JP3427382B2 - エラー訂正装置及びエラー訂正方法 - Google Patents

エラー訂正装置及びエラー訂正方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数チャネルのデ
ータについてエラー訂正を行うエラー訂正装置及びエラ
ー訂正方法に関する。本発明に於ける複数チャネルによ
るデータに関しては、例えば、有線を伝送媒体としたA
DSLやSDSL等の分野、無線を伝送媒体としたOF
DM等の分野、光ファイバを伝送媒体として複数波長の
光を用いたWDMの分野、或いは、記録媒体を用いてデ
ータを並列に記録,再生する分野等の多岐にわたる適用
分野が存在する。
【0002】
【従来の技術】データ伝送システムとしては既に各種の
構成が知られており、例えば、電力線をデータ伝送路と
して使用する伝送システムも知られている。図22は、
この電力線を利用した伝送システムの一つの電力線搬送
通信システムを示し、101は配電変電所、102はア
クセスノード、103は高圧配電線、104は柱上変圧
器、105は低圧配電線、106は引込線、107は屋
内配線を示す。
【0003】配電変電所101から高圧配電線103を
介して各柱上変圧器104に、例えば、6.6kVの高
圧交流電圧を給電し、柱上変圧器104により、各家庭
等の需要家に給電する100V又は200Vに降圧し
て、低圧配電線105と引込線106とを介して需要家
の屋内配線107に給電し、この屋内配線107に接続
した各種電気機器又はコンセントに差込んだ各種電気機
器を動作させる。
【0004】又配電変電所101に配置したアクセスノ
ード102と、柱上変圧器104に配置したモデム(図
示せず)との間を光ファイバ伝送路(図示せず)で接続
する。この光ファイバ伝送路は、高圧配電線103に沿
って布設する場合が一般的である。そして、柱上変圧器
104に配置したモデムに於いて、光信号と電気信号と
の相互変換を行い、低圧配電線105と引込線106と
屋内配線107とを有線のデータ伝送路として利用し、
屋内配線107に接続したコンセントに端末装置を接続
するだけで、アクセスノード102と、その端末装置と
間でデータを伝送するラストワンマイルと称される電力
線搬送通信システムを構成することができる。
【0005】このような電力線搬送通信システムは、柱
上変圧器104に配置したモデムから見た低圧配電線1
05は誘導性インピーダンスを呈し、引込線106及び
屋内配線107は容量性インピーダンスを呈するもので
あり、又屋内配線107に接続した各種の電気機器は、
雑音防止用のコンデンサを接続した構成が一般的である
から、柱上変圧器104に配置したモデムから低圧配電
線側を見たインピーダンスは、比較的大きなインダクタ
ンスと大きな容量とを有するものとなる。
【0006】その結果、柱上変圧器104に配置したモ
デムから低圧配電線105側を見ると、低域通過型のフ
ィルタに相当し、屋内配線107に接続したモデムに於
ける受信信号は、高域成分が大きく減衰するから、受信
信号の広域成分は雑音に埋もれる状態となる。又受信信
号の低域成分は、高域成分程の減衰はしないが、各種の
電気機器のスイッチング電源やインバータ回路からのラ
ンダム雑音が放出されて、この雑音による影響が非常に
大きくなる。
【0007】例えば、図23の(A)に於いて、縦軸を
パワーPWR、横軸を周波数として、点線曲線で雑音キ
ャンセル特性、実線曲線で受信信号及び雑音レベルを示
す。この点線曲線で示す雑音キャンセル特性により、低
域成分の雑音レベルを受信信号レベルに比較して低くす
ることができる。しかし、インバータ使用の電気機器に
於いては、櫛形の雑音が広い帯域に分布する場合が多
い。この場合、例えば、図23の(B)に示すように、
雑音キャンセル帯域外に大きな雑音レベルが残る為、受
信データのエラー発生が多くなる。
【0008】又OFDM(Orthogonal Frequency D
ivision Multiplexing ;直交周波数分割多重)方式
は、マルチキャリアを用いてデータを伝送する方式の一
つであり、各キャリアは直交関係となるように選択して
いる。このようにマルチキャリアを用いて多重伝送を行
うものであるから、例えば、雑音レベルの大きい帯域を
避けてキャリア周波数を割当てることも可能となる。又
DMT(Discrete Multitone)方式も、複数のキャリ
アを用いてデータを伝送する方式の一つで、例えば、A
DSL(Asymmetric Digital Subscriber Line )
方式の変調方式として適用されている。
【0009】図24は先に提案したデータ伝送装置の説
明図であり、前述の電力線搬送通信システムに於ける屋
内配線に接続してデータを送受信するモデムに相当す
る。同図に於いて、111は符号変換部で、SCR(ス
クランブラ),S/P(直並列変換),G/N(グレー
コード/ナチュラルコード変換),和分演算等の機能を
含むものである。
【0010】又112は信号点発生部、113はガード
タイムGT追加機能を含む逆FFT部(IFFT)、1
14はゼロ点挿入部、115はロールオフフィルタ(R
OF)、116は変調部(MOD)、117はDA変換
器(D/A)、118はローパスフィルタ(LPF)、
119は送信クロック発生部(TX−CLK)、TX−
lineは送信回線、RX−lineは受信回線、12
0はバンドパスフィルタ(BPF)、121はAD変換
器(A/D)、122は復調部(DEM)、123はロ
ールオフフィルタ(ROF)、124は受信クロック分
配部(RX−CLK)、125はタイミング抽出部(T
IM)、126は電圧制御水晶発振器VCXOを含む位
相同期ループ回路(PLL)、127は雑音除去部、1
28はガードタイム(GT)削除機能を含むFFT部、
129は信号判定部(DEC)、130は符号変換部
で、差分演算,N/G(ナチュラルコード/グレーコー
ド変換),並直列変換(P/S),DSCR(デスクラ
ンブラ)等の機能を含むものである。又SDは送信信
号、RDは受信信号を示す。
【0011】送信クロック発生部119により発生した
クロック信号を各部に供給し、ゼロ点挿入部114には
ゼロ点挿入のタイミング信号として加える。送信信号S
Dは、符号変換部111に於いて、スクランブル処理,
キャリア数に対応した並列変換,グレーコードをナチュ
ラルコードに変換,受信側で差分演算できるように和分
演算等の処理を施した後、信号点発生部112に於いて
ナイキスト間隔の信号点とし、逆FFT部113により
ガードタイムGTの付加及び逆FFT処理を施し、ゼロ
点挿入部114に於いてゼロ点挿入のタイミング信号に
従ってレベル0を示すゼロ点の挿入を行い、ロールオフ
フィルタ115により波形整形し、変調部116に於い
てディジタル変調し、DA変換器117に於いてアナロ
グ信号に変換し、ローパスフィルタ118により例えば
10〜450kHzの伝送帯域として送信回線TX−l
ineに送出する。この場合、送信回線TX−line
と受信回線RX−lineとは、屋内配線と結合フィル
タ等を介して接続することになる。
【0012】又受信クロック分配部124は、位相同期
ループ回路126からのクロック信号に基づいたクロッ
ク信号を各部に分配する。受信回線RX−lineを介
して受信した信号は、バンドパスフィルタ120により
例えば10kHz〜450kHzの帯域を通過させ、A
D変換器121によりディジタル信号に変換し、復調部
122により復調し、ロールオフフィルタ123により
波形整形し、雑音除去部127に於いて、受信クロック
分配部124からのクロック信号を基に、ゼロ点位置に
重畳された雑音レベルを求め、補間処理により信号点の
雑音レベルを求めて、信号点に重畳されている雑音を除
去する。そして、FFT部128によりガードタイムG
Tの削除及び周波数領域への変換を行い、信号点判定部
129により信号を判定し、符号変換部130に於いて
並直列変換,デクスランブル,差分演算,ナチュラルコ
ードをグレーコードに変換等の処理を施して受信信号R
Dとする。
【0013】図25は図24のゼロ点挿入部114によ
り挿入したゼロ点と、雑音除去との説明図であり、
(a)信号点Sについて伝送速度を192kBとする
と、(b)送信信号として示すように、黒丸で示すゼロ
点を挿入する。なお、データを1個コピーすることによ
り、等価的に信号点S間にゼロ点を挿入することができ
る。このゼロ点挿入により、伝送速度としては2倍の3
84kBとなる。又(c)受信信号は、伝送過程に於け
る雑音Nが受信信号Sとゼロ点とにそれぞれ重畳される
ことになる。そこで、ゼロ点上に重畳された雑音Nを抽
出すると、信号点上にも同一の雑音Nが重畳されている
から、この雑音Nを除去する。従って、(d)雑音除去
後として示す受信信号を復元することができる。
【0014】なお、ゼロ点挿入は、複数の信号点に対し
て1個のゼロ点或いは信号点間に複数のゼロ点として挿
入することができるものであり、例えば、信号点間に2
個のゼロ点を挿入すると、原データを128kHzの帯
域とした場合、384kHzの帯域となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】データのエラー訂正手
段としては、エラー訂正符号をデータに付加し、このエ
ラー訂正符号を基にデータのエラーの発生の有無及びエ
ラー発生の場合は訂正するのが一般的である。しかし、
エラー訂正符号は複数ビット構成であるから、これを付
加することにより高速伝送を行う為の伝送効率が低下す
る問題がある。
【0016】又前述のように、ゼロ点挿入により、その
ゼロ点位置に重畳された雑音を抽出し、この雑音を基
に、信号点に重畳された雑音を相殺させる手段を適用す
ることによって、電力線搬送通信システムに於いても、
雑音の影響を低減して高速伝送が可能となる。しかし、
雑音の分布は、例えば、図19の(B)に示すように、
複数帯域にわたって比較的大きなレベルで分散し、且つ
時間的にそのレベルや帯域が変化する場合が多い。従っ
て、雑音成分を確実に除去することができないことによ
り、データの判定エラーが発生する。
【0017】又多値変調を適用した場合、受信信号の変
調信号点が雑音の影響によって大きく変化することによ
り、データの判定エラーが発生することが多くなる。こ
のような点から高速伝送の為に多値変調を行う為の多値
数を大きくすることが困難となる問題がある。
【0018】本発明は、データを複数チャネルとして高
速伝送し、エラー訂正用に少なくとも1チャネル分を用
いることにより、有効にエラー訂正を行うことを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のエラー訂正装置
は、図3を参照して説明すると、複数チャネルのデータ
のエラー訂正を行うエラー訂正装置であって、複数チャ
ネルの中の少なくとも1チャネルをエラー訂正チャネル
とし、残りのチャネルのデータの排他的論理和を求めて
エラー訂正チャネルのデータとした複数チャネルのデー
タの排他的論理和を求める排他的論理和部37と、複数
チャネルの品質を検出する信号品質検出部38と、排他
的論理和部37の出力が“0”等の予め定めた特定の値
の時は、エラー訂正チャネルの判定データを除く他のチ
ャネルの判定データをそのまま出力し、排他的論理和部
37の出力が“0”等の予め定めた特定の値でない時
は、信号品質検出部38による最悪品質のチャネルの判
定データを、この最悪品質のチャネルを除く他のチャネ
ルの判定データの排他的論理和の結果と置換してデータ
を出力する判定処理部39とを含むものである。又29
は判定部であり、又排他的論理和の処理及び構成は、モ
ジュロ加算の処理及び構成も含むものである。
【0020】又正多面体の各面の辺とチャネルとを対応
させ、正多面体の面対応に、この面の一辺に相当するチ
ャネルをエラー訂正チャネルとし、残りの辺に相当する
チャネルのデータの排他的論理和の結果をエラー訂正チ
ャネルのデータとした複数チャネルのデータを例えば判
定部29により判定し、エラー訂正チャネルとこのエラ
ー訂正チャネルと組合せた複数チャネルとの判定データ
の排他的論理和を求める排他的論理和部37と、面対応
の辺に相当する複数チャネルを組として各チャネルの品
質を検出する信号品質検出部38と、面対応の前記排他
的論理和部の出力が“0”等の予め定めた特定の値の時
は、この面対応のエラー訂正チャネルの判定データを除
く他のチャネルの判定データをそのまま出力し、排他的
論理和部の出力が“0”等の予め定めた特定の値でない
時は、信号品質検出部38による最悪品質のチャネルの
判定データを、この最悪品質のチャネルを除く他のチャ
ネルの判定データの排他的論理和の結果と置換してデー
タを出力する判定処理部39とを含む構成とすることが
できる。
【0021】又正多面体の各面の辺とチャネルとを対応
させ、正多面体の面と、この面に隣接する複数の面との
辺を組とした辺対応のチャネルの組合せについて、面対
応の判定データの排他的論理和が“0”等の予め定めた
特定の値でない時に、信号品質検出部により検出した品
質劣化の正多面体の面数に相当するチャネルをエラー発
生チャネルとし、このエラー発生チャネルを未知数とし
た連立方程式を解いてエラー発生チャネルのデータの訂
正処理を行う判定処理部を備えることができる。
【0022】又複数チャネルの各チャネル対応に複数ビ
ット構成とし、この複数ビットの中の単一又は複数のビ
ットをサブセットとし、且つ複数チャネルを所定数毎に
組とし、この組の中の1チャネルをエラー訂正チャネル
とし、他のチャネルのサブセットについて排他的論理和
の結果をエラー訂正チャネルのサブセットとした複数チ
ャネルのデータを判定し、組毎のサブセットについての
判定データの排他的論理和を求める排他的論理和部と、
組毎のサブセットについてのチャネルの品質を検出する
信号品質検出部と、排他的論理和部の出力が“0”等の
予め定めた特定の値の時は、エラー訂正チャネルのサブ
セットを除くチャネルのサブセットの判定データをその
まま出力し、“0”等の予め定めた値でない時は、信号
品質検出部による最悪品質のチャネルの判定データを、
この最悪品質のチャネルを除く他のチャネルのサブセッ
トの判定データの排他的論理和の結果と置換して出力す
るエラー訂正部と、サブセットを除くビットについて判
定し、エラー訂正部によりエラー訂正したサブセットと
共に出力する判定部とを備えることができる。
【0023】又本発明のエラー訂正方法は、複数チャネ
ルの中の少なくとも1チャネルをエラー訂正チャネルと
し、残りのチャネルのデータの排他的論理和を求めてエ
ラー訂正チャネルのデータとした複数チャネルのデータ
を判定する過程と、データの判定過程を基にチャネル対
応の品質を信号品質検出部等により検出する過程と、複
数チャネルの判定結果のデータの排他的論理和を排他的
論理和部により求める過程と、排他的論理和の結果が
“0”等の予め定めた特定の値の時は、エラー訂正チャ
ネルの判定データを除く他のチャネルの判定データをそ
のまま出力し、“0”等の予め定めた特定の値でない時
は、複数チャネル対応の品質検出結果の最悪のチャネル
のデータを、このチャネルを除く他のチャネルの判定デ
ータの排他的論理和の結果と置換して出力する過程とを
含むものである。
【0024】又正多面体の各面の辺とチャネルとを対応
させ、正多面体の面対応に該面の一辺に相当するチャネ
ルをエラー訂正チャネルとし、残りの辺に相当するチャ
ネルのデータの排他的論理和の結果をエラー訂正チャネ
ルのデータとした複数チャネルのデータを判定する過程
と、データの判定過程を基にチャネル対応の品質を検出
する過程と、面対応の排他的論理和の結果が“0”等の
予め定めた特定の値の時は、面対応のエラー訂正チャネ
ルの判定データを除く他のチャネルの判定データをその
まま出力し、排他的論理和の結果が“0”等の予め定め
た特定の値でない時は、チャネル対応の品質検出結果の
最悪のチャネルの判定データを、このチャネルの判定デ
ータを除く他のチャネルの判定データの排他的論理和の
結果と置換して、エラー訂正したデータを出力する過程
とを含むものである。
【0025】又正多面体の各面の辺とチャネルとを対応
させ、正多面体の面と該面に隣接する複数の面との辺を
組とした辺対応のチャネルの組合せについて、面対応の
判定データの排他的論理和が“0”等の予め定めた特定
の値でない時に、チャネル対応の品質検出結果を基に品
質劣化の正多面体の面数に相当するチャネルをエラー発
生チャネルとし、このエラー発生チャネルを未知数とし
た連立方程式を解いてエラー発生チャネルのデータの訂
正処理を行う過程を含むことができる。又正多面体の面
対応の判定データの排他的論理和が“0”等の予め定め
た特定の値でない時に、チャネル対応の品質検出結果を
基に品質劣化の正多面体の面数に相当するチャネルをエ
ラー発生チャネルとし、面との組合せに基づいてエラー
発生チャネルについて係数を1とし、順次面とチャネル
との組を選択して、係数を0とする処理を行い、最終的
に係数が残った面とチャネルとの組にエラー発生として
訂正する過程を含むことができる。
【0026】又複数チャネルの各チャネル対応に複数ビ
ット構成とし、この複数ビットの中の単一又は複数のビ
ットをサブセットとし、且つ複数チャネルの少なくとも
1チャネルをエラー訂正チャネルとし、他のチャネルの
サブセットについて排他的論理和の結果をエラー訂正チ
ャネルのサブセットとした複数チャネルのデータを判定
し、サブセットについての判定データの排他的論理和を
求める過程と、サブセットについてのチャネルの品質を
検出する過程と、排他的論理和の結果が“0”等の予め
定めた特定の値の時は、エラー訂正チャネルのサブセッ
トを除くチャネルのサブセットの判定データをそのまま
出力し、“0”等の予め定めた特定の値でない時は、チ
ャネルの品質検出結果の最悪品質のチャネルの判定デー
タを、この最悪品質のチャネルを除く他のチャネルのサ
ブセットの判定データの排他的論理和の結果と置換して
出力する過程と、サブセットを除くビットについて判定
し、判定結果とサブセットとを出力する過程とを含むこ
とができる。又複数チャネルを複数の組に分割し、組毎
に1チャネルをエラー訂正チャネルとし、組毎にエラー
訂正チャネルを除くチャネルのサブセットの排他的論理
和を組毎のエラー訂正チャネルのサブセットとし、この
サブセットについの判定データと組毎のチャネルの品質
検出結果とを基に、最悪品質のチャネルのサブセットの
エラー訂正を行う過程を含むことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の説明
図であり、図20に示す電力線搬送通信システムのデー
タ伝送装置に適用した場合を示し、10はエラー訂正デ
ータ生成部、11は符号変換部で、SCR(スクランブ
ラ),S/P(直並列変換),G/N(グレーコード/
ナチュラルコード変換),和分演算等の機能を含むもの
である。又12は信号点発生部、13はガードタイムG
T追加機能を含む逆FFT部(IFFT)、14はゼロ
点挿入部、15はロールオフフィルタ(ROF)、16
は変調部(MOD)、17はDA変換器(D/A)、1
8はローパスフィルタ(LPF)、19は送信クロック
発生部(TX−CLK)、TX−lineは送信回線、
RX−lineは受信回線を示す。
【0028】又20はバンドパスフィルタ(BPF)、
21はAD変換器(A/D)、22は復調部(DE
M)、23はロールオフフィルタ(ROF)、24は受
信クロック分配部(RX−CLK)、25はタイミング
抽出部(TIM)、26は電圧制御水晶発振器VCXO
を含む位相同期ループ回路(PLL)、27は雑音除去
部、28はガードタイム(GT)削除機能を含むFFT
部、29は信号判定部(DEC)、30は符号変換部
で、差分演算,N/G(ナチュラルコード/グレーコー
ド変換),P/S(並直列変換),DSCR(デスクラ
ンブラ)等の機能を含むものである。又31はエラー訂
正部、32は信号品質検出部、SDは送信信号、RDは
受信信号を示す。
【0029】この実施の形態は、図24に示すデータ伝
送装置に対して、エラー訂正データ生成部10と、エラ
ー訂正部31と、信号品質検出部32とを付加した構成
に相当するものであり、エラー訂正部31と信号品質検
出部32とを含む機能によりエラー訂正装置の機能を構
成している。なお、図20に示すデータ伝送装置と同一
機能部分についての重複した動作説明は省略する。又エ
ラー訂正データ生成部10は、例えば、21チャネルの
中の1チャネルをエラー訂正チャネルとし、残りの20
チャネルの送信データの排他的論理和(XOR)の結
果、又はモジュロ加算の結果を、エラー訂正チャネルの
送信データとして、或いは、それを反転した送信データ
として信号点発生部12に入力し、送信データに対応し
た多値変調の信号点を割当てる。
【0030】又受信信号については、信号判定部29に
於ける判定結果と受信信号とを信号品質検出部32に入
力し、各チャネル対応の信号品質を求める。又エラー訂
正部31は、信号判定部29による判定結果についてそ
れぞれチャネル間の排他的論理和(XOR)又はモジュ
ロ加算の処理を行う。信号品質検出部32は、例えば、
受信信号と判定結果との差を示す誤差信号をスカラ値に
変換し、このスカラ値の積分結果と、誤差率に関連した
基準値との差を求めて、2値の品質評価信号を出力する
構成とすることができる(詳細については、例えば、特
公昭58−54686号公報を参照されたい)。なお、
本発明の実施の形態に於いては、2値の信号を用いず、
積分結果をそのまま又は基準値との差分をそのまま信号
品質出力として用いる。
【0031】エラー訂正部31に於ける判定結果のデー
タについて排他的論理和又はモジュロ加算の処理結果、
送信側でエラー訂正チャネル以外のチャネルの送信デー
タの排他的論理和又はモジュロ加算の結果をエラー訂正
チャネルの送信データとすると、エラーなしの場合は
“0”となる。又は送信側で排他的論理和又はモジュロ
加算の結果を反転してエラー訂正チャネルの送信データ
とすると、エラーなしの場合は“1”となる。これは予
め定めることができる特定の値であり、判定結果の20
チャネルのデータをそのまま符号変換部30に転送す
る。又排他的論理和の結果、“0”等の特定の値でない
場合、何れかのチャネルのデータにエラーが発生したこ
とを示すので、信号品質検出部32により求めた品質劣
化の最悪のチャネルについて、このチャネルを除くチャ
ネルのデータについての排他的論理和又はモジュロ加算
の結果と入れ換える。それによりエラー発生のデータは
訂正されることになる。
【0032】図2は本発明の実施の形態のエラー訂正デ
ータ生成部の説明図であり、35は排他的論理和部を示
し、逐次的に各チャネルのデータの排他的論理和をとる
構成として示すが、順次並列的に排他的論理和をとる論
理ゲート回路又はソフト的に排他的論理和をとる構成と
することができる。又各チャネルのデータをモジュロ加
算を行うことと等価となる。従って、本発明に於ける排
他的論理和部は、モジュロ加算部を含むものである。こ
の排他的論理和部35により、0CH(0チャネル)〜
19CH(19チャネル)(以下、CHをチャネルの略
称として必要に応じて使用する)のデータの排他的論理
和を求めて、エラー訂正CH(エラー訂正チャネル)の
送信データとする。従って、このエラー訂正CHの送信
データと、0CH〜19CHの送信データとの排他的論
理和は“0”となる。
【0033】例えば、0CH,1CHをデータ用とし、
2CHをエラー訂正用として、排他的論理和演算を簡単
に説明する。この排他的論理和演算は、2つのビットが
異なる時“1”、同一の時“0”となる演算であり、モ
ジュロ加算と同一となる。そして、0CHのデータを
“01”、1CHのデータを“11”とすると、排他的
論理和の結果は、“10”となり、これをエラー訂正C
Hのデータとする。そして、0CHと1CHとエラー訂
正CHの2CHとのデータの排他的論理和の結果は、
“01”と“11”と“10”との排他的論理和(又は
モジュロ加算)の結果、“00”となる。この排他的論
理和部35からのエラー訂正CHのデータと、0CH〜
19CHのデータとを信号点発生部12に入力して変調
信号点を示すデータとし、図1に於ける逆FFT部13
に入力する。
【0034】図3は本発明の実施の形態のエラー訂正部
の説明図であり、信号判定部(DEC)29からの0C
H(0チャネル)〜19CH(19チャネル)の判定デ
ータを判定処理部39と排他的論理和部(XOR)37
とに入力し、エラー訂正CH(エラー訂正チャネル)の
判定データを排他的論理和部37に入力する。この排他
的論理和部37も、前述の排他的論理和部35と同様な
構成とすることができる。又0CH〜19CH及びエラ
ー訂正CHについての受信信号と判定データとの差のベ
クトル値、信号中の位相誤差成分及び振幅誤差成分を含
む誤差信号を信号品質検出部(SQD)38に入力す
る。排他的論理和部37は、0CH〜19CHとエラー
訂正CHとの判定データの排他的論理和を求めて、判定
処理部39に入力する。又図1に於ける信号品質検出部
32と同様の機能を有する信号品質検出部38により、
チャネル対応の信号品質を求めて、判定処理部39に入
力する。
【0035】判定処理部39は、送信側で、0CH〜1
9CHのデータの排他的論理和の結果をエラー訂正CH
の送信データとした場合、排他的論理和部37に於ける
各チャネルの判定データの排他的論理和の結果が“0”
でない場合、即ち、XOR結果≠0の場合、信号品質検
出部38からのチャネル対応の信号品質検出結果を基
に、最悪SQD CHのDEC結果、即ち、最悪信号品
質のチャネルの判定データを、このチャネルの判定デー
タを除く他のチャネルの判定データの排他的論理和結果
と置換して受信データとし、又排他的論理和の結果が
“0”の場合、即ち、XORの結果=0の場合、各CH
のDEC結果をそのまま出力、即ち、0CH〜19CH
の判定データをそのまま受信データとする。
【0036】例えば、判定処理部39は、排他的論理和
XORの結果≠0の場合に、最悪信号品質のデータチャ
ネルが2CHであるとすると、この2CHを除く、0〜
1CH,4〜20CHのデータの排他的論理和を、2C
Hのデータと入れ換えて受信データとする。従って、エ
ラー訂正チャネルを用いることにより、複数チャネルの
中の1チャネル分のデータを訂正することができる。
【0037】前述の実施の形態は、複数のデータチャネ
ルに対して1個のエラー訂正チャネルを設けて、複数の
データチャネルの中の任意の1個のデータチャネルによ
る伝送データのエラー訂正を行う場合を示すが、複数の
データチャネルに対して複数のエラー訂正チャネルを設
けると共に、データチャネルとエラー訂正チャネルとの
組合せの関係を正多面体の構成に対応させて、複数のデ
ータチャネルに於けるエラーを訂正することができる。
又各チャネルのデータは、単一ビット構成のみでなく、
複数ビット構成とすることができるものであり、例え
ば、0CH〜19CHのデータが2ビット構成で、その
モジュロ加算結果が“01”となった場合、“01”
(+)“11”=“00”のモジュロ加算(+)結果と
する為に、エラー訂正チャネルの送信データを“11”
とするものである。なお、エラー訂正CHの送信データ
は、排他的論理和又はモジュロ加算の結果に対応して予
め定めた特定の値とすることも可能である。
【0038】この正多面体は、図4に示すように、正4
面体と、正6面体と、正8面体と、正12面体と、正2
0面体とがあり、例えば、正12面体についてみると、
正5角形の面が12個、辺が30個となる。そして、各
辺をチャネルに対応させると、30チャネルについて、
12個の面との関係を表すことができる。この場合、各
面5チャネルについて1チャネルをエラー訂正チャネル
として対応させることが考えられる。従って、正4面体
の場合、6個のチャネルに対して4個のエラー訂正チャ
ネル、正6面体の場合、12個のチャネルに対して6個
のエラー訂正チャネル、正8面体の場合、12個のチャ
ネルに対して8個のエラー訂正チャネル、正12面体の
場合、30個のチャネルに対して12個のエラー訂正チ
ャネル、正20面体の場合、30個のチャネルに対して
20個のエラー訂正チャネルとする組合せが考えられ
る。
【0039】図5は正12面体とチャネルとの関係の説
明図であり、0〜29は辺番号を示し、面1についてみ
ると、辺番号0〜4の5個の辺があり、各辺をチャネル
0CH〜4CHとすると、5個チャネルの送信データの
排他的論理和を求め、更に、エラー訂正チャネルを設け
て、排他的論理和結果を送信データとする。それによ
り、面1対応のチャネルの中の1個のチャネルのデータ
のエラーについて訂正することができる。
【0040】この面1以外の面についても同様に、5チ
ャネルの送信データの排他的論理和を求めて、それぞれ
1個のチャネルをエラー訂正チャネルとして設け、その
排他的論理和結果を送信データとする。従って、1〜1
2の面番号と0〜29のCH番号とは、図6に於ける丸
印で示す組合せとすることができる。そして、面対応の
チャネルについて1個のエラー訂正チャネルを設けた場
合は、全体で12個のエラー訂正チャネルを形成するこ
とになる。
【0041】前述の正12面体の場合、例えば、図2及
び図3に示す実施の形態の構成を5チャネル構成として
12個設け、それぞれのチャネルの組合せによる30チ
ャネルの中の12個のチャネルのデータのエラー訂正が
可能となる。即ち、図2及び図3に示す実施の形態に於
いては、二次元面上の正21角形の1辺をエラー訂正チ
ャネルとし、他の20個の辺を20個のデータチャネル
(0CH〜19CH)とした場合に相当し、従って、正
多面体の面と辺との関係でチャネルの組合せを行う場
合、面対応の前述の図3に示すエラー訂正部からなるエ
ラー訂正装置を設けることができる。
【0042】前述の正12面体の関係を適用した場合、
30個のチャネルに12個のエラー訂正チャネルを割当
て、面対応に信号品質の最悪の1個のチャネルの判定デ
ータについて、エラー訂正することができる。従って、
エラー訂正チャネル数に対応した12個のチャネル分の
エラー訂正が可能となる。
【0043】この実施の形態に於いては、前述のよう
に、面対応に1個のチャネルについてのエラー訂正が可
能となる。しかし、面対応に複数個のチャネルが同時に
エラーとなった場合は訂正することができない。そこ
で、例えば、前述の20個のチャネルの中の任意の12
個のチャネルのエラー訂正を可能とする為に、20−1
2=8より多い個数のチャネルの組合せを12通り形成
して、12連立方程式とし、それを解くことにより、面
対応の複数チャネルについても、全体で12個のチャネ
ルまでのエラー訂正が可能となる。チャネルの組合せ方
法は、例えば、面と辺との組合せに更に隣接面の辺を含
む組合せとする。
【0044】その為に、12個の連立方程式が独立して
成立するように、各チャネルに係数をランダム的に付与
して、モジュロ加算を行ってエラー訂正チャネルを生成
して送信する。この場合、図7の(A)に示すように、
面番号とCH番号とについて丸印で示す組合せとするこ
とができる。この場合、図7の(B)に示すように、面
対応にエラー訂正チャネルECを、20CH〜31CH
として、合計で32個のチャネルの組合せ構成とするこ
とができる。そして、各チャネルに割付ける係数を、例
えば、図8に示す1〜3の値とすることができる。な
お、面1〜面12対応の0CH〜19CHをデータチャ
ネルとし、20CH〜31CHをエラー訂正チャネルE
Cとし、面対応の組合せのデータチャネルのデータのモ
ジュロ加算をエラー訂正チャネルECの送信データとす
る。又各係数は、1〜3の値の種類に限定されるもので
はなく、更に種類を多くすることも可能であり、予めラ
ンダム的に割付けることになる。
【0045】例えば、面1対応の0CH〜19CHのデ
ータをD0〜D19とすると、それぞれに係数を乗算し
てモジュロ加算を行い、この面1対応のエラー訂正チャ
ネルEC1のデータを求める。即ち、1*D0+1*D
1+3*D2+3*D3+1*D4+・・・・+2*D
17+2*D18+3*D19+EC1=0とするEC
1をエラー訂正チャネルのデータとする。なお、“0”
以外の予め定めた特定の値となるようにモジュロ加算結
果を用いてエラー訂正チャネルのデータとすることがで
きる。例えば、各チャネルのデータが2ビット構成の場
合に、D0〜D19のデータについて前述の係数を乗算
してモジュロ加算した結果が、“10”となったとする
と、EC1=“11”とする。即ち、モジュロ加算では
“01”(+)“11”=“00”となるから、“1
1”をエラー訂正チャネルのデータとする。
【0046】受信側に於いては、各チャネルの信号点の
判定結果を、図8に示す面対応の組合せで判定データに
ついて処理するもので、各チャネルに、送信側で用いた
係数を重み付けしたモジュロ加算を行い、12個の連立
方程式を形成する。なお、エラー発生を検出した場合、
信号品質検出部の品質検出結果の悪い順に12個のチャ
ネルを選択し、この12個のチャネルのデータを未知数
とし、他のチャネルのデータはエラー無しであるから、
既知数(定数)と見做す。従って、12個のチャネルに
ついて未知数とした12個の連立方程式を形成すること
ができる。
【0047】この12個の連立方程式を解くことによ
り、12個のチャネルのエラーを訂正することができる
ものであり、例えば、ガウス・ジョルダン法を用いて解
くことができる。例えば、図8に示すように、面対応に
組合せたチャネルについて送信側と同様の係数を割付け
た状態に於いて、図9に示すように、面1〜面12対応
に、0CH〜2CH,8CH〜10CH,16CH〜1
8CH,24CH〜26CHの合計12個のチャネル
が、エラー発生検出時に、品質の悪い順に選択されたと
すると、前述のように、エラー無しのチャネルは既知数
(定数)と見做し、未知数について、例えば、面1対応
では、前述の係数を乗算し、1*D0+1*D1+3*
D2+2*D8+3*D9+3*D10+2*D16+
2*D17+2*D18+A=0の方程式とする。な
お、Aはエラー発生チャネル以外のチャネルとエラー訂
正チャネルとのモジュロ加算値を示す。図10(A)
は、エラー発生チャネルの判定結果のデータに乗算する
係数を示す。
【0048】従って、面1〜面12対応にそれぞれ係数
を判定データに乗算した前述の方程式が12個形成され
る。以下、図10〜図16を参照して12個の連立方程
式を解く過程を説明する。図10の(B)は、第1ステ
ップを示すもので、この第1ステップは、面1以外の0
CH(チャネル)の係数を0とする。この場合の面1
は、前述のエラー発生チャネルについて1,1,3,
2,3,3,2,2,2の係数を有し、又0CHの面対
応の係数は、1,3,2,2,2,1,1,3の場合を
示す。そして、面1以外の0CHの係数を0とする為
に、面2〜面12対応の0CHの係数を、面1のチャネ
ル対応の係数倍して減算する。
【0049】例えば、面2の0CHの係数は「3」であ
るから、面2対応の各チャネルの係数を、面1対応の各
チャネルの係数1,3,2,2,2,1,1,3を倍数
として、面2対応の係数から減算する。従って、面2対
応の各チャネルの係数は、0,−1,−6,−5,−
9,−9,−5,−5,−4,0,0,0となる。即
ち、面2の2CHの係数は「3」であり、又面1の2C
Hの係数は「3」であるから、3−3×3=−6とな
る。又24CH〜26CHについては、面1対応の係数
は「0」であるから、0−3×0=0となる。同様に、
面3についても、面3の0CHの係数は「2」であるか
ら、(A)に示す面3の係数2,1,2,1,3,2,
0,1,1,0,0,0は、(B)に示すように、0,
−1,−4,−3,−4,−4,−3,−3,0,0,
0となる。又面4の係数は、0,0,−4,−2,−
5,−4,−4,−4,−4,0,0,0となる。以下
同様に、面5〜面12の各チャネルの係数についても処
理する。この第1ステップの処理結果を図10の(B)
に示すものである。
【0050】図11は第2ステップ及び第3ステップの
説明図であり、第2ステップは、面11以外の1CHの
係数を0とする処理を行う。それにより、面1対応のチ
ャネルの係数は、1,0,0,−1,0,0,3,1,
1,−1,0,0,0となり、面2対応のチャネルの係
数は、0,0,−3,−2,−6,−9,−4,−4,
−1,0,0,0となる。次の第3ステップは、面10
以外の2CHの係数を0とする処理を行う。それによ
り、面1対応のチャネルの係数は、1,0,0,−1,
0,3,1,1,−1,0,0,0となり、面2対応の
チャネルの係数は、0,0,0,1,−6,−9,2,
5,2,0,0,0となる。
【0051】図12は第4ステップ及び第5ステップの
説明図であり、第4ステップは、面2以外の8CHの係
数を0とする処理を行う。それにより、面1対応のチャ
ネルの係数は、1,0,0,0,−6,−6,3,6,
1,0,0,0となる。又面2対応のチャネルの係数
は、0,0,0,1,−6,−9,2,5,2,0,
0,0となる。この面2対応の8CHの係数は4番目に
示す1となる。他の面対応のチャネルについても同様に
処理する。
【0052】又第5ステップは、面12以外の9CHの
係数を0とする処理を行う。それにより、面1対応のチ
ャネルの係数は、1,0,0,0,0,−2,5,6,
7,0,0,0となり、面2対応のチャネルの係数は、
0,0,0,1,0,−5,4,5,8,0,0,0と
なる。
【0053】図13は第6ステップ及び第7ステップの
説明図であり、第6ステップは、面3以外の10CHの
係数を0とする処理を行い、次の第7ステップは、面5
以外の16CHの係数を0とする処理を行う。この第7
ステップにより、例えば、面1対応のチャネルの係数
は、8,0,0,0,0,0,0,24,−76,1
5,0,0となり、面2対応のチャネルの係数は、0,
0,0,1,0,−5,4,5,8,0,0,0とな
る。
【0054】図14は第8ステップ及び第9ステップの
説明図であり、第8ステップは、面9以外の17CHの
係数を0とする処理を行う。この時の面9の17CHの
係数は−2となっている。次の第9ステップは、面6以
外の18CHの係数を0とする処理を行う。この時の面
6の18CHの係数は−44となっている。
【0055】図15は第10ステップ及び第11ステッ
プの説明図であり、第10ステップは、面4以外の24
CHの係数を0とする処理を行う。この時の面4の24
CHの係数は5496となった場合を示す。次の第11
ステップは、面8以外の25CHの係数を0とする処理
を行う。この時の面8の25CHの係数は503887
2となった場合を示す。又例えば、面1対応の0CHの
係数の9.7004E+14は、9.7004×1014
を示すものであるが、実際は、97004028454
502となっている。
【0056】図16は第12ステップの説明図であり、
図15の第11ステップに於ける0以外の係数を1とす
る。例えば、面1対応の0CHの係数が1であるから、
この0CHのデータがエラー発生データとして、訂正す
ることができる。同様に、面2対応の8CHの係数が
1、面33対応の10CHの係数が1となる。従って、
図10の(A)に示す品質劣化の12個のチャネルにつ
いてのエラー訂正が可能となる。この場合の12個の連
立方程式の解が、例えば、1*D0+β=0となったと
すると、データを2ビット構成とし、モジュロ4をかけ
たβにより、0CHのデータD0は、β=00の時、D
0=00、β=01の時、D0=11、β=10の時、
D0=10、β=11の時、D0=01としてエラーを
訂正することができる。
【0057】又前述の第1ステップ〜第12ステップに
於いて、係数の乗算と加算との処理結果の値をそのまま
示しているが、各ステップ毎にモジュロ加算を行うこと
により、係数の値を小さい値に限定することが可能であ
り、例えば、係数の最大値を3とした時にモジュロ3に
よる処理を行う構成とすることも可能である。このよう
な連立方程式の解を求める手段は、専用のハードウェア
か又はDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)等
の演算機能によって容易に実現することができる。
【0058】前述の実施の形態は、正多面体の面と辺と
の関係に従ったチャネル間の組合せにより、複数データ
チャネルの同時エラーを訂正するものであり、この正多
面体に相当する四次元空間の図形の正多胞体の面と辺と
の関係に従ったチャネル間の組合せも可能である。例え
ば、正8胞体は、正6面体を構成要素としたもので、頂
点数は16、辺数は32、面数は24となる。又正24
胞体は、正8面体を構成要素とし、頂点数は24、辺数
は96、面数は96となる。従って、正多面体の場合と
同様に、正多胞体の面対応の辺の関係に従ってチャネル
間の組合せを行って、エラー訂正することができる。
【0059】又QAM(Quadrature Amplitude Mod
ulation )等の多値変調方式を適用したシステムに於い
ては、例えば、8ビットにより256値QAMを構成す
ることができる。その場合、各ビットを前述のチャネル
に対応させ、各ビットの排他的論理和をエラー訂正チャ
ネルのビットとすることができるが、データとしては7
ビット構成とし、1ビットをエラー訂正ビット(エラー
訂正チャネルに相当)とすることになる。又多値変調方
式に於いては、信号点間距離が大きいと、判定エラーが
発生しないものである。そこで、全ビットを対象としな
いで、その中の一部のビットをサブセットとしてエラー
訂正を施し、残りのビットについては、サブセットの信
号点を除いて判定すれば良いことになる。その場合、信
号点間距離が大きくなったことに相当するから、判定エ
ラーを低減することができる。
【0060】図17は信号点の説明図であり、(A)は
5ビットの信号点配置の一例を示し、32値の変調信号
点となる。この中の3ビットをサブセットとすると、そ
の3ビットの“000”〜“111”に対応して、図1
7の(B)のa〜hの信号点配置となる。即ち、各サブ
セットでは、2ビットについて黒丸で示す信号点配置と
なる。そこで、5ビットの中の3ビットをサブセットと
して、前述のエラー訂正を施し、残りの2ビットについ
ては、信号点間距離が大きくなることにより、判定エラ
ーを低減することができる。即ち、複数ビットの中の一
部をサブセットとし、このサブセットに対して前述の排
他的論理和を求めてエラー訂正ビットを形成し、これを
基にエラー訂正する手段を適用し、残りのビットについ
ては、通常の判定を行う。この場合に、残りのビットの
信号点間の距離が大きくなるから、判定エラーを低減す
ることができる。
【0061】図18は本発明の実施の形態のサブセット
にエラー訂正を適用した説明図であり、ビット(bi
t)番号とチャネル(CH)番号との対応を示すもの
で、0CH〜31CHの32チャネル分について、各チ
ャネルは、ビット番号0〜7の8ビット構成とした場合
を示す。従って、この場合の各チャネルは、256値Q
AMとして伝送することになる。又4チャネル分を組と
し、組毎に1チャネルをエラー訂正チャネルとし、この
エラー訂正チャネルを除くチャネルのサブセットの排他
的論理和の結果をエラー訂正チャネルのサブセットとす
る。
【0062】例えば、0ビット目と1ビット目との2ビ
ット分をサブセットとし、0CH〜2CHの0ビット目
の排他的論理和をエラー訂正チャネルとしての3CHの
0ビット目にエラー訂正ビットとして挿入し、0CH〜
2CHの1ビット目の排他的論理和を3CHの1ビット
目にエラー訂正ビットとして挿入する。なお、Dはデー
タのビット、ECはエラー訂正データのビットを示す。
又このエラー訂正ビットを付加する為に、3CH,7C
H,11CH,15CH,19CH,23CH,27C
H,31CHに於いては、データは6ビット構成とな
る。
【0063】又4CH〜6CHの0ビット目の排他的論
理和を7CHの0ビット目にエラー訂正ビットとして挿
入し、4CH〜6CHの1ビット目の排他的論理和を7
CHの1ビット目にエラー訂正ビットとして挿入する。
以下同様にサブセットについてエラー訂正ビットを形成
する。この場合、サブセットのみについてみると、図2
及び図3に示す実施の形態のエラー訂正手段を適用し
て、エラー訂正が可能となる。そして、2ビットのサブ
セットの残りの6ビットについては、サブセットの2ビ
ットの信号点を除いた信号点について判定を行うことに
なり、従って、信号点の距離が大きくなったことに相当
するから、判定エラーを低減することができる。
【0064】図19は本発明の実施の形態のサブセット
のエラー訂正の説明図であり、50はガードタイムG.
T削除の機能を含む高速フーリエ変換部(FFT)で、
例えば、図1の高速フーリエ変換部28に対応する。又
51はエラー訂正判定処理部、52は硬判定部、53は
排他的論理和部、54は信号品質検出部(SQD)、5
5はエラー訂正部、56は軟判定部を示す。このエラー
訂正判定処理部51は、図1に於ける信号判定部29と
エラー訂正部31と信号品質検出部32との機能に相当
し、図18に示すように、各チャネルを8ビット構成と
し、その中の2ビットをサブセットとした場合の0CH
〜3CHについて処理する構成を示すものである。
【0065】従って、エラー訂正判定処理部51に於い
ては、高速フーリエ変換部50からの出力を硬判定部5
2と軟判定部56とに入力する。硬判定部52による硬
判定結果の0ビット目と1ビット目との2ビット分をエ
ラー訂正部55と排他的論理和部53とに入力する。図
18に示すように、0CH〜2CHの排他的論理和の結
果を3CHの送信データとしているから、排他的論理和
部53による硬判定結果の排他的論理和が“0”である
と、0CH〜2CHのサブセットはエラーなしと判定す
ることができ、又“0”でない場合は、エラー有りと判
定することができる。
【0066】又信号品質検出部54は、0CH〜3CH
について、硬判定結果に於ける誤差成分を基にチャネル
品質を検出する。エラー訂正部55は、排他的論理和部
53の出力が“0”でない場合に、信号品質検出部54
からの最悪信号品質のチャネルを判定し、そのチャネル
を除く他のチャネルの排他的論理和結果を、そのチャネ
ルのビットとして、エラー訂正を行う。
【0067】又軟判定部56は、高速フーリエ変換部5
0からの6ビットについて軟判定を行う。この場合、2
ビット分の信号点配置を除いた信号点配置については、
信号点間距離が大きくなるから、判定エラーを低減する
ことができる。そして、0CH〜2CHは、それぞれ8
ビット、エラー訂正ビットを含ませた3CHは6ビット
の受信データとして出力することになる。なお、他のチ
ャネルについても、例えば、4CH〜7CH,8CH〜
11CH,12CH〜15CH,16CH〜19CH,
20CH〜23CH,24CH〜27CH,28CH〜
31CHのそれぞれの組合せに従って、前述のエラー訂
正処理を行うことにより、全ビットに対するエラー訂正
処理を行うことなく、判定エラーを低減することができ
る。
【0068】図20は、2(ビット)×20(チャネ
ル)×4.8(kボー)=192(kbps)の伝送速
度で、4値QAMにより伝送する電力線搬送通信システ
ムに於けるアイパターン(a),(c)と、スペクトラ
ム(b),(d)との測定結果を示す。雑音は、単一ト
ーンを(b),(d)に示すように重畳した場合であ
り、その場合の単一トーン周波数の周辺のチャネルa,
b,c,dのアイパターンを(a),(c)に示すもの
である。この(a),(c)に於いて、a,b,c,d
は、それぞれ4個の信号点を有するチャネルを示す。
【0069】図21の(a),(b)はエラー訂正なし
の場合について示し、(b)に示す単一トーンの雑音を
重畳した場合に、(a)に示すように、単一トーン周波
数に近いチャネルbが最も影響を受けた状態となり、信
号点の広がりが大きくなる。その結果判定エラーが生じ
ることになる。この場合のエラーなしとなる限界は、S
/N=+2dBであった。
【0070】又(b)に示す単一トーンの雑音のレベル
より大きい単一トーンの雑音を重畳した場合を(d)に
示し、その時のアイパターンは、(c)に示すように、
単一トーン周波数に近いチャネルbが最も影響を受けた
状態となり、信号点の広がりは更に大きくなり、又チャ
ネルdも信号点の広がりが大きくなる。エラー訂正処理
を施すことにより、このような状態までエラーなしとす
ることができる。この場合のエラー訂正手段は、図2及
び図3について説明した本発明の実施の形態を適用した
場合であり、この場合のエラーなしとなる限界は、S/
N=−22dBとなった。即ち、本発明の実施の形態の
エラー訂正を施すことにより、24dBの改善となる。
【0071】図21は、8(ビット)×30(チャネ
ル)×4.8(kボー)=1,152(kbps)の伝
送速度で、256値QAMにより伝送する電力線搬送通
信システムに於けるアイパターン(e),(g)と、ス
ペクトラム(f),(h)との測定結果を示す。又アイ
パターン(e),(g)は、単一トーン周波数の周辺の
チャネルa,b,c,dについて、図20のアイパター
ン(a),(c)に対応させるように、256値を4値
になるように信号点を重ねて測定した結果を示し、スペ
クトクラム(f)に示すように、単一トーンの雑音レベ
ルが低い場合でも、チャネルbの信号点が広がることに
なり、エラー訂正処理を施さないと、エラーなしの限界
は、S/N=+26dB程度となる。
【0072】又スペクトクラム(h)は、スペクトクラ
ム(f)に示す単一トーンの雑音レベルより大きい雑音
レベルとした場合を示し、その場合のアイパターン
(e)に於いては、チャネルbの信号点は殆ど完全に分
散した状態となり、チャネルdの信号の広がりも大きく
なる。これは、前述の図2及び図3について説明した本
発明の実施の形態のエラー訂正処理を適用することによ
りエラーなしの限界の状態を示すもので、このエラーな
しの限界は、S/N=+10dB程度となった。従っ
て、16dBの改善となった。
【0073】本発明は、前述の各実施の形態にのみ限定
されるものではなく、無線を含む各種の通信方式に適用
することが可能であり、又データ伝送路と等価な雑音の
重畳による信号波形の変形等を伴う記憶媒体からの再生
データの判定を行う場合にも適用可能である。又エラー
訂正チャネルのデータとして、他のチャネルのデータの
排他的論理和又はモジュロ加算の結果を用いた場合を示
すが、パリティを利用することも可能である。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数チ
ャネルの中の少なくとも1チャネルをエラー訂正チャネ
ルとし、他のチャネルの排他的論理和又はモジュロ加算
の結果をエラー訂正チャネルのデータとして、受信判定
した複数チャネルのデータ又は再生判定した複数チャネ
ルのデータについて、エラー訂正チャネルの判定データ
と、そのエラー訂正チャネルと組としたチャネルの判定
データとの排他的論理和又はモジュロ加算の結果が
“0”等の予め定めた特定の値でない場合にエラー発生
と判定し、且つチャネル毎の品質を検出して品質劣化の
チャネルのデータがエラー発生確率が高いので、このチ
ャネルのデータを除く他のチャネルのデータの排他的論
理和又はモジュロ加算の結果を、品質劣化のチャネルの
データと置換することにより、エラー訂正を行うもので
あり、広い帯域に分散するレベルの大きい雑音が重畳す
るような有線,無線,光等の伝送媒体や記録媒体を介し
た複数チャネルのデータのエラー訂正を確実に行うこと
ができる利点がある。
【0075】又正多面体の面と辺との関係に従ったチャ
ネルの組合せと、排他的論理和のエラー訂正データとを
用いることにより、複数チャネルのデータのエラーの訂
正が可能となり、且つ面に隣接する複数の面と辺との関
係に従ったチャネルの組合せについてエラーの有無を判
定し、エラー有りの場合に、品質劣化のチャネルの組を
基に、エラー訂正処理を行うことにより、同時に複数の
チャネルにエラーが発生した場合もエラー訂正が可能と
なる利点がある。
【0076】又チャネル対応に複数ビット構成の場合
に、その一部のビットをサブセットとし、このサブセッ
トについて排他的論理和によるエラー訂正を施し、残り
のビットによる信号点の判定処理を行うことにより、信
号点間の距離を大きくした状態で判定が可能となり、判
定エラーを低減できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態のエラー訂正データ生成部
の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態のエラー訂正部の説明図で
ある。
【図4】正多面体の説明図である。
【図5】正12面体とチャネルとの関係の説明図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態の正12面体の面番号とチ
ャネルとの関係説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の各面とその周辺の面との
組合せの説明図である。
【図8】係数割付けの説明図である。
【図9】12チャネル分について同時エラー発生の説明
図である。
【図10】エラー発生の値と第1ステップとの説明図で
ある。
【図11】第2ステップ及び第3ステップの説明図であ
る。
【図12】第4ステップ及び第5ステップの説明図であ
る。
【図13】第6ステップ及び第7ステップの説明図であ
る。
【図14】第8ステップ及び第9ステップの説明図であ
る。
【図15】第10ステップ及び第11ステップの説明図
である。
【図16】第12ステップの説明図である。
【図17】信号点の説明図である。
【図18】本発明の実施の形態のサブセットにエラー訂
正を適用した説明図である。
【図19】本発明の実施の形態のサブセットのエラー訂
正の説明図である。
【図20】アイパターンとスペクトクラムとの説明図で
ある。
【図21】アイパターンとスペクトクラムとの説明図で
ある。
【図22】電力線搬送通信システムの説明図である。
【図23】雑音キャンセルの説明図である。
【図24】先に提案したデータ伝送装置の説明図であ
る。
【図25】ゼロ点挿入と雑音除去との説明図である。
【符号の説明】
10 エラー訂正データ生成部 11 符号変換部 12 信号点発生部 13 逆FFT部(IFFT) 14 ゼロ点挿入部 15 ロールオフフィルタ(ROF) 16 変調部(MOD) 17 DA変換器(D/A) 18 ローパスフィルタ(LPF) 19 送信クロック発生部(TX−CLK) 20 バンドパスフィルタ(BPF) 21 AD変換器(A/D) 22 復調部(DEM) 23 ロールオフフィルタ(ROF) 24 受信クロック分配部(RX−CLK) 25 タイミング抽出部(TIM) 26 電圧制御発振器(VCXO)を含む位相同期ルー
プ回路(PLL) 27 雑音除去部 、28 FFT部 29 信号判定部(DEC) 30 符号変換部 31 エラー訂正部 32 信号品質検出部(SQD)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/22 H04L 1/00 H04L 29/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャネルのデータのエラー訂正を行
    うエラー訂正装置に於いて、 前記複数チャネルの中の少なくとも1チャネルをエラー
    訂正チャネルとし、残りのチャネルのデータの排他的論
    理和を求めて前記エラー訂正チャネルのデータとした複
    数チャネルのデータを判定し、該複数チャネルのデータ
    の排他的論理和を求める排他的論理和部と、 前記複数チャネルの品質を検出する信号品質検出部と、 前記排他的論理和部の出力が予め定めた特定の値の時
    は、前記エラー訂正チャネルの判定データを除く他のチ
    ャネルの判定データをそのまま出力し、前記排他的論理
    和部の出力が前記特定の値でない時は、前記信号品質検
    出部による最悪品質のチャネルの判定データを、該最悪
    品質のチャネルを除く他のチャネルの判定データの排他
    的論理和の結果と置換してデータを出力する判定処理部
    とを備えたことを特徴とするエラー訂正装置。
  2. 【請求項2】 複数チャネルのデータのエラー訂正を行
    うエラー訂正装置に於いて、 正多面体の各面の辺とチャネルとを対応させ、前記面対
    応に該面の一辺に相当するチャネルをエラー訂正チャネ
    ルとし、残りの辺に相当するチャネルのデータの排他的
    論理和の結果を前記エラー訂正チャネルのデータとした
    複数チャネルのデータを判定し、前記エラー訂正チャネ
    ルと該エラー訂正チャネルと組合せた複数チャネルと
    データの排他的論理和を求める排他的論理和部と、 前記面対応の前記辺に相当する複数チャネルを組として
    各チャネルの品質を検出する信号品質検出部と、 前記面対応の前記排他的論理和部の出力が予め定めた特
    定の値の時は、該面対応の前記エラー訂正チャネルの判
    定データを除く他のチャネルの判定データをそのまま出
    力し、前記排他的論理和部の出力が前記特定の値でない
    時は、前記信号品質検出部による最悪品質のチャネルの
    判定データを、該最悪品質のチャネルを除く他のチャネ
    ルの判定データの排他的論理和の結果と置換してデータ
    を出力する判定処理部とを備えたことを特徴とするエラ
    ー訂正装置。
  3. 【請求項3】 前記正多面体の各面の辺とチャネルとを
    対応させ、前記面と該面に隣接する複数の面との辺を組
    とした該辺対応のチャネルの組合せについて、前記面対
    応の判定データの排他的論理和が予め定めた前記特定の
    値でない時に、前記信号品質検出部により検出した品質
    劣化の前記正多面体の面数に相当するチャネルをエラー
    発生チャネルとし、該エラー発生チャネルを未知数とし
    た連立方程式を解いてエラー発生チャネルのデータの訂
    正処理を行う判定処理部を備えたことを特徴とする請求
    項2記載のエラー訂正装置。
  4. 【請求項4】 複数チャネルのデータのエラー訂正を行
    うエラー訂正装置に於いて、 前記複数チャネルの各チャネル対応に複数ビット構成と
    し、該複数ビットの中の単一又は複数のビットをサブセ
    ットとし、且つ前記複数チャネルを所定数毎に組とし、
    該組の中の1チャネルをエラー訂正チャネルとし、他の
    チャネルの前記サブセットについて排他的論理和の結果
    を前記エラー訂正チャネルのサブセットとした複数チャ
    ネルのデータを判定し、前記組毎のサブセットについて
    の判定データの排他的論理和を求める排他的論理和部
    と、 前記組毎のサブセットについてのチャネルの品質を検出
    する信号品質検出部と、 前記排他的論理和部の出力が予め定めた特定の値の時
    は、前記エラー訂正チャネルのサブセットを除くチャネ
    ルのサブセットの判定データをそのまま出力し、前記特
    定の値でない時は、前記信号品質検出部による最悪品質
    のチャネルの判定データを、該最悪品質のチャネルを除
    く他のチャネルのサブセットの判定データの排他的論理
    和の結果と置換して出力するエラー訂正部と、 前記サブセットを除くビットについて判定し、前記エラ
    ー訂正部によりエラー訂正したサブセットと共に出力す
    る判定部とを備えたことを特徴とするエラー訂正装置。
  5. 【請求項5】 複数チャネルのデータのエラーを訂正す
    るエラー訂正方法に於いて、 前記複数チャネルの中の少なくとも1チャネルをエラー
    訂正チャネルとし、残りのチャネルのデータの排他的論
    理和を求めて前記エラー訂正チャネルのデータとした複
    数チャネルのデータを受信する過程と、前記チャネル 対応の品質を検出する過程と、 前記複数チャネルの判定結果のデータの排他的論理和を
    求める過程と、 前記排他的論理和の結果が予め定めた特定の値の時は、
    前記エラー訂正チャネルの判定データを除く他のチャネ
    ルの判定データをそのまま出力し、前記特定の値でない
    時は、前記複数チャネル対応の品質検出結果の最悪のチ
    ャネルのデータを、該チャネルを除く他のチャネルの判
    定データの排他的論理和の結果と置換して出力する過程
    とを含むことを特徴とするエラー訂正方法。
  6. 【請求項6】 複数チャネルのデータのエラーを訂正す
    るエラー訂正方法に於いて、 正多面体の各面の辺とチャネルとを対応させ、前記面対
    応に該面の一辺に相当するチャネルをエラー訂正チャネ
    ルとし、残りの辺に相当するチャネルのデータの排他的
    論理和の結果を前記エラー訂正チャネルのデータとした
    複数チャネルのデータを受信する過程と、前記チャネル 対応の品質を検出する過程と、 前記面対応の前記排他的論理和の結果が予め定めた特定
    の値の時は、該面対応の前記エラー訂正チャネルの判定
    データを除く他のチャネルの判定データをそのまま出力
    し、前記排他的論理和の結果が前記特定の値でない時
    は、前記チャネル対応の品質検出結果の最悪のチャネル
    の判定データを、該チャネルの判定データを除く他のチ
    ャネルの判定データの排他的論理和の結果と置換してデ
    ータを出力する過程とを含むことを特徴とするエラー訂
    正方法。
  7. 【請求項7】 前記正多面体の各面の辺と前記チャネル
    とを対応させ、前記面と該面に隣接する複数の面との辺
    を組とした該辺対応のチャネルの組合せについて、前記
    面対応の判定データの排他的論理和が予め定めた前記特
    定の値でない時に、前記チャネル対応の品質検出結果を
    基に品質劣化の前記正多面体の面数に相当するチャネル
    をエラー発生チャネルとし、該エラー発生チャネルを未
    知数とした連立方程式を解いてエラー発生チャネルのデ
    ータの訂正処理を行う過程を含むことを特徴とする請求
    項6記載のエラー訂正方法。
  8. 【請求項8】 前記正多面体の面対応の判定データの排
    他的論理和が予め定めた前記特定の値でない時に、前記
    チャネル対応の品質検出結果を基に品質劣化の前記正多
    面体の面数に相当するチャネルをエラー発生チャネルと
    し、前記面との組合せに基づき前記エラー発生チャネル
    について係数を1とし、順次面とチャネルとの組を選択
    して前記係数を0とする処理を行い、最終的に係数が残
    った面とチャネルとの組にエラー発生として訂正する過
    程を含むことを特徴とする請求項7記載のエラー訂正方
    法。
  9. 【請求項9】 複数チャネルのデータのエラーを訂正す
    るエラー訂正方法に於いて、 前記複数チャネルの各チャネル対応に複数ビット構成と
    し、該複数ビットの中の単一又は複数のビットをサブセ
    ットとし、且つ前記複数チャネルの少なくとも1チャネ
    ルをエラー訂正チャネルとし、他のチャネルの前記サブ
    セットについて排他的論理和の結果を前記エラー訂正チ
    ャネルのサブセットとした複数チャネルのデータを判定
    し、前記サブセットについての判定データの排他的論理
    和を求める過程と、 前記サブセットについてのチャネルの品質を検出する過
    程と、 前記排他的論理和の結果が予め定めた特定の値の時は、
    前記エラー訂正チャネルのサブセットを除くチャネルの
    サブセットの判定データをそのまま出力し、前記特定の
    値でない時は、前記チャネルの品質検出結果の最悪品質
    のチャネルの判定データを、該最悪品質のチャネルを除
    く他のチャネルのサブセットの判定データの排他的論理
    和の結果と置換して出力する過程と、 前記サブセットを除くビットについて判定し、判定結果
    と前記サブセットとを出力する過程とを含むことを特徴
    とするエラー訂正方法。
  10. 【請求項10】 前記複数チャネルを複数の組に分割
    し、該組毎に1チャネルをエラー訂正チャネルとし、該
    組毎にエラー訂正チャネルを除くチャネルのサブセット
    の排他的論理和を前記組毎のエラー訂正チャネルのサブ
    セットとし、該サブセットについての判定データと前記
    組毎のチャネルの品質検出結果とを基に、最悪品質のチ
    ャネルのサブセットのエラー訂正を行う過程を含むこと
    を特徴とする請求項9記載のエラー訂正方法。
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