JP3425772B2 - Cleaning method of ion exchange resin - Google Patents

Cleaning method of ion exchange resin

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はイオン交換樹脂の洗浄方
法に関するものである。さらに詳しくは、本発明は各種
有機合成反応などに用いた有機化合物の付着するイオン
交換樹脂から、該有機化合物を効率よく除去し、廃棄処
理などのその後の取扱いを容易にするイオン交換樹脂の
洗浄方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、有機合成反応における触媒として
イオン交換樹脂を用いることが積極的に研究され、該イ
オン交換樹脂を用いた種々の反応が工業的に実用化され
ている。これは、通常の化学薬品を触媒として用いた場
合、反応混合物からの触媒除去などの後処理が煩雑であ
るのに対し、イオン交換樹脂を触媒として用いる場合、
反応混合物の後処理が容易であるなどの利点を有するか
らである。特に、粒状イオン交換樹脂を反応器に充填
し、これに原料を連続的に供給して反応させる固定床連
続反応形式は、後処理が極めて簡単で有利である。この
ようなイオン交換樹脂を触媒として用いた例として、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(以
下、ビスフェノールAと略す)の製造がある。このビス
フェノールAは、ポリカーボネート樹脂やポリアリレー
ト樹脂などのエンジニアリングプラスチック、あるいは
エポキシ樹脂などの原料として重要な化合物であること
が知られており、近年その需要はますます増大する傾向
にある。該ビスフェノールAは、酸性触媒及び場合によ
り用いられる硫黄化合物などの助触媒の存在下に、過剰
のフェノールとアセトンとを縮合させることにより製造
され、そして、該酸性触媒として陽イオン交換樹脂を用
いてビスフェノールAを製造する方法が実用化されてい
る。このビスフェノールAの製造においては、劣化など
の理由で触媒のイオン交換樹脂を廃棄する場合、通常フ
ェノールなどで該触媒を洗浄して、触媒中の反応生成物
の大部分を溶出させたのち廃棄処理が行われる。しかし
ながら、この廃棄処理される触媒中にはフェノールや微
量のフェノール性化合物が残留しているため、該触媒は
フェノール系臭気を発すると共に、フェノールは安全衛
生上好ましくない化合物であるなどの理由から、該触媒
の廃棄処理での取扱いに困難をきたしているのが実状で
ある。ちなみにフェノールの許容濃度は5ppmであ
る。このように、有機合成反応において、触媒としてイ
オン交換樹脂を用いた場合、該触媒を廃棄処理する際、
その中に残留している安全衛生上好ましくない有機化合
物によって、触媒の取扱いを困難にしている場合が多
い。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、各種有機合成反応などに用いた有機化合
物の付着するイオン交換樹脂から、該有機化合物を効率
よく除去し、廃棄処理などのその後の取扱いを容易にす
るイオン交換樹脂の洗浄方法を提供することを目的とし
てなされたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、有機化合物の
付着したイオン交換樹脂に水及び/又は水蒸気を接触さ
せることにより、その目的を達成しうることを見出し
た。本発明は、このような知見に基づいてなされたもの
である。すなわち、本発明は、有機化合物の付着したイ
オン交換樹脂から、該有機化合物を除去するに当たり、
前記イオン交換樹脂に水及び/又は水蒸気を接触させる
ことを特徴とするイオン交換樹脂の洗浄方法を提供する
ものである。本発明の方法においては、有機化合物の付
着したイオン交換樹脂から、該有機化合物を除去するた
めに、洗浄媒体として水及び/又は水蒸気を用いて、こ
れを該イオン交換樹脂と接触させ、洗浄する方法が用い
られる。この洗浄に使用する水としては、40〜100
℃の温度を有するものが好ましく、また水蒸気としては
100℃以上の温度を有するものが用いられる。洗浄操
作は通常常圧にて行われる。洗浄媒体の使用量は、イオ
ン交換樹脂に付着する有機化合物の種類によって適宜選
定されるが、例えば有機化合物がフェノールの場合に
は、洗浄媒体量(水体積換算)/イオン交換樹脂量(フ
ェノール膨潤体積)比が、通常0.05〜6、好ましくは
0.2〜4になるように選ばれる。この比が0.05未満で
はフェノールの除去が充分でなく、一方6を超えても効
果はほとんど変わらない。 【0005】本発明の方法は、ビスフェノールAの製造
において触媒として用いた陽イオン交換樹脂から、フェ
ノール及びフェノール性化合物を除去するのに適用する
ことが望ましい。このビスフェノールAの製造において
は、通常陽イオン交換樹脂を充填した反応器に、フェノ
ールとアセトンとを含む原料混合物を連続的に供給して
反応させる固定床連続反応方式が用いられる。 【0006】該原料混合物には、フェノール及びアセト
ン以外に、所望により選択率や反応速度を上げる目的で
助触媒を加えてもよい。この助触媒としては、例えば、
メチルメルカプタン,エチルメルカプタン,n−オクチ
ルメルカプタンなどのアルキルメルカプタン類、チオグ
リコール酸,β−メルカプトプロピオン酸などのチオカ
ルボン酸類、2−アミノエタンチオールなどのアミノア
ルカンチオール類、メルカプトエタノールなどのメルカ
プトアルコール類などが挙げられる。また、アセトン/
フェノールモル比は、通常1/30〜1/3、好ましく
は1/15〜1/5の範囲で選ばれる。このモル比が1
/30未満では、反応速度が遅すぎるし、また、1/3
を超えると、不純物の生成が多くなり、ビスフェノール
Aの選択率が低下する。一方、該助触媒/アセトンモル
比は、通常、0.1/100〜20/100、好ましくは
1/100〜10/100の範囲で選ばれる。このモル
比が0.1/100未満では、反応速度やビスフェノール
Aの選択率の向上効果が充分に発揮されないし、また、
20/100を超えると、その量の割には効果の向上は
あまり認められない。 【0007】触媒の陽イオン交換樹脂としては、スルホ
ン酸系陽イオン交換樹脂が好ましく用いられる。このス
ルホン酸系陽イオン交換樹脂としては、スルホン酸基を
有する強酸性陽イオン交換樹脂であればよく、その具体
例としては、スルホン化スチレン・ジビニルベンゼンコ
ポリマー、スルホン化架橋スチレンポリマー、フェノー
ルホルムアルデヒド−スルホン酸樹脂及びベンゼンホル
ムアルデヒド−スルホン酸樹脂などが挙げられる。これ
らはその一種を単独で使用することもできるし、また、
その二種以上を併用することもできる。 【0008】反応温度は、通常、40〜150℃、好ま
しくは60〜110℃の範囲で選ばれる。反応温度が4
0℃未満では、反応速度が遅い上に、反応液の粘度が極
めて高く、場合によっては固化する恐れがある。また、
150℃を超えると、反応制御が困難となり、かつビス
フェノールAの選択率が低下する上に、触媒の陽イオン
交換樹脂が分解又は劣化することがある。また、液時空
間速度(LHSV)は、通常、0.2〜30hr-1、好ま
しくは0.5〜6hr-1の範囲で選ばれる。このようにし
て、触媒が充填された反応器から出てきた反応混合物
は、公知の方法により後処理が施され、ビスフェノール
Aが取り出される。 【0009】次に、この後処理の一例について説明す
る。まず、晶析に先立って濃縮を行う。濃縮条件につい
ては、特に制限はないが、通常、温度130〜170
℃,圧力100〜400torrの条件で濃縮が行われ
る。温度が130℃未満では、高真空が必要となるし、
また、170℃を超えると、不純物が増加したり、着色
の原因となる。また、濃縮残液のビスフェノールAの濃
度は25〜40重量%の範囲にあるのが有利である。こ
の濃度が25重量%未満では、ビスフェノールAの回収
率が低いし、また、40重量%を超えると、晶析後のス
ラリーの移送が困難となる。濃縮残液からのビスフェノ
ールAとフェノールとの付加物の晶析は、通常、冷却晶
析法によって行われる。この際の晶析温度は40〜70
℃が好ましい。晶析温度が40℃未満では、晶析液の粘
度の増大や固化をもたらす恐れがあり、また、70℃を
超えると、ビスフェノールAの溶解ロスが大きくなり、
好ましくない。 【0010】次いで、このようにして晶析されたビスフ
ェノールAとフェノールとの付加物は、公知の方法によ
り分離したのち、通常、フェノールにより洗浄処理が施
される。続いて、洗浄処理された付加物をビスフェノー
ルAとフェノールとに分解処理するが、この場合、温度
は通常130〜200℃、好ましくは150〜180℃
の範囲で選ばれ、一方、圧力は通常20〜150tor
rの範囲で選ばれる。この分解処理により得られたビス
フェノールAは、その中の残留フェノールをスチームス
トリッピングなどの方法により、実質上完全に除去する
ことによって、高品質のビスフェノールAが得られる。 【0011】本発明の方法は、このようなビスフェノー
ルAの製造プロセスにおいて、触媒のイオン交換樹脂を
劣化などの理由で廃棄処理する際に、好ましく適用され
る。この場合、水及び/又は水蒸気を該イオン交換樹脂
に接触させる前に、所望によりフェノールで洗浄し、反
応生成物の大部分を留出させておいてから、水及び/又
は水蒸気を用い、前記した方法に従って、該イオン交換
樹脂を洗浄してもよい。 【0012】 【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。 【0013】実施例1 原料としてフェノール及びアセトンを、助触媒としてエ
チルメルカプタンを、触媒として陽イオン交換樹脂〔ス
ルホン化スチレン−ジビニルベンゼンコポリマー、三菱
化成工業(株)製、商品名:ダイヤイオンSK−104
H〕を用いてビスフェノールAを製造した。次いで、該
陽イオン交換樹脂50ミリリットル(フェノール膨潤状
態)が充填された固定床(1.08cmφ×59.2cm)
に常圧下、75℃にて水を10ミリリットル/hrで通
じた。18時間後(通水量/触媒量容量比=3.6)、触
媒を抜き出し、触媒気相部のフェノール濃度を測定した
ところ、5ppmであった。水で洗浄する前の触媒は、
強烈なフェノール臭があったが、洗浄触媒には臭気は認
められなかった。 【0014】実施例2 実施例1において、水による洗浄温度を85℃とした以
外は、実施例1と同様に実施した。通水開始後16時間
(通水量/触媒量容量比=3.2)で触媒気相部のフェノ
ール濃度は5ppmとなった。 【0015】実施例3 実施例1において、水の代わりに常圧下110℃でスチ
ームを水換算で10ミリリットル/hrにて固定床に導
入した。スチーム導入開始後2.2時間〔導入スチーム量
(水換算)/触媒量容量比=0.44〕で触媒気相部のフ
ェノール濃度は5ppmとなった。 【0016】実施例4 実施例3において、スチームによる洗浄温度を140℃
とした以外は、実施例3と同様に実施した。スチーム導
入後1時間〔導入スチーム量(水換算)/触媒量容量比
=0.2〕で触媒気相部のフェノール濃度は5ppmとな
った。 【0017】 【発明の効果】本発明によると、各種有機合成反応など
に用いた有機化合物の付着するイオン交換樹脂から、該
有機化合物を効率よく除去し、イオン交換樹脂の廃棄処
理などのその後の取扱いを容易にすることができる。本
発明の方法は、特にビスフェノールAの製造において触
媒として用いた陽イオン交換樹脂から、フェノール及び
フェノール性化合物を除去するのに、好ましく適用され
る。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a method for cleaning an ion exchange resin. More specifically, the present invention is a method for washing an ion-exchange resin that efficiently removes the organic compound from an ion-exchange resin to which the organic compound used in various organic synthesis reactions adheres and facilitates subsequent handling such as disposal. It is about the method. [0002] In recent years, the use of ion exchange resins as catalysts in organic synthesis reactions has been actively studied, and various reactions using the ion exchange resins have been industrially put to practical use. This is because when ordinary chemicals are used as a catalyst, post-treatment such as removal of the catalyst from the reaction mixture is complicated, whereas when an ion exchange resin is used as a catalyst,
This is because it has advantages such as easy post-treatment of the reaction mixture. In particular, a fixed bed continuous reaction system in which a granular ion exchange resin is charged into a reactor and a raw material is continuously supplied to and reacted with the reactor is advantageous in that the post-treatment is extremely simple and easy. As an example using such an ion exchange resin as a catalyst,
There is production of 2,2-bis (4-hydroxyphenyl) propane (hereinafter abbreviated as bisphenol A). Bisphenol A is known to be an important compound as a raw material for engineering plastics such as polycarbonate resins and polyarylate resins, and epoxy resins, and the demand for bisphenol A has tended to increase in recent years. The bisphenol A is produced by condensing excess phenol with acetone in the presence of an acidic catalyst and optionally a cocatalyst such as a sulfur compound, and using a cation exchange resin as the acidic catalyst. A method for producing bisphenol A has been put to practical use. In the production of bisphenol A, when the ion exchange resin of the catalyst is discarded due to deterioration or the like, the catalyst is usually washed with phenol or the like to elute most of the reaction products in the catalyst, and then disposed of. Is performed. However, since phenol and a trace amount of phenolic compounds remain in the catalyst to be discarded, the catalyst emits a phenolic odor, and phenol is a compound that is not preferable for safety and health. In fact, it is difficult to handle the catalyst in disposal. Incidentally, the allowable concentration of phenol is 5 ppm. As described above, when an ion exchange resin is used as a catalyst in an organic synthesis reaction, when the catalyst is discarded,
In many cases, the handling of the catalyst is made difficult by the organic compounds which are not preferable in terms of safety and health remaining therein. [0003] Under such circumstances, the present invention is to efficiently remove an organic compound from an ion-exchange resin to which the organic compound used for various organic synthesis reactions adheres. It is another object of the present invention to provide a method for cleaning an ion exchange resin which facilitates subsequent handling such as disposal. Means for Solving the Problems The inventors of the present invention have made intensive studies to achieve the above object, and as a result, brought into contact water and / or steam with an ion exchange resin having an organic compound attached thereto. Has found that the object can be achieved. The present invention has been made based on such findings. That is, the present invention, when removing the organic compound from the ion-exchange resin to which the organic compound is attached,
An object of the present invention is to provide a method for cleaning an ion exchange resin, which comprises contacting the ion exchange resin with water and / or steam. In the method of the present invention, in order to remove the organic compound from the ion-exchange resin to which the organic compound has adhered, water and / or steam is used as a washing medium, and this is brought into contact with the ion-exchange resin and washed. A method is used. The water used for this washing is 40 to 100
The one having a temperature of 100 ° C. is preferable, and the steam having a temperature of 100 ° C. or more is used. The washing operation is usually performed at normal pressure. The amount of the washing medium used is appropriately selected depending on the type of the organic compound attached to the ion exchange resin. For example, when the organic compound is phenol, the amount of the washing medium (in terms of water volume) / the amount of the ion exchange resin (the phenol swelling amount) Volume) ratio is usually 0.05 to 6, preferably
0.2-4. If this ratio is less than 0.05, the removal of phenol is not sufficient, while if it exceeds 6, the effect is hardly changed. [0005] The method of the present invention is preferably applied to remove phenol and phenolic compounds from the cation exchange resin used as a catalyst in the production of bisphenol A. In the production of this bisphenol A, a fixed bed continuous reaction system is usually used in which a raw material mixture containing phenol and acetone is continuously supplied to a reactor filled with a cation exchange resin and reacted. [0006] In addition to phenol and acetone, a co-catalyst may be added to the raw material mixture, if desired, for the purpose of increasing the selectivity and the reaction rate. As this co-catalyst, for example,
Alkyl mercaptans such as methyl mercaptan, ethyl mercaptan, n-octyl mercaptan; thiocarboxylic acids such as thioglycolic acid and β-mercaptopropionic acid; aminoalkanethiols such as 2-aminoethanethiol; mercapto alcohols such as mercaptoethanol; Is mentioned. Also, acetone /
The phenol molar ratio is usually selected in the range of 1/30 to 1/3, preferably 1/15 to 1/5. This molar ratio is 1
If the ratio is less than 30/30, the reaction rate is too slow.
When the ratio exceeds 2, the generation of impurities increases, and the selectivity of bisphenol A decreases. On the other hand, the molar ratio of the cocatalyst / acetone is usually selected in the range of 0.1 / 100 to 20/100, preferably 1/100 to 10/100. When the molar ratio is less than 0.1 / 100, the effect of improving the reaction rate and the selectivity of bisphenol A is not sufficiently exhibited,
If it exceeds 20/100, the effect is not so much improved for the amount. As the cation exchange resin for the catalyst, a sulfonic acid cation exchange resin is preferably used. The sulfonic acid-based cation exchange resin may be a strongly acidic cation exchange resin having a sulfonic acid group, and specific examples thereof include a sulfonated styrene / divinylbenzene copolymer, a sulfonated crosslinked styrene polymer, and phenol formaldehyde- Sulfonic acid resins and benzene formaldehyde-sulfonic acid resins are exemplified. These can be used alone, or
Two or more of them can be used in combination. [0008] The reaction temperature is usually selected in the range of 40 to 150 ° C, preferably 60 to 110 ° C. Reaction temperature 4
If the temperature is lower than 0 ° C., the reaction rate is low, and the viscosity of the reaction solution is extremely high. Also,
If the temperature exceeds 150 ° C., reaction control becomes difficult, the selectivity of bisphenol A decreases, and the cation exchange resin of the catalyst may decompose or deteriorate. The liquid hourly space velocity (LHSV) is usually selected in the range of 0.2 to 30 hr -1 , preferably 0.5 to 6 hr -1 . In this way, the reaction mixture coming out of the reactor filled with the catalyst is subjected to a post-treatment by a known method, and bisphenol A is taken out. Next, an example of this post-processing will be described. First, concentration is performed prior to crystallization. The concentration conditions are not particularly limited, but are usually at a temperature of 130 to 170.
Concentration is performed under the conditions of 100C and a pressure of 100 to 400 torr. If the temperature is lower than 130 ° C., a high vacuum is required,
On the other hand, when the temperature exceeds 170 ° C., impurities may increase or coloring may occur. Further, the concentration of bisphenol A in the concentrated residue is advantageously in the range of 25 to 40% by weight. If this concentration is less than 25% by weight, the recovery of bisphenol A is low, and if it exceeds 40% by weight, it becomes difficult to transfer the slurry after crystallization. Crystallization of an adduct of bisphenol A and phenol from the concentrated residue is usually performed by a cooling crystallization method. The crystallization temperature at this time is 40-70.
C is preferred. If the crystallization temperature is lower than 40 ° C., the viscosity of the crystallization liquid may increase or solidify. If the crystallization temperature exceeds 70 ° C., the dissolution loss of bisphenol A increases,
Not preferred. Next, the adduct of bisphenol A and phenol thus crystallized is separated by a known method, and is usually subjected to a washing treatment with phenol. Subsequently, the washed adduct is decomposed into bisphenol A and phenol. In this case, the temperature is usually 130 to 200 ° C, preferably 150 to 180 ° C.
, While the pressure is usually 20-150 torr
r is selected in the range. Bisphenol A obtained by this decomposition treatment is substantially completely removed from the residual phenol therein by a method such as steam stripping, so that high-quality bisphenol A can be obtained. The method of the present invention is preferably applied in such a process for producing bisphenol A when the ion exchange resin as a catalyst is disposed of due to deterioration or the like. In this case, before contacting water and / or steam with the ion-exchange resin, if necessary, washing with phenol is performed to distill most of the reaction product, and then water and / or steam is used. The ion exchange resin may be washed according to the method described above. The present invention will be described in more detail with reference to the following Examples, which should not be construed as limiting the present invention. Example 1 Phenol and acetone as raw materials, ethyl mercaptan as a cocatalyst, and a cation exchange resin as a catalyst (sulfonated styrene-divinylbenzene copolymer, manufactured by Mitsubishi Kasei Kogyo Co., Ltd., trade name: DIAION SK- 104
H] to produce bisphenol A. Next, a fixed bed (1.08 cmφ × 59.2 cm) filled with 50 ml of the cation exchange resin (phenol swollen state).
At 75 ° C. under normal pressure at 10 ml / hr. After 18 hours (water flow rate / catalyst volume ratio = 3.6), the catalyst was extracted and the phenol concentration in the catalyst gas phase was measured, which was 5 ppm. Before washing with water,
Although there was an intense phenol odor, no odor was observed in the cleaning catalyst. Example 2 Example 1 was carried out in the same manner as in Example 1, except that the temperature for washing with water was changed to 85 ° C. Sixteen hours after the start of water flow (water flow rate / catalyst volume ratio = 3.2), the phenol concentration in the catalyst gas phase became 5 ppm. Example 3 In Example 1, instead of water, steam was introduced into the fixed bed at 110 ° C. under normal pressure at a water conversion rate of 10 ml / hr. 2.2 hours after the start of the introduction of steam (introduced steam amount (in terms of water) / catalyst amount volume ratio = 0.44), the phenol concentration in the catalyst gas phase became 5 ppm. Example 4 In Example 3, the cleaning temperature by steam was set to 140 ° C.
Except having set it as above, it implemented similarly to Example 3. One hour after the introduction of steam (introduced steam amount (in terms of water) / catalyst amount capacity ratio = 0.2), the phenol concentration in the catalyst gas phase became 5 ppm. According to the present invention, the organic compound is efficiently removed from the ion-exchange resin to which the organic compound used in various organic synthesis reactions adheres, and the subsequent process such as disposal of the ion-exchange resin is performed. Handling can be facilitated. The method of the present invention is preferably applied particularly for removing phenol and phenolic compounds from a cation exchange resin used as a catalyst in the production of bisphenol A.

フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−150951(JP,A) 特開 平3−52649(JP,A) 特開 昭53−53590(JP,A) 特開 昭64−51148(JP,A) 特開 昭62−42748(JP,A) 特開 昭52−156772(JP,A) 特開 平2−135148(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 38/74 Continuation of front page (56) References JP-A-4-150951 (JP, A) JP-A-3-52649 (JP, A) JP-A-53-53590 (JP, A) JP-A-64-51148 (JP, A) JP-A-62-42748 (JP, A) JP-A-52-156772 (JP, A) JP-A-2-135148 (JP, A) (58) Fields investigated (Int. Cl. 7 , DB Name) B01J 21/00-38/74

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンの製造触媒として使用したイオン交換樹脂
において、イオン交換樹脂を廃棄するに先立って、有機
化合物の付着したイオン交換樹脂から、該有機化合物を
除去するに当たり、前記イオン交換樹脂に水及び/また
は水蒸気を接触させることを特徴とするイオン交換樹脂
の洗浄方法。
(57) [Claim 1] In an ion-exchange resin used as a catalyst for producing 2,2-bis (4-hydroxyphenyl) propane, prior to discarding the ion-exchange resin, an organic compound is used. A method for cleaning an ion-exchange resin, comprising contacting the ion-exchange resin with water and / or steam when removing the organic compound from the attached ion-exchange resin.
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