JP3426612B2 - ヒーターを備えたcvd装置 - Google Patents

ヒーターを備えたcvd装置

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JP3426612B2
JP3426612B2 JP02744192A JP2744192A JP3426612B2 JP 3426612 B2 JP3426612 B2 JP 3426612B2 JP 02744192 A JP02744192 A JP 02744192A JP 2744192 A JP2744192 A JP 2744192A JP 3426612 B2 JP3426612 B2 JP 3426612B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造にお
いて使用されるヒーター及びかかるヒーターを使用した
加熱処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えばCVD装置においては、複数枚の
ウエハがウエハステージに載置されている。そして、反
応ガスを基に、バッチ処理にて薄膜がウエハ上に形成さ
れる。真空、高温雰囲気下、ウエハは回転させられた状
態で処理される。ウエハの温度は、成膜速度や粒子生成
速度に最も強く影響する因子である。また、ウエハ上に
生成する生成物の組成や微細組織に対しても支配的な影
響を有する。それ故、ウエハを載置するウエハステージ
内の温度分布を均一にすることは極めて重要である。 【0003】ウエハステージを直接加熱するためにヒー
ター等が使用されている。ヒーターを構成する加熱用導
体線のパターンは、例えば特開昭64−5012号公報
や特開昭64−77930号公報から公知である。 【0004】特開昭64−5012号公報の図3に記載
された従来のヒーターは、同心円状に配設された4本の
加熱用導体線から成る。そして、最内周の加熱用導体線
は2カ所で切断され、2つの切断端部及び2つの外部接
続端部を有する。また、最外周の加熱用導体線は1カ所
で切断され、2つの切断端部を有する。更に、それ以外
(最内周から数えて2番目及び3番目)の加熱用導体線
の各々は2カ所で切断され、4つの切断端部を有してい
る。そして、例えば最内周から数えて2番目の加熱用導
体線の相対する2つの切断端部は、最内周の加熱用導体
線の概ね半径方向に対向する2つの切断端部と接続さ
れ、2番目の加熱用導体線の相対する他の2つの切断端
部は、最内周から数えて3番目の加熱用導体線の概ね半
径方向に対向する2つの切断端部と接続されている。最
内周から数えて3番目の加熱用導体線も、第2番目の加
熱用導体線と概ね同様の構成を有する。しかも、最内周
の加熱用導体線の切断端部と第2番目の切断端部とを接
続する接続部分と、第3番目の加熱用導体線の切断端部
と最外周の加熱用導体線の切断端部とを接続する接続部
分とは、同一半径方向に配置されている。 【0005】特開昭64−77930号公報の図3に記
載されたヒーターを構成する加熱用導体線は、ジグザグ
模様あるいは渦巻き模様のパターンを有する。 【0006】更には、本明細書に添付した図4の(A)
に線図で示すような複数の「M」字型の加熱用導体線パ
ターンも知られている。また、図4の(B)に示すよう
に、複数の平板状の固定ヒーター200をウエハステー
ジ210の下方に配設することも知られている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の公知のヒーターでウエハステージを直接加熱した場
合、ウエハステージの温度は設定値の5〜10%の範囲
にばらつき、ウエハステージ内に均一な温度分布を得る
ことが困難である。それ故、ウエハステージ内に均一な
温度分布を得るために、ヒーターを構成する加熱用導体
線のパターンを最適化することが極めて重要である。 【0008】従って、本発明の目的は、ウエハステージ
内の温度分布を均一にすることが可能なヒーターを提供
することにある。更に、本発明の目的は、かかるヒータ
ーを具備した加熱処理処置を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のヒーターは、同心円状に配設されたN本の
加熱用導体線から成る。そして、 (A)最内周及び最外周の加熱用導体線の各々は1カ所
で切断され、2つの切断端部を有し、それらの加熱用導
体線の一方は、更に1カ所で切断され、2つの外部接続
端部を有する。 (B)また、それ以外の加熱用導体線の各々は2カ所で
切断され、4つの切断端部を有する。 (C)そして、n番目(但し、2≦n≦N−1)の加熱
用導体線の相対する2つの切断端部は、(n−1)番目
の加熱用導体線の概ね半径方向に対向する2つの切断端
部と接続され、n番目の加熱用導体線の相対する他の2
つの切断端部は、(n+1)番目の加熱用導体線の概ね
半径方向に対向する2つの切断端部と接続されている。 (D)更に、3≦m≦N−1とした場合、(m−2)番
目及び(m−1)番目の加熱用導体線の切断端部とを接
続する接続部分と、m番目及び(m+1)番目の加熱用
導体線の切断端部とを接続する接続部分とは、同一半径
方向に隣接することがないことを特徴とする。 【0010】尚、m番目の加熱用導体線の相対する2つ
の切断端部と、(m+1)番目の加熱用導体線の概ね半
径方向に対向する2つの切断端部との接続部分を、以
下、(m/m+1)接続部分と表現する場合がある。 【0011】加熱用導体線の材料として、ウエハステー
ジを所望の温度に加熱することができる材料であれば如
何なるものも使用することができ、例えばカーボンを用
いることができる。加熱用導体線を支持する支持板は、
真空中でガス放出がなく、高温に耐え、プロセスにて使
用される原材料でアタックされることのない材料から作
製すればよく、かかる材料として、モリブデン、タンタ
ル、タングステンを例示することができる。 【0012】また、本発明の目的は、ウエハステージを
備え、該ウエハステージを加熱するための上述の本発明
のヒーターを具備することを特徴とする本発明の加熱処
理装置によって達成することができる。かかる加熱処理
装置とは広く一般に半導体装置の製造プロセスに使用さ
れる加熱処理装置を指す。 【0013】ウエハステージは、真空中でガス放出がな
く、高温に耐え、プロセスにて使用される原材料でアタ
ックされることのない材料から作製すればよく、かかる
材料として、モリブデン、タンタル、タングステンを例
示することができる。 【0014】 【作用】本発明のヒーターにおいては加熱用導体線は同
心円状に配設されているので、ウエハステージの半径方
向における温度分布のばらつきを少なくすることができ
る。しかも、N本の同心円状に配設された加熱用導体線
において、3≦m≦N−1とした場合、(m−2/m−
1)接続部分と、(m/m+1)接続部分とが、同一半
径方向に隣接することがない。従って、或る接続部分
と、該接続部分に対して半径方向に隣接する接続部分と
の間には、少なくとも1本の加熱用導体線が存在するの
で、ウエハステージの半径方向及び円周方向の温度分布
のばらつきを一層小さくすることができる。 【0015】 【実施例】以下、図面を参照して、本発明を実施例に基
づき説明する。 【0016】図1に示すパターンを有する加熱用導体線
10から成るヒーターを作製した。加熱用導体線10は
カーボンから成る。尚、加熱用導体線10を支持する支
持板(図示せず)としてモリブデン板を使用した。 【0017】ヒーターは、同心円状に配設された8本の
加熱用導体線から成る。最内周の加熱用導体線21は1
カ所で切断され、2つの切断端部21A,21Bを有す
る。最外周(最内周の加熱用導体線から数えて8本目)
の加熱用導体線28は2カ所で切断され、2つの切断端
部28A,28Bと、2つの外部接続端部28C,28
Dを有する。それ以外の加熱用導体線22,23,・・
・27の各々は2カ所で切断され、4つの切断端部を有
する。 【0018】そして、例えば最内周から数えて6番目の
加熱用導体線26の相対する2つの切断端部26A,2
6Bは、5番目の加熱用導体線25の概ね半径方向に対
向する2つの切断端部25A,25Bと接続されてい
る。また、6番目の加熱用導体線の相対する他の2つの
切断端部26C,26Dは、7番目の加熱用導体線27
の概ね半径方向に対向する2つの切断端部27C,27
Dと接続されている。 【0019】しかも、例えば、4番目の加熱用導体線2
4の切断端部24C,24Dと5番目の加熱用導体線2
5の切断端部25C,25Dとを接続する(4/5)接
続部分(図1ではXで示す)と、7番目の加熱用導体線
27の切断端部27A,27Bと8番目の加熱用導体線
28の切断端部28A,28Bとを接続する(7/8)
接続部分(図1ではYで示す)とは、同一半径方向に隣
接していない。(4/5)接続部分と(7/8)接続部
分とは概ね同一半径方向に配置されているが、それらの
接続部分の間には、6番目の加熱用導体線26が存在す
る。 【0020】図1に示すパターンを有する加熱用導体線
から成るヒーター110を具備した加熱処理装置100
の模式的断面図を図2に示す。カーボンから成る加熱用
導体線の径方向の幅を5mmとし、加熱用導体線の最内
周の直径を110mm、最外周の直径を260mmとし
た。また、加熱用導体線を支持する支持板として厚さ5
mmのモリブデン板を使用した。 【0021】この加熱処理装置は具体的にはCVD装置
であり、外径400mmの円筒形状を有する。ヒーター
110の下方にはリフレクター112が設けられてい
る。加熱処理装置100は、回転軸114に取り付けら
れたウエハステージ120を備えている。回転軸114
を回転手段(図示せず)によって回転させることによ
り、ウエハステージ120を回転させることができる。
ウエハステージとして、直径280mm、厚さ5mmの
モリブデン板を使用することができる。あるいは又、ウ
エハステージとして、直径280mm、厚さ5mmのモ
リブデン板と、直径300mm、厚さ2mmのモリブデ
ン板の2枚重ね構造を使用することができる。ヒーター
110の上面とウエハステージ120の下面との間の距
離を5mmとした。尚、加熱処理装置100には、反応
ガス供給系、ガス排気系が設けられているが、これらの
図示は省略した。 【0022】加熱処理装置を約10-5Torrに減圧して、
ヒーター110によりウエハステージ120を加熱し
た。そして、ウエハステージ上面の64箇所の測定点に
てウエハステージの温度を測定した。その結果、ウエハ
ステージの温度分布は、設定値(約800゜C)に対し
て±1.6%以内であった。この値は、従来の加熱用導
体線パターンを有するヒーターを使用したときの温度分
布(温度設定値の5〜10%)と比較して格段に優れた
値である。 【0023】以上、本発明を好ましい実施例に基づき説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。ヒーターの加熱用導体線の数は8本に限られ
ず、ウエハステージの径に応じて適宜増減することがで
きる。また、切断端部が円周の概ね三等分線上に配置さ
れた加熱用導体線のパターンを図示したが、ウエハステ
ージの大きさ、ウエハステージに載置すべきウエハの枚
数等に応じて、例えば図3に示すように円周を四等分、
あるいはそれ以上に分割した線上に切断端部を配置する
加熱用導体線のパターンを採用することができる。 【0024】本発明のヒーターは、半導体装置の製造プ
ロセスにてウエハの加熱を必要とする如何なる加熱処理
装置にも適用することができる。かかる加熱処理装置と
して、実施例にて挙げたCVD装置の他に、プラズマC
VD装置、光CVD装置、各種ドライエッチング装置、
各種PVD装置等を挙げることができる。 【0025】 【発明の効果】本発明のヒーターを使用することによ
り、ウエハステージ内の温度分布を均一にすることがで
きる。その結果、成膜速度や粒子生成速度を均一にする
ことができ、ウエハ上に生成物の組成や微細組織を均一
に生成することができる。それ故、高歩留まりにて高品
質の半導体装置を製造することができる。また、加熱処
理装置における加熱のための消費電力を減少させること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のヒーターにおける加熱用導体線のパタ
ーンを示す平面図である。 【図2】本発明のヒーターを具備する加熱処理装置の模
式的断面図である。 【図3】本発明のヒーターにおける加熱用導体線の別の
パターンを示す平面図である。 【図4】従来のヒーターを例示する図である。 【符号の説明】 10 加熱用導体線 21・・・・28 各加熱用導体線 100 加熱処理装置 110 ヒーター 120 ウエハステージ
フロントページの続き (72)発明者 高津 恵 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−79182(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】同心円状に配設されたN本の加熱用導体線
    から成るヒーターであって、 (A)最内周及び最外周の加熱用導体線の各々は1カ所
    で切断され、2つの切断端部を有し、それらの加熱用導
    体線の一方は、更に1カ所で切断され、2つの外部接続
    端部を有し、 (B)それ以外の加熱用導体線の各々は2カ所で切断さ
    れ、4つの切断端部を有し、 (C)n番目(但し、2≦n≦N−1)の加熱用導体線
    の相対する2つの切断端部は、(n−1)番目の加熱用
    導体線の概ね半径方向に対向する2つの切断端部と接続
    され、n番目の加熱用導体線の相対する他の2つの切断
    端部は、(n+1)番目の加熱用導体線の概ね半径方向
    に対向する2つの切断端部と接続され、 (D)3≦m≦N−1とした場合、(m−2)番目及び
    (m−1)番目の加熱用導体線の切断端部とを接続する
    接続部分と、m番目及び(m+1)番目の加熱用導体線
    の切断端部とを接続する接続部分とは、同一半径方向に
    隣接することがないヒーターと、該ヒーターによって加熱されるウエハステージを備えて
    いることを特徴とするCVD装置
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