JP3421025B2 - Ｘ線ｃｔ装置 - Google Patents
Ｘ線ｃｔ装置Info
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 7
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000013480 data collection Methods 0.000 description 3
- 210000004204 blood vessel Anatomy 0.000 description 2
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Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば心臓検査に
用いるＸ線ＣＴ装置に関する。
用いるＸ線ＣＴ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、心臓、大血管系の３Ｄ検査を行う
場合、Ｘ線ＣＴ装置で連続した複数枚の断層像を求め、
この複数枚の断層像を基に三次元表面表示像や断面変換
像を得て、診断に供する検査法が提案されている。
場合、Ｘ線ＣＴ装置で連続した複数枚の断層像を求め、
この複数枚の断層像を基に三次元表面表示像や断面変換
像を得て、診断に供する検査法が提案されている。
【０００３】しかし、この検索法を実現するため、断層
像を得るスライス位置毎に寝台天板を移動停止とする従
来スキャンを適用すると撮影時間が長くなる。
像を得るスライス位置毎に寝台天板を移動停止とする従
来スキャンを適用すると撮影時間が長くなる。
【０００４】そこで、上記従来スキャンの代りにＸ線の
連続曝射によるヘリカルスキャンを適用し、高速に心
臓、大血管系の３Ｄ検査を行うことが考えられた。ヘリ
カルスキャンは、スリップリングを用いた高速連続回転
型のＸ線ＣＴ装置が開発されたことにともない提案され
たスキャン方式で、連続回転スキャン中に寝台天板を連
続的に移動させることにより、図３のように被検体の周
囲を螺旋状に連続的に回転しながらスキャンして三次元
的にとぎれのない投影データを得ることになるものであ
る。
連続曝射によるヘリカルスキャンを適用し、高速に心
臓、大血管系の３Ｄ検査を行うことが考えられた。ヘリ
カルスキャンは、スリップリングを用いた高速連続回転
型のＸ線ＣＴ装置が開発されたことにともない提案され
たスキャン方式で、連続回転スキャン中に寝台天板を連
続的に移動させることにより、図３のように被検体の周
囲を螺旋状に連続的に回転しながらスキャンして三次元
的にとぎれのない投影データを得ることになるものであ
る。
【０００５】更に、血管系の造影効果を向上するため、
被検体をＣＴスキャンする前に、あらかじめ被検体に造
影剤を注入する方法を採ることも考えられた。
被検体をＣＴスキャンする前に、あらかじめ被検体に造
影剤を注入する方法を採ることも考えられた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撮影部
位が頭部領域のように静止している場合は良いが、心臓
領域のように体動が生じる部位には、連続した複数枚の
断層像が静止像でなく、動きを伴う疑似像となる。その
ため、特に心臓の検査では、三次元的に静止像としてと
らえることが困難となる。また、これにともない画質改
善のために多量の造影剤を被検体に注入することが必要
となり、特に上記従来スキャンでは撮影時間が長時間に
なるため被検体となる患者に対し長時間撮影にともなう
苦痛を与えることになるという不具合があった。
位が頭部領域のように静止している場合は良いが、心臓
領域のように体動が生じる部位には、連続した複数枚の
断層像が静止像でなく、動きを伴う疑似像となる。その
ため、特に心臓の検査では、三次元的に静止像としてと
らえることが困難となる。また、これにともない画質改
善のために多量の造影剤を被検体に注入することが必要
となり、特に上記従来スキャンでは撮影時間が長時間に
なるため被検体となる患者に対し長時間撮影にともなう
苦痛を与えることになるという不具合があった。
【０００７】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
のであり、短時間で且つ良好な心臓の画像を得ることを
目的とする。
のであり、短時間で且つ良好な心臓の画像を得ることを
目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、被検体に対してスキャンして得られた投影
データに基づいて断層像を得るＸ線ＣＴ装置において、
Ｘ線を曝射するＸ線源を回転させながら前記被検体を載
せた寝台天板を連続的に移動させることにより投影デー
タを収集するヘリカルスキャン手段と、前記ヘリカルス
キャンに同期して得られた前記被検体の心電波形を入力
する心電波形入力手段と、前記ヘリカルスキャン手段に
より得られた投影データの中から、前記心電波形入力手
段で取り込まれた心電波形の複数の心拍周期から同じ特
定位相期間に収集された投影データ群を抽出する抽出手
段と、前記複数の特定位相期間の投影データ群に基づい
て、前記特定位相期間の複数のスライス位置の断層像を
再構成する再構成手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
に本発明は、被検体に対してスキャンして得られた投影
データに基づいて断層像を得るＸ線ＣＴ装置において、
Ｘ線を曝射するＸ線源を回転させながら前記被検体を載
せた寝台天板を連続的に移動させることにより投影デー
タを収集するヘリカルスキャン手段と、前記ヘリカルス
キャンに同期して得られた前記被検体の心電波形を入力
する心電波形入力手段と、前記ヘリカルスキャン手段に
より得られた投影データの中から、前記心電波形入力手
段で取り込まれた心電波形の複数の心拍周期から同じ特
定位相期間に収集された投影データ群を抽出する抽出手
段と、前記複数の特定位相期間の投影データ群に基づい
て、前記特定位相期間の複数のスライス位置の断層像を
再構成する再構成手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は、本発明が適用された一実
施例の三次元画像診断装置のシステム概略を示す図であ
る。
施例の三次元画像診断装置のシステム概略を示す図であ
る。
【００１０】この一実施例の三次元画像診断装置は、Ｘ
線管１及び検出器２を有し、架台部３において寝台天板
４上の被検体（造影剤が注入されている被検体）Ｐの心
臓領域に対する高速連続スキャンをヘリカルスキャンと
するため、システム全体の制御中枢となるシステム制御
部５と、寝台天板４を駆動する寝台制御部６との組合せ
を撮影制御手段として機能させる。これは、システム制
御部５の制御下でＸ線管駆動制御部７によりＸ線管１を
高速に回転駆動させながら、高圧発生部８によりＸ線管
１に高電圧が印加されて高速連続スキャンが行われてい
る際、寝台天板４を連続的に移動させることによりヘリ
カルスキャンを可能ならしめるための機能である。な
お、架台部３には、例えば図示しないスリップリングを
用いて連続曝射を行えるようにした第４世代構造のもの
を適用することができる。
線管１及び検出器２を有し、架台部３において寝台天板
４上の被検体（造影剤が注入されている被検体）Ｐの心
臓領域に対する高速連続スキャンをヘリカルスキャンと
するため、システム全体の制御中枢となるシステム制御
部５と、寝台天板４を駆動する寝台制御部６との組合せ
を撮影制御手段として機能させる。これは、システム制
御部５の制御下でＸ線管駆動制御部７によりＸ線管１を
高速に回転駆動させながら、高圧発生部８によりＸ線管
１に高電圧が印加されて高速連続スキャンが行われてい
る際、寝台天板４を連続的に移動させることによりヘリ
カルスキャンを可能ならしめるための機能である。な
お、架台部３には、例えば図示しないスリップリングを
用いて連続曝射を行えるようにした第４世代構造のもの
を適用することができる。
【００１１】このような撮影制御手段によりヘリカルス
キャンを実施して架台部３の検出器２で得られた投影デ
ータは、データ収集部９にて収集され、システム制御部
５へ送られる。
キャンを実施して架台部３の検出器２で得られた投影デ
ータは、データ収集部９にて収集され、システム制御部
５へ送られる。
【００１２】一方、寝台天板４の被検体Ｐには送信機能
付の電極１０を装着し、この電極１０から被検体Ｐの心
電波形を検知し、アンテナ１１にて受信することによ
り、心電波形入力部１２にて検波された心電波形がシス
テム制御部５へ送られる。
付の電極１０を装着し、この電極１０から被検体Ｐの心
電波形を検知し、アンテナ１１にて受信することによ
り、心電波形入力部１２にて検波された心電波形がシス
テム制御部５へ送られる。
【００１３】システム制御部５は、ヘリカルスキャンに
より得られた連続した投影データを補間・再構成部１３
へ送出して、この補間、再構成部１３にて収集データを
基に連続した複数枚の断層像を再構成し、また各断層像
間を補間して三次元診断用の画像（三次元表面表示像や
断面変換像）が得られるように、補間・再構成の制御を
行う。この補間・再構成の制御を行う際、各断層像を求
めるための三次元、スライス方向の位置情報を使用す
る。
より得られた連続した投影データを補間・再構成部１３
へ送出して、この補間、再構成部１３にて収集データを
基に連続した複数枚の断層像を再構成し、また各断層像
間を補間して三次元診断用の画像（三次元表面表示像や
断面変換像）が得られるように、補間・再構成の制御を
行う。この補間・再構成の制御を行う際、各断層像を求
めるための三次元、スライス方向の位置情報を使用す
る。
【００１４】従来は、所定の記憶領域に保持したテーブ
ルから特定のテーブル位置を読み出し、この特定のテー
ブル位置と寝台天板の移動速度の関連で断層像を求めた
ため、再構成した断層像が動きを伴う疑似像となった。
ルから特定のテーブル位置を読み出し、この特定のテー
ブル位置と寝台天板の移動速度の関連で断層像を求めた
ため、再構成した断層像が動きを伴う疑似像となった。
【００１５】これに対し本発明の一実施例では、システ
ム制御部５で受けた心電波形を心拍・テーブル変換部１
４へ出力し、この心拍・テーブル変換部１４にて心電波
形の同一位相毎に断層像を再構成するタイミングを設定
することができるように、システム制御部５で制御す
る。例えば図２に示すようにヘリカルスキャンにより得
られた連続した投影データに同期して心電波形を取り込
んで心臓の拡張期間となるＲ波間で投影データを基に断
層像を再構成し得るように心電波形をテーブル位置に変
換する。そして、このように心電波形を変換したテーブ
ル位置と寝台天板４の移動速度の関連で補間・再構成を
行うものとすることにより、心臓、その周囲の血管系が
同一拡張期で三次元的な連続した静止像が補間・再構成
部１３にて得られる。なお、得られた静止像は、システ
ム制御部５により画像格納部１５に一旦格納後、適宜読
み出されて三次元表示部１６の画面上に表示される。
ム制御部５で受けた心電波形を心拍・テーブル変換部１
４へ出力し、この心拍・テーブル変換部１４にて心電波
形の同一位相毎に断層像を再構成するタイミングを設定
することができるように、システム制御部５で制御す
る。例えば図２に示すようにヘリカルスキャンにより得
られた連続した投影データに同期して心電波形を取り込
んで心臓の拡張期間となるＲ波間で投影データを基に断
層像を再構成し得るように心電波形をテーブル位置に変
換する。そして、このように心電波形を変換したテーブ
ル位置と寝台天板４の移動速度の関連で補間・再構成を
行うものとすることにより、心臓、その周囲の血管系が
同一拡張期で三次元的な連続した静止像が補間・再構成
部１３にて得られる。なお、得られた静止像は、システ
ム制御部５により画像格納部１５に一旦格納後、適宜読
み出されて三次元表示部１６の画面上に表示される。
【００１６】こうして三次元的な連続した静止像が得ら
れるため、少い造影剤と２０〜３０秒の撮影時間で心臓
系の多断面が得られる。また、造影剤で染まった領域を
抽出することにより、心臓内の心房、心室、冠動脈の障
害の検査が三次元画像で診断できる。
れるため、少い造影剤と２０〜３０秒の撮影時間で心臓
系の多断面が得られる。また、造影剤で染まった領域を
抽出することにより、心臓内の心房、心室、冠動脈の障
害の検査が三次元画像で診断できる。
【００１７】
【発明の効果】以上本発明によれば、短時間で且つ良好
な心臓の画像を得ることができる。
な心臓の画像を得ることができる。
【図１】本発明の実施形態に係るＸ線ＣＴ装置のシステ
ム概略を示す図。
ム概略を示す図。
【図２】本発明の一実施形態により心拍同期ヘリカルス
キャンして画像再構成する概念を示す図。
キャンして画像再構成する概念を示す図。
【図３】ヘリカルスキャンの概念を示す図。
１００…Ｘ線ＣＴ装置
１０１…Ｘ線管
１０２…回転リング
１０３…Ｘ線検出器
１０４…データ収集装置
１０６…前処理部
１１４…再構成部
２０２…信号変換部
２０２１…判別部
２０２２…第１変換部
２０２３…第２変換部
１ Ｘ線管
２ 検出器
３ 架台部
４ 寝台天板
５ システム制御部
６ 寝台制御部
７ Ｘ線管駆動制御部
８ 高圧発生部
９ データ収集部
１０ 電極
１１ アンテナ
１２ 心電波形入力部
１３ 補間・再構成部
１４ 心拍・テーブル変換部
１５ 画像格納部
１６ 三次元表示部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61B 6/00 - 6/14
Claims (3)
- 【請求項１】 被検体に対してスキャンして得られた投
影データに基づいて断層像を得るＸ線ＣＴ装置におい
て、 Ｘ線を曝射するＸ線源を回転させながら前記被検体を載
せた寝台天板を連続的に移動させることにより投影デー
タを収集するヘリカルスキャン手段と、 前記ヘリカルスキャンに同期して得られた前記被検体の
心電波形を入力する心電波形入力手段と、 前記ヘリカルスキャン手段により得られた投影データの
中から、前記心電波形入力手段で取り込まれた心電波形
の複数の心拍周期から同じ特定位相期間に収集された投
影データ群を抽出する抽出手段と、 前記複数の特定位相期間の投影データ群に基づいて、前
記特定位相期間の複数のスライス位置の断層像を再構成
する再構成手段とを備えたことを特徴とするＸ線ＣＴ装
置。 - 【請求項２】 前記特定期間は、前記被検体の心臓の拡
張期間に相当することを特徴とする請求項１記載のＸ線
ＣＴ装置。 - 【請求項３】 前記抽出手段は、前記心電波形をスライ
ス方向の位置情報に変換する手段を有し、 前記再構成手段は、前記位置情報に従って前記複数の特
定期間の投影データ群に基づいて、前記特定位相期間の
複数のスライス位置の断層像を再構成することを特徴と
する請求項１又は請求項２記載のＸ線ＣＴ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002256292A JP3421025B2 (ja) | 2002-09-02 | 2002-09-02 | Ｘ線ｃｔ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002256292A JP3421025B2 (ja) | 2002-09-02 | 2002-09-02 | Ｘ線ｃｔ装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3159075A Division JPH053867A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 三次元画像診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003079613A JP2003079613A (ja) | 2003-03-18 |
| JP3421025B2 true JP3421025B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=19196667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002256292A Expired - Lifetime JP3421025B2 (ja) | 2002-09-02 | 2002-09-02 | Ｘ線ｃｔ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3421025B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20080310583A1 (en) * | 2005-01-10 | 2008-12-18 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Cardiopulmonary Screening with Feedback From Analysis to Acquisition |
| JP6782669B2 (ja) | 2017-06-21 | 2020-11-11 | 株式会社日立製作所 | Ｘ線ｃｔ装置 |
-
2002
- 2002-09-02 JP JP2002256292A patent/JP3421025B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2003079613A (ja) | 2003-03-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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