JP3440273B2 - 非線形感受率スペクトル測定法及び非線形感受率スペクトル測定装置 - Google Patents

非線形感受率スペクトル測定法及び非線形感受率スペクトル測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非線形感受率スペ
クトル測定法に関し、さらに詳しくは、第2高調波、パ
ラメトリック変換などの2次非線形光学効果、及び第3
高調波、非線形屈折率などの3次非線形光学効果などの
スペクトル測定に好適に用いることのできる、非線形感
受率スペクトル測定法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、非線形感受率の測定には所定
の波長のレーザ光を用い、このレーザ光を測定試料に照
射することにより行っていた。また、非線形感受率の値
は、使用するレーザ光の波長によって異なる。したがっ
て、測定試料の非線形感受率のレーザ光波長依存性を調
べるべく、前記測定試料の非線形感受率スペクトルを測
定するに際しては、波長の異なる複数のレーザ光を用い
て行っていた。例えば、ポリジアセチレンの縮退3次非
線形感受率を測定する場合、一般には、1300〜21
00の波長領域でのスペクトルが必要となるため、使用
するレーザ光は、約20種類にも及んでいた。したがっ
て、使用するレーザ光の種類に応じてレーザ光源をも複
数用いることが必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな非線形感受率スペクトルの測定に際して、従来のよ
うに20個程度の複数のレーザ光源を用いると、レーザ
光源の準備にあって膨大なコストが発生していまうとい
う問題があった。さらに、スペクトル測定に際しては上
記複数のレーザ光源から単独のレーザ光源を選択し、ス
ペクトルを構成する測定点を一点ずつ測定しなければな
らなかった。このため、測定に長時間を要するととも
に、測定点の数も最大で数十点程度しか得ることができ
ないでいた。したがって、十分に連続な非線形感受率ス
ペクトルを得ることができないという問題もあった。
【0004】本発明は、単独のレーザ光源のみを用い、
これにより非線形感受率スペクトル測定コストの低減が
可能となるとともに、スペクトル測定時間を短縮化で
き、十分な精度の非線形感受率スペクトルを得ることが
できる、新規な非線形感受率スペクトル測定法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の非線形感受率ス
ペクトル測定法は、所定のレーザ光源から発せられたレ
ーザ光を2分割し、分割された一方のレーザ光を透明光
学物質に入射させて白色光を生じさせるとともに、この
白色光を分割された他方のレーザ光とともにこれらの光
軸が一致するようにして光学非線形結晶に入射させるこ
とにより、前記光学非線形結晶内において、前記白色光
と前記他方のレーザ光との周波数差に起因した差周波を
生成させ、前記光学非線形結晶から前記差周波に起因し
た所定の波長領域有する赤外光を発生させ、この赤外光
を測定試料に対して照射することにより、前記測定試料
の非線形感受率スペクトルを測定するようにしたことを
特徴とする。
【0006】すなわち、本発明の非線形感受率スペクト
ル測定法においては、従来と異なり、レーザ光源から発
生されたレーザ光をそのまま測定に使用せずに、ビーム
スプリッタなどで2分割する。そして、分割された一方
のレーザ光を透明光学物質に入射させる。すると、前記
レーザ光はこの透明光学物質内において散乱され、多数
の波長の光が混在してなる白色光が得られるようにな
る。そして、この白色光と分割された他方のレーザ光と
をそれらの光軸が一致するようにして光学非線形結晶に
入射させる。すると、この光学非線形結晶内において、
前記分割された他方のレーザ光と前記白色光との周波数
差に対応して差周波が発生する。この結果、前記光学非
線形結晶からは所定の波長領域の赤外光が出射されるよ
うになる。
【0007】このようにして得られた所定の波長領域を
有する赤外光を試料に照射することにより、かかる波長
領域内において非線形感受率スペクトルが得られるもの
である。すなわち、単一のレーザ光源から所定の波長領
域の赤外光が得られるため、この単一のレーザを用いる
のみで非線形感受率スペクトルの測定が可能となるもの
である。したがって、従来と異なり、スペクトル測定に
必要な複数のレーザ光源を用いる必要がなく、単独のレ
ーザ光源のみでスペクトルの測定が可能となるため、レ
ーザ光源の準備費用を大きく低減させることができる。
【0008】なお、本発明でいう透明光学物質とは、可
視光領域において透明である物質を言い、具体的には、
波長約800nmにおける吸収が0.01以下のものを
いう。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を発明の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の非線形感
受率スペクトル測定法に用いる測定系の一例を示す図で
ある。図1に示す測定系は、レーザ光源1と、透明光学
物質2と、光学非線形結晶3とを具えている。そして、
レーザ光源1と透明光学物質2との間にはビームスプリ
ッタ5が設けられ、透明光学物質2と光学非線形結晶3
との間にはビームスプリッタ6が設けられている。ま
た、ビームスプリッタ5及び6間には、1/2波長板1
3が設けられており、この1/2波長板13とビームス
プリッタ5との間には、上下方向駆動手段27に固定さ
れたミラー23及び24が設けられている。
【0010】レーザ光源1から出射されたレーザ光はビ
ームスプリッタ5に至って2分割される。そして、分割
された一方のレーザ光(以下、「第1のレーザ光」とい
う)は、透明光学物質2に至ってこれを通過する。透明
光学物質2を通過する際、第1のレーザ光はこの物質内
で散乱されるため、出射される光は波長の異なる複数の
光が混在してなる白色光となる。この白色光はミラー2
1及び22で反射されることによってビームスプリッタ
6に至る。一方、分割された他方のレーザ光(以下、
「第2のレーザ光」という)は、ミラー23及び24で
反射された後、1/2波長板13に至りその偏光面が9
0度回転させられる。その後、ミラー25に至って反射
された後、ビームスプリッタ6に至る。
【0011】ビームスプリッタ6において、前記白色光
と第2のレーザ光はこれらの光軸が一致するようにして
合成される。そして、これらの光はレンズ32で収束さ
れた後、光学非線形結晶3に至る。そして、この結晶内
を通過する際に、前記白色光と第2のレーザ光との周波
数差に基づいて差周波が発生する。この結果、光学非線
形結晶3からは前記差周波に起因して所定の波長領域の
赤外光が発せられる。
【0012】この赤外光はレンズ33によって収束させ
られた後、フィルター7を通過して、ビームスプリッタ
8に至る。このビームスプリッタ8において、前記赤外
光は2分割され、分割された一方の赤外光(以下、「第
1の赤外光」という)はミラー26で反射され、レンズ
35で収束されることによって測定試料4に至る。そし
て、所定の波長領域にある第1の赤外光と測定試料との
相互作用によって生じる、非線形光学効果により発せさ
れる所定の波長領域にある非線形光を分光器11によっ
て分光した後、CCDカメラ12で測定するものであ
る。所定の波長領域にある非線形光をCCDカメラで一
括処理するため、これによって測定試料の非線形感受率
スペクトルを得ることができる。すなわち、単一のレー
ザ光源のみによって測定試料の非線形スペクトルを得る
ことができる。
【0013】なお、フィルター7は、光学非線形結晶3
によって差周波発生に寄与することなく通過してきた前
記白色光及び第2のレーザ光が、得られた赤外光に混入
するのを防止するために設けられているものである。す
なわち、フィルター7は、差周波発生によって得られた
赤外光のみを透過し、白色光及びレーザ光は透過しない
ように構成されている。このようなフィルターには市販
のロングパスフィルタの1.0μmカット又は1.3μ
mカットなどを用いることができる。
【0014】図1では、ビームスプリッタ5及び6の間
に1/2波長板13を設けている。これによって、第2
のレーザ光の偏光面が90度回転させられるため、ビー
ムスプリッタ6において白色光と合成されて光学非線形
結晶3に入射する際に、両者の偏光面が直交するように
なる。このように互いの偏光面が直交した状態で光学非
線形結晶に入射すると、差周波の発生がより顕著にな
り、所望の波長の赤外光を効率よく発生させることがで
きる。
【0015】また、実際のレーザ光源においては、レー
ザ光をパルス状に発振させて使用するものが多い。した
がって、図1に示すレーザ光源1としてこのようなレー
ザ光源を用いる場合は、パルス状のレーザ光と第1のレ
ーザ光からの白色光との同期が最適な状態となり、差周
波により発生する赤外光の強度が最大となるように第2
のレーザ光の光路長を変化させることが好ましい。
【0016】図1に示す測定系においては、ミラー23
及び24が固定された上下方向駆動手段27を矢印で示
す方向に上下動させることにより、第2のレーザ光の光
路長を制御できるようになっている。上下方向駆動手段
27としては、例えば、ミラー23及び24をマイクロ
メータに所定の固定部材を用いて固定することにより、
簡易に形成することができる。この場合は、マイクロメ
ータの目盛を調節し、ミラー23及び24を矢印方向に
上下動することによって光路長を変化させる。
【0017】さらに、図1に示す測定系においては、ビ
ームスプリッタ8において分割された他方の赤外光(以
下、「第2の赤外光」という)は、レンズ34で収束さ
せた後分光器9に至り、CCDカメラ10で測定される
ように構成されている。第2の赤外光は第1の赤外光と
同じ波長を有する。したがって、この第2の赤外光のス
ペクトルを測定することによって、非線形感受率スペク
トルに対する基本波スペクトルの測定が可能となる。
【0018】本発明における透明光学物質は、液体状で
あることが好ましい。液体状の透明光学物質は密である
とともに等方性に優れるため、入射したレーザ光を効率
よく白色光に変換することができる。液体状の透明光学
物質としては、四塩化炭素、純水、及びエチレングリコ
ールを例示することができる。なお、このように液体状
の透明光学物質を用いる場合は、この透明光学物質を光
学セルなどの透明容器に封入することによって使用す
る。
【0019】また、本発明における光学非線形結晶につ
いても、非線形性を示し前記白色光及び第2のレーザ光
が入射することにより差周波を生じ、所定の波長領域の
赤外光を発生できるものであれば特には限定されない。
しかしながら、LiB及びβ−BaBの少
なくとも一方を用いることが好ましい。これによって、
白色光とレーザ光の周波数差に起因した差周波を効率よ
く生じさせることができ、所定波長の赤外光効率よく発
生させることができる。
【0020】本発明の測定方法を実施するに際しては、
測定系の動作確認を行うために、非線形感受率の高い標
準物質を用いることが好ましい。特に、動作確認を簡易
かつ制御性よく実施するためには、3次の非線形感受率
が10―9esu以上であることが好ましく、さらには
10−8〜10−9esuの範囲にあることが好まし
い。このような標準物質としては、ポリジアセチレン、
シリコン系ナフタロシアニン、及びAu微粒子分散Ti
薄膜を用いることが好ましい。
【0021】以上のような本発明の測定方法において、
1000〜2500nmの波長領域にある赤外光を得る
ことができ、したがってこの波長領域での非線形感受率
スペルトルを得ることができる。また、この場合におい
て、例えば、チタンーサファイアレーザを用いることが
好ましい。
【0022】図2は、図1に示すような測定系により、
本発明の測定方法を実施して測定試料であるDASTの
3次の非線形感受率スペクトルを測定したものである。
なお、測定においては、レーザ光源1として、チタンー
サファイアレーザ(波長780nm)を用い、透明光学
物質2として四塩化炭素、光学非線形結晶3としてβ−
BaBを用いて測定した場合を示している。この
ように本発明の測定方法によれば、単一のレーザ光源を
用いるのみで測定試料の非線形感受率スペクトルを測定
できることが分かる。
【0023】なお、上記においては、白色光及び第2の
レーザの光学非線形結晶への入射角度を一定にしている
が、この入射角度を変化させることにより、得られる赤
外光の波長領域が異なるようになる。したがって、この
入射角度を適宜に調節することにより、異なる波長領域
における測定試料の非線形感受率スペクトルを単一のレ
ーザ光源で得ることができる。すなわち、単一のレーザ
光源で複数の非線形感受率スペクトルを得ることができ
る。
【0024】以上、具体例を挙げながら発明の実施の形
態に基づいて本発明を詳細に説明してきたが、本発明は
上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸
脱しない限りにおいて、あらゆる変形や変更が可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
単一のレーザ光源から波長が連続的に変化した赤外光を
生成し、この赤外光を測定試料に照射することによりこ
の測定試料の非線形感受率スペクトルを測定するように
している。すなわち、単一のレーザ光源のみで測定試料
の非線形感受率スペクトルが測定できる。したがって、
従来のように測定に必要な複数のレーザ光源を準備する
必要がないため、測定コストを大幅に低減できるととも
に、測定時間の短縮化をも達成させることができる。さ
らには、波長を連続的に変化させて測定できるため、十
分な精度で非線形感受率スペクトルを測定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の非線形感受率スペクトル測定法にお
ける測定系の一例を示す概略図である。
【図2】 本発明の非線形感受率スペクトル測定法によ
って測定した、DASTの3次非線形感受率スペクトル
のグラフである。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 透明光学物質 3 光学非線形結晶 4 測定試料 5、6、8 ビームスプリッタ 7 フィルター 9、11 分光器 10、12 CCDカメラ 13 1/2波長板 21、22、23、24、25、26 ミラー 31、32、33、34、35、36 レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−33965(JP,A) J.Opt.Soc.Am.B,1996 年,Vol.13,No.9,2075−2083 APPLIED OPTICS,1987 年,Vol.26,No.14,2877−2880 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/37 G01J 3/10 G01N 21/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のレーザ光源から発せられたレーザ
    光を2分割し、分割された一方のレーザ光を透明光学物
    質に入射させて白色光を生じさせるとともに、この白色
    光を分割された他方のレーザ光とともにこれらの光軸が
    一致するようにして光学非線形結晶に入射させることに
    より、前記光学非線形結晶内において、前記白色光と前
    記他方のレーザ光との周波数差に起因した差周波を生成
    させ、前記光学非線形結晶から前記差周波に起因した所
    定の波長領域有する赤外光を発生させ、この赤外光を測
    定試料に対して照射することにより、前記測定試料の非
    線形感受率スペクトルを測定するようにしたことを特徴
    とする、非線形感受率スペクトル測定法。
  2. 【請求項2】 前記分割された他方のレーザ光の位相を
    90度回転させ、この分割された他方のレーザ光及び前
    記白色光が前記光学非線形結晶に入射する際において、
    前記分割された他方のレーザ光の偏光面と前記白色光の
    偏光面とが直交するようにしたことを特徴とする、請求
    項1に記載の非線形感受率スペクトル測定法。
  3. 【請求項3】 前記分割された他方のレーザ光の光路長
    を変化させることにより、前記赤外光の強度を調節する
    ようにしたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の
    非線形感受率スペクトル測定法。
  4. 【請求項4】 前記赤外光を2分割し、2分割された一
    方の赤外光を前記測定試料に照射して前記測定試料の非
    線形感受率スペクトルを測定するとともに、分割された
    他方の赤外光は、前記非線形感受率スペクトルに対する
    基本波スペクトルとしてのスペクトルを測定するように
    したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記
    載の非線形感受率スペクトル測定法。
  5. 【請求項5】 前記透明光学物質は、液体状であること
    を特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載の非線
    形感受スペクトル測定法。
  6. 【請求項6】 前記透明光学物質は、四塩化炭素、純
    水、及びエチレングリコールから選ばれる少なくとも一
    種であることを特徴とする、請求項5に記載の非線形感
    受率スペクトル測定法。
  7. 【請求項7】 前記非線形光学結晶は、LiB
    びβ−BaBの少なくとも一方であることを特徴
    とする、請求項1〜6のいずれか一に記載の非線形感受
    率スペクトル測定法。
  8. 【請求項8】 前記非線形感受率スペクトル測定法にお
    いて、3次の非線形感受率の値が10―9esu以上の
    物質を標準物質として用いることを特徴とする、請求項
    1〜7のいずれか一に記載の非線形感受率スペクトル測
    定法。
  9. 【請求項9】 前記標準物質は、ポリジアセチレン、シ
    リコン系ナフタロシニアン、及びAu微粒子分散TiO
    薄膜から選ばれる少なくとも一種であることを特徴と
    する、請求項8に記載の非線形感受率スペクトル測定
    法。
  10. 【請求項10】 前記赤外光の波長領域が1000〜2
    500nmであることを特徴とする、請求項1〜9のい
    ずれか一に記載の非線形感受率スペクトル測定法。
  11. 【請求項11】 前記白色光及び前記分割された他方の
    レーザ光の前記光学非線形結晶への入射角度を変化させ
    ることにより、前記赤外光の波長領域を変化させて、異
    なる波長領域での非線形感受率スペクトルを連続的に測
    定するようにしたことを特徴とする、請求項1〜10の
    いずれか一に記載の非線形感受率スペクトル測定法。
  12. 【請求項12】 所定のレーザ光源から発せられたレー
    ザ光を2分割するレーザ光分割手段と、 分割された一方のレーザ光を内部透過させることにより
    白色光を生成するための透明光学物質と、 前記白色光と分割された他方のレーザ光とをこれらの光
    軸が一致するようにして入射させることにより、前記白
    色光と前記他方のレーザ光との周波数差に起因した差周
    波を生成させ、この差周波に起因した所定の波長領域を
    有する赤外光を発生させるための光学非線形結晶と、 を具えることを特徴とする、非線形感受率スペクトル測
    定装置。
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