JP3441164B2 - 入出力負荷分散方式 - Google Patents

入出力負荷分散方式

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、周辺装置に対する入出
力制御装置を複数接続できるコンピュータシステムにお
ける入出力負荷分散方式に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、周辺装置に対する入出力制御装
置を複数接続できるコンピュータシステムの形態として
は、第1に入出力制御装置に複数の周辺装置を接続した
形態、第2に1つの周辺装置に複数の入出力制御装置を
接続した形態をもった構成になっている。 【0003】第2の形態の場合は、1つの周辺装置に対
して、複数の入出力経路を持つことが可能となるため、
フォールトトレラントシステムを実現する上で有効な構
成である。 【0004】ところで、個々の周辺装置と、同装置を扱
う入出力制御装置の構成は、通常、システム立ち上げ時
等に固定的に決定される。また、1つの周辺装置に複数
の入出力制御装置を接続した第2の形態をもった構成に
おいては、複数の入出力経路を持つことが可能である
が、使用する入出力経路はシステム立ち上げ時等に固定
的に決定される。 【0005】そして、標準時は決定された1つの入出力
経路のみを使用し、他の経路は障害が発生した場合の代
替経路として使用するという形態か、あるいはコマンド
等により外部から明示的に入出力経路を変更する形態が
とられる。 【0006】従って、システム稼働中に、ある入出力制
御装置が扱う周辺装置に対して入出力要求が集中した場
合、1つの入出力装置に複数の周辺装置を接続した形態
ではもちろんのこと、1つの周辺装置に複数の入出力装
置を接続した形態の場合においても、経路変更ができず
に1つの入出力制御装置に負荷が集中し、システムスル
ープットが低下してしまうという問題がある。 【0007】また、入出力制御装置に負荷が集中するこ
とにより、トランザクション処理等の入出力レスポンス
を要求される入出力要求についても、一様に入出力レス
ポンスが低下してしまうという問題がある。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】このように従来の周辺
装置に対する入出力制御装置を複数接続できるコンピュ
ータシステムでは、入出力制御装置と周辺装置との構成
に応じた入出力経路が固定的に決定されているため、周
辺装置に対して入出力要求が集中すると、システムスル
ープットの低下、及び入出力レスポンスの低下が発生し
てしまうという問題があった。 【0009】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、特定の入出力制御装置に負荷が集中しても
システムスループット及び入出力レスポンスが低下する
ことのない入出力負荷分散方式を提供することを目的と
する。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、周辺装置に対
する入出力制御装置を複数接続することにより入出力経
路を複数構成できるコンピュータシステムにおいて、周
辺装置に対する入出力制御装置を経由した全ての入出力
経路を識別する入出力経路識別手段と、前記入出力制御
装置の負荷を測定する負荷測定手段と、前記負荷測定手
段によって測定された負荷に基づいて前記入出力制御装
置の負荷を統計情報として蓄積する負荷統計情報蓄積手
段と、前記周辺装置に対する入出力要求時に、この入出
力要求に負荷に対する閾値が設定されている場合には、
前記入出力要求された周辺装置に対する規定の入出力制
御装置についての前記負荷統計情報蓄積手段に蓄積され
た負荷の統計情報と前記閾値とを比較し、前記負荷の統
計情報が前記閾値以下の場合には前記規定の入出力制御
装置を選択し、前記負荷の統計情報が前記閾値を越えて
いる場合には全ての入出力制御装置の負荷の統計情報を
比較して低負荷の入出力制御装置を選択する第1の入出
力経路決定手段と、前記周辺装置に対する入出力要求時
に、この入出力要求に対する処理応答の遅れを許容する
限界値が設定されている場合には、前記入出力要求され
た周辺装置に対する規定の入出力制御装置についての前
記負荷統計情報蓄積手段に蓄積された負荷の統計情報と
前記限界値とを比較し、前記負荷の統計情報が前記限界
値を守られている場合には前記規定の入出力制御装置を
選択し、前記負荷の統計情報が前記限界値を守られてい
ない場合には全ての入出力制御装置の中で最も低負荷の
入出力制御装置を選択するとともに処理応答の遅れを許
容する限界値が設定されていない入出力要求に対しては
前記最も低負荷の入出力制御装置よりも高負荷の入出力
制御装置を選択する第2の入出力経路決定手段とを具備
したことを特徴とする。 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【作用】このような構成によれば、周辺装置に対する入
出力制御装置を複数接続できるコンピュータシステムに
おいて、周辺装置に対する入出力処理を行なう場合に、
入出力要求を行なう入出力経路は、複数の入出力経路か
ら負荷の小さい入出力経路が選択されて動的に変更され
る。従って、周辺装置が接続された入出力制御装置に対
する負荷が集中しても、入出力経路の変更によって負荷
分散され、システム全体のスループットの低下を回避で
きる。 【0015】また、各入出力制御装置毎に蓄積された負
荷蓄積情報(周辺装置に対する入出力要求数や処理時間
等に基づく負荷)と、外部から与えられる所定の閾値と
に基づいて、入出力経路の変更の必要性が判別される。
従って、システムの稼働状況に応じた、適した入出力経
路の変更が行なわれる。 【0016】また、入出力要求に対する処理応答時間に
要求がある入出力処理については、入出力要求に処理を
遅らされてもいい限界値(デッドライン)を付加するこ
とで、対象とする入出力制御装置の最近の入出力要求の
レスポンス時間の統計情報に基づいて、要求が達成でき
る入出力経路が選択されて入出力要求が行なわれる。 【0017】その際、限界値(デッドライン)が付加さ
れた入出力要求が、処理応答時間に制限あるものとして
優先して低負荷な入出力経路を用いることで応答時間が
短くできるようにし、それに伴って限界値(デッドライ
ン)が付加されていない入出力要求については、当面、
優先して選択された入出力経路よりも高負荷な入出力経
路が選択される。 【0018】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本実施例に係わるコンピュータシステム
における入出力負荷分散機能の構成を示すブロック図で
ある。 【0019】図1に示すように、本実施例の入出力負荷
分散機能は、負荷測定手段10、負荷統計情報蓄積手段
11、入出力経路識別手段12、デッドライン負荷手段
13、及び入出力経路決定手段14(情報提供手段1
5、低負荷経路選択手段16)によって構成されてい
る。 【0020】負荷測定手段10は、コンピュータシステ
ム中に設けられた入出力制御装置の負荷を測定する手段
であり、負荷統計情報蓄積手段11に入出力制御装置の
負荷を測定した結果を示す情報を返却するものである。
負荷測定手段10は、システム中に設けられた入出力制
御装置が複数存在すれば、各入出力制御装置において自
装置に対する負荷を測定する。入出力制御装置に対する
負荷としては、入出力制御装置に接続された各種周辺装
置(外部記憶装置等)に対する入出力要求数や、周辺装
置との間の入出力完了に要する時間等がある。 【0021】負荷統計情報蓄積手段11は、入出力制御
装置の負荷を時間経過に伴って統計情報として順次蓄積
する手段であり、周辺装置に対する入出力処理の際に、
負荷測定手段10によって得られた入出力制御装置の負
荷を負荷統計情報として蓄積する。負荷統計情報蓄積手
段11は、負荷統計情報を入出力制御装置毎に蓄積す
る。 【0022】入出力経路識別手段12は、各入力制御装
置を経由する各周辺装置に対する全ての入出力経路に関
する情報を識別する手段であり、周辺装置に対する入出
力処理要求時に、各周辺装置の入出力経路に関する経路
情報、及び各入出力制御装置に関する負荷統計情報を取
り出すことができる。 【0023】デッドライン付加手段13は、入出力要求
元からの周辺装置への入出力要求に、使用する入出力経
路に対する処理応答の遅れを許容する限界値(デッドラ
イン)を示す情報を付加する手段であり、入出力要求に
応じて周辺装置との間で入出力処理を行なう際に、処理
応答について遅らされてもいい限界値を設定する。 【0024】入出力経路決定手段14は、負荷統計情報
蓄積手段11によって蓄積された負荷統計情報に基づい
て、周辺装置に対する入出力要求を行なう入出力経路を
決定する。入出力経路決定手段14には、情報提供手段
15及び低負荷経路選択手段16が含まれている。 【0025】情報提供手段15は、入出力経路識別手段
12によって取り出された入出力制御装置の負荷統計情
報に対する外部から入出力要求時に与えられた閾値や、
デッドライン付加手段13によって入出力要求に付加さ
れたデッドラインを受け取って記憶させ、これら情報に
基づく入出力経路変更の必要性の判別や、低負荷の経路
を選択する低負荷経路選択手段16に対して各種情報を
提供する。 【0026】低負荷経路選択手段16は、情報提供手段
15によって入出力経路の変更が必要と判別された際
に、情報提供手段15から与えられた各種情報を用い
て、入出力処理を行なうために使用する入出力経路を選
択する。 【0027】図2は図1に示す負荷分散機能を搭載した
本発明の一実施例に係わるコンピュータシステムの構成
を示すブロック図である。図2に示すように、本実施例
におけるコンピュータシステムは、プロセッサ19及び
メモリ20がシステムバス21を介して複数の入出力制
御装置22a,22bと接続されている。 【0028】入出力制御装置22aは、入出力バス23
aを介して、複数のバスインタフェース24a,24
c,24eと接続され、入出力制御装置22bは、入出
力バス23bを介して、複数のバスインタフェース24
b,24d,24fと接続されている。各バスインタフ
ェース24a〜24fは、それぞれ入出力制御装置22
a,22bにより管理されている。 【0029】また、バスインタフェース24a,24b
には周辺装置25aが接続され、バスインタフェース2
4c,24dには周辺装置25bが接続され、バスイン
タフェース24e,24fには周辺装置25cが接続さ
れている。さらに、入出力制御装置22aには、バス2
3cを介して他の周辺装置25dが接続されている。な
お、入出力制御装置22aには負荷測定手段10aが設
けられ、入出力制御装置22bには負荷測定手段10b
が設けられているものとする。 【0030】図2に示す構成において、例えば周辺装置
25aに対する入出力経路は、入出力制御装置22a→
入出力バス23a→バスインタフェース24a→周辺装
置25aと、入出力制御装置22b→入出力バス23b
→バスインタフェース24b→周辺装置25aの2通り
が存在する。他の周辺装置45b,45cについても同
様に2通りの入出力経路が存在している。本実施例にお
けるコンピュータシステムでは、複数の入出力経路のう
ち、通常システム構築時に周辺装置25a,25b,2
5cに対するマスタ経路(本実施例では何れか一方の入
出力経路)が設定され使用されるものとする。使用され
る入出力経路は、入出力制御装置22a,22bに対す
る負荷の変化に応じて変更される。 【0031】図1に示す負荷統計情報蓄積手段11、入
出力経路識別手段12、デッドライン負荷手段13、情
報提供手段15、及び低負荷経路選択手段16は、プロ
セッサ19上で実現される。また、メモリ20中には、
図1に示す各手段によって扱われる各種情報(周辺装置
情報30、入出力制御装置管理情報32、デッドライン
情報34)等が格納される。デッドライン情報34は、
情報提供手段15に対して入出力要求時に与えられた際
に記憶される。 【0032】ここで、メモリ20中に格納される周辺装
置情報30と入出力制御装置管理情報32について、図
3に示すデータ構造を参照しながら説明する。周辺装置
位置情報30は、入出力制御装置22a,22bに接続
された各周辺装置25a,25b,25cに関する経路
情報が含まれている。例えば、周辺装置25aの周辺装
置情報30aには、2つの経路についての経路情報31
aが用意されている。他の周辺装置25b,25cのそ
れぞれに対応する周辺装置情報30b,30cについて
も、同様に経路情報31b,31cが用意されている。
周辺装置位置情報30に含まれる経路情報は、システム
の構築時に決定されメモリ20に格納される。 【0033】入出力制御装置管理情報32は、各入出力
制御装置22a,22bに対する負荷を負荷統計情報と
して蓄積している。入出力制御装置22aの入出力制御
装置管理情報32aには負荷統計情報33aが用意さ
れ、入出力制御装置22bの入出力制御装置管理情報3
2bには負荷統計情報33bが用意されている。 【0034】周辺装置情報30a,30b,30cと入
出力制御装置管理情報32a,32b,32cは、周辺
装置情報30a,30b,30c内に存在する経路情報
31a,31b,31cによって関係づけられている。
経路情報31a,31b,31cは、周辺装置に対する
全ての入出力経路を識別する入出力経路識別手段12に
よって管理されている。また、入出力制御装置22a,
22bの負荷統計情報33a,33b,33cは、入出
力制御装置22a,22bの負荷を負荷統計情報として
蓄積する負荷統計情報蓄積手段11により時間経過に伴
って蓄積(更新)される。 【0035】例えば、負荷統計情報は、負荷(入出力制
御装置に接続された各種周辺装置(外部記憶装置等)に
対する入出力要求数や、周辺装置との間の入出力完了に
要する時間等)の時間的蓄積によって表すものとする。 【0036】次に、本実施例の動作について、図4に示
すフローチャートを参照しながら説明する。本実施例で
は周辺装置25aに対して入出力要求があった場合を例
にして、負荷分散処理、すなわち2つの入出力経路から
低負荷な経路を選択する動作について説明する。なお、
周辺装置25aは、入出力制御装置22aを経由する入
出力経路がマスタ経路として設定されているものとす
る。 【0037】まず最初に、プロセッサ19上で動作する
情報提供手段15は、入出力要求元から発行された入出
力要求に、デッドライン付加手段13によってデッドラ
インが割り当てられているか、または外部から入出力制
御装置の負荷に対する閾値が設定されているかどうかを
調べる(ステップS1)。なお、デッドラインが入出力
要求に負荷される場合の処理については後述する。 【0038】その後、情報提供手段15は、負荷統計情
報蓄積手段11によってメモリ20中に格納された入出
力制御情報22aに対する負荷統計情報33aを入出力
経路識別手段12から受け取り、この負荷統計情報33
aとデッドライン/閾値とを比較して入出力経路の変更
が必要であるか否かを判別する(ステップS2)。 【0039】すなわち、周辺装置情報30の規定の入出
力経路(ここではマスタ経路である入出力制御装置22
aを経由した入出力経路)に関する経路情報30aから
参照される、入出力制御装置管理情報32の入出力制御
装置22aの負荷統計情報33aが、設定されているデ
ッドライン/閾値を越えているか否かを判別する。 【0040】この比較の結果、入出力経路の変更が必要
ないと判別された場合には、入出力要求を、この時の入
出力経路を介して、そのまま周辺装置25aに発行する
(ステップS5)。 【0041】例えば、入出力制御装置22aの負荷統計
情報33aが負荷xを示し、閾値iが設定されていた場
合、「x<=i」の関係がある場合には、入出力経路を
変更することなく、そのまま入出力制御装置22aを介
して入出力要求を発行する。 【0042】一方、ステップS2において、入出力経路
の変更が必要であると判別された場合、すなわち「x>
i」の関係がある場合には、低負荷経路選択手段16
は、全ての入出力経路上の入出力制御装置22a,22
bの負荷統計情報に基づく経路選択処理を実行するため
に起動される。 【0043】低負荷経路選択手段16は、メモリ20に
格納された入出力制御装置管理情報32中の、全ての入
出力経路上にある入出力制御装置22a,22bの負荷
統計情報を、情報提供手段15を介して受け取る(ステ
ップS3)。 【0044】低負荷経路選択手段16は、ステップS3
で得られた各入出力制御装置22a,22bに対応する
各統計負荷情報32a,32bの間で比較を行ない、こ
の比較結果に応じて複数の入出力経路から負荷の少ない
最適経路を選択する。 【0045】すなわち、低負荷経路選択手段16は、入
出力制御装置42bの負荷統計情報(負荷yとする)を
調べ、現在使用されている入出力制御装置22aの負荷
統計情報33aとを比較する。 【0046】この結果、「x<=y」の関係にある場合
には、そのまま現在使用している入出力制御装置22a
を経由した入出力経路を使用するものとする。一方、例
えば入出力制御装置22aに接続された周辺装置25d
に対する入出力要求が増加したために、「x>y」の関
係にある場合、低負荷経路選択手段16は、負荷の少な
い入出力制御装置22bを経由する入出力経路を選択す
る。 【0047】こうして、低負荷経路選択手段16によっ
て使用する入出力経路が選択されると、この選択された
入出力経路を介して、入出力要求を周辺装置25aに発
行する(ステップS5)。 【0048】この入出力要求の発行に対して、完了応答
が返却されたら、入出力制御装置22aの負荷測定手段
10aは、入出力制御装置22aに対する負荷情報(応
答時間)を負荷統計情報蓄積手段11に出力する。 【0049】負荷統計情報蓄積手段11は、完了応答と
共に返却された使用中の入出力制御装置22aに対する
負荷情報を用いて、メモリ20の入出力制御装置管理情
報32の負荷統計情報を更新する(ステップS6)。 【0050】こうして、周辺装置25aに対する前述し
たような負荷分散処理を、周辺装置25b,25cに対
しても同様な処理が行なわれ、負荷の少ない入出力経路
が用いられる。従って、システム全体として入出力制御
装置22a,22bの負荷が分散され、1つの入出力装
置に負荷が集中することによるスループットの低下を防
ぐことができる。 【0051】次に、入出力要求元が入出力要求を発行す
る際に、デッドライン負荷手段13によって、入出力要
求に対して処理応答が遅らされてもいい限定値(デッド
ライン)を割り当てた場合を示す。 【0052】入出力制御装置の負荷を測定する負荷測定
手段10では、各入出力要求の実際のレスポンス時間も
負荷の一構成要素として測定しておく。負荷統計情報蓄
積手段11は、負荷測定手段10によって測定された入
出力制御装置に対する各入出力要求のレスポンス時間を
負荷統計情報として蓄積する。 【0053】デッドライン負荷手段13によってデッド
ラインが割り当てられた入出力要求が発行された場合、
情報提供手段15は、対象入出力制御装置の最近の入出
力要求のレスポンス時間の負荷統計情報を取り出し、割
り当てられたデッドラインと比較する。 【0054】ここで、デッドラインが守られていない場
合、すなわち処理応答に要する時間がデッドラインを越
える場合には、低負荷経路選択手段16が起動される。
低負荷経路選択手段16は、負荷統計情報に基づいて、
複数の入出力経路の中で最も低負荷な経路を選択する。
入出力要求は、選択された入出力経路を経由して周辺装
置に発行される。 【0055】デッドラインが割り当てられた入出力要求
がデッドラインを守れていない場合には、デッドライン
が割り当てられていない入出力要求が発行されると、低
負荷経路選択手段16は、デッドラインが割り当てられ
ている入出力要求が優先して低負荷な入出力経路を使用
できるように、より高い負荷の入出力経路を選択する。
低負荷経路選択手段16は、デッドラインが割り当てら
れた入出力要求がデッドラインを守れるようになるま
で、デッドラインが割り当てられていない入出力要求に
対して、高負荷の入出力経路を選択する。 【0056】これにより、デッドラインが割り当てられ
た入出力要求が使用する入出力経路の負荷が調整され、
レスポンス時間を維持することができる。このようにし
て、周辺装置25a,25b,25cに対する入出力要
求を、それぞれ複数の入出力経路から低負荷の経路が動
的に選択されて出力される。従って、例えばシステム稼
働中に、ある入出力制御装置が扱う周辺装置に対して入
出力要求が集中した場合であっても、低負荷な入出力経
路を経由して入出力要求が送出されるので、システムス
ループットの低下を招かない。 【0057】また、トランザクション処理等の入出力レ
スポンスを要求される入出力要求についても、入出力要
求に割り当てられたデッドラインに応じて、入出力要求
に対する応答が遅らされてもいい限界値内で入出力応答
が得られる入出力経路が選択されるので、要求されるレ
スポンスを維持することができる。 【0058】なお、前記実施例においては、負荷統計情
報を入出力制御装置に対する負荷の時間的蓄積によって
表すものとして説明したが、例えば負荷の平均によって
表すなど、各入出力制御装置に対する負荷が相対的に比
較できれば、その形態は特に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係わるコンピュータシステ
ムの構成を示すブロック図。 【図2】本実施例における負荷分散処理の流れを説明す
るためのフローチャート。 【図3】本発明の負荷状況を管理する構造のブロック
図。 【図4】本発明の実施例を示す構成図。 【符号の説明】 10…負荷測定手段、11…負荷統計情報蓄積手段、1
2…入出力経路識別手段、13…デッドライン付加手
段、14…入出力経路決定手段、15…情報提供手段、
16…低負荷経路選択手段、20…メモリ、22a,2
2b…入出力制御装置、23a,23b,23c…入出
力バス、24a,24b,24c,24d,24e,2
4f…バスインタフェース、25a,25b,25c,
25d…周辺装置、30a,30b,30c…周辺装置
情報、31a,31b,31c…入出力経路情報、32
a,32b,32c…入出力制御装置管理情報、33
a,33b,33c…負荷統計情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−131949(JP,A) 特開 平5−35701(JP,A) 特開 平4−268655(JP,A) 特開 平4−81960(JP,A) 特開 平3−168856(JP,A) 特開 平3−147047(JP,A) 特開 平2−15354(JP,A) 特開 昭63−184149(JP,A) 特開 昭63−67664(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 周辺装置に対する入出力制御装置を複数
    接続することにより入出力経路を複数構成できるコンピ
    ュータシステムにおいて、 周辺装置に対する入出力制御装置を経由した全ての入出
    力経路を識別する入出力経路識別手段と、前記入出力制御装置 の負荷を測定する負荷測定手段と、 前記負荷測定手段によって測定された負荷に基づいて前
    入出力制御装置の負荷を統計情報として蓄積する負荷
    統計情報蓄積手段と、前記周辺装置に対する入出力要求時に、この入出力要求
    に負荷に対する閾値が設定されている場合には、前記入
    出力要求された周辺装置に対する規定の入出力制御装置
    についての前記負荷統計情報蓄積手段に蓄積された負荷
    の統計情報と前記閾値とを比較し、前記負荷の統計情報
    が前記閾値以下の場合には前記規定の入出力制御装置を
    選択し、前記負荷の統計情報が前記閾値を越えている場
    合には全ての入出力制御装置の負荷の統計情報を比較し
    て低負荷の入出力制御装置を選択する第1の入出力経路
    決定手段と、 前記周辺装置に対する入出力要求時に、この入出力要求
    に対する処理応答の遅れを許容する限界値が設定されて
    いる場合には、前記入出力要求された周辺装置に対する
    規定の入出力制御装置についての前記負荷統計情報蓄積
    手段に蓄積された負荷の統計情報と前記限界値とを比較
    し、前記負荷の統計情報が前記限界値を守られている場
    合には前記規定の入出力制御装置を選択し、前記負荷の
    統計情報が前記限界値を守られていない場合には全ての
    入出力制御装置の中で最も低負荷の入出力制御装置を選
    択するとともに処理応答の遅れを許容する限界値が設定
    されていない入出力要求に対しては前記最も低負荷の入
    出力制御装置よりも高負荷の入出力制御装置を選択する
    第2の入出力経路決定手段と を具備したことを特徴とす
    る入出力経路負荷分散方式。
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