JP3422076B2 - 原子力発電所用外気処理装置 - Google Patents
原子力発電所用外気処理装置Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
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Description
し、特に原子力発電所建屋用の空調外気処理装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】多雪地帯における建屋の空調機用外気取
り入れ口には、ルーバーや防雪フードを設け、直接雪が
外気処理装置内に入り込むのを防いでいる。これらのフ
ィルタ等の構成要素の性能並びに寿命を向上させるため
に、その前方の外気方向に静電荷電装置を設置する方法
が開発された。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大容量
の空気を取り入れる場合には、外部の雪が吸込空気に随
伴して侵入し、外気処理装置のフィルタ面等の構成要素
に堆積することがある。このように、堆積した雪片は、
時間の経過とともに融解して水となり、外気処理装置の
フィルタ面等に捕捉されていた塩分粒子等を、この水分
を媒体として溶かし出し、フィルタ等の構成要素の内側
へ浸透あるいは、転移させ、建屋内に塩害を引き起こす
問題点があった。 【0004】外気方向に静電荷電装置を設置する手段に
よると、この装置の陰極部の表面に雪が堆積する際、静
電荷電装置の効果がなくなり、前述のようにフィルタ面
等の構成要素に塩分による塩害が及ぶという問題点があ
った。本発明は、前記従来技術の問題点を解消するた
め、取入外気中に含まれる雪が、静電荷電装置陰極板表
面のような外気処理装置の構成要素に付着堆積すること
を防止し、付着した雪によって媒介・進行する、例えば
塩害のような不具合の進行を軽減し、寿命を延ばす効果
のある原子力発電所用外気処理装置を提供することを目
的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、原子力発電所建屋の空調用外気取り入れ設
備に設けた外気処理装置において、原子力発電所建屋外
部と、前記外気処理装置の外気処理出力部との間に融雪
のための加熱手段を具備し、前記外気処理装置が、放電
線と、これに対向する前記加熱手段を有する陰極部から
成る静電荷電装置と、帯電した粒子を除去するフィルタ
とを備え、前記加熱手段を有する陰極部が、熱媒体の通
過する一対の環状路と、該一対の環状路を接合する陰極
板とからなることを特徴とする。 【0006】 【0007】 【作用】この発明の原子力発電所用外気処理装置は、建
屋の外から外気に混入して導入された雪が、外気処理装
置を出力する前に、設けた加熱手段によって加熱かつ融
雪され、長期間蓄積しない作用がある。そして、外気処
理装置の静電荷電装置の陰極部が加熱機能を備える陰極
部とする手段により、静電荷電装置が、融雪装置を兼用
するので、新たなスペースを有する装置を追加すること
なく、装置全体がコンパクトになる作用がある。 【0008】また、熱媒体を環状路内を通過させる手段
により、加熱ムラが少なく、より均一に、熱媒体の相に
応じた安定的な加熱・融雪が行える作用がある。 【0009】 【実施例】以下添付図面に従って本発明の原子力発電所
用外気処理装置の好ましい実施例について説明する。図
1は、本発明実施例の空調設備給気系統の概要を示す断
面図である。図1において、原子力プラント建屋10、
10には、上方の建屋部10より防雪フード12が突出
し、雪が直接建屋10、10内に導入されるのを防止し
ている。加熱手段付静電荷電装置14は、陰極板16と
放電線18から成る。塵埃を補足するためのフィルタ2
0は、外気処理装置22の出力部、すなわち加熱手段付
静電荷電装置14と各部屋に給気する送風機24の間に
配置される。 【0010】次に、図1の実施例について動作を説明す
る。建屋10の外部から雪を含んだ外気が矢印Aに示す
ごとく導入され、加熱手段付静電荷電装置14近傍に雪
が進入してもここで、加熱・融雪されるため、矢印Bに
示すように加熱手段付静電荷電装置14を経由してフィ
ルタ20近傍に堆積されることがない。ここに、陰極部
16と放電線18の間に数万ボルトの電圧を印加し、こ
の間を通過する塵埃に電圧を与えている。フィルタ20
は、塵埃を補足するためのものであるが、塵埃が帯電し
ているので、デンドライト効果によりフィルタ20の目
づまりが防止され、フィルタ20の長寿命化が可能とな
る。 【0011】さて、フィルタ20の表面近傍に補足され
ていた塩分粒子等は、加熱・融雪されるため雪や融雪し
た水分を媒介して溶かし出すことがない。したがって、
これらの塩分粒子をフィルタ20等の構成要素の内側へ
浸透、あるいは、転移させ、建屋内各部屋に塩害を引き
起こす恐れがなくなる。このように雪が静電荷電装置1
4の陰極板16の表面に付着することを防止し、塩分粒
子の作用を媒介する融雪がなくなることにより、フィル
タ20そのものの寿命を延ばす効果もある。 【0012】図2は、温水管を兼用する陰極部を有する
実施例の要部を示す斜視図である。図2において、加熱
手段を有する陰極部として、温水管兼陰極部26が配置
され、放電線18が、この温水管兼陰極部26に具備さ
れる。フィルタ20は、温水管兼陰極部26の後方に配
置され、矢印Aにて導入された雪を含む外気は、温水管
兼陰極部26の温水管の中を流れる温水、または、これ
にかわる熱媒体によって供給される熱により、表面に付
着した雪を溶かす。これにより、空調外気処理装置全体
としては、図1で説明した実施例と同様の作用、効果が
ある。 【0013】図3は、加熱手段を有する陰極部として温
水管付陰極板を用いた実施例の要部を示す斜視図であ
る。図3において、温水管付陰極部28の両端環状部3
0、32の内部に熱流体が流れ、融雪効果があり、図1
の実施例と同様の作用、効果がある。以上説明した実施
例は、静電荷電装置14の陰極部の加熱手段として、陰
極部の内部または、その一部に熱媒体を流す実施例につ
いて説明したが、熱媒体を流すかわりに赤外線照射等の
手段により加熱をしても、同様の効果がある。 【0014】 【発明の効果】本発明は、雪が外部から導入されても、
外気処理装置の陰極板に付着する際に溶かされてしまう
ので、雪が、これらの後方に配置されたフィルタ等に付
着するのを防止する効果がある。したがって、フィルタ
の圧力損失を低く抑える効果があり、フィルタ面に補足
されていた塩分粒子がフィルタの内側に浸透したり、建
屋内に塩害を引き起こすことが防止できる効果がある。
発電所用外気処理装置の断面図である。 【図2】温水管兼陰極部を有する本発明実施例の要部を
示す斜視図である。 【図3】陰極部の一部に熱媒体を通過させる管を有する
実施例の要部を示す斜視図である。 【符号の説明】 10…原子力プラント建屋 14…加熱手段付静電荷電装置 16…陰極部 18…放電線 20…フィルタ 22…外気処理装置 26…温水管兼陰極部 28…温水管付陰極板
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】原子力発電所建屋の空調用外気取り入れ設
備に設けた外気処理装置において、 前記原子力発電所建屋外部と、前記外気処理装置の外気
処理出力部との間に融雪のための加熱手段を具備し、 前記外気処理装置が、放電線と、これに対向する前記加
熱手段を有する陰極部から成る静電荷電装置と、帯電し
た粒子を除去するフィルタとを備え、 前記加熱手段を有する陰極部が、熱媒体の通過する一対
の環状路と、該一対の環状路を接合する陰極板とからな
る ことを特徴とする原子力発電所用外気処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12830294A JP3422076B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 原子力発電所用外気処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12830294A JP3422076B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 原子力発電所用外気処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07310938A JPH07310938A (ja) | 1995-11-28 |
JP3422076B2 true JP3422076B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=14981430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12830294A Expired - Fee Related JP3422076B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 原子力発電所用外気処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3422076B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6083227B2 (ja) * | 2012-12-13 | 2017-02-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 送風管、送風装置及び画像形成装置 |
-
1994
- 1994-05-18 JP JP12830294A patent/JP3422076B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07310938A (ja) | 1995-11-28 |
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