部29のジョイント孔68に相対回転不能
に入り込む。
【0028】この例では、回転伝達のための軸41を本
体21側に連結する接続出力部29と、ヘッドアーム4
0を本体21側に連結する嵌合孔64を含んで、ヘッド
部材22を本体21に着脱可能に連結する連結部が構成
される。
【0029】一方、図18に示すように、ヘッドアーム
40の嵌合部58を本体21の嵌合孔64から抜き取
り、そのヘッドアーム40(ヘッド部材22)の取付位
相(角度位置)を180度変更して、再びその嵌合部5
8を嵌合孔64に挿入すれば、このときは位置決め凸部
61が位置決め凹部65に、位置決め凸部60が位置決
め凹部66に嵌って、上述と同様にヘッド部材22を本
体21に装着することができる。つまり、図10〜図1
3に示すヘッド部材22の位置を第1の位置とすれば、
これを180度反転することにより、図14に示す第2
の位置に置換して研磨器20を使用することができる。
【0030】第1の位置では、手で本体21をグリップ
し、親指をスイッチノブ50に添える状態で、研磨ロー
タ48の主要な研磨面となるロータ端面が親指側を向
き、この姿勢で例えば歯の表面側を研磨することができ
る。他方、図14に示す第2の位置では、上記のように
親指をスイッチノブ50に添えた状態で研磨ロータ48
の端面が親指側とは反対側を向き、この姿勢で例えば歯
の裏面側を研磨することができる。この他、歯面・爪面
の研磨に際し、ヘッド部材22の装着位相を変えること
により研磨ロータ48の向きを選択して、研磨作業がよ
り効果的にかつ容易となるようにすることができる。
【0031】なお、図15〜図18において、位置決め
凸部60と61の一方は省略してもよい。また位置決め
凹部65、66のような180度間隔以外の、所定の角
度間隔(例えば90度間隔等)の2位置で位置変更する
こともできる。さらに2位置に限られることなく、位置
決め凹部の形成位置、形成数を種々に設定すれば、3以
上の適宜の取付位相(例えば45度間隔の8位置とか、
10度間隔の36位置とか、あるいは等角度間隔ではな
い3以上の所定の角度位置とか)からヘッド部材22の
取付位置を選択することができる。
【0032】また、ヘッド部材22を複数の設定位置に
選択的に装着するのではなく、無段階にヘッド部材22
の本体21に対する取付位相を回転調整し、その調整後
の位置を固定するクランク手段を設けてもよい。図21
はその例を概念的に示すもので、ヘッド部材72の外殻
をなすヘッドアーム75の基端側には、本体21の嵌合
孔71に嵌合される嵌合部76が形成される。嵌合部7
6にはクランプ用のカム部(押付け凸部)74を備えた
クランプ具73が適数配置される。他方、本体21の嵌
合孔71の内周面には、そのカム部74がクランプ具7
3の回転操作により嵌り込んで押圧状態となるクランプ
溝77が形成されている。
【0033】このクランプ具73のカム部74を非作用
位置にして、ヘッド部材22を嵌合孔71へ挿入し、挿
入後にヘッド部材72の取付位相を任意に調整した後、
クランプ具73のカム部74をクランプ位置に移動させ
てクランプ溝77に押圧状態で嵌り込ませることによ
り、ヘッド部材72は上記の位相調整後の位置に固定さ
れる。
【0034】なお、以上、図1〜図23の図面に従い説
明した実施例において、研磨チップ4や研磨ロータ48
(以下、後者で代表させる)の回転数(回転速度)は、
500〜2000rpm程度、中でも700〜1200rpm
くらいが望ましい。研磨ロータ48の回転数が上記より
速いと、研磨の滓が周囲に飛び散りやすくなって気軽に
研磨がしにくくなり、また研磨作用が強くなりすぎる嫌
いがあって、ソフトな研磨がやりにくい。他方、研磨ロ
ータ48の回転数が上記より遅いと、逆に十分な研磨作
用を奏しにくくなるので、上記の範囲が好ましいと言え
る。
【0035】また、研磨ロータ48の回転トルクは、1
0〜30mN・m(ミリニュートン・メータ)くらいの
範囲が望ましい。これより回転トルクが小さいと、研磨
ロータ48を歯面や爪面に充分に押し付けることができ
なくなり(研磨ロータ48が停止してしまう)、また上
記より回転トルクを大きくすると、本体に内蔵するモー
ターが大きくなり、コンパクト化の障害となりやすいの
で、上記の範囲に研磨ロータの回転トルクを定めること
が好ましいと言える。言い換えれば、研磨ロータに上記
のような回転数及び回転トルクが確保できるように、モ
ータの出力、回転数及び回転伝達系の減速比又は増速比
を決定することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】図1とは90度異なる断面図。
【図3】図1のギヤトレインの模式図。
【図4】ヘッド部材を格納した状態の、図5に対応する
断面図。
【図5】図4のA−A、B−B、C−C、D−Dの各断
面図。
【図6】図1のヘッド部材を格納した状態の側面図。
【図7】同じくその平面図。
【図8】図6にカバーを被せた状態の側面図。
【図9】同じくその平面図。
【図10】カバーを外してヘッド部材を装着した使用状
態の、図1に対応する側面図。
【図11】ヘッド部材の図10におけるE矢視図。
【図12】図10の正面図。
【図13】図10の背面図(平面図)。
【図14】図10のヘッド部材を180度向きを変えて
取り付けた状態の側面図。
【図15】ヘッド部材の外殻をなすヘッドアームを示す
図。
【図16】図15におけるヘッドアームのF矢視拡大
図。
【図17】本体に対するヘッド部材の装着の様子を概念
的に説明する図。
【図18】本体に対するヘッド部材の取付位相を180
度変更する様子を概念的に説明する図。
【図19】本体側の接続出力部を示す図。
【図20】ヘッド部材側の回転伝達用の軸を示す図。
【図21】ヘッド部材を任意の角度位相で本体に固定す
る例を概念的に説明する図。
【図22】研磨ロータの一例を示す図。
【図23】図22の弾性変形状態を示す図。
【符号の説明】
20 携帯型歯面爪面清掃研磨器 21 本体 22 ヘッド部材 23 カバー 24 電池(バッテリー) 25 電池ホルダ 29 接続出力部 48 研磨ロータ 55 ヘッドホルダ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯されるとともに、研磨の使用時に手
    で把持される本体(ボディ)と、 本体に内蔵され、バッテリを収容するバッテリホルダ
    と、 本体に内蔵され、そのバッテリにより駆動されるモータ
    と、 前記本体に形成され、そのモータにより回転駆動される
    回転出力部を含む連結部と、 その連結部に着脱可能に装着されるとともに、研磨対象
    面に接触しつつ回転する研磨ロータを備えたヘッド部材
    と、 前記本体に形成され、前記連結部から取り外した前記ヘ
    ッド部材を格納する格納スペースと、 その格納スペースに格納される前記ヘッド部材を外側か
    ら被い隠すように前記本体に着脱可能に装着されるカバ
    ーと、 を含むことを特徴とする携帯型歯面爪面清掃研磨器。
  2. 【請求項2】 携帯されるとともに、研磨の使用時に手
    で把持される本体(ボディ)と、 本体に内蔵され、バッテリを収容するバッテリホルダ
    と、 本体に内蔵され、そのバッテリにより駆動されるモータ
    と、 前記本体に形成され、そのモータにより回転駆動される
    回転出力部を含む連結部と、 その連結部に着脱可能に装着されるヘッドアーム、ヘッ
    ドアームの先端側に位置して研磨対象面に接触しつつ回
    転する研磨ロータ、その研磨ロータに前記連結部の回転
    出力部から回転を伝達する回転伝達機構を備えたヘッド
    部材と、 前記本体に形成され、前記連結部から取り外した前記ヘ
    ッド部材を格納する格納スペースと、 その格納スペースに格納された前記ヘッド部材を外側か
    ら被い隠すように前記本体に着脱可能に装着されるカバ
    ーと、 を含むことを特徴とする携帯型歯面爪面清掃研磨器。
  3. 【請求項3】 前記本体の格納スペースには、格納すべ
    き前記ヘッド部材を着脱可能に固定するヘッドホルダが
    形成されている請求項1又は2に記載の携帯型歯面爪面
    清掃研磨器。
  4. 【請求項4】 前記ヘッドアーム及び前記本体の連結部
    は、その連結部に対するヘッドアームの取付の回転位相
    が、予め定められた複数の角度位置で選択可能、もしく
    は任意の角度位置で調節可能な連結構造とされ、その角
    度位置の選択もしくは調節により前記本体に対する前記
    研磨ロータの向きが変更される請求項2又は3に記載の
    携帯型歯面爪面清掃研磨器。
  5. 【請求項5】 前記研磨ロータは、その内部に研磨剤を
    収容し、かつその研磨剤を外側に導く透過構造をなして
    おり、研磨面に対する前記研磨ロータの押圧による自身
    の弾性変形もしくは前記研磨ロータの回転に伴う遠心力
    により、前記研磨ロータの内部に収容された研磨剤が研
    磨面に漸次供給される請求項1ないし4のいずれかに記
    載の携帯型歯面爪面清掃研磨器。
  6. 【請求項6】前記研磨ロータの回転数が500〜200
    0rpm、回転トルクが8〜30mN・m(ミリニュート
    ン・メータ)の範囲になるように、前記モータの出力、
    回転数及び前記研磨ロータへの回転伝達系の減速比又は
    増速比の相互関係が規定されている請求項1ないし5の
    いずれかに記載の携帯型歯面爪面清掃研磨器。
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