JP3430273B2 - データベース検索装置及びデータベース検索方法 - Google Patents
データベース検索装置及びデータベース検索方法Info
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- JP3430273B2 JP3430273B2 JP21512494A JP21512494A JP3430273B2 JP 3430273 B2 JP3430273 B2 JP 3430273B2 JP 21512494 A JP21512494 A JP 21512494A JP 21512494 A JP21512494 A JP 21512494A JP 3430273 B2 JP3430273 B2 JP 3430273B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データベース検索装置
及びデータベース検索方法に係り、特に、利用者からの
検索要求に応じてデータベースを検索するデータベース
検索装置及びデータベース検索方法に関する。
及びデータベース検索方法に係り、特に、利用者からの
検索要求に応じてデータベースを検索するデータベース
検索装置及びデータベース検索方法に関する。
【0002】詳しくは、利用者からの検索要求によりデ
ータベースを検索した際に、当該検索要求に合致するデ
ータがデータベースに存在しない場合に、検索要求を緩
和して再度データベースを検索するためのデータベース
検索装置及びデータベース検索方法に関する。
ータベースを検索した際に、当該検索要求に合致するデ
ータがデータベースに存在しない場合に、検索要求を緩
和して再度データベースを検索するためのデータベース
検索装置及びデータベース検索方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来のデータベース検索における検索条
件の緩和の方法として、以下の2つの方法がある。
件の緩和の方法として、以下の2つの方法がある。
【0004】[第1の方法]従来の第1の方法として、
検索要求の詳細部分の省略により検索条件の緩和を行
う。この方法は、検索要求が階層関係を持つ場合に、そ
の詳細な部分を省略することにより、検索要求を緩和す
る方法である。
検索要求の詳細部分の省略により検索条件の緩和を行
う。この方法は、検索要求が階層関係を持つ場合に、そ
の詳細な部分を省略することにより、検索要求を緩和す
る方法である。
【0005】図13は、従来の第1の方法による電話番
号案内の検索の例を示す。まず、利用者から検索要求と
して、 『横須賀市林の○○さん』 が発行された場合の検索キーは、 “横須賀市林○○” である。上記の検索キーに対して詳細部分である『林』
を省略し、緩和された検索キーを、 “横須賀市○○” とし、検索する層を1つ上げることにより、検索条件を
緩和するものである。
号案内の検索の例を示す。まず、利用者から検索要求と
して、 『横須賀市林の○○さん』 が発行された場合の検索キーは、 “横須賀市林○○” である。上記の検索キーに対して詳細部分である『林』
を省略し、緩和された検索キーを、 “横須賀市○○” とし、検索する層を1つ上げることにより、検索条件を
緩和するものである。
【0006】[第2の方法]従来の第2の方法は、予め
設けた連想用シソーラス上でリンクを辿ることによって
検索要求を緩和するものである。
設けた連想用シソーラス上でリンクを辿ることによって
検索要求を緩和するものである。
【0007】図14は、従来の第2の方法による検索例
を示す。検索キーが『ペンギン』である場合に、図14
に示す連想用シソーラスを作成しておき、そのシソーラ
ス上を辿ることにより、緩和された検索キーとして、 『鵜』、『鷲』、『燕尾服』、『白黒』、『南極大陸』 等のあらゆる方向の連想が起きる。本例では、これらの
連想用の多方向のシソーラスを辿り検索を行うものであ
る。
を示す。検索キーが『ペンギン』である場合に、図14
に示す連想用シソーラスを作成しておき、そのシソーラ
ス上を辿ることにより、緩和された検索キーとして、 『鵜』、『鷲』、『燕尾服』、『白黒』、『南極大陸』 等のあらゆる方向の連想が起きる。本例では、これらの
連想用の多方向のシソーラスを辿り検索を行うものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の検索条件の緩和の方法には、以下のような問題点が
ある。
来の検索条件の緩和の方法には、以下のような問題点が
ある。
【0009】上記の第1の方法の検索要求の詳細部分の
省略による緩和を行う場合には、リンクの上位に辿るの
みであり、隣町(住所階層の兄弟にあたる)への緩和、
表記が近いノードへの緩和、実距離は近いが、住所階層
が遠いノードへの緩和に対処できない。即ち、『横須賀
市』への緩和は可能であるが、『横須賀市』に包合され
る『武』への緩和は不可能である。
省略による緩和を行う場合には、リンクの上位に辿るの
みであり、隣町(住所階層の兄弟にあたる)への緩和、
表記が近いノードへの緩和、実距離は近いが、住所階層
が遠いノードへの緩和に対処できない。即ち、『横須賀
市』への緩和は可能であるが、『横須賀市』に包合され
る『武』への緩和は不可能である。
【0010】上記の第2の方法の検索要求の連想による
緩和を行う場合には、リンクの持つ意味が規定されてい
ないため、あらゆる連想が許され、利用者の検索要求に
合致しない情報を大量に検索してくる恐れがある。さら
に、これらの緩和方法を実行するためには、各手法に固
有の構成を持つシソーラスを予め設定しておかなければ
ならないという問題がある。
緩和を行う場合には、リンクの持つ意味が規定されてい
ないため、あらゆる連想が許され、利用者の検索要求に
合致しない情報を大量に検索してくる恐れがある。さら
に、これらの緩和方法を実行するためには、各手法に固
有の構成を持つシソーラスを予め設定しておかなければ
ならないという問題がある。
【0011】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
上記従来の問題点を解決し、緩和の方向をシソーラスの
上位のみでなく、種々リンクの持つ属性に応じて種々の
緩和方向で検索要求を緩和できるデータベース検索装置
及びデータベース検索方法を提供することを目的とす
る。
上記従来の問題点を解決し、緩和の方向をシソーラスの
上位のみでなく、種々リンクの持つ属性に応じて種々の
緩和方向で検索要求を緩和できるデータベース検索装置
及びデータベース検索方法を提供することを目的とす
る。
【0012】本発明の更なる目的は、緩和の方向を限定
することが可能であり、検索要求に合致しない情報を検
索しないようなデータベース検索装置及びデータベース
検索方法を提供することである。
することが可能であり、検索要求に合致しない情報を検
索しないようなデータベース検索装置及びデータベース
検索方法を提供することである。
【0013】また、本発明の更なる目的は、各手法毎に
シソーラスを持つ必要がなく、同一の構成のシソーラス
により種々の検索要求の緩和手法に対応することが可能
なデータベース検索装置及びデータベース検索方法を提
供することである。
シソーラスを持つ必要がなく、同一の構成のシソーラス
により種々の検索要求の緩和手法に対応することが可能
なデータベース検索装置及びデータベース検索方法を提
供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図である。
成図である。
【0015】本発明は、利用者からの検索要求に応じて
データベース300を検索するデータベース検索装置で
あって、データベース300を検索した結果、検索要求
に合致するデータがデータベース300に存在しない場
合に、単語あるいは、概念の持つ属性及び属性値との対
を1つ以上有するノードと、ノード間の関係が有する属
性及び属性値との対を1つ以上有するリンクとを有する
シソーラス60を用いて検索要求を緩和する検索要求緩
和手段40と、検索要求緩和手段40により緩和された
検索要求に基づいて、データベース300を検索するデ
ータベース検索手段30とを有し、検索要求緩和手段4
0は、 シソーラス60上のどのリンクを辿ることによっ
て検索要求を緩和するかを示す緩和方向情報と、辿った
リンクの先のノードが緩和するのに適当であるか否かを
決めるための緩和決定条件とを対で有する検索条件緩和
知識70と、検索条件緩和知識70を参照して、データ
ベース300を検索するための検索キーが、シソーラス
60上のどのノードに対応するかを決定するノード決定
手段41と、ノード決定手段41で決定されたノードか
ら検索条件緩和知識70の緩和方向情報71に基づいて
シソーラス60のリンクを辿り、リンクの先のノードが
有するノード情報を取得するノード情報取得手段42
と、ノード情報と緩和決定条件72とを比較し、緩和決
定条件72を満足している場合のみ、ノード情報を検索
条件緩和情報とする検索条件緩和情報決定手段43と、
を有する。
データベース300を検索するデータベース検索装置で
あって、データベース300を検索した結果、検索要求
に合致するデータがデータベース300に存在しない場
合に、単語あるいは、概念の持つ属性及び属性値との対
を1つ以上有するノードと、ノード間の関係が有する属
性及び属性値との対を1つ以上有するリンクとを有する
シソーラス60を用いて検索要求を緩和する検索要求緩
和手段40と、検索要求緩和手段40により緩和された
検索要求に基づいて、データベース300を検索するデ
ータベース検索手段30とを有し、検索要求緩和手段4
0は、 シソーラス60上のどのリンクを辿ることによっ
て検索要求を緩和するかを示す緩和方向情報と、辿った
リンクの先のノードが緩和するのに適当であるか否かを
決めるための緩和決定条件とを対で有する検索条件緩和
知識70と、検索条件緩和知識70を参照して、データ
ベース300を検索するための検索キーが、シソーラス
60上のどのノードに対応するかを決定するノード決定
手段41と、ノード決定手段41で決定されたノードか
ら検索条件緩和知識70の緩和方向情報71に基づいて
シソーラス60のリンクを辿り、リンクの先のノードが
有するノード情報を取得するノード情報取得手段42
と、ノード情報と緩和決定条件72とを比較し、緩和決
定条件72を満足している場合のみ、ノード情報を検索
条件緩和情報とする検索条件緩和情報決定手段43と、
を有する。
【0016】
【0017】図2は、本発明の原理を説明するためのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【0018】本発明は、利用者からの検索要求に応じて
データベースを検索するデータベース検索方法におい
て、データベースを検索した結果、検索要求に合致する
データがデータベースに存在しない場合に、単語あるい
は、概念の持つ属性及び属性値との対を1つ以上有する
ノードと、ノード間の関係が有する属性及び属性値との
対を1つ以上有するリンクとを有するシソーラスを用い
て検索要求を緩和する際に、シソーラス上のどのリンク
を辿ることにより検索要求を緩和するかを示す緩和の方
向と辿ったリンクの先のノードが緩和するのに適当であ
るか否かを決めるための緩和決定条件からなる検索要求
緩和知識を参照して、データベースを検索するための検
索キーが、シソーラス上のどのノードに対応するかを決
定し(ステップ100)、決定されたノードから検索条
件緩和知識の緩和方向情報に基づいてシソーラスのリン
クを辿り、リンクの先のノードが有するノード情報を取
得し、ノード情報と緩和決定条件とを比較し、緩和決定
条件を満足している場合のみ(ステップ200)、ノー
ド情報を用いて、検索要求の緩和を行い(ステップ30
0)、緩和された検索要求により再度データベースを検
索する(ステップ400)。
データベースを検索するデータベース検索方法におい
て、データベースを検索した結果、検索要求に合致する
データがデータベースに存在しない場合に、単語あるい
は、概念の持つ属性及び属性値との対を1つ以上有する
ノードと、ノード間の関係が有する属性及び属性値との
対を1つ以上有するリンクとを有するシソーラスを用い
て検索要求を緩和する際に、シソーラス上のどのリンク
を辿ることにより検索要求を緩和するかを示す緩和の方
向と辿ったリンクの先のノードが緩和するのに適当であ
るか否かを決めるための緩和決定条件からなる検索要求
緩和知識を参照して、データベースを検索するための検
索キーが、シソーラス上のどのノードに対応するかを決
定し(ステップ100)、決定されたノードから検索条
件緩和知識の緩和方向情報に基づいてシソーラスのリン
クを辿り、リンクの先のノードが有するノード情報を取
得し、ノード情報と緩和決定条件とを比較し、緩和決定
条件を満足している場合のみ(ステップ200)、ノー
ド情報を用いて、検索要求の緩和を行い(ステップ30
0)、緩和された検索要求により再度データベースを検
索する(ステップ400)。
【0019】
【0020】
【作用】本発明は、データベースの検索が失敗した時に
検索条件を緩和するが、この際に、リンクとノードとの
双方に属性−属性値ペアを1つ以上持たせたシソーラス
と、シソーラス上のどのリンクを辿ることによって検索
条件を緩和するかを示す緩和の方向と辿ったリンクの先
のノードが緩和するのに適当か否かを決めるための緩和
決定条件とを対で有し、所定の記憶装置内に予め格納さ
れた検索条件緩和知識の緩和決定条件を満足する場合に
のみ、当該ノードを用いて検索条件の緩和を行う。
検索条件を緩和するが、この際に、リンクとノードとの
双方に属性−属性値ペアを1つ以上持たせたシソーラス
と、シソーラス上のどのリンクを辿ることによって検索
条件を緩和するかを示す緩和の方向と辿ったリンクの先
のノードが緩和するのに適当か否かを決めるための緩和
決定条件とを対で有し、所定の記憶装置内に予め格納さ
れた検索条件緩和知識の緩和決定条件を満足する場合に
のみ、当該ノードを用いて検索条件の緩和を行う。
【0021】これにより、リンクとノードとの双方に属
性−属性値ペアを1つ以上持たせたシソーラスは、種々
の関係を表現することが可能であるため、検索条件緩和
知識に従って所望の検索条件の緩和を可能とする。
性−属性値ペアを1つ以上持たせたシソーラスは、種々
の関係を表現することが可能であるため、検索条件緩和
知識に従って所望の検索条件の緩和を可能とする。
【0022】また、本発明において、シソーラスはノー
ド間の関係を明示できるため、所望のノードの方向にの
み検索条件の緩和が可能である。
ド間の関係を明示できるため、所望のノードの方向にの
み検索条件の緩和が可能である。
【0023】これにより、シソーラスは1つの構成を用
いればよく、さらに、緩和の方向を限定した検索要求の
緩和を行うことが可能である。
いればよく、さらに、緩和の方向を限定した検索要求の
緩和を行うことが可能である。
【0024】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を詳細に説
明する。
明する。
【0025】図3は、本発明の一実施例のデータベース
検索装置の構成を示す。
検索装置の構成を示す。
【0026】データベース検索装置100は、入力部1
0、検索キー作成部20、データベース検索部30、検
索要求緩和部40、出力部50、シソーラス60、検索
条件緩和知識テーブル70より構成される。
0、検索キー作成部20、データベース検索部30、検
索要求緩和部40、出力部50、シソーラス60、検索
条件緩和知識テーブル70より構成される。
【0027】入力部10は、キーボードやディスプレイ
装置等の入力装置200から入力された検索要求を受け
付ける。検索キー作成部20は、入力部10で受け付け
た検索要求を検索対象データベース300を検索する際
の検索キーとして適当な形式に変換する。データベース
検索部30は、検索キー作成部20で作成された検索キ
ーにより、情報を取得する先である検索対象データベー
ス300を検索する。検索要求緩和部40は、データベ
ース検索部30による検索が失敗した際に、シソーラス
60と検索条件緩和知識テーブル70とを参照すること
により利用者からの検索要求を緩和する。出力部50
は、データベース検索部30によって得られたデータを
ディスプレイ装置やプリンタ装置等の出力装置400に
出力する。
装置等の入力装置200から入力された検索要求を受け
付ける。検索キー作成部20は、入力部10で受け付け
た検索要求を検索対象データベース300を検索する際
の検索キーとして適当な形式に変換する。データベース
検索部30は、検索キー作成部20で作成された検索キ
ーにより、情報を取得する先である検索対象データベー
ス300を検索する。検索要求緩和部40は、データベ
ース検索部30による検索が失敗した際に、シソーラス
60と検索条件緩和知識テーブル70とを参照すること
により利用者からの検索要求を緩和する。出力部50
は、データベース検索部30によって得られたデータを
ディスプレイ装置やプリンタ装置等の出力装置400に
出力する。
【0028】シソーラス60は、単語や概念を表すノー
ドとノード間のリンクから構成され、ノード間の関係を
ネットワーク状に表現した辞書である。検索条件緩和知
識テーブル10は、検索条件の緩和の方向とその緩和の
方向の正さを検証する条件(緩和決定条件)とを記述し
たものである。
ドとノード間のリンクから構成され、ノード間の関係を
ネットワーク状に表現した辞書である。検索条件緩和知
識テーブル10は、検索条件の緩和の方向とその緩和の
方向の正さを検証する条件(緩和決定条件)とを記述し
たものである。
【0029】図4は、本発明の一実施例のシソーラスの
構成を示す。シソーラス60は、単語や概念を表すノー
ド61とノード61間を関係を表すリンク62から構成
される。各ノード61は、ノード名と1つ以上の属性−
属性値ペア(同図の例では、ATR−n、VAL−nの
ように表記)を有する。各リンクも同様に、リンク名と
1つ以上の属性−属性値ペア(ATR−n、VAL−n
のように表記)を有する。
構成を示す。シソーラス60は、単語や概念を表すノー
ド61とノード61間を関係を表すリンク62から構成
される。各ノード61は、ノード名と1つ以上の属性−
属性値ペア(同図の例では、ATR−n、VAL−nの
ように表記)を有する。各リンクも同様に、リンク名と
1つ以上の属性−属性値ペア(ATR−n、VAL−n
のように表記)を有する。
【0030】図5は、本発明の一実施例の検索条件緩和
知識テーブルのフィールドの構成例を示す。同図におい
て、緩和の方向条件71は、シソーラス60上のどのリ
ンクを辿ることによって検索条件を緩和するかを示し、
リンクの持つ属性とのその属性値によって記述される。
緩和決定条件72は、辿ったリンクの先のノードが緩和
するのに適当か否かを決めるための緩和決定条件であ
り、ノードの持つ属性とその属性値とによって記述され
る。この2つの情報71、72により検索条件緩和知識
テーブルの1レコード73が構成される。
知識テーブルのフィールドの構成例を示す。同図におい
て、緩和の方向条件71は、シソーラス60上のどのリ
ンクを辿ることによって検索条件を緩和するかを示し、
リンクの持つ属性とのその属性値によって記述される。
緩和決定条件72は、辿ったリンクの先のノードが緩和
するのに適当か否かを決めるための緩和決定条件であ
り、ノードの持つ属性とその属性値とによって記述され
る。この2つの情報71、72により検索条件緩和知識
テーブルの1レコード73が構成される。
【0031】図6は、本発明の一実施例のデータベース
検索装置の動作の概略を示すフローチャートである。
検索装置の動作の概略を示すフローチャートである。
【0032】ステップ1)入力部10は、入力装置20
0から入力された検索要求を受け付け、検索キー作成部
20に送る。
0から入力された検索要求を受け付け、検索キー作成部
20に送る。
【0033】ステップ2)検索キー作成部20は、検索
対象データベース300を検索するためのキーを検索要
求に基づいて作成し、データベース検索部30に送る。
対象データベース300を検索するためのキーを検索要
求に基づいて作成し、データベース検索部30に送る。
【0034】ステップ3)データベース検索部30は、
検索キー作成部20から送られた検索キーによって検索
対象データベース300を検索する。
検索キー作成部20から送られた検索キーによって検索
対象データベース300を検索する。
【0035】ステップ4)次に、データベース検索部3
0は、検索が成功した場合には、検索結果を出力部50
に送り、ステップ8の処理に移行する。また、失敗した
場合には、検索要求緩和部40に検索要求と検索キーを
送出する。
0は、検索が成功した場合には、検索結果を出力部50
に送り、ステップ8の処理に移行する。また、失敗した
場合には、検索要求緩和部40に検索要求と検索キーを
送出する。
【0036】ステップ5)検索要求緩和部40は、シソ
ーラス60と検索条件緩和知識テーブル70とを参照し
て、検索要求の緩和を行う。詳細な処理は、図7を用い
て後述する。
ーラス60と検索条件緩和知識テーブル70とを参照し
て、検索要求の緩和を行う。詳細な処理は、図7を用い
て後述する。
【0037】ステップ6)緩和処理が成功か否かで処理
を分ける。緩和処理が成功した場合には、得られたノー
ド名と属性−属性値のペアを検索キー作成部20に送出
し、ステップ2に戻る。緩和処理が失敗した場合には、
ステップ7に移行する。
を分ける。緩和処理が成功した場合には、得られたノー
ド名と属性−属性値のペアを検索キー作成部20に送出
し、ステップ2に戻る。緩和処理が失敗した場合には、
ステップ7に移行する。
【0038】ステップ7)検索要求緩和部40は、緩和
処理が失敗した場合に検索結果として、“検索結果な
し”として、これを出力部50に送出する。
処理が失敗した場合に検索結果として、“検索結果な
し”として、これを出力部50に送出する。
【0039】ステップ8)出力部50では送られてきた
検索結果を出力装置400に出力する。
検索結果を出力装置400に出力する。
【0040】図7は、本発明の一実施例の検索要求緩和
部の動作を示すフローチャートである。
部の動作を示すフローチャートである。
【0041】ステップ51)図6に示すステップ4にお
いて、検索が失敗した場合に、検索要求緩和部4は、デ
ータベース検索部3より受け取った検索キーに対応する
シソーラス60上のノードを決定する。
いて、検索が失敗した場合に、検索要求緩和部4は、デ
ータベース検索部3より受け取った検索キーに対応する
シソーラス60上のノードを決定する。
【0042】ステップ52)次に、検索要求緩和部40
は、検索条件緩和知識テーブル70を検索し、緩和の方
向71と緩和決定条件72とを取得する。
は、検索条件緩和知識テーブル70を検索し、緩和の方
向71と緩和決定条件72とを取得する。
【0043】ステップ53)ステップ51で得られたシ
ソーラス60上のノード61から出ている全リンクの情
報(リンクの持つ属性−属性値ペア)を取得する。
ソーラス60上のノード61から出ている全リンクの情
報(リンクの持つ属性−属性値ペア)を取得する。
【0044】ステップ54)ステップ53で得られたリ
ンクの情報とステップ52で得られた緩和の方向とを比
較して、一致するリンクが存在するか否かによって処理
を分ける。一致するリンクが存在する場合には、ステッ
プ55に移行し、存在しない場合には、ステップ58に
移行する。
ンクの情報とステップ52で得られた緩和の方向とを比
較して、一致するリンクが存在するか否かによって処理
を分ける。一致するリンクが存在する場合には、ステッ
プ55に移行し、存在しない場合には、ステップ58に
移行する。
【0045】ステップ55)ステップ53で得られたリ
ンクの情報とステップ52で得られた緩和の方向とが一
致するリンクをシソーラス60上で辿り、その先のノー
ドの情報(ノードの持つ属性−属性値ペアのこと)を取
得する。
ンクの情報とステップ52で得られた緩和の方向とが一
致するリンクをシソーラス60上で辿り、その先のノー
ドの情報(ノードの持つ属性−属性値ペアのこと)を取
得する。
【0046】ステップ56)ステップ55で得られたノ
ードの情報とステップ52で得られた緩和決定条件とを
比べ、ノードが緩和決定条件を満足するか否かで処理を
分ける。満足する場合には、ステップ57に移行し、満
足しない場合には、ステップ58に移行する。
ードの情報とステップ52で得られた緩和決定条件とを
比べ、ノードが緩和決定条件を満足するか否かで処理を
分ける。満足する場合には、ステップ57に移行し、満
足しない場合には、ステップ58に移行する。
【0047】ステップ57)検索要求緩和処理は成功と
し、取得したノードのノード名と属性−属性値ペアとを
緩和された検索要求とし、図6のステップ6に移行す
る。
し、取得したノードのノード名と属性−属性値ペアとを
緩和された検索要求とし、図6のステップ6に移行す
る。
【0048】ステップ58)ステップ56における検索
要求緩和処理は失敗とし、図6のステップ6に移行す
る。
要求緩和処理は失敗とし、図6のステップ6に移行す
る。
【0049】次に、具体例に従って、動作の概略を説明
する。
する。
【0050】[具体例1]まず、具体例1として電話番
号検索の例を示す。この例では、検索要求の緩和処理を
上位方向だけではなく、種々のリンクをもつ属性に応じ
て種々の方向に緩和する例である。
号検索の例を示す。この例では、検索要求の緩和処理を
上位方向だけではなく、種々のリンクをもつ属性に応じ
て種々の方向に緩和する例である。
【0051】図8は、本発明の一実施例の検索対象デー
タベースの内容の例を示し、図9は、本発明の一実施例
の検索条件緩和知識テーブルの内容例を示し、図10
は、本発明の一実施例のシソーラスの内容例(その1)
を示す。以下の説明において、()内の数字は、上記の
フローチャートのステップ数に対応するものとする。
タベースの内容の例を示し、図9は、本発明の一実施例
の検索条件緩和知識テーブルの内容例を示し、図10
は、本発明の一実施例のシソーラスの内容例(その1)
を示す。以下の説明において、()内の数字は、上記の
フローチャートのステップ数に対応するものとする。
【0052】(1)まず、利用者により、入力装置20
0より検索要求として、 『横須賀市林の○○さんの電話番号が知りたい』 が入力されとする。入力部10は、この検索要求を受け
付け、検索キー作成部20に送出する。
0より検索要求として、 『横須賀市林の○○さんの電話番号が知りたい』 が入力されとする。入力部10は、この検索要求を受け
付け、検索キー作成部20に送出する。
【0053】(2)次に、検索キー作成部20は、検索
要求から検索キー 『横須賀市林○○』 を作成し、データベース検索部30に送出する。ここで
は、検索要求から検索キーを作成する手順については、
特に規定するものではない。
要求から検索キー 『横須賀市林○○』 を作成し、データベース検索部30に送出する。ここで
は、検索要求から検索キーを作成する手順については、
特に規定するものではない。
【0054】(3)データベース検索部30は、検索キ
ー『横須賀市林○○』によって、電話番号が記述された
検索対象データベース300を検索する。ここで、検索
対象データベース300の内容は、図8に示すように、
検索キーに該当する電話番号が存在しないために検索に
失敗する。
ー『横須賀市林○○』によって、電話番号が記述された
検索対象データベース300を検索する。ここで、検索
対象データベース300の内容は、図8に示すように、
検索キーに該当する電話番号が存在しないために検索に
失敗する。
【0055】(4)従って、データベース検索部30
は、検索要求『横須賀市林の○○さんの電話番号が知り
たい』と、検索キー『横須賀市林○○』とを検索要求緩
和部40に送出する。
は、検索要求『横須賀市林の○○さんの電話番号が知り
たい』と、検索キー『横須賀市林○○』とを検索要求緩
和部40に送出する。
【0056】(5)検索要求緩和部40は、図10に示
す住所のシソーラス60と検索条件緩和知識テーブル7
0とを参照して検索要求緩和処理を行う。
す住所のシソーラス60と検索条件緩和知識テーブル7
0とを参照して検索要求緩和処理を行う。
【0057】(51)まず、検索要求緩和部40は、検
索要求から住所に当たる部分の 『横須賀市林』 を取り出し、この中で最も詳細な部分『林』がシソーラ
ス60上のどこに位置するかを決定する。シソーラス6
0は、図10に示す内容であるので、検索キーに対応す
るノードは、図10においてハッチングされているノー
ドAのノード名:『林』を持つノードと決定される。
索要求から住所に当たる部分の 『横須賀市林』 を取り出し、この中で最も詳細な部分『林』がシソーラ
ス60上のどこに位置するかを決定する。シソーラス6
0は、図10に示す内容であるので、検索キーに対応す
るノードは、図10においてハッチングされているノー
ドAのノード名:『林』を持つノードと決定される。
【0058】(52)次に、検索要求緩和部40は、検
索条件緩和知識テーブル70から緩和の方向と緩和決定
条件とを取得する。検索条件緩和知識テーブル70は、
図9に示すように、緩和の方向として、 “(位置関係 隣接)and (直線距離<20)an
d (障壁 無)” “(直線距離<30)” “(行政区画 上下)” の3つが得られ、それぞれに対して、緩和決定条件とし
て、 “行政区画が同一 and 地域名が同一” “地域名が同一” “なし (即ち無条件)” が得られる。
索条件緩和知識テーブル70から緩和の方向と緩和決定
条件とを取得する。検索条件緩和知識テーブル70は、
図9に示すように、緩和の方向として、 “(位置関係 隣接)and (直線距離<20)an
d (障壁 無)” “(直線距離<30)” “(行政区画 上下)” の3つが得られ、それぞれに対して、緩和決定条件とし
て、 “行政区画が同一 and 地域名が同一” “地域名が同一” “なし (即ち無条件)” が得られる。
【0059】(53) 次に、“ノード名:林”を持つ
ノードAから出ている全リンクの情報を取得する。シソ
ーラス60は、図10に示すように、“横須賀市−林”
のリンクの情報として、 『(行政区画 上下)(位置関係 0)(直線距離 1
00)(障壁 有)(読みの類似 無)』 “武−林”のリンクの情報として、 『(行政区画 同一) (位置関係 隣接) (直線距
離 10) (障壁 無) (読みの類似 無)』 “長井−林”リンクの情報として、 『(行政区画 同一) (位置関係 隣接) (直線距
離 15) (障壁 無) (読みの類似 無)』 の3つのリンクの情報が取得される。
ノードAから出ている全リンクの情報を取得する。シソ
ーラス60は、図10に示すように、“横須賀市−林”
のリンクの情報として、 『(行政区画 上下)(位置関係 0)(直線距離 1
00)(障壁 有)(読みの類似 無)』 “武−林”のリンクの情報として、 『(行政区画 同一) (位置関係 隣接) (直線距
離 10) (障壁 無) (読みの類似 無)』 “長井−林”リンクの情報として、 『(行政区画 同一) (位置関係 隣接) (直線距
離 15) (障壁 無) (読みの類似 無)』 の3つのリンクの情報が取得される。
【0060】(54)ここでは、検索条件緩和知識テー
ブル70中の記述順を優先順位とする。この結果、緩和
の方向としては、 『(位置関係 隣接)and(直線距離 < 20)a
nd(障壁 無)』 であり、これを満足するリンクとしては、“武−林”リ
ンクと、“長井−林”リンクの2つが存在する。
ブル70中の記述順を優先順位とする。この結果、緩和
の方向としては、 『(位置関係 隣接)and(直線距離 < 20)a
nd(障壁 無)』 であり、これを満足するリンクとしては、“武−林”リ
ンクと、“長井−林”リンクの2つが存在する。
【0061】(55)“武−林”リンクを辿り、ノード
名:“武”の持つ情報 『(行政区画 町村) (地域名 武山) (人口 ○
○) (読み たけ)』 を取得し、次に、“長井−林”リンクを巡り、ノード
名:長井の持つ情報 『(行政区画 町村) (地域名 長井) (人口 ○
×) (読み ながい)』 を得る。
名:“武”の持つ情報 『(行政区画 町村) (地域名 武山) (人口 ○
○) (読み たけ)』 を取得し、次に、“長井−林”リンクを巡り、ノード
名:長井の持つ情報 『(行政区画 町村) (地域名 長井) (人口 ○
×) (読み ながい)』 を得る。
【0062】(56)ここで、検索条件緩和知識テーブ
ル70の緩和決定条件72は、 “行政区画が同一 and 地域名が同一” である。“ノード名:武”は、“ノード名:林”と同一
の行政区画、地域名を持ち、この条件を満足するが、
“ノード名:長井”は“ノード名:林”とは異なる地域
名を持つ。よって、“ノード名:武”だけが緩和決定条
件を満足するので、検索要求緩和処理は、成功とし、
“ノード名:武”と、 『(行政区画 町村) (地域名 武山) (人口 ○
○) (読み たけ)』 とを検索キー作成部20に送出する。
ル70の緩和決定条件72は、 “行政区画が同一 and 地域名が同一” である。“ノード名:武”は、“ノード名:林”と同一
の行政区画、地域名を持ち、この条件を満足するが、
“ノード名:長井”は“ノード名:林”とは異なる地域
名を持つ。よって、“ノード名:武”だけが緩和決定条
件を満足するので、検索要求緩和処理は、成功とし、
“ノード名:武”と、 『(行政区画 町村) (地域名 武山) (人口 ○
○) (読み たけ)』 とを検索キー作成部20に送出する。
【0063】(2)検索キー作成部20は、ノード名:
“武”と、 『(行政区画 町村) (地域名 武山) (人口 ○
○) (読み たけ)』 とを受けて、検索キー『横須賀市武○○』を作成し、デ
ータベース検索部30に送出する。
“武”と、 『(行政区画 町村) (地域名 武山) (人口 ○
○) (読み たけ)』 とを受けて、検索キー『横須賀市武○○』を作成し、デ
ータベース検索部30に送出する。
【0064】(3)データベース検索部30は、検索キ
ー『横須賀市武○○』によって検索対象データベース3
00は、図8に示すように、合致する検索キーが存在す
るので、検索は成功し、電話番号として、『0468−
xx−xxxx』を得る。
ー『横須賀市武○○』によって検索対象データベース3
00は、図8に示すように、合致する検索キーが存在す
るので、検索は成功し、電話番号として、『0468−
xx−xxxx』を得る。
【0065】(4)データベース検索部30は、この結
果を出力部50に送出する。
果を出力部50に送出する。
【0066】(8)出力部50は、検索結果『0468
−xx−xxxx』を出力装置400に出力する。
−xx−xxxx』を出力装置400に出力する。
【0067】以上の処理により、隣接する地域をキーと
して検索対象データベース300を検索することが可能
である。しかも、同一の地域名を持つ方向のみの検索要
求の緩和を実現できる。
して検索対象データベース300を検索することが可能
である。しかも、同一の地域名を持つ方向のみの検索要
求の緩和を実現できる。
【0068】また、表記の近いノードへ緩和、実距離は
近いが住所階層は遠いノードへの緩和を行うには、検索
条件緩和知識テーブル70の記述をこれらの緩和方向に
合うように記述することによって対応できる。即ち、従
来のシソーラスは上下関係しか持たなかったが、本発明
の構成によるシソーラスでは、種々の関係を表現するこ
とができ、このシソーラスを検索条件緩和知識テーブル
70の記述に基づいて辿ることにより所望の検索条件の
緩和を行うことが可能である。
近いが住所階層は遠いノードへの緩和を行うには、検索
条件緩和知識テーブル70の記述をこれらの緩和方向に
合うように記述することによって対応できる。即ち、従
来のシソーラスは上下関係しか持たなかったが、本発明
の構成によるシソーラスでは、種々の関係を表現するこ
とができ、このシソーラスを検索条件緩和知識テーブル
70の記述に基づいて辿ることにより所望の検索条件の
緩和を行うことが可能である。
【0069】ここでは、検索条件緩和知識テーブル70
の記述順を優先順位とした例を示したが、検索条件緩和
知識テーブル70の緩和の方向を満足するものは全て適
用するという手法を取ることも可能である。
の記述順を優先順位とした例を示したが、検索条件緩和
知識テーブル70の緩和の方向を満足するものは全て適
用するという手法を取ることも可能である。
【0070】[具体例 2]次に、具体例2として連想
検索の例を示す。
検索の例を示す。
【0071】図11は、本発明の一実施例の検索条件緩
和知識テーブルの内容例(その2)を示し、図12は、
本発明の一実施例のシソーラスの内容例を示す。具体例
2では、検索要求から検索キー『ペンギン』が作成さ
れ、これを緩和する例を考えるが、ここでは、検索要求
の緩和の部分についてのみ説明する。以下の説明におい
て、()内の数字は、上記のフローチャートのステップ
数に対応するものとする。
和知識テーブルの内容例(その2)を示し、図12は、
本発明の一実施例のシソーラスの内容例を示す。具体例
2では、検索要求から検索キー『ペンギン』が作成さ
れ、これを緩和する例を考えるが、ここでは、検索要求
の緩和の部分についてのみ説明する。以下の説明におい
て、()内の数字は、上記のフローチャートのステップ
数に対応するものとする。
【0072】(5)検索要求緩和部40は、図12に示
すシソーラス60と検索条件緩和知識テーブル70とを
参照して検索要求緩和処理を行う。
すシソーラス60と検索条件緩和知識テーブル70とを
参照して検索要求緩和処理を行う。
【0073】(51)まず、検索要求緩和部40は、検
索キーの『ペンギン』がシソーラス60上のどこに位置
するかを決定する。シソーラス60は、図12に示すよ
うに、検索キーに対応するノードは、図12中にハッチ
ングされたノードBであり、“ノード名:ペンギン”を
持つノードと決定される。
索キーの『ペンギン』がシソーラス60上のどこに位置
するかを決定する。シソーラス60は、図12に示すよ
うに、検索キーに対応するノードは、図12中にハッチ
ングされたノードBであり、“ノード名:ペンギン”を
持つノードと決定される。
【0074】(52)次に、検索要求緩和部40は、検
索条件緩和知識テーブル70から緩和の方向と緩和決定
条件とを取得する。検索条件緩和知識テーブル70は、
図11に示すように、緩和の方向として、 『(連想種別 ≠ 比喩)』 と、 『(連想種別 意味属性)』 の2つが得られ、それぞれに対して緩和決定条件とし
て、 『意味属性が同一 and 棲息空間が同一』、 『意味属性が同一 or 意味属性が元のノードの意味
属性の下位』 が得られる。
索条件緩和知識テーブル70から緩和の方向と緩和決定
条件とを取得する。検索条件緩和知識テーブル70は、
図11に示すように、緩和の方向として、 『(連想種別 ≠ 比喩)』 と、 『(連想種別 意味属性)』 の2つが得られ、それぞれに対して緩和決定条件とし
て、 『意味属性が同一 and 棲息空間が同一』、 『意味属性が同一 or 意味属性が元のノードの意味
属性の下位』 が得られる。
【0075】(53)次に、“ノード名:ペンギン”を
持つノードから出ている全リンクの情報を取得する。シ
ソーラス60は、図12に示すように、“ペンギン−
鵜”リンクの情報として、『(連想種別 意味属
性)』、“ペンギン−燕尾服”リンクの情報として、
『(連想種別 比喩)』、“ペンギン−鷲”リンクの情
報として、『(連想種別 意味属性)』、“ペンギン−
南極大陸”リンクの情報として、『(連想種別 棲息地
域)』の4つのリンクの情報を取得する。
持つノードから出ている全リンクの情報を取得する。シ
ソーラス60は、図12に示すように、“ペンギン−
鵜”リンクの情報として、『(連想種別 意味属
性)』、“ペンギン−燕尾服”リンクの情報として、
『(連想種別 比喩)』、“ペンギン−鷲”リンクの情
報として、『(連想種別 意味属性)』、“ペンギン−
南極大陸”リンクの情報として、『(連想種別 棲息地
域)』の4つのリンクの情報を取得する。
【0076】(54)ここでは、検索条件緩和知識テー
ブル70中の記述順を優先順位とする。この結果、緩和
の方向としては『(連想種別 ≠ 比喩)』であり、こ
れを満足するリンクとしては、 “ペンギン−鵜”リンク、 “ペンギン−鷲”リンク、 “ペンギン−南極大陸”リンク の3つが存在する。
ブル70中の記述順を優先順位とする。この結果、緩和
の方向としては『(連想種別 ≠ 比喩)』であり、こ
れを満足するリンクとしては、 “ペンギン−鵜”リンク、 “ペンギン−鷲”リンク、 “ペンギン−南極大陸”リンク の3つが存在する。
【0077】(55)“ペンギン−鵜”リンクを辿り、
“ノード名:鵜”を持つ情報、 『(意味属性 鳥)(棲息空間 陸、 水中)(色
黒)(発生 卵生)』 を得、“ペンギン−鷲”リンクを辿り、“ノード名:
鵜”の持つ情報、 『(意味属性 大陸)(位置 南極)(気候 寒帯)』 を得る。
“ノード名:鵜”を持つ情報、 『(意味属性 鳥)(棲息空間 陸、 水中)(色
黒)(発生 卵生)』 を得、“ペンギン−鷲”リンクを辿り、“ノード名:
鵜”の持つ情報、 『(意味属性 大陸)(位置 南極)(気候 寒帯)』 を得る。
【0078】(56)ここで、緩和決定条件は、
『意味属性が同一 and 棲息空間が同一』
である。“ノード名:鵜”は、“ノード名:ペンギン”
と同一の意味属性、棲息空間を持ち、この条件を満足す
るが、“ノード名:鷲”は、“ノード名:ペンギン”と
は異なる棲息空間を持ち、“ノード名:南極大陸”は
“ノード名:ペンギン”とは異なる意味属性を持つ。従
って、“ンード名:鵜”だけが緩和決定情報を満足す
る。
と同一の意味属性、棲息空間を持ち、この条件を満足す
るが、“ノード名:鷲”は、“ノード名:ペンギン”と
は異なる棲息空間を持ち、“ノード名:南極大陸”は
“ノード名:ペンギン”とは異なる意味属性を持つ。従
って、“ンード名:鵜”だけが緩和決定情報を満足す
る。
【0079】(57)従って、検索要求緩和処理は成功
とし、ノード名:鵜が検索条件の緩和として得られる。
とし、ノード名:鵜が検索条件の緩和として得られる。
【0080】以上の処理により、『ペンギン』に対し
て、『空をとべない鳥』という方向に限定した緩和を行
うことが可能である。即ち、従来の連想に用いられてい
たシソーラスは、ノード間の関係が多岐に渡っており、
しかもその関係が明示されていなかったが、本発明の構
成によるシソーラスを用いることにより、ノード間の関
係が明示できるので、ある関係を持つノードの方向のみ
に検索条件の緩和を行うことが可能となる。
て、『空をとべない鳥』という方向に限定した緩和を行
うことが可能である。即ち、従来の連想に用いられてい
たシソーラスは、ノード間の関係が多岐に渡っており、
しかもその関係が明示されていなかったが、本発明の構
成によるシソーラスを用いることにより、ノード間の関
係が明示できるので、ある関係を持つノードの方向のみ
に検索条件の緩和を行うことが可能となる。
【0081】さらに、上記の具体例1、2では、緩和の
手法が異なるが、単語あるいは概念の持つ属性及び属性
値との対を1つ以上有するノードと、当該ノード間の関
係の持つ属性及び属性値との対を1つ以上有するリンク
とから構成されるシソーラスを用いることによって、検
索条件の緩和手法の違いに対応することが可能である。
手法が異なるが、単語あるいは概念の持つ属性及び属性
値との対を1つ以上有するノードと、当該ノード間の関
係の持つ属性及び属性値との対を1つ以上有するリンク
とから構成されるシソーラスを用いることによって、検
索条件の緩和手法の違いに対応することが可能である。
【0082】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が
可能である。
るものではなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が
可能である。
【0083】
【発明の効果】上述のように、本発明のデータベース検
索装置及びデータベース検索方法によれば、緩和の方向
をシソーラスの上位だけでなく、種々のリンクの持つ属
性に応じて種々の緩和の方向で検索要求を緩和できる。
索装置及びデータベース検索方法によれば、緩和の方向
をシソーラスの上位だけでなく、種々のリンクの持つ属
性に応じて種々の緩和の方向で検索要求を緩和できる。
【0084】検索条件緩和知識テーブルの記述により、
緩和の方向を限定できるので、要求に合致しない情報を
検索する可能性が小さい。
緩和の方向を限定できるので、要求に合致しない情報を
検索する可能性が小さい。
【0085】また、同一の構成を持つシソーラスによっ
て、種々の検索要求の緩和手法に対応することが可能で
ある。
て、種々の検索要求の緩和手法に対応することが可能で
ある。
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の原理を説明するためのフローチャート
である。
である。
【図3】本発明の一実施例のデータベース検索装置の構
成図である。
成図である。
【図4】本発明の一実施例のシソーラスの構成図であ
る。
る。
【図5】本発明の一実施例の検索条件知識テーブルのフ
ィールドの構成例を示す図である。
ィールドの構成例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例のデータベース検索装置の動
作の概略を示すフローチャートである。
作の概略を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例の検索要求緩和部の動作を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例の検索対象データベースの内
容の例を示す図である。
容の例を示す図である。
【図9】本発明の一実施例の検索条件緩和知識テーブル
の内容例を示す図(その1)である。
の内容例を示す図(その1)である。
【図10】本発明の一実施例のシソーラスの内容例を示
す図(その1)である。
す図(その1)である。
【図11】本発明の一実施例の検索条件緩和知識テーブ
ルの内容例を示す図(その2)である。
ルの内容例を示す図(その2)である。
【図12】本発明の一実施例のシソーラスの内容例を示
す図である。
す図である。
【図13】従来の第1の方法による電話番号案内の検索
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図14】従来の第2の方法による検索例を示す図であ
る。
る。
10 入力部
20 検索キー作成部
30 データベース検索手段
40 検索要求緩和手段、検索要求緩和部
41 ノード決定手段
42 ノード情報取得手段
43 検索条件緩和情報決定手段
50 出力部
60 シソーラス
61 ノード
62 リンク
70 検索条件緩和知識、検索条件緩和知識テーブル
71 緩和方向情報
72 緩和決定条件
73 検索条件知識テーブル1レコード
100 データベース検索装置
200 入力装置
300 検索対象データベース
400 出力装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平4−64171(JP,A)
特開 平5−324728(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G06F 17/30
JICSTファイル(JOIS)
Claims (2)
- 【請求項1】 利用者からの検索要求に応じてデータベ
ースを検索するデータベース検索装置であって、 前記データベースを検索した結果、該検索要求に合致す
るデータが該データベースに存在しない場合に、単語あ
るいは、概念の持つ属性及び属性値との対を1つ以上有
するノードと、該ノード間の関係が有する属性及び属性
値との対を1つ以上有するリンクとを有するシソーラス
を用いて該検索要求を緩和する検索要求緩和手段と、 前記検索要求緩和手段により緩和された検索要求に基づ
いて、前記データベースを検索するデータベース検索手
段とを有し、 前記検索要求緩和手段は、 前記シソーラス上のどのリンクを辿ることによって前記
検索要求を緩和するかを示す緩和方向情報と、辿った該
リンクの先のノードが緩和するのに適当であるか否かを
決めるための緩和決定条件とを対で有する検索条件緩和
知識と、 前記検索条件緩和知識を参照して、前記データベースを
検索するための検索キーが、前記シソーラス上のどのノ
ードに対応するかを決定するノード決定手段と、 前記ノード決定手段で決定されたノードから前記検索条
件緩和知識の前記緩和方向情報に基づいて前記シソーラ
スのリンクを辿り、該リンクの先のノードが有するノー
ド情報を取得するノード情報取得手段と、 前記ノード情報と前記緩和決定条件とを比較し、該緩和
決定条件を満足している場合のみ、該ノード情報を検索
条件緩和情報とする検索条件緩和情報決定手段と、を 有
することを特徴とするデータベース検索装置。 - 【請求項2】 利用者からの検索要求に応じてデータベ
ースを検索するデータベース検索方法において、 前記データベースを検索した結果、該検索要求に合致す
るデータが該データベースに存在しない場合に、単語あ
るいは、概念の持つ属性及び属性値との対を1つ以上有
するノードと、該ノード間の関係が有する属性及び属性
値との対を1つ以上有するリンクとを有するシソーラス
を用いて該検索要求を緩和する際に、 前記シソーラス上のどのリンクを辿ることにより検索要
求を緩和するかを示す緩和の方向と辿ったリンクの先の
ノードが緩和するのに適当であるか否かを決めるための
緩和決定条件からなる検索要求緩和知識を参照して、前
記データベースを検索するための検索キーが、前記シソ
ーラス上のどのノードに対応するかを決定し、 決定されたノードから前記検索条件緩和知識の前記緩和
方向情報に基づいて前記シソーラスのリンクを辿り、該
リンクの先のノードが有するノード情報を取得し、 前記ノード情報と前記緩和決定条件とを比較し、該緩和
決定条件を満足している場合のみ、該ノード情報を用い
て、前記検索要求の緩和を行い、 緩和された検索要求により再度前記データベースを検索
することを特徴とするデータベース検索方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21512494A JP3430273B2 (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | データベース検索装置及びデータベース検索方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21512494A JP3430273B2 (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | データベース検索装置及びデータベース検索方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0877182A JPH0877182A (ja) | 1996-03-22 |
JP3430273B2 true JP3430273B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=16667132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21512494A Expired - Fee Related JP3430273B2 (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | データベース検索装置及びデータベース検索方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3430273B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3430431B2 (ja) * | 1995-02-06 | 2003-07-28 | 日本電信電話株式会社 | データベース検索装置及びデータベース検索方法 |
JP2002024261A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-01-25 | Denso Corp | 情報検索システム |
WO2004102417A1 (en) | 2003-05-16 | 2004-11-25 | Docomo Communications Laboratories Europe Gmbh | Personalized service selection |
US8250613B2 (en) * | 2004-04-29 | 2012-08-21 | Harris Corporation | Media asset management system for managing video news segments and associated methods |
-
1994
- 1994-09-08 JP JP21512494A patent/JP3430273B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0877182A (ja) | 1996-03-22 |
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