JP3429400B2 - モデリングシステム - Google Patents

モデリングシステム

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JP3429400B2 JP25305595A JP25305595A JP3429400B2 JP 3429400 B2 JP3429400 B2 JP 3429400B2 JP 25305595 A JP25305595 A JP 25305595A JP 25305595 A JP25305595 A JP 25305595A JP 3429400 B2 JP3429400 B2 JP 3429400B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元コンピュー
タグラフィックスにおける形状モデルを生成するための
モデリングシステムに関する。
【0002】3次元コンピュータグラフィックスは、実
在する物体又は架空の物体をその3次元形状モデルに基
づいて画面上に立体的に表示する技術であり、任意の視
点から見た物体をリアルタイムで表示できるので、景観
シミュレーションやプレゼンテーションなどに応用され
ている。
【0003】
【従来の技術】実在する物体の3次元形状モデルを、そ
の物体を撮影した実写画像を利用して生成する形状モデ
リング手法が知られている。対象物体の3次元形状モデ
ル(以下、「物体モデル」という)の原型として立方体
・円柱・球などの基本形状の3次元形状モデル(以下、
「基本モデル」という)を用意しておき、基本モデルを
修正して物体モデルを生成することにより、モデリング
の効率を高めることができる。
【0004】従来のモデリングシステムは、オペレータ
の指示に従って基本モデルを修正するように構成されて
いた(特開平3−138784号)。従来のモデリング
の手順は以下のとおりである。
【0005】モデリングシステムは、実写画像と基本
モデルの投影像とを画面上に並べて表示する。 オペレータは、実写画像と投影像とを見比べて、両者
の位置の対応関係を指定する。例えば、基本モデルの頂
点に対応する実写画像中の画素の座標を入力する。その
際、オペレータは、仮想空間内での基本モデルの配置位
置を変更することによって、対応関係の理解が容易にな
るように投影像の視点位置を調整することができる。
【0006】モデリングシステムは、オペレータから
与えられた対応関係情報を透視変換の関係式に適用する
ことによって基本モデルの座標の修正値を算出し、基本
モデルを修正する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来では、オペレータ
からの入力情報のみに基づいて基本モデルが修正される
ので、モデリングの精度がオペレータの判断に依存する
という問題があった。正確な物体モデルが必要な場合に
は、オペレータに対して厳密な判断が要求されることか
ら、作業負担が増大するとともに作業時間が長くなっ
た。実写画像に不鮮明な部分がある場合には、正確な物
体モデルの生成が困難であった。なお、コンピュータビ
ジョンの手法を用いてオペレータの判断に依存しないモ
デリングを実現することが考えられる。しかし、現状で
は実用の上で十分な精度を望めない。
【0008】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、オペレータの作業負担を増大することなく、より
正確な3次元形状モデルを生成することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】種々の物体のモデリング
においては、オペレータによる手動のモデリングによっ
て十分な精度が得られる場合も、データ処理手段による
画像解析が有用な場合も起こりうる。手動モデリング機
能と自動モデリング機能とを設けることによって、モデ
リングシステムの実用性を高めることができる。
【0010】手動のモデリングの結果を踏まえて、2次
元画像の特定部分に注目して画像解析を行うようにすれ
ば、2次元画像の全体を解析する場合に比べて、画像処
理の無駄を軽減することができ、効率的に2次元画像か
ら特徴情報を抽出することができる。
【0011】請求項1の発明のシステムは、物体の立体
構造情報を含む2次元画像に基づいて前記物体の3次元
形状モデルを生成するためのモデリングシステムであっ
て、最新の3次元形状モデルと前記2次元画像とをグロ
ーバル座標空間に配置して当該2次元画像を含む平面に
当該3次元形状モデルを投影したときの像である投影像
と当該2次元画像とを合成し、得られた合成画像をモニ
ター画像として表示する表示制御手段と、オペレータか
ら与えられる指示に従って前記3次元形状モデルを修正
する手動修正手段と、前記2次元画像の内の前記モニタ
ー画像における前記3次元形状モデルを含む一部の領域
を対象に画像解析を行い、その結果に基づいて当該前記
3次元形状モデルの修正目標を設定し、当該辺の端点を
前記修正目標に近づけるように当該3次元形状モデルを
修正する自動修正手段とを有する。
【0012】請求項2の発明のシステムにおいて、前記
自動修正手段は、前記2次元画像の内の前記モニター画
像における前記3次元形状モデルの辺を含む一部の領域
を対象に画像解析を行い、当該辺の端点の修正目標を設
定し、当該辺の端点を前記修正目標に近づけるように前
記3次元形状モデルを修正する。
【0013】請求項3の発明のシステムにおいて、前記
自動修正手段は、前記3次元形状モデルの修正量を、3
次元形状モデルのパラメータの修正前の値と前記パラメ
ータの前記修正目標に対応した値との差に基づいて算出
する。
【0014】請求項4の発明のシステムにおいて、前記
表示制御手段は、前記3次元形状モデルをワイヤフレー
ム形式で図式化し、且つ前記3次元形状モデルの内の前
記2次元画像と重なる部分の表示色を画素毎に前記2次
元画像と異なる色に設定する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るモデリングシ
ステム1の構成図である。モデリングシステム1は、シ
ステム制御と画像データ処理とを担うCPU10、キー
ボード21、マウス22、ディスプレイ30、ハードデ
ィスクに代表される媒体を備えたメモリ装置40、及び
イメージリーダ50から構成されている。CPU10に
は、形状モデリングのためのソフトウェアが組み込まれ
ている。マウス22に代えてトラックボールなどの他の
ポインティングデバイスを用いてもよい。イメージリー
ダ50に代えてビデオカメラを用いて物体の画像情報を
CPU10に入力してもよい。光ディスクなどの記憶媒
体から画像をCPU10に供給することも可能である。
【0016】図2はCPU10の機能ブロック図であ
る。CPU10は、イメージリーダ50が出力する画素
単位の画像データを取り込む画像入力部11、メモリ装
置40から基本モデル(物体モデルの原型)を読み出す
形状データ入力部12、基本モデルを修正して物体モデ
ルを生成する作業部13、及び生成された物体モデルの
出力制御を担う形状データ出力部14を有している。物
体モデルの出力とは、メモリ装置40への格納、又は他
のシステム(例えばテクスチャ生成システム)への転送
を意味する。なお、CPU10に、物体モデルに貼り付
けるテクスチャを生成する機能を加えてもよい。
【0017】作業部13は、表示制御部131、手動修
正部132、及び自動修正部132から構成されてい
る。表示制御部131は、修正段階における最新の物体
モデルの投影像と画像入力部11が読み込んだ手本画像
とを合成し、得られた合成画像をモデリングのモニター
画像として表示する。物体モデルの投影像は、ローカル
座標系(ボディ座標系ともいう)で表現された物体モデ
ルを、グローバル座標空間(ワールド座標空間ともい
う)に手本画像とともに配置し、手本画像を含む平面に
物体モデルを投影したときの像である。
【0018】手動修正部132は、オペレータから与え
られる指示に従って物体モデルを修正する。自動修正部
133は、入力画像に対する画像解析を行って修正目標
を設定し、モデリングのパラメータの修正量を算定して
物体モデルを修正する。
【0019】図3はモデリングの概略を示すフローチャ
ートである。オペレータは、イメージリーダ50を介し
て、モデリング対象の物体の立体構造情報をもつ2次元
画像をモデリングの手本画像(情報源)としてモデリン
グシステム1に入力する(#1)。手本画像としては物
体を撮影した実写画像(自然画像)が一般的である。た
だし、フリーハンドのスケッチ、2次元CADによる設
計図などの画像も手本画像として利用可能である。
【0020】続いて、オペレータは、あらかじめ用意さ
れている複数種の基本モデルの中から、物体に類似した
1つ又は複数の基本モデルを物体モデルの原型として選
択する(#2)。複数の基本モデルを組み合わせること
により、複雑な物体モデルを生成することができる。基
本形状としては、直方体、円柱、角柱、円錐、角錐、
球、正n面体などがある。オペレータは、これらの形状
の名称又はシンボル図形を一覧表示させた後、適当な形
状を選ぶ。
【0021】モデリングシステム1は、ディスプレイ3
0の画面上にモニター画像を表示する(#3)。最初に
表示されるモニター画像における投影像は、未修正の物
体モデル(つまり原型として選択された基本モデル)に
対応する。基本モデルが、円柱・円錐・球などの回転体
のモデルの場合には、補助線としてローカル座標軸が点
線で表示される。
【0022】モニター画像において手本画像が表す物体
と物体モデルの投影像とが完全に重なっている場合、す
なわち手本画像と物体モデルとが一致している場合は、
物体モデルを修正する必要はない(#4)。その場合に
はモデリングシステム1が物体モデルの出力(#8)を
終えた時点でモデリングが完了する。
【0023】手本画像と物体モデルとが一致していない
場合には、オペレータは、適切な修正操作を行う(#
5)。手本画像と物体モデルとが大幅にくい違うときに
は手動修正が好ましい。オペレータは、グローバル座標
空間内の物体モデルに対して移動・回転・拡大・縮小な
どの修正を加える旨の指示を、モデリングシステム1に
与える。例えば物体モデルを定義するパラメータの変更
を指定し、マウス22を移動させてパラメータ値の増減
を指示する。パラメータとしては、姿勢と位置とを規定
するグローバル座標系に対するローカル座標系の位置、
向きの変位、透視変換のための焦点距離、部分伸縮率な
どがある。物体モデルの特定部位をマウス22によって
ドラッグすることで、物体モデルの変形を指示すること
もできる。その際、ドラッグが有効な特定部位は、輝度
の格差や点滅によって強調表示される。
【0024】モデリングシステム1は、指示に則して物
体モデルを定義するパラメータを修正する(#6)。修
正毎に、モニター画像は、手本画像と修正後の最新の物
体モデルとの関係を示す画像に更新される。なお、手動
修正モードにおいて、オペレータは、物体モデルの配置
状態の理解を容易にするために、球のワイヤフレームモ
デル(ガイドポリゴン)をモニター画像に重ねて表示さ
せることができる。
【0025】オペレータが自動修正を指示すると、モデ
リングシステム1は、手本画像の解析によって手本画像
と物体モデルの投影像とのズレを数値化し、ズレが最小
となる修正量を算定して物体モデルを修正する(#
7)。
【0026】以下、具体例を挙げてモデリングシステム
1の機能を説明する。図4は物体Oと手本画像G1とを
示す図である。ここでは、図4(A)に示す略直方体の
建物Oが、モデリング対象の物体である。建物Oの物体
モデル(3次元形状モデル)を図4(B)に示す手本画
像G1を利用して生成する。手本画像G1は建物Oの外
面S1に向かって右側の位置VP1から建物Oを撮影し
た写真である。なお、手本画像G1では外面S1の一部
が欠けている。したがって、物体モデルにおける外面S
1の水平方向の長さを確定するには、外面S1の全域の
情報をもつ手本画像(例えば図5の画像G3)が必要で
ある。
【0027】図5はディスプレイ30の表示例を示す図
であり、図3のステップ#2が終了した段階の画面(ス
クリーン)31の内容を示している。なお、画面31に
は、図示しないアイコンやメッセージを表示する領域が
存在する。
【0028】画面31の下半部に、イメージリーダ50
によって読み取られた4つの手本画像G1〜4が並べら
れている。画像G2〜4も建物Oを撮影した写真であ
る。画面31の上半部の左側に、種々の基本形状の中か
ら選択された基本モデル(直方体のワイヤフレームモデ
ル)が建物Oの現時点の物体モデルM0 として表示され
ている。オペレータが手動修正モードを指定すると、画
面31内にモニター画像を表示するための領域(ウイン
ドウ)Awが設定される。
【0029】図6は手動修正におけるモニター画像GM
1,2の変化を示す図、図7は物体モデルM0 と手本画
像G1との位置関係の模式図、図8は物体モデルM0
表現例を示す図である。
【0030】手動修正の開始時点において、領域Awに
は、手本画像G1と物体モデルM0との関係を示すモニ
ター画像GM1が表示される〔図6(A)〕。このと
き、物体モデルM0 の表示色は、手本画像G1との識別
が容易なように画素単位で設定される。例えば、基本の
表示色を赤色とし、手本画像G1内の赤色の画素と重な
る部分の表示色を赤色以外の色(例えば赤色の補色)と
する。ワイヤフレームの内のいわゆる隠れ線部分を他の
部分と異なる色とする色分け表示は、物体モデルM0
示す立体構造の理解に役立つ。
【0031】図6における物体モデルM0 の像は、グロ
ーバル座標空間に配置された物体モデルM0 の画面31
への投影像である(図7参照)。オペレータは、目視判
断に基づいて、グローバル座標空間内での物体モデルM
0 の配置状態(位置、傾き)の調整を行うとともに、物
体モデルM0 の変形(幅、高さ、奥行きの相対比の変
更)を行う。適切な修正操作によって、手本画像G1中
の物体とほぼ一致する物体モデルM1 が得られる。画面
31には得られた物体モデルM1 と手本画像G1との関
係を示すモニター画像GM2が表示される〔図6
(B)〕。
【0032】図8のように、物体モデルM0 は番号0〜
5の6つのポリゴンで表現される。図8では便宜上ポリ
ゴンの番号を括弧つきの数字で示してある。ポリゴンは
いずれも四角形であり、それぞれに4つの頂点が対応す
る。頂点は、物体モデルM0を定義するための直交座標
系であるローカル座標系の座標(x,y,z)で表現さ
れる。
【0033】図9は自動修正の手順を示す図である。図
9においては、手本画像G1の中の建物Oに対応する部
分にハッチングを付してある。自動修正部133は、手
動修正で得られた物体モデルM1 の1つの辺E26に注目
する〔図9(A)〕。辺E26の端点は頂点P2,P6で
ある。手本画像G1に対する画像解析は、モニター画像
GM2(つまり画面31)での辺E26を含む部分画像G
10を対象として行われる。図9(B)のように、部分
画像G10は、辺E26を中心線とする矩形領域A26内の
画像である。矩形領域A26における辺E 26と直交する方
向の外形寸法は、画素数に換算して10に選定されてい
る(ただし、10に限定する必要はない)。部分画像G
10の画素値の分布を解析し、手本画像G1(厳密には
部分画像G10)における建物Oと背景Bとの境界に合
致する直線L1を求める〔図9(C)〕。
【0034】辺E26に対する処理と同様に、頂点P6,
P7に対応する辺E67に注目して手本画像G1を部分的
に解析し、建物Oの稜線(背景Bとの境界)に合致する
直線L2を求める〔図9(D)〕。そして、直線L1と
直線L2との交点Q6を求める。
【0035】画面31上で頂点P6が交点Q6と重なる
ように物体モデルM1 を修正する必要がある。つまり、
交点Q6が頂点P6の修正目標である。他の頂点P4,
P5,P7のいずれかが手本画像G1の建物Oとずれて
いる場合には、そのズレをも無くす必要がある。自動修
正部133は、頂点P4〜7のズレが全体として最小と
なるように、物体モデルM1 を定義するパラメータを修
正する。
【0036】以下、自動修正部133が実行する演算の
内容をさらに詳しく説明する。 〔画像解析〕 部分画像G10から建物Oのエッジ(境界)を抽出す
るため、部分画像G10における水平方向(X方向)及
び垂直方向(Y方向)の画像値の変化を調べ、X方向及
びY方向のエッジ評価値Ex,Eyを得る。辺E26に沿
った方向のエッジ評価値Eθを(1)式によって算出す
る。
【0037】 Eθ=|−Ex・sinθ+Ey・cosθ| …(1) θ:X方向に対する辺の傾斜角度 エッジ評価値Eθに基づいて直線L1を求める。部分
画像G10内の座標(X,Y)の点がEθXYのエッジで
あった場合、直線L1は、最小二乗法を適用することに
よって(2)式で特定される。
【0038】 −X・sinφ+Y・cosφ=h …(2) h:−Xave ・sinφ+Yave ・cosφ φ:(1/2)・tan-1(2A/B) 〔B・cos2φ+2A・sin2φ>0〕 A:Σ(X・EθXY−Xave )(Y・EθXY−Yave ) B:Σ(X・EθXY−Xave )2 −Σ(Y・EθXY−Y
ave )2 Xave :Σ(X・EθXY)/ΣEθXY Yave :Σ(Y・EθXY)/ΣEθXY 〔修正量の算出〕物体モデルM1 のパラメータの修正量
は、画面31上で頂点P4〜7が修正目標と一致すると
きのパターニング値と現時点のパターニング値との差で
ある。
【0039】パラメータをΠi (i=1〜n)とし、そ
れによって特定される画面31上の頂点Pj (j=1〜
m)と修整目標点Qj のX座標の差を表す式をFj(Π
1 ,Π2 ,…Πn )、Y座標の差を表す式をGj
(Π1 ,Π2 ,…Πn )とする。
【0040】現時点のパラメータ値Πi についてFj
(Π1 ,Π2 ,…Πn )とGj(Π1,Π2 ,…Πn
とをテーラー展開し、1次項を取り出す。各パラメータ
の修整量をΔΠi とすると、Fj(Π1 ,Π2 ,…
Πn ),Gj(Π1 ,Π2 ,…Πn)は次式で表され
る。
【0041】 Fj(Π1 ,Π2 ,…Πn )=(dF/dΠ1 )ΔΠ1 +(dF/dΠ2 )ΔΠ2 ・・・+(dF/dΠn )ΔΠn …(3) Gj(Π1 ,Π2 ,…Πn )=(dG/dΠ1 )ΔΠ1 +(dG/dΠ2 )ΔΠ2 ・・・+(dG/dΠn )ΔΠn …(4) (3)式及び(4)式のΔΠi を未知数として連立方程
式を解けば修正量を得ることができる。修整量ΔΠi
現時点のパラメータ値Πi に加えた結果が、修正後の物
体モデルM2 のパラメータ値である。
【0042】以上、建物Oの外面S1の一部の情報が欠
けた手本画像G1を用いたモデリング作業を説明した
が、モデルの用途によっては他の手本画像を用いる必要
がある。その場合、他の手本画像を用いて物体モデルに
おける外面S1に対応するポリゴンの縦横比を手動で定
めた後、手本画像G1を用いて手動及び自動のモデル修
正を行ってもよいし、逆の順序で物体モデルを完成させ
てもよい。例示のように実際の物体が直方体の場合は、
隣接する2つのポリゴンに対応する情報を有した画像
(例えば正面の全域と側面の全域とが写った建物Oの全
景写真など)を用いれば、1枚の画像で物体モデルを完
成させることが可能である。種々の撮影アングルの写真
を利用すれば、より物体モデルの精度を高めることがで
きる。
【0043】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4の発明によれば、
オペレータの作業負担を増大することなく、より正確な
3次元形状モデルを生成することができる。
【0044】請求項2及び請求項3の発明によれば、画
像処理の負担を軽減し、モデリングの効率化を図ること
ができる。請求項4の発明によれば、オペレータが3次
元形状モデルを容易に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモデリングシステムの構成図であ
る。
【図2】CPUの機能ブロック図である。
【図3】モデリングの概略を示すフローチャートであ
る。
【図4】物体と手本画像とを示す図である。
【図5】ディスプレイの表示例を示す図である。
【図6】手動修正におけるモニター画像の変化を示す図
である。
【図7】物体モデルと手本画像との位置関係の模式図で
ある。
【図8】物体モデルの表現例を示す図である。
【図9】自動修正の手順を示す図である。
【符号の説明】
1 モデリングシステム 131 表示制御部(表示制御手段) 132 手動修正部(手動修正手段) 133 自動修正部(自動修正手段) E26 辺 G1 手本画像(2次元画像) G10 部分画像(一部の領域) GM1,GM2 モニター画像 M1 物体モデル(3次元形状モデル) O 建物(物体) P6,P7 頂点(端点) Q6 交点(修正目標)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−290239(JP,A) 特開 平3−138784(JP,A) 特開 昭58−99087(JP,A) 特開 平4−289976(JP,A) 特開 平6−215097(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/00 - 7/60 G06T 15/00 - 17/50 G06F 17/50

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体の立体構造情報を含む2次元画像に基
    づいて前記物体の3次元形状モデルを生成するためのモ
    デリングシステムであって、 最新の3次元形状モデルと前記2次元画像とをグローバ
    ル座標空間に配置して当該2次元画像を含む平面に当該
    3次元形状モデルを投影したときの像である投影像と当
    該2次元画像とを合成し、得られた合成画像をモニター
    画像として表示する表示制御手段と、 オペレータから与えられる指示に従って前記3次元形状
    モデルを修正する手動修正手段と、 前記2次元画像の内の前記モニター画像における前記3
    次元形状モデルを含む一部の領域を対象に画像解析を行
    い、その結果に基づいて当該前記3次元形状モデルの修
    正目標を設定し、当該辺の端点を前記修正目標に近づけ
    るように当該3次元形状モデルを修正する自動修正手段
    と、 を有したことを特徴とするモデリングシステム。
  2. 【請求項2】前記自動修正手段は、前記2次元画像の内
    の前記モニター画像における前記3次元形状モデルの辺
    を含む一部の領域を対象に画像解析を行い、当該辺の端
    点の修正目標を設定し、当該辺の端点を前記修正目標に
    近づけるように前記3次元形状モデルを修正する請求項
    1記載のモデリングシステム。
  3. 【請求項3】前記自動修正手段は、前記3次元形状モデ
    ルの修正量を、3次元形状モデルのパラメータの修正前
    の値と前記パラメータの前記修正目標に対応した値との
    差に基づいて算出する請求項2記載のモデリングシステ
    ム。
  4. 【請求項4】前記表示制御手段は、前記3次元形状モデ
    ルをワイヤフレーム形式で図式化し、且つ前記3次元形
    状モデルの内の前記2次元画像と重なる部分の表示色を
    画素毎に前記2次元画像と異なる色に設定する請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載のモデリングシステム。
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