JP3435220B2 - 原子炉停止装置 - Google Patents

原子炉停止装置

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JP3435220B2
JP3435220B2 JP18440494A JP18440494A JP3435220B2 JP 3435220 B2 JP3435220 B2 JP 3435220B2 JP 18440494 A JP18440494 A JP 18440494A JP 18440494 A JP18440494 A JP 18440494A JP 3435220 B2 JP3435220 B2 JP 3435220B2
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清 原田
薫 藤田
剛 石川
英浩 青野
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Hitachi Setsubi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Electromagnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体金属冷却型高速増
殖炉の原子炉停止装置、あるいは原子炉制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は公知の構造の液体金属冷却型高速
増殖炉を示す。この炉は複数の燃料要素12を収容して
いる炉心13を含んでいる。
【0003】炉が発生する熱は、炉心上部構造14中の
制御棒駆動機構20によって炉心13に対して昇降させ
られる一連の制御棒15によって調整される。
【0004】炉心13は容器16に収容され、原子炉全
体は一次容器17内に入れられている。
【0005】液体金属冷却材18は典型的には大気圧の
ナトリウムである。
【0006】図4の炉は、主循環ポンプに介して循環す
る液体金属冷却材18の流れによって冷却される。
【0007】液体金属冷却材18は燃料要素12の下部
より流入し、次で液体金属冷却材18は炉心13を通っ
て上方に流れ、炉心13では核分裂反応によって発生し
た熱が液体金属冷却材18に伝えられる。
【0008】図4の原子炉構造は出力レベルを制御する
ために、炉内の温度上昇事故発生等を電気的に感知する
センサーを有し、制御棒駆動機構が作動し、制御棒15
が炉心13に出入する構造となっている。
【0009】前記のごとく事故発生をセンサーによって
検出するシステムの場合図5のごとく事故発生から制御
棒が挿入されるまでに、検出遅れ時間が生じることにな
る。図4のような従来型の原子炉構造でも、原子炉停止
系の信頼性は充分高くなるように配慮されているが、さ
らに原子炉停止系の信頼性を向上させるために、従来形
式と異なった方式の原子炉停止機構を併用して用いるこ
とは非常に有効である。
【0010】制御棒駆動構造と中性子吸収体を収容した
制御要素との連結部に温度感知合金を組み込んだ磁気回
路を設け、その吸引力により制御要素を吊り下げる方式
が考案されている。
【0011】これは、例えば特開昭59−50389 号公報に
示される方式である。
【0012】図7に本公知例を示す。
【0013】アーマチュア9は内側部分と外側部分とに
分けられた2重円柱状であり、その間の隙間19に温度
感知合金5が環状にして挿入され、ピンによってアーマ
チュア9に固定されている。
【0014】この温度感知合金5のキュリー点は磁路1
1を形成する電磁石8の鉄心材よりも低いキュリー点で
あり、かつ原子炉の通常運転温度500℃〜550℃よ
りも高い温度例えば700℃前後とされている。
【0015】従って、鉄心材は充分な保磁力をもって制
御要素を保持するため高いキュリー点を有しかつ磁束密
度を高くとることのできるものとされている。
【0016】また、温度感知合金5はコイル2とその中
心直径をほぼ等しく形成されており、その高さすなわち
軸方向長さは側面の表面積が鉄心4の磁路断面積より十
分大きい値となるようにされている。
【0017】このような自己作動型の原子炉停止装置に
よれば、図6に示すように、事故発生に直接反応して原
子炉停止動作を行うため、より高い信頼性が確保され
る。
【0018】しかし、従来例では誤落下防止温度から切
離し温度までの間の保持力の温度に対する変化特性が、
ほぼ温度感知合金の温度特性に依存していたため、本従
来例を実施する場合、要求特性に適合した合金が存在し
なければならない点で、温度感知合金の開発にコストと
時間がかかる点が課題であった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来例によれば冷却材
の温度変化に対する応答性を確保するためには保持力の
温度特性が温度感知合金の飽和磁化の温度特性に依存し
ているため、保持力の要求条件に適合した温度感知合金
をその都度開発或いは選定する必要があった。
【0020】本発明の目的は、保持力の温度変化に対す
る変化特性が急しゅんな磁気回路を提供すること、又、
保持力の温度変化に対する変化特性が温度感知合金の特
性のみに依存するものではなく、温度感知合金の特性を
利用しつつも、保持力の温度変化に対する変化特性を任
意に設定できることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】磁気回路の一部に磁気ブ
リッジを装着することにより、要求条件を満足させ、あ
るいは温度感知合金自体の飽和磁化の温度変化特性が多
少ゆるやかでも、誤落下防止温度以下での保持力を確保
しつつ、誤落下防止温度から切離し温度までの間の保持
力を急激に減少させることができ、設計余裕を向上させ
ることが可能となる。
【0022】
【作用】磁気ブリッジを設けることにより、磁気回路全
体の保持力の温度変化が大きくなり、温度感知合金の設
計裕度が広がり、現実的な設計が可能となると同時に温
度感知合金の選定幅が広がる。
【0023】図8,図9で本発明の作用を説明する。
【0024】今、事故発生により冷却材の温度が上昇
し、例えば、冷却材が沸騰しない要求は図8のごとくな
る。
【0025】原子炉を安全に停止させるためには、冷却
材沸騰時間T1に対し、制御要素の挿入遅れ時間△Tを
考慮した時間T2までに温度感知合金が反応しなければ
ならない。
【0026】この時の温度感知合金の温度は冷却材温度
がθ1であるのに対し、若干の温度応答遅れがあるため
θ1よりやや低い温度のθ2である。
【0027】この時の、温度と保持力の関係を図9に示
す。
【0028】通常運転時は誤落下してはならないので、
想定される冷却材温度、つまり誤落下防止温度θ0
は、吊り下げる制御棒の重量に余裕を取って設定された
必要保持力以上の保持力が必要である。
【0029】仮に何らかの事故発生により冷却材の温度
が上昇すると、温度感知合金の磁気抵抗が増加して電磁
石の吸着力は温度上昇に伴って低下する。
【0030】保持力の温度変化率が比較的ゆるやかな従
来ケースのAに比べ、保持力の温度変化率が比較的急激
な本発明Bのケースは誤落下防止温度θ0 での保持力
と、切離し温度θ2 での保持力の変化率が大きくとれ磁
路設計の裕度が広がる、或いは温度感知合金の選定範囲
が広がる。
【0031】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1及び図2により
説明する。
【0032】本実施例では、制御要素駆動機構により上
下動される駆動延長軸1の下端に、磁性材料で作られた
マグネット鉄心4と、コイル2で構成された電磁石8が
取付けられている。
【0033】一方制御要素を吊り下げる連結軸10の上
端には鉄心材6と、温度感知合金5で構成されたアマチ
ュア9が取りつけられている。
【0034】ここで温度感知合金5は、アマチュア9の
外側に取付けられているため構造物の外側を流れる冷却
材に直接接触し、冷却材の温度変化により早く応答でき
る。またアマチュア9の外側には冷却材の温度変化によ
り速く応答できるよう、フィン構造を設ける場合もあ
る。
【0035】図1は誤落下防止温度以下の温度での磁路
を示す。
【0036】磁気ブリッジのギャップ22は通常、ギャ
ップ21より大きく、通常運転時の温度に余裕を取った
誤落下防止温度θ0 において、磁気ブリッジ7を通る磁
路の磁気抵抗は温度感知合金5を含むアマチュア7側の
磁気抵抗より大きいので、誤落下防止温度以下では、磁
路は図1のごとく形成される。
【0037】この場合電磁石8とアマチュア9等で構成
される磁気回路中の磁路11の磁気抵抗は、鉄心材6と
温度感知合金5等の各々の磁気抵抗の合計である。
【0038】ここで電磁石はギャップ21の磁束の2乗
に比例する力でアマチュア9以下を吊り下げることがで
きる。
【0039】今、図1の実施例において何らかの原因で
炉心の温度が上昇した場合の磁路を図2に示す。
【0040】温度感知合金5の温度がキュリー点近くに
達すると、アマチュア5を通る磁路の磁気抵抗が増加し
て大きくなり、比較的温度変化に対する磁気抵抗の変化
率の小さい磁気ブリッジ7を通る磁路の磁気抵抗の方が
比較して小さくなる。
【0041】従ってギャップ21を通らない磁路11が
形成される。
【0042】するとアマチュアを通る磁気回路の磁束は
小さくなり、従って磁束の2乗に比例して電磁石の保持
力が減少し、制御要素を保持できなくなり、制御要素を
落下し原子炉を停止する。
【0043】図3は、図1及び図2の実施例の磁気回路
を示したものである。
【0044】ここでこの磁気回路の保持力F〔N〕は、
次式で示される。
【0045】
【図1】
【0046】 ここで、 Φg:ギャップ21の磁束量〔Wb〕 Sg:ギャップ21の断面積〔m2〕 μg:ギャップ21の透磁率〔−〕 図3において、 Rmは、温度感知合金5を含むアマチュア9部の磁気抵
抗 Rgは、ギャップ21の磁気抵抗 Rcは、電磁石8部の磁気抵抗 Rbは、磁気ブリッジ7および磁気ブリッジのギャップ
22の磁気抵抗である。
【0047】又、NIはコイル2により生じる起磁力
〔AT〕、Φgは、ギャップ21部の磁束量〔Wb〕、
Φbは、磁気ブリッジ7および磁気ブリッジのギャップ
22の磁束量〔Wb〕、Φoは、電磁石8部の磁束量
〔Wb〕である。
【0048】図3において、ギャップ21部の磁束量Φ
gは(2)式で表される。
【0049】
【数2】
【0050】各部の磁気抵抗Rc,Rm,Rg,Rbの
うちRmは他に比べて温度とともに変化する割合が大き
い。
【0051】この特性によってギャップ部の磁束量Φg
は変化するが、ここで長さ,断面積,材質等を調整し各
部の磁気抵抗Rc,Rm,Rg,Rbを適切に設定する
ことによって、温度が同一でも、ギャップ部の磁束量を
任意に設定することができる。
【0052】今仮にRb>Rgに設定したとする。
【0053】この場合通常運転温度に余裕をとった誤落
下防止温度では磁路が図1となる。この時一般に磁気抵
抗のオーダは、
【0054】
【数3】 Rb>Rg>Rm>Rc …(3)
【0055】
【数4】 または、Rb>(Rg=Rm)>Rc …(4)
【0056】
【数5】 または、Rb>Rm=Rg>Rc …(5) となる温度感知合金5を用いているので、(2)式は次
式となる。
【0057】
【数6】
【0058】次に磁路が図2となる切離し温度では、
【0059】
【数7】 Rm>Rg>Rb>Rc …(7)
【0060】
【数8】 または、Rm=Rg>Rb>Rc …(8)
【0061】
【数9】 または、Rg>Rm>Rb>Rc …(9) とみなせるので(2)式は次式となる。
【0062】磁気ブリッジ7を用いないときの磁束は、
【0063】
【数10】
【0064】磁気ブリッジ7を用いたときの磁束は、
【0065】
【数11】
【0066】よって切離し温度の時の磁束量の減少割合
はΦgo/Φgだけ大きくなる。
【0067】ここで、
【0068】
【数12】
【0069】実施例図1の磁路11に示す磁路は誤落下
防止温度まで磁路であり、(6)式によって示される磁
気抵抗を有する。
【0070】実施例図2の磁路11は切り離し温度での
磁路を示すものであり、(12)式によって示される様
に、磁気ブリッジ7があるためアマチュア9側の磁気抵
抗が大きいため、磁束はほとんど磁気ブリッジ側に集中
する。
【0071】これにより、磁気ブリッジを設けた本発明
のギャップ部の磁束Φgは磁気ブリッジを設けないとき
のギャップ部の磁束Φgoより(12)式で示す割合分
小さくなる。
【0072】これにより保持力は、(1)式に示すよう
に磁束の比の2乗の割合で急激に小さくでき、磁路設計
の裕度が広がると共に温度感知合金の選定範囲も広が
る。
【0073】以下図10から図12は、本発明の実施例
の変形例である。
【0074】図10は磁気ブリッジをコイルケースの一
部に設けた図1の変形例である。この場合新たに磁気ブ
リッジとして部品を追加する事なしに磁気特性の温度変
化を急激に出来る効果がある。
【0075】図10の磁路11は切離し温度での磁路を
示す。
【0076】図2の実施例と同様に主要な磁路はギャッ
プ21を通過しないので切離し温度での保持力は急激に
小さくできる。
【0077】図11は磁気ブリッジを鉄心材と異なる材
質とした図1の変形例である。
【0078】この場合、鉄心材は例えば2−1/4Cr
−1Mo或いは、9Cr−1Mo等の比較的高温強度の
高い材料を用い、比較的高い強度が要求されない磁気ブ
リッジには、磁気抵抗の特性上比較的優れる純鉄或いは
コバルト,コバルト合金等を設置する。
【0079】これにより、比較的高温である切り離し温
度での磁気抵抗は
【0080】
【数13】 Rb≫Rm>Rg>Rc …(13)
【0081】
【数14】 または、Rb≫Rm=Rg>Rc …(14)
【0082】
【数15】 または、Rb≫Rg=Rm>Rc …(15) となり、図1の実施例よりさらに保持力の温度変化を急
激にする装置を提供することが可能となる。
【0083】図12は温度感知合金5を鉄心材6と同一
としたことを特徴とする図1の変形例である。
【0084】この場合、アマチュア9部の材質を一つと
することで、アマチュア9部での鉄心材6と温度感知合
金との接合部がなくなり製作性が大幅に向上する。
【0085】もちろんアマチュア部の外側にはスリット
等を設け冷却材の温度変化に対し短時間で応答できるよ
う工夫することは、図1と同様である。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、冷却材の温度変化に対
し、温度が低い場合はアマチュア側を主要な磁路が通
り、温度が高い場合は磁気ブリッジ側を主要な磁路が通
るので、ギャップの磁束量を温度感知合金の磁気抵抗の
温度変化以上の変化率で変化させることができる。
【0087】またその保持力特性も、各部の磁路長,磁
路断面積,材質を調節することにより任意に設定できる
原子炉停止装置が提供できるので、何らかの原因で冷却
材温度が上昇するという事象に対して自発的にかつ迅速
かつ確実に原子炉を停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による誤落下防止温度以下での
磁路を記入した電磁石部の縦断面図である。
【図2】保温発明の実施例による温度異常上昇時におけ
る磁路を記入した電磁石部の縦断面図である。
【図3】本発明の電磁石部の等価磁気回路図である。
【図4】従来公知の高速増殖炉の縦断面における炉内概
念図である。
【図5】従来例による事故時の制御棒の動作行程図であ
る。
【図6】本発明の実施例による事故時の制御棒の動作行
程図である。
【図7】従来例による電磁石部の縦断面図である。
【図8】冷却材温度と温度感知合金温度との誤落下防止
温度の上昇による時間経過特性を示したグラフ図であ
る。
【図9】電磁石による保持力の温度変化による特性を示
したグラフ図である。
【図10】本発明の実施例であり、磁気ブリッジをコイ
ルケースの一部に設けた図1の変形例による電磁石部の
縦断面図である。
【図11】本発明の実施例であり、磁気ブリッジを鉄心
材と異なる材質とした図1の変形例による電磁石部の縦
断面図である。
【図12】本発明の実施例であり、温度感知合金を鉄心
材と同一とした例による電磁石部の縦断面図である。
【符号の説明】
1…駆動延長軸、2…コイル、3…コイルケース、4…
鉄心、5…温度感知合金、6…鉄心材、7…磁気ブリッ
ジ、8…電磁石、9…アマチュア、10…連結軸、11
…磁路、12…燃料要素、13…炉心、14…炉心上部
構造、15…制御棒、16…容器、17…一次容器、1
8…冷却材、19…隙間、20…制御棒駆動構造、21
…ギャップ、22…磁気ブリッジのギャップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 剛 茨城県日立市会瀬町二丁目9番1号 日 立設備エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 青野 英浩 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 平2−61593(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 9/02 GDF G21C 7/14 GDF

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中性子吸収材を収容した制御要素を制御棒
    駆動機構に連結し、原子炉の出力レベルを上記中性子吸
    収材によって低下させる原子炉設備で、上記制御要素と
    制御棒駆動機構の連結部に電磁石で発生させた磁気を利
    用し且つアマチュアに装置した温度感知合金を通る磁気
    回路を設け、その吸引力により上記制御要素をアマチュ
    アを介して吊り下げる原子炉出力制御装置において、前
    記電磁石の鉄心内に前記アマチュア側に面して設けられ
    たギャップを有し、前記ギャップ内に部分的に前記ギャ
    ップを狭めるように装着した磁性材で構成された磁気ブ
    リッジを前記電磁石で発生させた磁気の通る磁気回路の
    一部に装置し、前記制御要素の誤落下防止温度では前記
    磁気ブリッジを通る磁気回路の磁気抵抗が前記アマチュ
    ア側の前記温度感知合金を通る磁気回路の磁気抵抗より
    大きく、且つ前記温度感知合金の温度がキュリー点に達
    すると前記アマチュアの前記温度感知合金を通る磁気回
    路の磁気抵抗が前記磁気ブリッジを通る磁気回路の磁気
    抵抗よりも大きくなるように前記磁性材の特性を定めて
    あることを特徴とする原子炉停止装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記磁気ブリッジが電
    磁石コイルのコイルケースの一部に設けられてあること
    を特徴とする原子炉停止装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記磁気ブリッジが電
    磁石の鉄心の材料とは異なる材質を用いた事を特徴と
    る原子炉停止装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記温度感知合金がア
    マチュアに装置されていて前記アマチュアの鉄心材と
    一の材質であることを特徴とする原子炉停止装置。
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