JP3431229B2 - 走行距離計測装置 - Google Patents
走行距離計測装置Info
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- JP3431229B2 JP3431229B2 JP23989493A JP23989493A JP3431229B2 JP 3431229 B2 JP3431229 B2 JP 3431229B2 JP 23989493 A JP23989493 A JP 23989493A JP 23989493 A JP23989493 A JP 23989493A JP 3431229 B2 JP3431229 B2 JP 3431229B2
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Description
する走行距離計測装置に関する。
距離を計測する方法の1つとして、車両の走行車輪の回
転数と車輪径から走行距離を算出する方法がある。
3−183301号公報に開示されており、車輪の回転
数から走行距離を計測し、所定の位置に設置された地上
子を通過する時に、あらかじめ記憶された走行開始位置
から地上子までの距離で先程計測された走行距離を置き
換えることにより、測定された走行距離の修正を行なう
と共に、この修正された走行距離をもとにして車輪径を
逆算し、以降の走行距離計測の修正を行なうことによっ
て距離測定の精度を保つようにしている。
来の走行距離計測装置では、次のような問題点があっ
た。つまり、鉄道車両の車輪は常にレールに粘着した状
態で回転しているのではなく、加速中または制動中は空
転あるいは滑走することがあり、この空転あるいは滑走
が発生すると、レールと車輪の間にすべりが生じ、車輪
の回転数によって走行距離を算出する場合、誤差が発生
することになる。
行距離を算出するために地上子を検出した時点で、あら
かじめ設定されている走行距離とそれまでの車輪の回転
数を用いることによって車輪の径を逆算し、その後、訂
正された車輪径に積算回転数を掛けることによって走行
距離を算出するようにしているが、空転あるいは滑走は
予想しない場所や時間に起こるために、車輪径修正後に
空転や滑走が発生しなければ走行距離の誤差が発生して
しまう。逆に空転や滑走が発生しない区間の計測値をも
とにして車輪径を修正すれば、車輪径修正後の距離計測
中に空転や滑走が起こった場合に計測に誤差が発生す
る。さらに、このような測定誤差を含んだ状態では、走
行距離の修正を行なう地上子と地上子の間隔が長いと、
この間の測定誤差が過大となり、距離計測の目的を果た
せなくなることもありうる。このため、地上子間隔を短
くする必要が生じ、既存の信号用地上子を併用すること
ができず、走行距離計測専用に新たに地上子を設置しな
ければならなくなる問題点があった。
を記憶して走行距離計測に使用しているが、車両の始発
点と路線の始発点は必ずしも正確に一致しているわけで
はなく、この誤差も測定結果に含まれてしまい、この誤
差を修正するためには、その都度、路線の始発点と車両
の始発点を測定する手間が必要となる問題点もあった。
あり、このために車輪径を実測する手間も必要となる問
題点があった。
てなされたもので、車輪の空転や滑走による誤差を修正
して測定精度を向上させることができ、測定距離の修正
用に使用する地上子を特別に設置する必要がなく、既存
の信号用の地上子を流用することができ、また地上子が
なくても距離計測を正確に行なうことができ、車両の始
発点の把握を自動的に、かつ正確に行ない、車輪径の実
測を行なうことなく正確に車両の走行距離を計測するこ
とができる走行距離計測装置を提供することを目的とす
る。
離計測装置は、車両の車輪の回転数を検出する回転数検
出手段と、所定の距離間隔をとって地上側に設置された
2定点マーカを検出するために車上側に配設された1つ
のマーカ検出手段と、1つのマーカ検出手段が地上側の
2定点マーカ間を通過する間に回転数検出手段が検出す
る車輪の回転数と2定点マーカ間にあらかじめ与えられ
ている距離データとの関係から距離算出係数を求める係
数算出手段と、回転数検出手段が検出した回転数に係数
算出手段が算出した距離算出係数を掛けることによって
車両の走行距離を算出する走行距離算出手段と、回転数
検出手段が検出する回転数と距離算出係数とから車両速
度を算出する速度算出手段と、車両速度を直接検出する
速度検出手段と、走行距離算出手段が算出した走行距離
の時間変化率を算出する変化率算出手段と、速度算出手
段が算出する計算速度と速度検出手段が検出する検出速
度とを比較して、規定値以上の開離の有無を判断する速
度監視手段と、変化率算出手段が算出する走行距離変化
率が基準値以上に大きくなっていないかどうか判断する
変化率監視手段と、速度監視手段が規定値以上の開離を
検出し、かつ変化率監視手段が基準値以上の変化率を検
出した時に、基準値以上の変化率となる前の変化率に基
づいて走行距離を修正する走行距離修正演算手段とを備
えたものである。
両の車輪の回転数を検出する回転数検出手段と、地上側
に設置された1定点マーカを検出するために車上側に所
定の距離間隔をとって配設された2つのマーカ検出手段
と、2つのマーカ検出手段それぞれが地上側の1定点マ
ーカを通過する間に回転数検出手段が検出する車輪の回
転数と2つのマーカ検出手段間にあらかじめ与えられて
いる距離データとの関係から距離算出係数を求める係数
算出手段と、回転数検出手段が検出した回転数に係数算
出手段が算出した距離算出係数を掛けることによって車
両の走行距離を算出する走行距離算出手段と、回転数検
出手段が検出する回転数と距離算出係数とから車両速度
を算出する速度算出手段と、車両速度を直接検出する速
度検出手段と、走行距離算出手段が算出した走行距離の
時間変化率を算出する変化率算出手段と、速度算出手段
が算出する計算速度と速度検出手段が検出する検出速度
とを比較して、規定値以上の開離の有無を判断する速度
監視手段と、変化率算出手段が算出する走行距離変化率
が基準値以上に大きくなっていないかどうか判断する変
化率監視手段と、速度監視手段が規定値以上の開離を検
出し、かつ変化率監視手段が基準値以上の変化率を検出
した時に、基準値以上の変化率となる前の変化率に基づ
いて走行距離を修正する走行距離修正演算手段とを備え
たものである。
両に設けられた車輪と遊輪の回転数各々を検出する回転
数検出手段と、所定の距離間隔をとって地上側に設置さ
れた2定点マーカを検出するために車上側に配設された
1つのマーカ検出手段と、1つのマーカ検出手段が地上
側の2定点マーカ間を通過する間に回転数検出手段が検
出する車輪と遊輪の回転数各々と2定点マーカ間にあら
かじめ与えられている距離データとの関係から車輪と遊
輪のそれぞれの距離算出係数を求める係数算出手段と、
回転数検出手段が検出した車輪と遊輪の回転数各々に係
数算出手段が算出した車輪と遊輪のそれぞれの距離算出
係数を掛けることによって車輪走行距離と遊輪走行距離
のそれぞれを算出する走行距離算出手段と、走行距離算
出手段が算出した車輪走行距離と遊輪走行距離のそれぞ
れの時間変化率を算出する変化率算出手段と、変化率算
出手段が算出した車輪走行距離の時間変化率と遊輪走行
距離の時間変化率が基準値以上に大きくなっていないか
どうか判断する変化率監視手段と、変化率監視手段の出
力に基づいて車両の走行距離を決定する走行距離決定手
段とを備えたものである。
両に設けられた車輪と遊輪の回転数各々を検出する回転
数検出手段と、地上側に設置された1定点マーカを検出
するために車上側に所定の距離間隔をとって配設された
2つのマーカ検出手段と、2つのマーカ検出手段それぞ
れが地上側の1定点マーカを通過する間に回転数検出手
段が検出する車輪と遊輪の回転数各々と2つのマーカ検
出手段間にあらかじめ与えられている距離データとの関
係から車輪と遊輪のそれぞれの距離算出係数を求める係
数算出手段と、回転数検出手段が検出した車輪と遊輪の
回転数各々に係数算出手段が算出した車輪と遊輪のそれ
ぞれの距離算出係数を掛けることによって車輪走行距離
と遊輪走行距離のそれぞれを算出する走行距離算出手段
と、走行距離算出手段が算出した車輪走行距離と遊輪走
行距離のそれぞれの時間変化率を算出する変化率算出手
段と、変化率算出手段が算出した車輪走行距離の時間変
化率と遊輪走行距離の時間変化率が基準値以上に大きく
なっていないかどうか判断する変化率監視手段と、変化
率監視手段の出力に基づいて車両の走行距離を決定する
走行距離決定手段とを備えたものである。
載の走行距離計測装置においてさらに、回転数検出手段
が検出する車輪と遊輪の回転数各々と車輪と遊輪のそれ
ぞれの距離算出係数からそれぞれの車両速度を算出する
速度算出手段と、車両速度を直接検出する速度検出手段
と、速度算出手段が算出する車輪と遊輪のそれぞれの計
算速度と速度検出手段が検出する検出速度とを比較し
て、規定値以上の開離の有無を判断する速度監視手段
と、変化率監視手段により車輪走行距離の時間変化率と
遊輪走行距離の時間変化率が共に基準値以上と判断され
た時に、速度監視手段の出力に基づいて車両の走行距離
を修正する走行距離修正手段とを備えたものである。
かに記載の走行距離計測装置においてさらに、車両に路
線上の所定の距離をおいて設置されている複数の地上子
各々を検出する車上子を設け、始発点から定点マーカま
での距離データ、定点マーカから最初の地上子までの距
離データおよび隣り合う地上子間の距離データそれぞれ
を記憶する記憶手段と、定点マーカ検出手段が定点マー
カを検出した時、または車上子が各地上子を検出した時
に、記憶手段の距離データを加算することによって始発
点から現在地までの車両の走行実距離を算出し、走行距
離算出手段または走行距離決定手段が出力する走行距離
に置き換える実距離算出手段とを備えたものである。
両の車輪の回転数を検出する回転数検出手段と、所定の
距離間隔をとって地上側に設置された2定点マーカを検
出するために車上側に配設された1つのマーカ検出手段
と、前記1つのマーカ検出手段が地上側の2定点マーカ
間を通過する間に前記回転数検出手段が検出する車輪の
回転数と前記2定点マーカ間にあらかじめ与えられてい
る距離データとの関係から距離算出係数を求める係数算
出手段と、前記回転数検出手段が検出した回転数に前記
係数算出手段が算出した距離算出係数を掛けることによ
って車両の走行距離を算出する走行距離算出手段と、車
両に設置された衛星利用位置指示装置と、前記衛星利用
位置指示装置が検出する複数の所定の位置それぞれの位
置データと、始発点から前記所定の位置各々の位置デー
タに対応する走行距離データを記憶する記憶手段と、前
記衛星利用位置指示装置が前記記憶手段に記憶された位
置データの1つに該当する所定の位置の信号を受信した
時に、前記記憶手段に記憶されている走行距離データに
基づき始発点から現在地までの車両の走行実距離を算出
し、前記走行距離算出手段が出力する走行距離に置き換
える実距離算出手段とを備えたものである。
両の車輪の回転数を検出する回転数検出手段と、地上側
に設置された1定点マーカを検出するために車上側に所
定の距離間隔をとって配設された2つのマーカ検出手段
と、前記2つのマーカ検出手段それぞれが前記地上側の
1定点マーカを通過する間に前記回転数検出手段が検出
する車輪の回転数と前記2つのマーカ検出手段間にあら
かじめ与えられている距離データとの関係から距離算出
係数を求める係数算出手段と、前記回転数検出手段が検
出した回転数に前記係数算出手段が算出した距離算出係
数を掛けることによって車両の走行距離を算出する走行
距離算出手段と、車両に設置された衛星利用位置指示装
置と、前記衛星利用位置指示装置が検出する複数の所定
の位置それぞれの位置データと、始発点から前記所定の
位置各々の位置データに対応する走行距離データを記憶
する記憶手段と、前記衛星利用位置指示装置が前記記憶
手段に記憶された位置データの1つに該当する所定の位
置の信号を受信した時に、前記記憶手段に記憶されてい
る走行距離データに基づき始発点から現在地までの車両
の走行実距離を算出し、前記走行距離算出手段が出力す
る走行距離に置き換える実距離算出手段とを備えたもの
である。
かに記載の走行距離計測装置においてさらに、車両に衛
星利用位置指示装置を設置し、前記衛星利用位置指示装
置が検出する複数の所定の位置それぞれの位置データ
と、始発点から前記所定の位置各々の位置データに対応
する走行距離データを記憶する記憶手段と、前記衛星利
用位置指示装置が前記記憶手段に記憶された位置データ
の1つに該当する所定の位置の信号を受信した時に、前
記記憶手段に記憶されている走行距離データに基づき始
発点から現在地までの車両の走行実距離を算出し、前記
走行距離算出手段または走行距離決定手段が出力する走
行距離に置き換える実距離算出手段とを備えたものであ
る。
数検出手段によって車両の車輪の回転数を検出し、車両
側の1つのマーカ検出手段が地上側の2定点マーカ間を
通過する間に回転数検出手段が検出する車輪の回転数と
2定点マーカ間にあらかじめ与えられている距離データ
との関係から、係数算出手段によって距離算出係数を求
め、走行距離算出手段がこれらの回転数検出手段が検出
した回転数に係数算出手段が算出した距離算出係数を掛
けることによって車両の走行距離を算出する。
と前述の距離算出係数とに基づいて速度算出手段が車両
速度を算出し、速度検出手段によって車両速度を直接検
出し、前述の走行距離算出手段が算出した走行距離の時
間変化率を変化率算出手段によって算出する。そして速
度監視手段によって、速度算出手段が算出する計算速度
と速度検出手段が検出する検出速度とを比較して、規定
値以上の開離の有無を判断し、また変化率監視手段によ
って、変化率算出手段が算出する走行距離変化率が基準
値以上に大きくなっていないかどうか判断し、速度監視
手段が規定値以上の開離を検出し、かつ変化率監視手段
が基準値以上の変化率を検出した時に、走行距離修正演
算手段によって基準値以上の変化率となる前の変化率に
基づいて走行距離を修正する演算を行ない、走行距離の
自動補正を行なう。
回転数検出手段によって車両の車輪の回転数を検出し、
車両側の2つのマーカ検出手段それぞれが地上側の1定
点マーカを通過する間に回転数検出手段が検出する車輪
の回転数と2つのマーカ検出手段間にあらかじめ与えら
れている距離との関係から距離算出手段によって距離算
出係数を求め、走行距離算出手段がこれらの回転数検出
手段が検出した回転数に係数算出手段が算出した距離算
出係数を掛けることによって車両の走行距離を算出す
る。
と前述の距離算出係数とに基づいて速度算出手段が車両
速度を算出し、速度検出手段によって車両速度を直接検
出し、前述の走行距離算出手段が算出した走行距離の時
間変化率を変化率算出手段によって算出する。そして速
度監視手段によって、速度算出手段が算出する計算速度
と速度検出手段が検出する検出速度とを比較して、規定
値以上の開離の有無を判断し、また変化率監視手段によ
って、変化率算出手段が算出する走行距離変化率が基準
値以上に大きくなっていないかどうか判断し、速度監視
手段が規定値以上の開離を検出し、かつ変化率監視手段
が基準値以上の変化率を検出した時に、走行距離修正演
算手段によって基準値以上の変化率となる前の変化率に
基づいて走行距離を修正する演算を行ない、走行距離の
自動補正を行なう。
車両に設けられた車輪と遊輪の回転数各々を回転数検出
手段によって検出し、車両側の1つのマーカ検出手段が
地上側の2定点マーカ間を通過する間に回転数検出手段
が検出する車輪と遊輪の回転数各々と2定点マーカ間に
あらかじめ与えられている距離データとの関係から、係
数算出手段によって車輪と遊輪のそれぞれの距離算出係
数を求め、回転数検出手段が検出した車輪と遊輪の回転
数各々に係数算出手段が算出した車輪と遊輪のそれぞれ
の距離算出係数を掛けることによって車輪走行距離と遊
輪走行距離のそれぞれを走行距離算出手段が算出し、さ
らに走行距離算出手段が算出した車輪走行距離と遊輪走
行距離のそれぞれの時間変化率を変化率算出手段が算出
する。
距離の時間変化率と遊輪走行距離の時間変化率が基準値
以上に大きくなっていないかどうかを変化率監視手段が
判断し、この変化率監視手段の出力に基づいて走行距離
決定手段が車両の走行距離を決定する。
って自動的に走行距離を正確に計測する。
車両に設けられた車輪と遊輪の回転数各々を回転数検出
手段によって検出し、地上側に設置された1定点マーカ
を検出するために車上側に所定の距離間隔をとって配設
された2つのマーカ検出手段と、2つのマーカ検出手段
それぞれが地上側の1定点マーカを通過する間に回転数
検出手段が検出する車輪と遊輪の回転数各々と2つのマ
ーカ検出手段間にあらかじめ与えられている距離データ
との関係から、係数算出手段によって車輪と遊輪のそれ
ぞれの距離算出係数を求め、回転数検出手段が検出した
車輪と遊輪の回転数各々に係数算出手段が算出した車輪
と遊輪のそれぞれの距離算出係数を掛けることによって
車輪走行距離と遊輪走行距離のそれぞれを走行距離算出
手段が算出し、さらに走行距離算出手段が算出した車輪
走行距離と遊輪走行距離のそれぞれの時間変化率を変化
率算出手段が算出する。
距離の時間変化率と遊輪走行距離の時間変化率が基準値
以上に大きくなっていないかどうかを変化率監視手段が
判断し、この変化率監視手段の出力に基づいて走行距離
決定手段が車両の走行距離を決定する。
って自動的に走行距離を正確に計測する。
記載の走行距離計測装置においてさらに、回転数検出手
段が検出する車輪と遊輪の回転数各々と車輪と遊輪のそ
れぞれの距離算出係数からそれぞれの車両速度を速度算
出手段が算出し、車両速度を速度検出手段が直接検出
し、速度算出手段が算出する車輪と遊輪のそれぞれの計
算速度と速度検出手段が検出する検出速度とを比較し
て、速度監視手段が規定値以上の開離の有無を判断し、
変化率監視手段により車輪走行距離の時間変化率と遊輪
走行距離の時間変化率が共に基準値以上と判断された時
には、速度監視手段の出力に基づいて、走行距離修正手
段が車両の走行距離を自動修正する。
れかに記載の走行距離計測装置においてさらに、車両に
路線上の所定の距離をおいて設置されている複数の地上
子各々を検出する車上子を設けておき、また始発点から
定点マーカまでの距離データ、定点マーカから最初の地
上子までの距離データおよび隣り合う地上子間の距離デ
ータそれぞれを記憶手段に記憶しておき、定点マーカ検
出手段が定点マーカを検出した時、または車上子が各地
上子を検出した時に、実距離算出手段が記憶手段の距離
データを加算することによって始発点から現在地までの
車両の走行実距離を算出し、走行距離算出手段または走
行距離決定手段が出力する走行距離に置き換えることに
より、算出された走行距離を実距離によって自動修正す
る。
回転数検出手段によって車両の車輪の回転数を検出し、
車両側の1つのマーカ検出手段が地上側の2定点マーカ
間を通過する間に回転数検出手段が検出する車輪の回転
数と2定点マーカ間にあらかじめ与えられている距離デ
ータとの関係から、係数算出手段によって距離算出係数
を求め、走行距離算出手段がこれらの回転数検出手段が
検出した回転数に係数算出手段が算出した距離算出係数
を掛けることによって車両の走行距離を算出する。
置しておき、また衛星利用位置指示装置が検出する複数
の所定の位置それぞれの位置データと、始発点から所定
の位置各々の位置データに対応する走行距離データを記
憶手段に記憶させておき、衛星利用位置指示装置が記憶
手段に記憶された位置データの1つに該当する所定の位
置の信号を受信した時に、実距離算出手段が記憶手段に
記憶されている走行距離データに基づき始発点から現在
地までの車両の走行実距離を算出し、走行距離算出手段
が出力する走行距離に置き換えることにより、算出され
た走行距離を実距離によって自動修正する。
回転数検出手段によって車両の車輪の回転数を検出し、
車両側の2つのマーカ検出手段それぞれが地上側の1定
点マーカを通過する間に回転数検出手段が検出する車輪
の回転数と2つのマーカ検出手段間にあらかじめ与えら
れている距離との関係から距離算出手段によって距離算
出係数を求め、走行距離算出手段がこれらの回転数検出
手段が検出した回転数に係数算出手段が算出した距離算
出係数を掛けることによって車両の走行距離を算出す
る。
置しておき、また衛星利用位置指示装置が検出する複数
の所定の位置それぞれの位置データと、始発点から所定
の位置各々の位置データに対応する走行距離データを記
憶手段に記憶させておき、衛星利用位置指示装置が記憶
手段に記憶された位置データの1つに該当する所定の位
置の信号を受信した時に、実距離算出手段が記憶手段に
記憶されている走行距離データに基づき始発点から現在
地までの車両の走行実距離を算出し、走行距離算出手段
が出力する走行距離に置き換えることにより、算出され
た走行距離を実距離によって自動修正する。
れかに記載の走行距離計測装置においてさらに、車両に
衛星利用位置指示装置を設置しておき、また衛星利用位
置指示装置が検出する複数の所定の位置それぞれの位置
データと、始発点から所定の位置各々の位置データに対
応する走行距離データを記憶手段に記憶させておき、衛
星利用位置指示装置が記憶手段に記憶された位置データ
の1つに該当する所定の位置の信号を受信した時に、実
距離算出手段が記憶手段に記憶されている走行距離デー
タに基づき始発点から現在地までの車両の走行実距離を
算出し、走行距離算出手段または走行距離決定手段が出
力する走行距離に置き換えることにより、算出された走
行距離を実距離によって自動修正する。
て説明する。図1および図2は第一の実施例の回路構成
を示している。まず図1に示すように、この実施例の走
行距離計測装置は車両1の車輪2に回転数検出器3が取
り付けられており、また車両1の側面にはマーカ検知器
4が備えられている。また車両1の別の車輪に速度検出
器5が取り付けられており、これらの回転数検出器3、
マーカ検知器4それぞれの検出信号がCPU7に入力さ
れるようになっている。また車両1の底部には、地上側
に設置されている定位置を示す地上子8を検出する車上
子9が配設されており、この車上子9の信号もCPU7
に入力されるようになっている。CPU7にはさらに、
記憶装置10と表示装置11が備えられている。
離間隔Lgだけ離れた2点それぞれに定点マーカ12が
設置されており、前述の車両1側のマーカ検知器4はこ
れらの定点マーカ12を検知してその信号をCPU7に
与えるようになっている。
るソフトウェアプログラムにしたがって所定の演算を実
行するのであるが、機能的な構成について説明すると、
距離算出係数を求める係数算出手段と、回転数検出器3
が検出した回転数に係数算出手段が算出した距離算出係
数K1を掛けることによって車両の走行距離L1を算出
する走行距離算出手段と、回転数検出器4が検出する回
転数N1と距離算出係数K1から車両速度V1を算出す
る速度算出手段と、走行距離算出手段が算出した走行距
離L1の時間変化率ΔL1を算出する変化率算出手段
と、速度算出手段が算出する計算速度V1と速度検出器
5が検出する検出速度V2とを比較して、規定値以上の
開離の有無を判断する速度監視手段と、変化率算出手段
が算出する走行距離変化率ΔL1が規定値以上に大きく
なっていないかどうか判断する変化率監視手段と、速度
監視手段が基準値以上の開離を検出し、かつ変化率監視
手段が基準値以上の変化率を検出した時に、基準値以上
の変化率となる前の変化率に基づいて走行距離を修正す
る走行距離修正演算手段と、マーカ検出器4が定点マー
カ12を検出した時、または車上子9が各地上子8を検
出した時に、記憶装置10の距離データを加算すること
によって始発点から現在地までの車両の走行実距離を算
出し、走行距離算出手段が出力する走行距離に置き換え
る実距離算出手段それぞれの機能を有するものである。
行距離計測動作を図3に示すフローチャートにしたがっ
て説明する。車両1が走行を開始すると、あらかじめ記
憶装置10に記憶された仮の距離算出係数Kを用いて、
回転数検出器3が検出する車輪2の回転数Nから仮の走
行距離Lの算出をCPU7によって行なう。つまり、 L=K・N の演算を行ない、その結果を記憶装置10に逐次、記憶
していく。
第一の定点マーカ12を検知すれば、所定距離Lg離れ
た第二の定点マーカ12を検知するまでのあいだの回転
数N1´とあらかじめ記憶装置10に記憶されているこ
の定点マーカ12,12間の距離Lgとを用いて、次式
によって距離算出係数K1をCPU7が算出する(ステ
ップS1)。 K1=Lg/N1´ 以後、この係数K1を用いて、回転数検出器3の積算回
転数の検出値N1が入力されるたびに走行距離L1を L1=K1・N1 によって算出し、記憶装置10に逐次、記憶する(ステ
ップS2a)。これと共に、得られた走行距離L1に対
してその時間変化率ΔL1を ΔL1=ΔL1/Δt によって算出し、記憶装置10に逐次、記憶する(ステ
ップS3a)。
時間当たりの車輪2の回転数n1とその単位時間内の走
行距離から速度V1を算出し(ステップS2b)、速度
検出器5が検出する検出速度V2と比較し、速度差ΔV
を算出する(ステップS3b)。
化率ΔL1の大きさ、速度差ΔVの大きさそれぞれを記
憶装置10にあらかじめ設定されている比較基準と比較
し、それらが共に比較基準よりも大きい場合には走行距
離の修正を行なう(ステップS4,S5)。
の回転数から算出された走行速度V1の変化を示す速度
曲線13および走行距離L1の変化を示す走行距離曲線
14であるが、加速中に車輪2の空転が発生すれば、走
行距離曲線14は線路から受ける摩擦抵抗が小さくなる
分だけ車輪2の回転速度が速くなり、回転数が急上昇し
て、車輪2の回転数N1から算出される走行速度V1が
同図の速度曲線13上に符号15の部分に示すように急
激に増加し、同時に回転数N1から算出される見かけ上
の走行距離L1の変化を示す走行距離曲線14も符号1
6の部分に示すように急激に変化するため、別の車輪の
回転速度から車両速度を検出する速度検出器5の速度V
2との間の速度差ΔVが大きくなり、同時に走行距離L
1の時間変化率ΔLも大きくなる。そこで、このように
走行距離の時間変化率ΔLと速度差ΔVがいずれもそれ
ぞれの比較基準値以上に大きくなる場合には車輪の空転
が発生したものと判断し、走行距離の修正演算を行なう
のである。そしてこの走行距離の修正は、走行距離の変
化率が急変する前の変化率で代用して求めることにより
行なう。
ΔL0とする場合、急変前の変化率ΔL0、急変前の走
行距離L0として急変後の走行距離L1を求めるため
に、 L1=L0+ΔL0・Δt とし、また急変前の回転数N0と走行距離L0との関
係、 L0=K1・N0 K1:一定 であるから、これらの2つの式から、 L1=K1・N0+K1・ΔN0・Δt =K1・(N0+ΔN0・Δt) となり、急変後の修正した積算回転数N1は、 L1=K1・N1 の式を満たすべきであるために、 N1=L1/K1 =K1・(N0+ΔN0・Δt)/K1 =N0+ΔN0・Δt となる。つまり、急変した場合には、走行距離L1の修
正のためには、急変前の積算回転数N0にその時間変化
率 ΔN0=dN0/dt を加算することによって急変後の修正回転数を求め、こ
れに距離算出係数K1を掛けることにより、修正後の走
行距離L1を得るのである。
は再び急変が発生しない限り、修正した回転数N1に以
降の回転件数検出値を積算していくことにより、誤差の
少ない走行距離の継続的な演算が可能となる。
して走行距離の修正が行なわれる。すなわち、滑走の発
生により実際の回転数N1は少なくなり、回転数N1に
基づく速度V1は速度検出器5によって検出される実際
の速度V2よりも急激に小さくなり、回転数N1に基づ
いて算出される走行距離L1も実際の走行距離よりも小
さくなり、図4に示した曲線16に対して走行距離曲線
14を挟んで反対側に急激に変化する。そこで、ΔL、
ΔVが共にそれぞれの比較基準値よりも大きくなり、修
正演算が行なわれることになる。
場所に設置されている地上子8の上を通過するようにな
ると、車上子9が地上子8上を通過していることを検出
し、あらかじめ記憶装置10に格納されている地上子8
の設置場所に関する距離データから算出された走行距離
に基づいて、回転数N1から算出する走行距離L1を修
正する(ステップS6,S7)。
5は車両1が走行を開始してから定点マーカ12および
地上子8を通過して行く様子を示し、図6は地上子8を
検出した場合の走行距離の修正処理のフローチャートを
示している。図5に示す始発点17をスタートしてから
最初の定点マーカ12を検出するまでの走行距離D0を
測定して記憶装置10に記憶する。なお、この走行距離
D0の算出の際には、あらかじめ設定された走行距離算
出係数K1に回転数N1を掛けることによって求めたも
のである(ステップS71,S72)。
番目、…、n番目の地上子8,8,…を順次検出してい
った際に、CPU7が車輪2の回転数から求める走行距
離L1を、対応する地上子間の実距離D0,D1,…,
Dnを順次加算した実走行距離Lsnと置き換え、修正
を行なうのである(ステップS73〜S77)。
装置にあっては、車輪2の回転数N1と走行距離L1の
係数K1を自動的に検出し、得られる係数K1によって
走行距離L1を算出するようにしているために、車輪2
の径を実測しなくても走行距離を得ることができ、車輪
径の計測のための手間が省けることになる。
した場合、自動的に走行距離の修正を行なうことがで
き、走行距離の計測が正確に行なえることになり、この
結果として、地上子の間隔が広くてもよくなり、この走
行距離計測装置のために専用の地上子を設置する必要が
なく、他の用途に用いられている地上子を利用すること
ができるようになる。
の距離が測定され、あらかじめ記憶されている定点マー
カ間の距離、あるいは定点マーカと地上子間の距離、さ
らには地上子間の距離データに基づいて走行距離の修正
を行なうことができるため、車両の走行開始位置を距離
データに合わせて厳密に決める必要がなく、その点での
自由度が高い。
に基づいて説明する。図7はこの実施例の走行距離計測
装置の回路構成を示しており、図1および図2に示す実
施例に対してさらに、車両1において遊輪6がレールと
接触して回転するように取り付けられているところに特
徴があり、回転数検出器3、マーカ検知器4の検出信号
と共にこの遊輪6の回転数検出信号がCPU7に入力さ
れるようになっている。他の構成部分については、図1
および図2の実施例と大部分共通し、共通する部分には
同一の符号を付して示してある。
ために、記憶装置10に格納されているプログラムを実
行するものであるが、この実施例の処理を実現するのに
必要な処理機能について説明すると、1つのマーカ検出
器4が地上側の2定点マーカ12間を通過する間に回転
数検出器3が検出する車輪2の回転数N1、遊輪6が検
出する回転数Nrそれぞれと、2定点マーカ12,12
間にあらかじめ与えられている距離データLgとの関係
から距離算出係数K1,Krそれぞれを求める係数算出
手段と、回転数N1,Nrそれぞれに係数算出手段が算
出した距離算出係数K1,Krそれぞれを掛けることに
よって車輪2の回転に基づく車両1の走行距離L1、遊
輪6の回転に基づく車輌1の走行距離Lrそれぞれを算
出する走行距離算出手段と、求めた回転数N1,Nrと
距離算出係数K1,Krから車輪2による車両速度V
1、遊輪6による車両速度Vrそれぞれを算出する速度
算出手段を備えている。
出した走行距離L1,Lrの時間変化率ΔL1,ΔLr
それぞれを算出する変化率算出手段と、速度算出手段が
算出する計算速度V1,Vrそれぞれと速度検出器5が
検出する検出速度V2とを比較して規定値以上の開離の
有無を判断する速度監視手段と、変化率算出手段が算出
する走行距離変化率ΔL1,ΔLrそれぞれが共に基準
値以上に大きくなっていないかどうか判断する変化率監
視手段と、速度監視手段が規定値以上の開離を検出し、
かつ変化率監視手段が基準値以上の変化率を検出した時
に、基準値以上の変化率となる前の変化率に基づいて走
行距離を修正する走行距離修正演算手段を備えている。
および速度監視手段の出力の組み合わせに応じて、走行
距離L1またはLr、それらの平均値、走行距離L1と
走行距離修正演算手段が出力する走行距離Lrの修正値
との平均値、走行距離修正演算手段が出力する走行距離
L1の修正値と走行距離Lrとの平均値、もしくは走行
距離修正演算手段が出力する走行距離L1,Lrそれぞ
れの修正値の平均値を走行距離Lとする走行距離決定手
段を備えている。
マーカ12を検出した時、または車上子9が各地上子8
を検出した時に、記憶装置10の距離データを加算する
ことによって始発点から現在地までの車両の走行実距離
を算出し、走行距離算出手段または走行距離決定手段が
出力する走行距離に置き換える実距離算出手段を備えて
いる。
作について、図8に示すフローチャートにしたがって説
明する。車両1が始発点を発車した時点から回転数検出
器3と遊輪6が回転を検出してCPU7へ出力する。C
PU7では、回転数検出器3、遊輪6それぞれから入力
される回転信号を積算して各回転数N1,Nrを計測し
ている。そこで車両1が走行を開始すると、あらかじめ
記憶装置10に記憶された距離算出係数Kを用いて、回
転数検出器3が検出する車輪2の回転数Nから走行距離
Lの算出をCPU7によって行なう。つまり、 L=K・N の演算を行ない、その結果を記憶装置10に逐次、記憶
していく。
定点マーカ12を検出すれば、その時点の回転数を記憶
し、第二の定点マーカ12の検出信号がマーカ検知器4
から入力されてくる時点で計測している回転数との差を
取り、第一の定点マーカ12から第二の定点マーカ12
までの間の回転数N1´,Nr´を算出する。
ている2定点マーカ12,12間の距離Lgを用いて、
距離算出係数K1,Krを次のように算出する(ステッ
プS30,S40)。 K1=Lg/N1´; Kr=Lg/Nr´ 以降、この距離算出係数K1,Krを用い、積算回転数
N1,Nrから走行距離L1,Lrを、 L1=K1・N1; Lr=Kr・Nr によって算出し、記憶装置10に逐次、記憶する(ステ
ップS31a,S41a)。これと共に、得られた走行
距離L1,Lrに対してその時間変化率ΔL1,ΔLr
を ΔL1=dL1/dt;ΔLr=dLr/dt によって算出し、記憶装置10に逐次、記憶する(ステ
ップS32a,S42a)。
時間当たりの車輪2の回転数n1、遊輪6の回転数nr
とその間の走行距離から速度V1,Vrを算出し(ステ
ップS31b,S41b)、速度検出器5が検出する実
速度V2と比較し、速度差ΔV,ΔVrを算出する(ス
テップS32b,S42b)。
化率ΔL1,ΔLrの大きさ、速度差ΔV,ΔVrの大
きさそれぞれを、記憶装置10にあらかじめ設定されて
いる比較基準と比較する。
場合には車輪2が空転または滑走していると判断して遊
輪6の回転から得られた走行距離Lrを走行距離Lとし
て採用する(ステップS43,S46)。逆にΔL1が
小で、かつΔLrが大の場合には遊輪6が空転または滑
走していると判断して車輪2の回転から得られた走行距
離L1を走行距離Lとして採用する(ステップS,S4
7)。そしてΔL1とΔLrが共に小であれば、車輪2
の回転から得られる走行距離L1と遊輪6の回転から得
られる走行距離Lrを平均して走行距離Lとする(ステ
ップS45,S48)。
あれば(ステップS45)、ステップS49〜S52の
処理により速度差ΔV,ΔVrの大小によって走行距離
の修正を行う。すなわち、車輪2側の速度差ΔVが大で
あれば、車輪2の回転数に基づく走行距離L1を図3の
フローチャートのステップS5に示した処理によって修
正し(ステップS49,S50)、遊輪6側の速度差Δ
Vrが大であれば、遊輪6の回転数に基づく走行距離L
rを図3のフローチャートのステップS5に示した処理
によって修正し(ステップS51,S52)、こうして
得られた走行距離L1およびLrに対して平均値を求
め、走行距離Lを得る(ステップS48)。
て、CPU7は地上子を検出した時点で、前述の図3の
フローチャートのステップS6,S7の処理により実走
行距離に修正を行なう。
装置にあっても、車輪2または遊輪6の回転数と走行距
離の係数を自動的に検出し、得られる係数によって走行
距離を算出するようにしているために、車輪2や遊輪6
の径を実測しなくても走行距離を得ることができ、車輪
径の計測のための手間が省けることになる。
あるいは滑走した場合、自動的に走行距離の修正を行な
うことができ、走行距離の計測が正確に行なえることに
なり、この結果として、地上子の間隔が広くてもよくな
り、この走行距離計測装置のために専用の地上子を設置
する必要がなく、他の用途に用いられている地上子を利
用することができるようになる。
2とは別に設けているために、通常、車輪2と遊輪6が
同時に空転、あるいは滑走する事態が発生する可能性は
極めて小さいために、厳密な走行距離の自動計測が可能
である。
の距離が測定され、あらかじめ記憶されている定点マー
カ間の距離、あるいは定点マーカと地上子間の距離、さ
らには地上子間の距離データに基づいて走行距離の修正
を行なうことができるため、車両の走行開始位置を距離
データに合わせて厳密に決める必要がなく、その点での
自由度が高い。
する。図9は第三の実施例の回路構成を示しており、こ
の実施例の特徴は、図1に示した第一の実施例、図7に
示した第二の実施例それぞれにおいて地上子8、車上子
9による位置検出方法に代えて、GPS(Global Posi
tioning System )あるいはDGPS(Differencial
Global Positioning System)のような衛星利用位置
指示装置18を採用している点にある。またこの第三の
実施例の走行距離計測装置では、この衛星利用位置指示
装置18によって得られた位置データから距離データを
算出する手段と、この衛星利用位置指示装置18によっ
て得られる位置データのうち、所定の位置に対する距離
データを記憶する手段と、車両1が所定の位置データと
一致する位置データを衛星利用位置指示装置18によっ
て受信した時に、距離算出手段によって算出された走行
距離を当該位置データに対応する距離データに置き換え
る修正手段をCPU7がソフトウェアプログラムとして
備えている。なお、その他の構成部分については図7に
示した第二の実施例と共通する部分に同じ符号を付する
ことにより、それらの説明を省略する。
明する。始発点から定点マーカ12をマーカ検知器4が
検出するまでの間の走行距離Lの計測方法、また第一の
定点マーカ12をマーカ検知器4が検出した後、第二の
定点マーカ12をマーカ検知器4が検出する間の車輪2
の回転数N1と遊輪6の回転数Nrと、マーカ12間に
あらかじめ設定されている距離Lgから距離算出係数K
1,Krを算出する方法、さらにこれらの距離算出係数
K1,Krを用いて算出する走行距離L1,Lrの修正
方法それぞれは、第二の実施例と同じであって図8に示
したフローチャートに従う。
チャートにおけるステップS6,S7に示す第一の実施
例、第二の実施例における地上子8の検出による走行距
離の修正方法に代えて衛星利用位置指示装置18を利用
する点にあり、次のようにして位置修正を行なう。あら
かじめ路線上の複数の所定の位置それぞれに対する緯
度、経度と距離データを記憶装置10に記憶させてお
き、所定の各位置に対応する緯度、経度が衛星利用位置
指示装置18によって受信されると、記憶されている所
定の各位置間の距離データL2と、走行開始から最初に
所定の位置に達するまでに車輪2の回転数N1から計測
されている走行距離L1を順次加算し、この走行距離L
2で車輪2の回転数N1から計測される走行距離L1を
置き換える。
8を検出することによって走行距離を修正する図5およ
び図6に示した方法において、定点マーカ12を最初の
所定の位置に置き換え、続く各地上子8をそれぞれ所定
の位置に置き換え、各所定位置間の距離データを記憶装
置10にあらかじめ登録しておき、衛星利用位置指示装
置18がこれらの各所定の位置の信号を受信した時に、
図6のフローチャートに従う演算によって走行距離を算
出し、車輪2の回転数N1から求める走行距離L1に置
き換えることを意味している。
ることはなく、第四の実施例として、図2に示したよう
に定点マーカ12を地上側の所定距離Lgだけ離れた2
定点に設け、車上側に1つのマーカ検出器4を設ける代
わりに、図10に示すように地上側に1つの定点マーカ
12を設け、車上側にマーカ検出器4を所定距離Lcだ
け離れた2点に設け、第一のマーカ検出器4が地上側の
定点マーカ12を検出した後、第二のマーカ検出器4が
同じ定点マーカ12を検出するまでの車輪の回転数N
1′を検出して、距離算出係数K1を求める構成にする
ことができる。すなわち、 K1=Lc/N1′ の式の演算によって距離算出係数K1を求め、以降、車
輪2の積算回転数N1に対してこの係数K1を掛けるこ
とによって車両1の走行距離L1を算出し、図3に示す
フローチャートに従う各処理を行なうのである。
いては、車輪2に対する走行距離の演算は上記と同じで
あるが、第五の実施例として、遊輪6に対して第一のマ
ーカ検出器4が地上側の定点マーカ12を検出した後、
第二のマーカ検出器4が同じ定点マーカ12を検出する
までの車輪の回転数Nr′を検出して、距離算出係数K
rを求める構成にすることができる。すなわち、 Kr=Lc/Nr′ の式の演算によって距離算出係数Krを求め、遊輪6の
積算回転数Nrにこの係数Krを用いて車両1の走行距
離Lrを算出する。そしてこれらの車輪2の回転数N1
に基づく走行距離L1と、遊輪6の回転数Nrに基づく
走行距離Lrとについて、図8に示すフローチャートに
従う各処理を行なうのである。
に代えて距離データが分かっており、また検出可能であ
れば既設の建造物を利用することもできる。
ある定められた距離間で車輪が何回転するかのデータを
収集し、この検出データに基づいて回転数から走行距離
を算出する距離算出係数を求め、この距離算出係数を用
いて、以後、車両の走行距離を回転数積算値から算出す
るようにしているので、従来のように車輪の径を実測し
てデータとして設定しておき、回転数と実測径のデータ
から車両の走行距離を求める場合と異なって、車輪径を
実測する必要がなく、始発点から車両の車輪の積算回転
数を監視するだけで、定点マーカを通過した時点以降、
容易にかつ正確に走行距離を計測することができる。
に基づいて算出する算出速度と、別の速度検出手段によ
って検出する検出速度とを比較し、算出速度と検出速度
との間に一定の規定値以上の開離が発生し、また回転数
検出手段が検出する回転数から求めた走行距離の時間変
化率がある一定の基準値以上大きく変化する場合には、
走行距離修正演算手段によって基準値以上の変化率とな
る前の変化率に基づいて走行距離を修正するようにして
いるので、走行距離の自動修正ができて走行距離の正確
な計測ができ、しかも走行距離の自動修正のために地上
側の設備を何ら利用しないために設備コストを低く抑え
ることができる。
られた距離間で車輪が何回転するかのデータを収集し、
この検出データに基づいて回転数から走行距離を算出す
る距離算出係数を求め、この距離算出係数を用いて、以
後、車両の走行距離を回転数積算値から算出するように
しているので、従来のように車輪の径を実測してデータ
として設定しておき、回転数と実測径のデータから車両
の走行距離を求める場合と異なって、車輪径を実測する
必要がなく、始発点から車両の車輪の積算回転数を監視
するだけで、定点マーカを通過した時点以降、容易にか
つ正確に走行距離を計測することができる。
に基づいて算出する算出速度と、別の速度検出手段によ
って検出する検出速度とを比較し、算出速度と検出速度
との間に一定の規定値以上の開離が発生し、また回転数
検出手段が検出する回転数から求めた走行距離の時間変
化率がある一定の基準値以上大きく変化する場合には、
走行距離修正演算手段によって基準値以上の変化率とな
る前の変化率に基づいて走行距離を修正するようにして
いるので、走行距離の自動修正ができて走行距離の正確
な計測ができ、しかも走行距離の自動修正のために地上
側の設備を何ら利用しないために設備コストを低く抑え
ることができる。
た車輪と遊輪の回転数各々を回転数検出手段によって検
出し、車両側の1つのマーカ検出手段が地上側の2定点
マーカ間を通過する間に回転数検出手段が検出する車輪
と遊輪の回転数各々と2定点マーカ間にあらかじめ与え
られている距離データとの関係から、係数算出手段によ
って車輪と遊輪のそれぞれの距離算出係数を求め、回転
数検出手段が検出した車輪と遊輪の回転数各々に係数算
出手段が算出した車輪と遊輪のそれぞれの距離算出係数
を掛けることによって車輪走行距離と遊輪走行距離のそ
れぞれを走行距離算出手段が算出し、さらに走行距離算
出手段が算出した車輪走行距離と遊輪走行距離のそれぞ
れの時間変化率を変化率算出手段が算出し、変化率算出
手段が算出した車輪走行距離の時間変化率と遊輪走行距
離の時間変化率が基準値以上に大きくなっていないかど
うかを変化率監視手段が判断し、この変化率監視手段の
出力に基づいて走行距離決定手段が車両の走行距離を決
定するようにしているので、車輪と遊輪のいずれかに空
転や滑走が発生したためにそれらの回転数に基づいて算
出した走行距離に食い違いが出てきたとしてもその誤差
を相互に修正して正確な走行距離を算出することができ
る。
けられた車輪と遊輪の回転数各々を回転数検出手段によ
って検出し、地上側に設置された1定点マーカを検出す
るために車上側に所定の距離間隔をとって配設された2
つのマーカ検出手段と、2つのマーカ検出手段それぞれ
が地上側の1定点マーカを通過する間に回転数検出手段
が検出する車輪と遊輪の回転数各々と2つのマーカ検出
手段間にあらかじめ与えられている距離データとの関係
から、係数算出手段によって車輪と遊輪のそれぞれの距
離算出係数を求め、回転数検出手段が検出した車輪と遊
輪の回転数各々に係数算出手段が算出した車輪と遊輪の
それぞれの距離算出係数を掛けることによって車輪走行
距離と遊輪走行距離のそれぞれを走行距離算出手段が算
出し、さらに走行距離算出手段が算出した車輪走行距離
と遊輪走行距離のそれぞれの時間変化率を変化率算出手
段が算出し、変化率算出手段が算出した車輪走行距離の
時間変化率と遊輪走行距離の時間変化率が基準値以上に
大きくなっていないかどうかを変化率監視手段が判断
し、この変化率監視手段の出力に基づいて走行距離決定
手段が車両の走行距離を決定するようにしているので、
車輪と遊輪のいずれかに空転や滑走が発生したためにそ
れらの回転数に基づいて算出した走行距離に食い違いが
出てきたとしてもその誤差を相互に修正して正確な走行
距離を算出することができる。
4に記載の走行距離計測装置においてさらに、回転数検
出手段が検出する車輪と遊輪の回転数各々と車輪と遊輪
のそれぞれの距離算出係数からそれぞれの車両速度を速
度算出手段が算出し、車両速度を速度検出手段が直接検
出し、速度算出手段が算出する車輪と遊輪のそれぞれの
計算速度と速度検出手段が検出する検出速度とを比較し
て、速度監視手段が規定値以上の開離の有無を判断し、
変化率監視手段により車輪走行距離の時間変化率と遊輪
走行距離の時間変化率が共に基準値以上と判断された時
には、速度監視手段の出力に基づいて、走行距離修正手
段が車両の走行距離を修正するようにしているので、い
っそう正確に走行距離の自動計測ができる。
いずれかに記載の走行距離計測装置においてさらに、車
両に路線上の所定の距離をおいて設置されている複数の
地上子各々を検出する車上子を設けておき、また始発点
から定点マーカまでの距離データ、定点マーカから最初
の地上子までの距離データおよび隣り合う地上子間の距
離データそれぞれを記憶手段に記憶しておき、定点マー
カ検出手段が定点マーカを検出した時、または車上子が
各地上子を検出した時に、実距離算出手段が記憶手段の
距離データを加算することによって始発点から現在地ま
での車両の走行実距離を算出し、走行距離算出手段また
は走行距離決定手段が出力する走行距離に置き換えるこ
とにより、算出された走行距離を実距離によって修正す
るようにしているので、地上側の設備を位置データを利
用して走行距離の厳密な修正ができ、なおいっそう正確
な走行距離の計測ができる。
利用位置指示装置を設置しておき、また衛星利用位置指
示装置が検出する複数の所定の位置それぞれの位置デー
タと、始発点から所定の位置各々の位置データに対応す
る走行距離データを記憶手段に記憶させておき、衛星利
用位置指示装置が記憶手段に記憶された位置データの1
つに該当する所定の位置の信号を受信した時に、実距離
算出手段が記憶手段に記憶されている走行距離データに
基づき始発点から現在地までの車両の走行実距離を算出
し、走行距離算出手段または走行距離決定手段が出力す
る走行距離に置き換えることにより、算出された走行距
離を実距離によって修正するようにしているので、衛星
利用位置指示装置を利用して走行距離の厳密な修正がで
き、なおいっそう正確な走行距離の計測ができる。
す説明図。
ャート。
を示すグラフ。
ャート。
ャート。
マーカの配置例を示す説明図。
Claims (9)
- 【請求項1】 車両の車輪の回転数を検出する回転数検
出手段と、 所定の距離間隔をとって地上側に設置された2定点マー
カを検出するために車上側に配設された1つのマーカ検
出手段と、 前記1つのマーカ検出手段が地上側の2定点マーカ間を
通過する間に前記回転数検出手段が検出する車輪の回転
数と前記2定点マーカ間にあらかじめ与えられている距
離データとの関係から距離算出係数を求める係数算出手
段と、 前記回転数検出手段が検出した回転数に前記係数算出手
段が算出した距離算出係数を掛けることによって車両の
走行距離を算出する走行距離算出手段と、 前記回転数検出手段が検出する回転数と前記距離算出係
数とから車両速度を算出する速度算出手段と、 車両速度を直接検出する速度検出手段と、 前記走行距離算出手段が算出した走行距離の時間変化率
を算出する変化率算出手段と、 前記速度算出手段が算出する計算速度と前記速度検出手
段が検出する検出速度とを比較して、規定値以上の開離
の有無を判断する速度監視手段と、 前記変化率算出手段が算出する走行距離変化率が基準値
以上に大きくなっていないかどうか判断する変化率監視
手段と、 前記速度監視手段が規定値以上の開離を検出し、かつ前
記変化率監視手段が基準値以上の変化率を検出した時
に、前記基準値以上の変化率となる前の変化率に基づい
て走行距離を修正する走行距離修正演算手段とを備えて
成る走行距離計測装置。 - 【請求項2】 車両の車輪の回転数を検出する回転数検
出手段と、 地上側に設置された1定点マーカを検出するために車上
側に所定の距離間隔をとって配設された2つのマーカ検
出手段と、 前記2つのマーカ検出手段それぞれが前記地上側の1定
点マーカを通過する間に前記回転数検出手段が検出する
車輪の回転数と前記2つのマーカ検出手段間にあらかじ
め与えられている距離データとの関係から距離算出係数
を求める係数算出手段と、 前記回転数検出手段が検出した回転数に前記係数算出手
段が算出した距離算出係数を掛けることによって車両の
走行距離を算出する走行距離算出手段と、 前記回転数検出手段が検出する回転数と前記距離算出係
数とから車両速度を算出する速度算出手段と、 車両速度を直接検出する速度検出手段と、 前記走行距離算出手段が算出した走行距離の時間変化率
を算出する変化率算出手段と、 前記速度算出手段が算出する計算速度と前記速度検出手
段が検出する検出速度とを比較して、規定値以上の開離
の有無を判断する速度監視手段と、 前記変化率算出手段が算出する走行距離変化率が基準値
以上に大きくなっていないかどうか判断する変化率監視
手段と、 前記速度監視手段が規定値以上の開離を検出し、かつ前
記変化率監視手段が基準値以上の変化率を検出した時
に、前記基準値以上の変化率となる前の変化率に基づい
て走行距離を修正する走行距離修正演算手段とを備えて
成る走行距離計測装置。 - 【請求項3】 車両に設けられた車輪と遊輪の回転数各
々を検出する回転数検出手段と、 所定の距離間隔をとって地上側に設置された2定点マー
カを検出するために車上側に配設された1つのマーカ検
出手段と、 前記1つのマーカ検出手段が地上側の2定点マーカ間を
通過する間に前記回転数検出手段が検出する前記車輪と
遊輪の回転数各々と前記2定点マーカ間にあらかじめ与
えられている距離データとの関係から前記車輪と遊輪の
それぞれの距離算出係数を求める係数算出手段と、 前記回転数検出手段が検出した車輪と遊輪の回転数各々
に前記係数算出手段が算出した前記車輪と遊輪のそれぞ
れの距離算出係数を掛けることによって車輪走行距離と
遊輪走行距離のそれぞれを算出する走行距離算出手段
と、 前記走行距離算出手段が算出した車輪走行距離と遊輪走
行距離のそれぞれの時間変化率を算出する変化率算出手
段と、 前記変化率算出手段が算出した車輪走行距離の時間変化
率と遊輪走行距離の時間変化率が基準値以上に大きくな
っていないかどうか判断する変化率監視手段と、 前記変化率監視手段の出力に基づいて車両の走行距離を
決定する走行距離決定手段とを備えて成る走行距離計測
装置。 - 【請求項4】 車両に設けられた車輪と遊輪の回転数各
々を検出する回転数検出手段と、 地上側に設置された1定点マーカを検出するために車上
側に所定の距離間隔をとって配設された2つのマーカ検
出手段と、 前記2つのマーカ検出手段それぞれが前記地上側の1定
点マーカを通過する間に前記回転数検出手段が検出する
車輪と遊輪の回転数各々と前記2つのマーカ検出手段間
にあらかじめ与えられている距離データとの関係から車
輪と遊輪のそれぞれの距離算出係数を求める係数算出手
段と、 前記回転数検出手段が検出した車輪と遊輪の回転数各々
に前記係数算出手段が算出した前記車輪と遊輪のそれぞ
れの距離算出係数を掛けることによって車輪走行距離と
遊輪走行距離のそれぞれを算出する走行距離算出手段
と、 前記走行距離算出手段が算出した車輪走行距離と遊輪走
行距離のそれぞれの時間変化率を算出する変化率算出手
段と、 前記変化率算出手段が算出した車輪走行距離の時間変化
率と遊輪走行距離の時間変化率が基準値以上に大きくな
っていないかどうか判断する変化率監視手段と、 前記変化率監視手段の出力に基づいて車両の走行距離を
決定する走行距離決定手段とを備えて成る走行距離計測
装置。 - 【請求項5】 請求項3または4に記載の走行距離計測
装置においてさらに、前記回転数検出手段が検出する車
輪と遊輪の回転数各々と前記車輪と遊輪のそれぞれの距
離算出係数からそれぞれの車両速度を算出する速度算出
手段と、 車両速度を直接検出する速度検出手段と、 前記速度算出手段が算出する車輪と遊輪のそれぞれの計
算速度と前記速度検出手段が検出する検出速度とを比較
して、規定値以上の開離の有無を判断する速度監視手段
と、 前記変化率監視手段により車輪走行距離の時間変化率と
遊輪走行距離の時間変化率が共に基準値以上と判断され
た時に、前記速度監視手段の出力に基づいて車両の走行
距離を修正する走行距離修正手段とを備えて成る走行距
離計測装置。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の走行距
離計測装置においてさらに、車両に路線上の所定の距離
をおいて設置されている複数の地上子各々を検出する車
上子を設け、 始発点から前記定点マーカまでの距離データ、前記定点
マーカから最初の地上子までの距離データおよび隣り合
う地上子間の距離データそれぞれを記憶する記憶手段
と、 前記定点マーカ検出手段が前記定点マーカを検出した
時、または前記車上子が各地上子を検出した時に、前記
記憶手段の距離データを加算することによって始発点か
ら現在地までの車両の走行実距離を算出し、前記走行距
離算出手段または走行距離決定手段が出力する走行距離
に置き換える実距離算出手段とを備えて成る走行距離計
測装置。 - 【請求項7】 車両の車輪の回転数を検出する回転数検
出手段と、 所定の距離間隔をとって地上側に設置された2定点マー
カを検出するために車上側に配設された1つのマーカ検
出手段と、 前記1つのマーカ検出手段が地上側の2定点マーカ間を
通過する間に前記回転数検出手段が検出する車輪の回転
数と前記2定点マーカ間にあらかじめ与えられている距
離データとの関係から距離算出係数を求める係数算出手
段と、 前記回転数検出手段が検出した回転数に前記係数算出手
段が算出した距離算出係数を掛けることによって車両の
走行距離を算出する走行距離算出手段と、 車両に設置された衛星利用位置指示装置と、 前記衛星利用位置指示装置が検出する複数の所定の位置
それぞれの位置データと、始発点から前記所定の位置各
々の位置データに対応する走行距離データを記憶する記
憶手段と、 前記衛星利用位置指示装置が前記記憶手段に記憶された
位置データの1つに該当する所定の位置の信号を受信し
た時に、前記記憶手段に記憶されている走行距離データ
に基づき始発点から現在地までの車両の走行実距離を算
出し、前記走行距離算出手段が出力する走行距離に置き
換える実距離算出手段とを備えて成る走行距離計測装
置。 - 【請求項8】 車両の車輪の回転数を検出する回転数検
出手段と、 地上側に設置された1定点マーカを検出するために車上
側に所定の距離間隔をとって配設された2つのマーカ検
出手段と、 前記2つのマーカ検出手段それぞれが前記地上側の1定
点マーカを通過する間に前記回転数検出手段が検出する
車輪の回転数と前記2つのマーカ検出手段間にあらかじ
め与えられている距離データとの関係から距離算出係数
を求める係数算出手段と、 前記回転数検出手段が検出した回転数に前記係数算出手
段が算出した距離算出係数を掛けることによって車両の
走行距離を算出する走行距離算出手段と、 車両に設置された衛星利用位置指示装置と、 前記衛星利用位置指示装置が検出する複数の所定の位置
それぞれの位置データと、始発点から前記所定の位置各
々の位置データに対応する走行距離データを記憶する記
憶手段と、 前記衛星利用位置指示装置が前記記憶手段に記憶された
位置データの1つに該当する所定の位置の信号を受信し
た時に、前記記憶手段に記憶されている走行距離データ
に基づき始発点から現在地までの車両の走行実距離を算
出し、前記走行距離算出手段が出力する走行距離に置き
換える実距離算出手段とを備えて成る走行距離計測装
置。 - 【請求項9】 請求項1〜5のいずれかに記載の走行距
離計測装置においてさらに、車両に衛星利用位置指示装
置を設置し、 前記衛星利用位置指示装置が検出する複数の所定の位置
それぞれの位置データと、始発点から前記所定の位置各
々の位置データに対応する走行距離データを記憶する記
憶手段と、 前記衛星利用位置指示装置が前記記憶手段に記憶された
位置データの1つに該当する所定の位置の信号を受信し
た時に、前記記憶手段に記憶されている走行距離データ
に基づき始発点から現在地までの車両の走行実距離を算
出し、前記走行距離算出手段または走行距離決定手段が
出力する走行距離に置き換える実距離算出手段とを備え
て成る走行距離計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23989493A JP3431229B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 走行距離計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23989493A JP3431229B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 走行距離計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0799703A JPH0799703A (ja) | 1995-04-11 |
JP3431229B2 true JP3431229B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=17051448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23989493A Expired - Lifetime JP3431229B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 走行距離計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3431229B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7283897B2 (en) * | 2002-05-31 | 2007-10-16 | Quantum Engineering, Inc. | Method and system for compensating for wheel wear on a train |
KR102269212B1 (ko) * | 2018-04-30 | 2021-06-29 | 주식회사 트론 | 대차 시스템의 보정 제어 장치 및 방법 |
KR102269211B1 (ko) * | 2018-04-30 | 2021-06-28 | 주식회사 트론 | 다수의 선형위치센서를 이용한 대차 시스템의 주행 제어 장치 및 방법 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP23989493A patent/JP3431229B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0799703A (ja) | 1995-04-11 |
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