JP3430628B2 - 通信制御装置および通信システム並びに通信制御方法 - Google Patents

通信制御装置および通信システム並びに通信制御方法

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JP3430628B2
JP3430628B2 JP11151994A JP11151994A JP3430628B2 JP 3430628 B2 JP3430628 B2 JP 3430628B2 JP 11151994 A JP11151994 A JP 11151994A JP 11151994 A JP11151994 A JP 11151994A JP 3430628 B2 JP3430628 B2 JP 3430628B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、OSIのコネクショ
ンレスネットワークサービスに関し、詳しくは、コネク
ション型ネットワークに対応するコンバージェンス機能
を具えたコネクションレス型ネットワークサービスを提
供する通信制御装置と、この通信制御装置を含むネット
ワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークサービスには、コネクショ
ン型とコネクションレス型の二種類のサービスが存在す
る。コネクション型とは、データ転送を行う前に論理的
なコネクションを設定する方式を指し、コネクションレ
ス型とは、データ送信要求を受けると、コネクションの
設定を行わずに直ちにデータを送信する方式を指す。
【0003】OSIのコネクションレスネットワークサ
ービス(以下、CLNS)は、下位層にLANなどのコ
ネクションレス型ネットワークを仮定しているが、サブ
ネットワークがコネクションレスサービスを提供してい
るように見せるための機能(以下、コンバージェンス機
能)を用いることにより、コネクション型のサブネット
ワークを通信媒体として使用することができる。このコ
ンバージェンス機能は、CLNSとコネクションレス型
ネットワークとの間に位置し、宛先とのコネクションを
データ転送に先立って開通し、データ送信終了後にはコ
ネクションを切断するなどのコネクション管理を行って
いる。
【0004】なお、以下の説明において、CLNSおよ
びその制御部を含む上位層をネットワーク層といい、コ
ネクション型(サブ)ネットワークおよびその制御部を
含む下位層をサブネットワーク層という。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、OS
IのCLNSでは下位層にLANなどのコネクションレ
ス型ネットワークを仮定しているため、コネクション型
サブネットワークでリンクダウンなどが発生して宛先へ
の送信が不可能になった場合でも、ネットワーク層では
これを知ることができず、データ送信要求を受けると、
常にサブネットワーク層に対してデータ送信要求を発行
していた。
【0006】また、一般に広域網では送信コストがかか
る関係から、ネットワーク層で各宛先の状態を監視する
ような動的ルーティングプロトコルは用いられず、静的
なルーティングが用いられている。このため、サブネッ
トワークに対して送信が不可能となった場合でも、手動
で設定が変更されない限り、ネットワーク層がデータ送
信要求を発行するたびにサブネットワーク層から発呼要
求が発行されることになる。しかも、接続要求のための
パケットの送出により、ネットワークのトラフィックも
低下することになる。
【0007】なお、特開平4−216244号公報に
は、コネクションレス型のサブネットワークとして使用
されるコネクション型ネットワークのコネクションの維
持・解放を、コネクション型のトランスポートデータ転
送時に用いるトランスポートコネクションの無活動監視
タイマの値に基づいて制御するようにしたネットワーク
接続制御方法が提案されている。しかし、この接続制御
方法はコネクションを切断するタイマの制御に関するも
のであり、サブネットワーク層でリンクダウンなどが発
生した場合の対処の仕方については、何ら考慮されてい
ない。
【0008】この発明は、障害の発生したサブネットワ
ークに対する無駄な発呼要求の発行を防止するようにし
た通信制御装置および通信システム並びに通信制御方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コネ
クション型のサブネットワーク層に接続するサブネット
ワーク層制御部と、サブネットワーク層をコネクション
レス型のネットワーク層に対応させるためのコンバージ
ェンス機能部とを有する通信制御装置において、前記サ
ブネットワーク層制御部は、前記サブネットワーク層で
のコネクション確立処理を実行した処理結果を前記コン
バージェンス機能部に通知する通知手段を具備し、前記
コンバージェンス機能部は、前記サブネットワーク層制
御部からの処理結果の通知に基づいて、コネクションの
確立に成功したか否かを示す各宛先毎に対応するフラグ
を設定する状態管理部と、前記状態管理部により設定さ
れたフラグがコネクションの確立に成功しなかったこと
を示している宛先に対するネットワーク層からのデータ
送信要求に対してエラー応答を行う応答手段と、前記状
態管理部により設定されたフラグがコネクションの確立
に成功しなかったことを示さず、かつ、コネクションが
確立していない宛先へのコネクション確立要求を前記サ
ブネットワーク層制御部に発行するコネクション制御部
とを具備することを特徴とする。また、請求項2の発明
は、請求項1の発明において、前記状態管理部は、前記
フラグをコネクションの確立に成功しなかったことを示
す状態に設定してから所定時間の経過後に、当該フラグ
の設定を解除することを特徴とする。
【0010】また、請求項3の発明は、コネクション型
のサブネットワーク層と、前記サブネットワーク層に接
続するサブネットワーク層制御部および前記サブネット
ワーク層をコネクションレス型のネットワーク層に対応
させるためのコンバージェンス機能部を有する通信制御
装置とを具備し、前記サブネットワーク層制御部は、前
記サブネットワーク層でのコネクション確立処理を実行
した処理結果を前記コンバージェンス機能部に通知する
通知手段を具備し、前記コンバージェンス機能部は、前
記サブネットワーク層制御部からの処理結果の通知に基
づいて、コネクションの確立に成功したか否かを示す各
宛先毎に対応するフラグを設定する状態管理部と、前記
状態管理部により設定されたフラグがコネクションの確
立に成功しなかったことを示している宛先に対するネッ
トワーク層からのデータ送信要求に対してエラー応答を
行う応答手段と、前記状態管理部により設定されたフラ
グがコネクションの確立に成功しなかったことを示さ
ず、かつ、コネクションが確立していない宛先へのコネ
クション確立要求を前記サブネットワーク層制御部に発
行するコネクション制御部とを具備することを特徴とす
る。また、請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記状態管理部は、前記フラグをコネクションの確
立に成功しなかったことを示す状態に設定してから所定
時間の経過後に、当該フラグの設定を解除することを特
徴とする。また、請求項5の発明は、コネクション型の
サブネットワーク層をコネクションレス型のネットワー
ク層に対応させて通信を行う通信制御方法において、前
記サブネットワーク層でのコネクション確立に失敗した
か否かを示すフラグを各宛先毎に設定して管理するとと
もに、前記サブネットワーク層へデータを送出する際に
該データの宛先に対応する前記フラグの設定を確認し、
前記フラグの設定がコネクションの確立に失敗したこと
を示している場合には、前記データの送信元へエラー応
答を返し、前記フラグの設定がコネクションの確立に失
敗していないことこと示している場合には、前記サブネ
ットワーク層のコネクションを確立して前記データを送
出し、該コネクションの確立に失敗した際には、前記フ
ラグをコネクションの確立に失敗したことを示す設定に
変更することを特徴とする。また、請求項6の発明は、
請求項5の発明において、前記フラグをコネクションの
確立に成功しなかったことを示す状態に設定した場合
に、該設定から所定時間の経過後に当該フラグの設定を
解除することを特徴とする。
【0011】
【作用】サブネットワーク層制御部においてサブネット
ワーク層での障害の発生を検知すると、通知手段はサブ
ネットワーク層での障害の発生をコンバージェンス機能
部に通知する。コンバージェンス機能部では、障害の発
生した宛先に対してネットワーク層からデータ送信要求
を受けた場合は、応答手段によりネットワーク層に対し
てエラー応答を行う。
【0012】これによれば、送信要求のあった宛先へ接
続することが不可能な場合には、サブネットワーク層か
らネットワーク層に対してエラー応答が行なわれるた
め、接続不可能なサブネットワークに対してサブネット
ワーク層から発呼要求を発行することがなくなり、無駄
な発呼処理の発生や、接続要求パケットによるトラフィ
ックの低下を防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係わるデータ通信装置およ
びネットワークシステムの一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0014】図1は、この発明に係わるデータ通信装置
およびネットワークシステムを適用したエンドシステム
の機能的な構成を示すブロック図である。このエンドシ
ステム10は、コネクション型ネットワーク14(以
下、サブネットワーク)に接続され、所定のユーザイン
ターフェースとデータの送受信機能を具えている。以
下、図面とともにエンドシステム10の構成を説明す
る。
【0015】コネクションレスネットワーク制御部11
は、ネットワーク層の機能を実現するものであり(以
下、ネットワーク層と同意)、データ送受信部15、ル
ーティング部16により構成されている。
【0016】データ送受信部15は、後述のコンバージ
ェンス制御部12より渡されたデータの組み立て処理
や、ユーザから送信要求を受けたデータの分割/送信処
理を行う。
【0017】ルーティング部16は、図示せぬルーティ
ングテーブルによりルーティング情報の管理を行う。こ
こでは、送信すべきパケットの宛先アドレスをルーティ
ングテーブルで検索し、次に転送するシステムと使用す
るサブネットワークを決定する。
【0018】コンバージェンス制御部12は、コネクシ
ョンレス型ネットワークのサブネットワークにコネクシ
ョン型ネットワークを用いるためのもので、サブネット
ワークがコネクションレスサービスを提供しているよう
に見せるための機能を実現している。コンバージェンス
制御部12は、データ送受信部17、コネクション制御
部18、状態管理部19により構成されている。
【0019】データ送受信部17は、ユーザからデータ
の送信要求を受けた際に、状態管理部19の状態管理テ
ーブルで宛先アドレスの状態を調べるとともに、宛先へ
のコネクションが確立しているかどうかをコネクション
型ネットワークアクセス制御部13に問い合わせる。宛
先アドレスの状態に異常がなく、かつコネクションが確
立している場合は、そのままコネクション型ネットワー
クアクセス制御部13にデータを渡す。宛先アドレスの
状態に異常があるときは、コネクションレスネットワー
ク制御部11にエラー応答を返す。また、宛先アドレス
の状態に異常がなく、かつコネクションが確立していな
ければ、コネクション制御部18にコネクションの確立
を依頼し、コネクションの確立後にデータをコネクショ
ン型ネットワークアクセス制御部13に渡す。なお、宛
先アドレスの状態に異常があったり、コネクションの確
立に失敗するなどの理由によりコネクション型ネットワ
ークアクセス制御部13にデータを渡せない場合は、保
持しているデータを破棄する。一方、サブネットワーク
からデータを受信した場合は、そのデータをコネクショ
ンレスネットワーク制御部11のデータ送受信部15に
渡す。
【0020】コネクション制御部18は、データ送受信
部17からの依頼を受けて宛先へのコネクション確立要
求を発行したり、データ送受信の終了後にコネクション
切断要求を発行する。これらの制御要求の発行は、コネ
クション型ネットワークアクセス制御部13に対して行
われる。また、コネクション型ネットワークアクセス制
御部13からサブネットワークでのエラー発生の通知を
受けた場合は、これを状態管理部19に通知する。
【0021】状態管理部19は、各々の宛先アドレスご
とにそのネットワークの状態を状態管理テーブルで記録
/管理する。状態管理テーブルの一例を図2に示す。状
態管理テーブルには、接続可能な全ての宛先アドレスが
登録され、宛先アドレスをエントリとして、各宛先アド
レスごとのエラーの有無を示すエラーフラグと、その有
効期間を示すタイマが設定されている。宛先アドレスの
状態が正常なとき、すなわち宛先へ接続することが可能
なときはエラーフラグは「off」となっている。一
方、コネクション制御部18からエラー発生の通知を受
けたとき、すなわち宛先へ接続することは不可能なとき
は、その宛先アドレスに対応するエントリのエラーフラ
グは「on」となる。データの送信要求があったときに
エラーフラグが「on」であれば、宛先へ接続すること
はできないと判定する。また、エラーフラグが「on」
のときにデータ送受信部17からコネクション確立成功
の通知を受けたとき、あるいはエラーフラグのタイマが
満了したときはエラーフラグを「off」に戻す。
【0022】この実施例の状態管理部19では、エラー
フラグを「on」にした後、一定時間が経過したとき
は、エラーフラグを自動的に「off」に戻すようにし
ているが、システム管理者などの操作により「off」
に戻すようにしてもよい。また、状態管理テーブルの構
成は図2の例に限定されるものではなく、宛先アドレス
とその状態を適宜管理することができれば、どのような
構成であってもよい。
【0023】コネクション型ネットワークアクセス制御
部13は、サブネットワーク層の機能を実現するもので
あり(以下、サブネットワーク層と同意)、コンバージ
ェンス制御部12から発行されるコネクション制御要求
に基づいてコネクションの確立/解放処理を実行する。
また、宛先へのコネクション確立に失敗したときや、デ
ータ送信の途中で送信不能となった場合は、サブネット
ワークでエラーが発生したものと判定して、コンバージ
ェンス制御部12の状態管理部19にエラー発生の旨を
通知する。
【0024】サブネットワークで発生するエラーの例と
しては、ネットワーク途中でのリンクダウン、エンドシ
ステムにおける送信時の設定ミス、宛先とのネゴシエー
ションが不成立の場合(相手側から接続要求が拒否され
た場合など)、相手先の電源が落ちている場合などがあ
る。
【0025】次に、上述したエンドシステム10におい
て、ユーザからデータ送信要求を受けた場合の処理手順
を図3のフローチャートを用いて説明する。
【0026】コネクションレスネットワーク制御部11
のデータ送受信部15は、ユーザからデータの送信要求
を受け付けると、使用するサブネットワークの検索をル
ーティング部16に依頼する(ステップ101)。ルー
ティング部16は、送信すべきデータの宛先アドレスを
もとにルーティングテーブルを検索し、使用するサブネ
ットワークを得る(ステップ102)。続いて、データ
送受信部15は所定のパケット分割長に基づいてパケッ
トを分割し、コンバージェンス制御部12のデータ送受
信部17にデータを渡す(ステップ103)。
【0027】コンバージェンス制御部12のデータ送受
信部17は、状態管理部19の状態管理テーブルを検索
し、宛先アドレスに対応するエントリが存在するかどう
かを判断する(ステップ104)。エントリが存在しな
いときは、コネクションレスネットワーク制御部11に
エラー応答を返す(ステップ105)。また、ステップ
104でエントリが存在するときは、そのエントリのエ
ラーフラグがonかどうかを判断する(ステップ10
6)。エラーフラグがonであるときは宛先へ接続する
ことは不可能なので、コネクションレスネットワーク制
御部11にエラー応答を返す(ステップ105)。ま
た、エラーフラグがonでなければ宛先へのコネクショ
ンが開通しているかどうかを判断する(ステップ10
7)。コネクションが開通していれば、データ送受信部
17はキューイングしていたパケットをコネクション型
ネットワークアクセス制御部13に渡す(ステップ10
8)。コネクション型ネットワークアクセス制御部13
では、渡されたパケットを宛先アドレスのネットワーク
に送出する。
【0028】また、ステップ107でコネクションが開
通していなければ、コネクション制御部18にコネクシ
ョンの確立を依頼する(ステップ109)。コネクショ
ン制御部18はコネクション型ネットワークアクセス制
御部13に対してコネクションの確立要求を発行する。
コネクション型ネットワークアクセス制御部13はコネ
クションの確立処理を実行し、処理結果をコネクション
制御部18を通じてデータ送受信部17に通知する(ス
テップ110)。データ送受信部17は処理結果を解釈
し、コネクションの確立に成功したかどうかを判断する
(ステップ111)。コネクションの確立に成功しなか
ったときは、コネクションレスネットワーク制御部11
にエラー応答を返す(ステップ105)。また、コネク
ションの確立に成功したときは状態管理部19の状態管
理テーブルを検索し、該当するエントリのエラーフラグ
をoffとし(ステップ112)、キューイングしてい
たパケットをコネクション型ネットワークアクセス制御
部13に渡す(ステップ108)。
【0029】このように、データ送信先の宛先アドレス
が状態管理テーブルにないときや、宛先アドレスのエラ
ーフラグがonになっているとき、あるいはエラーフラ
グがoffであっても、コネクション確立に成功しなか
ったときは、コネクションレスネットワーク制御部11
に対してエラー応答を返すようにしているので、接続不
可能な宛先へのデータ送信要求を受けた場合でも、コン
バージェンス制御部12からコネクション形ネットワー
クアクセス制御部13に対して無駄な発呼要求が発行さ
れることはない。
【0030】上述したフローチャートの処理と並行し
て、状態管理部19では状態管理テーブルでネットワー
クの状態を記録/管理している。ここで、図3のステッ
プ111でコネクションの確立に成功しなかった場合の
状態管理部19の処理手順を図4のフローチャートを用
いて説明する。
【0031】状態管理部19は、データ送受信部17か
らサブネットワークでエラーが発生した旨の通知を受け
取ると(ステップ201)、通知のあった宛先アドレス
に対応するエントリを状態管理テーブルで検索し、エラ
ーフラグをonとする(ステップ202)。データ送信
の途中で送信不能となった場合も同様の処理を行う。状
態管理部19はエラーフラグをonとしたエントリのタ
イマーが満了したときは、そのエントリのエラーフラグ
をoffとする。
【0032】なお、他のエンドシステムからパケットを
受信したときの処理は、従来と同じであり、ここでは説
明を省略するものとする。
【0033】次に、データ送信要求を受けた場合のエン
ドシステム10の動作を具体例とともに説明する。
【0034】まず、初期状態での状態管理テーブルが図
5のような状態にあるものとし、ここに登録されている
宛先アドレスに対してデータ送信要求を受けたものとす
る。この状態で、コネクションレスネットワーク制御部
11のデータ送受信部15がデータ送信要求を受ける
と、データ送受信部15は宛先アドレスをもとにルーテ
ィングテーブルを検索し、使用するサブネットワークを
得る。続いて、データ送受信部15は、所定のパケット
分割長に基づいてパケットを分割し、コンバージェンス
制御部12にデータを渡す。
【0035】コンバージェンス制御部12では、データ
送信に先立ち、状態管理部19の状態管理テーブルにお
いて、宛先アドレスに対応するエントリが存在するかど
うかを調べる。ここでは、エントリが存在するので、さ
らにそのエントリのエラーフラグがonかどうかを見
る。エラーフラグはoffであるため、コネクション形
ネットワークアクセス制御部13を通じて宛先へのコネ
クションが開通しているかどうかを調べる。ここで、コ
ネクションが開通しているときは、キューイングしてい
たパケットをコネクション型ネットワークアクセス制御
部13に渡す。コネクション型ネットワークアクセス制
御部13は渡されたパケットをサブネットワークに送出
する。
【0036】一方、コネクションが開通していないとき
は、コネクション制御部18にコネクションの確立を依
頼する。コネクション制御部18ではコネクション型ネ
ットワークアクセス制御部13にコネクションの確立要
求を発行する。これにより、コネクション型ネットワー
クアクセス制御部13でコネクションの確立処理が実行
される。ここで、コネクションの確立に成功した場合
は、キューイングしていたパケットをコネクション型ネ
ットワークアクセス制御部13に渡す。コネクション型
ネットワークアクセス制御部13は渡されたパケットを
サブネットワークに送出する。一方、宛先とのリンクに
障害が発生し、コネクションの確立に成功しなかった場
合は、コンバージェンス制御部12に対してエラー発生
の旨を通知する。コンバージェンス制御部12のデータ
送受信部17はコネクションレスネットワーク制御部1
1にエラー応答を返す。また状態管理部19は、エラー
通知を受けたコネクションの宛先アドレスに対応するエ
ントリを状態管理テーブルで検索し、該当するエントリ
のエラーフラグをonとする。同時に、タイマを適当な
値(例えば60秒)にセットする。エラーフラグがon
となったテーブルの状態を図6に示す。この後、設定さ
れた時間が経過するとエラーフラグはoffに戻され、
発呼要求を出すことが可能となる。設定したタイマが満
了し、元に戻ったテーブルの状態を図7に示す。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
通信制御装置および通信システム並びに通信制御方法に
おいては、サブネットワークで障害が発生し、宛先へ接
続することが不可能なときにネットワーク層からデータ
送信要求を受けた場合は、ネットワーク層に対してエラ
ー応答を行うようにしたため、接続不可能なサブネット
ワーク層に対して発呼要求を発行することがないので、
無駄な発呼処理の発生を防止することができるととも
に、接続要求のためのパケットが送出されることがない
ので、ネットワークにおけるトラフィックの低下を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるデータ通信装置およびネット
ワークシステムを適用したエンドシステムの機能的な構
成を示すブロック図
【図2】状態管理テーブルの一例を示す図
【図3】ユーザからデータ送信要求を受けた場合のエン
ドシステムの処理手順を示すフローチャート
【図4】コネクションの確立に成功しなかった場合の状
態管理部の処理手順を示すフローチャート
【図5】初期状態での状態管理テーブルを示す図
【図6】エラー発生後の状態管理テーブルを示す図
【図7】タイマー満了後の状態管理テーブルを示す図
【符号の説明】
10…エンドシステム、11…コネクションレスネット
ワーク制御部、12…コンバージェンス制御部、13…
コネクション形ネットワークアクセス制御部、14…コ
ネクション形ネットワーク、15…データ送受信部、1
6…ルーティング部、17…データ送受信部、18…コ
ネクション制御部、19…状態管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/14 H04L 29/08 H04L 29/10 H04L 12/56

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクション型のサブネットワーク層に
    接続するサブネットワーク層制御部と、サブネットワー
    ク層をコネクションレス型のネットワーク層に対応させ
    るためのコンバージェンス機能部とを有する通信制御装
    置において、 前記サブネットワーク層制御部は、 前記サブネットワーク層でのコネクション確立処理を実
    行した処理結果を前記コンバージェンス機能部に通知す
    る通知手段を具備し、 前記コンバージェンス機能部は、 前記サブネットワーク層制御部からの処理結果の通知に
    基づいて、コネクションの確立に成功したか否かを示す
    各宛先毎に対応するフラグを設定する状態管理部と、 前記状態管理部により設定されたフラグがコネクション
    の確立に成功しなかったことを示している宛先に対する
    ネットワーク層からのデータ送信要求に対してエラー応
    答を行う応答手段と、 前記状態管理部により設定されたフラグがコネクション
    の確立に成功しなかったことを示さず、かつ、コネクシ
    ョンが確立していない宛先へのコネクション確立要求を
    前記サブネットワーク層制御部に発行するコネクション
    制御部とを具備することを特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 前記状態管理部は、 前記フラグをコネクションの確立に成功しなかったこと
    を示す状態に設定してから所定時間の経過後に、当該フ
    ラグの設定を解除することを特徴とする請求項1記載の
    通信制御装置。
  3. 【請求項3】 コネクション型のサブネットワーク層
    と、 前記サブネットワーク層に接続するサブネットワーク層
    制御部および前記サブネットワーク層をコネクションレ
    ス型のネットワーク層に対応させるためのコンバージェ
    ンス機能部を有する通信制御装置とを具備し、 前記サブネットワーク層制御部は、 前記サブネットワーク層でのコネクション確立処理を実
    行した処理結果を前記コンバージェンス機能部に通知す
    る通知手段を具備し、 前記コンバージェンス機能部は、 前記サブネットワーク層制御部からの処理結果の通知に
    基づいて、コネクションの確立に成功したか否かを示す
    各宛先毎に対応するフラグを設定する状態管理部と、 前記状態管理部により設定されたフラグがコネクション
    の確立に成功しなかったことを示している宛先に対する
    ネットワーク層からのデータ送信要求に対してエラー応
    答を行う応答手段と、 前記状態管理部により設定されたフラグがコネクション
    の確立に成功しなかったことを示さず、かつ、コネクシ
    ョンが確立していない宛先へのコネクション確立要求を
    前記サブネットワーク層制御部に発行するコネクション
    制御部とを具備することを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 前記状態管理部は、 前記フラグをコネクションの確立に成功しなかったこと
    を示す状態に設定してから所定時間の経過後に、当該フ
    ラグの設定を解除することを特徴とする請求項3記載の
    通信システム。
  5. 【請求項5】 コネクション型のサブネットワーク層を
    コネクションレス型のネットワーク層に対応させて通信
    を行う通信制御方法において、 前記サブネットワーク層でのコネクション確立に失敗し
    たか否かを示すフラグを各宛先毎に設定して管理すると
    ともに、 前記サブネットワーク層へデータを送出する際に該デー
    タの宛先に対応する前記フラグの設定を確認し、 前記フラグの設定がコネクションの確立に失敗したこと
    を示している場合には、前記データの送信元へエラー応
    答を返し、 前記フラグの設定がコネクションの確立に失敗していな
    いことこと示している場合には、前記サブネットワーク
    層のコネクションを確立して前記データを送出し、該コ
    ネクションの確立に失敗した際には、前記フラグをコネ
    クションの確立に失敗したことを示す設定に変更するこ
    とを特徴とする通信制御方法。
  6. 【請求項6】 前記フラグをコネクションの確立に成功
    しなかったことを示す状態に設定した場合に、該設定か
    ら所定時間の経過後に当該フラグの設定を解除すること
    を特徴とする請求項5記載の通信制御方法。
JP11151994A 1994-05-25 1994-05-25 通信制御装置および通信システム並びに通信制御方法 Expired - Fee Related JP3430628B2 (ja)

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