JP3437061B2 - 可動刃用制動装置を備えた携帯式刈取機 - Google Patents

可動刃用制動装置を備えた携帯式刈取機

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JP3437061B2
JP3437061B2 JP21724097A JP21724097A JP3437061B2 JP 3437061 B2 JP3437061 B2 JP 3437061B2 JP 21724097 A JP21724097 A JP 21724097A JP 21724097 A JP21724097 A JP 21724097A JP 3437061 B2 JP3437061 B2 JP 3437061B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、内燃機
関の動力を遠心クラッチを介して可動刃に伝達する、例
えば、肩掛け式の刈払機、ヘッジトリマなどの携帯式刈
取機に関し、より詳しくは、不用意な可動刃の作動を強
制的に拘束させるための制動装置を備えた携帯式刈取機
に関する。
【0002】
【従来技術】例えば、肩掛け式の刈払機、背負式の刈払
機、ヘッジトリマなどの携帯式刈取機にあっては、一般
的に、内燃機関の動力を遠心クラッチを介して可動刃2
に伝達する駆動機構が採用されている。このような携帯
式刈取機において、従来から、前記クラッチドラムに機
械的に連結された可動刃が始動操作時に不用意に回転す
るのを防止するようにした制動装置が提案されている。
例えば、肩掛け式刈払機を作業中断時や始動操作時等に
地面や床等の平面上に載置したときに、前記遠心クラッ
チの回りに巻き掛けたバンドブレーキによってクラッチ
ドラムの回転を強制的に拘束することにより、該クラッ
チドラムに機械的に連結された回転刃が回転するのを防
止するようにした制動装置が既に提案されている(特公
昭40−28526号公報参照)。このような制動装置
は、例えば、刈払機を地面の上に置いた状態で内燃機関
を始動するときに、前記回転刃が不用意に回転してしま
うのを防止することに意義を有し、この意味で始動操作
時の安全性が向上するという効果を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような携帯式刈取機の始動操作時の安全性を確保する
ことができる、従来とは異なる構成の可動刃用制動装置
を備えた携帯式刈取機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
内燃機関(6)の動力を遠心クラッチ(14)を介して
可動刃(18)に伝達する携帯式刈取機(2)におい
て、前記遠心クラッチ(14)を収容するハウジング
(4)の外側に、レバー作動位置(L2)とレバー解除
位置(L1)との間で枢動可能に設けられたレバー(5
0)と、前記ハウジング(4)の内側に、前記レバー
(50)の枢動に連動して回転軸(48)中心にカム作
動位置(C2)とカム解除位置(C1)との間で回動可
能に設けられ、かつ、周面に第一カム面(56)とこれ
に隣接する第二カム面(58)とを備えたカム部材(4
6)と、該カム部材(46)の周面に摺接する自由端部
(42)を備えた板ばね(28)と、該板ばね(28)
の自由端部(42)を前記カム部材(46)の周面に向
けて付勢する付勢手段(34、44)と、前記遠心クラ
ッチ(14)のクラッチドラム(22)と対面して配置
され、前記板ばね(28)の自由端部(42)の動きに
連動して、前記クラッチドラム(22)と摺接する制動
位置(B2)と、該クラッチドラム(22)から離間す
る制動解除位置(B1)をとる摩擦要素(40)とを有
し、前記第一カム面(56)は、前記板ばね(28)の
自由端部(42)の当接面に着座する形状を有し、前記
カム部材(46)は、前記レバー(50)が前記レバー
作動位置(L2)に枢動されたときに前記カム作動位置
(C2)をとって前記第一カム面(56)が前記板ばね
(28)の自由端部(42)と当接することにより前記
摩擦要素(40)が前記制動位置(B2)をとり、前記
レバー(50)が前記レバー解除位置(L1)に枢動さ
れたときに前記カム解除位置(C1)をとって前記第二
カム面(58)が前記板ばね(28)と当接するととも
に前記摩擦要素(40)が前記制動解除位置(B1)を
とる、ことを特徴とする可動刃用制動装置(14)を備
えた携帯式刈取機(2)を提供することによって達成さ
れる。
【0005】
【発明の作用効果】前記本発明の携帯式刈取機(2)は
以下のように作用する。作業者は、前記携帯式刈取機
(2)の始動操作前に、前記レバー(50)を前記レバ
ー解除位置(L1)から前記レバー作動位置(L2)に
枢動させる。前記レバー(50)の枢動に連動して、前
記カム部材(46)が前記カム解除位置(C1)から前
記カム作動位置(C2)に回動する。これにより、前記
カム部材(46)は前記カム作動位置(C2)をとっ
て、前記第一カム面(56)が前記板ばね(28)の自
由端部(42)と当接して、前記摩擦要素(40)が前
記制動位置(B2)をとる。これにより、前記可動刃
(18)の不用意な回転が拘束される。このとき、前記
第一カム面(56)は、前記板ばね(28)の自由端部
(42)の当接面に着座し、この角度位置に保持され
る。前記内燃機関(6)を始動させた後に作業者は、ス
トラップを肩に掛けて前記携帯式刈取機(2)を持ち、
前記レバー(50)を前記レバー解除位置(L1)に枢
動させる。これにより前記カム部材(46)が前記カム
解除位置(C1)をとって前記第二カム面(58)が前
記板ばね(28)と当接するとともに、前記摩擦要素
(40)が前記制動解除位置(B1)をとり、前記クラ
ッチドラム(22)は前記内燃機関(6)の動力によっ
て自由に回転することができる。
【0006】本発明によれば、前記携帯式刈取機(2)
の始動操作時の前記可動刃(18)の不用意な作動を確
実に拘束することが可能になり、これにより安全性を確
保することができる。その他の本発明の特徴及びその利
点は、以下の好ましい実施例の説明から明らかになろ
う。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の好ましい実施例を添付の図
面を参照しつつ説明する。本実施例においては、携帯式
刈取機の一例として、携帯式刈払機について説明する。
図1は、本発明の実施例にかかる携帯式刈払機全体の概
略図である。図1に示すように、携帯式刈払機2は、典
型的にはハウジング4に収容された空冷式の2サイクル
内燃機関6を有する動力部8と、該動力部8から前方に
真っ直ぐに延びる操作桿10と、該操作桿10の前端に
設けられた回転式刈刃装置12とを有する。前記内燃機
関6の動力は、後述する遠心クラッチ14及び前記操作
桿10内に収容された伝動軸16を介して前記回転式刈
刃装置12に伝達され、該回転式刈刃装置12によって
可動刃である刈刃18が回転駆動される。前記操作桿1
0には、作業者が作業中に携帯式刈払機(2)全体を支
持するための肩掛けストラップ20が取付けられてい
る。
【0008】図2は、図1に示すII-II 矢視断面図であ
り、携帯式刈払機動力部のハウジング前半部の前面を示
す。図3は、図2に示す携帯式刈払機動力部のハウジン
グ前半部の部分破断左側面図である。図4及び図5は、
図2に示すIV−IV及びV − V矢視のハウジング前半部の
背面図であり、図4は制動装置が解除された状態を、ま
た、図5は制動装置が作動している状態を示す。図2乃
至図5に示すように、前記ハウジング4に収容された前
記遠心クラッチ14のクラッチドラム22の近傍には、
前記刈刃18の回転を阻止するための制動装置24が配
置されている。また、前記伝動軸16は前記操作桿10
によって囲まれており、該操作桿10の一端が前記ハウ
ジング4のハウジング前半部26に、他端が前記回転式
刈刃装置12に連結されている。
【0009】図3乃至図5から理解できるように、前記
制動装置24は、前記クラッチドラム22の近傍に配置
された板ばね28を有し、該板ばね28は、その一方内
側の板面30が前記クラッチドラム22の外周面32の
一部と対面するようにしてその上方に配置されている。
前記板ばね28の長手方向中間部分には、前記クラッチ
ドラム22の外周面32の一部に対向して、摩擦要素と
してのブレーキパッド40が取付けられている。前記板
ばね28の一端側は、支持ピン34の周面36に沿って
くの字形に曲がっており、その終端が固定用ピン38に
よって前記ハウジング前半部26の内部に固定されてい
る。また、前記板ばね28の他端側である自由端部42
の上方近傍には、前記板ばね28のくの字の屈曲部分4
4を前記支持ピン34に抗して撓ませた状態(付勢手
段)で、前記板ばね28の前記自由端部42に付勢され
たカム部材46を有する。該カム部材46は前記ハウジ
ング前半部26に回転軸48を中心として回動可能に取
付けられている。
【0010】図2に実線又は仮想線で示すように、前記
ハウジング4の作業者近傍の外面、本実施例においては
前記ハウジング前半部26の前面、かつ、図2におい
て、前記操作桿10に対して右側の位置に、前記カム部
材46と連動するレバー50が設けられている。該レバ
ー50は、図2に仮想線で示すレバー解除位置L1から
実線で示すレバー作動位置L2に枢動可能に設けられて
いる。また、前記レバー50は全体的に略くの字形状を
有し、図2及び図5を見て分かるように、前記レバー作
動位置L2において、前記くの字形状の屈曲部分52
が、前記ハウジング4の外形輪郭から作業者側に向かっ
て外方に突出する形状となっており、作業者に前記レバ
ー50が前記レバー作動位置L2にあることを確実に気
づかせ、前記内燃機関6の回転数を上昇させる前に、作
業者が前記制動装置24を解除するのを忘れないように
なっている。一方、前記レバー50が前記解除位置L1
にあるときには、前記ハウジング4の外形輪郭内に完全
に収容されるので、作業者の体との接触等により、前記
レバー50が枢動してしまい、前記制動装置24が誤っ
て作動することがなく、また、作業の邪魔になったりす
ることがない。
【0011】図2に示すように、前記レバー50の前記
レバー解除位置L1と前記レバー作動位置L2との間の
回転角度αは、本実施例では約80°に設定されてい
る。この設定は、前記カム部材46に形成されたカム面
の形状によって適宜変更することができる。前記カム部
材46には、図4及び図5に示すように、互いに隣接し
て位置する第一カム面56と第二カム面58が形成され
ている。前記第二カム面58はほぼ平らな形状を有す
る。前記第一カム面56は、前記板ばね28の凸状に湾
曲した周面に確りと着座するように略凹状、かつ、その
両端部にはそれぞれ境界60、62が形成されており、
前記カム部材46を前記角度位置に確りと保持するよう
になっている。また、前記第一カム面56と第二カム面
58との間の境界60、62は角張った形状を有する。
前記第一カム面56と前記第二カム面58とは、前記回
転軸48からの離間距離が異なっており、前記第一カム
面56と前記回転軸48との間の離間距離が、前記第二
カム面58と前記回転軸48との離間距離よりも大きく
なるように設定されている。なお、説明の都合上、図4
に見られる前記カム部材46の回転位置を「カム解除位
置C1」と、また、前記ブレーキパッド40の位置を
「制動解除位置B1」と呼び、図5に見られる制動状態
の前記カム部材46の回転位置を「カム作動位置C2」
と、また、前記ブレーキパッド40の位置を「制動位置
B2」と呼ぶことにする。
【0012】以上の構成により、前記携帯式刈払機2及
び前記制動装置24は、次のように作動する。図4に点
線で示すように、前記レバー50は初め前記レバー解除
位置L1にある。また、前記カム部材46が前記カム解
除位置C1をとっており、前記第二カム面58が前記板
ばね28の自由端部42の外周面と当接し、前記ブレー
キパッド40が前記制動解除位置B1をとっている。ま
ず、作業者は前記刈払機2を地面の上に置き、前記レバ
ー50を図4に示す前記レバー解除位置L1から図5に
示す前記レバー作動位置L2に枢動させる。これによ
り、前記カム部材46が前記カム解除位置C1から前記
カム作動位置C2に回動する。これにより、前記第一カ
ム面56が、図5に示すように前記板ばね28の自由端
部42の外周面と当接し、前記ブレーキパッド40が前
記制動位置B2をとり、前記クラッチドラム22の外周
面32に押し付けられて、前記クラッチドラム22の回
転が阻止される。すなわち、前記刈刃18の回転が制動
される。なお、前記カム部材46が角張った形状を有す
る前記境界60を越えて前記レバー作動位置L2に回動
されると、前記第一カム面56は前記境界60、62に
よって、前記板ばね28の凸状に湾曲した外周面に確り
と着座してこの位置に保持され、前記制動装置24が解
除されることはない。
【0013】次いで、作業者は前記内燃機関6の始動操
作を行い、前記ストラップ20を肩に掛けて前記刈払機
2を持ち上げる。次いで、作業者は前記レバー50を前
記レバー解除位置L1に戻す。これにより、前記カム部
材46が前記カム解除位置C1をとり、前記第二カム面
58が弾性復元した前記板ばね28と当接し、前記ブレ
ーキパッド40が前記制動解除位置B1をとる。これに
より、前記クラッチドラム22が自由に回転することが
でき、前記刈刃18の制動が解除される。引続き、作業
者は、スロットルレバー21を操作することにより前記
内燃機関6の回転数を上昇させて、刈払い作業を行う。
本実施例かかる携帯式刈払機2によれば、前記内燃機関
6の運転を開始したとしても、前記ブレーキパッド40
によって前記クラッチドラム22の回転が阻止されてい
るため、前記刈刃18の不用意な回転を防止することが
できる。
【0014】また、本実施例にかかる携帯式刈払機2に
よれば、前記制動装置24による制動の作動及び解除を
作業者の意図つまり前記レバー50の操作に委ねること
ができる。換言すれば、この刈払機2によれば、該刈払
機2の始動操作時の制動は、前記レバー50を枢動させ
たときに設定され、制動の解除は作業者の意図的な操作
に基づいて行われる。このような操作は、作業者が、そ
の意図を持って、前記レバー50を前記レバー作動位置
L2に枢動させる必要があるため、誤操作による不必要
な制動状態の設定が防止される。また、前記レバー50
は前記レバー作動位置L2にあるとき、前記ハウジング
前半部26の外側輪郭から作業者に向かって外方へ突出
する形状を有しているので、作業者に前記制動装置24
が作動位置にあることを確実に気づかせ、前記制動装置
24の解除し忘れを防止することができる。従って、制
動装置24の解除し忘れにより前記動力部8に損傷を与
えることがない。
【0015】また、前記カム部材46の回動動作は、前
記平らな第一カム面56、第二カム面58及び角張った
境界60、62の形状によって、自動的に、前記カム作
動位置C2と前記カム解除位置C1とに択一的に位置決
することができる。これに伴い、前記レバー50につい
ても、前記レバー解除位置L1と前記レバー作動位置L
2との択一的な位置決めを自動的に行うことができる。
以上、本発明の好ましい一実施例を説明したが、本発明
はこれに限定されるものでなく、例えば次のような変形
例を包含するものである。例えば、上記実施例において
は、前記レバー50が略くの字形状をなしているが、該
形状は、前記レバー50が前記レバー作動位置L2にあ
るとき、前記ハウジング4の外側輪郭から外方に突出す
る形状であれば、他の形状であってもよい。
【0016】上記実施例では、摩擦要素としてブレーキ
パッド40を使用しているが、前記板ばね28の材質、
形状等を適宜設定することにより、前記ブレーキパッド
40を省略することもできる。また、本実施例において
は、携帯式刈取機の例示として携帯式刈払機について説
明したが、前記制動装置は前記携帯式刈払機に限定され
ることなく、例えば背負式の刈払機、ヘッジトリマなど
の遠心クラッチを採用した、他の形式の携帯式刈取機に
も適用することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、携帯式刈取機の始動操
作時の安全性を確保する可動刃用制動装置を備えた携帯
式刈取機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例にかかる携帯式刈払機
全体の概略図である。
【図2】図1に示すII-II 矢視断面図であり、携帯式刈
払機動力部のハウジング前半部の前面を示す。
【図3】図2に示す携帯式刈払機動力部のハウジング前
半部の部分破断左側面図である。
【図4】図2に示すIV−IV矢視の背面図であり、制動装
置が解除された状態を示す。
【図5】図4と同様な図であり、制動装置が作動してい
る状態を示す。
【符号の説明】
2 携帯式刈取機(携帯式刈払機) 4 ハウジング 6 内燃機関 14 遠心クラッチ 18 可動刃 22 クラッチドラム 28 板ばね 34 付勢手段(支持ピン) 40 摩擦要素(ブレーキパッド) 42 自由端部 44 付勢手段(屈曲部分) 46 カム部材 48 回転軸 50 レバー 56 第一カム面 58 第二カム面 60 境界 62 境界 B1 制動解除位置 B2 制動位置 C1 カム解除位置 C2 カム作動位置 L1 レバー解除位置 L2 レバー作動位置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関(6)の動力を遠心クラッチ
    (14)を介して可動刃(18)に伝達する携帯式刈取
    機(2)において、 前記遠心クラッチ(14)を収容するハウジング(4)
    の外側に、レバー作動位置(L2)とレバー解除位置
    (L1)との間で枢動可能に設けられたレバー(50)
    と、 前記ハウジング(4)の内側に、前記レバー(50)の
    枢動に連動して回転軸(48)中心にカム作動位置(C
    2)とカム解除位置(C1)との間で回動可能に設けら
    れ、かつ、周面に第一カム面(56)とこれに隣接する
    第二カム面(58)とを備えたカム部材(46)と、該
    カム部材(46)の周面に摺接する自由端部(42)を
    備えた板ばね(28)と、 該板ばね(28)の自由端部(42)を前記カム部材
    (46)の周面に向けて付勢する付勢手段(34、4
    4)と、 前記遠心クラッチ(14)のクラッチドラム(22)と
    対面して配置され、前記板ばね(28)の自由端部(4
    2)の動きに連動して、前記クラッチドラム(22)と
    摺接する制動位置(B2)と、該クラッチドラム(2
    2)から離間する制動解除位置(B1)をとる摩擦要素
    (40)とを有し、 前記第一カム面(56)は、前記板ばね(28)の自由
    端部(42)の当接面に着座する形状を有し、前記カム
    部材(46)は、前記レバー(50)が前記レバー作動
    位置(L2)に枢動されたときに前記カム作動位置(C
    2)をとって前記第一カム面(56)が前記板ばね(2
    8)の自由端部(42)と当接することにより前記摩擦
    要素(40)が前記制動位置(B2)をとり、前記レバ
    ー(50)が前記レバー解除位置(L1)に枢動された
    ときに前記カム解除位置(C1)をとって前記第二カム
    面(58)が前記板ばね(28)と当接するとともに前
    記摩擦要素(40)が前記制動解除位置(B1)をと
    る、ことを特徴とする可動刃用制動装置(14)を備え
    た携帯式刈取機。
  2. 【請求項2】 前記レバー(50)は、前記レバー作動
    位置(L2)において、前記ハウジング(4)の外側輪
    郭から外方に向かって突出する形状を有する、ことを特
    徴とする請求項1に記載の携帯式刈取機。
  3. 【請求項3】 前記第一カム面(56)と前記第二カム
    面(58)との境界(60、62)が角張っている、こ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯式刈取機。
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