JP3440852B2 - ハイブリドーマ、モノクローナル抗体、測定方法及び免疫測定試薬 - Google Patents
ハイブリドーマ、モノクローナル抗体、測定方法及び免疫測定試薬Info
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Description
あるアポB−48(ApoB−48)を特異的に認識す
るモノクローナル抗体、これを産生するハイブリドー
マ、これを利用するアポB−48及び/又はアポB−4
8含有リポ蛋白の測定に関する。アポB−48は、ヒト
血中にあって高脂血症と密接に関連しているリポ蛋白の
構成蛋白であり、その測定は、高脂血症や動脈硬化症の
診断及び治療に有用である。
して、その効果的な診断法及び治療法の確立が待望され
ている。動脈硬化症の病因の一つとして、体内を循環す
る血液中に存在するリポ蛋白のうち、血管内壁へのコレ
ステロールの沈着を促進する種々のリポ蛋白が増加し、
又は、当該コレステロールの沈着を防止する種々のリポ
蛋白が減少することが挙げられている。そこで、これら
のリポ蛋白の血中量を測定し、高脂血症や動脈硬化症の
診断及び治療に役立てることが望まれている。
ては、カイロミクロン(CM)、CMの血中での中間代
謝産物であるカイロミクロンレムナント(CMレムナン
ト)、超低比重リポ蛋白(VLDL)、VLDLの血中
での中間代謝産物である超低比重リポ蛋白レムナント
(VLDLレムナント)、低比重リポ蛋白(LDL)、
高比重リポ蛋白(HDL)等が知られている。
ントやVLDLレムナント〔これらはレムナント様リポ
蛋白(remnant−like particle
s;RLP)と呼ばれている〕、及び、LDL等は、コ
レステロールを血管壁に運び込むリポ蛋白であり、これ
らの血中濃度を減少させることが動脈硬化症の治療に直
結することとなる。また、例えば、HDLは、動脈硬化
巣からコレステロールを引き抜く機能を有することか
ら、その血中濃度を上昇させることが動脈硬化症の治療
に役立つこととなる。
動脈硬化病変発現に関与していることが指摘され、動脈
硬化症の危険因子の一つとして重要と考えられ始めてい
る。RLPを構成する部分蛋白(アポ蛋白)として、ア
ポC、アポE、アポA−I、アポB−100、アポB−
48等が知られている。
現在、RLP−C(remnantlike part
icles cholesterol)測定法が知られ
ている。このRLP−C法は、抗アポA−Iモノクロー
ナル抗体と抗アポB−100モノクローナル抗体とを固
相化して混合ゲルを調製し、これと検体とを反応させ、
これらの抗体に結合したリポ蛋白を遠心除去し、上清中
に存在する結合しなかったリポ蛋白の量をコレステロー
ルの量として測定するものである。
蛋白として存在し、アポB−100は、VLDL、VL
DLレムナント、LDLの主要なアポ蛋白として存在す
るものである。従って、理論的には、A−Iモノクロー
ナル抗体には、CMとHDLとが結合し、抗アポB−1
00モノクローナル抗体には、VLDLとVLDLレム
ナントとLDLとが結合するので、上述したRLP−C
測定法によれば、これらのリポ蛋白が結合されて除去さ
れる。
100モノクローナル抗体は、アポB−100の229
1番目から2318番目のアミノ酸領域を特異的に認識
し、アポB−100の2152番目までのアミノ酸配列
からなるアポB−48を認識することがないので、アポ
B−48をアポ蛋白として含有するがアポB−100を
アポ蛋白として含有しないリポ蛋白が、RLP−C測定
法の対象となる。
除去操作が必須であり、作業が煩雑であると同時に、完
全な吸着が行われる必要があり、測定状況により測定値
にばらつきを生じる等の欠点があった。
アポ蛋白として含有されている。CMは、食後速やかに
リポ蛋白リパーゼによりCMレムナントに変換され、C
Mレムナントは、肝臓に存在するレムナントリセプター
により肝臓に取り込まれることとなる。従って、空腹時
等においては、血中にCMは存在しないこととなるの
で、アポB−48を特異的に認識することができるモノ
クローナル抗体を得ることができれば、このような時期
の血液を検体とすることにより、CMレムナントのみの
量を直接測定することができることとなる。このことに
より、より確実な高脂血症の診断が可能となり、従っ
て、動脈硬化症の診断及び治療に役立たせることができ
ることとなる。
発明は、アポB−48を特異的に認識することができる
モノクローナル抗体を取得し、これにより、正確かつ簡
易に動脈硬化症の危険因子の量を測定し、診断及び治療
方法を提供することを目的とするものである。
の結果、アポB−48由来ペプチドを哺乳動物に免疫す
ることにより得られるリンパ球と、ミエローマ細胞と
を、融合することによっハイブリドーマを樹立し、これ
を培養することによりアポB−48を特異的に認識する
ことができるモノクローナル抗体を取得することに成功
し、本発明を完成した。以下に本発明を詳述する。
ることができるモノクローナル抗体を取得する方法を確
立することにより初めて成立した発明である。当該方法
は、本発明者らが抗アポB−48モノクローナル抗体を
産生するハイブリドーマを初めて樹立したことにより確
立されたものである。
酸配列の一部と同一のアミノ酸配列を有するペプチドで
あり、アポB−100のアミノ酸配列もアポB−48の
アミノ酸配列も、すでに公知である〔ネイチャー(Natu
re)323巻、738頁。1986年10月〕。また、
抗アポB−48特異抗血清も、既に公知である〔ジャー
ナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J. Biol.
Chem., )、265巻、15号、8358頁、1990
年。ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー
(J. Biol. Chem., )、267巻、2号、1175頁、
1992年。クリニカル・サイエンス(Clinical Scien
ce)、85巻、521頁、1993年等〕。
に反応するモノクローナル抗体については、これまで取
得されたとの報告はなく、文献(臨床検査。40巻、9
号(1996年)、1025頁、左欄下から8行)に
は、アポB−48のみに特異的に反応する抗体の産生は
理論上困難である旨が記載されている。本発明に係る抗
アポB−48モノクローナル抗体は、これらの従来の考
え方を、根本から覆すものである。
方法について説明する。本発明においては、まず、アポ
B−48由来のペプチドを合成する。アポB−48由来
のペプチドは、好ましくはアポB−48のC−末端から
20個のアミノ酸配列、より好ましくは10個のアミノ
酸配列、更に好ましくは6個のアミノ酸配列を含むペプ
チドである。本発明においては、例えば、既に公知のア
ポB−48のアミノ酸配列のうち、C−末端から数えて
4個のアミノ酸配列に相当するペプチドのN−末端にシ
ステインを結合させたCys Thr Tyr Met Ile を合成する
(以下、本明細書において、このペプチドを「C4」と
いう)。このようなアミノ酸配列の合成は、公知のペプ
チド合成装置を用いることにより極めて容易に行うこと
ができる。
のうち、C−末端から数えて5個のアミノ酸配列、及
び、6個のアミノ酸配列についても合成する(それぞ
れ、「C5」及び「C6」という)。これらのペプチド
は、常法に従って精製することができる。その後、これ
らのペプチドとヘモシアニン等との複合体を合成する。
した血液をプールし、このヒト血清を遠心分離操作する
ことにより、VLDLフラクション、LDLフラクショ
ンを取得し、スクリーニング等の抗原とする。
を産生するハイブリドーマは、上記方法により合成した
C4−KLH、C5−KLH及びC6−KLH複合体を
哺乳動物に免疫し、そのリンパ球とミエローマ細胞とを
融合することにより樹立することができる。
に、フロイント完全アジュバントでエマルジョン化した
C4−KLH、C5−KLH及びC6−KLH複合体の
アポB−48由来ペプチドを免疫し、当該動物の血清の
一部を用い、ウエスタンブロッティング(WB)法にて
ネイティブアポB−48に反応する抗体の確認を行う。
WB法で最も濃いバンドが確認された免疫動物に、遊離
の複合体を静脈内投与し、その3〜4日後に当該動物か
ら脾臓を取り出し脾細胞を調製する。
と上記の脾細胞とを混合し、公知の手法により細胞融合
を行う。融合した細胞は、例えば、培地に浮遊した後、
培養プレート等に分注し、培養する。培養した細胞につ
いて、VLDLフラクションを抗原として、SDS−P
AGE等を行った後、泳動した抗原をニトロセルロース
膜に転写し、転写膜をブロッキングした後、短冊状に細
く切り、これと培養プレートの一部を1グループとして
プールした培養液を入れて反応させる。その後、洗浄用
緩衝液で5分間の振盪洗浄を行った後、POD標識抗マ
ウスイムノグロブリン抗体を入れ、反応させ、アポB−
48に相当する位置のバンドの確認を行う。
るウエルの選択を行う。目的の抗体を産生しているウエ
ルの細胞は、限界希釈法によりクローニングを行いクロ
ーン化する。抗アポB−48モノクローナル抗体を産生
する細胞は、大量に培養しマウス腹腔に投与し、抗アポ
B−48モノクローナル抗体を含む腹水を回収する。更
にプロテインA−セファロース等を用い、腹水より抗体
を精製しモノクローナル抗体を得る。
により、本発明者らは、抗アポB−48モノクローナル
抗体を取得することに成功し、モノクローナル抗体B4
8−151と命名した。また、このモノクローナル抗体
B48−151を産生する細胞をハイブリドーマB48
−151と命名した。ハイブリドーマB48−151
は、工業技術院生命工学工業技術研究所〔あて名;日本
国茨城県つくば市東1丁目1番3号(郵便番号305−
0046)〕に、識別表示B48−151、受託番号F
ERM BP−6473(原寄託日;平成9年7月4
日、ブダペスト条約に基づく寄託への移管請求;平成1
0年8月26日)として寄託した。
体の反応特異性は、例えば、CM、VLDL及びLDL
フラクションを抗原としたWB法で確認することができ
る。抗アポB−48モノクローナル抗体を産生するハイ
ブリドーマから得られる抗アポB−48モノクローナル
抗体は、アポB−48を特異的に認識することができ、
かつ、アポB−100とは全く反応しないものであり、
極めて良好に、検体中のアポB−48及び/又はアポB
−48含有リポ蛋白を検出するのに利用することができ
る。上記アポB−48含有リポ蛋白とは、リポ蛋白であ
って、そのアポ蛋白のアミノ酸配列中にアポB−48と
同一のアミノ酸配列を含有するものを意味し、このよう
なアポB−48含有リポ蛋白も、アポB−48と同様
に、アポB−48を特異的に認識することができる本発
明の抗アポB−48モノクローナル抗体により特異的に
認識されうるものである。
ナル抗体の反応特異性は、ELISA測定法によっても
確認することができる。抗アポB−48モノクローナル
抗体を産生するハイブリドーマから得られる抗アポB−
48モノクローナル抗体は、後の実施例で詳述するよう
に、これを固相としたELISA測定法においてアポB
−48を特異的に認識することできることが明らかであ
り、従来用いられていたWB法等の膜固定による測定方
法ばかりでなく、固相ELISA法にも応用することが
できるものである。
体は、いわゆるサンドイッチアッセイ法にも適用するこ
とができる。例えば、サンドイッチELISAを行うた
め、ELISAプレートに希釈した抗アポB−48モノ
クローナル抗体を入れ、放置して吸着させた後、マスキ
ングを行い、洗浄後に、適切に調製したアポB−48を
抗原として入れて反応させる。
0を同様の方法にて抗原として測定する。洗浄後、標識
抗ヒトアポB抗体を入れ、反応させた後、洗浄し、基質
を入れて放置後、吸収波長を測定する等して反応量を測
定することにより、アポB−48が特異的に認識される
ことを確認することができる。
体は、血清を直接検体とするアッセイ法に適用すること
もできる。例えば、上記したELISA法をヒト血清を
検体として適用することによりアポB−48の測定を行
うことができる。
B−48及び/又はアポB−48含有リポ蛋白の測定
は、本発明のモノクローナル抗体をヒト由来の種々の検
体に適用することにより行うことができる。上記検体と
しては、ヒト由来の種々の体液を挙げることができ、例
えば、血清及び血漿等を挙げることができる。これらの
検体に対する測定方法もまた、本発明の一つである。
露出させるような処理を行うことが好ましい。本発明の
モノクローナル抗体のエピトープは、アポB−48のC
末端部分であるが、この部分は生体液中では露出してい
ないので免疫反応を行った際モノクローナル抗体が結合
しにくいと考えられるため、エピトープを露出させるよ
うな処理を行うことによって、モノクローナル抗体への
結合を容易にする必要がある。上記エピトープを露出さ
せる処理は、測定前に行ってもよく、又は、測定と同時
に行ってもよい。
しては、例えば、検体を界面活性剤で処理する方法や、
凍結融解を繰り返す方法等を挙げることができる。検体
を界面活性剤で処理する方法としては、第30回日本動
脈硬化学会総会抄録集〔平成10年6月11日、12日
開催、帝京大学内科、筑波記念病院内科、木下誠ら、1
33頁、「アポ蛋白B48含有リポ蛋白の測定法の開
発」〕には、アポB−48を特異的に認識するモノクロ
ーナル抗体を作成し、それを用いたELISAプレート
に2%SDSを含むPBSで希釈した血清を添加して、
アポB−48を測定することが記載されている。しか
し、本発明においては、2%SDS中では血清中のアポ
B−48の測定を行うことはできず、SDSは界面活性
剤として好ましくない。
オン性界面活性剤が好ましく、SDSでは逆に免疫反応
を阻害するため好ましくない。より好ましくは、トライ
トンX−100、トライトンX−114、ツィーン−2
0、NP−40である。上記界面活性剤は、単独でも、
混合しても用いることができる。実際の使用において
は、エピトープ露出効果は高いが室温では溶けにくい界
面活性剤(トライトンX−114等)を用いる場合に
は、免疫反応を阻害せず溶けやすい界面活性剤(ツィー
ン−20等)を混合して使用することが好ましい。
プを露出させるために用いるものであるが、一般に界面
活性剤は免疫反応を阻害するので、エピトープの露出効
果と免疫反応の阻害作用とのバランスによって使用濃度
を適宜選択することができる。上記界面活性剤は、検体
とモノクローナル抗体との免疫反応を行う際の溶液に共
存させることもでき、0.01〜2%、好ましくは、
0.02〜0.5%の濃度で使用する。上記界面活性剤
の処理溶液及び処理時間としては特に限定されず、例え
ば、通常免疫反応を行う際に用いる緩衝液中において、
4〜40℃で5分〜48時間行うことができる。
返すことによって、リポ蛋白の構造を破壊し、エピトー
プを露出させることも可能である。上記凍結融解は、1
回以上行えば、その効果が得られる。
B−48及び/又はアポB−48含有リポ蛋白の測定方
法を用いることにより、アポB−48及び/又はアポB
−48含有リポ蛋白を測定する免疫測定試薬を製造する
ことができ、このような免疫測定試薬もまた、本発明の
一つである。このような免疫測定試薬として、例えば、
本発明のモノクローナル抗体を結合させたゼラチン粒子
やラテックス粒子等を含有させた凝集免疫測定試薬は、
通常の公知の方法により製造することができる。また、
同様にして、酵素免疫測定法(EIA)試薬、ELIS
A試薬、放射免疫測定法(RIA)試薬を、固相とし
て、例えば、ポリスチレン等のポリマー、ガラスビー
ズ、磁性粒子、マイクロプレート、イムノクロマトグラ
フィー用濾紙、グラスフィルター等を用いることによ
り、通常の公知の方法により製造することができる。
説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものでは
ない。 実施例1 アポB−48由来ペプチドの合成 アポB−48のC−末端から4残基のアミノ酸配列に相
当する部分に、そのN−末端にシステインを結合したペ
プチドを合成した(以下、本明細書中では「C4」とい
う。配列表の配列番号1に示す)。また、アポB−48
のC−末端から5残基のアミノ酸配列に相当する部分
に、そのN−末端にシステインを結合したペプチドを合
成した(以下、本明細書中では「C5」という。配列表
の配列番号2に示す)。更に、アポB−48のC−末端
から6残基のアミノ酸配列に相当する部分に、そのN−
末端にシステインを結合したペプチドを合成した(以
下、本明細書中では「C6」という。配列表の配列番号
3に示す)。
法自動ペプチド合成装置PSSM−8を用いた。アミノ
酸はすべてL−体を用い、α−アミノ基は9−フルオレ
ニルメトキシカルボニル基(Fmoc基)で保護し、シ
ステインのβ−スルフヒドリル基とグルタミンのγ−カ
ルボキサミド基はトリチル基で保護し、スレオニンのβ
−水酸基とチロシンのフェノール性水酸基はt−ブチル
基で保護した。
は、あらかじめC−末端イソロイシンが0.65mmo
l/gの割合で導入されたHMPイソロイシンレジン
(パーキンエルマー社製)30mgを用いた。縮合に
は、2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−
1,1,3,3−テトラメチルウロニウム ヘキサフル
オロフォスフェイト、1−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル、及び、N,N−ジイソプロピルエチルアミンを用い
た。Fmoc基の除去には30%ピペリジン/DMF溶
液を用い、溶媒はDMFを用い、PSSM−8添付の標
準的なプログラムを使用して3種類同時に合成を行っ
た。
ド担体を塩化メチレンで洗い、乾燥した。収量は、C4
が41.0mg、C5が48.4mg、C6が52.6
mgであった。上記ペプチド担体を、それぞれ、添加物
を含むトリフルオロ酢酸溶液(トリフルオロ酢酸1m
l、水50μl、フェノール75mg、チオアニソール
50μl、エタンジチオール50μl)で室温2時間処
理し、遊離のペプチド鎖を取り出した。ペプチドをジエ
チルエーテルで沈殿させ、濾取し、水に溶解して凍結乾
燥した。こうして得られた粗ペプチドの収量は、C4が
12.23mg、C5が16.17mg、C6が17.
04mgであった。
マトグラフィで精製した。カラムはコスモシル5C18
−AR−300 20mmI.D.x150mmL.
(ナカライテスク社製)を用い、0.1%トリフルオロ
酢酸を含むアセトニトリル水溶液の18〜28%直線濃
度勾配で溶出した。凍結乾燥後得られた精製ペプチドの
収量は、C4が7.12mg、C5が11.75mg、
C6が10.71mgであった。これらのペプチドは、
その一部をプロテインシーケンサ(パーキンエルマー社
製、Procise494)にかけて、その構造を確認
した。
400μlの0.1Mリン酸緩衝液(pH7.5)に溶
解し、DMF100μlに溶解したGMBS(同人化学
研究所製)1mgを加え、室温で1時間撹拌した。反応
液を1mMのEDTAを含む0.1Mリン酸緩衝液(p
H7.0)で平衡化したPD−10カラム(ファルマシ
ア社製)にかけ、同緩衝液で溶出した。はじめの2.5
mlを棄て、続く2.0mlを集めた。
を水1mlに溶解して加え、室温で2時間撹拌した。反
応液を透析チューブに移し、リン酸緩衝液(PBS)に
対して一夜透析した。同様の操作をC5及びC6につい
ても行い、それぞれ約5mlのKLH複合体溶液を得
た。蛋白定量値は、C4のKLH複合体(C4−KL
H)が768μg/ml、C5のKLH複合体(C5−
KLH)が861μg/ml、C6のKLH複合体(C
6−KLH)が1140μg/mlであった。
メチル・アミノメタン1.21g、塩化ナトリウム9.
0g、EDTA2ナトリウム0.372gを蒸留水1l
に溶かしpHを7.4に調整した溶液(以下、「d=
1.006溶液」という)を4ml重層し、ベックマン
超高速遠心機で26000×gにて1時間遠心した。上
層部分をカイロミクロン(CM)フラクションとしてプ
ールし、下層部は更にd=1.006溶液を重層し、1
14000×gにて20時間遠心後、上層部分をVLD
Lフラクションとしてプールした。更に下層部分は臭化
ナトリウム溶液によりd=1.063に調整し1140
00×gにて20時間遠心し、その上清部分をLDLフ
ラクションとしてプールした。それぞれのプール分画を
濃縮して、免疫反応の抗原として用いた。
抗体を産生するハイブリドーマの樹立及び抗アポB−4
8モノクローナル抗体の調製 抗アポB−48モノクローナル抗体を産生するハイブリ
ドーマを、実施例2で合成したC4−KLH、C5−K
LH及びC6−KLHをBALB/Cマウスに免疫し、
その脾臓リンパ球とミエローマ細胞を融合することによ
り樹立した。
ント完全アジュバントでエマルジョン化したC4−KL
H、C5−KLH及びC6−KLHをそれぞれ25〜1
00μg/マウスで免疫し、2〜3週間後、フロイント
不完全アジュバントでエマルジョン化した同複合体25
〜100μg/マウスで追加免疫を行った。マウス血清
の一部を用い、ウエスタンブロッティング(WB)法に
てネイティブアポB−48に反応する抗体の確認を行っ
た。WBの測定方法は後に示すスクリーニング法と同様
の方法にて行った。WB法で最も濃いバンドが確認され
たC6−KLH免疫マウスに、遊離のC6−KLH25
〜100μgを静脈内投与し、その3〜4日後、マウス
から脾臓を取り出し脾細胞を調製した。
ていたマウスミエローマ細胞(P3U1)と上記の脾細
胞とを1:2〜1:5の比率で混合し、PEG(ベーリ
ンガー社製)を用い細胞融合を行った。融合した細胞は
HAT培地に浮遊した後、96ウエル培養プレートに分
注し、37℃二酸化炭素インキュベーターで培養した。
リーニングした。すなわち、実施例3で調製したVLD
Lフラクションを抗原として、3〜15%グラジエント
のSDSポリアクリルアミド電気泳動(SDS−PAG
E)を行った後、泳動した抗原をニトロセルロース膜に
転写しWB用転写膜を作製した。転写膜をスキムミルク
でブロッキングした後、短冊状に細く切った。アキュト
ランインキュベートトレイ(Accutran Incubation Tra
y)(S&S社製)の各溝に、短冊状の転写膜と96ウ
エル培養プレートの6ウエル分を1グループとしてプー
ルした培養液を入れ、室温で1時間振盪し反応を行っ
た。
下、「洗浄用緩衝液」という)で5分間の振盪洗浄を3
回行った後、各溝にPOD標識抗マウスイムノグロブリ
ン抗体(ダコ社製)を入れ、更に室温で1時間反応させ
た。同様に、洗浄用緩衝液で4回洗浄後、基質4−クロ
ロナフトール溶液を加え、アポB−48に相当する位置
のバンドの確認を行った。
ウエルづつに分け同様の方法で目的の抗体を産生してい
るウエルの選択を行った。目的の抗体を産生しているウ
エルの細胞は、限界希釈法によりクローニングを行いク
ローン化した。抗アポB−48モノクローナル抗体を産
生する細胞は、大量に培養しマウス腹腔に投与し、抗ア
ポB−48モノクローナル抗体を含む腹水を回収した。
更にプロテインA−セファロースを用い、腹水より抗体
を精製しモノクローナル抗体を得た。この抗アポB−4
8モノクローナル抗体をモノクローナル抗体B48−1
51と命名し、このモノクローナル抗体B48−151
を産生する細胞をハイブリドーマB48−151と命名
した。
51の反応特異性の確認 モノクローナル抗体B48−151の反応特異性を、C
M、VLDL及びLDLフラクションを抗原としたWB
法で確認した。すなわち、実施例3で調製したそれぞれ
のフラクションを抗原として、3〜15%グラジエント
SDS−PAGEを行った後、泳動した抗原をニトロセ
ルロース膜に転写しWB用転写膜を作製した。転写膜を
スキムミルクでブロッキングした後、抗体との反応を行
った。反応にはモノクローナル抗体B48−151、コ
ントロールとして抗アポB−100モノクロナール抗体
MAB014(ケミコン社製)及び抗アポB山羊抗血清
(ケミコン社製)を用いた。更に反応特異性確認のため
遊離の免疫ペプチドC6による抑制試験も行った。な
お、WB用転写膜の一部は、CCB染色により蛋白質位
置の確認を行った。
あった。それぞれの抗体を1%ウシ血清アルブミン(B
SA)含有リン酸緩衝液(1%BSA−PBS)(pH
7.4)を用いて1μg/mlの濃度に調整し、抗原転
写WB膜と室温で1時間振盪し反応を行った。洗浄用緩
衝液で5分間の振盪洗浄を3回行った後、POD標識抗
マウスイムノグロブリン抗体(ダコ社製)を加え、更に
室温で1時間反応させた。同様に、洗浄用緩衝液で4回
洗浄後、基質4−クロロナフトール溶液を加え、バンド
の確認を行った。結果を図1に示す。抑制試験は、WB
膜と抗体との反応時に5μg/mlのC6を共存させて
行った。結果を図2に示す。
8−151は分子量20万強のアポB−48に相当する
位置にのみバンドを生じ、分子量約55万のアポB−1
00相当位置にはバンドは見られなかった。また、図2
に示すように、モノクローナル抗体B48−151のア
ポB−48に相当する位置のバンドは、C6の共存で消
失した。この結果から、モノクローナル抗体B48−1
51は、アポB−48を特異的に認識するモノクローナ
ル抗体であることが明白となった。なお、VLDLフラ
クションでアポB−48に相当するバンドが最も濃く出
ているのは、VLDLフラクションにCMレムナントが
含まれているからだと考えられる。
51固相ELISAによるアポB−48の測定 SDS−PAGEゲルより抽出調製したアポB−48を
抗原としてサンドイッチELISAを行った。すなわ
ち、実施例5と同様の方法により、SDS−PAGEゲ
ルで泳動したVLDLフラクションのアポB−48バン
ド部分を切り取り、エレクトロエリューター(バイオラ
ッド社製)によりゲルから抽出して抗原を精製した。一
方、ヌンク社製ELISAプレート(マキシソーブ)
に、PBS(pH7.4)で10μg/mlの濃度に希
釈したモノクローナル抗体B48−151を1ウェルに
75μlづつ入れ、4℃一晩放置して吸着させた後、1
%BSA−PBS(pH7.4)を150μl/ウェル
づつ入れ、37℃で5時間放置してマスキングを行っ
た。抗体吸着プレートを洗浄用緩衝液で3回洗浄後、1
%BSA−PBSで5μg/mlから2n希釈した精製
アポB−48を75μl/ウェルづつ入れ、37℃で1
時間反応させた。
ヒトアポB抗体(ケミコン社製)を75μl/ウェルづ
つ入れ、37℃で1時間反応させた。洗浄用緩衝液で充
分洗浄し、基質ABTSを75μl/ウェルづつ入れ室
温で15分放置後、405nmの波長を測定した。反応
特異性を確認するため、アポB−100(ケミコン社
製)を40μg/mlから同様の希釈方法にて抗原とし
て測定した。結果を図3に示す。図3に示すように、モ
ノクローナル抗体B48−151を固相としたELIS
AでアポB−48が特異的に測定できることが確認され
た。
51固相ELISAによる血清アポB−48の測定 1%BSA−PBS(pH7.4)で20倍希釈した血
清を検体として、実施例6と同様の方法でアポB−48
の測定を行った。検体には、健常者の空腹時及び食後1
時間の凍結保存血清の各8例(検体番号1〜8)を用い
た。結果を図4に示す。図4に示すように、どの検体も
食後1時間でアポB−48が高値となり、CMの挙動と
一致することが確認された。
剤を添加し、モノクローナル抗体B48−151固相E
LISAでの反応性を検討した。界面活性剤は、陰イオ
ン性界面活性剤としてSDS(ナカライテスク社製)、
デオキシコール酸ナトリウム(和光純薬社製)、非イオ
ン性界面活性剤としてトライトンX−100(ナカライ
テスク社製)、トライトンX−114(ナカライテスク
社製)、ツィーン−20(ナカライテスク社製)、ツィ
ーン−80(ナカライテスク社製)、NP−40(シグ
マ社製)、MEGA−8(同仁化学研究所製)、Bri
j−35(シグマ社製)を用いた。
ーブ)にPBS(pH7.4)で10μg/mlの濃度
に希釈したモノクローナル抗体B48−151抗体を7
5μl/ウェルづつ入れ、4℃一晩放置し吸着させた。
次に1%BSA−PBS(pH7.4)を150μl/
ウェルづつ入れ、37℃で5時間放置しマスキングを行
った。抗体吸着プレートを洗浄用緩衝液で3回洗浄後、
それぞれ2%、0.4%、0.08%、0.016%の
濃度で各種界面活性剤を含むPBS(pH7.4)を用
い、20倍希釈した血清を75μl/ウェルづつ入れ、
37℃で1時間反応させた。洗浄用緩衝液で3回洗浄
後、ヨシタケらの方法でアルカリフォスファターゼ(以
下、Alpともいう)標識した抗ヒトアポB−100モ
ノクロナール抗体(B100−228;自家製)を75
μl/ウェルづつ入れ、37℃で1時間反応させた。洗
浄用緩衝液で充分洗浄し、基質4−ニトロフェノールリ
ン酸(以下、pNPPともいう)を75μl/ウェルづ
つ入れ37℃で30分放置後、405nmの波長を測定
した。検体には、高脂血清及び空腹時血清を用いた。結
果を図5、図6に示す。
PBS(pH7.4)で血清を希釈した場合は、全く発
色が見られず、アポB48C末エピトープが露出されて
いないと判断した。界面活性剤を含むPBS(pH7.
4)を用いた場合は、0.1%付近のトライトンX−1
00、ツィーン20、NP−40等の非イオン性界面活
性剤で強い発色がみられた。これら界面活性剤処理で
は、アポB48C末エピトープが露出されたと判断し
た。これに対し、MEGA−8、Brij−35、SD
S等の界面活性剤では、発色が弱いかまたはほとんど見
られなかった。実施例9の結果も考慮すると、MEGA
−8はアポB48C末エピトープ露出効果が弱く、SD
S、特に0.1%以上のSDSは免疫反応を阻害し、B
rij−35は両方に関与している可能性が考えられ
た。
1との反応時に実施例8と同様の各種界面活性剤を添加
し、反応性を検討した。ヌンク社製ELISAプレート
(マキシソーブ)にPBS(pH7.4)で1μg/m
lの濃度に希釈したペプチドC6を75μl/ウェルづ
つ入れ、4℃一晩放置し吸着させた。次に1%BSA−
PBS(pH7.4)を150μl/ウェルづつ入れ、
37℃で5時間放置しマスキングを行った。洗浄用緩衝
液で3回洗浄後、それぞれ2%、0.4%、0.08
%、0.016%の濃度で各種界面活性剤を含むPBS
(pH7.4)を用い、2.5μg/mlに希釈したモ
ノクローナル抗体B48−151を75μl/ウェルづ
つ入れ、37℃で1時間反応させた。洗浄用緩衝液で3
回洗浄後、POD標識抗マウスイムノグロブリン抗体
(ダコ社製)を75μl/ウェルづつ入れ、37℃で1
時間反応させた。洗浄用緩衝液で充分洗浄し、基質AB
TSを75μl/ウェルづつ入れ室温で15分放置後、
405nmの波長を測定した。結果を図7に示す。
0、ツィーン20、NP−40等の非イオン性界面活性
剤では、免疫反応に対する影響はみられなかった。これ
に対し、Brij−35、SDSでは、免疫反応に対す
る影響がみられた。特に、SDSは、0.1%以上では
免疫反応は完全に阻害された。
B−48モノクローナル抗体を取得することが可能とな
ったので、アポB−48を特異的に認識することによ
り、簡易で確実な動脈硬化症の診断及び治療が可能とな
った。
及び免疫測定試薬 <130> FR24 <150> JP 1997299439 <151> 1997-10-15 <160> 3 <210> 1 <211> 5 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> 配列表フリーテキスト アポB−48のC−末端から4残基のアミノ酸配列に相
当する部分に、そのN−末端にシステインを結合したペ
プチド <210> 2 <211> 6 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> 配列表フリーテキスト アポB−48のC−末端から5残基のアミノ酸配列に相
当する部分に、そのN−末端にシステインを結合したペ
プチド <210> 3 <211> 7 <212> PRT <213> Artificial Sequence <220> <223> 配列表フリーテキスト アポB−48のC−末端から6残基のアミノ酸配列に相
当する部分に、そのN−末端にシステインを結合したペ
プチド
モノクローナル抗体の各リポ蛋白フラクションに対する
反応を示す図である。
モノクローナル抗体の各リポ蛋白フラクションに対する
反応の、C6ペプチドによる抑制を示す図である。
モノクローナル抗体を固相としたELISA測定法によ
る試験結果を示す図である。
モノクローナル抗体を固相としたELISA測定法によ
る試験結果を示す図である。
血清を用いた場合の、本発明に係るB48−151モノ
クローナル抗体を固相としたELISA測定法による試
験結果を示す図である。Tx−100はトライトンX−
100、Tx−114はトライトンX−114、Tw−
20はツィーン−20、Tw−80はツィーン−80、
Deoxy−ch.はデオキシコール酸ナトリウムを表
す。PBSは界面活性剤を添加せずに試験を行ったこと
を表す。
時血清を用いた場合の、本発明に係るB48−151モ
ノクローナル抗体を固相としたELISA測定法による
試験結果を示す図である。
モノクローナル抗体を固相としたELISA測定法に対
する界面活性剤の影響の試験結果を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 アポB−48のC末端より6個のアミノ
酸残基からなるペプチド(Leu−Gln−Thr−T
yr−Met−Ile)を哺乳動物(但しヒトを除く)
に免疫することによって得られるリンパ球とミエローマ
細胞とを融合し、得られたハイブリドーマを、ウエスタ
ンブロッティング法により、アポB−48に相当するバ
ンドに対する反応性に基づいて選別し、実質的にアポB
−100とは反応せず、アポB−48を特異的に認識す
るモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマを作製
するハイブリドーマの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のハイブリドーマの製造
方法を用いてなるハイブリドーマ。 - 【請求項3】 ハイブリドーマB48−151(寄託番
号:FERM BP−6473)である請求項2に記載
のハイブリドーマ。 - 【請求項4】 請求項2又は3に記載のハイブリドーマ
から得られるモノクローナル抗体。
Priority Applications (1)
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JP31403298A JP3440852B2 (ja) | 1997-10-15 | 1998-10-15 | ハイブリドーマ、モノクローナル抗体、測定方法及び免疫測定試薬 |
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JP9-299439 | 1997-10-15 | ||
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JP2003096045A Division JP3833183B2 (ja) | 1997-10-15 | 2003-03-31 | ハイブリドーマ、モノクローナル抗体、測定方法及び免疫測定試薬 |
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Family
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013224863A (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Fujirebio Inc | 免疫測定用標準品 |
Families Citing this family (1)
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WO2005093415A1 (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-06 | Shibayagi Co., Ltd. | アポリポタンパク質b-48の測定方法およびその用途 |
-
1998
- 1998-10-15 JP JP31403298A patent/JP3440852B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
Biochimica Biophysica Acta,1996年Vol.1301,No.3,p.221−229 |
Clinical Science,1993,Vol.85,No.5,p.521−524 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013224863A (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Fujirebio Inc | 免疫測定用標準品 |
Also Published As
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