JP3429345B2 - 光投射位置制御装置および透明容器内試料の分量測定装置 - Google Patents

光投射位置制御装置および透明容器内試料の分量測定装置

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JP3429345B2
JP3429345B2 JP33003793A JP33003793A JP3429345B2 JP 3429345 B2 JP3429345 B2 JP 3429345B2 JP 33003793 A JP33003793 A JP 33003793A JP 33003793 A JP33003793 A JP 33003793A JP 3429345 B2 JP3429345 B2 JP 3429345B2
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昭 森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光投射位置制御装置お
よび透明容器内試料の分量測定装置に関し、さらに詳細
には、特に試験管等の透明容器内に収容された液体試料
の分量を光学的に測定する技術において、透明容器に対
する投光の投射位置を制御する装置およびこの装置技術
を備えた分量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、血液は遠心分離装置にかけて血
漿と血清に遠心分離された後、それぞれが種々の医学療
法に有効利用されるところ、これらの分量測定は、図2
0(a)に示すように、その分離時に用いた試験管1に収
容された状態のままでは行うことができず、血漿(沈澱
物)2と血清(上澄み液)3をそれぞれ別個の容器にと
ってから、それらの重量等を測ることにより行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな測定方法では、別の容器に移す際などに非常な手間
がかって迅速な処理が行えず、しかも、少量の場合には
正確な分量測定が行えないという問題もあり、その改良
技術の開発が要望されていた。
【0004】この測定を、光センサを用いて試験管1の
試料部分の透明度変化のみを検出することによって行な
うことも考えられる。しかし、試料が血清3のような透
明液である場合には、試験管1の透明液の部分と、その
上方の空気の部分とで透明度変化は少なく、この変化を
検出することは容易ではない。さらに、試験管1には試
料を識別するためのラベルが貼られているのが通例であ
り、このラベルによっても透明度変化は曖昧になる。し
たがって、透明度変化の検出のみによる測定は不適当で
ある。
【0005】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、試験管等
のラベルが貼られることがある透明容器内に収容された
液体試料について、光学的手段を用いてそのままの状態
で迅速かつ正確に分量測定を行うことができる、透明容
器内試料の分量測定装置と、これに好適に適用される光
投射位置制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光投射位置制御装置は、液体試料が収容さ
れた透明容器に対し、光を投射させてその透過光量から
上記液体試料を測定する装置に備えられるものであっ
て、上記透明容器を移動操作する移動手段と、上記透明
容器外周面における上記投射光の投射位置の状態を検出
するセンサ手段と、このセンサ手段の検出結果に応じ
て、上記投射光の投射位置が上記透明容器の透明部分に
あるように、上記移動手段を駆動制御する制御手段とを
備えてなることを特徴とする。
【0007】より具体的には、上記センサ手段は、上記
投射光を投射する投光手段の両側に配置された一対のセ
ンサを備えてなり、これらセンサは、上記透明容器の回
転方向における上記投射光の投射位置両側近傍の容器外
周面状態をそれぞれ検出するように配置され、上記両セ
ンサの検出位置間距離は、少なくとも上記透明容器の外
表面に貼付されるラベルの両端縁間距離よりも小さく設
定されている。
【0008】また、本発明の透明容器内試料の分量測定
装置は、液体試料が収容された透明容器内側面に、光を
スポット状に投射する投光手段と、この投光手段の上記
透明容器に対する光投射位置を制御する上記光投射位置
制御装置と、上記透明容器を挟んで上記投光手段に対向
して設けられ、この投光手段から上記透明容器内を直線
状に透過した光と全反射して透過した光とを受光して光
電変換する受光手段と、この受光手段の出力の経時的変
化を測定する光量変化測定手段と、この光量変化測定手
段および上記投光位置移動手段を同期して制御する制御
手段と、上記光量変化測定手段の測定結果に基づいて、
上記透明容器内の液体試料の分量を演算する分量演算手
段とを備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明においては、レーザ光等の光を、例えば
液体試料が収容された透明容器に対し斜め上方を向く所
定の仰角をもって、スポット状に収束させて投射すると
ともに、この投射位置を所定速度をもって深さ方向へ移
動させる。
【0010】この場合、投射光は、光投射位置制御装置
により、遮蔽物であるラベルを避けて透明容器の透明部
分に投射されて、透明容器内の試料中を直線状に透過す
るとともに、その試料液面の水平部とその上部空間との
界面において全反射する。
【0011】試料中を直線状に透過する光の光量は、透
過位置における透明容器の透明度(収容物の内容等に対
応する)に従って変化し、上記全反射が発生したとき0
になる。
【0012】一方、この全反射光は、投射方向に対して
大きな角度を持って透明容器を透過するので、全反射な
く直線状に透過した光と明確に区別でき、これを検出す
れば液面を確実に捉えることができる。
【0013】したがって、光の投射位置を移動させると
同時に、透明容器内を直線状に透過した光、および全反
射し所定角度をもって透過した光の光量変化を、光セン
サや位置検出素子(PSD)等の受光素子を用いて電気
的に検出すれば、これら検出値の経時的変化から液体試
料の深さ寸法を算出できる。そして、この算出値と予め
測定した透明容器の内径寸法、液体試料の比重等から液
体試料の分量(体積や重量)を算出する。
【0014】例えば、血液を遠心分離して得られた血漿
と血清のうち、血清の分量を測定する場合は、沈澱物で
ある血漿とその上澄み液である血清の境界で透明度が大
きく異なるため、上記直線状の透過光の光量が大きく変
化し、また、この血清の液面では、上記直線状の透過光
の光量が0になると同時に上記全反射して透過した光が
観測されるので、これら変化時および観測時の間の時間
を計測することで、血清部分の深さ寸法を算出すること
ができ、これにより、遠心分離に用いた試験管に収容し
た状態のままでの血清の分量測定を可能とする。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0016】実施例1 本発明に係る透明容器内試料の分量測定装置を図1に示
し、この装置は具体的には図20(a) に示すような試験
管1内に収容された血液分離後の上澄み液である血清3
の分量を測定するものであって、投光手段である投光光
学系5、受光手段である受光光学系6、投光光学系5か
らの投光11aの投射位置を制御する光投射位置制御部
(光投射位置制御装置)7、光量変化測定手段である信
号処理部8、制御手段である装置制御部9および分量演
算手段である分量算出部10を主要部として構成されて
いる。以下各構成部について順次説明する。
【0017】A.投光光学系5:投光光学系5は、サン
プル(血漿,血清)2,3が収容された試験管1に対し
て光(投射光)11aを投射するためのもので、発光源
LDと、この発光源LDからの投射光11aを試験管1
の内側面に微小なスポット状に収束する対物レンズL0
とを備え、その光軸に所定の仰角δを与えている。
【0018】このように斜め上方に向けて光を入射する
のは、試験管1内のサンプル(血清)3液面の水平部
(周縁の表面張力による湾曲面を除いた部分)におい
て、全反射が起るようにするためである。発光源LDと
しては、半導体レーザ、固体レーザ、LEDまたはラン
プ+コンデンサレンズ+ピンホールの組み合わせ等が使
用される。本発明ではサンプル液面の水平部で全反射さ
せることによって、反射方向が一定した大きな検出面積
を確保しているので、細く絞り込んだレーザ光のように
干渉性が少なく指向性が高い特殊光源を特に使用する必
要はなく、ランプ等の通常光源を充分使用できる。
【0019】B.受光光学系6:受光光学系6は、第1
の受光器6aおよび第2の受光器6bから構成される。
第1の受光器6aは、試験管1内を直線状に透過した発
光源LDからの光(直線状の透過光)11bを受光し、
第2の受光器6bは、第1の受光器6aの下方にあっ
て、試験管1内のサンプル液(血清)3の液面(空気と
の境界面)で全反射した発光源LDからの光(全反射し
た透過光)11cを受光する。
【0020】各受光器6a,6bはそれぞれ、到達した
透過光11b,11cを収束させる対物レンズL1 ,L
2 と、この収束された透過光11b,11cを感知する
光センサPS1 ,PS2 と、これら光センサPS1 ,P
2 での受光面積を規定するスリットSL1 ,SL2
を備える。
【0021】これら第1の受光器6aおよび第2の受光
器6bは、試験管1を挟んで投光光学系5に対向して配
置され、この位置関係は、厳密には、例えば図2に示す
ように規定される。すなわち、第1の受光器6aは、投
光光学系5の光軸の延長線上に配置されるとともに、第
2の受光器6bは、血清3の液面Fにおいて、投光光学
系5側の湾曲面(液面周縁の表面張力による湾曲面)C
uに近接した部位で全反射した光11cが到達する位置
に配置されている。
【0022】この配置は、第1の受光器6aと第2の受
光器6bの上下間隔を大きく取って(受光光学系6寄り
の位置で全反射した光を受光すると第1および第2の受
光器6a,6bの受光位置が近づく。)、入射光の相互
干渉によるS/N比の低下を防止するとともに、全反射
の検出位置Fを、同様に全反射が起きて検出候補となり
得る前記湾曲面Cu(後述)に近接させることによって
検出の信頼性を高めるためである。
【0023】光センサPS1 ,PS2 としては、フォト
ダイオード、フォトトランジスタ、または光電子増倍管
(フォトマルチプライア)等が使用される。また、スリ
ットSL1 ,SL2 の開口面積は調整可能とされ、投射
光11aがその投射位置P0から試験管1内を進んで、
反対側内側面の透過位置P1 ,P2 におけるスポットよ
り多少大きな面積に対して感応できるように受光面積を
規定する。
【0024】C.光投射位置制御部7:光投射位置制御
部7は、試験管1に対する投射光11aの投射位置P0
を、ラベル19の存在しない試験管1のガラス部分に位
置決め制御しつつ、上下方向(試験管1の深さ方向)X
へ相対的に移動させるためのもので、具体的には図3〜
図5に示すように構成されており、装置制御部9により
信号処理部8および水平移動装置108と同期して駆動
される。
【0025】この光投射位置制御部7は、上記試験管1
を移動操作する試験管移動部(移動手段)100と、試
験管1に対する投射光11aの投射位置P0 の状態を検
出するセンサ部(センサ手段)101と、このセンサ部
101の検出結果に応じて、上記試験管移動部100を
駆動制御する制御部(制御手段)102を備えてなる。
【0026】試験管移動部100は、図4および図5に
示すように、2本の試験管1,1を同時に保持移動させ
るためのもので、試験管1をチャッキングするチャック
装置105、試験管1を回転操作する回転装置106お
よび試験管1を昇降操作する昇降装置107を主要部と
して備えてなり、上記水平移動装置108上に装着され
ている。
【0027】この水平移動装置108は、装置基台11
0上に水平移動可能に設けられた移動テーブル111
と、この移動テーブル111を移動させるテーブル駆動
部112とを備えてなり、上記装置制御部9(図1参
照)により駆動制御される。
【0028】上記装置基台110の水平な上面には、一
対のリニアレール113a,113aが試験管1,1,
…の配列方向Yへ平行に延びて配列されるとともに、上
記移動テーブル111の下面には、これらリニアレール
113a,113a上を案内移動されるリニアガイド1
13b,113b,113b,…が取り付けられて、上
記移動テーブル111が水平Y方向へ往復移動可能とさ
れている。
【0029】なお、上記試験管1,1,…は、図示しな
いキャリアに複数本(図示例においては10本)起立状
にかつ上側へ引抜き可能に保持されて、図示しない供給
装置により上記装置基台110下側の所定位置に位置決
め供給される。また、この装置基台110および上記移
動テーブル111には、試験管1を挿通可能な挿通穴1
10aおよび111a,111aがそれぞれ開設されて
おり、装置基台110の挿通穴110aは、上記位置決
め配置されたキャリア上の試験管1,1,…のすべてが
上方へ取出し可能な形状寸法に設定されている。
【0030】上記テーブル駆動部112は具体的にはボ
ールねじ装置からなる。図4に示すように、上記装置基
台110上の上記両リニアレール113a,113a間
において、ねじ軸112aが、軸支部114,114に
より、リニアレール113a,113aと平行にかつ回
転可能に軸支されるとともに、上記移動テーブル111
の下面には、上記ねじ軸112aに相対的に螺進退可能
に螺合するナット体112bが配設されている。また、
上記ねじ軸112aの基端部は、継手115を介して、
駆動源である駆動モータ116の駆動軸116aに同軸
状に接続され、この駆動モータ116が装置制御部9
(図1)に電気的に接続されている。駆動モータ116
としてはサーボモータやステッピングモータ等が好適に
用いられ、図示例においてはステッピングモータが使用
されている。
【0031】そして、上記装置制御部9により、駆動モ
ータ116の駆動軸116aが回転駆動されて、上記ね
じ軸112aが回転されると、これに螺合するナット体
112bを介して、上記移動テーブル111およびこの
上に装着された一対のチャック装置105,105が、
リニアレール113a,113a上を水平Y方向へ往復
移動されることとなる。
【0032】上記移動テーブル111の移動タイミング
は、後述する一組の試験管1,1内のサンプルについて
の分量測定が完了した時、光投射位置制御部7の初期位
置(後述)への復帰動作と同期してとられ、また、移動
テーブル111の移動ピッチは、上記キャリアにおける
試験管1,1の配設間隔に等しく設定されている。
【0033】これに関連して、図5に示すように、移動
テーブル111側にセンサプレート117aが取り付け
られるとともに、このセンサプレート117aを検知す
る水平位置検出センサ117bが上記装置基台110側
に設けられており、これらセンサ部117a,117b
からの検出信号により、上記装置制御部9が上記移動テ
ーブル111の移動タイミング、移動ピッチおよび移動
範囲を制御する。
【0034】チャック装置105は、昇降台121上の
左右一対の回転軸122,122の下端に、それぞれ同
軸状にかつ下向きに設けられて、上記キャリア上に保持
された試験管1,1,…のうちの2本の組を同時にチャ
ッキング保持する構成とされている。
【0035】このチャック装置105としては、図6
(a) に示すような従来周知の構造を備える電動チャック
が用いられており、その開閉チャック爪105a,10
5aの内側面が試験管1の上端部外周に対応した略V字
状断面とされるとともに(図6(b) 参照)、その開閉駆
動部105bが接続ケーブル105cを介して上記制御
部102に電気的に接続されている。
【0036】上記両チャック装置105,105の水平
方向配設間隔は、上記キャリア上の試験管1,1の配設
間隔の5倍、つまり、これら両チャック装置105,1
05により、4本の試験管を間に挟んで5本目毎の試験
管1,1が、チャッキング保持されるように設定されて
いる。
【0037】回転装置106は、図5に示すように、駆
動源として回転用駆動モータ125を備えてなる。この
駆動モータ125は、上記昇降台121に下向きに装着
されるとともに、制御部102に電気的に接続されてい
る。駆動モータ125の駆動軸125aは、継手123
を介して上記回転軸122の上端122aに同軸状に接
続されている。この回転軸122は、上記昇降台121
に軸受124,124を介して、鉛直状にかつ回転可能
に軸支されており、その下端122bに上記チャック装
置105が同軸状に取付けられている。
【0038】駆動モータ125としてはサーボモータや
ステッピングモータ等が好適に用いられ、図示例におい
てはステッピングモータが使用されている。また、これ
に関連して、上記回転軸122の上下位置には、一対の
回転位置検出器126,126が設けられ、これによ
り、チャック装置105の回転方向および回転位置が検
出される。
【0039】そして、制御部102により、各駆動モー
タ125が回転駆動されて、チャック装置105が後述
するセンサ部101の検出結果に応じてその軸線まわり
に回転制御されることとなる。
【0040】昇降装置107は、上記チャック装置10
5,105と回転装置106,106を昇降操作する構
造とされ、上記移動テーブル111の起立フレーム13
0上に鉛直方向へ昇降可能に設けられた上記昇降台12
1,121と、これら昇降台121,121を昇降動作
させる昇降台駆動部131とを備えてなる。
【0041】上記起立フレーム130の鉛直な前面に
は、図4に示すように、一対のリニアレール132a,
132aが鉛直方向へ平行に延びて配列されるととも
に、上記昇降台121,121が一体的に取付けられた
昇降フレーム133には、上記リニアレール132a,
132a上を案内移動されるリニアガイド132b,1
32b,132b,…が取り付けられて、上記昇降フレ
ーム133つまり昇降台121,121が鉛直方向へ昇
降可能とされている。
【0042】上記昇降台駆動部131は具体的にはボー
ルねじ装置からなる。図5に示すように、上記起立フレ
ーム130上の上記両リニアレール132a,132a
間において、ねじ軸131aが、軸支部134,134
により、リニアレール132a,132aと平行にかつ
回転可能に軸支されるとともに、上記昇降フレーム13
3には、上記ねじ軸131aに相対的に螺進退可能に螺
合するナット体131bが配設されている。
【0043】また、上記ねじ軸131aの基端部(上端
部)は、継手135を介して、駆動源である駆動モータ
136の駆動軸136aに同軸状に接続され、この駆動
モータ136が上記制御部102に電気的に接続されて
いる。駆動モータ136としてはサーボモータやステッ
ピングモータ等が好適に用いられ、図示例においてはス
テッピングモータが使用されている。
【0044】そして、上記制御部102により、駆動モ
ータ136の駆動軸136aが回転駆動して、上記ねじ
軸131aが回転されると、これに螺合するナット体1
31bを介して、上記昇降フレーム133つまり昇降台
121,121がリニアレール132a,132a上を
鉛直方向へ昇降動作されることとなる。
【0045】これに関連して、図4に示すように、昇降
フレーム133側にセンサプレート137aが取り付け
られるとともに、このセンサプレート137aを検知す
る昇降位置検出センサ137bが上記移動テーブル11
1側に設けられている。これらセンサ部137a,13
7bからの検出信号により、上記装置制御部102が昇
降装置107を上記回転装置106に同期して駆動制御
する。
【0046】装置基台110上には、位置決めロッド1
40が鉛直起立状に設けられるとともに、上記昇降フレ
ーム133には、この位置決めロッド140が挿通可能
な5つの位置決め穴141a〜141e(図4)が設け
られている。これら位置決め穴141a〜141eの配
設間隔は、前述した移動テーブル111の移動ピッチと
同様、上記キャリア上の試験管1,1の配設間隔に等し
く設定されており、これら位置決め穴141a〜141
eのいずれか一つに上記位置決めロッド140が挿通さ
れることにより、上記両チャック装置105,105の
試験管1,1,…に対する水平方向位置が位置決めされ
ることとなる。
【0047】なお、上記位置決めロッド140の長さ寸
法は、両チャック装置105,105を支持する上記昇
降台121,121の最上昇位置(図5の二点鎖線参
照)、つまり光投射位置制御部7の初期高さ位置よりも
短く設定されて、この最上昇位置において、水平移動装
置108による上記両チャック装置105,105の水
平方向へのピッチ送りを許容している。
【0048】センサ部101は、投光光学系5からの投
射光11aの投射位置P0 の状態を検出する一対のセン
サ150,151を備えてなり、これら両センサ15
0,151は、図4に示すように、各試験管1について
上記投光光学系5の両側にそれぞれ配置されている。
【0049】両センサ150,151は、試験管1の中
間部に貼られたサンプルの種類を示すラベル19の両端
縁間の透明ガラス部分を検出するもので、設置スペース
および検知エリア特定の面から、上記試験管1外周面に
対して投受光を行う反射型光センサからなる。この光セ
ンサ150,151としては、投受光を光ファイバを用
いて行なう光ファイバ式センサを用いることが有利であ
り、図示例においては、中心に受光用の光ファイバ、そ
の周囲に投光用の光ファイバが複数配置されてなる同軸
センサが用いられている。
【0050】これら光センサ150,151の位置関係
は、具体的には図7に示すように平面に見て、その双方
の投射光150a,151aが、投光光学系5の投射光
11aと同様に試験管1の軸心Gを通るように配置さ
れ、また、これら両投射光150a,151aの試験管
1上の投射位置間距離(検出位置間距離)l1 が、上記
ラベル19の端縁間距離l2 よりも小さく設定されると
ともに、これら両投射位置間に、上記投光光学系5の投
射光11aの投射位置P0 が位置するように設定されて
いる。
【0051】そして、上記両光センサ150,151
は、上記試験管1の回転方向(図7の矢符方向R,L)
における上記投射光11aの投射位置P0 両側近傍の試
験管1外周面状態、つまりラベル19の存在の有無をそ
れぞれ検出して、その検出結果が制御部102へ送られ
る。具体的には、上記両光センサ150,151は、上
記試験管1外周面の光反射率から、上記ラベル19が存
在すればON信号を、またラベル19が存在しなければ
OFF信号を上記制御部102へ送る。
【0052】制御部102は、各センサ部101の検出
結果に応じて、上記試験管移動部100の回転装置10
6,106および昇降装置107を相互に同期して駆動
制御し、これにより、投光光学系5の投射光11aを、
常時ラベル19の隙間19aつまり試験管1のガラス部
分に直接投射しながら、試験管1の深さ方向へ移動させ
るように構成されている。この制御部102の制御構成
を一方の試験管1について説明すると以下のとおりであ
る。
【0053】すなわち、制御部102は、センサ部10
1の光センサ150,151の少なくともいずれかがO
Nで、ラベル19の存在状態を検出しているとき、上記
回転装置106を駆動して試験管1を回転動作させると
ともに、上記昇降装置107を停止して試験管1の昇降
動作を止める、一方、上記光センサ150,151の双
方がOFFで、ラベル19の不存在状態を検出している
とき、回転装置106を停止して試験管1の回転動作を
止めるとともに、昇降装置107を駆動して試験管1を
昇降動作させる。
【0054】まず、上記制御部102による回転装置1
06の動作制御は、図7を参照して説明すると以下のよ
うに構成されている。この場合、回転装置106による
試験管1の回転動作には限界が設定されており、この設
定限界は、回転原点を0°として±200°、つまり時
計方向(正方向)Rが200°に、および反時計方向
(逆方向)Lが200°にそれぞれ設定されている。
【0055】(イ)光センサ150,151の一方がラ
ベル19を検出しているとき: 第1の光センサ150がONで、第2の光センサ1
51がOFFのときは、試験管1はその軸心Gまわりに
反時計方向Lへ回転され、これと逆に、第2の光センサ
151がONで、第1のセンサ150がOFFのとき
は、試験管1はその軸心Gまわりに時計方向Rへ回転さ
れる。 そして、この回転動作は、両光センサ150,15
1共にOFFになるまで続行されて、両光センサ15
0,151共にOFFとなったところで停止される(こ
れと同時に、後述するように昇降装置107が駆動を開
始する。)。
【0056】(ロ)光センサ150,151の双方がラ
ベル19を検出しているとき: 両光センサ150,151共にONのとき、まず試
験管1はその軸心Gまわりに時計方向Rへ回転して、第
1の光センサ150がOFFとなると、(イ)の動作に
切り替わる。 試験管1が時計方向Rの回転限界(+200°)ま
で回転して、なおもONのままであるときは、今度は反
時計方向Lヘ回転して、第2の光センサ151がOFF
となると、(イ)の動作に切り替わる。
【0057】ハ)異常のとき:(ロ)の動作において、
との動作を2回繰り返しても両センサ150,15
1共にOFFにならないときは異常と判断され、また、
(イ)の動作が一定時間以上連続した場合も異常と判断
されて、その異常状態が操作者等に知らされるととも
に、装置が停止される。
【0058】これら動作の一例が図8に示されており、
図8(a) はその動作初期状態において両光センサ15
0,151共にONの場合、図8(b) は第1の光センサ
150がONで、第2の光センサ151がOFFの場
合、および図8(c) は第1の光センサ150がOFF
で、第2の光センサ151がONの場合をそれぞれ示
す。これらの図において、実線で示される動作が正常時
の動作、および一点鎖線で示される動作が異常時の動作
である。
【0059】以上の回転装置106,106による試験
管1の回転動作により、投光光学系5の投射光11aの
投射位置P0 が、ラベル19の隙間19aの試験管1ガ
ラス部分に位置決め制御されると、上記回転装置10
6,106が駆動停止する。これと同時に、今度は昇降
装置107が駆動を開始して、試験管1,1が一定速度
で下降を始め、これにより、上記投射光11aの投射位
置P0 が試験管1の深さ方向へ相対的に移動することと
なる。
【0060】以後、昇降装置107による試験管1,1
の下降に伴い、必要に応じて、つまり投射光11aの投
射位置P0 が試験管1ガラス部分を外れそうになる度
に、昇降装置107の停止と共に回転装置106,10
6が駆動する。なお、これら両回転装置106,106
と107の交互動作は実際には短時間でかつ連続して行
われる。
【0061】しかして、以上の一連動作により、たとえ
上記ラベル19が傾斜して巻かれ、ラベルの隙間19a
が試験管1の軸線方向に対して斜めになっていたとして
も、投光光学系5の投射光11aは、常時試験管1のガ
ラス部分に直接投射されながら、試験管1の深さ方向へ
移動することとなる。
【0062】D.信号処理部8:信号処理部8は、光セ
ンサPS1 ,PS2 の光電変換出力S1 ,S2 を検出
し、その経時的変化を測定する。この出力変化は、例え
ば、図9に示すようになり、S1 は試験管1を直線状に
透過した光11bの受光量を表し、S2 はサンプルの液
面Fで全反射し一定方向に透過した光11cの受光量を
表す。
【0063】このようにS1 の他にS2 を検出すること
は、S1 のみで測定した場合において、前記ラベル19
の部分で受光量が低下し(特に文字が印刷された部分で
光が減衰することによる影響が大きい。)、全反射によ
って受光量が0になる場合と区別し難くなる問題を解決
することになる。
【0064】これらの光電変換出力S1 ,S2 は、共通
の時間軸に対する独立データとして扱って試験管1内の
血清3を測定することもできる(例えば、S1 の最初の
立ち上がりと、S2 の立ち上がりのタイミングを用い
る)。この場合、S2 における全反射光11cの検出時
期と、S1 において直線状の透過光11bが0になる時
期は重なるので、S1 −S2 の演算を行って、この変化
を強調し、この演算値に対して測定を行なうと、全反射
したタイミングをより明確に捉えることができ、測定の
信頼性が向上する。
【0065】この演算値(S1 −S2 )に対して測定を
行なう場合、例えば演算値(S1 −S2 )が第1の設定
値Th1 を越えた時間より時間計測を開始し、同演算値
(S1 −S2 )が第2の設定値Th2 を下回った瞬間ま
での時間、つまり、血清3における投射位置P0 の上下
方向Xへの移動通過時間を計測する。
【0066】上記第1および第2の設定値Th1 ,Th
2 は、試験管1内に微小スポットとなって進入する投射
光11aの挙動による上記図9のS1 ,S2 の変化を考
慮して設定され、以下この点について説明する。
【0067】まず、投射光11aの試験管1内での挙動
に伴うS1 ,S2 の変化は次のようになる。
【0068】(i)血漿2の部位を投射する場合:(図
10参照) 試験管1内に入った投射光11aは、沈殿物である血漿
2により吸収されたり散乱して遮られ、第1および第2
の受光器6a,6bの光センサPS1 ,PS2へは殆ど
光が到達せず、S1 ,S2 は共に0である。
【0069】(ii) 血清3の部位を投射する場合:(図
11参照) 試験管1内に入った投射光11aは、空気と試験管1の
屈折率差による屈折効果、あるいは、試験管1内の上澄
み液である血清3によるレンズ効果,多少の吸収,散乱
効果等を受けるが、おおむね直進して、入射した時(投
射位置P0 の微小スポット)よりは大きいスポットを出
口側である透過位置P1 で形成し、第1の受光器6aの
光センサPS1 へ到達する。
【0070】この光センサPS1 の受光量は、試験管1
に貼られたラベル19の位置を通過するとき、光の減衰
量が大きい(特に文字が印刷された部分)ため低下す
る。一方、第2受光器6aの光センサPS2 は、光の直
進方向とは角度が異なるため受光しない。
【0071】したがって、S1 はラベル19の部分で低
下する場合を除き、一定レベル近傍で上下動する。一
方、S2 は依然として0値を保つ。
【0072】(iii) 血清3の液面付近を通る場合:
(図12〜図14参照) 試験管1が下降して行くと、血清3内を進行する光は、
血清3の液面Fにおいて、受光器寄りの水平面位置(液
面周縁の表面張力による湾曲面Cuを除いた部分)に入
射するようになる(図12)。
【0073】このとき、液面の法線に対する投射光11
aの入射角θは、θ>sin-1(1/n)となり(n:
血清の屈折率)、この結果投射光11aが全反射を起こ
す。これによって、第1の受光器6aの光センサPS1
には透過光が入射しなくなる。一方、全反射光11c
は、入射方向に対して所定の角度を持って試験管1から
出て行くが、第2受光器6aとは光軸が一致しないた
め、光センサPS2 にも入射しない。
【0074】続いて試験管1が下降し、全反射位置が、
液面水平部の投光光学系5寄りの位置(図2参照)とな
ると(図13)、この全反射光11cを第2の受光器6
aの光センサPS2 が受光するようになる。このとき第
1受光器6aの光センサPS1 は依然として受光しな
い。
【0075】さらに、試験管1が下降し、投射光11a
の入射位置が、投光光学系5寄りの表面張力による湾曲
面(図2のCu)に入射するようになると(図14)、
入射部分を拡大して示す図15に示すように、入射位置
は→→と変化する。
【0076】この場合、では投射光11aが全反射を
起こすものの、その反射方向は上記Fにおける全反射方
向とはかなり異なるため、第2の受光器6aの光センサ
PS2 は受光しない。また全反射のため第1の受光器6
aの光センサPS1 も受光しない。一方、では投射
光11aの屈折方向が直進方向とはかなり異なり、第1
および第2の受光器6a,6bの光センサPS1 ,PS
2 は共に受光しない。
【0077】(iv) 空気中を通る場合:(図16参
照) 試験管1内に入った投射光11aは、空気と試験管1の
屈折率差による屈折効果などわずかな影響は受けるもの
の、ほとんど直進して、第1の受光器6aの光センサP
1 に到達する。このとき、第2の受光器6bの光セン
サPS2 は受光しない。したがって、S1 は血清3を検
出した場合と同レベルの大きさとなり、S2 は0とな
る。
【0078】また、図示例の分量測定装置においては、
サンプルを識別するサンプル識別装置(試料識別手段)
160を備えている(図3参照)。このサンプル識別装
置160は、試験管1の上部に貼られた識別ラベル16
の情報を読み取るもので、上記制御部102により、上
記光投射位置制御部7と同期して駆動制御される。
【0079】上記識別ラベル16は、具体的には誰のサ
ンプルであるかを識別する細帯状のIDラベルであっ
て、試験管1の上部に貼られている。そして、図示例の
サンプル識別装置160としては、このIDラベル16
上の文字等の情報を光学的に読み取るID読み取り装置
が用いられている。
【0080】ID読み取り装置160は、図3に示すよ
うに、一対の読み取り用カメラ17,17と照明装置1
7a,17a,17aとを備えてなり、これらは移動テ
ーブル111の上面に設けられている(図4参照)。上
記読み取り用カメラ17としては、IDが文字の場合は
文字読み取り装置が用いられ、IDがバーコードの場合
はバーコードリーダが用いられる。
【0081】そして、このID読み取り装置160によ
る自動読み取り動作は、各サンプルの分量測定の初めに
行われる。チャック装置105,105に把持された試
験管1,1は、まず昇降装置107により上昇されて、
そのIDラベル16が上記読み取り用カメラ17の高さ
位置にそれぞれ合わされた後、回転装置106により回
転されながら読み取り用カメラ17によるID読み取り
が自動で光学的に行われる。読み取り中は照明装置17
a,17a,17aが照明を行なう。
【0082】しかして、以上のように構成された分量測
定装置における、試験管1内に収容された血液分離後の
上澄み液である血清3の分量測定について説明する。
【0083】本測定装置においては、遠心分離装置によ
り血漿2と血清3に遠心分離された試験管1が、10本
ずつキャリアに立てられた状態で、図示しない供給装置
により、本装置の所定位置(上記装置基台110下側の
所定位置)に位置決め供給されてから、以下の測定動作
が、装置制御部9に予め設定されプログラムに従って開
始される。この測定動作にあたっては、チャック装置1
05,105により、上記キャリア上の離隔した2本一
組の試験管1,1を、最初は1本目と6本目、次に2本
目と7本目、……、最後に5本目と10本目という順序
で次々と取り出して測定する。
【0084】I.チャック装置105,105は、水平
移動装置108により水平Y方向(試験管配列方向)へ
ピッチ送りされて、測定対象とする試験管1,1の上方
位置で停止される。続いて、これらチャック装置10
5,105は、昇降装置107により降下されて、上記
試験管1,1の上部をそれぞれチャッキングした後、こ
れら両試験管1,1がキャリア上から上方へ持ち上げて
取り出される。
【0085】II. 上記両試験管1,1は、ID読み取り
装置160により、そのIDラベル16の読み取りが前
述した要領で自動的に行われる。
【0086】III. IDの読み取りが終了した試験管
1,1は、上記昇降装置107により、さらに血清3の
下端位置が光学系5,6の対応した高さになるまで引き
上げられた後、今度はこの位置から一定の速度で降下さ
れて、血清3の分量測定が開始される。
【0087】すなわち、投光光学系5からの投射光11
aの投射位置P0 は、光投射位置制御部7により、各試
験管1に対して、前述した要領でラベル19の隙間19
aの透明部分をたどりながら、その深さ方向へ相対的に
一定速度で移動する。
【0088】このとき、試験管1の内部を透過した透過
光11b,11cは、第1および第2の受光器6a,6
bの光センサPS1 ,PS2 により受光され、その光量
が電気信号として検出される。続いて、信号処理部8に
よりその光量の経時的変化(図9参照)が測定されると
ともに、この測定結果に基づいて、分量算出部10によ
り、血清3の深さ寸法hさらにはその分量が算出され
る。
【0089】この場合、血清3の深さ寸法hを算出する
には、投射光11aの投射位置P0が血清3の深さ方向
Xへ通過する時間を計測するが、これは図9において、
受光量(入力信号)が第1の設定値Th1 を越えた時間
より時間計測を開始し、受光量が第2の設定値Th2
下回った瞬間までの時間を、測定することで簡単になし
得る。なお、光投射位置制御部7の回転装置106が駆
動している間は、試験管1の下降動作つまり昇降装置1
07の駆動が一旦停止されており、この時間は上記計測
時間から除かれる。
【0090】また、第1および第2の光センサPS1
PS2 の受光面積は、透過位置P1,P2 における透過
光11b,11cのスポットよりも多少大きな面積に対
して感応できるように設定されているため、試験管1の
透過位置側に紙質等のラベル19があり、しかも、これ
に文字等が印刷されていても、各透過光11b,11c
を確実に検出することができ、光センサPS1 ,PS2
の感度を特に高くする必要がない。
【0091】IV. チャック装置105,105は、昇降
装置107により降下されて、血清3の分量測定が終了
した試験管1,1をキャリア上に戻した後、そのチャッ
キングを解除して、再び初期位置(最上昇位置)へ上昇
復帰する。
【0092】V. 以後I〜IVの工程を、続く2本目と7
本目、3本目と8本目、……、および最後の5本目と1
0本目の試験管1,1の各組に対しても順次同様に行
う。
【0093】以上の測定動作により、血清3の分量測定
が完了した10本の試験管1,1,…は、上記キャリア
に立てられた状態のまま、上記供給装置により本測定装
置外へ排出される。
【0094】実施例2 本実施例は図17に示し、受光光学系6の受光素子とし
て位置検出素子(POSITION SENSITIVE DETECTOR 、以下
PSD)25が用いられたものである。
【0095】PSD25は、前記投光光学系5と一定の
位置関係を保って、前記直線状の透過光11bおよび全
反射した透過光11cの双方を受光し得る位置に配置さ
れる。
【0096】PSD25は、その受光面25a全体に入
光した透過光の全受光量と、この受光面25aで受光し
た透過光の重心位置とを得るもので、単一のPSD25
に、上記第1および第2の受光器6a,6bと同等の機
能を持たせることができ、受光光学系6を著しく簡素化
することができる。
【0097】このPSD25を使用した場合、信号処理
部8である光量変化測定手段は、PSDの出力から全透
過光量と受光重心位置を算出・測定する構成とする。
【0098】すなわち、PSD25は、平板状シリコン
にP層、I層、N層の三層を形成し、P層上の両端に出
力電極26,27、N層にバイアス電極28を付けた構
造を有するもので、この受光面25aであるP層に光ス
ポットが入射すると、入射位置に光エネルギーに比例し
た電荷が発生し、この電荷は抵抗層であるP層を通って
出力電極26,27に流れる。
【0099】この光電流I0 は、総受光量に比例するも
のであり、出力電極26,27までの距離(抵抗値)に
逆比例して分割され、各出力電極から取出される。各電
流をI1 ,I2 、電極間距離をL、PSD中心から入射
点までの距離をXA とすれば、I1 /I2 =(L−2X
A )/(L+2XA )の関係がある。
【0100】したがって、光量変化測定手段8で、光電
流I0 (=I1 +I2 )を求めて全透過光量を表す受光
信号を求め、出力電極26,27の電流比I1 /I2
ら、受光重心位置を表す位置信号を求める。
【0101】PSD25を用い、遠心分離器等により分
離された沈澱物2および上澄み液3が入った試験管1を
測定した場合において、上記光量変化測定手段出力の経
時的変化は、例えば図18に示すようになる。
【0102】受光信号Sa は、前述した実施例1におけ
る第1の受光器の光センサPS2 のものS1 に近似して
いるが、直線状の透過光11bの他に全反射した透過光
11cをも検出するので、血清3の液面において全反射
光11cが起きる際にも一定の値を持つ。位置信号Sp
は、全反射を起こしたとき光11cの到達位置が急変す
るので、センタ位置での受光を表す基準レベルに対して
パルス状に変化する。
【0103】したがって、分量算出部10である分量演
算手段は、この受光信号Sa の立ち上がりから、位置信
号SP の立ち上がりまでの時間を計測することにより、
血清3の高さhを算出してその分量を求める。その他の
構成および作用は実施例1と同様である。
【0104】なお、上述した実施例1および実施例2は
あくまでも本発明の好適な実施態様を示すもので、本発
明はこれに限定されることなく、本発明の範囲内で種々
設計変更可能である。
【0105】例えば、本発明装置の具体的構成について
は、同様の機能を有する限り図示と異なる構成とするこ
とも可能である。
【0106】一例として、図示例においては、液体試料
である血清3の性質に対応して、投射光11aを試験管
1に対し斜め上方に向けて投射する方式が採用されてい
るが、本発明の光投射位置制御装置は、この投射方式に
限られず、液体試料の性質によっては、投射光11aを
試験管1に対して水平に投射する方式など、他の投射方
式にも適用可能である。
【0107】また、図示例においては、試験管1内に血
漿(沈殿物)2と血清(上澄み液)3が収容された状態
での血清3の分量を測定する場合について説明したが、
本発明装置は、図20(b) に示すような沈殿物を含ま
ず、透明または透明に近い単一の液体サンプル20、例
えば、予め血漿から分離された血清や透明水溶液等の分
量を測定する場合にも適用可能である。図19は、実施
例1の分量測定装置により単一の液体サンプル20の分
量を測定したときの、第1および第2の光センサP
1 ,PS2 による受光量S1 、S2 および(S1 −S
2 )の経時的変化を示す。
【0108】さらに、図示例においては血漿2と分離さ
れた血清3の分量測定について説明しているが、他の沈
澱物と上澄み液における分量測定にも同様に適用可能な
ことは言うまでもない。
【0109】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の光投射位
置制御装置によれば、液体試料が収容された透明容器に
対し、光を投射させてその透過光量から上記液体試料を
測定する装置において、センサ手段により上記投射光の
投射位置の状態を検出して、移動手段がこの検出結果に
応じて上記透明容器を移動操作し、これにより上記投射
光の投射位置を、透明容器のラベルの貼付されていない
透明部分に常に位置するように制御する構成とされてい
るから、上記投射光を遮蔽物であるラベルを避けて液体
試料に対し直接的に投射することができ、その透過光量
についての均一な検出が常時安定して得られ、さらには
高い検出精度が得られる。
【0110】また、上記光投射位置制御装置を備える本
発明の透明容器内試料の分量測定装置によれば、上記透
明容器に対して、試料液面で全反射が起こるように上向
きに傾けた光を、スポット状に収束させて投射しなが
ら、この投射位置を所定速度で深さ方向へ移動させると
ともに、このときに液体試料内を直線状に透過する光
と、液体試料液面で全反射して透過する光を区別して検
出し、これらの光電変換出力の経時的変化から、液体試
料の深さ寸法さらにはその分量を算出するようにしたか
ら、透明容器内に収容された液体試料について、そのま
まの状態での分量測定が迅速かつ正確に行うことができ
る。
【0111】これにより、例えば、従来不可能とされて
いた血液遠心分離後の血清についても、遠心分離に用い
た試験管に血漿,血清の両者が収容されたままの状態
で、その分量測定が可能となる。
【0112】特に、全反射光を区別して検出する構成に
より、液面を確実に検出できるようになり、透明容器に
ラベルが貼られていて、直線状の透過光の検出のみで
は、測定が不確実になる問題が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1である透明容器内試料の
分量測定装置の概略を示す構成ブロック図である。
【図2】同分量測定装置における投光光学系、透明容器
および受光光学系の相対位置関係の一例を示す図であ
る。
【図3】同分量測定装置における光投射位置制御装置の
構成を示す概略図である。
【図4】同光投射位置制御装置の具体的構成を一部断面
で示す平面図である。
【図5】同光投射位置制御装置の具体的構成を図4のV
−V線に沿って示す側面断面図である。
【図6】同光投射位置制御装置のチャック装置を示す図
で、図6(a) は正面図および図6(b) は図6(a) のVI-V
I 線に沿った断面図である。
【図7】同光投射位置制御装置におけるセンサ部の配置
関係および動作を説明するための概略平面図である。
【図8】同光投射位置制御装置におけるセンサ部と試験
管移動部の動作関係を示すタイムチャートである。
【図9】同分量測定装置において、投射光が試験管内の
血漿,血清および空気中を順次透過する場合の直線状の
透過光と全反射による透過光の光量の経時的変化を示す
線図である。
【図10】同分量測定装置における投射光が試験管内の
血漿中を透過する場合の挙動を示す側面断面図である。
【図11】同分量測定装置における投射光が試験管内の
血清中を透過する場合の挙動を示す側面断面図である。
【図12】同分量測定装置における投射光が試験管内の
血清の(受光光学系寄りの)水平液面を透過する場合の
挙動を示す側面断面図である。
【図13】同分量測定装置における投射光が試験管内の
血清の(投光光学系寄りの)水平液面を透過する場合の
挙動を示す側面断面図である。
【図14】同分量測定装置における投射光が試験管内の
血清の(投光光学系寄りの)液面周縁を透過する場合の
挙動を示す側面断面図である。
【図15】投射光が、図14に示した位置を透過する場
合の挙動を説明するための拡大側面断面図である。
【図16】同分量測定装置における投射光が試験管内の
空気中を透過する場合の挙動を示す側面断面図である。
【図17】本発明に係る実施例2である透明容器内試料
の分量測定装置の概略を示す構成ブロック図である。
【図18】同分量測定装置の投射光が試験管内の血漿,
血清および空気中を順次透過する場合において、PSD
出力から取り出された受光信号および位置信号の経時的
変化を示す線図である。
【図19】本発明に係る実施例1の分量測定装置によ
り、単一の液体試料の分量を測定する場合の直線状の透
過光および全反射による透過光の光量の経時的変化を示
す線図である。
【図20】透明容器内に収容された液体試料の一例を示
し、図20(a) は血液から分離された沈殿物である血漿
と上澄み液である血清を、また図20(b) は単一の液体
試料をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 試験管(透明容器) 2 血漿(沈澱物) 3 血清(上澄み液) 5 投光光学系(投光手段) 6 受光光学系(受光手段) 6a 第1の受光器 6b 第2の受光器 7 光投射位置制御部(光投射位置制御
装置) 8 信号処理部(光量変化測定手段) 9 装置制御部(制御手段) 10 分量算出部(分量演算手段) 11a 投射光 11b 直線状の透過光 11c 全反射をした透過光 16 IDラベル(識別ラベル) 19 ラベル 20 液体試料 25 位置検出素子(PSD) 100 試験管移動部(移動手段) 101 センサ部(センサ手段) 102 制御部(制御手段) 105 チャック装置 106 回転装置 107 昇降装置 108 水平移動装置 121 昇降台 122 回転軸 125 回転用駆動モータ 131 昇降台駆動部 136 駆動モータ 150,151 光センサ 160 サンプル識別装置(試料識別手段) LD 発光源 L0 対物レンズ L1 対物レンズ L2 対物レンズ PS1 第1の光センサ PS2 第2の光センサ SL1 スリット SL2 スリット P0 光投射位置 P1 直線状の透過光の透過位置 P2 全反射をした透過光の透過位置 S1 直線状の透過光の受光量を表す信号 S2 全反射をした透過光の受光量を表す
信号 Sa PSDを用いた場合に得られる受光
信号 Sp PSDを用いた場合に得られる位置
信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 23/28 G01N 33/49

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体試料が収容された透明容器に対し、
    光を投射させてその透過光量から上記液体試料を測定す
    る装置に備えられるものであって、 上記透明容器を移動操作する移動手段と、 上記透明容器外周面における上記投射光の投射位置の状
    態を検出するセンサ手段と、 このセンサ手段の検出結果に応じて、上記投射光の投射
    位置が上記透明容器の透明部分にあるように、上記移動
    手段を駆動制御する制御手段とを備えてなることを特徴
    とする光投射位置制御装置。
  2. 【請求項2】 上記センサ手段は、上記投射光を投射す
    る投光手段の両側に配置された一対のセンサを備えてな
    り、 これらセンサは、上記透明容器の回転方向における上記
    投射光の投射位置両側近傍の容器外周面状態をそれぞれ
    検出するように配置され、 上記両センサの検出位置間距離は、少なくとも上記透明
    容器の外表面に貼付されるラベルの両端縁間距離よりも
    小さく設定されている請求項1に記載の光投射位置制御
    装置。
  3. 【請求項3】 上記センサは、上記透明容器外周面に対
    して投受光を行う反射型光センサからなり、上記透明容
    器外周面の光反射率から上記ラベルの存在の有無を検出
    するように構成されている請求項2に記載の光投射位置
    制御装置。
  4. 【請求項4】 上記反射型光センサは、中心に受光用の
    光ファイバ、その周囲に投光用の光ファイバが複数配置
    されてなる同軸センサである請求項3に記載の光投射位
    置制御装置。
  5. 【請求項5】 上記移動手段は、上記透明容器を回転操
    作する回転装置と、上記透明容器を昇降操作する昇降装
    置とを備え、 上記制御手段は、上記センサ手段が透明容器外周面上の
    ラベル存在状態を検出しているとき、上記回転装置を駆
    動するとともに上記昇降装置を停止させ、一方、上記セ
    ンサ手段が上記ラベル不存在状態を検出しているとき、
    上記回転装置を停止させるとともに上記昇降装置を駆動
    するように構成されている請求項1に記載の光投射位置
    制御装置。
  6. 【請求項6】 液体試料が収容された透明容器内側面
    に、光をスポット状に投射する投光手段と、 この投光手段の上記透明容器に対する光投射位置を制御
    する請求項1〜5のいずれか一つに記載の光投射位置制
    御装置と、 上記透明容器を挟んで上記投光手段に対向して設けら
    れ、この投光手段から上記透明容器内を直線状に透過し
    た光と全反射して透過した光とを受光して光電変換する
    受光手段と、 この受光手段の出力の経時的変化を測定する光量変化測
    定手段と、 この光量変化測定手段および上記投光位置移動手段を同
    期して制御する制御手段と、 上記光量変化測定手段の測定結果に基づいて、上記透明
    容器内の液体試料の分量を演算する分量演算手段とを備
    えることを特徴とする透明容器内試料の分量測定装置。
  7. 【請求項7】 上記投光手段は、光を上記透明容器内側
    面に対して水平に投射する請求項6に記載の透明容器内
    試料の分量測定装置。
  8. 【請求項8】 上記投光手段は、光を上記透明容器内側
    面に対して斜め上方を向く所定の仰角を付けて投射する
    とともに、この仰角が試料液面の水平部で全反射を起こ
    す大きさに設定されている請求項7に記載の透明容器内
    試料の分量測定装置。
  9. 【請求項9】 上記受光手段は、上記透明容器内を直線
    状に透過した光を受光する第1の受光器と、試料液面で
    全反射して透過した光を受光する第2の受光器とを備え
    てなる請求項7または8に記載の透明容器内試料の分量
    測定装置。
  10. 【請求項10】 上記第1の受光器が、上記投光手段の
    光軸の延長線上に配置されるとともに、上記第2の受光
    器が、上記投光手段側にある表面張力による液面周縁の
    湾曲面に近接した液面水平部で全反射した光の到達位置
    に配置されている請求項9に記載の透明容器内試料の分
    量測定装置。
  11. 【請求項11】 上記第1および第2の受光器の受光素
    子が光センサであり、各光センサの受光面積は、上記透
    明容器内側面の投射位置から透明容器内を進んで、反対
    側内側面の透過位置に達した透過光の光スポット面積よ
    り多少大きな面積に対して感応するように設定されてい
    る請求項9または10に記載の透明容器内試料の分量測
    定装置。
  12. 【請求項12】 上記光量変化測定手段は、上記受光手
    段の第1の受光器の出力から第2の受光器の出力を減算
    したデータの経時的変化を測定するものである請求項9
    〜11のいずれか一つに記載の透明容器内試料の分量測
    定装置。
  13. 【請求項13】 上記受光手段の受光素子は、上記投光
    手段と一定の位置関係を保って、上記直線状の透過光お
    よび全反射した透過光の双方を受光し得る位置に配置し
    た位置検出素子であり、 上記光量変化測定手段は、上記位置検出素子の出力から
    全透過光量の変化と受光重心位置の変化を算出・測定す
    るものであり、 上記分量演算手段は、この光量変化測定手段の測定結果
    に基づいて上記透明容器内の液体試料の分量を演算する
    ものである請求項9に記載の透明容器内試料の分量測定
    装置。
  14. 【請求項14】 上記液体試料は、遠心分離器等により
    沈澱物から分離された上澄み液であり、 上記分量演算手段は、上記光量変化測定手段で測定した
    全透過光量の変化から、上記沈澱物および上澄み液の境
    界を検出し、受光重心位置の変化からこの上澄み液の液
    面を検知して、透明容器内の液体試料の分量を演算する
    ものである請求項13に記載の透明容器内試料の分量測
    定装置。
  15. 【請求項15】 上記透明容器の外周面に付された試料
    識別情報を識別する試料識別手段を備え、 この試料識別手段は、上記光投射位置制御装置と同期し
    て、上記試料識別情報を光学的に読み取るように構成さ
    れている請求項6に記載の透明容器内試料の分量測定装
    置。
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