JP3434748B2 - 分別ごみ処理装置 - Google Patents

分別ごみ処理装置

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JP3434748B2 JP25864299A JP25864299A JP3434748B2 JP 3434748 B2 JP3434748 B2 JP 3434748B2 JP 25864299 A JP25864299 A JP 25864299A JP 25864299 A JP25864299 A JP 25864299A JP 3434748 B2 JP3434748 B2 JP 3434748B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、あらかじめ分別さ
れたごみを破砕する家庭用ごみ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用の分別ごみ処理装置は、例えば、
実用新案登録出願平成5年第22376号に提案されて
いる。このものは、ごみ粉砕槽内に設けられたごみ粉砕
刃がモーターによって回転することで、ごみ粉砕槽に投
入されたごみが破砕され、さらに、生ゴミと金属やプラ
スチックなどの不燃ごみが分別され、それぞれのごみご
とに、プレスされ、乾燥され、不燃物専用のゴミ箱、生
ごみ専用のゴミ箱のいずれかに廃棄されるとともに、空
き缶に関しては、プレス処理された後、空き缶専用のゴ
ミ箱に廃棄される分別ごみ処理装置である。このごみ分
別処理装置は、生ゴミと不燃ごみとを分別し、しかもご
みの容積を小さくして一括管理できるという利点があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この分
別ごみ処理装置は、多種類のごみをその種類ごとに破砕
(プレス)する複数の破砕(プレス)機構を有している
ため、家庭用の分別ごみ処理装置であるにも関わらず、
大がかりな装置となり、構造が複雑で、製造コストもか
かるという問題があった。また、今日の環境問題からす
ると、金属やプラスチックなど不燃物を一括処理するだ
けでは不十分であり、不燃物ごみを、さらに分別し、金
属、プラスチック、発泡スチロール等に分けて処理する
ことが好ましい。そこで、本発明は、例えば、生ゴミ以
外の可燃ごみ、金属類、プラスチック類、発泡スチロー
ル等の、種類の異なるごみを1個の共通の破砕機構によ
って破砕するという簡単な構成でありながら、破砕後の
ごみを各保管箱に分別した状態で回収することのできる
分別ごみ処理装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項に係る本発明
は、本体ケースの上部、中部、下部にそれぞれごみ導入
部、ごみ破砕部、ごみ回収部を設けた分別ごみ処理装置
において、前記ごみ導入部は、上部に投入口を有し下部
に排出口を有する縦向きのごみ導入ダクトであって横方
向に一列に整列された複数のごみ導入ダクトを備え、前
記ごみ破砕部は、前記ごみ導入部の下方において前記複
数の排出口に沿って横方向に配設されるとともに前記各
排出口から排出されたごみを下方に搬送しながら破砕す
るごみ破砕機構を備え、前記ごみ回収部は、前記ごみ破
砕機構の下方でかつ前記各排出口に対応する位置に配設
された複数のごみ保管箱を備え、また、前記ごみ破砕機
構は、それぞれ横方向に向いた回転軸を有する相互に平
行な一対の円筒状の回転体と、前記回転体の外周面に軸
方向移動可能に嵌合される環状の破砕刃保持部材と、前
記破砕刃保持部材によって保持された破砕刃と、前記回
転体の外周に固定された破砕刃と、前記一対の回転体を
相互に対向する部分が下方に移動する方向に回転駆動す
る回転駆動手段と、を有し、さらに、前記ごみ導入ダク
トは、隣接する2つのごみ導入ダクトを区画する、横方
向に移動可能な導入ダクト仕切板を有し、前記ごみ保管
箱は、隣接する2つのごみ保管箱を区画する、横方向に
移動可能なごみ保管箱仕切板を有する、ことを特徴とす
る。請求項の発明によると、ごみ導入ダクトの上部の
投入口に投入されたごみは、縦向きのごみ導入ダクトに
導かれて下部の排出口から排出される。排出口から排出
されたごみは、ごみ破砕機構によって細かく破砕されな
がら下方に搬送される。破砕されて下方に搬送されたご
みは、そのごみが投入されたごみ導入ダクトに対応する
位置に配設されているごみ保管箱に回収される。つま
り、1つのごみ導入ダクトに投入されたごみは、横方向
には不要に移動することなく、破砕機構によって破砕さ
れ、さらに、そのごみ導入ダクトに対応するごみ保管箱
に回収される。本発明では、このように1対1に対応づ
けられたごみ導入ダクトとごみ保管箱の組を、横方向に
配設した破砕機構に沿って複数組配設しているので、各
ごみ導入ダクトのそれぞれに種類の異なるごみを分別し
て投入するようにすれば、破砕後のごみも各ごみ保管箱
に分別した状態で回収することができる。しかも、種類
の異なるごみを、1個の共通の破砕機構によって破砕す
ることが可能である。なお、ごみの種類としては、例え
ば、生ゴミ以外の可燃ごみ、金属類、プラスチック類、
発泡スチロール等があげられる。また、本請求項の発明
によると、回転駆動手段によって、一対の回転体を相互
に対向する部分が下方に移動する方向に回転駆動するこ
とにより、回転体の外周面に固定されている破砕刃も同
方向に回転する。導入ダクトの排出口から排出されたご
みは、一対の回転体により、回転体相互に対向する部分
に搬送されながら、破砕刃によって破砕され、可能のご
み保管箱に落下する。さらに、本請求項の発明による
と、種類ごとのごみの量に応じて、ごみ保管箱仕切板を
移動させることにより、各ごみ保管箱の容積を自由に変
更することができる。上述のごみ保管箱仕切板を移動さ
せたときには、それに合わせて、導入ダクト仕切板も移
動させるようにする。この際、破砕刃も、破砕刃保持部
材を回転体の軸方向に移動させることにより、それぞれ
の仕切板移動後の導入ダクト及びごみ保管箱に対応する
好適な位置に移動させる。なお、ごみ保管箱仕切板、及
び導入ダクト仕切板は、ごみの破砕を始める前に、あら
かじめ、種類ごとのごみの量を予想して、適宜な位置に
移動させておくことができるのはもちろん、これ以外
に、例えば、予想に反してある種類のごみの量が多い場
合には、途中でそのごみを回収するごみ保管箱の容量を
大きくするように修正移動してもよい。
【0005】請求項2に係る本発明は、請求項1の分別
ごみ処理装置において、前記回転駆動手段は、モーター
を前記一対の回転体のそれぞれの内側に配設し、前記回
転体と前記モーターとによって2組のモータープーリを
構成する、ことを特徴とする。 本請求項2の発明による
と、モータがそれぞれの回転体の内側に配設されている
ので、モーターを設置するための空間を特別に設ける必
要はなく、全体をコンパクトに構成することができ上、
それぞれのモーターによってそれぞれの回転体を回転さ
せて破砕刃により大きな力でごみを破砕することができ
る。また、モーターの回転を回転体に伝達するための伝
達機構も簡素化することができる。伝達機構としては、
例えば、モーターの回転軸に形成した外歯と、回転体の
内周面に形成した内歯とに噛合するピニオンを配設すれ
ばよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。 〈実施の形態1〉図1〜図3に、本発明に係る分別ごみ
処理装置Cの一例を示す。図1は、分別ごみ処理装置C
の正面から見た縦断面図であり、図2は、同じく右側面
から見た縦断面図であり、図3は、同じく上面図であ
る。また、図4は、モータープーリのシャフトを含む縦
断面図である。さらに、図5は環状部材(破砕刃保持部
材)を介して鉤状のごみ破砕刃が回転体に固着されてい
る状態の正面図、図6は同じく右側面図である。また、
図7は鉤状のごみ破砕刃の正面図、図8は同じく右側面
図、図9は同じく上面図である。これらの図に示す分別
ごみ処理装置Cは、上下方向に縦長の直方体状の本体ケ
ース1の上部にごみ導入ダクト(ごみ導入部)10、中
部にごみ破砕機構(ごみ破砕部)20、下部にごみ保管
箱(ごみ保管部)60とを備えている。以下、この順に
詳述する。
【0007】本体ケース1は上下方向に縦長の直方体状
のもので、前面には開閉自在な扉2が設けられており、
この扉2の左右いずれかの一端部の軸着部で蝶着されて
いる(不図示)。分別ごみ処理装置Cの使用時にはごみ
を外部に離散させないため扉2を閉鎖して使用し、ごみ
保管箱60からごみを廃棄したり、分別ごみ処理装置C
内部をメンテナンスをしたりする時には扉2を開放する
ことによって容易に行うことができる。
【0008】ごみ導入ダクト10は、本体ケース1に縦
向きに設けられており、上部に投入口11を有し下部に
は排出口13を有する。また、ごみ導入ダクト10は、
本体ケース1の横方向に複数個のものが一列に整列され
ている。ごみ導入ダクト10は、本体ケース1の4枚の
側面板と、隣接する2つのごみ導入ダクト10の間に配
設されているダクト仕切板12によって形成されてい
る。なお、本実施の形態においては、ごみ導入ダクト1
0は、それぞれ生ごみ以外の可燃ごみ、金属類、プラス
チック類、発泡スチロールに分けて処理するように4つ
設けられているが、ごみの種類の数に応じて任意に設定
してよい。また、ごみ導入ダクト10を構成するダクト
仕切板12の位置は必ずしも横方向に均等である必要は
なく、任意に設定してよい。ごみ導入ダクトの上部の投
入口11に投入されたごみは、縦向きのごみ導入ダクト
10に導かれて下部の排出口13から排出される。
【0009】ごみ破砕機構20は、ごみ導入ダクト10
の下方において、一列に整列されて配設された複数の排
出口13に沿って、横方向に配設されていて、排出口1
3から排出されたごみを下方に搬送しながら破砕する。
ごみ破砕機構20は、相互に平行な一対のモータープー
リ30、31(図2において左側のモータープーリを第
1のモータープーリ30と右側のモータープーリを第2
のモータープーリ31という。)と、環状部材50と、
ごみ破砕刃40とを有している。図4は、モータープー
リのシャフトを含む縦断面図である。以下、図4に沿っ
てモータープーリの構成及び動作について説明する。以
下の説明では、モータープーリ30について説明する
が、モータープーリ31についても全く同じ構成及び動
作である。モータープーリ30は、円筒状のローラー部
(回転体)30aとそれぞれの内側に配設されたモータ
ー30bとを備えており、ローラー部30aはシャフト
30c、30dによって回転自在に支持されいている。
モーター30bはシャフト30cと一体のステーター3
0eを有しており、ステーター30eの内側には、回転
自在のローター30fが配設されている。ローター30
fからは出力軸30gが突出されており、その先端の外
周には外歯30hが形成されている。外歯30hには、
ピニオン30iの外径部に形成された外歯30jが噛合
されており、ピニオン30iの先端の小径部には、外歯
30kが形成されている。そして、この外歯30kに
は、ローラー部30aの内側面に設けられた内歯30l
が噛合されている。このような構成から、ローター30
fが回転すると、これと一体の出力軸30gが回転し、
さらに、ローター30f、出力軸30gの回転は、ピニ
オン30iによって減速されてローラー部30aに伝達
され、ローラー部30aが減速して回転する。モーター
プーリ30は、同一の電力であっても通常のモーターの
数十分の一にローラー部30aの回転数を落とすことが
できるため、これに反比例して回転力を数十倍にするこ
とができるモーターである。例えば、100ワットの電
力で動作するモータープーリ30において、回転数を通
常のモーターの回転数の30分の1にすることのできる
モータープーリ30においては3キロワットの力でロー
ラー部30aを回転することができる。このため、後述
のごみ破砕刃40と相まって、比較的強度の高い空き缶
などの不燃ごみであっても、容易に破砕することができ
る。2個のモータープーリ30、31は、上述のよう
に、ごみ導入ダクト10の下方において、一列に整列さ
れて配設された複数の排出口13に沿って、横方向に配
設されていて、シャフト30c、30dとシャフト31
c、31dとが相互に平行であり、相互に対向する面
(部分)が下向き(図2において、第1のモータープー
リ30については矢印A方向、第2のモータープーリ3
1については矢印B方向)にそれぞれ回転する。なお、
モータープーリ30、31はフットスイッチ(不図示)
等によって回転、停止をする。環状部材50は、モータ
ープーリ30、31の外周面(ローラー部30a、31
aの外周面)に嵌合されており、環状部材50にはごみ
破砕刃40が固定されている。すなわち、モータープー
リ30、31に間接的にごみ破砕刃40を取り付けよう
とするものであり、通常のモータープーリ30、31を
加工することなくごみ破砕刃をモータープーリ30、3
1に容易に取り付けるためのものである。
【0010】環状部材50は一定幅を有する環状の鋼材
でできている。例えば、ローラー部30a、31aへの
環状部材50の固着は、環状部材50の外周から内周に
向かって螺刻された複数の環状部材雌ねじ部51に環状
部材雄ねじ52を螺合、貫入させ、さらに環状部材雄ね
じ52の先端部でローラー部30a、31aの外周を締
め付けることによって行われる。また、モータープーリ
30、31への環状部材50の取付けは、それぞれのご
み導入ダクト10の下方に、対向する2個のモータープ
ーリ30、31それぞれに少なくとも1個の環状部材5
0が配設される位置に行われる。さらに、対向するモー
タープーリ30、31それぞれに設けられる環状部材5
0は、モータープーリ30、31の横方向に互い違いに
ずらして取り付けられている。このような構成をとるの
で、後述のように環状部材50にごみ破砕刃40を取り
付けて使用したときに、いずれのごみ導入ダクト10に
ごみを投下しても、それぞれのモータープーリ30、3
1に取り付けられたごみ破砕刃40によって左右方向か
らごみを破砕することができる。また、モータープーリ
30、31は、相互に回転したときにそれぞれのモータ
ープーリ30、31に取り付けられたごみ破砕刃40相
互が接触することがないように取り付けられる。
【0011】ごみ破砕刃40は、それぞれのモータープ
ーリ30、31が回転する方向(図2の矢印A方向、B
方向)に、鉤状の形状をなす鉤状部分40aが前方を向
くようにして、環状部材50の外周に、固着されてい
る。また、ごみ破砕刃40は、鉤状部分40aの幅方向
に凸部40bと凹部40cとが交互に形成されていて、
これにより、ごみを、確実にとらえ、第1のモータープ
ーリ30と第2のモータープーリ31との間隙に搬送
し、破砕することができる。環状部材50へのごみ破砕
刃40の固着は、環状部材50の外周から内周に向かっ
て螺刻された環状部材雌ねじ部53にごみ破砕刃40の
先端から貫入されたごみ破砕刃雄ねじ41を螺合し、締
め付けることによっておこなわれる。このような構成を
とることによって、ごみ破砕刃40を環状部材50に強
く固着することができる。本実施の形態では、等間隔に
複数(4個)のごみ破砕刃40が環状部材50に等間隔
に複数個固着されているが、少なくとも1個のごみ破砕
刃40が取り付けられていればよい。なお、ごみ破砕刃
40が取り付けられているモータープーリ30、31
は、ごみ破砕刃40が対向するモータープーリ30、3
1の外周に接触しない距離に横設されていることは前述
のとおりである。また、ごみ破砕刃40は、第1のモー
タープーリ30に取り付けられているごみ破砕刃40が
第2のモータープーリ31の外周に最も近づく時に、第
2のモータープーリ31に取り付けられているごみ破砕
刃40が第1のモータープーリ30の外周に近づく位置
に配設されているとよい。
【0012】ごみ保管箱60は、ごみ破砕機構20の下
方に、ごみ導入ダクト10の排出口13に対応する位置
に排出口13と同数だけ設けられいる。ごみ保管箱60
は、1つの箱体がごみ保管箱仕切板61によって仕切ら
れて形成されるものであってもよく、またそれぞれが分
離独立して形成されたものであってもよい。ケース本体
1、ダクト仕切板12、ごみ保管箱60、ごみ保管箱仕
切板61は、一定の強度のものであれば、強化プラスチ
ック、金属その他いずれの材質のものであってもよい。
また、環状部材50、ごみ破砕刃40の材質は、鋼材と
するのが一般的であるが、これに限るものではない。さ
らに、ごみ破砕刃40は破砕するごみの硬度に応じて材
質を異にしてもよい。
【0013】上述構成の分別ごみ処理装置Cは、以下の
ように動作する。ごみ導入ダクト10の上部の投入口1
1に投入されたごみは、縦向きのごみ導入ダクト10に
導かれて下部の排出口13から排出される。一対のモー
タープーリ30、31及び環状部材50を介して固着さ
れた鉤状のごみ破砕刃40が、対向する面を下向きにし
てごみを巻き込むように回転されるので、ごみは、細か
く破砕されながら下方に搬送される。破砕されて下方に
搬送されたごみは、そのごみが投入されたごみ導入ダク
ト10に対応する位置に配設されているごみ保管箱60
に回収される。つまり、1つのごみ導入ダクト11に投
入されたごみは、横方向には不要に移動することなく、
ごみ破砕機構20によって破砕され、さらに、そのごみ
導入ダクト10に対応するごみ保管箱60に回収され
る。本発明では、このように1対1に対応づけられたご
み導入ダクト10とごみ保管箱60の組を、横方向に配
設したごみ破砕機構20に沿って複数組配設しているの
で、各ごみ導入ダクト10のそれぞれに種類の異なるご
みを分別して投入するようにすれば、破砕後のごみも各
ごみ保管箱60に分別した状態で回収することができ
る。しかも、種類の異なるごみを、1個の共通のごみ破
砕機構20によって破砕することが可能である。なお、
ごみの種類としては、例えば、生ゴミ以外の可燃ごみ、
金属類、プラスチック類、発泡スチロール等があげられ
る。
【0014】〈実施の形態2〉実施の形態2は、実施の
形態1において、隣接する2つごみ導入ダクト10の間
に、横方向に移動可能な導入ダクト仕切板12を設け、
また、隣接する2つごみ保管箱60の間に、横方向に移
動可能なごみ保管箱仕切板61を設けたものである。ま
た、環状部材50は、モータープーリ30、31の横方
向に移動可能である。より詳述に述べると、ごみ投入ダ
クト10は、本体ケース1の正面内壁及び背面内壁に縦
方向の凹部ガイドが横方向に多数設けられており、選択
された任意の凹部ガイドにダクト仕切板12を嵌合する
ことで、ごみの種別に応じた好適な投入ダクト口の大き
さを決定できるように構成されている。ごみ保管箱60
は、1つの箱体がごみ保管箱仕切板61によって仕切ら
れ、ごみ排気出口13に対応して形成される場合におい
て、その正面内壁及び背面内壁に縦方向の凹部ガイドが
多数設けられており、ごみ導入ダクト10の排出口13
に合わせて、同種の破砕ごみが回収できるような任意の
位置にごみ保管箱仕切板61が凹部ガイドに嵌合するよ
うに構成されている。なお、廃棄される分別ごみの量を
基準にまずごみ保管箱60の大きさを決定し、ごみ保管
箱仕切板61の位置を選択した後に、ダクト仕切板12
の位置を決定してもよいことはもちろんである。また、
実施の形態1において、ごみ破砕刃40を環状部材50
を介してモータープーリ30、31に取り付ける場合に
おいては、環状部材50をモータープーリ30、31の
長手方向横方向の任意の位置に移動可能にするものであ
る。環状部材50は、環状部材50をモータープーリ3
0、31に固定する環状部材雄ねじ52を緩め、ごみ導
入ダクト10から落下してくるごみの位置に合わせた
後、環状部材雄ねじ52を締める。このような構成によ
り、家庭により異なる分別ごみの種類のに応じて最も使
い勝手のよい分別ごみ処理装置Cとして利用可能とな
る。
【0015】〈実施の形態3〉実施の形態3は、上記実
施の形態1において、ローラー部30a、31aの外周
に環状部材50を介してごみ破砕刃40を取り付けるこ
とに代えて、ローラー部30a、31aの外周を構成す
る金属板にごみ破砕刃40を直接固着するものである。
固着方法は実施の形態1においてごみ破砕刃40を環状
部材50に取り付ける方法と同一である。すなわち、ロ
ーラー部30a、31aへのごみ破砕刃40の固着は、
ローラー部30a、31aの外周から中心に向かって螺
刻された雌ねじ部にごみ破砕刃40の先端から貫入され
たごみ破砕刃雄ねじ41を螺合し、締め付けることによ
って行われる。なお、この場合、金属板厚さは、十分に
ごみ破砕刃40を固着できるに足るものとする。
【0016】〈実施の形態4〉実施の形態4は、上記実
施の形態1、2においてローラー部30a、31aの外
周に鉤状のごみ破砕刃40を取り付けることに代えて、
ローラー部30a、31aの外周面に、外周側に螺旋状
刃を有する円筒部材を嵌合するものである。各ローラー
部30a、31aに嵌合された円筒部材は好適な間隙を
設けて横設されていて、不燃物のごみがよりスムーズか
つ細かく破砕されるようになっている。
【0017】〈実施の形態5〉上記実施の形態1から4
においては、ごみ破砕機構20が、ごみ導入ダクト10
に投入されたごみを破砕するごみ破砕刃と、2個のモー
タープーリ30、31によって構成されている。実施の
形態5は、ごみ破砕機構20を構成する2個のモーター
プーリ30、31に代えて、ごみ破砕刃を固定するとと
もに、横方向に相互に平行な回転軸をもち、対向する面
が相互に下向きに回転し、その間隙においてごみを下方
に搬送しながら破砕する2個の鋼材で形成されたドラム
(円筒状の回転体)と、ドラムを回動駆動させる回転駆
動モーター(回転駆動手段)を有している。例えば、図
10に示すように、ごみ破砕刃40が固着されたドラム
の回転軸の一端70に設けられた第1のギア71と駆動
モーターの駆動軸72に設けられた第2のギア73とを
チェーン74で連結し、モーターを駆動することで、そ
の動力を回転体に伝達し、回転ドラムと回転ドラムに固
着されたごみ破砕刃とを回転させる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
種類の異なるごみをそれぞれ所定のごみ導入ダクトに投
入することにより、投入されたごみを破砕し、かつ、各
ごみ保管箱に混在することなくごみの種類ごとに分別回
収することができる。しかも、種類の異なるごみを破砕
する破砕機構は、1つのものを共通に使用することが可
能であるので、全体を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の分別ごみ処理装置の正面から見
た縦断面。
【図2】実施の形態1の分別ごみ処理装置の右側面から
見た縦断面。
【図3】実施の形態1の分別ごみ処理装置の上面図。
【図4】実施の形態1において、モータープーリのシャ
フトを含む縦断面図。
【図5】実施の形態1において、環状部材を介して鉤状
のごみ破砕刃がモータープーリに固着されている状態の
正面図。
【図6】実施の形態1において、環状部材を介して鉤状
のごみ破砕刃がモータープーリに固着されている状態の
右側面図。
【図7】実施の形態1において、鉤状のごみ破砕刃の正
面図。
【図8】実施の形態1において、鉤状のごみ破砕刃の右
側面図。
【図9】実施の形態1において、鉤状のごみ破砕刃の上
面図。
【図10】実施の形態5において、ドラムを回動させる
回転駆動機構を示す図。
【符号の説明】
C 分別ごみ処理装置 1 本体ケース 10 ごみ導入ダクト(ごみ導入部) 11 投入口 12 導入ダクト仕切板 13 排出口 20 ごみ破砕機構(ごみ破砕部) 30、31 モータープーリ 30a、31a 回転体(ローラー部) 40 破砕刃(ごみ破砕刃) 40a 鉤状部分 40b 凸部 40c 凹部 50 破砕刃保持部材(環状部材) 60 ごみ保管箱(ごみ保管部) 61 ごみ保管箱仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−230275(JP,A) 特開 平7−157001(JP,A) 特開 平9−229526(JP,A) 特開 平7−8827(JP,A) 実開 平5−95654(JP,U) 実開 昭54−17478(JP,U) 実開 昭64−44043(JP,U) 実開 平6−70840(JP,U) 実開 昭58−23649(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 18/00 - 18/44 B02C 23/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースの上部、中部、下部にそれぞ
    れごみ導入部、ごみ破砕部、ごみ回収部を設けた分別ご
    み処理装置において、 前記ごみ導入部は、上部に投入口を有し下部に排出口を
    有する縦向きのごみ導入ダクトであって横方向に一列に
    整列された複数のごみ導入ダクトを備え、 前記ごみ破砕部は、前記ごみ導入部の下方において前記
    複数の排出口に沿って横方向に配設されるとともに前記
    各排出口から排出されたごみを下方に搬送しながら破砕
    するごみ破砕機構を備え、 前記ごみ回収部は、前記ごみ破砕機構の下方でかつ前記
    各排出口に対応する位置に配設された複数のごみ保管箱
    を備え、 また、前記ごみ破砕機構は、 それぞれ横方向に向いた回転軸を有する相互に平行な一
    対の円筒状の回転体と、 前記回転体の外周面に軸方向移動可能に嵌合される環状
    の破砕刃保持部材と、 前記破砕刃保持部材によって保持された破砕刃と、 前記一対の回転体を相互に対向する部分が下方に移動す
    る方向に回転駆動する回転駆動手段と、を有し、 さらに、前記ごみ導入ダクトは、隣接する2つのごみ導
    入ダクトを区画する、横方向に移動可能な導入ダクト仕
    切板を有し、 前記ごみ保管箱は、隣接する2つのごみ保管箱を区画す
    る、横方向に移動可能なごみ保管箱仕切板を有する、 ことを特徴とする分別ごみ処理装置。
  2. 【請求項2】前記回転駆動手段は、モーターを前記一対
    の回転体のそれぞれの内側に配設し、前記回転体と前記
    モーターとによって2組のモータープーリを構成する、 ことを特徴とする請求項1の分別ごみ処理装置。
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