JP3427680B2 - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JP3427680B2
JP3427680B2 JP18936097A JP18936097A JP3427680B2 JP 3427680 B2 JP3427680 B2 JP 3427680B2 JP 18936097 A JP18936097 A JP 18936097A JP 18936097 A JP18936097 A JP 18936097A JP 3427680 B2 JP3427680 B2 JP 3427680B2
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  • Ceramic Capacitors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、強誘電体からな
る部品本体を備える、コンデンサまたはバリスタのよう
な電子部品に関するもので、特に、部品本体の形状にお
ける改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、コンデンサの部品本体は、大
容量を得るため、チタン酸バリウムのような強誘電体か
ら構成される。このようなコンデンサを特定の周波数帯
で用いると、強誘電体が持つ圧電特性により、電歪現象
が引き起こされ、それによって、不所望な振動すなわち
共振が生じることがある。この振動は、しばしば、いわ
ゆる「鳴き」として認識することができる。
【0003】上述した電歪共振を抑制する技術として、
たとえば特開平4−113607号公報には、積層セラ
ミックコンデンサの内部に空隙を設けることが記載され
ている。この空隙が電歪の伝播に対して干渉を及ぼすこ
とによって、電歪共振を抑制しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような空隙を
内部に設けた積層セラミックコンデンサを得るために
は、コンデンサ本体の焼成前の段階で、その内部の空隙
に対応する部分をカーボンで形成しておき、コンデンサ
本体の焼成工程においてカーボンを焼失させて空隙を生
じさせるようにしなければならない。しかしながら、カ
ーボンは、コンデンサ本体の適正な焼結を妨げるので、
焼成工程でおいて適正な焼結を可能にするための各種条
件のコントロールを困難にしている。
【0005】また、コンデンサ本体の内部に設けられた
空隙は、単に電歪の伝播に干渉するものに過ぎず、電歪
レベルを下げる効果については十分ではない。同様の問
題は、コンデンサだけでなく、たとえばバリスタのよう
な他の電子部品においても遭遇し得る。そこで、この発
明の目的は、電歪レベルを積極的に下げることができる
ように改良された電子部品を提供しようとすることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、強誘電体か
らなりかつ内部に内部電極が形成された部品本体と、部
品本体の両端部に形成された外部電極とを備える、電子
部品に向けられるものであって、上述した技術的課題を
解決するため、電歪により振動する電歪キャンセル用凸
部が、外部電極の間であって、部品本体の主面に当該主
面を横切るように設けられていることを特徴としてい
る。この発明において、上述の電歪キャンセル用凸部
は、部品本体の主面から盛り上がるように設けられた
り、あるいは、部品本体の主面に形成された2本の溝の
間に挟まれた部分によって与えられたりする。
【0007】また、この発明は、典型的には、コンデン
サに適用されたり、バリスタに適用されたりする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施形
態による積層セラミックコンデンサ1の外観を示す斜視
図である。積層セラミックコンデンサ1は、強誘電体か
らなる部品本体すなわちコンデンサ本体2を備え、コン
デンサ本体2の内部には、周知のように、複数の静電容
量を形成するように互い対向する複数組の内部電極(図
示せず。)が形成される。また、コンデンサ本体2の両
端部には、端子電極となる外部電極3が形成され、これ
ら外部電極3は、上述した複数の静電容量を並列に接続
するように、コンデンサ本体2の内部の内部電極の特定
のものに電気的に接続される。
【0009】このような積層セラミックコンデンサ1に
おいて、コンデンサ本体2の表面には、電歪により振動
する電歪キャンセル用凸部4が設けられる。電歪キャン
セル用凸部4は、外部電極3の間であって、コンデンサ
本体2の一方主面のほぼ中央において、この一方主面を
横切り、外部電極3が形成された端面と平行に延びるよ
うに位置している。強誘電体からなるコンデンサ本体2
に電歪が発生したとき、電歪キャンセル用凸部4は、図
2に図解的に示すように振動する。また、図3(a)に
おいて、実線Aはコンデンサ本体2の電歪による振動を
示し、破線Bは図2に図解した電歪キャンセル用凸部4
の振動を示している。図3(a)に示すように、コンデ
ンサ本体2の電歪による振動Aと電歪キャンセル用凸部
4の振動Bとが互いに干渉し合うことによって、図3
(b)において波形Cで示すように、主振動であるコン
デンサ本体2の電歪による振動Aが電歪キャンセル用凸
部4の振動Bによってキャンセルされる。
【0010】このような電歪キャンセル用凸部4を有す
るコンデンサ本体2を得るため、たとえば、図4に示す
ように、複数のマザーセラミック層5を積層してなる複
数のコンデンサ本体2のためのマザー積層体6を得よう
とするとき、このマザー積層体6上に、電歪キャンセル
用凸部4となるべき必要層数の凸部用セラミック層7を
さらに積層すればよい。このマザー積層体6を1点鎖線
で示した切断線8に沿って切断することにより、複数の
コンデンサ本体2が取り出され、取り出されたコンデン
サ本体4は焼成される。
【0011】このように、電歪キャンセル用凸部4を形
成するための処理を、切断前のマザー積層体6の段階で
行なうようにすることにより、能率的な処理が可能にな
る。上述した製造方法により得られたコンデンサ本体2
に設けられる電歪キャンセル用凸部4は、セラミックか
ら構成されたものであるが、セラミックに代えて樹脂か
ら構成されてもよい。樹脂からなる電歪キャンセル用凸
部4を設けるためには、焼成後のコンデンサ本体2に対
して当該樹脂を付与するのが好ましい。
【0012】一般に、コンデンサ本体において生じる電
歪現象は、強誘電体が持つ圧電特性により、面積振動モ
ード、厚みすべり振動モード、厚み縦振動モード等、様
々な振動モードで、様々な周波数帯において引き起こさ
れる可能性がある。前述した図3(a)に示すように、
コンデンサ本体の電歪による振動Aと電歪キャンセル用
凸部の振動Bとが互いに干渉し合うことによって、図3
(b)において波形Cで示すように、主振動であるコン
デンサ本体の電歪による振動Aが電歪キャンセル用凸部
の振動Bによって有利にキャンセルされるようにするた
めには、コンデンサ本体の寸法や使用周波数に応じて、
電歪キャンセル用凸部の幅、高さ、位置、延びる方向、
数、材質等のファクタについて、最適条件を実験により
求めなければならない。以下の種々の実施形態は、上述
のように、主振動であるコンデンサ本体の電歪による振
動が電歪キャンセル用凸部の振動によって最も有効にキ
ャンセルされるようにするために適宜選択されるもので
ある。
【0013】図5は、この発明の第2の実施形態による
積層セラミックコンデンサ10の外観を示す斜視図であ
る。積層セラミックコンデンサ10は、強誘電体からな
るコンデンサ本体11を備え、コンデンサ本体11の両
端部には、外部電極12が形成されている。コンデンサ
本体11の一方主面には、2つの電歪キャンセル用凸部
13が設けられている。これら電歪キャンセル用凸部1
3は、コンデンサ本体11の一方主面を横切るととも
に、この一方主面を3分割しながら、互いにかつ外部電
極12が形成された端面と平行に延びるように位置して
いる。
【0014】図6は、この発明の第3の実施形態による
積層セラミックコンデンサ15の外観を示す斜視図であ
る。積層セラミックコンデンサ15は、強誘電体からな
るコンデンサ本体16を備え、コンデンサ本体16の両
端部には、外部電極17が形成されている。コンデンサ
本体16の一方主面には、電歪キャンセル用凸部18が
設けられている。この電歪キャンセル用凸部18は、コ
ンデンサ本体16の一方主面を斜めに横切るように位置
している。
【0015】図7は、この発明の第4の実施形態による
積層セラミックコンデンサ20の外観を示す斜視図であ
る。積層セラミックコンデンサ20は、強誘電体からな
るコンデンサ本体21を備え、コンデンサ本体21の両
端部には、外部電極22が形成されている。コンデンサ
本体21の一方主面には、十字状に延びる電歪キャンセ
ル用凸部23が設けられている。
【0016】図8は、この発明の第5の実施形態による
積層セラミックコンデンサ25の外観を示す斜視図であ
る。積層セラミックコンデンサ25は、強誘電体からな
るコンデンサ本体26を備え、コンデンサ本体26の両
端部には、外部電極27が形成されている。コンデンサ
本体26の一方主面には、図1に示した電歪キャンセル
用凸部4と同じ態様で延びかつ位置する電歪キャンセル
用凸部28が設けられている。この電歪キャンセル用凸
部28は、断面かまぼこ状である点で、図1に示した電
歪キャンセル用凸部4と異なっている。
【0017】上述した断面かまぼこ状の電歪キャンセル
用凸部28は、たとえば、図9に示す方法により能率的
に形成することができる。図9を参照して、1点鎖線で
示す切断線29に沿って切断することにより複数のコン
デンサ本体26を取り出すことができるマザーボード3
0が用意される。焼結を終え、複数のコンデンサ本体2
6に切り出す前のマザーボード30上には、樹脂が、破
線31で示す経路に沿って線状に延びるように、たとえ
ばディスペンサ32によって付与される。このとき、付
与された樹脂は、マザーボード30上において、断面か
まぼこ状の形態をなしている。次いで、樹脂が硬化され
た後、マザーボード30が、切断線29に沿って切断さ
れ、それによって、複数のコンデンサ本体26が取り出
される。これらコンデンサ本体26には、樹脂によって
与えられた断面かまぼこ状の電歪キャンセル用凸部28
が形成されている。
【0018】このように、電歪キャンセル用凸部28を
形成するための処理を、切断前のマザーボード30の段
階で行なうようにすることにより、能率的な処理が可能
になる。電歪キャンセル用凸部28を形成するための樹
脂の付与は、上述したディスペンサ32による他、印
刷、転写等によってもよい。また、樹脂に代えて、セラ
ミックを用いてもよい。セラミックを用いる場合、セラ
ミックスラリーがマザーボード30上に付与され、その
後において、このセラミックスラリーが焼成されること
により、電歪キャンセル用凸部28が形成されることに
なるが、セラミックスラリーを焼成するときに、マザー
ボード30あるいは切断後のコンデンサ本体26をも同
時に焼成するようにしてもよい。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】以上説明した第1ないし第の実施形態で
は、電歪キャンセル用凸部は、すべて、コンデンサ本体
主面から盛り上がるように設けられていたが、以下に
説明する実施形態のように、電歪キャンセル用凸部は、
コンデンサ本体の主面に形成された2本の溝の間に挟ま
れた部分によって与えられてもよい。図10は、この発
明の第の実施形態による積層セラミックコンデンサ6
0の外観を示す斜視図である。
【0026】積層セラミックコンデンサ60は、強誘電
体からなるコンデンサ本体61を備え、コンデンサ本体
61の両端部には、外部電極62が形成されている。コ
ンデンサ本体61の一方主面には、比較的近接して互い
に平行に延びる2本の溝63および64の間に挟まれた
部分によってそれぞれ与えられた2つの電歪キャンセル
用凸部65が設けられている。これら電歪キャンセル用
凸部65は、コンデンサ本体61の一方主面を横切ると
ともに、互いにかつ外部電極62が形成された端面と平
行に延びるように位置している。
【0027】上述した電歪キャンセル用凸部65を与え
るための溝63および64は、たとえば、図11に示す
方法により能率的に形成することができる。図11を参
照して、1点鎖線で示す互いに直交する切断線66およ
び67に沿って切断することにより複数のコンデンサ本
体61を取り出すことができるマザーボード68が用意
される。マザーボード68には、破線69に沿って、ダ
イサーまたは押し切り刃(図示せず。)等が適用され、
上述した溝63および64(図10参照)となるべき溝
が形成される。
【0028】上述した溝の形成は、破線69と平行に延
びる切断線67に沿う切断を実施するとき、この工程の
途中で実施するようにすると、なお能率的である。すな
わち、同じダイサーまたは押し切り刃等を用いながら、
その作用深さを調整することにより、溝の形成も切断も
行なうことができる。図12は、この発明の第の実施
形態による積層セラミックコンデンサ71の外観を示す
斜視図である。
【0029】積層セラミックコンデンサ71は、強誘電
体からなるコンデンサ本体72を備え、コンデンサ本体
72の両端部には、外部電極73が形成されている。コ
ンデンサ本体72の主面には、比較的近接して互いに平
行に延びる2本の溝74および75の間に挟まれた部分
によって与えられた電歪キャンセル用凸部76が設けら
れるが、この第の実施形態は、前述した第の実施形
態と比較して、電歪キャンセル用凸部76が、コンデン
サ本体72の両主面に設けられる点において相違してい
る。
【0030】このように、電歪キャンセル用凸部76が
コンデンサ本体72の表面に形成された2本の溝74お
よび75の間に挟まれた部分によって与えられる場合に
は、電歪キャンセル用凸部76の突出が積層セラミック
コンデンサ71の回路基板への表面実装の障害とはなら
ないので、コンデンサ本体72の両主面に電歪キャンセ
ル用凸部76を問題なく設けることができる。
【0031】図13は、この発明の第の実施形態によ
る積層セラミックコンデンサ78の外観を示す斜視図で
ある。積層セラミックコンデンサ78は、強誘電体から
なるコンデンサ本体79を備え、コンデンサ本体79の
両端部には、外部電極80が形成されている。コンデン
サ本体79の一方主面には、比較的近接して互いに平行
に延びる2本の溝81および82の間に挟まれた部分に
よって与えられた電歪キャンセル用凸部83が設けられ
ている。この電歪キャンセル用凸部83は、コンデンサ
本体79の一方主面を横切るとともに、外部電極80間
を連結するように位置している。
【0032】なお、図13に示した第の実施形態にお
いて、電歪キャンセル用凸部83がコンデンサ本体79
の両主面に形成されるように変更されてもよい。図14
は、この発明の第の実施形態による積層セラミックコ
ンデンサ85の外観を示す斜視図である。積層セラミッ
クコンデンサ85は、強誘電体からなるコンデンサ本体
86を備え、コンデンサ本体86の両端部には、外部電
極87が形成されている。コンデンサ本体86の両主面
には、比較的近接して互いに平行に延びる2本の溝88
および89の間に挟まれた部分によって与えられた電歪
キャンセル用凸部90が設けられている。これら電歪キ
ャンセル用凸部90は、それぞれ、コンデンサ本体86
の各主面を斜めに横切るように位置しており、また、互
いに交差する方向に延びている。
【0033】なお、図14に示した第の実施形態にお
いて、電歪キャンセル用凸部90がコンデンサ本体86
の一方主面のみに形成されるように変更されてもよい。
15は、この発明の第10の実施形態による積層セラ
ミックコンデンサ92の外観を示す斜視図である。積層
セラミックコンデンサ92は、強誘電体からなるコンデ
ンサ本体93を備え、コンデンサ本体93の両端部に
は、外部電極94が形成されている。コンデンサ本体9
3の一方主面には、比較的近接して互いに平行に延びる
2本の溝95および96の間に挟まれた部分によって与
えられた電歪キャンセル用凸部97が設けられている。
上述の溝95および96は、2組ずつ互いに直交するよ
うに形成され、それによって、電歪キャンセル用凸部9
7は、全体として「#」状に延びるように位置される。
【0034】なお、図15に示した第10の実施形態に
おいて、電歪キャンセル用凸部97がコンデンサ本体9
3の両主面に形成されるように変更されてもよい
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】以上、この発明をコンデンサに係る実施形
態に関連して説明したが、この発明は、バリスタ等の他
の電子部品にも適用することができる。この発明がバリ
スタに適用される場合には、上述したコンデンサに係る
実施形態の説明において、「コンデンサ」を「バリス
タ」に置き換えることにより、この説明の実質的部分お
よび図面を援用することができる。
【0040】また、前述したように、コンデンサ本体の
ような部品本体の電歪による振動と電歪キャンセル用凸
部の振動とが有利にキャンセルされ合うようにするため
には、部品本体の寸法や使用周波数に応じて、電歪キャ
ンセル用凸部の幅、高さ、位置、延びる方向、数、材質
等のファクタについて、最適条件を実験により求めなけ
ればならないのであって、図示した実施形態以外にも、
電歪キャンセル用凸部に関して種々の変形例が可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電歪
により振動する電歪キャンセル用凸部が、外部電極の間
であって、部品本体の主面これを横切るように設けら
れているので、部品本体に電歪が発生したとき、この電
歪による振動をキャンセルするように、電歪キャンセル
用凸部においても振動する。したがって、強誘電体を用
いた電子部品において、不所望な電歪共振が抑制される
ことができる。
【0042】この発明において、上述の電歪キャンセル
用凸部が、部品本体の主面から盛り上がるように設けら
れると、電歪キャンセル用凸部が位置する部分をも含め
て、部品本体全体を、所望の電子部品を構成するための
部分として機能させることができる。この発明におい
て、上述の電歪キャンセル用凸部が、部品本体の主面
形成された2本の溝の間に挟まれた部分によって与えら
れると、部品本体の主面から突出しない状態で電歪キャ
ンセル用凸部を設けることができる。したがって、電子
部品が表面実装タイプであるとき、回路基板側に向く面
であるか否かを考慮することなく、部品本体の表面の任
意の位置に電歪キャンセル用凸部を設けることができ
る。しかも、回路基板側に向く面に2本の溝による電歪
キャンセル用凸部を設けたものでは、その溝を半田や接
着剤の逃げ道として作用させることができる。
【0043】また、コンデンサまたはバリスタは強誘電
体を用いて構成されることが多いので、この発明は、特
にコンデンサまたはバリスタに有利に適用されることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による積層セラミッ
クコンデンサ1の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示した電歪キャンセル用凸部4において
生じる振動を図解的に示す正面図である。
【図3】図1に示したコンデンサ本体2の電歪による振
動と電歪キャンセル用凸部4の振動とが互いに有利にキ
ャンセルされることを説明するための波形図である。
【図4】図1に示した電歪キャンセル用凸部4を備える
コンデンサ本体2を製造する方法を説明するための断面
図である。
【図5】この発明の第2の実施形態による積層セラミッ
クコンデンサ10の外観を示す斜視図である。
【図6】この発明の第3の実施形態による積層セラミッ
クコンデンサ15の外観を示す斜視図である。
【図7】この発明の第4の実施形態による積層セラミッ
クコンデンサ20の外観を示す斜視図である。
【図8】この発明の第5の実施形態による積層セラミッ
クコンデンサ25の外観を示す斜視図である。
【図9】図8に示した電歪キャンセル用凸部28を備え
るコンデンサ本体26を製造する方法を説明するための
斜視図である
【図10】この発明の第の実施形態による積層セラミ
ックコンデンサ60の外観を示す斜視図である。
【図11】図10に示した電歪キャンセル用凸部65を
備えるコンデンサ本体61を製造する方法を説明するた
めの斜視図である。
【図12】この発明の第の実施形態による積層セラミ
ックコンデンサ71の外観を示す斜視図である。
【図13】この発明の第の実施形態による積層セラミ
ックコンデンサ78の外観を示す斜視図である。
【図14】この発明の第の実施形態による積層セラミ
ックコンデンサ85の外観を示す斜視図である。
【図15】この発明の第10の実施形態による積層セラ
ミックコンデンサ92の外観を示す斜視図である
【符号の説明】
1,10,15,20,25,60,71,78,8
5,9積層セラミックコンデンサ 2,11,16,21,26,61,72,79,8
6,9コンデンサ本体 4,13,18,23,28,65,76,83,9
0,9電歪キャンセル用凸 3,64,74,75,81,82,88,89,9
5,9
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/00 - 4/10 H01G 4/14 - 4/42

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体からなりかつ内部に内部電極が
    形成された部品本体と、前記部品本体の両端部に形成さ
    れた外部電極とを備える、電子部品において、 電歪により振動する電歪キャンセル用凸部が、前記外部
    電極の間であって、前記部品本体の主面に当該主面を横
    切るように設けられていることを特徴とする、電子部
    品。
  2. 【請求項2】 前記電歪キャンセル用凸部は、前記部品
    本体の主面から盛り上がるように設けられている、請求
    項1に記載の電子部品。
  3. 【請求項3】 前記電歪キャンセル用凸部は、前記部品
    本体の主面に形成された2本の溝の間に挟まれた部分に
    よって与えられている、請求項1に記載の電子部品。
  4. 【請求項4】 当該電子部品がコンデンサである、請求
    項1ないし3のいずれかに記載の電子部品。
  5. 【請求項5】 当該電子部品がバリスタである、請求項
    1ないし3のいずれかに記載の電子部品。
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