JP3428411B2 - フィルム密着性に優れた電解クロメート処理鋼板の製造方法 - Google Patents

フィルム密着性に優れた電解クロメート処理鋼板の製造方法

Info

Publication number
JP3428411B2
JP3428411B2 JP35356397A JP35356397A JP3428411B2 JP 3428411 B2 JP3428411 B2 JP 3428411B2 JP 35356397 A JP35356397 A JP 35356397A JP 35356397 A JP35356397 A JP 35356397A JP 3428411 B2 JP3428411 B2 JP 3428411B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chromium
adhesion
steel sheet
electrolytic chromate
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35356397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11181598A (ja
Inventor
威 鈴木
浩樹 岩佐
洋一郎 山中
吉則 余村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
JFE Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Engineering Corp filed Critical JFE Engineering Corp
Priority to JP35356397A priority Critical patent/JP3428411B2/ja
Publication of JPH11181598A publication Critical patent/JPH11181598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3428411B2 publication Critical patent/JP3428411B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄肉化加工2ピー
ス缶用ラミネート鋼板に用いる、フィルム密着性に優れ
た電解クロメート処理鋼板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食缶もしくは飲料缶を製缶する場
合、金属板に絞り、しごき、引張、曲げ等の加工を施
し、缶底部および缶胴部を一体成形する2ピース缶製造
方法が存在する。2ピース缶には、金属板を成形した後
に塗装を施したものの他に、予め金属板に有機樹脂フィ
ルムを熱融着させたラミネート鋼板に成形加工を加えた
ものがあり、特開平3−101930号公報に開示され
ている方法により実用化されている。
【0003】ラミネート鋼板を成形し2ピース缶体を製
造する場合、下地の金属板には電解クロメート処理鋼板
(ティンフリースチール、以下TFSと称する)が用い
られている。TFSの表面には金属クロム層とさらにそ
の表層にはクロムの水和酸化物層が形成されており、ラ
ミネートする際有機樹脂フィルムとの間に水素結合を持
つことにより密着性を維持し、製缶加工において金属板
と有機樹脂フィルムの界面での剥離を防止している。
【0004】一方近年製缶メーカーでは材料節減の観点
から缶体の薄肉化が進められており、2ピース缶におい
ては成形時の加工度増大という手段が講じられている。
加工度の増大に従い成形時の変形は大きくなるため、フ
ィルムの剥離の危険性が高くなる。
【0005】さらに、レトルト処理を施す場合には高温
水蒸気による密着界面の攻撃による密着性劣化が起こる
ため、加工後密着力がより高く維持されていなければな
らない。従ってレトルト処理を要する内容物について
も、ラミネート時に従来よりもより大きな密着性が求め
られる。
【0006】このような視点から密着性を改善するため
の技術として、予め接着剤を塗布した有機樹脂フィルム
を金属板にラミネートする方法が、特公平4−7417
6号公報、特公平5−71035号公報、特開平2−7
0430号公報等に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た方法でも加工後密着性は改善されるが接着剤の溶剤を
加熱蒸発させる必要があり、工程が複雑化するばかりで
なく、排出溶剤の処理やエネルギー消費量の増大といっ
た問題が生じ、環境保全の面からも好ましくない。ま
た、製缶過程での接着剤の熱硬化を制御する必要性から
ラミネート時の熱融着条件が大きく制御され、製造の高
速化が容易でない等生産性向上が困難である。
【0008】また、特開平9−1051号公報〜特開平
9−1060号公報に示されるようにTFSの表層に特
定の有機物を付与する事により加工密着性を改善する方
法が開示されている。これらの手法においても加工密着
性は大いに改善されるが、TFSの製造設備に有機物を
高速塗布し乾燥させるための設備投資を行う必要があ
る。
【0009】本発明の目的はかかる事情を鑑み、生産性
を妨げることなく、また、新たな設備投資が不要であ
り、なおかつフィルム加工密着性を大幅に向上させる、
薄肉化加工2ピース缶用ラミネート鋼板に用いる電解ク
ロメート処理鋼板の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明の製造方法は、鋼板に電解クロメート処理
を施し、金属クロム層とその上層に不可避的に付着する
量のクロム水和酸化物層とを形成させた後、6価クロム
を含む化合物を主剤とし、界面活性剤を含有する水溶液
中で陰極電解することを特徴とする、フィルム密着性に
優れた電解クロメート処理鋼板の製造方法である。
【0011】
【0012】
【0013】()本発明の製造方法は、前記界面活性
剤が、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール
のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする、上記
(1)に記載のフィルム密着性に優れた電解クロメート
処理鋼板の製造方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明者らは、上記の課題を解決
するために、TFSとラミネートフィルムの密着界面で
の結合を支配するクロム水和酸化物の均一被覆性とフィ
ルム密着性の関係を調査し、クロム水和酸化物の連続被
覆性が高いほど加工密着性が良好になることを見出し
た。すなわち均一被覆性の高いクロム水和酸化物を表層
に形成させることによりラミネートフィルムとの結合を
面内均等化し、密着性の強弱分布を小さくすることが加
工を受けた後の密着性を維持する上で極めて有効である
事が判明した。
【0015】TFS表面のクロム水和酸化物は無水クロ
ム酸を主体とする溶液中で鋼板材料を陰極電解する事に
より形成される。酸性溶液中で陰極電解する場合におい
ては、陰極表面で6価のクロムイオンの還元反応と同時
に多量の水素ガス発生が生じる。陰極電解中に形成され
る水和酸化物は水分を多量に含むゲル状の軟質物として
下地の金属面を被覆している。一方、水素ガス発生は水
和酸化物と下地金属の界面においてプロトンが還元され
て起こる。従って水素ガス発生点において気泡はゲル状
の水和酸化物を破壊し、酸化物層の連続性がそこで分断
される。すなわちクロム水和酸化物を均一被覆させるた
めには水素ガス発生による皮膜不連続化を極力抑える事
が有効である。従って、クロム水和酸化物の連続被覆性
を高めるには現状の製造法以上に水素ガス発生による皮
膜不連続化を抑制すれば良く、具体的には本発明者ら
は、クロム水和酸化物を陰極電解により形成させる際に
6価クロムを含む化合物(無水クロム酸、重クロム酸ナ
トリウム:Na2 Cr27 等)を主剤とする溶液中に
界面活性剤を添加して電解するようにして、フィルムラ
ミネート後の加工密着性が著しく改善される電解クロメ
ート処理鋼板の製造方法を見出し、本発明を完成させ
た。
【0016】すなわち、本発明は、製造条件を下記範囲
に限定することにより、生産性を妨げることなく、ま
た、新たな設備投資が不要であり、なおかつフィルム加
工密着性を大幅に向上させる、薄肉化加工2ピース缶用
ラミネート鋼板に用いる電解クロメート処理鋼板の製造
方法を提供することができる。
【0017】以下、本発明の製造条件の限定理由につい
て説明する。 (1)電解クロメート処理鋼板製造工程 (製造方法)鋼板又は錫めっき鋼板に、電解クロメート
処理もしくはクロムメッキを施し、金属クロム層とその
上層に不可避的に付着する量のクロム水和酸化物層とを
形成させた後、6価クロムを含む化合物(無水クロム
酸、重クロム酸ナトリウム:Na2 Cr27 等)を主
剤とし(例えば、Cr6+で10〜125g/lを主剤と
し、フッ化物イオン、硫酸イオンを助剤として添加した
浴中に)、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコ
ールのうちの少なくとも1種を含む界面活性剤を含有す
る水溶液中で陰極電解する。
【0018】水溶液に界面活性剤を含有させる理由は、
前述したように、クロム水和酸化物の連続被覆性を高め
てフィルム加工密着性の向上を図るためである。本発明
に見られる加工密着性の向上は陰極電解を行う溶液の表
面自由エネルギーを低減させ、電極表面の表面自由エネ
ルギーに近づける事によって濡れ性を改善し、クロム水
和酸化物層の均一性を改善する点が骨子であり、溶液に
添加する界面活性剤の種別に寄らず、陽イオン性、陰イ
オン性、両性、非イオン性、の如何に関わらず界面活性
能の有る物質はすべて使用することが出来る。但し発泡
性の高い界面活性剤に関しては製造時操作性が劣るた
め、発泡性の低いポリエチレングリコール及びポリビニ
ルアルコールを使用することが望ましい。
【0019】本発明では、鋼板上に電解クロメートもし
くはクロムメッキの工程を経て金属クロム層とさらにそ
の上に工程上不可避的に付着した量のクロム水和酸化物
層が形成されているものに対して処理を行う。本発明の
作用は最終的に形成されるクロム水和酸化物層に対する
ものであり、処理を行う前の金属クロム層及びクロム水
和酸化物の付着量如何によらず効果が発生するものであ
るため特に付着量については限定しない。また、金属ク
ロム層とさらにその上にクロム水和酸化物層を形成する
処理法としては、金属クロムとクロム水和酸化物を同時
に析出させる1液法、主として金属クロム層を形成させ
た後にクロム水和酸化物を析出させる2液法、及び2液
法の前半のいずれでも良く、いずれかの処理法を用いて
製造したものに対して本発明の処理を行うことで効果が
得られる。
【0020】さらに、本発明において、界面活性剤の添
加量としては本来、電解する鋼板表面を1〜数分子層均
一に吸着するレベルで効果を十分発揮するが、望ましく
は5ppm以上である。その理由は、5ppm未満の場
合、電解液中に混入しうる有機系の不純物量に対し判別
ができない量と見なされるからであり実操業において管
理が困難となるためである。界面活性剤の濃度の上限と
しては望ましくは6価クロムを含む化合物(無水クロム
酸、重クロム酸ナトリウム:Na2 Cr27等)と同
じ濃度である。これよりも高濃度にしても加工密着性に
大きな進歩は見られず、徒に廃液処理に要する費用がか
さむのみで不経済である。
【0021】上記した本発明の構成において薄肉化加工
2ピース缶用ラミネート鋼板に用いる電解クロメート処
理鋼板を製造すると、溶液中に添加した界面活性剤の作
用により、 (1)電解時の表面の濡れ性が改善され、発生した水素
ガスの気泡が通常の場合に比べ大きく成長する前に電極
表面から離脱するため、気泡一つ発生するあたりの破壊
されるクロム水和酸化物の面積が小さくなる。
【0022】(2)気泡が細かいため速やかに電極より
離脱し、速やかに表面が溶液に覆われるため破壊された
箇所がクロム水和酸化物生成により修復される。 (3)同一電気量の水素発生が起こった場合、気泡が細
かいため、電極全面のより数多い発生点で水素発生す
る。
【0023】従って、電極の全面において細かい水素気
泡が発生する事により、多数の気泡発生点において軽微
な水和酸化物の破壊と修復が繰り返される結果、均一な
被覆性を持った水和酸化物層を形成できるため、フィル
ム加工密着性に優れた電解クロメート処理鋼板を提供す
ることが出来る。一方、水和酸化物層の不連続化を抑制
する際に、界面活性剤を添加せずとも電流密度を低くし
て陰極電解の過電圧を小さくし、水素ガス発生量を少な
くすることが一見有効であると考えられる。しかしなが
ら水素発生量を少なくした場合不連続点の密度の減少は
期待できるが、電極表面を離れる時の気泡のサイズ自体
は表面の濡れ性への依存が大きく、気泡ひとつによって
破壊される水和酸化物の広さはあまり変化しないため、
加工密着性の改善は思いの外得られない。また、電流密
度低減に伴い、水和酸化物の生成速度が低下する方向に
変化するため不連続点の密度を十分に減少させるほど電
流密度を低下させた場合には長大な電解設備を要するな
ど経済的にも問題があるため有効な対処とは言いがた
い。以下に本発明の実施例を挙げ、本発明の効果を立証
する。
【0024】
【実施例】(供試材)すべての供試材(本発明例1〜7
及び比較例1〜4)は、低炭素Alキルド鋼で板厚0.
20mmのT4CA材を原板鋼帯として用い、縦型のT
FSラインを用いて両面クロムメッキを行い、表1中に
記載の金属クロムおよびクロム水和酸化物の付着量(片
面付着量を表示、金属クロム換算)を析出させたものを
それぞれ表1に示した条件で陰極電解処理を行った。
【0025】フィルムのラミネートはラミネートパイロ
ットラインを用いて市販のポリエステルフィルムを用い
て行った。ラミネートは以下に示した同一条件で行っ
た。 フィルム材質:二軸配向ポリエステルフィルム(ポリエ
チレングリコールとテレフタル酸/イソフタル酸の共重
合体)、フィルム厚さ:25μm、フィルムの融点:2
29℃、ラミネート直前鋼板温度:230℃、ラミネー
ト速度:40m/分、ラミネート後残存二軸配向度:1
7〜19%。 (加工密着性評価)ラミネート鋼板より、ブランク径が
80mmの円板を打ち抜き、絞り加工を行った後にレト
ルト処理を行い、深絞りカップの内面のフィルムの剥離
程度をルーペで観察し、剥離無しを5、全面剥離を1と
し、5段階で評価した。なお、絞り加工及びその後のレ
トルト条件の組み合わせで以下に示す条件1〜3の3段
階の試験条件を設け、より過酷な加工度及びレトルト条
件下において密着性がどのように変化するかを調べた。
【0026】a.加工密着性試験条件(絞り加工及びレ
トルト条件) 条件1:絞り加工比=1.6,レトルト条件=110℃
×30分、条件2:絞り加工比=2.0,レトルト条件
=125℃×30分、条件3:絞り加工比=3.2(2
回絞り),レトルト条件=130℃×60分。上記加工
後密着性の評価結果も併せて表1中に記載する。
【0027】表1に示すように、本発明例1〜4は、無
水クロム酸とフッ化アンモニウムのみからなる基本溶液
にそれぞれポリエチレングリコール(分子量2000
0)、ポリエチレングリコール(分子量1000)、ポ
リビニルアルコール(分子量500)、ラウリル硫酸ナ
トリウムといった界面活性剤を加えた溶液中で陰極電解
し、最終的に金属クロム付着量約130mg/m2 、ク
ロム水和酸化物付着量約15mg/m2 に調整した。加
工密着性試験条件1〜3のいずれにおいても無剥離とい
う良好な加工密着性が得られている。
【0028】比較例1、2は本発明例1〜4同様、陰極
電解により最終的に金属クロム付着量約130mg/m
2 、クロム水和酸化物付着量約15mg/m2 に調整し
た。ただし本発明の範囲を以下の点で逸脱している。比
較例1は無水クロム酸とフッ化アンモニウムのみからな
る基本溶液を用いて陰極電解した例であり、また、比較
例2は水に対し界面不活性な性質を有するグリセリンを
基本溶液に添加して陰極電解した例である。比較例1,
2いずれも加工密着性試験条件2,3の厳しい条件にお
いて剥離が見られ、本発明例1〜4と比較して付着量が
同等であるにも関わらず、決定的に加工密着性が劣る。
比較例2は比較例1よりも若干加工密着性が勝っている
が、これは添加したグリセリンが部分的にクロム酸イオ
ンを還元し、水和酸化物の生成速度が増大した結果、水
和酸化物の付着量が増加したためであると考えられる。
【0029】本発明例5は本発明における、クロム付着
量が少ない場合の例である。最終的に付着した金属クロ
ムが約60mg/m2 、クロム水和酸化物付着量が約1
5mg/m2 であり、本発明例1〜4と比較して金属ク
ロムの量が不足している分加工密着性が劣る結果となっ
ているが、同じ付着量で界面活性剤を添加していない比
較例3に対し大幅な加工密着性の改善が認められる。
【0030】本発明例6、7は本発明における、界面活
性剤の添加量の影響を知るにふさわしい例であり分子量
20000のポリビニルアルコールを0.005g/
l、および0.05g/l添加している。加工密着性の
向上はわずか0.005g/lの添加量においても確認
され、0.05g/l添加の場合本発明例3と比較して
全く遜色のない密着性の向上が認められる。
【0031】比較例4は界面活性剤を添加せずに電解
し、付着量を増した場合の例である。最終的に付着した
金属クロムが約210mg/m2 ,クロム水和酸化物付
着量が約20mg/m2 であり、金属クロム及び水和酸
化物の付着量が増加した分加工密着性は改善されている
が、厳しめの加工密着性試験条件2、3においては本発
明例1〜4の密着性レベルに及ばない。本発明1〜4と
比較例4の加工密着性の差から、加工密着性の改善は単
に付着量を増す処置によっては不十分であり、本発明で
示すクロム水和酸化物の均一被覆性向上が極めて有効で
あることがわかる。
【0032】以上のように本発明に係る表面処理を行う
ことにより、フィルム加工密着性を大幅に向上させるこ
とが可能である事が確認された。なお、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、本発明の要旨である界
面活性剤の使用により種々の様態によって実施すること
が出来る。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
生産性を妨げることなく、また、新たな設備投資が不要
のまま、簡便にかつ効果的にフィルム加工密着性を大幅
に向上させる事が可能であり、本発明により製造したラ
ミネート鋼板を用いれば薄肉化加工2ピース缶の加工度
の増大に対応でき、また、レトルト処理を要する内容物
に適応可能となるため、その経済的価値は極めて高い。
フロントページの続き (72)発明者 余村 吉則 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−169796(JP,A) 特開 昭61−250198(JP,A) 特開 平5−44094(JP,A) 特開 昭62−218598(JP,A) 特開 昭62−74094(JP,A) 特開 昭62−124296(JP,A) 特開 平2−159386(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25D 11/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板に電解クロメート処理を施し、金属
    クロム層とその上層に不可避的に付着する量のクロム水
    和酸化物層とを形成させた後、6価クロムを含む化合物
    を主剤とし、界面活性剤を含有する水溶液中で陰極電解
    することを特徴とする、フィルム密着性に優れた電解ク
    ロメート処理鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記界面活性剤が、ポリエチレングリコ
    ール、ポリビニルアルコールのうちの少なくとも1種を
    含むことを特徴とする、請求項1に記載のフィルム密着
    性に優れた電解クロメート処理鋼板の製造方法。
JP35356397A 1997-12-22 1997-12-22 フィルム密着性に優れた電解クロメート処理鋼板の製造方法 Expired - Fee Related JP3428411B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35356397A JP3428411B2 (ja) 1997-12-22 1997-12-22 フィルム密着性に優れた電解クロメート処理鋼板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35356397A JP3428411B2 (ja) 1997-12-22 1997-12-22 フィルム密着性に優れた電解クロメート処理鋼板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11181598A JPH11181598A (ja) 1999-07-06
JP3428411B2 true JP3428411B2 (ja) 2003-07-22

Family

ID=18431691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35356397A Expired - Fee Related JP3428411B2 (ja) 1997-12-22 1997-12-22 フィルム密着性に優れた電解クロメート処理鋼板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3428411B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002203751A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Nippon Chemicon Corp 固体電解コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11181598A (ja) 1999-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101108312B1 (ko) 캔용 도금 강판 및 그 제조 방법
KR20120120451A (ko) 내식성이 우수한 용기용 강판
WO2012036202A1 (ja) 容器用鋼板およびその製造方法
KR101144367B1 (ko) 용기용 강판 및 그 제조 방법
JPS61281899A (ja) 溶接缶用テインフリ−鋼板およびその製造方法
US4687713A (en) Tin-free steel strips useful in the manufacture of welded cans and process for making
JP3428411B2 (ja) フィルム密着性に優れた電解クロメート処理鋼板の製造方法
JP2711947B2 (ja) 加工耐食性に優れた薄肉化深絞り缶用樹脂被覆錫めっき鋼板の製造方法
KR101929086B1 (ko) 용기용 강판 및 그 제조 방법
JPS6040519B2 (ja) テインフリ−鋼板の製造方法
JPH08276533A (ja) 被覆金属板
JP3218927B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3147719B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3147718B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3218925B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3147717B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JPH11302898A (ja) 鋼板の表面処理方法、表面処理鋼板、および表面処理鋼板を用いた熱可塑性樹脂被覆鋼板
JP3147716B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3218926B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3147715B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP2696729B2 (ja) 加工密着性に優れた有機樹脂被覆用表面処理鋼板の製造方法
JP3218923B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3218924B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3229511B2 (ja) 缶用表面処理アルミニウム合金複合板
JPH09279321A (ja) 絞りしごき缶用樹脂被覆アルミニウム合金板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees