JP3422311B2 - 待ち時間を考慮したキャッシュレジスターシステム - Google Patents
待ち時間を考慮したキャッシュレジスターシステムInfo
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- JP3422311B2 JP3422311B2 JP2000077601A JP2000077601A JP3422311B2 JP 3422311 B2 JP3422311 B2 JP 3422311B2 JP 2000077601 A JP2000077601 A JP 2000077601A JP 2000077601 A JP2000077601 A JP 2000077601A JP 3422311 B2 JP3422311 B2 JP 3422311B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は待ち時間を考慮した
キャッシュレジスターシステムに関するものである。
キャッシュレジスターシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、購買促進を意図したり、あるいは
利用者の囲い込みを図るために、利用度合いに応じて一
定比率の金券を渡したり、あるいはチップを渡したり、
ポイントカードを発行し、そのサービス分を累計管理
し、次回利用時に商品購入時の決済金額よりサービス分
の金額を差し引くことが多い。
利用者の囲い込みを図るために、利用度合いに応じて一
定比率の金券を渡したり、あるいはチップを渡したり、
ポイントカードを発行し、そのサービス分を累計管理
し、次回利用時に商品購入時の決済金額よりサービス分
の金額を差し引くことが多い。
【0003】コンビニエンスストアでは、ちょっとした
ものを短時間で買えるため利便性に優れ利用頻度が伸び
ている。ところが、朝夕の通勤時間帯などの特定の時間
帯に利用者が集中することによりレジが混雑すると、必
要なものを一つ購入するだけでも待ち時間が長く利用者
の利用意欲をそぐ結果となる。このような状況に対し
て、レジの数を増やすなどにより混雑を解消することは
可能であるが、その場合は閑散時におけるレジや人員の
稼働率が下がり採算性悪化を招くことになる。
ものを短時間で買えるため利便性に優れ利用頻度が伸び
ている。ところが、朝夕の通勤時間帯などの特定の時間
帯に利用者が集中することによりレジが混雑すると、必
要なものを一つ購入するだけでも待ち時間が長く利用者
の利用意欲をそぐ結果となる。このような状況に対し
て、レジの数を増やすなどにより混雑を解消することは
可能であるが、その場合は閑散時におけるレジや人員の
稼働率が下がり採算性悪化を招くことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑み、物理的な混雑を解消するのではなく、待
ち時間に応じてインセンティブを提供することにより、
待ち時間による不利益を被ったと思う利用者心理を解消
し、さらなる購買意欲を醸し出すようにすることを目的
とする。
問題点に鑑み、物理的な混雑を解消するのではなく、待
ち時間に応じてインセンティブを提供することにより、
待ち時間による不利益を被ったと思う利用者心理を解消
し、さらなる購買意欲を醸し出すようにすることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の待ち時間を考慮したキャッシュレジスターシ
ステムは、利用者が購入する商品の代金決済のためにレ
ジの行列に並び始めた時刻と前記レジにて代金決済が行
われた時刻とから利用者の待ち時間を計算するととも
に、利用者が待ち行列に並びつづけていたことを検出
し、その待ち時間をポイント化したうえで、利用者のポ
イントカードに記録、表示させる。次に、利用者が商品
を購買した時点でポイントカードに累積されたポイント
に応じて購買による決済金額より差し引くことができる
ように構成したシステムである。
に本発明の待ち時間を考慮したキャッシュレジスターシ
ステムは、利用者が購入する商品の代金決済のためにレ
ジの行列に並び始めた時刻と前記レジにて代金決済が行
われた時刻とから利用者の待ち時間を計算するととも
に、利用者が待ち行列に並びつづけていたことを検出
し、その待ち時間をポイント化したうえで、利用者のポ
イントカードに記録、表示させる。次に、利用者が商品
を購買した時点でポイントカードに累積されたポイント
に応じて購買による決済金額より差し引くことができる
ように構成したシステムである。
【0006】これにより、レジが混雑して利用者が待た
された度合いに応じて購入代金を割り引かれるため、利
用者は混雑により感じるストレスを割引による満足度で
相殺されるため顧客満足度の高いキャッシュレジスター
システムが実現される。
された度合いに応じて購入代金を割り引かれるため、利
用者は混雑により感じるストレスを割引による満足度で
相殺されるため顧客満足度の高いキャッシュレジスター
システムが実現される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、利用者が購買の為に選択した商品とその金額を入力
し売上代金を決済するキャッシュレジスターにおいて、
前記利用者が前記キャッシュレジスターを利用するため
の待ち行列に並び始めた時刻と順番を検出し記録する開
始時刻検出手段と、前記利用者がキャッシュレジスター
のサービスの提供を受ける時刻と順番を検出するサービ
ス提供時刻検出手段と、前記サービス提供時刻検出手段
が検出したサービスの提供を受ける時刻と前記開始時刻
検出手段が検出した並び始めた時刻との差異により前記
利用者が待ち行列に並んでいた時間を求める待時間検出
手段と、サービスを提供する順番がその直前にサービス
を提供した人の順番より後かどうかを比較し、前記利用
者が待ち行列に並び続けていたことを検出した場合に、
代金決済時に利用者が待ち行列に並んでいた時間に応じ
てインセンティブを決定し、前記利用者に対して前記イ
ンセンティブを付与するキャッシュレジスターシステム
であり、利用者が待ち行列に並びつづけていたことを検
出することにより、不正なインセンティブの取得を防止
でき公正なサービスを提供できるという作用を有する。
は、利用者が購買の為に選択した商品とその金額を入力
し売上代金を決済するキャッシュレジスターにおいて、
前記利用者が前記キャッシュレジスターを利用するため
の待ち行列に並び始めた時刻と順番を検出し記録する開
始時刻検出手段と、前記利用者がキャッシュレジスター
のサービスの提供を受ける時刻と順番を検出するサービ
ス提供時刻検出手段と、前記サービス提供時刻検出手段
が検出したサービスの提供を受ける時刻と前記開始時刻
検出手段が検出した並び始めた時刻との差異により前記
利用者が待ち行列に並んでいた時間を求める待時間検出
手段と、サービスを提供する順番がその直前にサービス
を提供した人の順番より後かどうかを比較し、前記利用
者が待ち行列に並び続けていたことを検出した場合に、
代金決済時に利用者が待ち行列に並んでいた時間に応じ
てインセンティブを決定し、前記利用者に対して前記イ
ンセンティブを付与するキャッシュレジスターシステム
であり、利用者が待ち行列に並びつづけていたことを検
出することにより、不正なインセンティブの取得を防止
でき公正なサービスを提供できるという作用を有する。
【0008】
【0009】請求項2に記載の発明は、前記インセンテ
ィブは、前記待時間検出手段が検出した時間が長ければ
金額が大きく、短ければ金額が少なくなるよう評価され
た金額であることを特徴とする請求項1に記載のキャッ
シュレジスターシステムであり、より長時間待ち続ける
ことにより利用者が受けるストレスが大きい場合におい
て、かつ利用者の購入金額が小額であっても適当なイン
センティブを受け取ることが可能となる作用を有する。
ィブは、前記待時間検出手段が検出した時間が長ければ
金額が大きく、短ければ金額が少なくなるよう評価され
た金額であることを特徴とする請求項1に記載のキャッ
シュレジスターシステムであり、より長時間待ち続ける
ことにより利用者が受けるストレスが大きい場合におい
て、かつ利用者の購入金額が小額であっても適当なイン
センティブを受け取ることが可能となる作用を有する。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記インセンテ
ィブは、前記待時間検出手段が検出した時間が長ければ
率が大きく、短ければ率が少なくなるよう評価された割
引率に購入金額を乗じた金額であることを特徴とする請
求項1に記載のキャッシュレジスターシステムであり、
より長時間待ち続けることにより利用者が受けるストレ
スが大きい場合において、かつ利用者の購入金額が高額
であっても適当なインセンティブを受け取ることが可能
となる作用を有する。
ィブは、前記待時間検出手段が検出した時間が長ければ
率が大きく、短ければ率が少なくなるよう評価された割
引率に購入金額を乗じた金額であることを特徴とする請
求項1に記載のキャッシュレジスターシステムであり、
より長時間待ち続けることにより利用者が受けるストレ
スが大きい場合において、かつ利用者の購入金額が高額
であっても適当なインセンティブを受け取ることが可能
となる作用を有する。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1から4
に記載のキャッシュレジスターシステムと、従来からあ
る待ち時間を考慮しないキャッシュレジスターとを混在
していることを特徴とするキャッシュレジスターシステ
ムであり、あまり急がない利用者は割引によるインセン
ティブを求めより行列の長いレジに並びそれ以外のレジ
の行列が短くなるため、インセンティブを必要としない
ものの急ぐ人は行列の短いレジに並ぶため、急ぐ人にと
って相対的な混雑を削減するという作用を有する。
に記載のキャッシュレジスターシステムと、従来からあ
る待ち時間を考慮しないキャッシュレジスターとを混在
していることを特徴とするキャッシュレジスターシステ
ムであり、あまり急がない利用者は割引によるインセン
ティブを求めより行列の長いレジに並びそれ以外のレジ
の行列が短くなるため、インセンティブを必要としない
ものの急ぐ人は行列の短いレジに並ぶため、急ぐ人にと
って相対的な混雑を削減するという作用を有する。
【0012】請求項6に記載の発明は、インセンティブ
または、サービス金額を記録管理するポイントカードを
用いてサービスを提供することを特徴とする請求項1か
ら4に記載のキャッシュレジスターシステムであり、イ
ンセンティブを次回利用時に還元することにより利用者
の囲い込みができるという作用を有する。
または、サービス金額を記録管理するポイントカードを
用いてサービスを提供することを特徴とする請求項1か
ら4に記載のキャッシュレジスターシステムであり、イ
ンセンティブを次回利用時に還元することにより利用者
の囲い込みができるという作用を有する。
【0013】以下、本発明の待ち時間を考慮したキャッ
シュレジスターシステムの実施の形態について、図1か
ら図4を参照しながら詳細に説明する。
シュレジスターシステムの実施の形態について、図1か
ら図4を参照しながら詳細に説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は本発明の待ち時間
を考慮したキャッシュレジスターシステムの一実施の形
態を示す外観図である。図1において、1は売上代金を
決済するキャッシュレジスターである。2は利用者がそ
のキャッシュレジスターを利用するために待ち行列に並
び始めた時刻を検出および記録するための開始時刻検出
手段である。利用者が行列に並び始めた際に、開始時刻
検出手段2に設けられたスイッチを押すことによりその
時刻を印刷された紙片として受け取るなどの方法により
開始時刻が検出できる。3はサービス提供時刻検出手段
であり、利用者がキャッシュレジスターのサービスを受
ける際にその紙片を挿入することによりサービスの提供
を受けた時刻を決定する。紙片に時刻を記録する際にバ
ーコードを用いることによりサービス提供時刻検出手段
を容易に実現することができる。
を考慮したキャッシュレジスターシステムの一実施の形
態を示す外観図である。図1において、1は売上代金を
決済するキャッシュレジスターである。2は利用者がそ
のキャッシュレジスターを利用するために待ち行列に並
び始めた時刻を検出および記録するための開始時刻検出
手段である。利用者が行列に並び始めた際に、開始時刻
検出手段2に設けられたスイッチを押すことによりその
時刻を印刷された紙片として受け取るなどの方法により
開始時刻が検出できる。3はサービス提供時刻検出手段
であり、利用者がキャッシュレジスターのサービスを受
ける際にその紙片を挿入することによりサービスの提供
を受けた時刻を決定する。紙片に時刻を記録する際にバ
ーコードを用いることによりサービス提供時刻検出手段
を容易に実現することができる。
【0015】利用者は商品を購入するためにレジに並び
始めた際に、まず開始時刻検出手段2のスイッチを操作
することによりレジに並び始めた時刻を記入した紙片を
受け取る。このままレジに並びつづけ商品を清算するた
めのサービスを受ける時点で紙片をサービス提供時刻検
出手段3に挿入する。サービス提供時刻検出手段は挿入
された紙片に印刷された開始時刻を読み取り、サービス
提供時刻との差異を算出し利用者がキャッシュレジスタ
ーを利用するために待っていた時間を求める。
始めた際に、まず開始時刻検出手段2のスイッチを操作
することによりレジに並び始めた時刻を記入した紙片を
受け取る。このままレジに並びつづけ商品を清算するた
めのサービスを受ける時点で紙片をサービス提供時刻検
出手段3に挿入する。サービス提供時刻検出手段は挿入
された紙片に印刷された開始時刻を読み取り、サービス
提供時刻との差異を算出し利用者がキャッシュレジスタ
ーを利用するために待っていた時間を求める。
【0016】キャッシュレジスター1では利用者が購入
した商品を商品に貼り付けられたバーコードなどを読み
取ることにより積算し利用者の購入金額を計算する。こ
の時に先に求めた利用者がレジに待っていた時間が長け
れば大きくなるように、また時間が短ければ少なくなる
ようにインセンティブを評価し、結果を紙片に印刷出力
するか、インセンティブに相当する金額を差引いて清算
する。
した商品を商品に貼り付けられたバーコードなどを読み
取ることにより積算し利用者の購入金額を計算する。こ
の時に先に求めた利用者がレジに待っていた時間が長け
れば大きくなるように、また時間が短ければ少なくなる
ようにインセンティブを評価し、結果を紙片に印刷出力
するか、インセンティブに相当する金額を差引いて清算
する。
【0017】インセンティブの評価方法としては時間に
応じて金額を還元する、または時間に応じて割引率を評
価し購入金額に乗じた金額を還元する方法がある。
応じて金額を還元する、または時間に応じて割引率を評
価し購入金額に乗じた金額を還元する方法がある。
【0018】図2(a)に時間に応じて金額を評価する
例を示す。利用者の待ち時間が2分以内の場合はインセ
ンティブを設けない。待ち時間が2分から5分の間は5
0円のインセンティブを、待ち時間が5分から10分の
間は100円を、10分以上の場合は200円のインセ
ンティブを利用者に還元するものとする。
例を示す。利用者の待ち時間が2分以内の場合はインセ
ンティブを設けない。待ち時間が2分から5分の間は5
0円のインセンティブを、待ち時間が5分から10分の
間は100円を、10分以上の場合は200円のインセ
ンティブを利用者に還元するものとする。
【0019】図2(b)に時間に応じて割引率を評価す
る例を示す。待ち時間が2分から5分の間は1%のイン
センティブを、待ち時間が5分から10分の間は2%
を、10分以上の場合は4%のインセンティブとし、売
上金額のこのインセンティブを乗じた金額を利用者に還
元するものとする。
る例を示す。待ち時間が2分から5分の間は1%のイン
センティブを、待ち時間が5分から10分の間は2%
を、10分以上の場合は4%のインセンティブとし、売
上金額のこのインセンティブを乗じた金額を利用者に還
元するものとする。
【0020】以上説明したように、本発明の待ち時間を
考慮したキャッシュレジスターシステムは利用者の待ち
時間に応じた不利益分をインセンティブとして利用者に
還元でき、利用者の購買意欲を増進あるいは囲い込みを
はかることができる。
考慮したキャッシュレジスターシステムは利用者の待ち
時間に応じた不利益分をインセンティブとして利用者に
還元でき、利用者の購買意欲を増進あるいは囲い込みを
はかることができる。
【0021】(実施の形態2)待ち時間を考慮したキャ
ッシュレジスターシステムについて、とりわけ利用者が
正しく待ち行列に並んでいたことを考慮したシステムに
ついて図1を用いて説明する。
ッシュレジスターシステムについて、とりわけ利用者が
正しく待ち行列に並んでいたことを考慮したシステムに
ついて図1を用いて説明する。
【0022】利用者は商品を購入するためにレジに並び
始めた際に、まず開始時刻検出手段2のスイッチを操作
することによりレジに並び始めた時刻を記入した紙片を
受け取る。この時点で紙片には時刻と共にその利用者が
その日の何人目であるかを順次カウントしその番号も記
録する。このままレジに並びつづけ商品を清算するため
のサービスを受ける時点で紙片をサービス提供時刻検出
手段3に挿入する。サービス提供時刻検出手段は挿入さ
れた紙片に印刷された開始時刻を読み取り、サービス提
供時刻との差異を算出し利用者がキャッシュレジスター
を利用するために待っていた時間を求める。同時に、そ
のキャッシュレジスターにおいてサービスを提供した順
番が、その直前にサービスした人の順番より後であるか
どうかを比較する。紙片より読み取った番号とそのカウ
ントが同じであるかどうかを比較判別する。
始めた際に、まず開始時刻検出手段2のスイッチを操作
することによりレジに並び始めた時刻を記入した紙片を
受け取る。この時点で紙片には時刻と共にその利用者が
その日の何人目であるかを順次カウントしその番号も記
録する。このままレジに並びつづけ商品を清算するため
のサービスを受ける時点で紙片をサービス提供時刻検出
手段3に挿入する。サービス提供時刻検出手段は挿入さ
れた紙片に印刷された開始時刻を読み取り、サービス提
供時刻との差異を算出し利用者がキャッシュレジスター
を利用するために待っていた時間を求める。同時に、そ
のキャッシュレジスターにおいてサービスを提供した順
番が、その直前にサービスした人の順番より後であるか
どうかを比較する。紙片より読み取った番号とそのカウ
ントが同じであるかどうかを比較判別する。
【0023】正しく待ち行列に並んでいた場合は待ち行
列に並び始めた順番と、キャッシュレジスターでサービ
スの提供を受ける順番とは同じになる。仮に、キャッシ
ュレジスターで直前にサービスの提供を受けた番号より
古い番号が処理された場合は、その人は、一旦順番待ち
の紙片を受け取った後、列を離れたうえで再び列にもど
ったことになる。これにより不正なインセンティブの獲
得を防止でき公正なサービスを提供できる。
列に並び始めた順番と、キャッシュレジスターでサービ
スの提供を受ける順番とは同じになる。仮に、キャッシ
ュレジスターで直前にサービスの提供を受けた番号より
古い番号が処理された場合は、その人は、一旦順番待ち
の紙片を受け取った後、列を離れたうえで再び列にもど
ったことになる。これにより不正なインセンティブの獲
得を防止でき公正なサービスを提供できる。
【0024】具体的な金額や割引率の評価方法は実施の
形態1と同じなので説明を省略する。
形態1と同じなので説明を省略する。
【0025】(実施の形態3)図3は本発明の待ち時間
を考慮したキャッシュレジスターシステムの一実施の形
態を示す外観図である。図3において、31は売上代金
を決済するキャッシュレジスターである。34はポイン
トカードである。32は開始時刻検出手段であり利用者
がそのキャッシュレジスターを利用するために待ち行列
に並び始めた時刻をポイントカード34に記録する。キ
ャッシュレジスター31にはポイントカード34を読み
取る手段を備えているものとする。
を考慮したキャッシュレジスターシステムの一実施の形
態を示す外観図である。図3において、31は売上代金
を決済するキャッシュレジスターである。34はポイン
トカードである。32は開始時刻検出手段であり利用者
がそのキャッシュレジスターを利用するために待ち行列
に並び始めた時刻をポイントカード34に記録する。キ
ャッシュレジスター31にはポイントカード34を読み
取る手段を備えているものとする。
【0026】利用者は商品を購入するためにレジに並び
始めた際に、まず開始時刻検出手段32にポイントカー
ド34を通すと、ポイントカード34にその時刻が登録
される。サービスを受ける順番が回ってくると、キャッ
シュレジスター31では、利用者が購入した商品を商品
に貼り付けられたバーコードなどを読み取ることにより
商品と売上金額を計算する。
始めた際に、まず開始時刻検出手段32にポイントカー
ド34を通すと、ポイントカード34にその時刻が登録
される。サービスを受ける順番が回ってくると、キャッ
シュレジスター31では、利用者が購入した商品を商品
に貼り付けられたバーコードなどを読み取ることにより
商品と売上金額を計算する。
【0027】キャッシュレジスター31にポイントカー
ド34を挿入すると、開始時刻検出手段により登録され
た時刻を読み出し、現在の時刻との差異を求めることに
より利用者がレジ待ちに要した時間を計算する。この利
用者がレジに待っていた時間が長ければ大きくなるよう
に、また時間が短ければ少なくなるようにインセンティ
ブを評価する。
ド34を挿入すると、開始時刻検出手段により登録され
た時刻を読み出し、現在の時刻との差異を求めることに
より利用者がレジ待ちに要した時間を計算する。この利
用者がレジに待っていた時間が長ければ大きくなるよう
に、また時間が短ければ少なくなるようにインセンティ
ブを評価する。
【0028】ポイントカード34はクレジットカードや
デビットカードのように現金の支払いにも利用できるも
のであると、先に求めた売上金額に対してインセンティ
ブを差引いた金額を利用者のポイントカード34より引
き落として清算する。もちろん、その場で清算するのも
良いし、ポイントとして一定期間蓄積して割引券として
発行するものでも良い。また、実施の形態2で示したと
おりポイントカード34に行列に並び始めた順番を記録
するなどの方法により行列に正しく並んでいたことを認
証しても良いことはもちろんである。
デビットカードのように現金の支払いにも利用できるも
のであると、先に求めた売上金額に対してインセンティ
ブを差引いた金額を利用者のポイントカード34より引
き落として清算する。もちろん、その場で清算するのも
良いし、ポイントとして一定期間蓄積して割引券として
発行するものでも良い。また、実施の形態2で示したと
おりポイントカード34に行列に並び始めた順番を記録
するなどの方法により行列に正しく並んでいたことを認
証しても良いことはもちろんである。
【0029】(実施の形態4)図4は実施の形態1およ
び2で説明したキャッシュレジスターシステムと従来型
の待ち時間によるインセンティブを設けないキャッシュ
レジスターシステム11とを混在させたキャッシュレジ
スターシステムである。
び2で説明したキャッシュレジスターシステムと従来型
の待ち時間によるインセンティブを設けないキャッシュ
レジスターシステム11とを混在させたキャッシュレジ
スターシステムである。
【0030】個々のキャッシュレジスターシステムの動
作については、実施の形態1および2、あるいは従来の
待ち時間によるインセンティブを設けないキャッシュレ
ジスターシステムと同様なので説明を省略する。購入金
額が多く、かつあまり急いでいない利用者は多少待ち時
間が生じてもインセンティブによる還元が有るほうが好
ましいため、待ち時間によるインセンティブがあり、か
つ待ち行列の長いキャッシュレジスターに並ぶことにな
る。それに対して、待ち行列の短い、あるいは待ち時間
によるインセンティブが得られない従来型のキャッシュ
レジスターには並ぶ人が少なくなる。このため、利用金
額が少なくインセンティブによる還元が期待できない人
や、急いでいる人は行列の短いキャッシュレジスターに
並ぶため短時間でサービスの提供を受けることが可能と
なる。
作については、実施の形態1および2、あるいは従来の
待ち時間によるインセンティブを設けないキャッシュレ
ジスターシステムと同様なので説明を省略する。購入金
額が多く、かつあまり急いでいない利用者は多少待ち時
間が生じてもインセンティブによる還元が有るほうが好
ましいため、待ち時間によるインセンティブがあり、か
つ待ち行列の長いキャッシュレジスターに並ぶことにな
る。それに対して、待ち行列の短い、あるいは待ち時間
によるインセンティブが得られない従来型のキャッシュ
レジスターには並ぶ人が少なくなる。このため、利用金
額が少なくインセンティブによる還元が期待できない人
や、急いでいる人は行列の短いキャッシュレジスターに
並ぶため短時間でサービスの提供を受けることが可能と
なる。
【0031】この様に、本発明の実施の形態1および2
で示した待ち時間を考慮したキャッシュレジスターシス
テムに加え従来通りのキャッシュレジスターシステム1
1を併設することで、キャッシュレジスターの台数や人
員を増大させることなく、短時間の買い物を重視する利
用者に対しての待ち時間を解消することが可能となる。
で示した待ち時間を考慮したキャッシュレジスターシス
テムに加え従来通りのキャッシュレジスターシステム1
1を併設することで、キャッシュレジスターの台数や人
員を増大させることなく、短時間の買い物を重視する利
用者に対しての待ち時間を解消することが可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の待ち時間を考慮
したキャッシュレジスターシステムによれば、物理的な
混雑解消ではなく、待ち時間により不利益を被ったと思
う利用者心理を時間とは別な金銭的なインセンティブを
与えることにより損得に対する利用者心理を相殺し、さ
らなる購買意欲を引き出したり、顧客の囲い込みをする
ことができる。また、その際に、不正なインセンティブ
の取得を防止でき公正なサービスを提供できる。
したキャッシュレジスターシステムによれば、物理的な
混雑解消ではなく、待ち時間により不利益を被ったと思
う利用者心理を時間とは別な金銭的なインセンティブを
与えることにより損得に対する利用者心理を相殺し、さ
らなる購買意欲を引き出したり、顧客の囲い込みをする
ことができる。また、その際に、不正なインセンティブ
の取得を防止でき公正なサービスを提供できる。
【図1】本発明の一実施の形態における待ち時間を考慮
したキャッシュレジスターシステムの外観図
したキャッシュレジスターシステムの外観図
【図2】(a)待ち時間に応じて割引金額を評価する場
合のグラフ (b)待ち時間に応じて割引率を評価する場合のグラフ
合のグラフ (b)待ち時間に応じて割引率を評価する場合のグラフ
【図3】本発明の第三の実施の形態におけるポイントカ
ードを利用したキャッシュレジスターシステムの外観図
ードを利用したキャッシュレジスターシステムの外観図
【図4】本発明の第四の実施の形態における待ち時間を
考慮したキャッシュレジスターシステムの外観図
考慮したキャッシュレジスターシステムの外観図
1、31 キャッシュレジスター
11 従来通りのキャッシュレジスター
2、32 開始時刻検出手段
3 サービス提供時刻検出手段
34 ポイントカード
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G07G 1/00 - 5/00
G06F 17/00 - 17/42
G06F 17/60 - 17/60 124
G06F 17/60 126
G06F 17/60 128 - 176
G06F 17/60 234
G06F 17/60 300 - 342
G06F 17/60 414
G06F 17/60 500
G06F 19/00 140
G06F 19/00 600
Claims (7)
- 【請求項1】 利用者が購買の為に選択した商品とその
金額を入力し売上代金を決済するキャッシュレジスター
において、前記利用者が前記キャッシュレジスターを利
用するための待ち行列に並び始めた時刻と順番を検出し
記録する開始時刻検出手段と、前記利用者がキャッシュ
レジスターのサービスの提供を受ける時刻と順番を検出
するサービス提供時刻検出手段と、前記サービス提供時
刻検出手段が検出したサービスの提供を受ける時刻と前
記開始時刻検出手段が検出した並び始めた時刻との差異
により前記利用者が待ち行列に並んでいた時間を求める
待時間検出手段と、サービスを提供する順番がその直前
にサービスを提供した人の順番より後かどうかを比較
し、前記利用者が待ち行列に並び続けていたことを検出
した場合に、代金決済時に利用者が待ち行列に並んでい
た時間に応じてインセンティブを決定し、前記利用者に
対して前記インセンティブを付与するキャッシュレジス
ターシステム。 - 【請求項2】 前記インセンティブは、前記待時間検出
手段が検出した時間が長ければ金額が大きく、短ければ
金額が少なくなるよう評価された金額であることを特徴
とする請求項1記載のキャッシュレジスターシステム。 - 【請求項3】 前記インセンティブは、前記待時間検出
手段が検出した時間が長ければ率が大きく、短ければ率
が少なくなるよう評価された割引率に購入金額を乗じた
金額であることを特徴とする請求項1記載のキャッシュ
レジスターシステム。 - 【請求項4】 前記インセンティブに相当する金額を決
済時に差し引いて決済することを特徴とする請求項2ま
たは請求項3に記載のキャッシュレジスターシステム。 - 【請求項5】 請求項1から4に記載のキャッシュレジ
スターシステムと、従来からある待ち時間を考慮しない
キャッシュレジスターとを混在していることを特徴とす
るキャッシュレジスターシステム。 - 【請求項6】 インセンティブまたは、サービス金額を
記録管理するポイントカードを用いてサービスを提供す
ることを特徴とする請求項1から4に記載のキャッシュ
レジスターシステム。 - 【請求項7】 前記ポイントカードがクレジットカード
機能または代理紙幣の機能を有するICカードまたは、
プリペイドカードを兼ねることを特徴とする請求項6記
載のキャッシュレジスターシステム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000077601A JP3422311B2 (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 待ち時間を考慮したキャッシュレジスターシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2000077601A JP3422311B2 (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 待ち時間を考慮したキャッシュレジスターシステム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002259792A Division JP2003141646A (ja) | 2002-09-05 | 2002-09-05 | キャッシュレジスター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP3422311B2 true JP3422311B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=18595146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP3422311B2 (ja) |
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JP5473168B2 (ja) * | 2012-02-21 | 2014-04-16 | 東芝テック株式会社 | 情報処理端末、特典提供システムおよびコンピュータプログラム |
-
2000
- 2000-03-21 JP JP2000077601A patent/JP3422311B2/ja not_active Expired - Fee Related
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