JP3433613B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

レバー式コネクタ

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JP3433613B2 JP14469296A JP14469296A JP3433613B2 JP 3433613 B2 JP3433613 B2 JP 3433613B2 JP 14469296 A JP14469296 A JP 14469296A JP 14469296 A JP14469296 A JP 14469296A JP 3433613 B2 JP3433613 B2 JP 3433613B2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、レバー式コネクタ
の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】レバー式コネクタの一般的な構造は、互
いに嵌合されるコネクタハウジングの一方にレバーを回
動可能に支持するとともに、他方のコネクタハウジング
にレバーに形成されたカム溝に嵌入するフォロワピンが
立てられていて、両ハウジングを接近させてフォロワピ
ンをカム溝の始端に挿入したのち、レバーを回動させる
ことによりカム作用で両ハウジングを互いに引き寄せ、
正規に嵌合させるようになっている。そして、カム溝の
始端にフォロワピンがスムーズに嵌入できるように、レ
バーは、そのカム溝の始端がフォロワピンと真直に対応
した嵌合準備位置に仮保持されることが望ましい。 【0003】従来そのための手段として、特開平6−2
75337号公報に開示されたものが知られている。こ
れは、レバーに撓み変形可能なロック片が設けられて、
それをハウジングの側面に形成された係止溝に落とし込
むことで、レバーを上記の嵌合準備位置に仮保持する。
そしてハウジングの嵌合操作を行う場合は、フォロワピ
ンがカム溝の始端に嵌入したところでフォロワピンがロ
ック片に当接し、それを撓み変形させつつ係止溝から外
してハウジングの側面に乗り上げさせることでロックを
解除し、ロック片がハウジングの側面上を摺接しつつレ
バーの回動操作が行われるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のも
のでは、レバーが嵌合完了位置に至って両ハウジングが
正規に嵌合された状態となっても、ロック片は撓み変形
したままハウジングの側面上に止め置かれることとなる
ため、ロック片が塑性変形を起こして繰り返しの使用が
できなくなるおそれがあった。本発明のレバー式コネク
タは上記のような事情に基づいて完成されたものであっ
て、その目的は、ロック片が塑性変形することを防止し
て製品寿命を伸ばすところにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な
一対のコネクタハウジングの一方には、他方のコネクタ
ハウジングと嵌合可能なフード部が形成されかつ一対の
アームとこの両アーム間に架橋部をわたすことによって
コ字形をなすレバーが回動可能に軸支され、このレバー
と他方のコネクタハウジングとの間にカム溝とフォロワ
とからなるカム機構が設けられ、両ハウジングの嵌合動
作の初期において前記フォロワをカム溝の始端に導入し
たのちレバーを回動させることにより、両ハウジングを
カム作用で互いに引き寄せて嵌合させるようにしたレバ
ー式コネクタにおいて、前記フード部には外側に膨出さ
れて膨出壁面となっておりかつこの膨出壁面の裏面側に
は前方へ開口し前記両コネクタハウジングの嵌合方向に
沿って延びた縦溝が形成されかつ前記架橋部の長さ方
向の中央部であって前記縦溝と対応する位置には、この
縦溝の入口部分の開口縁に設けられた係止部に弾性的に
係止することで、レバーを前記フォロワとカム溝の始端
とが対応する嵌合準備位置に保持する撓み変形可能なロ
ック片が設けられるとともに、前記他方のコネクタハウ
ジングの外面には、前記両コネクタハウジングが正規姿
勢で嵌合するときには前記縦溝内に進入可能であるが逆
向きで嵌合されるときには前記フード部と突き当たるこ
とで嵌合を阻止する逆嵌合防止用のリブが突出形成さ
れ、かつこのリブは前記フォロワがカム溝の始端に導入
された際に前記ロック片と係合して、そのロック片を撓
み変形させることでロックを解除可能となっており、
つ前記レバーのロック片は、そのレバーが両ハウジング
が正規に嵌合された嵌合完了位置まで回動されたところ
では、前記一方のコネクタハウジングから離間したとこ
ろに位置して自由状態に復元可能となっているところに
特徴を有する。 【0006】 【0007】 【発明の作用および効果】 <請求項1の発明>ロック片を係止部に嵌合させること
で、レバーはフォロワがカム溝の始端と対応する嵌合準
備位置に保持される。これによりハウジングの嵌合操作
がスムーズに行われる。両ハウジングが嵌合されてフォ
ロワがカム溝の始端に導入されると、ロック解除部がロ
ック片と係合して、ロック片が撓み変形しつつ係止部か
ら外れてロックが解除され、レバーが回動可能な状態と
なる。レバーが嵌合完了位置まで回動されて両ハウジン
グが正規に嵌合されたところでは、ロック片がハウジン
グから離間して自由状態に復元する。 【0008】すなわちこの発明によれば、レバーを嵌合
準備位置に保持し、またフォロワがカム溝の始端に導入
されたところでレバーのロックを自動的に解除すること
ができることに加え、レバーが嵌合完了位置に回動され
たところではロック片がフリーとなるから、ロック片が
塑性変形を起こすことが防止されて、製品寿命を大幅に
伸ばすことができる効果が得られる。ロック解除を逆嵌
合防止用のリブを利用するようにしたから、構造をシン
プルに維持しつつハウジングの逆嵌合を併せて防止する
ことができる。 【0009】<請求項2の発明>ロック解除部を逆嵌合
防止部に兼用できるようにしたから、構造をシンプルに
維持しつつハウジングの逆嵌合を併せて防止することが
できる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図10に基づいて説明する。本実施形態では防水
タイプのレバー式コネクタを例示し、図1,2に示すよ
うに、固定的に設けられる雄側のコネクタハウジング1
(以下、単に雄ハウジングという)と、これに嵌合され
る雌側のコネクタハウジング2(以下、単に雌ハウジン
グという)とを備えている。雄ハウジング1は合成樹脂
製であって、横長の角筒状をなして機器3の外面から直
接に突出して形成されている。雄ハウジング1の底面か
らは、複数の雄型端子金具4が整列して突設されてい
る。 【0011】一方の雌ハウジング2は同じく合成樹脂材
によって形成されており、上記した雄ハウジング1内に
クリアランスを持って嵌合される本体部6を備え、その
本体部6の下部側に雄ハウジング1の外周面に略緊密に
嵌合されるフード部7が形成されている。本体部6内に
は、複数のキャビティ8が雄ハウジング1内の各雄型端
子金具4の配列位置と対応して形成されており、各キャ
ビティ8内に、電線9の端末に固着された雌型端子金具
10が上面側から挿入されてランス11によって抜け止
め状態に収容され、雌型端子金具10の後方に固着され
た防水ゴム栓12がキャビティ8の入り口をシールする
ようになっている。 【0012】各キャビティ8の上面側から引き出された
電線9は1本に束ねられ、雌ハウジング2の上面側に被
せられたカバー13内を通ってその出口13aから一方
向に導出されている。また、本体部6の奥端の外周には
シールリング15が嵌着され、本体部6の下面に嵌めら
れたリテーナ16によりシールリング15が抜け止め状
態に押さえられるとともに、雌型端子金具10の二重係
止がなされている。また、雄ハウジング1の底面からは
ガイドリブ18が突設されているとともに、雌ハウジン
グ2の本体部6の嵌合面には、図4に示すように、上記
のガイドリブ18を挿入して案内するガイド孔19が穿
設されている。さらに、フード部7の短辺側の両側壁に
は、図2に示すように、後記する雄ハウジング1側に設
けられたフォロワピン31の基端側を嵌めて案内する縦
方向のガイド溝20が、下縁に開口して形成されてい
る。 【0013】すなわち、雌ハウジング2が雄ハウジング
1に向けて嵌合されると、雄ハウジング1の周壁が、雌
ハウジング2における本体部6とフード部7との間に相
対的に進入し、またガイドリブ18がガイド孔19内
に、フォロワピン31がガイド溝20内に相対的に進入
しつつ、それぞれの中心線X,Yを整合させるようにし
て押し込まれ、所定量嵌合されたところで対応する雌雄
の端子金具4,10同士が正規に嵌合接続されるように
なっている。また、シールリング15が雌ハウジング2
の本体部6と雄ハウジング1の周壁との間で挟み付けら
れることで、両ハウジング1,2間がシールされるよう
になっている。 【0014】雌ハウジング2には、嵌合操作用のレバー
21が設けられている。このレバー21は、一対のアー
ム22の先端に架橋部23をわたすことによって平面コ
字形に形成されており(図4参照)、アーム22はさら
に、基端側が幅広で先端側が幅狭となって全体としてL
字形に形成されている。雌ハウジング2のフード部7に
おける短辺側の両側面には、中心線Yと対応する位置に
おいて一対の支持軸25が突設され、各アーム22の基
端部に開口された軸受孔26(図5参照)が上記の支持
軸25に嵌合されることで、レバー21はその支持軸2
5を中心として雌ハウジング2を跨ぎつつ回動可能とさ
れている。なお、図1、図6〜図8および図10では、
レバー21のアーム22並びに支持軸25は破線または
鎖線で示されるべきところを、便宜上実線で図示されて
いる。 【0015】各アーム22の基端部は併せてカム形成部
28となっており、そのカム形成部28の裏面には、図
5に示すように、略円弧形の所定形状をなすカム溝29
が形成され、そのカム溝29の始端に連通した導入口3
0が、カム形成部28の外縁に開口して形成されてい
る。一方、雄ハウジング1の短辺側の側面には、中心線
Xと対応した位置において、上記したカム溝29に嵌合
可能な一対のフォロワピン31が突設されている。 【0016】上記のレバー21は、図1に示す嵌合準備
位置から、図8に示す嵌合完了位置まで90度の角度範
囲で回動し得るようになっている。嵌合準備位置では、
レバー21は、そのカム溝29の導入口30が、中心線
Yに沿った嵌合方向の前方を向いてフォロワピン31と
対応した姿勢を取るようになっている。そして、両ハウ
ジング1,2を嵌合する場合は、図1,2に示すように
雌ハウジング2を雄ハウジング1に対向させ、雄ハウジ
ング1側のフォロワピン31を導入口30からカム溝2
9の始端に挿入しつつ、両ハウジング1,2を嵌合し、
引き続いてレバー21を図1の時計回り方向に嵌合完了
位置まで回動させると、その間にカム溝29とフォロワ
ピン31との間のカム作用によって雌ハウジング2が中
心線X,Yに沿って引き寄せられ、両ハウジング1,2
が所定量嵌合されるようになっている。 【0017】レバー21を上記した嵌合準備位置に保持
するために、架橋部23の長さ方向の中央にロック部3
3が設けられている。このロック部33の裏面の一側に
は、第1ロック片34が形成されている。この第1ロッ
ク片34は、レバー21が嵌合準備位置にある場合にお
いて、図1の正面から見てL字形をなす形状に形成され
ており、先端には内側に曲げられた係止突部35が形成
されており、基端側を中心として内外に撓み変形可能と
なっている。 【0018】一方の雌ハウジング2のフード部7では、
上記のロック部33と対応する箇所の所定幅の部分が外
側に膨出され、裏面側に縦溝37が形成されている。そ
の膨出壁面38の下縁は、フード部7のその他の下縁よ
りも若干高い箇所に位置していて、その膨出壁面38の
下縁が係止縁39となっている。また係止縁39の外面
側は、下方に向かうほど肉厚が薄くなるような傾斜面4
0となっている。そして、第1ロック片34の基端側が
膨出壁面38に突き当たることで、レバー21が図1の
反時計回り方向に回動するのが規制され、また、第1ロ
ック片34の先端の係止突部35が係止縁39の裏側に
係止されることで、レバー21が同図の時計回り方向に
回動するのが規制され、もってレバー21を上記した嵌
合準備位置に保持し得るようになっている。 【0019】また、雄ハウジング1における一方の長辺
側の外側面には、その長さ方向の中央部において、ロッ
ク解除用のリブ42が底面から所定高さ立ち上がって形
成されている。このリブ42は雌ハウジング2のフード
部7に形成された縦溝37内に進入可能であって、フォ
ロワピン31がカム溝29の導入口30に臨むまで両ハ
ウジング1,2が嵌合されたところで、その上端が第1
ロック片34の先端に当接する設定となっていて(図6
参照)、リブ42が相対的に上昇すると、第1ロック片
34を外側に向けて撓み変形させ得るようになってい
る。 【0020】なおこのリブ42は、ハウジングの逆嵌合
防止機能も併せて持っている。すなわち図10に示すよ
うに、雌ハウジング2が正規の姿勢から左右反対の姿勢
で嵌合されると、両端子金具4,10が嵌合される前
に、膨出壁面38を設けた側と反対側の面のフード部7
の下縁がそのリブ42の上端に突き当たることで、それ
以上の嵌合ができないようになっている。 【0021】また、上記したロック部33には、撓み変
形可能な第2ロック片44が設けられている。この第2
ロック片44は、図8に示すように、レバー21が嵌合
完了位置まで回動された場合に、その先端に設けられた
嵌合突部45が、雌ハウジング2に被着されたカバー1
3に形成された嵌合凹部46内に弾性的に嵌まり込むこ
とで、レバー21を嵌合完了位置に保持するように機能
するものである。 【0022】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその組み付けの手順を説明する。まず、雌ハウジ
ング2に対してレバー21が図1,2に示す嵌合準備位
置に組み付けられる。レバー21は、第1ロック片34
の係止突部35が雌ハウジング2の膨出壁面38の係止
縁39に弾性的に係止されることで、上記の嵌合準備位
置に保持される。そこでは、カム溝29の導入口30が
嵌合方向の前方を向いて、雄ハウジング1側のフォロワ
ピン31と真直に対応可能となる。また、各キャビティ
8に電線9の端末の雌型端子金具10が収容され、引き
出された電線9は1本に束ねられて側方に延出され、そ
の回りにカバー13が被着されて覆われる。係る状態で
雌ハウジング2が図1の矢線に示すように雄ハウジング
1に向けて嵌合される。 【0023】この場合、雌ハウジング2が正規姿勢から
左右反対の姿勢で嵌合されると、図10に示すように、
両端子金具4,10が嵌合される前に、膨出壁面38を
設けた側と反対側の面のフード部7の下縁が、雄ハウジ
ング1側に立てられたリブ42の上端に突き当たること
で、それ以上の嵌合ができず、また、レバー21がロッ
クされたままでその回動操作ができない。これにより、
雌ハウジング2の向きが反対であったことが検知される
ので、雌ハウジング2を正規の姿勢に直して再度嵌合操
作を行う。 【0024】雌ハウジング2が正規の姿勢において雄ハ
ウジング1に向けて嵌合され、所定量押し込まれると、
雄ハウジング1側のフォロワピン31がレバー21のカ
ム溝29の導入口30に嵌入する。それとタイミングを
合わせるようにして、図6に示すように、リブ42の上
端が雌ハウジング2の縦溝37の下端に臨みつつ第1ロ
ック片34の先端を突き上げて、第1ロック片34を外
側に向けて撓み変形させ、係止突部35の係止縁39に
よる係止を解除する。 【0025】さらに雌ハウジング2を押し込むとリブ4
2が相対的に上昇して、図7に示すように、レバー21
を同図の時計回り方向に僅かに回動させつつ、第1ロッ
ク片34の先端が係止縁39の傾斜面40から膨出壁面
38上に乗り上げる。これにより、レバー21のロック
が完全に解除され、レバー21が回動可能な状態とな
る。ここまでは、未だ雌雄の端子金具4,10同士が嵌
合されないので、さしたる嵌合力は必要とされない。 【0026】そして図7の状態から、架橋部23に手を
掛けてレバー21を同図の時計回り方向に回動させる
と、カム溝29とフォロワピン31との間のカム作用に
よって雌ハウジング2が引き寄せられる。レバー21
が、嵌合準備位置から90度回動されて嵌合完了位置に
至ると、図8,9に示すように、両ハウジング1,2が
正規の量だけ嵌合されて、対応する雌雄の端子金具4,
10同士が正規に嵌合接続される。 【0027】この間、第2ロック片44が撓み変形しつ
つカバー13に乗り上げて、レバー21が嵌合完了位置
に達したところで、第2ロック片44が自由状態に復元
しつつその先端の嵌合突部45がカバー13の嵌合凹部
46に嵌まり込み、レバー21が嵌合完了位置に保持さ
れ、すなわち両ハウジング1,2が正規に嵌合した状態
に保持される。一方の第1ロック片34も、雌ハウジン
グ2の外面から完全に離間した所に位置し、自由状態に
復元する。 【0028】以上説明したように本実施形態によれば、
レバー21を嵌合準備位置に確実に保持しておくことが
できるので、その後のハウジング1,2の嵌合作業を簡
単にかつ正確に行うことができる。しかも、レバー21
に設けた第1ロック片34を雌ハウジング2に設けた係
止縁39に係止するだけの簡単な構造であり、組み付け
も簡単に行える。また、フォロワピン31がカム溝29
の導入口30に導入されたところでレバー21のロック
が自動的に解除されるから、その後のレバー21の回動
操作に円滑に移行することができる。 【0029】それに加え、レバー21が嵌合完了位置に
回動されたところでは、第1ロック片34はフリーな状
態となるから、塑性変形を起こすことが防止されて製品
寿命を大幅に伸ばすことができる。さらに、ロック解除
用のリブ42をハウジング1,2の逆嵌合防止用のリブ
で兼用する構造としたから、シンプルな構造にまとめる
ことができる。 【0030】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)嵌合準備位置でのロック用のロック片は、レバー
のアーム側に設けられていてもよく、その場合、ハウジ
ングの対応する側面の係止部に弾性的に係合することで
ロックでき、レバーが嵌合完了位置まで回動されたとこ
ろでは、ハウジングの側面から離れてフリーになってい
ればよい。 【0031】(2)上記実施形態とは逆に、レバー側に
フォロワが、相手のハウジング側にカム溝が設けられて
いてもよい。 (3)また上記実施形態では防水形式のものを例示した
が、非防水のものにも適用することができる。 (4)さらに上記実施形態とは逆に、雄側のハウジング
にレバーを装着したものにも同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係る両ハウジングの嵌合
前の状態の横断面図である。 【図2】その縦断面図である。 【図3】雄ハウジングの正面図である。 【図4】雌ハウジングの正面図である。 【図5】レバーの断面図である。 【図6】ロック解除の初期状態を示す横断面図である。 【図7】ロツクが解除された状態の横断面図である。 【図8】両ハウジングが正規に嵌合された状態の横断面
図である。 【図9】その縦断面図である。 【図10】ハウジングの逆嵌合を検知した状態の横断面
図である。 【符号の説明】 1…雄ハウジング 2…雌ハウジング 7…フード部 21…レバー 25…支持軸 29…カム溝 30…導入口 31…フォロワピン 34…第1ロック片 35…係止突部 37…縦溝 38…膨出壁面 39…係止縁 42…リブ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジ
    ングの一方には、他方のコネクタハウジングと嵌合可能
    なフード部が形成されかつ一対のアームとこの両アーム
    間に架橋部をわたすことによってコ字形をなすレバーが
    回動可能に軸支され、このレバーと他方のコネクタハウ
    ジングとの間にカム溝とフォロワとからなるカム機構が
    設けられ、両ハウジングの嵌合動作の初期において前記
    フォロワをカム溝の始端に導入したのちレバーを回動さ
    せることにより、両ハウジングをカム作用で互いに引き
    寄せて嵌合させるようにしたレバー式コネクタにおい
    て、前記フード部には外側に膨出されて膨出壁面となってお
    りかつこの膨出壁面の裏面側には前方へ開口し前記両コ
    ネクタハウジングの嵌合方向に沿って延びた縦溝が形成
    されかつ前記架橋部の長さ方向の中央部であって前記縦溝と
    対応する位置には、この縦溝の入口部分の開口縁 に設け
    られた係止部に弾性的に係止することで、レバーを前記
    フォロワとカム溝の始端とが対応する嵌合準備位置に保
    持する撓み変形可能なロック片が設けられるとともに、 前記他方のコネクタハウジングの外面には、前記両コネ
    クタハウジングが正規姿勢で嵌合するときには前記縦溝
    内に進入可能であるが逆向きで嵌合されるときには前記
    フード部と突き当たることで嵌合を阻止する逆嵌合防止
    用のリブが突出形成され、かつこのリブは前記フォロワ
    がカム溝の始端に導入された際に前記ロック片と係合し
    て、そのロック片を撓み変形させることでロックを解除
    可能となっており、 かつ前記レバーのロック片は、そのレバーが両ハウジン
    グが正規に嵌合された嵌合完了位置まで回動されたとこ
    ろでは、前記一方のコネクタハウジングから離間したと
    ころに位置して自由状態に復元可能となっていることを
    特徴とするレバー式コネクタ。
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