JP3439404B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3439404B2 JP31738399A JP31738399A JP3439404B2 JP 3439404 B2 JP3439404 B2 JP 3439404B2 JP 31738399 A JP31738399 A JP 31738399A JP 31738399 A JP31738399 A JP 31738399A JP 3439404 B2 JP3439404 B2 JP 3439404B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、独立した記憶単位
である複数のバンクによって記憶領域が構成されている
半導体記憶装置に関し、特に、幾つかのバンクでセンス
アンプを共有してメモリセルをセンスする半導体記憶装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DRAM(ダイナミック・ランダム・ア
クセス・メモリ)などの半導体記憶装置では、メモリセ
ルを構成している容量を充放電させることで読み出しや
書き込みを行っている。このため、半導体記憶装置の内
部では自身に接続されているCPU(中央処理装置)や
バスの転送速度ほど高速動作させることができない。こ
うしたことから、多数のメモリセルから成るメモリセル
アレイを複数のバンクに分割して、幾つかのバンクを並
行して動作させることによって、半導体記憶装置の外部
から見たときに高速動作するように見せかけている。こ
こで、各バンクは独立して動作するため、こうしたマル
チバンク構成の半導体記憶装置は別々のメモリチップで
構成されていると考えることができる。
【0003】以上のようなマルチバンク構成の半導体記
憶装置としては例えば特開平9−219091号公報に
開示されているものが挙げられる。この公報に開示され
ている半導体記憶装置は、外部から供給されるクロック
のエッジに同期して動作する同期式DRAMであって、
いわゆるSDRAMと呼ばれるものである。この公報に
も開示されているようにSDRAMは4バンク程度の少
数バンクからなるものが一般的である。
【0004】上述したように各バンクは独立しているた
め、複数のバンクを同時に活性化させて動作させるため
に、バンクを制御する制御回路やこれら制御回路が生成
する各種信号の信号線などをバンク毎に別々に設けて配
線している。なお、これら制御回路としては、外部から
供給されるアドレス信号をデコードする行デコーダ(X
デコーダ)及び列デコーダ(Yデコーダ),アドレス信
号等の各種入力信号をバッファリングするためのバッフ
ァ,メモリセルをセンスするセンスアンプ列,これらの
回路を制御するための各種タイミング信号を生成するタ
イミング制御回路などがある。
【0005】このように制御回路や信号線をバンク毎に
設けるようにしても、バンク数が4バンク程度であれば
それほど問題とはならない。しかしながら、記憶容量の
増大や同時動作可能なバンク数を増やして高速動作させ
るために、バンク数を4バンクよりもさらに増やして1
6バンク,32バンクなどとすると、バンク数の増加に
つれてそれだけチップサイズが増大してしまう問題を生
じる。特に、タイミング制御回路の占有面積はこれ以外
の制御回路に比べてかなり大きいため、4バンク程度で
は許容範囲内であっても16バンク,32バンクなどの
多バンク構成になってくるとその面積増加はかなりもの
になる。
【0006】すなわち、タイミング制御回路は、個々の
制御信号がそれぞれ所望のタイミングで出力されるよう
に、外部から与えられるコマンドをデコードして得た信
号を適宜遅延させて各制御信号を生成している。この遅
延をつくるためにはインバータを多段に縦続接続して構
成する必要があるため、占有面積がどうしても大きくな
ってしまう。また、制御信号の中には半導体記憶装置内
の各部へ供給されるものもあるため、多段接続されたイ
ンバータの出力にはサイズの大きなトランジスタで構成
した駆動能力の大きなドライバを設ける必要があり、や
はり大きな面積を占めることになる。
【0007】こうしたことから、バンク毎に設けられて
いる制御回路の一部を複数のバンク間で共有化させるこ
とが行われてきている。その一つに、隣接するバンク間
でセンスアンプを共有するシェアードセンスアンプ構成
を採用する半導体記憶装置がある。図6はこの種の半導
体記憶装置についてその概略構成を示したものであっ
て、多数存在するバンクのうち3個のバンク100-0〜
100-2に関連する部分だけを取り出して描いたもので
ある。図6において、例えばバンク100-0がメモリセ
ルをセンスするために使用するのはセンスアンプ列10
1-0及び101-01 であり、バンク100-1がメモリセ
ルをセンスアンプするために使用するのはセンスアンプ
列101-01 及び101-12 である。
【0008】つまり、センスアンプ列101-01 はバン
ク100-0及びバンク100-1で共有されており、セン
スアンプ列101-12 や図示した以外のセンスアンプ列
も同様である。こうしたバンク間の共有化を行うことで
センスアンプ列の数をほぼ半減させることができる。例
えば、各バンクの両脇にそれぞれセンスアンプ列を設け
た場合、半導体記憶装置が16バンクで構成されていれ
ば合計32個のセンスアンプ列が必要となる。これに対
して、シェアードセンスアンプ構成とすることで合計1
7個のセンスアンプ列を設ければ済むことになる。な
お、シェアードセンスアンプ構成の半導体記憶装置では
バンク間でセンスアンプ列を共有しているため、各バン
クが完全に独立して動作するわけではない。すなわち、
センスアンプ列を共有するバンク間で同時に活性化され
るバンクは1つに限定される。
【0009】次に、バンクイネーブル信号102-0〜1
02-2はそれぞれバンク100-0〜100-2を活性化さ
れるときに有効化される信号である。ここで、図示を省
略したバンクデコーダは半導体記憶装置に入力されたア
ドレス信号の上位部分にあるバンクアドレスをデコード
しており、このデコード結果でどのバンクが対象となっ
ているかが分かる。そこで、このデコード結果をバンク
毎に設けられたラッチ回路に保持するようにして、これ
らラッチ回路の出力をバンクイネーブル信号としてい
る。また、行デコーダ103-0〜103-2はそれぞれバ
ンク100-0〜100-2に対応しており、上記アドレス
信号に含まれる行アドレスをデコードして決まる各バン
ク内の特定のワード線を活性化させる。さらに、制御回
路104-0は、バンク100-0に関連するセンスアンプ
列101-0,行デコーダ103-0等の各部を制御するも
のであって、制御回路104-1,104-2も同様であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バンクの状
態としてはバンク内のメモリセルにアクセス可能な活性
化状態,活性化のためにビット線対等のプリチャージを
行っている状態,隣接するバンクが活性化されているた
めに自身のバンクを活性化してはならない状態などがあ
る。しかるに、従来の半導体記憶装置における制御回路
ではこうしたバンクの状態を何ら考慮しておらず、半導
体記憶装置外部から指定されたバンクアドレスだけに基
づいてワード線やセンスアンプ列を活性化させている。
【0011】さらに詳述すると、マルチバンク構成の半
導体記憶装置では特定のバンクを活性化させるためのA
CT(ACTivate)コマンドや、特定のバンクを非活性化
させてプリチャージを行う PRE(PREcharge)コマン
ドなどが定義されており、これらコマンドを半導体記憶
装置に適宜発行してアクセス制御を行っている。ところ
が、上述したようにバンクアドレスだけをもとにバンク
を活性化させていると次のようなことが論理的に可能と
なってしまう。
【0012】例えば、バンク100-0にACTコマンド
を送出して当該バンクを活性化させたのち、当該バンク
が活性化状態にあって未だPREコマンドが発行されて
いない状態であっても、隣接するバンク100-1にAC
Tコマンドを送出して当該バンクを活性化させることが
可能である。つまり、バンクイネーブル信号102-0〜
102-2は上述したバンクデコーダでデコードされるこ
とから同時には有効とはならず、隣接するバンクが全く
同じタイミングで活性化されることはない。しかしなが
ら、ある時間間隔をおいて隣接するバンクを次々に活性
化させることは可能である。
【0013】こうした状態になると、後続のACTコマ
ンドで指定されたバンク100-1のメモリセルのデータ
が破壊されてしまう問題が生じる。センスアンプの一般
的な動作は、メモリセルが接続されてビット線対を予め
(1/2)Vcc(但し、Vccは半導体記憶装置内部
の電源電位)にプリチャージしておき、ワード線を活性
化させたことでメモリセルのデータがビット線対に現れ
たところをセンスして増幅するようにしている。ところ
が、隣接するバンクが同時に活性化される状況下では、
例えばセンスアンプ列101-01 がバンク100-0内の
メモリセルのデータを増幅中かあるいは増幅し終えた時
点で、隣接するバンク100-1中のメモリセルから読み
出されたデータに相当する電位がバンク100-1側のビ
ット線対に載せられてセンスアンプ列101-01 に出力
される。
【0014】つまり、バンク100-0内のメモリセルの
データに相当する電位が十分増幅されたところに、バン
ク100-1内のメモリセルのデータに相当する微小な電
位が載ってくることになる。このため、先に活性化され
たバンク100-0のデータが正しくセンスされるのに対
して、後から活性化されたバンク100-1内のメモリセ
ルのデータは正しくセンスされないことになる。また、
DRAMなどの半導体記憶装置はセンス動作によってメ
モリセルのデータが破壊される破壊読み出しであるた
め、このセンス動作に引き続いてセンスアンプの保持デ
ータに基づく再書き込み動作がメモリセルに対して行わ
れる。このため、十分に増幅されたバンク100-0側の
データでバンク100-1側のメモリセルへ再書き込みが
行われてしまい、結果的にバンク100-1側のメモリセ
ルのデータが壊れてしまう。
【0015】もっとも、シェアードセンスアンプ構成の
半導体記憶装置では、あるバンクを活性化させていると
きに当該バンクとセンスアンプを共有している隣接バン
クへのアクセスが仕様上禁止されている。したがって、
仕様を遵守してコマンドを発行している限りは上述した
ような問題が生じることはまずない。換言すれば、こう
した状況が生じるとすれば、それはバンクアドレスの指
定に誤りがあるときやコマンドの発行順序が誤っている
などコマンドの誤入力がなされた場合であって通常は起
こり得ない。しかしながら、このような単なる誤りが原
因でメモリセルのデータが破壊されてしまうのは決して
好ましいことではなく、こうしたデータ破壊からの保護
を図ることが望ましい。
【0016】また、通常動作以外で隣接するバンクが同
時に活性化されるケースとしては例えば電源投入時が考
えられる。すなわち、電源投入時にはバンクイネーブル
信号が保持されるラッチ回路の内容が不定になるため、
センスアンプ列を共有している隣接バンクのバンクイネ
ーブル信号が同時に有効となってしまうことが有り得
る。こうした状況を想定して、電源投入中を表すパワー
オン系の信号でバンクイネーブル信号が同時に有効化さ
れることを抑えるようにはしているが、こうしたパワー
オン系の信号が電源投入に伴って送出されない場合もあ
るため、そうした場合には上述した問題がやはり生じう
る。
【0017】このほか、複数のバンクが同時に活性化さ
れることでワード線やセンスアンプ列も同時に活性化さ
れることになるため、こうしたことに起因する消費電流
の増大といった問題も出てくる。しかも、こうした問題
は通常動作時における消費電流の増大にとどまるもので
はない。すなわち、最近の半導体記憶装置は8チップ,
16チップなどの単位でモジュール化して使用するのが
一般的になってきている。このため、電源投入時にモジ
ュール内の各チップで消費電流が増大する事態が生じる
と、モジュールに対する電流供給量が限界を越えてしま
って電源が立ち上がらなくなるといった事態も生じてく
る。
【0018】なお、隣接するメモリブロック間でセンス
アンプ列が競合するのを防止するようにしたシェアード
センスアンプ構成の半導体記憶装置として、例えば特開
平9−288888号公報に開示されているものが挙げ
られる。しかしながら、この公報に開示された半導体記
憶装置では、先に活性状態とされたメモリブロックを非
活性状態にしたのちに、後から活性化しようとしている
メモリブロックを活性状態にしている。このため、活性
化状態のメモリブロックをプリチャージして非活性状態
にする動作の分だけ消費電流が増大してしまうという欠
点がある。また、この半導体記憶装置では先に活性状態
とされたメモリブロックがプリチャージされるため、当
該メモリブロックに対する次のアクセスがファーストア
クセスとなってしまう。このため、ページアクセス等が
不可能であって性能向上を図ることができないといった
欠点もある。
【0019】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、シェアードセンスアンプ構成の半導
体記憶装置において、活性化すべきバンクの誤まった指
定や電源投入時における不安定な状態などに起因して、
センスアンプを共有する複数のバンクが同時に活性化さ
れることを回避できる半導体記憶装置を提供することに
ある。すなわち、センスアンプを共有するバンクを同時
に活性化させないことで、メモリセルのデータが破壊さ
れるのを未然に防ぐとともに、消費電流の増大に起因し
て電源が立ち上がらないといった事態を引き起こさない
半導体記憶装置を提供することをその目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、独立して動作するバンク
内のメモリセルに保持されたデータをセンスするセンス
手段をバンク間で共有した半導体記憶装置において、
部から供給されるバンクアドレスをデコードして、前記
バンクを指定するためのバンク選択信号を各バンクにつ
いて生成するバンクデコード手段と、バンク毎に設けら
れ、対応するバンクの活性化が指示されたときに、該活
性化すべきバンクとの間で前記センス手段を共有してい
る他のバンクのうちの何れか一つでも活性化されていれ
ば、前記活性化すべきバンクを活性化させるためのバン
クイネーブル信号を無効化して、該バンクを活性状態に
することなく非活性状態とするとともに、各バンクに共
通のタイミング信号,対応するバンクについて生成され
た前記バンク選択信号,および前記他のバンクについて
生成された前記バンクイネーブル信号に基づいて、前記
メモリセルへのアクセスに用いるバンク固有のタイミン
グ信号を生成する制御手段を具備したことを特徴とし
ている。また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の
発明において、外部から供給される行アドレスをデコー
ドして前記バンク内のワード線を活性化させる行デコー
ド手段が前記バンク毎に設けられ、前記行デコード手段
は、自身に対応するバンクの前記バンクイネーブル信号
が無効化されているときに、該バンク内のワード線を活
性化させないことを特徴としている。
【0021】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明において、前記バンク内のビット線対を
プリチャージするプリチャージ手段が前記バンク毎に設
けられ、前記制御手段は、前記活性化すべきバンクの前
記バンクイネーブル信号が無効化されているときに、該
バンクに対応する前記プリチャージ手段へ前記ビット線
対のプリチャージを指示するためのプリチャージ信号を
無効化することを特徴としている。また、請求項4記載
の発明は、請求項1〜3の何れかの項記載の発明におい
て、前記バンク内のビット線対をプリチャージするため
に前記バンク毎に設けられたプリチャージ手段と前記セ
ンス手段との間を接続又は切断するスイッチ手段を有
し、前記制御手段は、前記活性化すべきバンクの前記バ
ンクイネーブル信号が無効化されているときに、該バン
クに対応する前記プリチャージ手段に接続された前記ス
イッチ手段を切断することを特徴としている。
【0022】また、請求項5記載の発明は、請求項1〜
4の何れかの項記載の発明において、前記制御手段は、
前記活性化すべきバンクに対応した前記センス手段を活
性化させるためのセンスアンプイネーブル信号を発生さ
せる際に、該バンクの前記バンクイネーブル信号が無効
化されていれば、該バンクに対応する前記センスアンプ
イネーブル信号を無効化し、前記センス手段は、該セン
ス手段を共有しているバンクに対応する前記センスアン
プイネーブル信号の何れかが有効化されていれば活性化
されるように構成されていることを特徴としている。ま
た、請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかの項
記載の発明において、前記制御手段は、前記バンクイネ
ーブル信号を無効化するための論理回路を自身の最終段
近端に設けていることを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。 〔構成の説明〕本実施形態では同一構成をした16個の
バンクを備えた半導体記憶装置を例に挙げて説明を行っ
てゆく。図1は本実施形態による半導体記憶装置の構成
を示したブロック図であって、本発明の特徴部分に関連
する構成要素だけを主に示している。このため、個々の
メモリセル,列デコーダ(Yデコーダ),列選択スイッ
チ,I/O(入出力)線,読み出しアンプ,書き込みア
ンプ,出力バッファ,I/Oパッドなど、一般的なDR
AMが備えていて当業者に周知な構成要素については全
て図示を省略してある。
【0024】図1では、図6に準じて16個のバンクの
中から3個のバンクB0〜B2のみを抽出して示してい
るが、例えばバンクB2の右隣にはさらに13個のバン
クB3〜B15が存在している。まずバンクB0の場
合、行方向には複数のワード線WL0,…,WL0が配
線されるとともに列方向には複数のビット線対が配線さ
れる。なお、ワード線については両端のみを示すととも
に、ビット線対に関してはビット線対BL0a,BL0
bのみを示してある。次に、行デコーダ1-0はバンクイ
ネーブル信号BE0及び行アドレス信号RA(何れも詳
細は後述)に基づいてバンクの行方向のデコードを行
う。すなわち、バンクイネーブル信号BE0が“H”レ
ベル(すなわち電源電位Vcc)となってバンクB0が
活性化されたときに、ワード線WL0,…,WL0の中
から行アドレス信号RAで指定された何れかの1本のワ
ード線だけを活性化させる。
【0025】次に、符号2-0a ,2-0b は何れもプリチ
ャージ回路であって、実際はビット線対毎にプリチャー
ジ回路が設けられているが、ここでは図示されているビ
ット線対BL0a,BL0bに対応したプリチャージ回
路だけを示してある。これらのうちのプリチャージ回路
2-0a は、プリチャージ信号PDL0が“H”レベルと
なったときにビット線対BL0aを電位(1/2)Vc
cにプリチャージする。なお、Vccは半導体記憶装置
内部の電源電位であって、これ以後は「HVcc」(Ha
lf Vcc)と略記することがある。プリチャージ回路2-0
b も同様であって、プリチャージ信号PDL0に従って
ビット線対BL0bを電位HVccにプリチャージす
る。
【0026】次に、バンクB1及びバンクB2の構成も
バンクB0と同様であって、行デコーダ1-0には行デコ
ーダ1-1及び行デコーダ1-2がそれぞれ対応し、ワード
線WL0にはそれぞれワード線WL1及びワード線WL
2が対応し、ビット線対BL0a,BL0bにはそれぞ
れビット線対BL1a,BL1b及びビット線対BL2
a,BL2bが対応し、プリチャージ回路2-0a ,2-0
b にはそれぞれプリチャージ回路2-1a ,2-1b 及びプ
リチャージ回路2-2a ,2-2b が対応している。また、
これらバンクではプリチャージ信号PDL0に代えてそ
れぞれプリチャージ信号PDL1,PDL2が用いられ
る。
【0027】次に、符号3-0,3-01 ,3-12 は何れも
センスアンプ列であって、16バンクの場合にはこれら
センスアンプ列を含めて全部で17個のセンスアンプ列
が設けられている。このうち、図中左端に位置するセン
スアンプ列3-0および図示しない右端のセンスアンプ列
はバンク間で共有されておらず、それぞれバンクB0,
B15専用のものとなっている。一方、これら2つのセ
ンスアンプ列以外は、センスアンプ列3-01 ,3-12 を
含めて何れも隣接するバンク間で共有されている。何れ
のセンスアンプ列も、バンクの列方向のビット数(すな
わちビット線対の数)の“1/2”に相当する台数のセ
ンスアンプが上下方向に一列に並べられており、各バン
クの両脇に配置された2個のセンスアンプ列で各バンク
の全てのビット線対をセンスすることができる。なお、
センスアンプ列を各バンクの両脇に配してビット線対を
互い違いに両センスアンプ列へ接続しているのは、セン
スアンプ間のピッチを広げることでセンスアンプの配置
を容易にするためである。
【0028】図1では、ビット線対やプリチャージ回路
の図示に合わせて、各センスアンプ列を構成する1台の
センスアンプ4-0,4-01 ,4-12 のみを図示してあ
る。このうち、センスアンプ4-0はバンク間で共有され
ておらず、センスアンプイネーブル信号SE0が“H”
レベルとなった場合に、バンクB0に属するビット線対
BL0bに接続されているメモリセルのデータをセンス
する。一方、センスアンプ4-01 はバンク間で共有され
ているため、バンクB0に属するビット線対BL0a,
バンクB1に属するビット線対BL1aに接続された何
れかのメモリセルのデータをセンスする。
【0029】そのために、センスアンプイネーブル信号
SE01がバンクB0又はバンクB1中のメモリセルを
センスするのに伴って有効化される。センスアンプ4-1
2 もセンスアンプ4-01 と同様であって、バンクB1に
属するビット線対BL1bまたはバンクB2に属するビ
ット線対BL2bに接続された何れかのメモリセルのデ
ータをセンスする。そのために、センスアンプイネーブ
ル信号SE12はバンクB1又はバンクB2中のメモリ
セルをセンスするのに伴って有効化される。なお、個々
のセンスアンプの構成としては一般的なDRAMに適用
されている各種の構成を採用することができる。
【0030】次に、各ビット線対をセンスするセンスア
ンプと当該ビット線対をプリチャージするプリチャージ
回路との間にはスイッチが設けられている。例えば、ビ
ット線対BL0aに対応するプリチャージ回路2-0a と
センスアンプ4-01 の間にはスイッチ5-0a が存在す
る。このスイッチ5-0a にはスイッチ制御信号TG0が
供給されており、その信号レベルが半導体記憶装置内部
の昇圧レベルに相当する電位“VBoot”であればビ
ット線対BL0aとセンスアンプ4-01 の間を導通さ
せ、同ゲート号TG0が“L”レベルであればこれらの
間を切り離すように構成される。このほか、スイッチ制
御信号TG0はプリチャージ動作に伴って電源電位Vc
cにプリチャージされる。これ以外のスイッチ5-0b ,
5-1a ,5-1b ,5-2a ,5-2b もスイッチ5-0a と全
く同様の構成であって、図示したようにスイッチ制御信
号TG0〜TG2で制御される。
【0031】バンク間で共有されているセンスアンプ列
には2個のスイッチが接続されているが、各スイッチに
供給されるスイッチ制御信号が同時に“H”レベルとな
ってこれら両スイッチが同時にオンとなることはない。
例えば、センスアンプ4-01に接続されたスイッチ5-0a
,5-1a に供給されるスイッチ制御信号TG0,TG
1が同時に電位VBootとならないように、これら信
号のレベルが制御される。このことはスイッチ制御信号
TG1,TG2などについても同様である。例えばスイ
ッチ5-0a ,5-1a はビット線対BL0a,ビット線対
BL1aのうちの何れか一方を選択してセンスアンプ4
-01 に接続させている。これにより、センスアンプ列が
バンク間で共有されていても、これらバンク内のメモリ
セルから読み出された双方のデータがぶつかってしまっ
て正常にセンス動作を行えなくなる不具合が起こらない
ようにしている。
【0032】ここで、図2は図1に示したプリチャージ
回路およびスイッチの詳細構成を関連する回路とともに
示したものであって、図1に示したプリチャージ回路2
-0a,2-1a およびスイッチ5-0a ,5-1a の近傍だけ
を抽出したものである。なお、図2において図1に示し
た構成要素と同じものには同一の符号を付してある。図
2において、ビット線BLT0a,BLN0aはビット
線対BL0aを構成するtrue/notのビット線で
あり、ビット線BLT1a,BLN1aはビット線対B
L1aを構成するtrue/notのビット線である。
【0033】次に、スイッチ5-0a はビット線BLT0
a,BLN0aについてそれぞれ設けられたnチャネル
のトランジスタ(以下「TR」と略記することがある)
21,22で構成されている。これらTR21,TR2
2のゲート端子には図1で説明したスイッチ制御信号T
G0が供給されている。また、TR21,TR22のソ
ース端子およびドレイン端子のうちの一方がビット線対
BLT0a,BLN0aにそれぞれ接続され、他方がセ
ンスアンプ4-01 のtrue側,not側にそれぞれ接
続されている。なお、図示したようにスイッチ5-1a の
詳細回路構成はスイッチ5-0a と全く同様である。
【0034】一方、プリチャージ回路2-0a はnチャネ
ルのTR23〜25で構成されており、これらトランジ
スタの全てのゲート端子にプリチャージ信号PDL0が
供給されている。また、TR23,24はソース端子お
よびドレイン端子の一方がそれぞれビット線BLT0
a,BLN0aに接続され、他方が電位HVccを持つ
電源電位HVCに接続されている。なお、この電源電位
HVCは半導体記憶装置内部に設けられた図示しない電
源回路が生成している。TR23,TR24はプリチャ
ージ信号PDL0が“H”レベルとなったときにビット
線BLT0a及びビット線BLN0aを電位HVCCに
接続する。一方、TR25は同じくプリチャージ信号P
DL0が“H”レベルとなったときにビット線BLT0
a,BLN0a間をショートさせる。なお、図示したよ
うにプリチャージ回路2-1a の詳細回路構成はプリチャ
ージ2-0a と全く同様である。
【0035】次に、再び図1を参照すると、アドレス信
号ADRは半導体記憶装置外部から供給されるものであ
って、同じく外部から入力されるコマンドに応じた各種
のアドレスがそれぞれ所定のタイミングで与えられる。
行アドレスバッファ6はアドレス信号ADRに含まれて
いる行アドレス部分を行アドレス信号RAとして半導体
記憶装置内の各部に供給するため、行アドレスのバッフ
ァリングを行う。
【0036】次に、バンクデコーダ7はアドレス信号A
DRに含まれている4ビットのバンクアドレスをデコー
ドするものであって、当該バンクアドレスで指定された
バンクB0〜B15のうちの何れかに対応してバンク選
択信号/BS0〜/BS15のうちの何れかを有効化す
る。ここで、信号名に付与された記号“/”は信号を反
転させた負論理の信号であることを意味している。した
がって、例えば、バンクアドレスでバンクB1が指定さ
れたときにはバンク選択信号/BS1だけが“L”レベ
ルとなる。また、バンクデコーダ7はアドレスイネーブ
ル信号AEが“H”レベルのときにだけ何れかのバンク
選択信号を有効化させ、アドレスイネーブル信号AEが
“L”レベルであれば何れのバンク選択信号も無効化さ
れる。
【0037】このほか、バンクデコーダ7はアドレス信
号ADRに含まれている4ビットのプリチャージバンク
アドレスをデコードすることで、当該プリチャージバン
クアドレスで指定されたバンクB0〜B15の何れかを
プリチャージするために、バンク選択信号/BS0〜/
BS15のうちの何れかを“L”レベルにする。なお、
実際にはバンクアドレスとプリチャージバンクアドレス
の区別はなく、行アドレス活性化信号RAAが有効にな
っているタイミングであればバンクアドレスであり、行
アドレス非活性化信号RADが有効になっているタイミ
ングであればプリチャージバンクアドレスである。
【0038】なお、行アドレス活性化信号RAAはバン
クを活性化するためのACTコマンドが半導体記憶装置
外部から入力されたときに有効化される信号であり、行
アドレス非活性化信号RADはバンクをプリチャージす
るためのPREコマンドが半導体記憶装置外部から入力
されたときに有効化される信号である。ちなみに、AC
Tコマンドはバンクの指定および行アドレスの指定を伴
っているため、1個のACTコマンドで複数のバンクが
同時に活性化されることはなく、ACTコマンドを順次
発行することで所定の時間差をおいて異なるバンクが活
性化されることになる。
【0039】次に、バンクイネーブル信号生成回路10
-0〜10-2はそれぞれバンクB0〜B2を活性化させる
ためのバンクイネーブル信号BE0〜BE2を生成す
る。後に詳述するように、これらバンクイネーブル信号
は、センスアンプを共有している隣接バンクが活性化さ
れているときには有効化されないような制御がなされ
る。このため図1では、例えばバンクイネーブル信号生
成回路10-1では隣接バンクB0,B2に対応するバン
クイネーブル信号BE0,BE2の反転信号が入力され
るように描いてあり、それによって隣接バンクが活性化
されているときにバンクB1が活性化されないことが端
的に分かるようにしている。なお、以下に示すバンクイ
ネーブル信号生成回路の構成例では隣接バンクに対応す
るバンクイネーブル信号が反転されずにそのまま入力さ
れるようにしているが、反転信号を入力するか否かは適
宜決定すれば良い設計事項に過ぎない。
【0040】次に、図3は図1に示したバンクイネーブ
ル信号生成回路の具体的構成を示したものであって、図
1に示したものと同一の構成要素,信号名については同
一の符号を付してある。図3では図1に準じてバンクイ
ネーブル信号生成回路10-0〜10-2だけを示してい
る。また、ここではバンクイネーブル信号生成回路10
-1を中心に説明するため、バンクイネーブル信号生成回
路10-1についてのみその詳細構成を図示してあるが、
バンクイネーブル信号生成回路10-0,10-2もバンク
イネーブル信号生成回路10-1と同様の内部構成となっ
ている。
【0041】最初に、バンクイネーブル信号生成回路1
0-1へ入力される信号について説明してゆく。まず、バ
ンクイネーブルセット信号BESはバンクイネーブル信
号を有効化するための信号であって、行アドレス活性化
信号RAAが有効にされてから予め決められた時間後に
一定期間だけ活性化される。また、バンク選択信号/B
S1は、上述したように図1のバンクデコーダ7から出
力されるデコード信号である。次に、バンクイネーブル
リセット信号BERはバンクイネーブル信号を無効化す
るための信号であって、行アドレス非活性化信号RAD
が有効化されてから予め決められた時間後に一定期間だ
け活性化される。次に、バンクイネーブル信号BE0,
BE2はそれぞれバンクB0,B2に対応したバンクイ
ネーブル信号であって、バンクイネーブル信号BE1と
同様にしてバンクイネーブル信号生成回路10-0,10
-2で生成され、バンクイネーブル信号生成回路10-1に
供給される。
【0042】次に、バンクイネーブル信号生成回路10
-1の内部構成について説明する。まず、インバータ5
1,52は何れもバンク選択信号/BS1を反転させて
正論理に戻すためのものである。ナンド(NAND)ゲ
ート53,54はごく一般的なセット・リセット型フリ
ップフロップ(以下「SR・FF」という)を構成して
おり、バンクB1に関するバンクのイネーブル/ディス
エーブル状態を保持するためのものである。なお、この
SR・FFの出力はバンク活性化信号BA1であって、
従来の半導体記憶装置ではバンクイネーブル信号BE1
に代えてバンク活性化信号BA1がそのままバンクイネ
ーブル信号生成回路10-1に相当する回路から出力され
るようになっている。また、バンクイネーブル信号生成
回路10-0,10-2内でバンク活性化信号BA1に相当
するSR・FFの出力をそれぞれバンク活性化信号BA
0,BA2(何れも図示省略)と呼ぶことにする。
【0043】次に、ナンドゲート55はバンクイネーブ
ルセット信号BESが有効になったときにバンクアドレ
スでバンクB1が指定されていればその出力が“L”レ
ベルとなるものであって、この出力が上記SR・FFに
対するセット信号となる。一方、ナンドゲート56はバ
ンクイネーブルリセット信号BERが有効になったとき
にプリチャージバンクアドレスでバンクB1が指定され
ていればその出力が“L”レベルとなるものであって、
この出力が上記SR・FFに対するリセット信号とな
る。なお、活性化させようとしているバンクとプリチャ
ージさせようとしているバンクが同一であることは仕様
上有り得ないため、上記SR・FFに対してセット信号
とリセット信号が同時に有効となってSR・FFの出力
が不定になるような状況は考慮しなくとも良い。
【0044】次に、ノア(NOR)ゲート57及びナン
ドゲート58は、バンクB1の両隣にあるバンクB0,
B2のうちの何れか一方でも活性化されている場合に、
バンクイネーブル信号BE1が有効になってバンクB
0,B1又はバンクB1,B2の双方が同時に活性化さ
れるのを阻止するための回路である。そのために、ノア
ゲート57はバンクイネーブル信号BE0,BE2の何
れかが有効であればその出力を“L”レベルとして、バ
ンク活性化信号BA1のレベルに依らずナンドゲート5
8の出力を“H”レベルに強制する。ナンドゲート58
は、上記SR・FFがセットされていてバンク活性化信
号BA1が有効であって、両隣のバンクB0,B2が何
れも非活性状態のときに、インバータ59を介してバン
クイネーブル信号BE1を“H”レベルにする。
【0045】これ以外のバンクイネーブル信号生成回路
もバンクイネーブル信号生成回路10-1と同様であっ
て、バンク選択信号として各バンク対応の信号が入力さ
れる点、および、バンクイネーブル信号として各バンク
の両隣に対応するバンクのものが入力される点が異なる
だけである。例えば、バンクイネーブル信号生成回路1
0-2では、バンクB2に対応したバンク選択信号/BS
2が入力されるとともに、バンクイネーブル生成回路1
0-1およびバンクB3に対応したバンクイネーブル信号
生成回路(図示省略)からそれぞれ出力されるバンクイ
ネーブル信号BE1,BE3が入力される。
【0046】なお、バンクB0およびバンクB15に関
しては隣接するバンクが何れも一つしか存在しない。し
たがって、バンクB0,B15に対応するバンクイネー
ブル信号生成回路にはそれぞれ隣接バンクB1,B14
に対応したバンクイネーブル信号BE1,BE14だけ
が入力される。また、これらバンクB0,B15に対応
したバンクイネーブル信号生成回路を構成するには、図
3に示したノアゲート57に代えてインバータを用い、
各々が隣接しているバンクイネーブル生成回路から出力
されるバンクイネーブル信号BE1,BE14を当該イ
ンバータの入力へ供給すれば良い。あるいは、全てのバ
ンクについてバンクイネーブル信号生成回路の構成を同
一にしたいのであれば、例えばバンクイネーブル信号B
E1をバンクイネーブル信号生成回路10-1内のノアゲ
ート57の双方の入力端子へ供給すれば良い。このこと
は、バンクB15に対応したバンクイネーブル信号生成
回路についても同様である。
【0047】次に、再び図1を参照すると、制御回路1
1-0〜11-2はそれぞれバンクB0〜B2に対応するも
のであって、それぞれのバンクに対応する回路各部へ供
給する制御信号を内部のラッチ(図示省略)に保持す
る。例えば制御回路11-0は、プリチャージ信号PDL
0,センスアンプイネーブル信号SE0,スイッチ制御
信号TG0に対応してそれぞれラッチを内蔵している。
そして、バンクイネーブル信号BE0,バンク選択信号
/BS0,プリチャージリセット信号PRR,プリチャ
ージセット信号PRS,センスアンプイネーブルリセッ
ト信号SER,センスアンプイネーブルセット信号SE
Sに従って、プリチャージ信号PDL0,センスアンプ
イネーブル信号SE0,スイッチ制御信号TG0を生成
する。
【0048】さらに詳述すると、制御回路11-0はバン
ク選択信号/BS0が“L”レベルになっていてバンク
B0が選択されているときに、プリチャージセット信号
PRSが“H”レベルとなることでプリチャージ信号P
DL0を“H”レベルにセットするとともに、プリチャ
ージ信号リセット信号PRRが“H”レベルになること
でプリチャージ信号PDL0を“L”レベルにリセット
する。ただし、制御回路11-0はバンクイネーブル信号
BE0が“H”レベルとなっているときのみプリチャー
ジ信号PDL0が“L”レベルになるように制御してい
る。
【0049】また、制御回路11-0はバンク選択信号/
BS0が“L”レベルになっていてバンクB0が選択さ
れているときに、センスアンプイネーブルセット信号S
ESが“H”レベルとなることでセンスアンプイネーブ
ル信号SE0を“H”レベルにセットするとともに、セ
ンスアンプイネーブルリセット信号SERが“H”レベ
ルとなることでセンスアンプイネーブル信号SE0を
“L”レベルにリセットする。ただし、制御回路11-0
はバンクイネーブル信号BE0が“H”レベルとなって
いるときにのみセンスアンプイネーブル信号SE0が
“H”レベルとなるように制御している。
【0050】さらに、制御回路11-0はバンク選択信号
/BS0が“L”レベルになっていてバンクB0が選択
されているときに、センスアンプイネーブル信号SE0
が“H”レベルになるのに先だってスイッチ制御信号T
G0を電位VBootに設定するとともに、センスアン
プ列3-0およびセンスアンプ列3-01 によるセンス動作
が完了してからスイッチ制御信号TG0を“L”レベル
に設定する。ただし、制御回路11-0はバンクイネーブ
ル信号BE0が“H”レベルとなっているときにのみス
イッチ制御信号TG0が電位VBootとする。また、
制御回路11-0は隣接バンクのバンクイネーブル信号が
“H”レベルから“L”レベルとなったとき、スイッチ
制御信号TG0を“L”レベルから電源電位Vccに設
定する。
【0051】制御回路11-1〜11-3も制御回路11-0
と同様の構成であって、入力される信号の一部が異なる
だけである。例えば制御回路11-1では、バンク選択信
号/BS0の代わりにバンク選択信号/BS1を用いる
点、および、バンクイネーブル信号BE0の代わりにバ
ンクイネーブル信号BE1を用いる点が相違している。
次に、オア(OR)ゲート12-1はセンスアンプイネー
ブル信号SE0,SE1の論理和をとることでセンスア
ンプイネーブル信号SEO1を生成する。同様に、オア
ゲート12-2はセンスアンプイネーブル信号SE1,S
E2の論理和をとってセンスアンプイネーブル信号SE
12を生成する。
【0052】なお、以上説明したように、行デコーダお
よび制御回路をバンクイネーブル信号BE0〜BE2に
基づいて動作させているのは次のような理由によるもの
である。すなわち、半導体記憶装置内部で用いられてい
る各種信号のうち、特定のバンクが活性化状態にあるこ
とを示しているのはバンクイネーブル信号だけである。
つまり、バンクイネーブル信号以外の全ての信号は、次
に活性化すべきバンクを制御するためにそのレベルが切
り替わってしまうためである。
【0053】次に、タイミング制御回路13は行アドレ
ス活性化信号RAAまたは行アドレス非活性化信号RA
Dの何れかが“H”レベルである間、アドレスイネーブ
ル信号AEを“H”レベルに維持する。また、タイミン
グ制御回路13は行アドレス活性化信号RAAが“H”
レベルとなったのを契機に、バンクイネーブルセット信
号BES,プリチャージリセット信号PRR,センスア
ンプイネーブルセット信号SESを予め定められた順序
およびタイミングで生成する。さらに、タイミング制御
回路13は行アドレス非活性化信号RADが“H”レベ
ルとなったのを契機に、バンクイネーブルリセット信号
BER,プリチャージセット信号PRS,センスアンプ
イネーブルリセット信号SERを予め定められた順序お
よびタイミングで生成する。なお、これらのタイミング
については動作説明のところで詳しく説明する。
【0054】以上のように、タイミング制御回路13か
ら個々の制御回路およびバンクイネーブル信号生成回路
に対しては、バンク毎に個別に用意された制御信号を供
給するのではなく、1本化された制御信号(つまりプリ
チャージリセット信号PRR,プリチャージセット信号
PRS,センスアンプイネーブルセット信号SES,セ
ンスアンプイネーブルリセット信号SER,バンクイネ
ーブルセット信号BES,バンクイネーブルリセット信
号BER)を供給している。そして、どのバンクに対応
した制御回路/バンクイネーブル信号生成回路が制御信
号に従って動作すべきかをバンク選択信号/BS0〜/
BS15で指定するようにしている。
【0055】〔動作の説明(ACTコマンド→PREコ
マンド)〕次に、上記構成による半導体記憶装置の動作
を説明する。まず最初に図4に示すタイミングチャート
を参照して、センスアンプ列を共有する隣接バンクに対
してACTコマンドが連続して発行されない通常動作の
場合について説明する。具体的には、バンクB1を活性
化させてメモリセルの読み出しを行ってから当該バンク
B1をプリチャージするまでの動作について述べる。な
お、初期状態として全てのバンクに係るバンクイネーブ
ル信号が何れも“L”レベルになっているとともに、バ
ンクB1内のビット線対がプリチャージされた状態にあ
ってプリチャージ信号PDL1が“H”レベルになって
いるものとする。
【0056】まず、バンクB1内の特定のワード線を指
定したACTコマンドが半導体記憶装置に入力される
と、当該指定に対応したアドレスが時刻t1においてア
ドレス信号ADRとして供給されるようになる。このア
ドレス信号ADRにはバンクアドレスとしてバンクB1
を示す値“1”と上記ワード線に対応した行アドレスの
値が格納されている。その後、時刻t2になるとACT
コマンドに対応して行アドレス活性化信号RAAが立ち
上がって同時刻から一定期間だけ“H”レベルとなる。
これを受けてタイミング制御回路13はアドレスイネー
ブル信号AEを立ち上げて一定期間だけ“H”レベルに
する。
【0057】その結果、バンクデコーダ7はアドレス信
号ADRに含まれているバンクアドレスの値“1”に従
ってバンク選択信号/BS1を“L”レベルにする。ま
た、行アドレスバッファ6はアドレス信号ADRに含ま
れている行アドレスを取り込み、これをバッファリング
してから行アドレス信号RAとして出力する。その後、
時刻t3でタイミング制御回路13はプリチャージリセ
ット信号PRRを立ち上げて一定期間だけ“H”レベル
に保つ。
【0058】こうしてプリチャージリセット信号PRR
及びバンク選択信号/BS1がともに有効化されたこと
から、制御回路11-1は内部のフリップフロップをリセ
ットする。これによって、それまで“H”レベルであっ
たプリチャージ信号PDL1が“L”レベルになるはず
であるが、この時点では未だバンクイネーブル信号BE
1が“L”レベルであるため、プリチャージ信号PDL
1は“H”レベルのままにされる。
【0059】次に、時刻t4でタイミング制御回路13
はバンクイネーブルセット信号BESを立ち上げて同時
刻から一定期間だけ“H”レベルに維持する。この時点
では、上述したようにバンク選択信号/BS1は有効化
されているため、バンクイネーブル信号生成回路10-1
内のSR・FFがセットされてバンク活性化信号BA1
(図3参照)が“H”レベルとなる。また、このときに
は隣接するバンクB0,B2は何れも活性化されていな
いのでバンクイネーブル信号BE0,BE2はともに
“L”レベルである。したがって図3のノアゲート57
の出力は“H”レベルであって、バンクイネーブル信号
BE1としてバンク活性化信号BA1のレベルである
“H”レベルがそのまま出力される。このため、上述し
たようにバンクイネーブル信号BE1が“H”レベルに
なったことでプリチャージ信号PDL1が“L”レベル
となる。その結果、プリチャージ回路2-1a ,2-1b を
含めたバンクB1内の全てのプリチャージ回路が、それ
ぞれに対応するビット線対と切り離される。
【0060】一方、バンクイネーブル信号BE1が
“H”レベルとなったことで、バンクイネーブル信号生
成回路10-0ではノアゲート57の出力が“L”レベル
となる。その結果、アンドゲート58の出力が“H”レ
ベルに強制されてバンクイネーブル信号BE0は“L”
レベルとなる。同様の動作がバンクイネーブル信号生成
回路10-2でも行われて、バンクイネーブル信号BE2
も“L”レベルとなる。こうしてバンクイネーブル信号
BE0,BE2が“L”レベルになると、制御回路11
-0,11-2はそれぞれスイッチ制御信号TG0,TG2
を電源電位Vccから“L”レベルに落とす。
【0061】もっとも、上述したようにバンクイネーブ
ル信号BE0,BE2は最初から“L”レベルであるこ
とを想定していたため、実際にはこれ以前からスイッチ
制御信号TG0,TG2は“L”レベルとなっている。
この結果、スイッチ5-0a ,5-0b ,5-2a ,5-2b が
何れもオフとなって、センスアンプ列3-0及びセンスア
ンプ列3-01 とバンクB0との間,センスアンプ列3-1
2 及びスイッチ5-2aに接続された図示しないセンスア
ンプ列とバンクB2との間が切り離される。
【0062】他方、バンクイネーブル信号BE1が
“H”レベルとなったことで、制御回路11-1は同時刻
t4でスイッチ制御信号TG1を電源電位Vccから電
位VBootまで上昇させてスイッチ5-1a およびスイ
ッチ5-1b を導通させる。また、同時刻t4でバンクイ
ネーブル信号BE1が“H”レベルになったことで、行
デコーダ1-1はワード線WL1,…,WL1の中から行
アドレス信号RAで指定されたワード線だけを活性化さ
せる。これによって、活性化されたワード線WL1の電
位が時刻t5から立ち上がり始めて最終的には電位VB
ootにまで電位が上昇する。
【0063】こうしてワード線WL1の電位がが電位V
Bootに立ち上がると、時刻t6にてタイミング制御
回路13はセンスアンプイネーブルセット信号SESを
立ち上げて同時刻から一定期間だけ“H”レベルに維持
する。このときバンク選択信号/BS1およびバンクイ
ネーブル信号BE1が何れも有効化されているため、制
御回路11-1は時刻t7でセンスアンプイネーブル信号
SE1を“H”レベルにする。その結果、オアゲート1
2-1,12-2によってセンスアンプイネーブル信号SE
01およびSE12が何れも“H”レベルとなり、これ
ら信号で制御されるセンスアンプ列3-01 およびセンス
アンプ列3-12 が活性化される。
【0064】これにより、これらセンスアンプ列を構成
しているセンスアンプ4-01 ,4-12 等はそれぞれビッ
ト線対BL1a,BL1bに載せられたメモリセルのデ
ータの電位を増幅して出力する。この後、図4には示し
ていないが半導体記憶装置の外部から列アドレスを指定
したコマンドが入力され、アドレス信号ADRに列アド
レスが与えられる。この結果、図示しない列デコーダが
入力された列アドレスをデコードし、ビット線対毎に設
けられた列選択スイッチ(図示省略)のうち当該列アド
レスに対応する列選択スイッチのみを導通させる。
【0065】これにより、センスアンプ列3-01 ,3-1
2 を構成する何れかのセンスアンプの出力が選択され、
図示しないI/O線,データアンプ,出力バッファ,I
/Oパッド等を通じて半導体記憶装置外部へメモリセル
のデータが出力される。この後、時刻t8でタイミング
制御回路13がアドレスイネーブル信号AEを“L”レ
ベルに戻すと、バンクデコーダ7はバンク選択信号/B
S1を無効化して“L”レベルにする。以上によって、
バンクB1からの読み出しシーケンスが終了したことに
なる。
【0066】次に、以上の動作に引き続いてバンクB1
を非活性化するシーケンスに入る。まず、バンクB1を
指定したPREコマンドが半導体記憶装置に入力される
と、当該指定に対応したアドレスが時刻t9でアドレス
信号ADRとして供給されるようになる。この後、時刻
t10になるとPREコマンドに対応して行アドレス非
活性化信号RADが立ち上がって同時刻から一定期間だ
け“H”レベルとなる。これを受けてタイミング制御回
路13がアドレスイネーブル信号AEを立ち上げると、
バンクデコーダ7がアドレス信号ADRに含まれている
プリチャージバンクアドレスに従ってバンク選択信号/
BS1を“L”レベルにする。
【0067】次に、時刻t11になると、タイミング制
御回路13はバンクイネーブルリセット信号BERを立
ち上げて同時刻から一定期間だけ“H”レベルに維持す
る。このとき、バンク選択信号/BS1は有効化されて
いるため、バンクイネーブル信号生成回路10-1では内
部のSR・FFがリセットされてバンク活性化信号BA
1が“L”レベルとなる。このため、隣接バンクに対応
したバンクイネーブル信号BE0,BE2のレベルに依
存することなくバンクイネーブル信号BE1が“L”レ
ベルになる。これにより、制御回路11-1はスイッチ制
御信号TG1を電位VBootから電源電位Vccに下
げてスイッチ5-1a ,5-1b 等を非導通状態にするた
め、バンクB1内のビット線対とセンスアンプ列3-0
1,3-12を構成する各センスアンプとの間が切り離され
る。
【0068】また、バンクイネーブル信号BE1が
“L”レベルとなったことで、制御回路11-1は同時刻
t11でセンスアンプイネーブル信号SE1を“L”レ
ベルにする。このとき、センスアンプイネーブル信号S
E0,SE2は何れも“L”レベルであるため、センス
アンプイネーブル信号SE01,SE12が何れも
“L”レベルとなって、センスアンプ列3-01,3-12を
構成する全てのセンスアンプが非活性化状態になる。ま
た、制御回路11-1は同時刻t11でプリチャージ信号
PDL1を“H”レベルにするため、バンクB1内の例
えばプリチャージ回路2-1a ,2-1b はそれぞれビット
線対BL1a,BL1bを電位HVCCにプリチャージ
する。
【0069】また、バンクイネーブル信号BE1が
“L”レベルとなったことで、行デコーダ1-1は行アド
レスRAで指定されたワード線を非活性化させる。この
ため、時刻t12になるとそれまで活性化されていたワ
ード線WL1が電位VBootから立ち下がり始めて最
終的には“L”レベルとなる。なお、バンクイネーブル
信号BE1が“L”レベルになることで、バンクイネー
ブル信号生成回路11-0,11-2ではノアゲート57の
出力が“H”レベルに戻り、SR・FFの出力がそのま
まバンクイネーブル信号BE0,BE2として出力可能
な状態となる。さらに、制御回路11-0,11-2はバン
クイネーブル信号BE1が“L”レベルとなったこと
で、それぞれスイッチ制御信号TG0,TG2を“L”
レベルから電源電位Vccに戻す。
【0070】この後、時刻t13になるとタイミング制
御回路13はセンスアンプイネーブルリセット信号SE
Rを立ち上げて同時刻から一定期間だけ“H”レベルに
する。このときバンク選択信号/BS1が有効化されて
いるので、制御回路11-1はセンスアンプイネーブル信
号SE1を“L”レベルにするところであるが、上述し
たようにバンクイネーブル信号BE1が時刻t11で
“L”レベルとなっているため、センスアンプイネーブ
ル信号SE1もこの時点で既に“L”レベルとなってい
る。
【0071】次いで、タイミング制御回路13は時刻t
14でプリチャージセット信号PRSを立ち上げて同時
刻から一定期間だけ“H”レベルにする。これにより、
制御回路11-1はプリチャージ信号PDL1を立ち上げ
て“H”レベルとするところであるが、上述したように
バンクイネーブル信号BE1が時刻t11で“L”レベ
ルとなっているため、プリチャージ信号PDL1はこの
時点で既に“H”レベルとなっている。この後、時刻t
15でタイミング制御回路13がアドレスイネーブル信
号AEを“L”レベルに戻すと、バンクデコーダ7はバ
ンク選択信号/BS1を無効化する。こうしてバンクB
1のプリチャージシーケンスが終了したことになる。な
お、当然ながらバンクB1上の読み出し対象メモリセル
に対して再書き込み動作が行われることになるが、本発
明の特徴部分とは直接の関連性がないためここでは説明
を省略する。
【0072】〔動作の説明(ACTコマンド→ACTコ
マンド)〕次に、図5に示すタイミングチャートを参照
して、センスアンプ列を共有する隣接バンクに対してA
CTコマンドが連続して発行される場合について説明す
る。具体的には、バンクB1がACTコマンドで活性化
されてからPREコマンドで非活性化されるまでの間
に、隣接するバンクB0に対して新たにACTコマンド
が入力された場合を想定する。なお、図5において時刻
t1〜t8までの信号波形は図4と全く同じになってい
る。また、図5では図4に示していた信号のうち、以下
の説明に必要とされない信号の波形の図示を適宜省略し
てある。
【0073】この場合、先に入力されたバンクB1指定
のACTコマンドに引き続いてバンクB0内の特定の行
アドレスを指定したACTコマンドが入力される。これ
により、図4に示した時刻t1〜t4におけるのと同様
の動作がなされ、図4に示した時刻t8〜時刻t9の間
において次のような動作が行われる。なお、図4に示し
ていなかった信号について時刻t8におけるレベルを説
明しておく。上述したように、バンクB0,B2に対し
てはコマンドが全く発行されていないため、バンク選択
信号/BS0は“H”レベルである。また、これらバン
クは何れも活性化状態でなくプリチャージされた状態で
あることを想定しているため、ワード線WL0及びセン
スアンプイネーブル信号SE0は何れも活性化されてお
らず“L”レベルのままであり、プリチャージ信号PD
L0,PDL2は何れも“H”レベルである。
【0074】さて、まず時刻t81においてACTコマ
ンドで指定されたアドレスがアドレス信号ADRとして
供給される。その後、時刻t82になると行アドレス活
性化信号RAAが立ち上がるとともに、タイミング制御
回路13はアドレスイネーブル信号AEを立ち上げる。
これにより、バンクデコーダ7はアドレス信号ADRに
含まれているバンクアドレスの値“0”に応じてバンク
選択信号/BS0を有効化する。また、行アドレスバッ
ファ6はアドレス信号ADRに含まれている行アドレス
をバッファリングして行アドレス信号RAとして出力す
る。
【0075】次に、時刻t83でタイミング制御回路1
3がプリチャージリセット信号PRRを立ち上げる。こ
の時点でバンク選択信号/BS0は有効化されている。
このため、隣接するバンクB1が活性化されていなけれ
ば、制御回路11-0はバンクイネーブル信号BE0が立
ち上がった時点でそれまで“H”レベルであったプリチ
ャージ信号PDL0を“L”レベルにするはずである。
しかしながら、ここでは先にバンクB1が活性化されて
おり、時刻t4でバンクイネーブル信号BE1が立ち上
がったことで、バンクイネーブル信号生成回路10-0で
はノアゲート57の出力が“L”レベルとなって、バン
ク活性化信号BA1のレベルに依らず強制的にバンクイ
ネーブル信号BE0を“L”レベルとしている。このた
め、制御回路11-0はプリチャージ信号PDL0を
“L”レベルにせず“H”レベルのままとする。
【0076】次に、時刻t84でタイミング制御回路1
3はバンクイネーブルセット信号BESを立ち上げる。
この時点でもバンク選択信号/BS0は有効化されてい
るため、バンクイネーブル信号生成回路10-0は内部の
SR・FFをセットしてバンク活性化信号BA0を
“H”レベルにする。しかしながら、いま述べたように
バンク活性化信号BA0が“H”レベルとなっているに
も拘わらず、バンクイネーブル信号BE0は“L”レベ
ルのままとなる。このため、行デコーダ1-0はワード線
WL0,…,WL0の何れをも活性化させることはな
い。
【0077】また、タイミング制御回路13は、隣接す
るバンクB1が活性化されていなければスイッチ制御信
号TG0を立ち上げてスイッチ5-0a およびスイッチ5
-0bを導通状態にするはずである。しかし、ここでもバ
ンクイネーブル信号BE0が“L”レベルであるため、
タイミング制御回路13はスイッチ制御信号TG0を活
性化させず“L”レベルのままとする。このため、図5
には特に示していないがビット線対BL0a,BL0b
の電位に変化はなく、プリチャージされたままの状態と
なる。
【0078】この後、時刻t86になるとタイミング制
御回路13はセンスアンプイネーブルセット信号SES
を立ち上げる。この時点でもバンク選択信号/BS0は
有効化されているため、隣接するバンクB1が活性化さ
れていなければ、制御回路11-0はセンスアンプイネー
ブル信号SE0を“H”レベルにするはずである。とこ
ろが、ここでもバンクイネーブル信号BE0が“L”レ
ベルとなっていることから、制御回路11-0はセンスア
ンプイネーブル信号SE0を“L”レベルのままとす
る。このため、センスアンプ列3-0を構成する何れのセ
ンスアンプも活性化されることはない。もっとも、オア
ゲート12-1によってセンスアンプイネーブル信号SE
01は“H”レベルとなるため、センスアンプ列3-01
は活性化されたままであって、引き続きバンクB1にお
けるセンス動作に使用される。
【0079】なお、この後に列アドレスを指定したコマ
ンドが入力されて半導体記憶装置外部への出力動作がな
されるが、バンクB0そのものが活性化されていないた
め出力動作は意味のないものとなる。また、通常であれ
ばセンス動作に随伴して再書き込み動作が行われるはず
であるが、バンクB0内のワード線WL0が何れも活性
化されていないため、メモリセルへの書き込み動作がな
されることはなく、従来のようにバンクB0内のメモリ
セルのデータが破壊されることはない。この後、時刻t
88でタイミング制御回路13がアドレスイネーブル信
号AEを“L”レベルに戻すことで、バンクデコーダ7
はバンク選択信号/BS0を無効化させる。ちなみに、
上述した説明ではコマンドの誤指定等でACTコマンド
が連続して入力される場合であったが、電源投入時の場
合も同様であって、隣接するバンクの個々のバンクイネ
ーブル信号生成回路においてSR・FFが同時にセット
されると上述したような動作となる。
【0080】以上のように本実施形態では、活性化させ
ようとしている着目バンクとセンスアンプ列を共有して
いる隣接バンクが既に活性化されている場合、着目バン
クのバンクイネーブル信号が有効化されないようにし
て、着目バンクと隣接バンクが同時に活性化されないよ
うにしている。換言すれば、異なるバンクに対して順次
活性化の指示があった場合には、先に活性化を指示され
たバンクが優先的に活性化され、後続のバンクが活性化
されることはない。このため、コマンドの誤指定などに
起因して、隣接するバンクのワード線が同時に活性化さ
れてしまってメモリセルのデータが破壊されてしまうこ
とが無くなって、データの保全性および信頼性を向上さ
せることができる。
【0081】また、活性化されたバンクに対応するスイ
ッチ制御信号TGだけを有効化させているため、スイッ
チ制御信号TGの生成を行う制御回路内の回路部分を動
作させずに済むため、その分だけ消費電流を低減させる
ことができる。同様にして、実際に活性化されたバンク
に対応するセンスアンプ列だけを活性化させているた
め、その分だけ消費電流を低減させることができる。例
えば、バンクB0,B1を同時に活性化させた場合には
センスアンプ列3-0,3-01,3-12が活性化されるが、
本実施形態によればセンスアンプ列3-0を活性化させず
に済む。これらによって、消費電流の増大に起因して電
源投入時に電源が立ち上がらないといったことも無くな
る。
【0082】また、本実施形態では、行デコーダ,セン
スアンプ列及びプリチャージ回路の近端に配置されたバ
ンクイネーブル信号生成回路10-0〜10-2および制御
回路11-0〜11-2で上述した制御を行っている。ま
た、バンクイネーブル信号生成回路10-0〜10-2で
は、隣接バンクが活性化されているときにバンク活性化
信号BA1を無効化するための論理を当該回路の出力側
に入れている。こうした構成とすることで、行デコー
ダ,センスアンプ列及びプリチャージ回路から離れたと
ころで上述した制御を行う場合に比べてスピード的に有
利になる。
【0083】なお、上述した説明では半導体記憶装置が
16個のバンクで構成されることを想定していたが、バ
ンク数が任意であって良いのはもちろんである。また、
上述した説明では、隣接する2個のバンク間でセンスア
ンプ列を共有していたが、要するに複数のバンク間でセ
ンスアンプ列が共有されていれば良い。さらに、上述し
た説明では、各バンクについてセンスアンプ列を両脇に
設けていたが、本発明はこうした構成に限定的に適用さ
れるものではない。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではセンス
アンプ等のセンス手段をバンク間で共有する構成を採用
した半導体記憶装置において、バンクの活性化が指示さ
れたときに、当該バンクとセンス手段を共有している他
のバンクのうちの何れか一つでも活性化されていれば、
バンクイネーブル信号を無効化して当該バンクを活性状
態にすることなく非活性状態のままとしている。これに
より、センス手段を共有するバンクが同時に活性化され
ることはなくなり、バンクイネーブル信号の有効化に伴
って活性化される回路各部もバンク間で同時に活性化さ
れなくなってそれだけ消費電流を低減させることができ
る。しかも、既に活性化されているバンクをプリチャー
ジ状態にした後に、活性化しようとしているバンクを活
性化させるような場合に比べても消費電流を少なくする
ことができるほか、先に活性化されたバンクを活性状態
のまま保持できることからページアクセスが可能であっ
て、それだけ半導体記憶装置の性能を向上させることが
できる。
【0085】また、請求項2記載の発明では、行デコー
ド手段が自身に対応するバンクのバンクイネーブル信号
が無効化されているときに当該バンク内のワード線を活
性化させないようにしている。これにより、間違った順
序でコマンドを発行してしまったような場合にも、セン
ス手段を共有しているバンク内のワード線が同時に活性
化されることがなくなる。このため、後から活性化され
たバンク内のメモリセルのデータが破壊されるのを防止
することが可能であって、半導体記憶装置に記憶された
データの保全性および信頼性を高められる。また、請求
項3記載の発明では、活性化しようとしているバンクの
バンクイネーブル信号が無効化されていれば、当該バン
クに対応したプリチャージ手段によるプリチャージ動作
を行わせないようにしている。これにより、本来必要と
していないプリチャージ動作を行う必要がなくなるので
消費電流の増加を抑えることができる。
【0086】また、請求項4記載の発明では、活性化し
ようとしているバンクのバンクイネーブル信号が無効化
されていれば、当該バンクに対応したプリチャージ手段
とセンス手段の間に設けられたスイッチ手段を切断して
いる。ここで、スイッチ手段を接続させたときにおける
制御手段やスイッチ手段の電流消費は大きいためが、以
上のようにすることで動作するスイッチ手段の数を減ら
すことができるため、これら手段において大電流が消費
されるのを阻止することができる。また、請求項5記載
の発明では、活性化しようとしているバンクのバンクイ
ネーブル信号が無効化されていれば、当該バンクに対応
したセンス手段へ供給するセンスアンプイネーブル信号
を無効化するようにしている。ここで、センス手段は、
自身を共有しているバンクに対応するセンスアンプイネ
ーブル信号が何れも無効化されていれば非活性化され
る。したがって、何れか一つのバンクに対応するセンス
手段だけが活性化されることになり、複数のバンクに対
応するセンス手段が同時に活性化された場合に比較して
消費電流を減らすことができる。
【0087】さらに、これら請求項3〜5の何れかの項
記載の発明によれば、消費電流を低減させることが可能
であることから、電源投入時の不安定さなどによって複
数のバンクが同時に活性化されたときに電源が立ち上が
らなくなるといったことも無くなる。また、請求項6記
載の発明では、バンクイネーブル信号を無効化するため
の論理回路を制御手段の最終段近端に設けるようにして
いる。これにより、行デコード手段,センス手段,プリ
チャージ手段などから離れたところでバンクイネーブル
信号の有効化/無効化を制御するように構成した場合に
比べて、スピードロスを低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による半導体記憶装置
の構成を示したブロック図である。
【図2】 同実施形態による半導体記憶装置の構成要
素であるスイッチ及びプリチャージ回路の詳細構成を示
した回路図である。
【図3】 同実施形態による半導体記憶装置の構成要
素であるバンクイネーブル信号生成回路の詳細構成を示
した回路図である。
【図4】 同実施形態による半導体記憶装置の通常動
作を示したタイミングチャートである。
【図5】 同実施形態による半導体記憶装置におい
て、ACTコマンドが連続して入力されたときの動作を
示したタイミングチャートである。
【図6】 従来技術による半導体記憶装置の概略構成
を示したブロック図である。
【符号の説明】
1-0〜1-2 行デコーダ 2-0a,2-0b,2-1a,2-1b,2-2a,2-2b プリチャ
ージ回路 3-0,3-01,3-12 センスアンプ列 4-0,4-01,4-12 センスアンプ 5-0a,5-0b,5-1a,5-1b,5-2a,5-2b スイッチ 10-0〜10-2 バンクイネーブル信号生成回路 11-0〜11-2 制御回路 13 タイミング制御回路 BER バンクイネーブルリセット信号 BES バンクイネーブルセット信号 BE0〜BE2 バンクイネーブル信号 BL0a,BL0b,BL1a,BL1b,BL2a,
BL2b ビット線対 B0〜B2 バンク PDL0〜PDL2 プリチャージ信号 RAA 行アドレス活性化信号 RAD 行アドレス非活性化信号 SE0〜SE2 センスアンプイネーブル信号 TG0〜TG2 スイッチ制御信号 WL0〜WL2 ワード線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−241589(JP,A) 特開 平11−45205(JP,A) 特開 平11−162161(JP,A) 特開 平9−219091(JP,A) 特開 平9−288888(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/401 - 11/4099

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立して動作するバンク内のメモリセル
    に保持されたデータをセンスするセンス手段をバンク間
    で共有した半導体記憶装置において、外部から供給されるバンクアドレスをデコードして、前
    記バンクを指定するためのバンク選択信号を各バンクに
    ついて生成するバンクデコード手段と、 バンク毎に設けられ、対応する バンクの活性化が指示さ
    れたときに、該活性化すべきバンクとの間で前記センス
    手段を共有している他のバンクのうちの何れか一つでも
    活性化されていれば、前記活性化すべきバンクを活性化
    させるためのバンクイネーブル信号を無効化して、該バ
    ンクを活性状態にすることなく非活性状態とするととも
    に、各バンクに共通のタイミング信号,対応するバンク
    について生成された前記バンク選択信号,および前記他
    のバンクについて生成された前記バンクイネーブル信号
    に基づいて、前記メモリセルへのアクセスに用いるバン
    ク固有のタイミング信号を生成する制御手段を具備し
    たことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 外部から供給される行アドレスをデコ
    ードして前記バンク内のワード線を活性化させる行デコ
    ード手段が前記バンク毎に設けられ、 前記行デコード手段は、自身に対応するバンクの前記バ
    ンクイネーブル信号が無効化されているときに、該バン
    ク内のワード線を活性化させないことを特徴とする請求
    項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記バンク内のビット線対をプリチャ
    ージするプリチャージ手段が前記バンク毎に設けられ、 前記制御手段は、前記活性化すべきバンクの前記バンク
    イネーブル信号が無効化されているときに、該バンクに
    対応する前記プリチャージ手段へ前記ビット線対のプリ
    チャージを指示するためのプリチャージ信号を無効化す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記バンク内のビット線対をプリチャ
    ージするために前記バンク毎に設けられたプリチャージ
    手段と前記センス手段との間を接続又は切断するスイッ
    チ手段を有し、 前記制御手段は、前記活性化すべきバンクの前記バンク
    イネーブル信号が無効化されているときに、該バンクに
    対応する前記プリチャージ手段に接続された前記スイッ
    チ手段を切断することを特徴とする請求項1〜3の何れ
    かの項記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記活性化すべきバ
    ンクに対応した前記センス手段を活性化させるためのセ
    ンスアンプイネーブル信号を発生させる際に、該バンク
    の前記バンクイネーブル信号が無効化されていれば、該
    バンクに対応する前記センスアンプイネーブル信号を無
    効化し、 前記センス手段は、該センス手段を共有しているバンク
    に対応する前記センスアンプイネーブル信号の何れかが
    有効化されていれば活性化されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかの項記載の半導
    体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記バンクイネーブ
    ル信号を無効化するための論理回路を自身の最終段近端
    に設けていることを特徴とする請求項1〜5の何れかの
    項記載の半導体記憶装置。
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