JP3431035B2 - 缶シーマーの防音装置 - Google Patents

缶シーマーの防音装置

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JP3431035B2 JP31418493A JP31418493A JP3431035B2 JP 3431035 B2 JP3431035 B2 JP 3431035B2 JP 31418493 A JP31418493 A JP 31418493A JP 31418493 A JP31418493 A JP 31418493A JP 3431035 B2 JP3431035 B2 JP 3431035B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、缶詰ラインの途中に配
置されて内容物充填後の缶本体に蓋を巻締めるための缶
シーマーに対してカバー部材として付設される装置に関
し、特に、缶シーマーによる高速巻締め時に発生する騒
音を防ぐための防音装置に関する。 【0002】 【従来の技術】搬送しながら加工する製造ラインにおい
て、作業者の安全性を考慮して、それぞれの部分で稼動
する機械に対し必要に応じてカバー部材を付設するとい
うことは一般的に広く行われていることで、缶内にビー
ル,コーヒー,ジュース等の内容物を充填して密封する
高速缶詰ラインにおいても、内容物充填後の缶本体に蓋
を巻締めるための缶シーマーについてこれを覆うための
カバー部材が本出願人の一方により提供されている。 【0003】この缶シーマーに対するカバー部材は、作
業者が機械に直接触れることによる危険を回避するとい
う安全対策を主目的とするもので、ステンレス鋼板を板
金加工して製作されており、缶の搬送経路に対応するカ
バー部材の側壁に缶の出入口が直接開口されていると共
に、作業者が位置する側のカバー部材の側壁には、缶蓋
シュートが位置していることから、缶蓋シュート用開口
部が開口されているものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、高速
缶詰ライン中の充填室に配置されている缶シーマーによ
る高速巻締め時には、缶シーマーを駆動させるためのド
ライブ系の音(ロアドライブギヤ音,フィラードライブ
音等)、缶を2重巻締めする際に発生する音(アッパー
ドラムの回転音,チャックスピンドルの回転音,スタッ
クされた缶蓋を分離するセパレーターの蓋切り音,セパ
レータースピンドルの回転音,モーターの回転音等)、
各種のカムによる音(シーミングカム,ノックアウトカ
ム,リフターカム等)などからなる高レベルの騒音が発
生するため、充填室の作業環境が悪化して作業者が難聴
になるというような問題があった。 【0005】ところが、上記の作業者の安全対策を主目
的として缶シーマーに付設されるカバー部材では、缶の
出入口となる開口部から騒音が漏れ、さらに、缶蓋シュ
ート用の開口部が作業者の位置する側に大きく開口され
ているため、セパレーターロールによる蓋切り音等の騒
音が作業者の側に集中して漏れることとなり、しかも、
カバー部材が板金加工されたステンレス鋼板により形成
されているため、それ自体による遮音効果も充分ではな
く、騒音に対する防音効果は殆ど期待できないものであ
った。 【0006】そこで、そのようなカバー部材による遮音
効果を高めるために、例えば、グラスウールやロックウ
ールのような連続気泡をもつ多孔質の繊維状吸音材,ス
ポンジ状の吸音材,無機粒子を結合材で多孔質に結合し
たセラミック吸音材などの吸音部材をカバー部材の内面
に貼着する、というような一般的に広く行われている防
音対策を缶シーマーの場合にも適用することも一応考え
られるところである。 【0007】しかしながら、缶シーマーの場合、2重巻
締めする時に発生する内容物(ビール,コーヒー,ジュ
ース等)の飛散や、密封後の缶内が減圧状態となるよう
に巻締め前にスチームフローを行うというような高湿度
環境下での稼動、および、洗浄時に湯,水等で機械を洗
い流すということなどから、カバー部材の内面に設けら
れる多孔質吸音材の孔部に飛散した内容物や湯,水等が
入って吸音機能がすぐに低下することとなり、また、吸
音面を洗浄する訳にも行かないため衛生上問題もあっ
て、何れにしても、従来一般的に適用されているような
多孔質吸音材による防音対策をそのまま適用することが
できないものである。 【0008】本発明は、上記のような缶シーマーによる
騒音に対する防音対策上の問題を解決することを目的と
しており、より具体的には、湿度の高い環境下でも充分
な防音効果を継続して発揮することができ、しかも、洗
浄性が良く衛生上問題のない缶シーマーの防音装置を提
供することを目的としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決しかつ目的を達成するために、缶詰ラインの途中に
配置されて内容物充填後の缶本体に缶蓋を巻締めるため
の缶シーマーに対して、缶シーマー全体を周囲から包み
込むようにボックス状に組み立てられたカバー部材を、
その天井部に缶蓋の入口を開口させ、その側部にトンネ
ル状の缶の出入口をそれぞれ設けた状態で、制振材と吸
音断熱材を表裏両側からステンレス鋼板で挟み込んで該
鋼板の合わせ面を全周溶接することで密封した遮音性の
高いパネルにより形成すると共に、カバー部材のトンネ
ル状の缶の出入口で、トンネルの天井部を開閉自在に形
成して、少なくとも缶の出口側のトンネルの内部で、缶
を搬送するコンベアの両側のスペースに、所望数の遮音
シートを、その上部をレールに移動自在に吊り下げた状
態で設けることを特徴とするものである。 【0010】 【作 用】上記のような構成により、カバー部材の缶の
出入口を通って外部に漏れる騒音については、缶の出入
口がトンネル状となっていることによって外部に漏れに
くくなり、缶蓋の入口を通って外部に漏れる騒音ついて
は、缶蓋の入口が天井部に開口していて騒音が上方に抜
けるため、作業者が位置する場所においては殆ど問題と
ならない程度まで減少されることになると共に、カバー
部材の壁部を介して外部に伝えられる騒音については、
制振材と吸音断熱材によって充分に遮音されることとな
る。 【0011】また、カバー部材の壁部に設けられた制振
材と吸音断熱材は、合わせ面が全周溶接されたステンレ
ス鋼板により表裏両側を覆われて密封されているため、
飛散した内容物やスチームフローによる湿気、あるいは
缶シーマーの洗浄による湿気などから完全に隔離され、
それらの影響を受けることは全くない。そして、カバー
部材の壁部の表裏両側がステンレス鋼板により密封状態
で覆われていることによって、制振材や吸音断熱材が設
けられているにもかかわらず、カバー部材自体を充分に
洗浄することが可能である。 【0012】さらに、カバー部材の缶の出入口で、トン
ネルの天井部が開閉自在に形成されていて、少なくとも
缶の出口側のトンネル内に設けられた所望数の遮音シー
トが、その上部をレールに移動自在に吊り下げられてい
ることから、トンネルの天井部を開けることによって、
トンネル内の缶ガイドの型替え調整や洗浄等のメンテナ
ンスが容易となり、トンネル内で搬送中の缶が詰まった
時などの作業性が良くなると共に、トンネル内に遮音シ
ートを設けることで防音効果を一層高めることができ、
しかも、トンネルの天井部を開けてトンネル内に設けら
れた遮音シートの取付け枚数や取付け位置を自由に設定
することができる。 【0013】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。 【0014】図1は、本発明の缶シーマーの防音装置の
一実施例に係る防音ボックスの全体の外観を示すもの
で、防音ボックス1は、缶シーマー2全体を周囲から包
み込むように配置されていて、下方に位置するロアボッ
クス3と、その上方に位置するアッパーボックス4と、
アッパーボックス4の缶の入口側に位置するトンネル状
ボックス5と、アッパーボックス4の缶の出口側に位置
するトンネル状ボックス6とからなるものである。 【0015】ロアボックス3は、図示ていないが、缶
シーマー2の下方部分を囲むように床面上に組み立てら
れたフレームに対してパネルが側面からボルト止めされ
ているもので、床面にアンカーボルト等によって固定さ
れていて、その上方に位置するアッパーボックス4の重
量を支えている。 【0016】アッパーボックス4は、図示ていない
が、その四方の側面パネルの各上端がそれぞれ天井部の
パネルにボルト止めされ、該側面パネルの各下端がそれ
ぞれロアボックス3の上端にボルト止めされているもの
で、アッパーボックス4の各側面パネルのそれぞれに
は、型替え時および巻締調整時の作業スペースを確保す
るために、扉11,12,13(および図示ていない
缶の出口側の扉)が設けられており、各扉にはパッキン
(図示ていない)が取り付けられていて、側面パネル
との密封性が高められている。 【0017】アッパーボックス4の缶の入口側の側面パ
ネル4aにはトンネル状ボックス5の取付部16が形成
され、また、図示ていないが、缶の出口側の側面パネ
ルにはトンネル状ボックス6の取付部が形成されてい
て、アッパーボックス4の側方に、缶の入口側の側面パ
ネル4aの取付部16を介してトンネル状ボックス5が
接続され、缶の出口側の側面パネルの取付部を介してト
ンネル状ボックス6が接続されている。 【0018】アッパーボックス4の天井部パネル4cに
は、缶シーマー2の洗浄時に防音ボックス1内に蒸気が
充満しないように排気孔の役目をする扉15が、エア
ーシリンダー等の駆動により自動的に開閉されるように
設けられていると共に、天井部パネルの扉15側方の天
井部パネル4cには、図4および図5に示ように、缶
蓋9を缶シーマー2に案内するための缶蓋シュート18
が、缶蓋シュート18側の取付部材41と天井部パネル
4c側の取付部材42と介してボルト8で固定され
ている。なお、この缶蓋シュート18を取り付けてある
天井部パネル4cの缶蓋9の入口19となる開口は、缶
蓋9の直径よりも僅かに大きいだけである。 【0019】図2は、缶出口側のトンネル状ボックス6
を示すもので、トンネル状ボックス6自体については、
缶ガイド21の型替え調整時や洗浄等メンテナンス、
あるいは、トンネル部内で搬送中の缶が詰まった時など
の作業性を考慮して、その天井部6aが開閉自在とされ
ており、トンネル状ボックス6の内部については、缶ガ
イド21,缶を搬送するためのコンベア22,コンベア
フレーム23,水受けトイ24などが位置する中央部を
除いたトンネル部両側のスペースに、遮音シート2
5...がレール26,26から暖簾状に吊り下げられ
ている。 【0020】この遮音シート25...は、トンネル内
部の防音壁の役目を果たすもので、遮音性が高く耐水性
のある部材を短冊状としたものからなり、その上部をレ
ール26,26に移動自在に吊り下げることにより
の取付け枚数および取付け位置を自由に設定できるもの
であって、缶シーマー2により発生した騒音はトンネ
ルの開口部に到達するまでに遮音シート25...に
衝突して減衰されていく。 【0021】遮音シート25の材料については、本実施
例においてはビニールを使用しているが、遮音性という
観点からは、例えば鉛等のようなできるだけ比重の大き
い材料のほうが良く、一方、食品衛生上の観点からは重
金属は好ましくないので、遮音性と食品衛生上の両方の
要求を満足する材料を適宜選択して使用することが望ま
しい。 【0022】なお、図示ていないが、缶入口部のトン
ネル状ボックス5については、ボックス5のトンネル内
に缶フィードチェーンアタッチメント28が入ること、
および、ボックス5のトンネル内に設置されている缶検
出用センサーの遮音シートによる誤動作などを考慮し
て、本実施例においては遮音シートを設置しなかった
が、図2に示した缶出口部のトンネル状ボックス6と同
様に遮音シートを設置しても良い。 【0023】また、缶出入口部のそれぞれのトンネル状
ボックス5,6について、そのアッパーボックス4の側
面パネルからの長さが大きくなる場合には、必要に応じ
てこれを支えるためのスタンドを設置すればよく、本実
施例においては、缶入口部のトンネル状ボックス5は
アッパーボックス4の側面パネルから615mmの長さ
であり特にスタンドは設置されていないが、缶出口部
のトンネル状ボックス6については、アッパーボックス
の側面パネルから1000mmの長さがあるため、図示
ていないが、その先端近くにこれを支えるためのスタ
ンドが設置されている。 【0024】図3は、防音ボックス1を構成するための
部材となっているパネルの断面積層構造を示すもので、
ロアボックス3,アッパーボックス4,缶入口部のトン
ネル状ボックス5,缶出口部のトンネル状ボックス6な
どは全てこのパネルを用いてボルトによって組み立て自
在に形成されているもので、アッパーボックス4に設置
されている各扉11,12,13,15(および図示
ていない缶出口側の扉)についても全て同じパネルによ
り形成されているものである。 【0025】このパネルは、遮音性を高めるために内外
両側のステンレス鋼板31,32の間に制振材33と吸
音断熱材34を挟み込んだものであって、本実施例にお
いては、#400でバフ研磨して表面仕上げされた内側
ステンレス鋼板31と冷間圧延後酸洗い処理された外
側ステンレス鋼板32との間に、制振材としてそれぞれ
厚さ3mmのゴム・アスファルト系シート33,33
と、吸音断熱材として厚さ25mmのグラスウール34
を配置しており、全体の厚さが34mmで、図示てい
ないが、パネル内部に蒸気,水等が侵入することのない
ようにステンレス鋼板31,32の合わせ面は全周溶接
されている。 【0026】以上のような構成を有する防音ボックス1
によれば、缶シーマー2のドライブ系の騒音(ロアドラ
イブギヤ音,フィラードライブ音等)は主に遮音性の
パネルからなるロアボックス3により遮断され、缶を2
重巻締めする際に発生する騒音(アッパードラムの回転
音,チャックスピンドルの回転音,カバーセパレーター
の蓋切り音,モーターの回転音等)は主に遮音性のパ
ネルからなるアッパーボックス4により遮断されること
となる。 【0027】また、防音ボックス1の缶の出入口を通っ
て外部に漏れる騒音については、遮音性のパネルからな
るトンネル状ボックス5,6により缶の出入口がトンネ
ル状となっていることによって外部に漏れにくくなると
共に、缶蓋の入口を通って外部に漏れる騒音ついては、
缶蓋の入口となる開口部19が缶蓋シュート18の取付
部材41と缶蓋9との間に僅かな隙間しか生じないもの
であるため、外部に漏れるのは僅かであり、また、缶蓋
の入口がアッパーボックス4の天井部4cに開口してい
るため、騒音が上方に抜け、作業者が位置する場所では
殆ど騒音を感じることはない。 【0028】さらに、防音ボックス1を構成するパネル
において、制振材33と吸音断熱材34は、その合わせ
面が全周溶接されているステンレス鋼板31,32によ
り密封されるように覆われているため、飛散した内容物
やスチームフローによる湿気あるいは缶シーマー2の洗
浄による湿気などから完全に隔離され、それらの影響を
受けて吸音断熱材34の吸音機能が低下するということ
がなく、吸音断熱材34による防音効果が充分発揮され
ることとなる。 【0029】さらにまた、防音ボックス1の内側ステン
レス鋼板31が#400でバフ研磨されてその表面状態
が鏡面を呈しているため、洗浄性が良く細菌の繁殖を妨
げることができ、生ビール充填ラインのように細菌管理
の厳しい設備にも使用可能であり、アッパーボックス4
の各面に大きな扉11,12,13,15(および図示
ていない缶出口側の扉)が設けられているので、型替
えや巻締め調整時の作業性も良好であると共に、アッパ
ーボックス4とロアボックス3により缶シーマー2の機
械全体が覆われているので安全カバーとしての機能も高
く、防音ボックス1を構成する各部分のパネルがボルト
による組立式となっているので、防音ボックス1全体を
分解することができ、缶シーマー2のオーバーホール時
の作業にも支障はない。 【0030】なお、上記の防音ボックス1を設置した場
合について、図4に示すような測定位置(機側から1m
離れ、床面からの高さ1.2mであるP1〜P4の位
置)において実際に騒音を測定した結果を、単に安全対
策を主目的としてカバー部材を付設した従来のものにお
いて同様の測定位置で騒音を測定した結果と比べてみる
と、図5に示すように、防音ボックス1の設置前(すな
わち従来のカバー部材を設置したもの)では88〜94
dB(A)であった騒音レベルが、防音ボックス1の設
置後には80〜84dB(A)に減少しており、この結
果からも防音ボックス1が騒音レベルの規制値と考えら
れる85dB(A)以下という条件をクリヤーすること
ができて防音対策上有効なものであることが理解でき
る。 【0031】以上、本発明の缶シーマーの防音装置につ
いて、その一実施例である防音ボックス1の具体的な構
造に基づいて説明したが、本発明は、上記のような具体
的な構造にのみ限定されるものではなく、特許請求の範
囲に記載された限りにおいて様々な実施態様を採り得る
ものであることはいうまでもない。 【0032】 【発明の効果】以上説明したような本発明の缶シーマー
の防音装置によれば、湿度の高い環境下でも充分な防音
効果を継続して発揮することができ、しかも、洗浄性が
良く衛生上の問題も生じないため、これを缶詰の充填ラ
インに設置することにより、充填室の作業環境を改善し
て作業者の難聴保護対策を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例である防音ボックスを示す斜
視図。 【図2】図1に示た実施例の缶出口部のトンネル状ボ
ックス部分の内部を示す斜視図。 【図3】図1に示た実施例の防音ボックスを形成する
ためのパネルの積層構造を示す一部断面図。 【図4】図1に示た実施例の缶蓋シュートの一部と防
音ボックス天井部の缶蓋の入口を示す一部断面図。 【図5】図4のA−A線に沿った横断面から見た防音ボ
ックス天井部の缶蓋の入口を示す上面図。 【図6】図1に示た実施例に対する騒音の測定位置を
示す説明図。 【図7】図4に示た測定位置における実施例と従来例
の騒音レベルの比較を示す説明図。 【符号の説明】 1 防音ボックス(カバー部材) 2 缶シーマー 5 缶入口部のトンネル状ボックス(トンネル状の
缶入口) 6 缶出口部のトンネル状ボックス(トンネル状の
缶出口)6a (トンネルの)天井部 19 缶蓋の入口25 遮音シート 26 レール 31 ステンレス鋼板(内側) 32 ステンレス鋼板(外側) 33 制振材 34 吸音断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 憲明 石川県金沢市泉ケ丘2−12−28 ラポー レ泉ケ丘101 (56)参考文献 特開 昭56−4189(JP,A) 特開 平5−200937(JP,A) 実開 昭61−205698(JP,U) 実開 平5−39796(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 51/30 B21D 55/00 B30B 15/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 缶詰ラインの途中に配置されて内容物充
    填後の缶本体に缶蓋を巻締めるための缶シーマーに対し
    て、缶シーマー全体を周囲から包み込むようにボックス
    状に組み立てられたカバー部材が、その天井部に缶蓋の
    入口を開口させ、その側部にトンネル状の缶の出入口を
    それぞれ設けた状態で、制振材と吸音断熱材を表裏両側
    からステンレス鋼板で挟み込んで該鋼板の合わせ面を全
    周溶接することで密封した遮音性の高いパネルにより形
    成されていると共に、カバー部材のトンネル状の缶の出
    入口で、トンネルの天井部が開閉自在に形成されてい
    て、少なくとも缶の出口側のトンネルの内部で、缶を搬
    送するコンベアの両側のスペースに、所望数の遮音シー
    トが、その上部をレールに移動自在に吊り下げられた状
    態で設けられていることを特徴とする缶シーマーの防音
    装置。
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