JP3435687B2 - 収音装置 - Google Patents

収音装置

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JP3435687B2
JP3435687B2 JP06151898A JP6151898A JP3435687B2 JP 3435687 B2 JP3435687 B2 JP 3435687B2 JP 06151898 A JP06151898 A JP 06151898A JP 6151898 A JP6151898 A JP 6151898A JP 3435687 B2 JP3435687 B2 JP 3435687B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、周囲騒音が混在
した音源信号に対して、周囲騒音成分を抑圧し、目的信
号を抽出する機能を有する収音装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】騒音下で、SN比より目的信号を抽出す
る従来技術として、目的信号の音場分布差を利用し、周
波数軸上で目的信号が支配的な周波数成分を抽出する手
法を、特願平10−39206号「収音装置」で提案し
た。前記提案した技術の収音系では、目的信号の音源近
くに主入力マイクロホンが、その主入力マイクロホンよ
りも前記音源から離れた位置に補助入力マイクロホンが
設置される。そして、これら2つのマイクロホン間に生
じるレベル差の特性が騒音と目的信号で異なる、一般に
前者の方が後者より小さいことに着目して、目的信号が
支配的な周波数成分の抽出を実現している。
【0003】図10には前記提案した技術の一例を示
す。主入力マイクロホン1(近接音源用)は目的信号の
音源に近い位置に配され、このマイクロホン1より目的
信号の音源から離されて補助入力マイクロホン2(遠隔
音源用)が配される。これらマイクロホン1,2の出力
信号はスペクトル変換部3,4においてそれぞれ周波数
成分L(ωh ),R(ωh ),(h=1,2,…,n)
に分解される。レベル差算出部5では分解された周波数
成分L(ωh ),R(ωh )のレベル差が、外部より設
定したしきい値よりも大きい場合、音源周波数成分選択
部6において、目的信号が支配的な周波数成分と見な
し、スペクトル変換部3の出力から、対応する周波数成
分L(ωm )(m=i,j,…)を抽出し、設定しきい
値よりも小さい場合には、騒音周波数成分抑圧部10に
おいて、スペクトル変換部3の出力中の、対応する周波
数成分L(ωm )(m=k,l,…)を減衰させる。音
源周波数成分抽出部7および騒音周波数成分抑圧部10
で、スペクトル変換部3の出力スペクトルに対し、この
ような処理を行ったものを、時間波形変換部11におい
て時間波形に変換して出力する。このような処理によれ
ば、時間とともに非定常に変化する騒音に対しても適用
できる騒音抑圧が実現される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記技
術では、目的信号が支配的でない周波数成分の減衰量が
適切でないと処理信号の品質が劣化するという問題があ
る。特に、周囲が静かな騒音下では、上記の周波数成分
の減衰量が大きすぎると、目的信号が支配的でない周波
数成分に重畳した目的信号の欠落が目立ち、音質が聴感
上著しく劣化しやすいという問題があった。
【0005】この発明の目的は、騒音の状況に応じて騒
音抑圧量を制御することにより、静かな騒音下で、目的
信号が支配的でない周波数成分に重畳した目的信号の欠
落が目立つことなく、音質劣化が少ない、つまり先に提
案した技術における処理信号の品質を改善する収音装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、目的信号の音源に近い位置に設置された第1マイク
ロホンと、前記位置より目的信号の音源から離れた位置
に設置された第2マイクロホンとの各々の出力信号を振
幅スペクトルと位相スペクトルに第1、第2スペクトル
変換手段で変換し、前記複数のスペクトル変換手段から
出力される各周波数成分ごとの振幅スペクトルについ
て、前記複数のスペクトル変換手段間のレベル差をレベ
ル差算出手段で計算し、前記レベル差算出手段により出
力される各周波数成分ごとのレベル差と、予め設定され
たしきい値とを比較し、目的信号が支配的な周波数成分
か否かを音源周波数成分選択手段で判定し、前記第1マ
イクロホンの出力信号の振幅スペクトルから、前記音源
周波数成分選択手段により目的信号が支配的と判定され
た周波数成分を音源周波数成分抽出手段で抽出し、前記
第1マイクロホンの出力信号の振幅スペクトルから、前
記音源周波数成分選択手段により目的信号が支配的と判
定されなかった周波数成分を抽出し、その振幅スペクト
ルから目的信号以外の騒音の振幅スペクトルあるいは出
力レベルを騒音レベル推定手段で推定し、前記騒音レベ
ル推定手段より出力される騒音の振幅スペクトルあるい
は出力レベルに応じて騒音の抑圧量を騒音抑圧量算出手
段で決定し、前記第1マイクロホンの出力信号の振幅ス
ペクトルにおいて、前記音源周波数成分選択手段におい
て目的信号が支配的と判定されなかった周波数成分に対
して前記騒音抑圧量算出手段で決定した減衰を、騒音周
波数成分抑圧手段で行い、前記音源周波数成分抽出手段
および前記騒音周波数成分抑圧手段より出力される振幅
スペクトルを前記第1スペクトル変換手段により算出さ
れる位相スペクトルを用いて時間波形に時間波形変換手
段で変換する。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の収
音装置において、前記音源周波数成分抽出手段で目的信
号が支配的と判定された周波数成分の振幅スペクトルの
大きさと、予め設定された無音区間判定しきい値とを比
較し、前記振幅スペクトルが前記無音区間判定しきい値
よりも小さい時目的信号の音源が無音状態であると音源
無音区間判定手段で判定し、前記音源無音区間判定手段
により目的信号の音源が無音状態と判定された場合にお
いて、前記レベル差算出手段より出力されるレベル差以
上となるように前記音源周波数成分選択手段に用いるし
きい値を、しきい値算出手段で算出し更新する。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2の
収音装置において、前記音源周波数成分抽出手段におい
て、目的信号が支配的と判定された周波数成分の振幅ス
ペクトルの大きさと、予め設定された無音区間判定しき
い値とを比較し、前記振幅スペクトルが前記無音区間判
定しきい値よりも小さいとき、目的信号の音源が無音状
態であると音源無音区間判定手段で判定し、前記音源無
音区間判定手段により目的信号の音源が無音状態と判定
された場合において「前記時間波形変換手段の出力」ま
たは「前記音源周波数成分抽出手段と前記騒音周波数成
分抑圧手段の出力」を音源無音区間減衰手段で減衰させ
る。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1、2、ま
たは3記載の収音装置において、前記第1マイクロホン
が第2マイクロホンに比べて使用時に口元に近い位置に
なるようにハンドセット、ヘッドセット、イヤーマイク
セットに組み込まれたものである。作用 請求項1記載の発明の構成によれば第1、第2マイクロ
ホンの振幅スペクトルのレベル差によって目的信号が支
配的な周波数成分か否かの判定が行われ、更に目的信号
について、その音源と第1、第2マイクロホンの位置関
係はほとんど変化せずそれらの距離も短いため、2つの
マイクロホンの間で安定したレベル差が生じる。一方、
騒音については、その音源と第1、第2マイクロホンと
の間の距離は、目的信号の音源と第1、第2マイクロホ
ンとの間の距離に比べて長くなると考えてよい。このた
め、目的信号によって生じるレベル差は、騒音によって
生じるレベル差よりも常に大きくなると考えられる。
【0010】この発明では、上記のように2つのマイク
ロホンに生じるレベル差が目的信号と騒音とで異なる点
に着目して目的信号が支配的な周波数成分の抽出処理を
行う。また、目的信号が支配的と判定されなかった周波
数成分、すなわち騒音の重畳が無視できない周波数成分
については、その振幅スペクトルより騒音の振幅スペク
トルあるいは出力レベルを推定し、推定された周囲騒音
の振幅スペクトルあるいは出力レベルに応じた減衰処理
を行う。このような処理によれば、非定常な騒音に対し
ても適用でき、かつ騒音の状況に応じて騒音抑圧量を制
御できる、騒音抑圧機能を有する収音装置が実現でき
る。
【0011】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明において目的音源が無音状態と判定された場
合において目的信号が支配的な周波数成分か否かを判定
するためのしきい値を算出し、更新することによって、
音源周波数成分選択手段において目的信号が支配的な周
波数成分の判定精度を向上させ、音質を向上させる。請
求項3記載の発明においては、請求項1又は2記載の発
明において目的信号の音源が無音状態と判定された場合
において、「前記時間波形変換手段の出力」または、
「前記音声周波数成分抽出手段と前記騒音周波数成分抑
圧手段の出力」を減衰させることによって、目的音源が
無音状態であるときの騒音抑圧効果が向上する。
【0012】請求項4記載の発明においては、請求項
1、請求項2、または請求項3記載の発明において、第
1マイクロホンが第2マイクロホンに比べて口元に近い
位置になるようにハンドセット、ヘッドセット、イヤー
マイクセットを組み込むことによって、各々の送受話器
において送話信号の耐騒音性能を向上させることが可能
となる。
【0013】
【発明の実施の形態】実施例1 図1は請求項1の発明の実施例を示すブロック図であ
る。図10に示したものに対し、騒音レベル推定部8と
騒音抑圧量算出部9とが付け加えられる。請求項1に示
した実施例の処理手順を図4の流れ図を参照して説明す
る。まず、マイクロホン1,2に騒音が重畳した目的信
号が各々取り込まれ、それらをディジタル信号として読
み込む(S02)。読み込まれたマイクロホン1,2の
信号を以下では、L,Rとする。
【0014】スペクトル変換部3,4では、取り込んだ
信号L,RをスペクトルL(ωh ),R(ωh )(h=
1,2,…,n)に変換する(S03)。この変換は、
例えば離散的フーリエ変換によって実行される。レベル
差算出部5では、L(ωh ),R(ωh )の各周波数成
分について、以下の式で与えられるレベル差ΔLR(ω
h )を計算する(S04)。
【0015】ΔLR(ωh )=20log 10(|L
(ωh )|/|R(ωh )|) 上式中のωh は周波数(h=1,2,…,n),|L
(ωh )|,|R(ωh )|は、各々L,R信号の振幅
スペクトル成分を表わす。音源周波数成分選択部6で
は、各周波数成分についてΔLR(ωh )と予め設定さ
れたしきい値Th(ωh )の大小関係より、目的信号が
支配的な周波数成分の選択を行う。目的信号が支配的な
周波数成分か否かの判定条件は例えば以下の式によって
決定される(S05)。
【0016】 ΔLR(ωh )>Th(ωh ) → 目的信号が支配的 ΔLR(ωh )≦Th(ωh ) → 目的信号が支配的でない 音源周波数成分抽出部7では、L(ωh )について目的
信号が支配的な周波数成分L(ωm )(m=i,j,
…)をスペクトル成分格納部(図示せず)にS(ωm
として格納する(S06)。
【0017】 S(ωm )=L(ωm )(m=i,j,…) 音声周波数成分選択部6において、目的信号が支配的で
ないと判定された周波数ωm (m=k,l,…)につい
ては以下の騒音抑圧処理(S07)〜(S10)を行
う。まず、騒音レベル推定部8で、L(ωh )(h=
1,2,…,n)より目的信号が支配的でない周波数成
分L(ωm )(m=k,l,…)を抽出する(S0
7)。このL(ωm )(m=k,l,…)より騒音の全
帯域にわたる出力レベルLvを推定する(S08)。推
定の方法としては例えば以下の式が考えられる。
【0018】 Lv=20log 10((n/q)×Σ|L(ωm )|) ここで、qは目的信号が支配的でないと判定された周波
数成分の個数、和Σは目的信号が支配的でない周波数ω
m (m=k,1,…)に対応するものについてとる。騒
音抑圧量算出部9では、目的信号が支配的でない周波数
成分に乗ずる重み係数w(ωm )(m=k,l,…)を
算出する(S09)。w(ωm )の算出には例えば次式
を用いる。
【0019】 w(ωm )=C (Lv<Lv1) C((Lvh−Lv)/(Lvh−Lv1))npw (Lv1≦Lv≦Lvh) 0 (Lv>Lvh) ここで、Cは0≦C≦1を満たす定数、Lvhは騒音抑
圧を充分に行う必要があるような大きい騒音レベルの目
安、Lv1は騒音抑圧をそれほど行う必要がない程度の
小さい騒音レベルの目安、C,npwはw(ωm )を変
化させる勾配を決める定数である。
【0020】図6にC=1としたときの上式のw
(ωm )−Lv特性を示す。この図が示すように、騒音
が小さいときには重み係数w(ωm )は1に近づく。こ
の場合には、騒音抑圧量は小さくなるため処理後の信号
の劣化や残留雑音の問題が克服される。また、高騒音下
においては、重み係数w(ωm )は0に近づくため、騒
音抑圧量が大きくなり、処理後の信号の明瞭性を向上さ
せることができる。
【0021】騒音周波数成分抑圧部10では、騒音抑圧
量算出部9で計算された重み係数を目的信号が支配的で
ない周波数成分L(ωm )(m=k,1,…)に乗じた
値を騒音抑圧処理後のスペクトル成分格納部(図示せ
ず)にS(ωm )(m=k,1,…)として格納する
(S10)。 S(ωm )=w(ωm )×L(ωm ) そして、(S10)の出力および(S06)の出力を合
成したS(ωh )(h=1,2,…)を時間波形変換部
11において信号Lの位相スペクトルΦ(ωh)を用い
て時間波形に変換し、時間波形信号を出力する(S1
1)。
【0022】以上の処理はフレーム処理を基本とし、
(S02)で読み込んだ信号の時間長をシフトして重ね
合わせる方法で行う。例えば、時間長40msのときシ
フト幅を1/2にすればフレーム周期20msで上記
(S02)〜(S12)の処理がくり返されることにな
る。なお、(S09)で算出される重み係数は騒音の全
帯域における出力レベルに応じて算出されるが、これら
の値は、騒音を複数のサブ帯域に分けて求めることによ
り、各サブ帯域ごとの騒音の出力レベルに応じた値とし
て求めることができる。また、(S09)のような重み
係数による騒音抑圧ではなく、(S07)の出力が形成
する振幅スペクトル包絡より、騒音スペクトルを推定し
て、信号Lの振幅スペクトルから差引くスペクトルサブ
トラクション処理を適用することも可能である。実施例2 請求項1記載の発明では音源周波数成分選択部6におい
て、ある周波数成分が目的信号が支配的であるか否かを
判定するしきい値Th(ωh )を外部より設定してい
る。請求項2の発明では、目的信号の音源が無音状態で
あるときに周囲騒音に生じているマイクロホン1,2間
の各周波数成分におけるレベル差を利用して、しきい値
Th(ωh )を算出し、修正することにより音源周波数
成分選択部6において目的信号が支配的であるか否かの
判定精度を向上させ、音質を向上させるものである。
【0023】この請求項2の実施例を図2に示し、この
例では、図1に対し、音源無音区間判定部12、しきい
値算出部13が付け加えられ、その他は図1と同じ動作
である。以下では、この請求項2の実施例を示す図5を
用いて音源無音区間判定部12、およびしきい値算出部
13における処理について説明する。音源無音区間判定
部12では、まず第一に目的信号が支配的な振幅スペク
トルの和Pを求め(S07)、Pと外部より設定したし
きい値PThとの大小関係より目的信号の音源の無音状
態を検出する(S12)。
【0024】 P>PTh → 目的信号の音源が有音状態 P≦PTh → 目的信号の音源が無音状態 音源無音区間判定部12において、目的信号の音源が無
音状態と判定された場合には、しきい値算出部13にお
いてしきい値Th(ωh )(h=1,2,…,n)を算
出する。例えば、新しいしきい値を以下の式により算出
する(S13,S14)。
【0025】Th(ωh )=ΔLR(ωh ) (ΔLR(ωh )>Th(ωh )のときのみ)実施例3 請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の
発明において音源無音区間判定部12により目的信号の
音源が無音状態と判定された場合に、「時間波形変換部
11の出力」または、「音源周波数成分抽出部7と騒音
周波数成分抑圧部10の出力」を減衰させ、騒音抑圧効
果を向上させるものである。
【0026】図2中に破線で示すように請求項3の実施
例は、請求項2の発明の実施例に対し、音源無音区間減
衰部14が付加される。この音源無音区間減衰部14の
動作を除けば請求項2の動作と同じであり、請求項3の
実施例を図5の破線枠で示される部分を用いて音源無音
区間減衰部14における処理について説明する。
【0027】音源無音区間減衰部14では、音源無音区
間判定部12において目的信号の音源が無音状態と判定
された場合には(S16)、時間波形変換部11の出力
信号S(th )を減衰させる(S17)。なお、音源無
音区間減衰部14の処理は、音源周波数成分抽出部7と
騒音周波数成分抑圧部10の出力であるS(ωh )(h
=1,2,…,n)に対して行ってもよく、その効果は
(S17)の処理による効果と同等である。実施例4 図3に請求項4の実施例を示す。図3Aはハンドセット
21にマイクロホン1とマイクロホン2を取付けた場合
である。ハンドセット21の使用状態においてマイクロ
ホン1はその使用者の口22、つまり目的信号の音源近
くに位置され、マイクロホン2はハンドセット21の受
話器部分、つまり耳23の近くに位置するようにされて
いる。
【0028】図3Bはヘッドセット25にマイクロホン
1,2を取付けた場合でヘッドセット25を使用者の頭
部26に装着した使用状態で、その耳23に対接される
受話器27の部分にマイクロホン2が取付けられ、この
受話器27の部分から、支持アーム28が延長され、支
持アーム28の遊端部が口22の近くに位置し、ここに
マイクロホン1が取付けられる。
【0029】図3Cはイヤーマイクセット31に取付け
た場合で、イヤーマイクセット31が耳23の部分に取
付けられた状態で、アーム32が口22側に延長され、
これにマイクロホン1が取付けられ、このアーム32と
反対にアーム33が延長され、これにマイクロホン2が
取付けられる。この図に示したようにマイクロホン1,
2をハンドセット、ヘッドセット、イヤーマイクセット
の組み込み、実施例1から3の処理を実現する装置を構
成することによって、各々の送受話器において送話信号
の耐騒音性能を向上させることが可能となる。実験例 請求項1記載の発明を適用した実験例を以下に示す。目
的信号は音声、騒音信号は駅のホームでの周囲騒音を用
い、マイクロホン1とマイクロホン2の入力信号は、図
7に示すように目的信号の音源41よりの目的信号がマ
イクロホン1には直接入力され、マイクロホン2には抵
抗素子42により6dB(電力で半分に)減衰されて入
力され、騒音源43よりの騒音はマイクロホン1,2に
同一レベルで入力されるように計算機上で作成した。S
/N比は目的信号の平均電力と騒音信号の平均電力の比
で定義し、マイクロホン1におけるその値を5dB、−
5dBとしたものについて各々処理を行った。信号のス
ペクトル分解における周波数分解能は22Hz、分析フ
レームの時間長は46ms、フレーム周期は23msと
した。
【0030】図8A,B、図9A,Bは、それぞれS/
Nが5dBの時と−5dBの時のマイクロホン1の処理
前の目的信号、騒音信号、図8C、図9CはS/N=5
dB、S/N=−5dBの時のそれぞれの騒音信号+目
的信号、図8D、図9DはそれぞれS/N=5dB、S
/N=−5dBの時の処理後の信号である。これらの図
から、SN比が5dB、−5dBの条件下のいずれにお
いても、処理後の信号(図8D、図9D)が処理前の目
的信号図8A、図9Aをよく復元していることが確認で
きる。
【0031】また、ヘッドホン受聴により、SN比5d
Bの処理信号では歪みのない音声が得られ、SN比−5
dBの処理信号では充分な騒音抑圧効果が得られている
ことが確認できた。このことは、騒音抑圧量の制御が良
好に動作していることを示している。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明では、目的信号の音源に近い位置に設置された第1
マイクロホンと、前記位置より目的信号の音源から離れ
た位置に設置された第2マイクロホンとの各出力信号を
第1、第2スペクトル変換手段で振幅スペクトルと位相
スペクトルに変換し、これらスペクトル変換手段の出力
中の各周波数成分ごとの振幅スペクトルについてレベル
差算出手段で前記第1、第2スペクトル変換手段間のレ
ベル差を計算し、前記レベル差算出手段により出力され
る各周波数成分ごとのレベル差と、予め設定されたしき
い値とを音源周波数成分選択手段で比較し、目的信号が
支配的な周波数成分か否かを判定し、前記第1マイクロ
ホンの出力信号の振幅スペクトルから、前記音源周波数
成分選択手段により目的信号が支配的と判定された周波
数成分を音源周波数成分抽出手段で抽出し、第1マイク
ロホンの出力信号の振幅スペクトルから、前記音源周波
数成分選択手段により目的信号が支配的と判定されなか
った周波数成分を抽出し、かつその振幅スペクトルから
目的信号以外の騒音の振幅スペクトルあるいは出力レベ
ルを騒音レベル推定手段で推定し、前記騒音レベル推定
手段より出力される騒音の振幅スペクトルあるいは出力
レベルに応じて騒音の抑圧量を騒音抑圧量算出手段で決
定し、前記第1マイクロホンの出力信号の振幅スペクト
ル中の、前記音源周波数成分選択手段において目的信号
が支配的と判定されなかった周波数成分に対して前記騒
音抑圧量算出手段で決定した減衰を騒音周波数成分抑圧
手段で行い、前記音源周波数成分抽出手段および前記騒
音周波数成分抑圧手段より出力される振幅スペクトルを
前記第1マイクロホンの前記第1スペクトル変換手段に
より算出される位相スペクトルを用いて時間波形に時間
波形変換手段で変換することにより、非定常な騒音に対
しても有効に動作し、かつ騒音の状況に応じて騒音抑圧
量を制御できる、新しい騒音抑圧処理機能を有する収音
装置を提供できる。
【0033】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
収音装置において、前記音源周波数成分抽出手段によ
り、目的信号が支配的と判定された周波数成分の振幅ス
ペクトルの大きさと、予め設定された無音区間判定しき
い値とを比較し、前記振幅スペクトルが前記無音区間判
定しきい値よりも小さいとき、目的信号の音源が無音状
態であると音源無音区間判定手段で判定し、この判定が
目的信号の音源が無音状態と判定されると、前記レベル
差算出手段より出力されるレベル差以上となるように前
記音源周波数成分選択手段に用いるしきい値を、しきい
値算出手段で算出更新することにより、音源周波数成分
選択手段において目的信号が支配的な周波数成分抽出精
度を向上させ、処理後の信号の品質向上が可能な収音装
置を提供できる。
【0034】請求項3記載の発明は、請求項1の収音装
置において、前記音源周波数成分抽出手段で目的信号が
支配的と判定された周波数成分の振幅スペクトルの大き
さと、予め設定された無音区間判定しきい値とを比較
し、前記振幅スペクトルが前記無音区間判定しきい値よ
りも小さいとき目的信号の音源が無音状態であると音源
無音区間判定手段で判定し、前記音源無音区間判定手段
により目的信号の音源が無音状態と判定された場合にお
いて「前記時間波形変換手段の出力」、または「前記音
源周波数成分抽出手段と前記騒音周波数成分抑圧手段の
出力」を音源無音区間減衰手段で減衰させることによ
り、目的信号の音源が無音状態のときは信号は減衰さ
れ、これにより騒音が抑圧され、さらに騒音の少ない収
音装置が提供される。
【0035】請求項4記載の発明は、請求項1、2、ま
たは3記載の収音装置において、前記目的信号の音源に
近い位置に設置された第1マイクロホンと前記目的信号
の音源から離れた位置に設置された第2マイクロホンの
うち、前者のマイクロホンが後者のマイクロホンに比べ
て使用時に口元に近い位置になるようにハンドセット、
ヘッドセット、イヤーマイクセットに組み込まれている
ことにより従来のハンドセット、ヘッドセット、イヤー
マイクセットにおいて送話信号の耐騒音性能を向上させ
ることが可能となる。従来、耐騒音性に優れた送話信号
を得るイヤーマイクセットとして骨導マイクロホンとレ
シーバを一体化したものがある。しかし骨導マイクロホ
ンによって収音された音声は周波数成分が低周波成分に
偏っており、高周波成分が少ないため、音質が悪い。ま
た骨導マイクロホンとレシーバとの音響結合の問題もあ
る。この発明では、気導音をベースとした収音であり、
レシーバとマイクロホン間の距離も確保できるため、上
記の問題を持たないイヤーマイクセットの提供が可能と
なる。
【0036】なお、以上の説明で使用したマイクロホン
は、無指向性マイクロホンに限定されるものではなく、
例えば、マイクロホン1は、目的信号の音源の方向に指
向性を有するマイクロホンを使用し、マイクロホン2
は、目的信号の音源と反対の方向に指向性を有するマイ
クロホンを使用してもよい。この場合、目的信号の音源
方向のみに鋭い指向性を有する超指向性マイクロホンと
して利用できる。
【0037】この発明は、騒音抑圧が必要な各種収音装
置のほか、通話を目的とした電話装置や、音声認識の入
力装置にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例の機能的構成を示すブ
ロック図。
【図2】請求項2及び3の各発明の実施例の機能的構成
を示すブロック図。
【図3】請求項4の発明の各種実施例を示す側面図。
【図4】図1に示した実施例の動作手順を示す流れ図。
【図5】図2に示した実施例の動作手順を示す流れ図。
【図6】図1に示した実施例におけるw(ωm )のLv
に対する特性例を示す図。
【図7】この発明の実験例に用いたマイクロホン入力信
号の発生例を示す図。
【図8】この発明の実験例に適用した処理前の目的信
号、騒音信号、騒音+目的信号(SN比=5dB)、及
び処理後の信号をそれぞれ示す図。
【図9】この発明の実験例に適用した処理前の目的信
号、騒音信号、騒音+目的信号(SN比=−5dB)、
及び処理後の信号をそれぞれ示す図。
【図10】先に提案した技術の機能構成例を説明するブ
ロック図。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−212196(JP,A) 特開 昭59−68800(JP,A) 特開 昭56−46300(JP,A) 特開 平4−16900(JP,A) 特開 平4−184400(JP,A) 特開 平11−249693(JP,A) 特開 平11−305792(JP,A) 特許2863214(JP,B2) 特許3355598(JP,B2) 高野,青木,岡本,松井,発声音声の 音場分布差を利用した騒音抑圧処理,電 子情報通信学会1998年総合大会講演論文 集 情報・システム1,日本,1998年 3月27日,D−14−16,Page 227 高野,青木,岡本,中台,松井,音声 の音場分布差を利用した騒音抑圧処理の 音声認識への適用について,電子情報通 信学会1998年基礎・境界ソサイエティ大 会講演論文集,日本,1998年 9月29 日,SA−6−1,Page 241 青木,青木,チャネル間情報を利用し た2音源分離手法の実環境における検 討,日本音響学会平成9年春季研究発表 会講演論文集I,日本,1997年 3月17 日,2−3−5,Pages 513−514 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 21/00 - 21/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的信号の音源に近い位置に設置された
    第1マイクロホンと、 前記位置より目的信号の音源から離れた位置に設置され
    た第2マイクロホンと、 前記第1、第2マイクロホンの各々の出力信号を振幅ス
    ペクトルと位相スペクトルに変換する第1、第2スペク
    トル変換手段と、 前記第1、第2スペクトル変換手段から出力される各周
    波数成分ごとの振幅スペクトルについて、相互のレベル
    差を計算するレベル差算出手段と、 前記レベル差算出手段により出力される各周波数成分ご
    とのレベル差と、予め設定されたしきい値とを比較し、
    目的信号が支配的な周波数成分か否かを判定する音源周
    波数成分選択手段と、 前記第1マイクロホンの出力信号の振幅スペクトルか
    ら、前記音源周波数成分選択手段により目的信号が支配
    的と判定された周波数成分を抽出する音源周波数成分抽
    出手段と、 前記第1マイクロホンの出力信号の振幅スペクトルか
    ら、前記音源周波数成分選択手段により目的信号が支配
    的と判定されなかった周波数成分を抽出し、その振幅ス
    ペクトルから目的信号以外の騒音の振幅スペクトルある
    いは出力レベルを推定する騒音レベル推定手段と、 前記騒音レベル推定手段より出力される騒音の振幅スペ
    クトルあるいは出力レベルに応じて騒音の抑圧量を決定
    する騒音抑圧量算出手段と、 前記第1マイクロホンの出力信号の振幅スペクトルにお
    いて、前記音源周波数成分選択手段において目的信号が
    支配的と判定されなかった周波数成分に対して、前記騒
    音抑圧量算出手段で決定した減衰を行う騒音周波数成分
    抑圧手段と、 前記音源周波数成分抽出手段および前記騒音周波数成分
    抑圧手段より出力される振幅スペクトルを前記第1スペ
    クトル変換手段により算出される位相スペクトルを用い
    て時間波形に変換する時間波形変換手段とを有すること
    を特徴とする収音装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の収音装置において、 前記音源周波数成分抽出手段で目的信号が支配的と判定
    された周波数成分の振幅スペクトルの大きさと、予め設
    定された無音区間判定しきい値とを比較し、前記振幅ス
    ペクトルが前記無音区間判定しきい値よりも小さいと
    き、目的信号の音源が無音状態であると判定する音源無
    音区間判定手段と、 前記音源無音区間判定手段により目的信号の音源が無音
    状態と判定された場合において、前記レベル差算出手段
    より出力されるレベル差以上となるように前記音源周波
    数成分選択手段に用いるしきい値を算出し更新するしき
    い値算出手段を具備することを特徴とする収音装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の収音装置において、 前記音源周波数成分抽出手段において目的信号が支配的
    と判定された周波数成分の振幅スペクトルの大きさと、
    予め設定された無音区間判定しきい値とを比較し、前記
    振幅スペクトルが前記無音区間判定しきい値よりも小さ
    いとき目的信号の音源が無音状態であると判定する音源
    無音区間判定手段と、 前記音源無音区間判定手段により目的信号の音源が無音
    状態と判定された場合において前記時間波形変換手段の
    出力、または前記音源周波数成分抽出手段と前記騒音周
    波数成分抑圧手段の両出力を減衰させる音源無音区間減
    衰手段を具備することを特徴とする収音装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、または3記載の収音装置
    において、 前記第1マイクロホンと前記第2マイクロホンのうち、
    前記第1マイクロホンが前記第2マイクロホンに比べて
    使用時に口元に近い位置になるようにハンドセット、ヘ
    ッドセット、イヤーマイクセットに組み込まれたことを
    特徴とする収音装置。
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